●阪神の新外国人、ウィリン・ロサリオ内野手(28=韓国・ハンファ)が、弾丸アーチデビューだ。対外試合初戦の練習試合・DeNA戦(沖縄・宜野座)で、初回二死 1塁の初打席。DeNA先発飯塚悟史投手(21)の初球、 140キロ速球をとらえ、左中間スタンドにライナーで運んだ。期待の新助っ人が、驚異のデビューを飾った。 2打席連続の快打で、チーム 3点目をたたき出した。 3回二死 1、 2塁で迎えた第 2打席で、DeNA飯塚の初球 140キロ直球を中前へ運んだ。初打席はど真ん中の直球を左中間スタンドへライナーで運び、第 2打席は内角高めの直球を詰まりながらも中前へ持って行った。金本知憲監督(49)も、視察に訪れた坂井信也オーナー(70)も大満足の超ド派手デビューだ!!初球だった。 1回二死 1塁で迎えた、ロサリオの記念すべき対外試合初打席。 1万8000人で埋まったスタンドからの歓迎の拍手を、一瞬でどよめきに変えた。ハマの有望株・飯塚の内寄り 140キロツーシームを一閃。宜野座の曇天を切り裂いた白球は、あっという間に左翼席に消えた。ダイヤモンドを一周すると天に向けてポーズも決めた。おさまらないざわめき…。なんと衝撃的な一発か。虎新助っ人の対外試合初打席弾は2004年のキンケード以来だが、初球となると史上初といえる快挙だ。得点圏に走者を置けば打点を意識。積極さと、冷静さ。同一リーグのライバル相手に、たった 2球で「4番・ロサリオ」の怖さを見せつけ、 2安打 3打点でお役御免だ。球団新助っ人史上最高の年俸 3億4000万円。就任 3年目で待望の「4番」を手にした金本監督は笑いが止まらない。しかも、注目の“御前試合”で打つのだから-。一緒に観戦したミスタータイガース、掛布雅之オーナー付シニア・エグゼクティブ・アドバイザー(62)も、ベンチ裏で「本塁打王3度」の自身の経験を語るなど談笑し、うなった。人なつこい笑顔で汗をぬぐった。期待も想像も全てを超える最強の「4番」打者。衝撃弾は、まだ序章に過ぎない。また「1番・中堅」で先発出場の「ドラフト4位」、島田海吏外野手(21=上武大學)も第 2打席で左前打を放った。
●阪神の 2年目、糸原健斗内野手(25)は「7番・遊撃」で先発出場すると、ソロ本塁打を含む 3安打と大暴れ。小兵とは思えないパワーで金本知憲監督から「小(こ)サリオ」と命名された。植田海内野手(21)らとの遊撃争いは激化の一途!! またセンター争いでは、「6番・右翼」で出場した中谷将大外野手中谷将大外野手(25)が豪快な一発を放った。早くも優勝を確信し始めた宜野座の虎党が、またもや、総立ちになる。歓声に後押しされるかのように糸原の弾丸が、逆風を切り裂いていった。球場全体にロサリオの衝撃波がまだ残っていた 4回。カウント 1- 1から平田の速球を狙った。DeNAの右翼手・細川がジャンプ一番を狙ったが、その上を悠々越えていく。大きな拍手に包まれながら、ダイヤモンドを一周だ。中谷の「2ラン」などで 8- 0と一方的な展開になった 5回も鋭く右前にはじき返し、 8回には投手内野安打で 3安打。 7日に行われた紅白戦でも 3打数 1安打 1打点をマークしていたが、初の対外試合となり、文句なしの活躍をみせた。 1メートル75。プロ野球選手としては決して大きな体とはいえないが、秘めたるパワーは助っ人級。そんな頼もしい 2年目についに金本監督が最高級のニックネームをプレゼントしたことを明かした。金本監督の「小サリオ」発言を伝え聞いた糸原はニヤッ。謙そんしながらも、うれしそうだった。北條史也内野手(23)、植田、西岡剛内野手(33)らと火花を散らせる“小サリオ”が力を込めた。このまま、一気に奪い取る。
●中堅争いをリードする、一発を放った。初の対外試合。同一リーグのライバル、DeNAを相手に、中谷がきれいな放物線を描き、客席を埋めた虎党を大興奮させた。 4打数 1安打 2打点の結果に満足感はない。それでも、持ち前のパンチ力を発揮したのは 5回二死 2塁の好機だ。カウント 1- 1から、 2番手・平田真吾投手(28)の外角高めに浮いた速球をフルスイング。左中間へ、打った瞬間、手応え十分の「“1号”2ラン」を放り込んだ。高山俊外野手(24)、俊介外野手(30)らセンター争いのライバルは多いが、負けるつもりはない。持ち味の長打力を武器に猛アピールを続けていく。
