1回にマット・マートン外野手(30)が今季初の先頭打者弾の先頭打者本塁打を放ち先制し、アニキ・金本知憲(44)、クレイグ・ブラゼル内野手(32)の連続適時打で加点。 2回には平野恵一内野手(33)の 1号ソロなどで 2点と三浦を序盤で打線が爆発。攻略した。安藤優也投手(34)は 9回途中 2失点で 3勝目を挙げた。
榎田大樹投手(25)が今季初セーブを挙げた。 9回に 1点を返され、なお一死 1、 2塁のピンチで先発安藤からスイッチ。二死 1、 2塁から代打小池に中前適時打を許したが、守護神藤川球児投手(31)が不在の中、リードを守りきり<阪神 5- 2DeNA>で快勝した。
チームは、苦手の三浦(DeNA)を序盤で攻略し、勝率 5割に復帰した。記事をまとめてみました。
阪神は 1回、マートンの先頭打者本塁打などで 3点先制。 2回にも平野の本塁打などで 2点を加えた。DeNAは 3回まで無得点。
DeNAは 4回から 6回まで走者すら出せず無得点。阪神は 6回、柴田の安打などで二死 3塁の好機をつくるも、無得点に終わる。
DeNAは 9回に 2点を返したが、反撃もそこまで。初回から猛攻の阪神が<阪神 5- 2DeNA>で快勝し、借金を完済した。
1回にマートンの先頭打者本塁打で先制し、金本、ブラゼルの連続適時打で加点。 2回には平野の 1号ソロなどで 2点と三浦を序盤で攻略した。安藤は 9回途中 2失点で降板したが、 4月19日ヤクルト戦(甲子園)以来となる今季 3勝目をマークした。チームは勝率 5割に復帰した。
今季も既に 2勝を献上している天敵を打ち崩した。三浦から 2回まで 5点を奪い、早々と大勢を決めた。鮮やかな先制攻撃に、和田監督は「あの投手は 1、 2回(が攻略のポイント)。そこで点を取れたのが良かった」と笑顔。長期遠征を前に借金を完済し、「今まで苦労して苦労して 5割に戻した。 1つでも多く貯金を持って帰ってきたい」と力を込めた。
赤毛のアメリカンヒーローが勝負を決めた。マートンが今季初の先頭打者弾を放ち、打線が爆発。苦手の三浦を序盤で攻略し、勝率 5割に復帰した。復調明らかな助っ人核弾頭が打線に火をつけ、初の土日連勝。26日からは敵地で首位中日との 3戦(ナゴヤD)に挑む。
虎の宿敵三浦を打ちのめした 2号ソロは、今季チーム初の先頭打者弾。マートンの強烈な先制パンチが、幸せな日曜日を連れてきた。
試合後、通路で「ナイスバッティング」と話しかけられ「オキニ!」と声を弾ませた。ただ、質問していいかと聞かれると「ゴメンナサイ」と口をつぐんだ。『能見さんが嫌いだから-』という舌禍事件以降、コメントを控えているが、騒動を払拭する復調ぶりだ。
1回、三浦の直球 138キロを一閃。浜風に乗った打球は軽々とフェンスを越え、左翼席に消えた。 5月25日のソフトバンク戦(ヤフーD)以来20試合ぶりのアーチで流れを呼んだ。三浦には前回対戦でノーヒットノーラン寸前の完封負けを喫するなど、ここまで今季 2戦 2敗。通算45勝の虎キラー対策として狙ったのが立ち上がりだった。
1回、左翼に先頭打者弾を放ったマートン
片岡打撃コーチは「彼も38歳。デーゲームがキツくなってくる。コントロールがいいので、そこを狙っていきたい」と指示を出していた。 1回、マートンが突破口を開き、続けて 4安打を集めて 3点。 2回にも平野の一発などで 2点を奪い、序盤で試合を決めた。
不振で交流戦の終盤はスタメン落ち。打開策を練る話し合いの席で、フロントが 2軍再調整を持ち出したこともあったが、指揮官と片岡コーチが「もう大丈夫です」と首を横に振った。交流戦明けの 3試合で13打数 4安打で打率 0.308。信頼に応えた。
