●楽天は 1回一死 1塁から銀次内野手(29)が右前打。川島慶三外野手(34)がワンバウンド後の打球を後逸する間に 1塁走者藤田一也内野手(35)がホームインして先制した。ソフトバンクが痛い連敗を喫した。 1回に右翼スタメンの川島慶三外野手が右前打のバウンドが合わず、頭の上を越され 1点を先制される苦しい展開(記録は失策)。先発千賀滉大投手(24)は 7回途中 2失点(自責 1)の好投を見せたが、打線が内川聖一外野手の 2戦連発となる「ソロ」のみの 1点に抑えられてしまった。ソフトバンクは 1点ビハインドで迎えた 4回、先頭打者の「4番」内川聖一外野手(35)が左翼席への 2戦連発となる「ソロ」を放って同点。 6回を終わって 1- 1とした。楽天は 7回一死 2塁から「9番」嶋基宏捕手(32)の左中間への「適時2塁打」で勝ち越し。そのまま逃げ切って「2連勝」し、「2勝1敗」と勝ち越し。パ・リーグ最高勝率を誇るソフトバンク先発千賀をマウンドから引きずりおろした。楽天は継投で相手の反撃をしのぎ、逃げ切った。プロ野球のクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージは、セ、パ両リーグともに第 2戦が行われ、パは「3位」から勝ち上がった楽天が、ソフトバンクを下して「2連勝」。リーグ優勝したソフトバンクに与えられるアドバンテージの「1勝」を含め、楽天が通算「2勝1敗」とした。楽天は継投で相手の反撃をしのぎ、逃げ切った。通算「2勝1敗」とリードし、第 3戦は則本昂大投手(26)先発だが油断は禁物。キャプテンの嶋は切れ長の目を鋭く光らせていた。工藤公康監督(54)は「つなげる意識をもって、明日やっていきましょう」と気持ちを切り替えた。第 3戦以降の楽天の先発は則本、岸孝之投手(32)、美馬学投手(31)と好投手が続く。工藤監督も細かい反省より「切り替えて。『3倍』の気力で頑張りましょう」と宣言した。
●右翼で先発出場したソフトバンクの川島が 1回に痛恨の失策を犯した。一死 1塁で銀次が放った右前打を処理しようと前に出たが、ワンバウンドで頭を越された。 1塁走者がホームに生還して先制を許した。今季のレギュラーシーズンは右翼で先発したのが 9月26日の 1度だけ。前日の第 1戦も守ったが、不安がプレーに出たかたちとなった。
●ソフトバンクが4番内川聖一外野手(35)が「2試合連続本塁打」を放った。追い込まれながら辛島航投手(26)の内角速球を左翼席へ運び「来た球を芯で強く打とうと思っていた」と納得の表情だった。 1点ビハインドで迎えた 4回無死走者なし。楽天先発辛島の内角直球を肘をたたんで左翼席に運び去る技ありの「ソロ」で試合を振り出しに戻した。 1回に味方の失策で 1点を先制されて迎えた、 4回無死走者なしでの第 2打席。カウント 2- 2から内角直球を振り抜くと、打球は左翼席へ吸い込まれる同点弾となった。この日は第 1打席に中前安打を放っており、2011年、2015年に同ステージMVPに輝いた主砲のバットが大暴れの気配を漂わせてきた。初戦、敗れはしたが 9回に一矢報いるソロに続いて、またも頼れる「4番」ぶりを発揮した。レギュラーシーズンで左手親指骨折のため、 7月下旬から約 2カ月間離脱していた主将は「みんなに恩返しを」とバットでチームを鼓舞している。
●ソフトバンク・千賀は18日、キャッチボールなどで調整し表情を引き締めた。レギュラーシーズン最後の 3試合は白星がなかったが、13日の紅白戦で 4回無失点。今季の楽天戦は 5試合で「2勝2敗、防御率5.76」も要所で好投している。ソフトバンク千賀滉大投手(24)はチームに白星を運ぶことはできなかった。初回、四球と右前打に右翼の失策が絡んで先制点を許し、 7回一死 2塁から嶋に決勝点となる左中間への「適時2塁打」を献上。嶋の得意とする内角高めを打たれたことを悔やんだ。 7回は一死 2塁から勝ち越し打を許して降板。チームの初戦黒星から巻き返し狙うマウンドだったが、結果を出すことができなかった。 1回は味方の失策で失点する不運もあったが、その後はピンチで踏ん張っていた。先発として試合はつくったものの反省の言葉が多く出た。