●高卒 2年目の才木浩人投手(19)が、DeNAとの練習試合に 7回から登板。 7回からの 3イニングを無安打無失点と好投した。 4者連続を含む 5奪三振と好アピールした。先発ローテーション入りへ、大前進だ。伸びしろいっぱいの19歳に、金本知憲監督は高い評価を口にした。糸を引くようなストレートがビシビシと決まった。球場表示では最速 149キロ、テレビの中継では 152キロをマークした直球のキレ味は抜群。19歳、才木がマウンドで躍動した。圧巻の奪三振ショーだった。 3回を投げて安打は 1本も許さず。 8回はすべて直球で空振り、見逃し、空振りの 3者三振だ。 5奪三振のうち 4つが真っすぐ。気持ちのいいほどの直球勝負! 変化球の精度には課題を残しながらも、迫力満点の投げっぷりで、周囲に強烈な印象を残した。見えてきた先発ローテ。だからこそ、まずは課題を克服する。体もスケールもさらにでっかくなって、19歳の若武者がサクセスロードを駆け上がる。記事をまとめてみました。
<練習試合:阪神8-0DeNA>◇11日◇かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
阪神とDeNAが練習試合。阪神新外国人のロサリオが第 1打席で「先制2ラン」を放った。阪神からFA移籍のDeNA大和は「2番・遊撃」で先発出場。 8- 0で阪神が快勝した。スタンドは 1万8000人のファンで埋まった。
阪神の新外国人、ウィリン・ロサリオ内野手が、弾丸アーチデビューだ。
対外試合初戦の練習試合・DeNA戦(沖縄・宜野座)で、初回二死 1塁の初打席。DeNA先発飯塚の初球、 140キロ速球をとらえ、左中間スタンドにライナーで運んだ。期待の新助っ人が、驚異のデビューを飾った。
1回裏阪神二死 1塁、左中間越えへ先制 2点本塁打を放ったウィリン・ロサリオ内野手=沖縄宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
阪神新外国人のウィリン・ロサリオ内野手が 2打席連続の快打で、チーム 3点目をたたき出した。 3回二死 1、 2塁で迎えた第 2打席で、DeNA飯塚の初球 140キロ直球を中前へ運んだ。初打席はど真ん中の直球を左中間スタンドへライナーで運び、第 2打席は内角高めの直球を詰まりながらも中前へ持って行った。
また「1番・中堅」で先発出場の「ドラフト4位」、島田海吏外野手も第 2打席で左前打を放った。
掛布雅之SEA(右)と談笑するウィリン・ロサリオ内野手=沖縄宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
阪神掛布雅之オーナー付シニア・エグゼクティブ・アドバイザー(SEA)が11日、宜野座キャンプを訪れ、ウィリン・ロサリオ内野手の打撃を絶賛した。
練習試合のDeNA戦で放った「2ラン」とタイムリーを見届け、「コンパクトで柔らかい。メジャーでも 3年レギュラー張ってたんでしょ? 自分のやるべきことを分かっているやるべきことを分かっている。期待されるに値する技術を持っている」と高評価。さらに「バースも 1年目は『3割』打ってないからね」と、いきなりの大活躍を予感していた。
ウィリン・ロサリオ内野手=沖縄宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
2球の衝撃-。阪神は11日、DeNAと練習試合を行い、 8- 0と快勝発進。「4番・DH」で出場した新外国人、ウィリン・ロサリオ内野手が初打席初球本塁打を放った。 2打席目も初球を適時打し、計 3打点。金本知憲監督も、視察に訪れた坂井信也オーナーも大満足の超ド派手デビューだ!!