家族にとって、うれしい 1日になった。休日にはユニバーサル・スタジオ・ジャパンに子供たちを連れて行く。長男・マイカ君( 3)の誕生日にはスパイダーマンのフィギュアを贈った。一家が大好きなアクションヒーローがこの日、映画のPRのため甲子園に来場した。
マイカ君とステファニー夫人(28)は、始球式を終えたヒーローと通路で遭遇し、感激。クモ男と握手する姿をママが写真に収めた。その直後、パパが難敵からホームラン。映画の主役を脇役へ追いやった。
今季初めての土日連勝で勝率を 5割に戻した。26日から鬼門ナゴヤドームを皮切りに、 2週間、甲子園を離れる。本拠地に戻るのは 7月10日からの 9連戦という厳しい戦いが続くが、勢いはついた。
和田監督は「マートンの一発が起爆剤というか、火をつけてくれた。(貯金は) 1つでも多い方がいい。苦労して5割に戻したので、火曜日の初戦を何とか取って、 1つでも多くして帰ってきたい」と意気込んだ。調子を上げるマートンと一緒に、猛虎が浮上する。
衰えを知らない鉄人が、聖地を沸かせた。 4万2558人の大観衆を飲み込んだ甲子園。虎党の歓声が響き渡った。バットを振れば、 2安打 1打点。守備でも気迫のスライディングキャッチを披露した。金本が攻守でチームをけん引。猛虎を23日ぶりの 5割復帰へと導いた。
和田監督は「恵一(平野)、新井、カネ(金本)、ブラ(ブラゼル)とつながったのが大きかった」と打線のつながりに納得の表情を浮かべた。 1回だ。マートンの先頭打者本塁打で 1点を奪い、なおも一死 1、 2塁で場面で金本が打席に入った。フルカウントから 4球ファウルで粘った11球目。三浦が投じた 131キロの変化球を右前へ弾き返し、 1点を追加した。 2回にも二死 1塁から右翼へ 2塁打。一気に生還を目指した一走・新井は本塁で憤死したが、打撃の調子がどんどん上がっていることを満天下に示した。
2回、鶴岡のヒット性の打球をスライディングキャッチしたアニキ・金本
頼れる44歳は、守備でも魅せた。 2回一死 1塁。 8番・鶴岡の放った当たりは強烈なライナーで左翼方向へ飛んだ。この打球をスライディングしながら、抱え込むように捕球。抜ければ失点につながる可能性が高かった打球を好捕し、先発・安藤を助けた。この日の 2安打で通算安打数は2497安打。達成すれば史上 7人目となる2500安打まで、あと「 3」に迫った。
新井が不振により、 4番を外れた後、全体練習のためグラウンドで姿を現した際、後ろを歩く主砲に言葉をかけた。
「新井さん、本気や。新井さん、本気」
壁にぶち当たる弟分を鼓舞した。新井の不振で 4番が回ってきたが、本意ではない。いつもと変わらないイジリの中にもゲキがにじんでいたように見えた。
AKアベック打点は今季 2度目と多くない。看板打者の 2人が競うように打ち出せば、猛虎は必ず浮上できる。
ブラゼルが、初回に適時打を放ち、この回 3点目をたたき出した。マートンの先制弾、アニキ・金本の適時打で 2点をリードし、一死 1、 2塁で打席を迎えた。外角低めボール気味のフォークに食らいついた。鋭い当たりではなかったが、しぶとく 2遊間を破った。「マートンが作ってくれた勢いにうまく乗ることができたね。 1点でも多く得点しておきたい場面だったので、いい形で追加点がとれてよかった」と気持ちでつないだ一打を振り返った。
ウイークエンド男の本領発揮だ。同僚がつけた攻撃の炎を絶やさなかった。ブラゼルが 3点目のタイムリー。試合の主導権をガッチリとつかんだ。
「マートンが作ってくれた勢いに、うまく乗ることができたね。 1点でも多く得点しておきたい場面だったので、いい形で追加点がとれてよかったよ」。
1回だ。マートンの先頭打者本塁打などで2点を先制し、なお一死 1、 2塁。押せ押せムードの中、難敵・三浦のフォークを中前に弾き返した。
