●阪神1985年日本一監督・吉田義男氏(84=日刊スポーツ客員評論家)が 5日、神戸空港で「空の日イベント2017」に参加した。同イベントは、普段は入場できない空港内で数々の催しを実施。スカイマーク格納庫では、同社特別デザイン機「タイガースジェット」、小型飛行機、空港で働く車の見学会が開かれた。現在、国内 7都市、19路線に運航しているスカイマーク社は2016年、阪神球団とのコラボ企画として、虎マークをあしらった「タイガースジェット」を展開していた。今年はその 2代目として、虎マークを大きく中央に配し、黄色の縞模様で彩られた「ボーイング737型機」に進化。家族連れを中心に、大勢が機体の前で記念撮影するなど好評だった。
●陽川尚将内野手(26)が 5日、「キャンプ1号」となる「2ラン」を放った。秋季キャンプ(高知・安芸)初の紅白戦で白組の「5番3塁」で出場。 3回の第 3打席、二死 2塁の場面で才木浩人投手(18=神戸市立須磨翔風高校)の直球に反応した。打球はグングンと伸びてセンターフェンスを越えた。
●再スタートで、決意の特大アーチ! 原口文仁捕手(25)が 5日、今キャンプ初の紅白戦に「5番・1塁」で出場。 4回に左翼席の防球ネット最上段に突き刺す豪快なホームランを放った。強い覚悟とともに捕手に再挑戦している今秋。途中から久々に実戦でマスクもかぶったが、まずは自慢の打撃でアピールした。覚悟を込めた白球が、左翼席の防球ネット最上段を揺らした。捕手再挑戦を表明してから、初めての実戦。安芸市営球場のどよめきと手のひらに残る感触をかみしめながら、原口がゆっくりダイヤモンドを一周した。もう少しで場外という推定 130メートル弾。10月のみやざきフェニックス・リーグでも「2本塁打」を放ち、浜中治 2軍打撃コーチ(39)からMVPに指名されたが、好調ぶりを 1軍首脳陣にも披露した。 5回の守備からは、注目の捕手へ。 5月10日の巨人戦(東京ドーム)で代打出場からかぶって以来の実戦マスクだったが…。 3点を奪われると、なお二死 1、 3塁。スタートした 1走・俊介外野手(30)を刺そうと 2塁へ送球も、 2遊間の選手と呼吸が合わず。ボールはセンターへ抜け、やらずもがなの「4点目」を許した。捕手復帰 4日目。ブランクを取り戻すため、個別メニューに必ずキャッチング練習を入れる。直球や変化球のマシンを相手に、ミットを鳴らし続ける。同時に他の野手との打撃練習の量の差を埋めるため、時間を見つけてはバットを振り込む日々だ。
●国内フリーエージェント(FA)権を取得し、去就が注目されている阪神・大和内野手(30)が権利行使の意向を球団に伝えたことが 5日、明らかになった。球団は宣言残留を認めており、 3年とみられていた契約年数も、最大で 4年を提示している模様だ。球団幹部は「今でも残ってくれるものだと信じている」と話したが、別の関係者は危機感を募らせていた。大和は安芸で行われている秋季キャンプには参加せず。同じく国内FA権をもつ俊介が参加していることを考えると…。自身のFAで広島から阪神に移籍した金本監督は胸中を察した。今季は 100試合に出場し、「打率0.280、1本塁打、16打点」。内外野を守れるスイッチヒッターとしてFA市場での人気もさらに高め、オリックスやDeNAなどが獲得調査を行っている。 6日にも、日本野球機構(NPB)にFA申請書類を提出する大和。Xデーは刻一刻と迫っている。
●プロ野球は 6日、フリーエージェント(FA)権行使の手続きがスタート。阪神が、国内FA権を持つ西武・野上亮磨投手(30)について、権利を行使した場合に備えて獲得調査を行っていることが 5日、判明した。阪神は 6日に大阪・野田の電鉄本社に球団首脳が集結。坂井信也オーナー(69=電鉄本社相談役)への報告会を実施し、V奪回への補強策などを話し合う模様だ。勝負の「11.6」に合わせ、さっそく動く。球団関係者の話を総合すると、 6日の午後、坂井オーナーへの報告のため、四藤慶一郎球団社長(56)ら阪神首脳が電鉄本社に集結することが分かった。若手の台頭の妨げにもなりかねない野手とは違い、投手は何人いても困ることはない。