●阪神は初回に上本博紀内野手(31)の適時 2塁打で先制。同点に追いつかれた直後の 3回無死 1、 3塁、福留孝介外野手(40)の遊ゴロ併殺の間に勝ち越した。中日は 1点を追う 5回二死 1、 3塁から松井佑介外野手(30)の中前適時打で同点に追いついた。阪神は 6回二死満塁の好機も無得点。阪神は 8回に先頭鳥谷敬内野手(36)が 2塁打で出塁も後続が続かず無得点。中日は阪神リリーフ陣の前に快音が響かず、延長戦に突入した。阪神は11回二死 2、 3塁から、鳥谷が左前に勝ち越し打を放ち、「4連勝」。ラファエル・ドリス投手(29)が「3勝」目。チームはこれで「4連勝」。鳥谷は 5打数 3安打の活躍で通算「2000安打」まで残り「14」とした。先発の能見篤史投手(38)は 2回二死から武山真吾捕手(33)にソロ本塁打を浴び同点。阪神は 3回に無死 1、 3塁から 4番・福留の遊ゴロ併殺の間に 3走が生還し、 2- 1とした。 4回には 6番・鳥谷が右翼線 2塁打を放ち、通算「2000安打」まで残り「16」とした。
●鳥谷敬内野手が、延長11回に左前適時打を放ち、試合を決めた。二死 2、 3塁で打席に立つと、中日岩瀬の初球を捉えた。前日19日に続き、この日も 3安打で今季 5度目の猛打賞を記録。残り「14本」と迫った「2000安打」については意気込んだ。すべて払いのけた。狙い澄ましたライナーとともに、 4時間以上続いた真夏のモヤモヤは吹っ飛んだ。鳥谷が、虎を救った。「1986度目」の快音で、延長11回にV打。偉業へのカウントダウンを猛然と早めながらチームを「4連勝」に導いた。今季 3度目、ナゴヤドームでは 4年ぶりの同一カード「3連勝」で、貯金は約 2カ月ぶりに今季最多タイの「12」。 6試合を残し、夏のロードの「勝率5割」以上が決まった。アツい夏を終わらせない。そして鳥谷の 8月は誰よりアツい。遠征先の宿舎の食事会場。サラダの横にドレッシングの大ボトルが置かれていると、36歳はそれを持ち上げ、背面のラベルをジーッと見ているという。成分を確認し“余分”と思うものが入っていれば使わない。そんなときはマイオリーブオイルを取り出し、ふりかけるのが鳥谷流だ。早大時代、監督の野村徹氏(80)に焼き肉をごちそうになっても、他の選手が勢いよく肉をほおばる中、「野菜も頼んでいいですか?」と願い出て名将を驚かせた。1861試合連続出場中の鉄人。学生時代から、体にいいことを常に探求し続け、どんなに暑い日も練習を続けて、ついにここまできた。夏はもうすぐ終わるが、鳥谷はまだまだアツく打ち続ける。その目は「8.5ゲーム」先をいく鯉しか、見ていない。
●上本博紀内野手が初回に先制となる適時 2塁打を放った。 1番俊介が左翼フェンス直撃の 3塁打を放ち、無死 3塁の好機で打席へ。中日小笠原慎之介投手(19)の 144キロ直球を打ち返すと、打球は左翼線に弾んだ。先制適時 2塁打で先発能見を援護した。
●森越祐人内野手(29)が延長11回、勝ち越し劇につながる移籍後初安打を放った。 9回の守備から出場すると、延長11回に先頭打者として打席がまわってきた。古巣の大先輩、中日岩瀬仁紀投手(42)の投じた初球を左前に放ち、チャンスメーク。その後、鳥谷の勝ち越し適時打でホームを踏んだ。守備に期待される男が、この日はバットで貢献した。2014年に中日から戦力外通告を受け、翌15年にタテジマ入り。今季 6打席目、虎通算15打席目で初めて「H」ランプを灯し、鳥谷の一打で決勝のホームを駆け抜けた。プロ通算でも、 3安打目。これまではグラブで生きてきたイメージが強かった。昨年 9月11日のヤクルト戦(神宮)では本塁挟殺プレーを絶妙なカバーリングで完成。金本監督をうならせたことは記憶に新しい。地味だが、出番さえあれば、確実に何か仕事をしてみせる。玄人好みの職人タイプだ。一度はあきらめかけたプロ野球人生。野球の神様は見てくれていた。