1回、ブラゼルの中前適時打で 3点目
2打席目からの 3打席は無安打に終わったが、和田監督は「 1点で安心できる相手ではない。きのうも、その前も先に点を取った方がひっくり返されている。ブラが点を取ったので優位に進められるゲームになった」とたたえた。
前日23日は 5- 1から 2ランでダメ押した。 2日連続で試合の流れをつかむ追加点だ。それもそのはず。実は、週末にめっぽう強いのだ。
平日の打率 0.203に対し、週末になると同 0.342に跳ね上がる。イタズラ好きで、いつも周囲を楽しませる陽気な人柄。お父さんも、お母さんも、子供も…。週末の観戦を楽しみに足を運んでくれるファンへの思いがバットに乗り移る。今後の和田阪神にとって価値あるデータといえる。指揮官は開幕前から週末の試合を重要視してきた。そして今季初の土日連勝。これからも頼りにしてよさそうだ。
6月は15試合に出場し、54打数18安打で打率 0.333。 1本塁打、10打点の活躍。西武時代の2008年、自身初の月間MVPを獲得した得意な月に入り、乗ってきた。復活の兆しを見せ始めた猛虎打線の中で、脅威の 6番打者が強烈な輝きを放ち始めた。
甲子園がビックリした。そりゃあそうだ。打ったのが、あの小さなスター平野なんだから…。
「ビックリさせてスミマセン」
右翼スタンドに向かって頭を下げた。平野が今季 1号ソロホームランを打って、お立ち台で“おわび”した選手なんていただろうか。甲子園が今度は大爆笑だ。 3点リードで迎えた 2回の第 2打席。カウント1ストライクからインコース低めのスライダーに反応した。腕をたたみ、素早く体を回転。虎の難敵・三浦のスライダーを完ぺきにとらえた。まさか、まさか、まさか…で、打球は弾丸ライナーで虎党の待つ右翼ポール際ライトスタンドに吸い込まれた。「狙ってました!」と読み通りの一発を振り返った。
1塁ベースを回ったところで右手を握り、こぶし高く掲げるガッツポーズ。そしてダイヤモンド一周しながら、かつてない幸せを味わった。
「ホームランバッターって毎回、あんな歓声を浴びているんですね。衝撃でした。ビックリしました。すごいですね」
2回、三浦のスライダーをすくい上げた平野
阪神移籍後 4本目。今季 1号は、何よりうれしい甲子園初アーチだった。あぁ初体験の快感…。和田監督も「練習でもスタンドにほとんど入ることがないが、打った瞬間というか、いったな、という当たり。びっくり箱。何度もないと思うが、素晴らしい当たりだった」と目を丸くした。
でも、ビックリしていない人物が1人だけいた。ともにお立ち台に上がった先発安藤が、不思議な相性を明かした。
「意外に、僕が投げるときは平野がホームランを打ってくれるんです」
2008年 5月 3日、ナゴヤドーム。平野の記念すべき阪神移籍後1号の時もマウンドには安藤。つまり、 4本中 2本、確率50%が“安藤援護弾”だったのだ。
苦手三浦を攻略して、乗ってきた阪神打線。 1、 2番が機能し始めたことが最大の要因だ。定位置 2番で絶好調モードに突入-。そんな平野が最後にポツリ。
「ホームランを打てないバッターじゃないですよ、僕は」
チラリとのぞかせた強気な一面。プロ通算17本目。確かに少なくない。ならば、また見せてもらいましょう。あんな一発を。
無念の表情でマウンドを降りた男に待っていたのは虎党からの拍手喝采だった。そう、殊勲者は安藤だ。 6年ぶりの完封こそ逃したが、 9回途中 7安打 2失点の無四球ピッチで 4月19日のヤクルト戦以来の 3勝目( 4敗)をゲットした。