そんな状況で、FAのターゲットとして浮上しているのが、西武の野上だ。一方で、注視してきた北海道日本ハム・中田については、静観している状況。推移を見守っていくが、補強ポイントの 1塁のポジションは、まずは新外国人の長距離砲で埋める方針だ。昨年からリストにあるウィリン・ロザリオ内野手(28=韓国ハンファ)や、ロブ・セゲディン内野手(28=ドジャース)、今季「3Aで31本塁打」のブライス・ブレンツ外野手(28=レッドソックス3A)ら、「打力最優先」をキーワードに、候補の絞り込みを進める。今回の報告会ではFAに限らず、補強など全般が話し合われる模様。13年ぶりのリーグ優勝に向け、来季のアウトラインを決めていく。
記事をまとめてみました。
吉田義男氏(2017年 2月 4日撮影)
阪神1985年日本一監督・吉田義男氏が 5日、神戸空港で「空の日イベント2017」に参加した。
同イベントは、普段は入場できない空港内で数々の催しを実施。スカイマーク格納庫では、同社特別デザイン機「タイガースジェット」、小型飛行機、空港で働く車の見学会が開かれた。 現在、国内 7都市、19路線に運航しているスカイマーク社は2016年、阪神球団とのコラボ企画として、虎マークをあしらった「タイガースジェット」を展開していた。今年はその 2代目として、虎マークを大きく中央に配し、黄色の縞模様で彩られた「ボーイング737型機」に進化。家族連れを中心に、大勢が機体の前で記念撮影するなど好評だった。
スカイマーク社の佐山展生会長は「これからもスカイマークは定期運航率で日本一、欠航率も大手航空会社 2社の半分以下、日本一の安全、日本一の快適さを目指します」と挨拶。吉田氏も「今年は残念な結果に終わったが、タイガースも来年は『日本一』を目指してくれるはずです」と期待を寄せた。
陽川尚将内野手が 5日、「キャンプ1号」となる「2ラン」を放った。
秋季キャンプ(高知・安芸)初の紅白戦で白組の「5番3塁」で出場。 3回の第 3打席、二死 2塁の場面で才木の直球に反応した。打球はグングンと伸びてセンターフェンスを越えた。
感触十分の打球を見つめる原口文仁捕手。やはりこの打力は魅力だ=高知県安芸市の安芸タイガース球場
再スタートで、決意の特大アーチ! 原口文仁捕手が 5日、今キャンプ初の紅白戦に「5番・1塁」で出場。 4回に左翼席の防球ネット最上段に突き刺す豪快なホームランを放った。強い覚悟とともに捕手に再挑戦している今秋。途中から久々に実戦でマスクもかぶったが、まずは自慢の打撃でアピールした。
覚悟を込めた白球が、左翼席の防球ネット最上段を揺らした。捕手再挑戦を表明してから、初めての実戦。安芸市営球場のどよめきと手のひらに残る感触をかみしめながら、原口がゆっくりダイヤモンドを一周した。
「追い込まれていたので、変化球を頭に入れながら、ストレートに反応して打てました。ファウルを打ちながら、バットの軌道を修正できたと思います」
久々の実戦マスクでは、 5回に 2塁へ悪送球…=高知県安芸市の安芸タイガース球場
0- 4の 4回二死。伊藤和の 141キロ直球をたたいた。もう少しで場外という推定 130メートル弾。10月のみやざきフェニックス・リーグでも「2本塁打」を放ち、浜中 2軍打撃コーチからMVPに指名されたが、好調ぶりを 1軍首脳陣にも披露した。
結果で示さなければなからなかった。キャンプイン前日の 1日に、捕手再挑戦を表明。山田バッテリーコーチには「覚悟を決めてやります」と伝えた。ダメならまた一塁へ、という思いはない。不退転の決意。今季「リーグ2位」の「盗塁阻止率0.379」の梅野や坂本ら、ライバルに勝つには、最大の長所である打撃をアピールしないことには、始まらなかった。
5回の守備からは、注目の捕手へ。 5月10日の巨人戦(東京ドーム)で代打出場からかぶって以来の実戦マスクだったが…。 3点を奪われると、なお二死 1、 3塁。スタートした 1走・俊介を刺そうと 2塁へ送球も、 2遊間の選手と呼吸が合わず。ボールはセンターへ抜け、やらずもがなの「4点目」を許した。