初球だった。 1回二死 1塁で迎えた、ロサリオの記念すべき対外試合初打席。 1万8000人で埋まったスタンドからの歓迎の拍手を、一瞬でどよめきに変えた。ハマの有望株・飯塚の内寄り 140キロツーシームを一閃。宜野座の曇天を切り裂いた白球は、あっという間に左翼席に消えた。
「積極的にいくことを心がけていた。それができてよかったよ」
ウィリン・ロサリオ内野手が衝撃の一発! 1回、飯塚の初球を鋭くとらえた=沖縄宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
ダイヤモンドを一周すると天に向けてポーズも決めた。おさまらないざわめき…。なんと衝撃的な一発か。虎新助っ人の対外試合初打席弾は2004年のキンケード以来だが、初球となると史上初といえる快挙だ。
さらに 2打席目。 3回二死 1、 2塁では再び初球、内角高め速球をとらえた。詰まり気味に中前へ落とす適時打。「中堅から右という意識。いいアプローチだったよ」。得点圏に走者を置けば打点を意識。積極さと、冷静さ。同一リーグのライバル相手に、たった 2球で「4番・ロサリオ」の怖さを見せつけ、 2安打 3打点でお役御免だ。
「初球からどんどんいこうと思っていた。いい形で打てたし、シーズンに向けていい準備ができていると思う」
1回、「2ラン」を放ち金本知憲監督とタッチを交わすウィリン・ロサリオ内野手=沖縄宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
球団新助っ人史上最高の年俸 3億4000万円。就任 3年目で待望の「4番」を手にした金本監督は「ハハッ。 2球! ハハッ。いいでしょう! 積極性があってね。ひと振りで仕留めるという」と笑いが止まらない。しかも、注目の“御前試合”で打つのだから-。
この日は坂井オーナーが観戦。試合前に「今年は優勝という言葉を忘れることなく、心に刻んでチーム一丸でやって欲しい」と訓示した総帥は、「ええとこばっかり出たね。満足です。(ロサリオは)期待通りというか、びっくりしました」と破顔一笑だ。一緒に観戦したミスタータイガース、掛布雅之オーナー付シニア・エグゼクティブ・アドバイザーも、ベンチ裏で「本塁打王3度」の自身の経験を語るなど談笑し、「非常にコンパクトで柔らかい。ルナ(元中日、広島)のパワーアップバージョン。筋肉隆々でポパイみたいだね」とうなった。
3回は内角高めの速球を中前適時打=沖縄宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
性格も成功を後押しする。交代後はウエートルームに直行。いつも歌を口ずさみながらエアロバイクをこぐという。糸井が「あいつ歌うまい」と驚く歌唱力。ロサリオは「友達を作るのに言葉は関係ない。多くの時間を共有して、いい関係を作っていきたい」と、すっかり溶け込んでいる。
「大好きな球団に入れて、チームメートをはじめ、監督やコーチ、いろんな人がよくしてくれている。本当に(もっと)大好きになりました」
人なつこい笑顔で汗をぬぐった。期待も想像も全てを超える最強の「4番」打者。衝撃弾は、まだ序章に過ぎない。
ベンチでウィリン・ロサリオ内野手(左)と談笑する掛布雅之SEA=沖縄宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
☆巨人・森中聖雄スコアラー
「困りましたねぇ。2球とも、あんなにうまくインコースをさばくとは…。ゴメスは調整が遅いイメージだったけど、(ロサリオは)調整が相当できている」
★初本塁打球を運よくGET
左翼芝生上でロサリオの初本塁打ボールをゲットしたのは、沖縄市在住の浦崎康太郎さん(21=学生)だ。跳ね返りが運よく転がってきたといい、「まさか、本塁打が飛んでくるとは思わなかった」とビックリ。シーズンに向けては「このパワーで(昨季セ・リーグ本塁打王の)ゲレーロ(巨人)に負けないぐらい打ってほしい」と期待した。
掛布雅之SEAと談笑する福留孝介外野手。手前はウィリン・ロサリオ内野手=沖縄宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
◇阪神、主な新助っ人野手の対外試合デビュー戦
★マイク・キンケード内野手:2004年 2月11日の広島戦(宜野座)。「3番・3塁」で出場し、 1回無死 1、 2塁で 3球目をとらえ、「中越えの3ラン」。 2打席目も右翼線へ「適時2塁打」で 2安打 4打点。