●ソフトバンク・和田毅投手(36)が則本と投げ合うのは、 9月 3日(ヤフオクドーム)以来。前回は 7回無失点で、チームの 9回サヨナラ勝ちに貢献した。昨季は終盤に左肘痛を発症し、CSに間に合わなかった。19日、気合十分だ。記事をまとめてみました。
<ソフトバンク 1- 2楽天>◇CSファイナルステージ第 2戦◇ソフトバンク 1勝 2敗◇19日◇福岡ヤフオクドーム
楽天は 1回一死 1塁から銀次が右前打。川島がワンバウンド後の打球を後逸する間に 1塁走者藤田がホームインして先制した。
ソフトバンクは 4回、先頭打者の内川が左翼席への 2戦連発となる「ソロ」を放って同点。 6回を終わって 1- 1とした。
楽天は 7回一死 2塁から嶋の左中間への「適時2塁打」で勝ち越し。そのまま逃げ切って「2連勝」し、「2勝1敗」とした。
7回表楽天一死 2塁、「適時2塁打」を放った嶋基宏捕手=福岡ヤフオクドーム
プロ野球のクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージは、セ、パ両リーグともに第 2戦が行われ、パは「3位」から勝ち上がった楽天が、ソフトバンクを下して「2連勝」。リーグ優勝したソフトバンクに与えられるアドバンテージの「1勝」を含め、楽天が通算「2勝1敗」とした。
楽天が先手を取った。 1回一死 1塁から3番銀次の右前安打で高く弾んだ打球を右翼川島が後逸。 1塁走者の藤田が一気に先制のホームを踏んだ。
1点ビハインドで迎えた 4回、ソフトバンクは先頭の「4番」内川が 2試合連続となる「ソロ本塁打」を放ち同点とした。
楽天は同点で迎えた 7回、「9番」嶋が左中間へ「適時2塁打」を放ち、勝ち越し。パ・リーグ最高勝率を誇るソフトバンク先発千賀をマウンドから引きずりおろした。
楽天は継投で相手の反撃をしのぎ、逃げ切った。
7回表楽天一死 2塁、嶋基宏捕手は左中間に勝ち越しとなる「適時2塁打」を放った=福岡ヤフオクドーム
パは「3位」から勝ち上がった楽天が、ソフトバンクを下して「2連勝」。リーグ優勝したソフトバンクに与えられるアドバンテージの「1勝」を含め、楽天が通算「2勝1敗」とした。
同点で迎えた 7回、「9番」嶋基宏捕手が左中間へ「適時2塁打」を放ち勝ち越した。パ・リーグ最高勝率を誇るソフトバンク先発千賀をマウンドから引きずりおろした。
嶋は「先発した辛島、中継ぎしたピッチャーが一生懸命、 1つずつアウトを重ねてきたので、何とか気持ちに応えたい、そういう気持ちで打席に立ちました。(千賀のフォークでも直球でも)どちらの球が来てもしっかり対応できるようにコンパクトにいこうと思っていた。シーズン終わってだいぶ間が空きましたが(辛島は)気持ちを切らさず一生懸命練習していたので、その気持ちに応えたいと思いリードした。まだまだ、厳しい戦いが続くと思うので気持ちを引き締めて戦います」と話した。
通算「2勝1敗」とリードし、第 3戦は則本先発だが油断は禁物。キャプテンの嶋は「まだまだこれからです」と切れ長の目を鋭く光らせていた。
7回途中まで投げ2失点だったソフトバンク先発の千賀滉大投手=福岡ヤフオクドーム
ソフトバンクが痛い連敗を喫した。 1回に右翼スタメンの川島慶三外野手が右前打のバウンドが合わず、頭の上を越され 1点を先制される苦しい展開(記録は失策)。先発千賀滉大投手は 7回途中 2失点(自責 1)の好投を見せたが、打線が内川聖一外野手の 2戦連発となる「ソロ」のみの 1点に抑えられてしまった。
