●金本知憲監督(49)が27日、甲子園室内練習場を訪れた。昨季わずか｢３勝｣に終わった自主トレ中の藤浪晋太郎投手(23)と今年初めて顔を合わせ、ダルビッシュ有投手(31＝ドジャースからフリーエージェント)との合同自主トレの成果などを自ら緊急チェック。28日に沖縄に出発する右腕にハッパをかけた。吐息が白い。ときおり小雪が舞う甲子園に金本監督が足を運んだ。鳴尾浜は寒波のため、室内練習場は選手でごった返していた。午前11時半頃、姿を見せた指揮官は正午前、ブルペン投球を終えた藤浪を見つけ、防球ネット越しに声をかけた。各方向から奏でられる打球音をＢＧＭに固い握手を交わした。年明けから米国で行ったダルビッシュや現役最強左腕の呼び声高いドジャースのクレイトン・カーショー投手(29)らとの合同自主トレの内容が気になっていた。時間にして、わずか約20秒のやりとり。それでも表情が一変していたことを確認。何よりの収穫だった。今年初の顔合わせだった。昨季、制球難などでわずか｢３勝｣に終わった右腕の体も変化していた。藤浪は今季への意気込みを証明するかのように約45分間、視察した虎将の目の前でキャッチボールを繰り返していた。カーショー直伝のカーブも披露した。キャンプイン直前の直接視察で手応えをつかんだのは間違いない。Ｖへのキーマン。藤浪の言葉を信じる。
●阪神｢ドラフト６位｣の牧丈一郎投手(18＝啓新高校)が27日、プロ入り後初めてブルペン入りした。この日は雪の影響もあり、新人合同自主トレが鳴尾浜から兵庫・西宮市内にある甲子園球場室内練習場に変更。金本監督も視察に訪れる中、高校生右腕は捕手を座らせ20球投じた。これまでのノーワインドアップから振りかぶる新フォームを披露。本人によると則本昂大投手(27＝楽天)、金子千尋投手(34＝オリックス)、斉藤和巳投手(40＝元ソフトバンク)という偉大な右腕の“いいとこ取り”だとか！？牧が、室内練習場片隅のブルペンで堂々の20球。捕球した鈴衛ブルペン捕手が絶賛したお披露目だった。高校時代はノーワインドアップ投法。しっくり来ないこともあって、一大モデルチェンジ。参考にしたのはビッグネームたちだった。投球を見ていた安藤優也 2軍育成コーチ(39)から感心していた。春季キャンプは 2軍安芸スタート。まずは体作りを優先されている。今年の新人の中でも唯一の高校生。今後の成長に期待がかかる。以前から｢尊敬している｣と繰り返し言い続けてきたのが元ソフトバンクの大エース、斉藤和巳。そこに七色の変化球を投げるオリックスの｢１１６勝右腕｣・金子まで加わるとは。則本＋金子＋斉藤＝牧丈一郎。そんな方程式が成立する日が待ち遠しい。記事をまとめてみました。
甲子園の室内でキャッチボールを行う藤浪晋太郎投手。今年初対面の金本知憲監督に｢モチベーションが上がりました｣と宣言＝西宮市の阪神甲子園球場室内練習場
サプライズ視察でゲキ！！ 金本知憲監督が27日、甲子園室内練習場を訪れた。昨季わずか｢３勝｣に終わった自主トレ中の藤浪晋太郎投手)と今年初めて顔を合わせ、ダルビッシュ有投手との合同自主トレの成果などを自ら緊急チェック。28日に沖縄に出発する右腕にハッパをかけた。
吐息が白い。ときおり小雪が舞う甲子園に金本監督が足を運んだ。鳴尾浜は寒波のため、室内練習場は選手でごった返していた。午前11時半頃、姿を見せた指揮官は正午前、ブルペン投球を終えた藤浪を見つけ、防球ネット越しに声をかけた。
藤浪晋太郎投手(左)の練習の様子をサプライズ視察した金本知憲監督(右)＝西宮市の阪神甲子園球場室内練習場
金本監督 ｢藤浪、元気か？ どうやった？ 自主トレ｣