打撃について「打ってくれという感じ。糸井と一緒よ。打ってくれ。ただ、それだけ」と期待した金本監督だが、捕手については「どうかな。打てば出るチャンスは増えてくるけど、捕手としてやれるか、となるとなかなか…。今年の梅野や坂本をみていると」と言葉を濁した。
紅白戦の 4回、「左越えのソロ本塁打」を放った紅組の原口文仁捕手=高知県安芸市の安芸タイガース球場
前日 4日のシート打撃でも投球を弾き、走者の進塁を許した。山田バッテリーコーチも「 2、 3日でできるポジションじゃないし、今はとにかく反復しかない。このキャンプで少しでも形になれば」と話すにとどめた。
捕手復帰 4日目。本人も「手応えは全然ない」という。ブランクを取り戻すため、個別メニューに必ずキャッチング練習を入れる。直球や変化球のマシンを相手に、ミットを鳴らし続ける。同時に他の野手との打撃練習の量の差を埋めるため、時間を見つけてはバットを振り込む日々だ。
「 1つのプレーや 1打席 1打席でアピールしたい。結果を毎日出せるようにやっていきたい」
目をギラつかせた。道のりが険しいのはわかっている。それでも、もう一度捕手として戦う-。決意表明といえる、豪快弾だった。
☆原口文仁捕手について阪神・片岡篤史ヘッド兼打撃コーチ
「宮崎でも好調だった。しっかりと結果を出してくれたね」
「紅白戦」 3回、「2点適時打」を放った阪神・大山悠輔内野手=高知県安芸市の安芸タイガース球場
★今季の原口文仁捕手
春季キャンプまでは捕手として練習も、打ち上げ後に一塁転向。オープン戦から 1塁手として出場した。 3月31日の広島との開幕戦(マツダ)は「5番・1塁」で出場。 4月 6日のヤクルト戦(京セラ)では 4- 4の延長11回に「サヨナラ本塁打」を放った。しかし打撃の調子が安定せずに中谷と交互に 1塁で起用され、 8月26日には不振で登録抹消。左脇腹を痛めた影響で 1軍へ復帰することなくシーズンを終えた。今季「73試合、打率0.226、6本、25打点」。
★梅野隆太郎、坂本誠志郎中心
今季は、 2年目の坂本が 3月に右手親指を故障して離脱したこともあり、 4年目の梅野が開幕からスタメンマスクをかぶった。坂本は 7月に 1軍復帰し、マスクをかぶる日が続いたが、 9月に左脇腹を痛めて、再抹消。レギュラーシーズンのスタメンは梅野が90試合、坂本が37試合、岡崎が16試合だった。DeNAとのCSファーストステージでは 1、 2戦は梅野、 3戦目は復帰した坂本が先発マスク。来季は梅野、坂本を中心に、ベテランの岡崎、来季 2年目の長坂、そして原口がどれだけ食い込めるかが注目だ。
国内フリーエージェント(FA)権を取得し、去就が注目されている阪神・大和内野手が権利行使の意向を球団に伝えたことが 5日、明らかになった。
球団は宣言残留を認めており、 3年とみられていた契約年数も、最大で 4年を提示している模様だ。球団幹部は「これまでにも交渉を重ねている。今でも残ってくれるものだと信じている」と話したが、別の関係者は「早期に宣言するということは移籍する可能性が高いということか」と危機感を募らせていた。
FA権行使の意向を球団に伝えたという阪神・大和内野手。来季は…
大和は安芸で行われている秋季キャンプには参加せず。同じく国内FA権をもつ俊介が参加していることを考えると…。自身のFAで広島から阪神に移籍した金本監督は「出るん? 出るみたい?」と報道陣に逆質問すると、「残るの前提だと宣言せず、というとかになるけどな。ま、悩むよ。悩みますよ、誰だって」と胸中を察した。
今季は 100試合に出場し、「打率0.280、1本塁打、16打点」。内外野を守れるスイッチヒッターとしてFA市場での人気もさらに高め、オリックスやDeNAなどが獲得調査を行っている。
6日にも、日本野球機構(NPB)にFA申請書類を提出する大和。Xデーは刻一刻と迫っている。
プロ野球は 6日、フリーエージェント(FA)権行使の手続きがスタート。阪神が、国内FA権を持つ西武・野上亮磨投手について、権利を行使した場合に備えて獲得調査を行っていることが 5日、判明した。阪神は 6日に大阪・野田の電鉄本社に球団首脳が集結。坂井信也オーナーへの報告会を実施し、V奪回への補強策などを話し合う模様だ。