6回から 3イニング連続で得点圏に走者を送りながら、あと 1本が出ずに 1点差の惜敗。工藤公康監督は「チャンスは作ったがあと 1本が…。何とかしようという気持ちはあるんですけどね。つなげる意識をもって、明日やっていきましょう」と気持ちを切り替えた。 2戦連続 1点差負けで、アドバンテージを入れて「1勝2敗」となった。
鶴岡慎也捕手(手前)が倒れ、試合に敗れたソフトバンクナイン=福岡ヤフオクドーム
優勝チームの連敗発進はパ・リーグのCS史上初。だが、落ち込む暇はない。ソフトバンク・内川は身を乗り出して声をからし、前だけを見た。
「終わったこと。頑張るしかない。楽天が 4つ勝つか、うちが 3つ勝つか。最後まで前を向いてやるだけ」
同点の 6回一死 2塁は空振り三振も、存在感は際立った。 0- 1の 4回先頭で同点の「2号ソロ」など、両軍ただ 1人の「2試合連続マルチ安打&本塁打」。CS通算安打をリーグ最多の「39」に伸ばし、通算「18打点」も同最多タイ。過去 2度のMVP(2011、2015年)に輝いた勝負強さは健在だ。
第 3戦以降の楽天の先発は則本、岸、美馬と好投手が続く。工藤監督も細かい反省より「切り替えて。『3倍』の気力で頑張りましょう」と宣言した。
★ 7回途中 2失点で敗戦投手となったソフトバンク・千賀滉大投手
「追い付いてもらったら、そのままで次の投手につながないと」
★この日「4打数00安打」、 2戦合計「6打数ヒットなし」のソフトバンク・松田宣浩内野手
「何とか(打ちたい)という意識だったが、駆け引きして打てなかった」
★ソフトバンク・王貞治球団会長
「勝負だから、またあした頑張るしかない。まだ試合が残っているわけだから」
1回、楽天・銀次内野手の打球を後逸したソフトバンク・川島慶三外野手=福岡ヤフオクドーム
右翼で先発出場したソフトバンクの川島が 1回に痛恨の失策を犯した。一死 1塁で銀次が放った右前打を処理しようと前に出たが、ワンバウンドで頭を越された。 1塁走者がホームに生還して先制を許した。
今季のレギュラーシーズンは右翼で先発したのが 9月26日の 1度だけ。前日の第 1戦も守ったが、不安がプレーに出たかたちとなった。「仕方ない、で済ませていいのか…」と受け止めきれない様子だった。
★ソフトバンク・工藤公康監督
「チャンスで一本出ないことは常にある。今宮君、内川君がいい状態なのでどうつないでいくか。切り替えてまた明日(20日)頑張りましょう」
★松田宣浩内野手(好機で 2度凡退するなど 4打数無安打)
「相手も必死だし、こっちも必死。打てなかったので悔しい」
★ソフトバンク・佐藤義則投手コーチ(千賀に)
「良かった。( 7回に)嶋に打たれるとは思わなかった」
4回裏ソフトバンク無死、内川聖一外野手は左越えに「同点ソロ本塁打」を放った=福岡ヤフオクドーム
ソフトバンクが4番内川聖一外野手が「2試合連続本塁打」を放った。
1点ビハインドで迎えた 4回無死走者なし。楽天先発辛島の内角直球を肘をたたんで左翼席に運び去る技ありの「ソロ」で試合を振り出しに戻した。
前夜のCSファイナルステージ第 1戦では 9回に守護神松井裕から「ソロ本塁打」を放ち「最初は知らず知らずに力が入っていた。修正できたのは良かった」と話していたが、その言葉通り力みのない打撃でオーバーフェンスだ。
この日は第 1打席に中前安打を放っており、2011年、2015年に同ステージMVPに輝いた主砲のバットが大暴れの気配を漂わせてきた。
4回裏ソフトバンク無死、内川聖一外野手は左越えに同点の「ソロ本塁打」を放ち鳥越裕介コーチに迎えられる=福岡ヤフオクドーム
戻ってきたソフトバンクの「4番」内川聖一外野手が、 2戦連発でゲームを振り出しに戻した。
