●阪神が今季も巨人戦に勝ち越せなかった。岩田稔投手(33)が 2回に 6失点で試合を壊した。打線も毎回安打を放ちながら、決定力を欠いた。今季は巨人に対し、「8勝12敗1分け」。残りは 4試合で、2007年を最後に勝ち越せていない。金本知憲監督(49)は先発陣の奮起を促した。巨人は 2回、小林誠司捕手(28)の適時打、ケーシー・マギー内野手(34)の「16号3ラン」などで 6点を先制。阪神は先発岩田が 3回でKOされる苦しい序盤となった。巨人は 4回に橋本到外野手(27)の犠飛で 1点を追加。阪神は 6回まで 8安打しながら、好機にあと 1本が出ず巨人吉川光夫投手(29)から得点を奪えない。阪神は 9回に 2点を入れたが反撃もそこまで。 3回 6失点の岩田が「1敗」目。 6回無失点の吉川光は、巨人移籍後初勝利を挙げた。わずかに優勝の可能性が残る阪神は、伝統の一戦に先発した岩田稔投手が 3回 6失点KO。巨人との今季対戦成績を「8勝12敗1分け」とし、10年連続での勝ち越しなしが決まった。金本知憲監督は連日リリーフをつぎ込む展開におかんむり。「3位」に浮上した巨人とはクライマックスシリーズ(CS)で対戦する可能性があり、先発陣の奮起を求めた。巨人の勢いを止められない。オレンジタオルが揺れる左翼席を眺めながら虎党は固まっていた。寂しいを通り越し、背筋が凍りつくような完敗。CS大丈夫か…。試合後、金本監督の嘆き節が続いた。CSで再戦となれば阪神にめっぽう強い菅野智之投手(27)、田口麗斗投手(24)、マイルズ・マイコラス投手(29)の三枚刃が立ち向かってくる可能性が高い。打ち崩すのは簡単ではない。だからこそ、先発が踏ん張ることで勝機を見いだせるが…。14日はチームトップの「12勝」を挙げる秋山拓巳投手(26)が先発する。菅野とのマッチアップ。執念をみせろ。虎を救ってくれ。
●陽川尚将内野手(26)が今季 2安打目となる左前打を放った。この日は「6番1塁」で先発出場し、 4回の第 2打席に左前打を放ち、 1軍生き残りをアピールした。
●糸井嘉男外野手(36)が「14号2ラン」で一矢報いた。 9回無死 1塁。巨人篠原の内角高めのストレートを完璧に捉え、右翼席中段まで運んだ。それまでの 4打席は走者を置いた場面だったが、いずれも凡退。チームも毎回安打ながら得点が入らず、屈辱の完封負けを喫する寸前だった。それだけに次の試合へつながる1発となった。この一撃で10試合連続安打をマーク。一時は「2割6分」台だった打率も、13日試合終了時点で「2割9分3厘」まで上昇。 2年連続の「3割」到達も見えてきた。口を真一文字に結び、ダイヤモンドを回る。執念だけで振り抜き、バットも白球も豪快に飛ばした。右翼席中段に「14号2ラン」を突き刺した瞬間、糸井はもう切り替えていた。福留、鳥谷がベンチスタートとなったゲームで気を吐いた。14日の難敵・菅野との対戦へ、前の晩から号砲を鳴らした。スーパー絶好調のまま、勝負の秋へ突っ走る。14日に対戦する菅野とは、今季 8打数 1安打。だが 5月23日(甲子園)以来 114日ぶりの顔合わせだ。スーパーな糸井が、頼もしく打ち返す。
●岩田稔投手が 3回 8安打 6失点で降板した。初回は無失点に抑えたが、 2回に 5安打を浴びるなど巨人打線につかまり、 6点を失った。 3回での交代は今季最短。 8月11日DeNA戦(横浜)以来の「3勝」目を目指したが、先発の役割を果たすことができなかった。
●藤浪晋太郎投手(23)は13日、今季 4度目の出場選手登録抹消となった。前日12日の巨人戦(甲子園)に先発し、 3回 1/3を 4安打 4失点。序盤は好投を見せていたが、 4四回に先頭の坂本勇に死球を与えてから崩れた。この日は鳴尾浜での残留練習に合流し、キャッチボールや投内連係に汗を流した。
●西岡剛内野手(33)が13日、背中の強い張りのため、出場選手登録を抹消された。同選手は12日の試合前練習を別メニュー調整。その後大阪市内の病院で診察を受けた。13日は自宅で静養したが、14日以降については未定。藤浪と抹消になり、代わって岡崎太一捕手(34)と江越大賀外野手(24)が昇格した。記事をまとめてみました。
<阪神 2- 7巨人>◇21回戦◇阪神 8勝12敗 1分◇13日◇阪神甲子園球場
巨人は 2回、小林の適時打、マギーの「16号3ラン」などで 6点を先制。阪神は先発岩田が 3回でKOされる苦しい序盤となった。
巨人は 4回に橋本到の犠飛で 1点を追加。阪神は 6回まで 8安打しながら、好機にあと 1本が出ず巨人吉川光から得点を奪えない。