勝負の「11.6」に合わせ、さっそく動く。球団関係者の話を総合すると、 6日の午後、坂井オーナーへの報告のため、四藤球団社長ら阪神首脳が電鉄本社に集結することが分かった。
月に 1度、実施される定例報告会は10月下旬に終えており、今回は臨時開催だ。球団首脳は「FA補強を含め、予算的なこともある。いろいろと話し合うだろう」と説明した。
金本監督は以前から「最小限に必要なところだけ補う」と、あくまでも育成を重視することを強調しているが、一方で「どうしても頭数が足りない」と投手陣の補強は、におわせていた。
若手の台頭の妨げにもなりかねない野手とは違い、投手は何人いても困ることはない。そんな状況で、FAのターゲットとして浮上しているのが、西武の野上だ。
球団首脳は「そういう意見があるのは確か。調査はしている」と認めた。今季は開幕から先発ローテーションを守り、「24試合で11勝10敗、防御率3.63」。中継ぎも可能で30歳と若く補強ポイントにも合致。ちなみに愛妻は大の虎党である元タレント、石川梨華だ。西武は残留交渉を重ねているが、仮にFA宣言となれば、獲得に乗り出す可能性が出てきた。
一方で、注視してきた北海道日本ハム・中田については、球団首脳が「宣言をしないのではないか」と話すなど、静観している状況。推移を見守っていくが、補強ポイントの 1塁のポジションは、まずは新外国人の長距離砲で埋める方針だ。
昨年からリストにあるウィリン・ロザリオ内野手(韓国ハンファ)や、ロブ・セゲディン内野手(ドジャース)、今季「3Aで31本塁打」のブライス・ブレンツ外野手(レッドソックス3A)ら、「打力最優先」をキーワードに、候補の絞り込みを進める。
今回の報告会ではFAに限らず、補強など全般が話し合われる模様。13年ぶりのリーグ優勝に向け、来季のアウトラインを決めていく。
阪神が調査を行っていることが判明した西武・野上亮磨投手。今季11勝を挙げた!
★阪神の先発投手陣
今季はメッセンジャーが右足腓骨骨折がありながら「11勝」、秋山も「12勝」と飛躍したが、規定投球回クリアは 2人だけ。能見「6勝」、岩貞「5勝」、青柳「4勝」、藤浪「3勝」、岩田「3勝」、小野「2勝」に終わり、先発ローテに苦しんだ。来季は藤浪、岩貞の復活や、小野、D 1位の馬場皐輔投手(仙台大)ら若手の台頭も期待されるが、 6人の計算が立っているわけではない。
★牧田、山田も調査
阪神はFA補強として野上だけではなく、同じく西武・牧田和久投手(32)にも興味を示している。調査段階でメジャー志向が強いことは把握しているが、継続して推移を見守る構え。またウエスタン 2年連続最多勝ながら、ソフトバンクの来季構想から外れることが確実となった山田大樹投手(29)の調査も行っている。
◇野上 亮磨(のがみ・りょうま) 投手。1987(昭和62)年 6月15日生まれ、30歳。福岡県出身。神村学園高校 3年時に選抜に出場し、準優勝。日産自動車を経て、2009年D 2位で西武入団。2013年に初の「2桁勝利(11勝)を挙げ、今季も24試合に登板して、「11勝(10敗、防御率3.63)」を挙げた。「通算207試合、53勝56敗2S、防御率4.03」。 1メートル77、74キロ。右投げ右打ち。年俸5000万円。背番号「20」。
既に2018年度の準備は始まっている!2017年度の成績を糧にして、2018年に向かって、全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め! ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
2017年 公式戦 順位表
2017年 公式戦 日程と結果(10月)
2017年日本シリーズ 日程
どんな相手にも立ち向かう。どんな局面でも己の限界にトライする。
その精神を全員が強く持ち、タイガースが変革し続ける一年にしたい。
そうした強い思いをスローガンとして表現しています。
※このスローガン・デザインは、2017年のシーズンロゴとしても展開して参ります。