1回に味方の失策で 1点を先制されて迎えた、 4回無死走者なしでの第 2打席。カウント 2- 2から内角直球を振り抜くと、打球は左翼席へ吸い込まれる同点弾となった。第 1打席でも中前打を放っていた内川は「打ったのはストレート。追い込まれていましたが、来た球を芯で強く打とうと思っていました」。初戦、敗れはしたが 9回に一矢報いるソロに続いて、またも頼れる「4番」ぶりを発揮した。
4回、本塁打を放ったソフトバンク・内川聖一外野手=福岡ヤフオクドーム
ソフトバンクの「4番」、内川が 0- 1の 4回に 2試合連発となる「同点ソロ」を放った。追い込まれながら辛島の内角速球を左翼席へ運び「来た球を芯で強く打とうと思っていた」と納得の表情だった。
前夜18日には 9回に抑えの松井裕から「ソロ」を放った。レギュラーシーズンで左手親指骨折のため、 7月下旬から約 2カ月間離脱していた主将は「みんなに恩返しを」とバットでチームを鼓舞している。
ソフトバンク・千賀は18日、キャッチボールなどで調整し「最近、いい投球ができていないけど、こういうときにしっかり投げないと」と表情を引き締めた。レギュラーシーズン最後の 3試合は白星がなかったが、13日の紅白戦で 4回無失点。今季の楽天戦は 5試合で「2勝2敗、防御率5.76」も要所で好投している。
7回表楽天一死 2塁、嶋基宏捕手に勝ち越し「適時2塁打」を浴び降板する千賀滉大投手(中央)=福岡ヤフオクドーム
ソフトバンク千賀滉大投手はチームに白星を運ぶことはできなかった。
初回、四球と右前打に右翼の失策が絡んで先制点を許し、 7回一死 2塁から嶋に決勝点となる左中間への「適時2塁打」を献上。「全体的には粘れたが、( 7回は)僕と拓也(甲斐)が未熟だった」と、嶋の得意とする内角高めを打たれたことを悔やんだ。
7回表楽天一死 2塁、楽天嶋基宏捕手に勝ち越し「適時2塁打」を浴び降板するソフトバンク千賀滉大投手=福岡ヤフオクドーム
ソフトバンク先発の千賀滉大投手は、 7回途中、 6安打 2失点(自責点 1)で降板した。
初回に味方の失策でまさかの失点を許したが、千賀が「先制点を許してしまいましたが、ランナーを出しても、粘り強く投げました」と振り返ったように、 2回以降、 6回まではピンチを背負いながらなんとか無失点にしのいでいた。
7回は一死 2塁から勝ち越し打を許して降板。チームの初戦黒星から巻き返し狙うマウンドだったが、結果を出すことができなかった。
1回、味方のエラーで失点したソフトバンク・千賀滉大投手=福岡ヤフオクドーム
ソフトバンクの千賀は勝負どころで粘りきれなかった。 1- 1の 7回一死 2塁で嶋に投じた速球はライナーで左中間にはじき返された。勝ち越し 2塁打を許して降板し「悔いの残る 1球になった」と残念がった。
1回は味方の失策で失点する不運もあったが、その後はピンチで踏ん張っていた。先発として試合はつくったものの「追い付いてもらったら、そのままで次の投手につながないと」と反省の言葉が多く出た。
試合前練習を行うソフトバンク・和田毅投手=福岡ヤフオクドーム
ソフトバンク・和田が則本と投げ合うのは、 9月 3日(ヤフオクドーム)以来。前回は 7回無失点で、チームの 9回サヨナラ勝ちに貢献した。「なかなか点を取れる相手ではないので、どれだけ最少失点でいくかが大事」。昨季は終盤に左肘痛を発症し、CSに間に合わなかった。「いい意味で(昨年の悔しさを)ぶつけたい」と19日、気合十分だ。
全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め! 勝利を掴め!
2017年 公式戦 順位表
2017年 公式戦 日程と結果(10月)
2017年クライマックスシリーズ 日程
どんな相手にも立ち向かう。どんな局面でも己の限界にトライする。
その精神を全員が強く持ち、タイガースが変革し続ける一年にしたい。
そうした強い思いをスローガンとして表現しています。
※このスローガン・デザインは、2017年のシーズンロゴとしても展開して参ります。