●先発の能見篤史投手が 5回 8安打 2失点で降板した。前回登板した12日DeNA戦(横浜)以来、中 7日の登板となったが94球を淡々と投げ込み、先発の役割を果たした。だが、 5回裏を終えて 2- 2と同点。今季「4勝目」はお預けとなった。 2番手には石崎がマウンドにあがった。能見は苦しみながらも 5回 8安打 2失点。 5回二死から松井佑に中前へ同点打を許し、 7月 1日のヤクルト戦(甲子園)以来となる「4勝目」は逃したが、何とか試合は作った。さらに 7三振を奪って通算奪三振数は「1366」。「歴代71位」の江川卓(元巨人)に並んだ。先発陣で唯一、開幕からローテを守り続ける38歳の左腕が、チームを頂点へ引っ張る。
●拙攻を繰り返して迎えた 9回裏の守り。相手は 1番からの好打順。最も嫌な空気が漂う場面でマウンドに登場したのが岩崎だった。そして 6番手左腕は京田陽太内野手(23)、荒木雅博内野手(39)、大島洋平外野手(31)というクセ者 3人を三者三振に仕留めた。完ぺきな内容に安どの表情を浮かべた背番号「67」。登板は48試合目。充実する猛虎救援陣の中で、勝ちパターンでも、負けている展開でも投げる鉄人が胸を張った。
●同点の延長10回から 7番手で登板した守護神ドリスが、今季初のイニングまたぎ。 1点リードした11回は圧巻の 3者連続三振で締めくくり、 2回無失点で今季「3勝」目を手にした。涼しい顔が頼もしい。今季46試合に登板し、防御率2.76でセ・リーグトップの29セーブ。虎の貯金「12」は、この男の活躍抜きには語れない。心は常に、タテジマ一色だ。守護神へのバトンを、強力救援陣も必死につないだ。 6回二死 1、 2塁から登板した高橋聡文投手(34)が大島を三振に斬ると、 7回は桑原謙太朗投手(31)、 8回はマルコス・マテオ投手(33)、 9回は岩崎と、走者を 1人も出さないパーフェクトピッチング。拙攻続きだった打線を助け、金本監督は「みんな頑張ってくれた」とねぎらった。残り34試合、虎投の総力を結集して戦い抜く。
記事をまとめてみました。
<中日 2- 3阪神=延長11回>◇20回戦◇阪神12勝 8敗◇20日◇ナゴヤドーム
阪神は初回に上本の適時 2塁打で先制。同点に追いつかれた直後の 3回無死 1、 3塁、福留の遊ゴロ併殺の間に勝ち越した。
中日は 1点を追う 5回二死 1、 3塁から松井佑の中前適時打で同点に追いついた。阪神は 6回二死満塁の好機も無得点。
阪神は 8回に先頭鳥谷が 2塁打で出塁も後続が続かず無得点。中日は阪神リリーフ陣の前に快音が響かず、延長戦に突入した。
阪神は11回二死 2、 3塁から、鳥谷が左前に勝ち越し打を放ち、「4連勝」。ドリスが「3勝」目。中日は 5番手岩瀬が踏ん張れず、「5連敗」となった。岩瀬は「6敗」目。
11回表阪神二死 2、 3塁、左前へ勝ち越し適時打を放った鳥谷敬内野手=ナゴヤドーム
阪神は同点の延長11回、 6番・鳥谷が左前に勝ち越し打を放ち、試合を決めた。チームはこれで「4連勝」。鳥谷は 5打数 3安打の活躍で通算「2000安打」まで残り「14」とした。
阪神は 1回に上本の左翼線適時 2塁打で 1点を先制した。先頭の俊介が中日の先発・小笠原から左翼フェンス直撃の 3塁打でチャンスメークすると、上本が快音を響かせた。