阪神は 9回に 2点を入れたが反撃もそこまで。 3回 6失点の岩田が「1敗」目。 6回無失点の吉川光は、巨人移籍後初勝利を挙げた。
ベンチで唇をかむ金本知憲監督=阪神甲子園球場
阪神が今季も巨人戦に勝ち越せなかった。
先発岩田が 2回に 6失点で試合を壊した。打線も毎回安打を放ちながら、決定力を欠いた。今季は巨人に対し、「8勝12敗1分け」。残りは 4試合で、2007年を最後に勝ち越せていない。金本知憲監督(49)は「もともと力の差がある。メンバーを見ての通り。投手陣ががんばって、向こうの打線を抑えていかないと」と先発陣の奮起を促した。
先発岩田稔投手が早々に崩れ、険しい表情の金本知憲監督(中)。巨人に10年連続勝ち越しなしが決まった=阪神甲子園球場
わずかに優勝の可能性が残る阪神は、伝統の一戦に先発した岩田稔投手が 3回 6失点KO。巨人との今季対戦成績を「8勝12敗1分け」とし、10年連続での勝ち越しなしが決まった。金本知憲監督は連日リリーフをつぎ込む展開におかんむり。「3位」に浮上した巨人とはクライマックスシリーズ(CS)で対戦する可能性があり、先発陣の奮起を求めた。
巨人の勢いを止められない。オレンジタオルが揺れる左翼席を眺めながら虎党は固まっていた。寂しいを通り越し、背筋が凍りつくような完敗。CS大丈夫か…。試合後、金本監督の嘆き節が続いた。
「 2試合続けてというか…ちょっと(先発陣に)バテがきている。(打開策は)何したらいい? 教えてよ(苦笑)。立て直すって…じゃ、誰を投げさすんか」
2回、ケーシー・マギー内野手(左奥)に「3ラン」を浴びた岩田稔投手。 3回 6失点で降板した=阪神甲子園球場
先発・岩田の悪癖がまたもや出た。 2回一死 1、 2塁。安打と死球でピンチを招くと小林に左前適時打を許し、先制点を献上。大和の適時失策、陽の右前適時打をはさみ、マギーには「左越え3ラン」を浴びた。 1イニング 6失点。
指揮官は「せっかくアンパイア(白井球審)が低めと右(打者)のインサイドを広くとってくれているんだから。追い込んでド真ん中、追い込んで高めばっかり…」。岩田-坂本のバッテリーの工夫のなさに口をとがらせた。
前日12日は藤浪が死球から崩れ、 4回途中 4安打 4失点KO。この日の岩田も 3回 8安打 6失点(自責 5)で降板。打席がまわってくれば 2回まで、だった。「もう、リリーフつぶれますからね」。先発陣が仕事を果たせず、ブルペンにSOSを出し続ける状態では試合にならない。
9回、「2点本塁打」を放った糸井嘉男外野手=阪神甲子園球場
これで今季巨人とは「8勝12敗1分け」となった。2008年から10年連続勝ち越しなしが決まった。宿敵はDeNAと入れ替わって「3位」に浮上した。CSで再戦となれば阪神にめっぽう強い菅野、田口、マイコラスの三枚刃が立ち向かってくる可能性が高い。打ち崩すのは簡単ではない。だからこそ、先発が踏ん張ることで勝機を見いだせるが…。
「(巨人は)戦力からすれば、頭抜けているチーム。そこを投手陣が頑張って、向こうの打線を抑えていかないと」
14日はチームトップの「12勝」を挙げる秋山が先発する。菅野とのマッチアップ。執念をみせろ。虎を救ってくれ。鉄人は心で叫んでいた。
4回裏阪神一死 1塁、陽川尚将内野手は左前安打を放った=阪神甲子園球場
陽川尚将内野手が今季 2安打目となる左前打を放った。
この日は「6番1塁」で先発出場し、 4回の第 2打席に左前打を放ち、 1軍生き残りをアピールした。
「ラストチャンスだと思って、自分のスイングをしようと思った。また明日から頑張っていきたい」
今季 2軍では 102試合に出場し、打率「2割8分2厘」をマーク。長打力も発揮しており、21本塁打を記録していた。
3回、 3飛に倒れた糸井嘉男外野手=阪神甲子園球場
糸井嘉男外野手が「14号2ラン」で一矢報いた。
9回無死 1塁。巨人篠原の内角高めのストレートを完璧に捉え、右翼席中段まで運んだ。「明日は菅野君なので、総力戦で勝ちたい」と下を向くことはなかった。それまでの 4打席は走者を置いた場面だったが、いずれも凡退。チームも毎回安打ながら得点が入らず、屈辱の完封負けを喫する寸前だった。それだけに次の試合へつながる1発となった。
この一撃で10試合連続安打をマーク。一時は「2割6分」台だった打率も、13日試合終了時点で「2割9分3厘」まで上昇。 2年連続の「3割」到達も見えてきた。
9回、篠原慎平投手(手前)から意地の「14号2ラン」を放った糸井嘉男外野手=阪神甲子園球場