1回に二死 1、 3塁のピンチを招いたが、筒香をフォークで 1ゴロに抑えて難を逃れた。 2回までに打線が 5点を援護。精神的に余裕もでき、フォークを低めに集める投球で 8回まで 4安打無失点と好投した。「点を取ってもらった。『今日は絶対にいい投球をしてやる』と思っていました」。 9回の続投は和田監督に志願した。しかし、 3連打で 1点を失って降板した。2006年 9月以来、 6年ぶりの完封勝利を逃し「監督、首脳陣の期待に応えられず(救援した)榎田にも迷惑をかけた」と反省していた。
6年ぶりの完封こそ逃したが危なげなかった安藤
「完封を狙っていたんですが、情けないですね。すいません」
謝罪の言葉ではじまったお立ち台。スタンドからは「そんなことない!」と無数の声が飛んだ。それだけ、申し分なかった。 1回二死 1、 3塁のピンチを無失点で切り抜けると、 8回まで 4安打ゼロ封の投げっぷり。当然、 9回も和田監督から続投の意志を聞かれ「行かせてください」と返答した。しかし、ラミレスの打球が左胸に直撃するアクシデントもあり、 3連打を浴びて降板。悔しさをにじませたが、最速 145キロを計測した直球は今後につながる。投球時の左足の上げ方でタイミングを外すなど匠の技が光った。
お立ち台で平野(左)を称える安藤
体調管理に人一倍、気を使う右腕。登板前にはあえて、ほとんど食事を摂らないという。
「朝飯前って言葉があるけど、ごはんを食べる前の方が消化にエネルギーを使わない分、体も動くと思う。だから、登板前は朝起きてから、ほとんどご飯を食べないね」
特にデーゲームはバナナ 1本程度を食すだけ。医療関係者などに相談し、持てる力を最大限に発揮できる方法を探して、行き着いた考えだ。“朝飯前ピッチ”でDeNA打線を封じ込めた。
「勝ちがつかずにモヤモヤした部分もあったんですが、これで乗っていきたいですね」
約 2カ月間、白星から遠ざかるなか「調子は悪くない」と己に言い聞かせて、耐え抜いた日々。ここから再出発だ。
“新守護神”が最後を締めた。榎田が今季初セーブを挙げた。 9回に 1点を返され、なお一死 1、 2塁のピンチで先発安藤からスイッチ。二死 1、 2塁から代打小池に中前適時打を許したが、リードを守りきった。守護神藤川球児が不在の中、、昨年 7月 7日中日戦以来の通算 2セーブ目をマーク。「安藤さんが頑張っていたので 0で抑えたかったんですけど」と話した。
DeNAに勝利し藤井彰人(右)と笑顔で握手を交わす榎田大樹
榎田が 9回一死 1、 2塁で登板。二死後、代打・小池に中前適時打を打たれたが、続く代打・森本を三振に斬り、今季初セーブ。左手で小さくガッツポーズを作った。
「点差があったんで 1つ 1つ。安藤さんが、がんばっていたので。 9回とかは関係ないです」。前日23日から 2試合連続で 9回に登板した。右大腿骨骨挫傷で離脱中の藤川の代役としての期待を感じるが、今後の起用に関して山口投手コーチは「そのへんはまだ。絶対的な守護神じゃない。まだ勉強中」と話した。
マートン、ブラゼルと外人選手が頑張れば火が付く。オリックスから移籍してきた平野が、今季 1号ソロホームランを放ったのはエライ!
投げては、安藤がほぼ完投試合にするとは考えてもいなかったし、榎田が代打小池に中前適時打を許しながらも今季初セーブを挙げたのは良かった。
やれば相手がどこの球団だろうができるのだから、これからもキチンと試合をして貰いたい。
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!
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安藤が完封逃すも 9回途中 2失点で 2カ月ぶり白星! 3勝目!チームは 5割復帰!
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