先発の能見は 2回二死から武山にソロ本塁打を浴び同点。阪神は 3回に無死 1、 3塁から 4番・福留の遊ゴロ併殺の間に 3走が生還し、 2- 1とした。 4回には 6番・鳥谷が右翼線 2塁打を放ち、通算「2000安打」まで残り「16」とした。
11回、適時打を放った鳥谷敬内野手=ナゴヤドーム
しかし、能見が 5回に二死から連打で 1、 3塁のピンチを招くと、松井佑に中前適時打を浴び、追いつかれた。鳥谷は 8回に左翼線 2塁打を放った。
阪神は延長11回に二死 2、 3塁とすると鳥谷が中日の 5番手・岩瀬から左前に適時打を放ち勝ち越し点をもぎ取った。
その裏を10回からイニングまだぎのドリスが無失点で締め、競り勝った。
11回、適時打を放った鳥谷敬内野手=ナゴヤドーム
鳥谷敬内野手が、延長11回に左前適時打を放ち、試合を決めた。
二死 2、 3塁で打席に立つと、中日岩瀬の初球を捉えた。「チャンスだったので、なんとか積極的にいきたいなというのがいい結果につながったと思います。なんとか勝ちたいという試合だったので、あそこは点が取れてよかった」。
前日19日に続き、この日も 3安打で今季 5度目の猛打賞を記録。「役割は各打席違うんですけど、いい結果で、いい試合で終われてよかったです」。
残り「14本」と迫った「2000安打」については「 1日でも早く達成できるように頑張りたいと思います」と意気込んだ。
爽快な一打! 絶好調の鳥谷敬内野手が試合にケリをつけた=ナゴヤドーム
最後にスカッと鳥谷が決めた! 阪神は延長11回、鳥谷敬内野手が決勝タイムリーを放ち、中日相手に同一カード「3連勝」。「4連勝」で「60勝」に到達し、貯金も今季最多タイの「12」に増やした。 2戦連続猛打賞で通算「2000安打」まで残り「14」とした鉄人に導かれ、勝って勝って、勝ちまくる!!
すべて払いのけた。狙い澄ましたライナーとともに、 4時間以上続いた真夏のモヤモヤは吹っ飛んだ。鳥谷が、虎を救った。「1986度目」の快音で、延長11回にV打。偉業へのカウントダウンを猛然と早めながらチームを「4連勝」に導いた。
「チャンスだったので何とか積極的にいきたいな、というのがいい結果につながったと思います。何とか勝ちたいという試合だったので、点を取れてよかった」
4回、 2塁打を放った鳥谷敬内野手=ナゴヤドーム
一死 1、 3塁が、代打・中谷の三振( 1走が盗塁)で二死 2、 3塁となった直後。プロ野球史上最も修羅場をくぐり抜けてきた岩瀬を、 1球で仕留めた。宝刀スライダーを鮮やかに左前へ-。
10回までの 5打席は、すべて先頭打者。 2 2塁打など 4出塁したが一度も本塁は踏めなかった。打線はその間、 9イニングで得点圏に走者を進めながら、 2得点で14残塁(最終的に16)の大拙攻。ようやく絶好調男にチャンスで打席が回り、そして逃さなかった。
金本監督も「大仕事をしてくれた。普通の決勝点と違うわね、きょうは。拙攻の中の『きょうはこういう日なんかな』という中で決めてくれたのもうれしかった」とうなった。今季 3度目、ナゴヤドームでは 4年ぶりの同一カード「3連勝」で、貯金は約 2カ月ぶりに今季最多タイの「12」。 6試合を残し、夏のロードの「勝率5割」以上が決まった。
8回、 2塁打を放った鳥谷敬内野手=ナゴヤドーム
アツい夏を終わらせない。そして鳥谷の 8月は誰よりアツい。 2試合連続 5度目の猛打賞で月間打率は 0.413(63打数26安打)に。「もともと夏は、暑いのは好きなので。そういう意味では、それがいい結果につながったかな」。クールに話すが、誰よりも体を気にかけているからこそ、涼しげに猛暑を過ごせる。