藤浪 ｢いい自主トレをしました。頑張ろうと思いました｣
金本監督 ｢ハッハッハッハッ(笑)｣
藤浪 ｢モチベーションが上がりました｣
金本監督 ｢上がった？｣
藤浪 ｢頑張ります｣
金本監督 ｢ま、楽しみにしておくわ｣
通路から視察する阪神・金本知憲監督（右）。左は、佐野仙好統括スカウト＝西宮市の阪神甲子園球場室内練習場
各方向から奏でられる打球音をＢＧＭに固い握手を交わした。年明けから米国で行ったダルビッシュや現役最強左腕の呼び声高いドジャースのクレイトン・カーショー投手らとの合同自主トレの内容が気になっていた。時間にして、わずか約20秒のやりとり。それでも｢自信がついたんかな｣と表情が一変していたことを確認。何よりの収穫だった。
今年初の顔合わせだった。昨季、制球難などでわずか｢３勝｣に終わった右腕の体も変化していた。
｢ちょっと大きくなったよな｣
このオフ期間で体重は 4キロ増え、 100キロを超えているという。筋肉量も増やし、入団以来のひょろっとした印象は完全に消えていた。｢ 4キロ太ったって、いつから太ったんかなぁ。昨年の春からなのか、その基準にもよるけど…｣と報道陣に逆質問。新人を視察しながらも、藤浪の見違えた姿に目を見張っていた。
通路から視察する阪神・金本知憲監督＝西宮市の阪神甲子園球場室内練習場
藤浪は今季への意気込みを証明するかのように約45分間、視察した虎将の目の前でキャッチボールを繰り返していた。カーショー直伝のカーブも披露した。
藤浪はこの日で大阪での自主トレを打ち上げた。28日に先乗りで沖縄に出発。そして、 2月 1日の春季キャンプ初日からブルペンに入る覚悟を明かした。｢(初日のブルペンに)もちろん、入れる状態です。ただ、絶対に入る、とまではいえませんが｣。どちらかといえばマイペース調整派だったが、今年は先発ローテを奪い返す立場。主力級の扱いは返上するつもりだ。
本来ならば球界を代表する投手になっていなければならない右腕だが、監督就任から 2年間、成績は伸び悩んだ。大器が持てる力を発揮しなければ13年ぶりのリーグ優勝はありえない。藤浪がパワーアップした効果について金本監督は｢ユニホームを着てみんと、わからん｣とこの段階での評価は避けた。だが、キャンプイン直前の直接視察で手応えをつかんだのは間違いない。Ｖへのキーマン。藤浪の言葉を信じる。
キャッチボールする藤浪晋太郎投手＝西宮市の阪神甲子園球場室内練習場
★昨季の藤浪晋太郎投手
3月のＷＢＣ日本代表に選出。キャンプイン初日からブルペン入りするなど、異例のハイペース調整を行ったが、本大会では登板機会が少ないまま帰国。初登板の 4月 4日のヤクルト戦(京セラ)では 9四死球の乱調で畠山に死球を当て、乱闘に発展。その後も不安定な投球が続き、 5月27日にプロ入り後、初めて不振を理由に 2軍落ちした。 8月16日の広島戦(京セラ)で昇格即先発も、 7四死球 3失点で 5回途中降板。再び 2軍落ちするなど 4度の登録抹消を経験。10月17日のＤｅＮＡとのＣＳファーストステージ(甲子園)では中継ぎ登板し、 2回 1安打無失点だった。
阪神｢ドラフト６位｣の牧丈一郎投手が27日、プロ入り後初めてブルペン入りした。
この日は雪の影響もあり、新人合同自主トレが鳴尾浜から兵庫・西宮市内にある甲子園球場室内練習場に変更。金本監督も視察に訪れる中、高校生右腕は捕手を座らせ20球投じた。牧は｢出だしが遅れた中、良い形でいけたかなと思います。高校時代よりも良い球を投げられている｣と自身の成長を実感。