口を真一文字に結び、ダイヤモンドを回る。執念だけで振り抜き、バットも白球も豪快に飛ばした。右翼席中段に「14号2ラン」を突き刺した瞬間、糸井はもう切り替えていた。
「あしたは(巨人の先発が)菅野くんなので。いい投手ですけど、総力戦で勝ちたいです」
0- 7。大量ビハインドの最終回。一死 1塁。“次”へつながる何かが必要だった。カウント 1- 1から篠原が投じた内角高め 149キロに、本能のまま反応。運び去った。右翼ポール左を突き抜けた打球が、黄色い歓喜に飲み込まれる。延長12回ドローとなった前日12日の 2回以来、チーム19イニングぶりの得点で、一矢を報いた。福留、鳥谷がベンチスタートとなったゲームで気を吐いた。14日の難敵・菅野との対戦へ、前の晩から号砲を鳴らした。
9回、「2点本塁打」を放った糸井嘉男外野手=阪神甲子園球場
そこまで 4打数無安打だったが、最後に一発で魅せて 5打数 1安打。今季 2度目の10試合連続安打で、 3試合連続打点と好調を維持している。この日でちょうど「虎移籍100試合目」。 7月までは76試合で「8発」だったが、右脇腹の筋挫傷から戻った 8月17日以降は、打率 0.360、13打点、24試合で 6発と打ちまくっている。 8月30日のヤクルト戦(甲子園)でのサヨナラ弾に金本監督が「これがスーパーベジータか!」とたまげたように、スーパー絶好調のまま、勝負の秋へ突っ走る。14日に対戦する菅野とは、今季 8打数 1安打。だが 5月23日(甲子園)以来 114日ぶりの顔合わせだ。スーパーな糸井が、頼もしく打ち返す。
9回、篠原慎平投手(手前)から意地の「14号2ラン」を放った糸井嘉男外野手=阪神甲子園球場
岩田稔投手が 3回 8安打 6失点で降板した。
初回は無失点に抑えたが、 2回に 5安打を浴びるなど巨人打線につかまり、 6点を失った。
「悪い流れを止めることができずに、高くなってしまったボールを打たれてしまいました。序盤で大きくリードを許してしまい、ゲームを作ることができませんでした」
3回での交代は今季最短。 8月11日DeNA戦(横浜)以来の「3勝」目を目指したが、先発の役割を果たすことができなかった。
阪神先発の岩田稔投手=阪神甲子園球場
今季巨人戦初先発の岩田は 3回を 8安打 6失点。巨人戦「7連敗」となった。 1回こそ無失点も、 2回に捕まった。小林の左前適時打を皮切りに、味方の失策も絡み 3点を失うと、最後はマギーに左翼席へトドメの「3ラン」を浴びた。
「悪い流れを止めることができずに、高くなってしまったボールを打たれてしまいました。序盤で大きくリードを許してしまい、ゲームを作ることができませんでした」と話した。
ダッシュする藤浪晋太郎投手=阪神鳴尾浜球場
藤浪晋太郎投手は13日、今季 4度目の出場選手登録抹消となった。前日12日の巨人戦(甲子園)に先発し、 3回 1/3を 4安打 4失点。序盤は好投を見せていたが、 4四回に先頭の坂本勇に死球を与えてから崩れた。
この日は鳴尾浜での残留練習に合流し、キャッチボールや投内連係に汗を流した。「前回の抹消とは全然次元が違う。死球の後に打たれたのでそう思われるかもしれませんが、自分の中では感じが違います」と強調した。金本監督は甲子園球場で「僕はCSの戦力だと思っています。そのための再調整」と説明。香田投手コーチも「ボール自体は悪くないので次のチャンスでしっかり投げられるようにしてほしい」と話した。
キャッチボールする藤浪晋太郎投手=阪神鳴尾浜球場
西岡剛内野手が13日、背中の強い張りのため、出場選手登録を抹消された。
同選手は12日の試合前練習を別メニュー調整。その後大阪市内の病院で診察を受けた。13日は自宅で静養したが、14日以降については未定。
西岡剛内野手=阪神甲子園球場(2017年 9月 8日撮影)
西岡剛内野手が13日、背中の強い張りで出場選手登録を抹消された。前日(12日)に異変を訴え巨人戦(甲子園)を欠場していた。同日中に大阪市内の病院で診察を受けたが、一夜明けたこの日も患部の張りが強かったため、自宅療養した。藤浪と抹消になり、代わって岡崎太一捕手と江越大賀外野手が昇格した。
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2017年 公式戦 順位表
2017年 公式戦 日程と結果(09月)
2017年 公式戦 日程と結果(10月)
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