遠征先の宿舎の食事会場。サラダの横にドレッシングの大ボトルが置かれていると、36歳はそれを持ち上げ、背面のラベルをジーッと見ているという。成分を確認し“余分”と思うものが入っていれば使わない。そんなときはマイオリーブオイルを取り出し、ふりかけるのが鳥谷流だ。
早大時代、監督の野村徹氏に焼き肉をごちそうになっても、他の選手が勢いよく肉をほおばる中、「野菜も頼んでいいですか?」と願い出て名将を驚かせた。1861試合連続出場中の鉄人。学生時代から、体にいいことを常に探求し続け、どんなに暑い日も練習を続けて、ついにここまできた。
11回、適時打放った鳥谷敬内野手=ナゴヤドーム
虎生え抜きでは藤田平以来、「2人目の通算2000安打」まで、あと「14」。「 1日でも早く達成できればと思います。遠征の残り 6試合、何とか一つでも多く勝って、甲子園に帰りたいです」。夏はもうすぐ終わるが、鳥谷はまだまだアツく打ち続ける。その目は「8.5ゲーム」先をいく鯉しか、見ていない。 ☆鳥谷について阪神・片岡篤史打撃コーチ 「一気に状態が良くなっている。2000安打がモチベーションになっているのかも。スタメンを外れた日( 6日)以降、力の抜け方がいいというか、ミスショットをしなくなった。去年の悔しさが一番の糧になっているのでは」
★このペースだと…
鳥谷は 109試合で 114安打( 1試合1.04本ペース)。このペースだと 9月 6日の広島戦(マツダ(が「2000安打」の“Xデー”か。ただ 8月は18試合で26安打(同1.44本)。 9月 1日の中日戦(甲子園)にも到達する!?
11回表阪神二死 2、 3塁、鳥谷敬内野手は左前適時打を放った=ナゴヤドーム
連日の猛打ショー! 鳥谷敬内野手が延長11回、岩瀬から左前に決勝打を放った。この日は 2塁打 2本を左右に打ち分け、19日に続く 3安打猛打賞で勝利を呼び込んだ。通算「2000安打」まで、あと「14本」。ナゴヤドームでのヒーローインタビューは次の通り。
-11回、勝ち越し打は初球だった 鳥谷 チャンスだったので、なんとか積極的にいきたいなというのが、いい結果につながったと思います。
-膠着(こうちゃく)状態続いた中、見事なタイムリー
鳥谷 なんとか勝ちたいという試合だったので、あそこは点取れてよかったと思います。
-猛打賞が決勝タイムリー
鳥谷 役割は各打席違うんですけど、いい結果で、いい試合で終われてよかったです。
11回、適時打を放った鳥谷敬内野手は雄たけびを上げた=ナゴヤドーム
-これで 2試合連続の猛打賞
鳥谷 1試合でも多く続けていけたらと思います。
-「2000安打」あと「14本」
鳥谷 1日でも早く達成できるように頑張りたいと思います。
- 8月は 4割 1分 3厘。原動力は
鳥谷 もともと夏は、暑いのは好きなので、そういう意味では、それがいい結果につながってる のかなと思います。
-チームはそのまま東京へ移動。しんどいかと思うが、意気込みは
鳥谷 最後の遠征、この 6試合、 1つでも勝って、甲子園に帰りたいと思います。
1回表阪神無死 3塁、先制の左越え適時 2塁打を放った上本博紀内野手=ナゴヤドーム
上本博紀内野手が初回に先制となる適時 2塁打を放った。
1番俊介が左翼フェンス直撃の 3塁打を放ち、無死 3塁の好機で打席へ。中日小笠原の 144キロ直球を打ち返すと、打球は左翼線に弾んだ。
「打ったのはストレート。俊介がゲームの先頭からチャンスを作ってくれたので、どんなかたちでもいいので俊介をかえすことだけを考えていました」
先制適時 2塁打で先発能見を援護した。
森越祐人内野手(29)が延長11回、勝ち越し劇につながる移籍後初安打を放った。