投球を見ていた安藤 2軍育成コーチから｢ビデオで見たときよりもはるかに素晴らしい。タイミングが合った時のボールには力がありますね｣と感心していた。春季キャンプは 2軍安芸スタート。まずは体作りを優先されている。今年の新人の中でも唯一の高校生。今後の成長に期待がかかる。
牧丈一郎投手(2018年 1月撮影)
阪神・新人合同自主トレ(27日、甲子園室内)阪神の｢ドラフト６位｣・牧丈一郎投手が27日、甲子園室内練習場内でプロ入り初のブルペン投球を行った。これまでのノーワインドアップから振りかぶる新フォームを披露。本人によると則本、金子千尋、斉藤和巳という偉大な右腕の“いいとこ取り”だとか！？
牧が、室内練習場片隅のブルペンで堂々の20球。捕球した鈴衛ブルペン捕手が｢速さがあったし、(いい意味で)怖さがあった｣と絶賛したお披露目だった。
｢フォームを自分的に変えて投げてみて、いい方向にいった感じです。高校時代よりいい球が投げられました｣
高校時代はノーワインドアップ投法。しっくり来ないこともあって、一大モデルチェンジ。参考にしたのはビッグネームたちだった。
ワインドアップで初めて投げたＤ６位牧丈一郎投手。則本＋金子＋斉藤和巳投法だ
｢則本さんのフォームをユーチューブとかで見て…｣。まずはプロ入り以来 5年連続｢２桁勝利｣の楽天の大黒柱の名前が。さらに｢金子千尋さんとか、斉藤和巳さんも…。もともと、スポーツニュースを毎日見る習慣があるので｣。以前から｢尊敬している｣と繰り返し言い続けてきたのが元ソフトバンクの大エース、斉藤和巳。そこに七色の変化球を投げるオリックスの｢１１６勝右腕｣・金子まで加わるとは。｢( 3人の)いいところを取っていこうと思ってます｣。則本＋金子＋斉藤＝牧丈一郎。そんな方程式が成立する日が待ち遠しい。
★牧の投球練習をみた阪神・安藤優也育成コーチ
｢(斉藤和巳みたい、と問われて)そうだね。しなやかさと力強さがある。まずは体作りになるが、ビデオでみるより、はるかに素晴らしい投球をしていた｣
◇牧 丈一郎(まき・じょういちろう)
投手。1999(平成10)年 9月23日生まれ、18歳。京都市出身。小 3から軟式野球を始める。下鴨中時代は京都嵐山ボーイズに所属。啓新高では 1年秋からベンチ入り。2018年｢ドラフト６位｣で阪神入団。最速は 152キロ。持ち球はスライダー、カットボール、カーブ、フォーク。 1メートル81、81キロ。右投げ左打ち。
◇春季キャンプの日程について
2018年01月08日 更新 2月1日(木)より行われます春季キャンプの日程は以下の通りです。
一軍：かりゆしホテルズボールパーク宜野座（宜野座村野球場）
ファーム：安芸タイガース球場（安芸市営球場）
【一軍・ファーム共通】
キャンプ期間：2月1日(木)～28日(水)まで
＜休日：2月5日(月)、9日(金)、14日(水)、19日(月)、23日(金)＞
※休日は雨天により変更する可能性があります。なお、キャンプメンバーの振り分けについては、決まり次第発表させていただきます。
2017年度の成績を糧にして、2018年に向かって、全員野球でファン皆が待ち望む｢二文字｣に向かって、全員で力を合わせて進め！ ガンバレ！阪神！我らのタイガース！勝利を掴め！
全身全霊を懸けて不屈の精神で立ち向かう。たとえ、どんなに苦しい局面になろうとも、最後の最後まで絶対に勝負を諦めない。
その精神を全員が強く持ち、タイガースが変革し続ける一年にしたい。そうした強い決意をスローガンとして表現しています。
※このスローガン・デザインは、2018年のシーズンロゴとしても展開して参ります。
2018年 オープン戦 日程と結果(02月)
2018年 オープン戦・公式戦 日程と結果(03月)
2018年 公式戦 日程と結果(04月)