9回の守備から出場すると、延長11回に先頭打者として打席がまわってきた。「古巣相手に打席に立たせてもらって、なんとか打ちたいと思っていた」。
古巣の大先輩、中日岩瀬の投じた初球を左前に放ち、チャンスメーク。その後、鳥谷の勝ち越し適時打でホームを踏んだ。「最近は、守ってから 1打席もらえている。それを無駄にせず頑張りたい」。守備に期待される男が、この日はバットで貢献した。
11回表阪神無死、左前打を放った森越祐人内野手=ナゴヤドーム
古巣相手に、かつての本拠地で、大仕事をやってのけた。延長11回先頭。若林忠志を抜き、40代最多登板を成し遂げた岩瀬にひざを折らせたのは苦労人・森越だった。
「積極的に塁に出ることを意識しました。後ろに糸井さん、福留さんといい打者がいるのでつなぐことを心がけました」
9回から 2塁の守備に入っての初打席だった。初球の 136キロ内角直球に迷いなし。鋭く左前へと運んだ。2014年に中日から戦力外通告を受け、翌15年にタテジマ入り。今季 6打席目、虎通算15打席目で初めて「H」ランプを灯し、鳥谷の一打で決勝のホームを駆け抜けた。
「名古屋の古巣相手に、結構打席に立たせてもらっていたので、毎回毎回、何とかしてやろうと思っていました」
プロ通算でも、 3安打目。これまではグラブで生きてきたイメージが強かった。昨年 9月11日のヤクルト戦(神宮)では本塁挟殺プレーを絶妙なカバーリングで完成。金本監督を「きょう一番のファインプレー」とうならせたことは記憶に新しい。地味だが、出番さえあれば、確実に何か仕事をしてみせる。玄人好みの職人タイプだ。
延長11回に左前打を放った森越祐人内野手。「虎3年目」で初安打だ=ナゴヤドーム
29歳の誕生日だった 8月11日のDeNA戦は、西岡の代走から出場し、 2打席無安打。2016年に 3年間の交際を経て結婚した愛妻は横浜スタジアムのスタンドまで足を運んでくれていたが、バットで応えることはできなかった。誕生日プレゼントはTシャツ。「着てみると…かゆかったです」。襟のついているおしゃれなタイプだったそうで、照れ笑いしきり。苦しいときも、いつも支えてくれる-。感謝の思いをプレーに込め、そしてチームを勝利に導いた。
報道陣から囲まれていると同じタクシーに乗り込んでいた福留から「長い、長い! 早くしろ~」と、せっつかれた。「まだこっち(阪神)で認められていない」が口癖だった森越が、その瞬間、どこかホッとしたような顔をみせていた。
「打撃コーチの方々とか、いっぱい、練習を見てくれたので、その方のためにも打ちたかったです」
金本監督は「地道にやっている成果」とうなずく。一度はあきらめかけたプロ野球人生。野球の神様は見てくれていた。
◇データBOX◇
◎…阪神の同一カード 3連勝は 8月 4日- 6日のヤクルト戦(京セラ)以来、今季「3度目」。
◎…中日戦では今季初で昨年 8月12日-14日(京セラ)以来。ナゴヤドームでの同一カード「3連勝」 となると、2013年 8月23日-25日以来、「4年ぶり」。
阪神・能見篤史投手=ナゴヤドーム
先発の能見篤史投手が 5回 8安打 2失点で降板した。
前回登板した12日DeNA戦(横浜)以来、中 7日の登板となったが94球を淡々と投げ込み、先発の役割を果たした。
だが、 5回裏を終えて 2- 2と同点。今季「4勝目」はお預けとなった。
2番手には石崎がマウンドにあがった。
5回裏中日二死 1、 3塁、松井佑介外野手に中前へ同点適時打を打たれた能見篤史投手=ナゴヤドーム
能見は苦しみながらも 5回 8安打 2失点。 5回二死から松井佑に中前へ同点打を許し、 7月 1日のヤクルト戦(甲子園)以来となる「4勝目」は逃したが、何とか試合は作った。さらに 7三振を奪って通算奪三振数は「1366」。「歴代71位」の江川卓(元巨人)に並んだ。「(なかなか勝てず)俺が一番、苦しいよ。でも、ここからが勝負なので」。先発陣で唯一、開幕からローテを守り続ける38歳の左腕が、チームを頂点へ引っ張る。
阪神・岩崎優投手=ナゴヤドーム
拙攻を繰り返して迎えた 9回裏の守り。相手は 1番からの好打順。最も嫌な空気が漂う場面でマウンドに登場したのが岩崎だった。そして 6番手左腕は京田、荒木、大島というクセ者 3人を三者三振に仕留めた。「 3人で終われて良かったです」。完ぺきな内容に安どの表情を浮かべた背番号「67」。登板は48試合目。充実する猛虎救援陣の中で、勝ちパターンでも、負けている展開でも投げる鉄人が胸を張った。
K、K、K!! 厚い信頼に、抜群の投球で応えた。同点の延長10回から 7番手で登板した守護神ドリスが、今季初のイニングまたぎ。 1点リードした11回は圧巻の 3者連続三振で締めくくり、 2回無失点で今季「3勝」目を手にした。
「結果的に 2回になりましたが、試合に出たら 1イニングずつ抑える気持ちだった。シーズンが始まってからずっと準備していましたし、それが仕事ですから」
涼しい顔が頼もしい。今季46試合に登板し、防御率2.76でセ・リーグトップの29セーブ。虎の貯金「12」は、この男の活躍抜きには語れない。
プライベートでもすっかりチームに溶け込んでいる来日 2年目。今シーズン中盤に、同学年の選手、球団関係者による食事会が開かれた際には、予定が折り合わずに不参加だったが…。どうしても顔を出したいと電話をかけて、“スマホ越し”にサプライズ参加。大いに場を盛り上げたという。心は常に、タテジマ一色だ。
試合を締め、ラファエル・ドリス投手(左)は梅野隆太郎捕手と握手。頼もしい救援陣だ=ナゴヤドーム
守護神へのバトンを、強力救援陣も必死につないだ。 6回二死 1、 2塁から登板した高橋が大島を三振に斬ると、 7回は桑原、 8回はマテオ、 9回は岩崎と、走者を 1人も出さないパーフェクトピッチング。拙攻続きだった打線を助け、金本監督は「みんな頑張ってくれた」とねぎらった。
これで今季延長戦は「6勝1敗1分け」。その原動力は間違いなく、投手陣の踏ん張りだ。「(もっと)状態をよくして、投げていきたいと思います」とドリス。点がとれないときは、とれるまで抑えるだけ。残り34試合、虎投の総力を結集して戦い抜く。
★ 8回を 3人で片付けたマルコス・マテオ投手
「勝っていても負けていても、自分の仕事をするだけです。ブルペン陣もいい仕事ができた」
★ 7人の継投を懸命にリードした梅野隆太郎捕手
「みんな、走者を出しながらも 1人ずつ、粘り強く投げてくれました。イメージ通りのリードはできました」
★救援陣について阪神・香田勲男投手コーチ
「みんな頑張ってくれた。ドリスも頼もしい限りです」
全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め! ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
2017年 公式戦 順位表
2017年 公式戦 日程と結果(08月)
2017年 公式戦 日程と結果(09月)
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その精神を全員が強く持ち、タイガースが変革し続ける一年にしたい。
そうした強い思いをスローガンとして表現しています。
※このスローガン・デザインは、2017年のシーズンロゴとしても展開して参ります。