★ケビン・メンチ外野手:2009年 2月15日のヤクルト戦(浦添)。「5番・DH」で出場し、 4回の 2打席目に左翼ポール際へソロ。
★マット・マートン外野手:2010年 2月13日の北海道日本ハム戦(宜野座)。「1番・中堅」で出場し、 3打数ノーヒット。
★マウロ・ゴメス内野手:故障で出遅れ、2014年 3月15日の教育リーグ・中日戦(ナゴヤ)に「3番・DH」で出場。初打席で岩田から中前打を放った。
★エリック・キャンベル内野手:2017年 2月13日のDeNA戦(宜野座)に「5番・DH」で出場。今永の前に見逃し三振、中飛。
遊撃は俺だ! 糸原健斗内野手が四回に豪快な一発を放った=沖縄宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
俺が“小(こ)サリオ”だ! 阪神の 2年目、糸原健斗内野手は「7番・遊撃」で先発出場すると、ソロ本塁打を含む 3安打と大暴れ。小兵とは思えないパワーで金本知憲監督から「小サリオ」と命名された。植田海内野手らとの遊撃争いは激化の一途!! またセンター争いでは、「6番・右翼」で出場した中谷将大外野手中谷将大外野手が豪快な一発を放った。
早くも優勝を確信し始めた宜野座の虎党が、またもや、総立ちになる。「いっけぇ~!」という歓声に後押しされるかのように糸原の弾丸が、逆風を切り裂いていった。
「いい形で打てました。状態もいいので、続けていきたいです。自信にしていきたいです」
球場全体にロサリオの衝撃波がまだ残っていた 4回。カウント 1- 1から平田の速球を狙った。
DeNAの右翼手・細川がジャンプ一番を狙ったが、その上を悠々越えていく。大きな拍手に包まれながら、ダイヤモンドを一周だ。
糸原健斗内野手(左)を笑顔で出迎える金本知憲監督=沖縄宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
中谷の「2ラン」などで 8- 0と一方的な展開になった 5回も鋭く右前にはじき返し、 8回には投手内野安打で 3安打。 7日に行われた紅白戦でも 3打数 1安打 1打点をマークしていたが、初の対外試合となり、文句なしの活躍をみせた。
1メートル75。プロ野球選手としては決して大きな体とはいえないが、秘めたるパワーは助っ人級。そんな頼もしい 2年目についに金本監督が最高級のニックネームをプレゼントしたことを明かした。
「今年、さらにパワーアップしとるわね。体もひと周り、ゴツくなって。“小サリオ”だからね。試合中、ふと思った」
ルーキーイヤーの昨季、本塁打はわずか「1」も甲子園の右翼席にぶち込んだもの。小力はこれまでも目立っていたが、今キャンプ中に、金本監督から左足の使い方など熱血指導され、打球の強さが増している。金本監督の「小サリオ」発言を伝え聞いた糸原はニヤッ。「はい…言われました。いじってくれているだけだとは思うんですが…」と謙そんしながらも、うれしそうだった。
8回、内野安打を放った糸原健斗内野手=沖縄宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
「3塁・大山、2塁・鳥谷」の今季構想が決まったばかり。課題のセンターライン強化へ、次の焦点は遊撃争いになる。
「競争は激しいですが、自分の持ち味をアピールしたいです。強いスイングをすることを心がけています」
北條、植田、西岡らと火花を散らせる“小サリオ”が力を込めた。このまま、一気に奪い取る。
☆金本阪神、過去のシーズン初対外試合
★2016年: 2月16日の楽天戦(宜野座)。西岡、陽川、横田、ペレスの「4発」など、安楽ら楽天投手陣に12安打を浴びせ、12- 5と大勝した。先発の岩貞は 3回 2失点。ウイニングボールを渡された金本監督は「いらねえよ」と拒否し、試合後にナインを集め「過信するなよ」とクギをさした。
★2017年: 2月13日のDeNA戦(宜野座)。先発の横山は 2回 1失点。打線は 2回に今永から中谷、板山の連打で 1- 1の同点に追いついたが、 6回に青柳が 2失点。 1- 4で敗れた。WBC日本代表の藤浪は中継ぎで 2回無失点。視察に訪れた小久保監督(当時)に絶賛された。
中堅争いをリードする、一発を放った。初の対外試合。同一リーグのライバル、DeNAを相手に、中谷がきれいな放物線を描き、客席を埋めた虎党を大興奮させた。
「あの(本塁打の)打席は高めのボールを打つことができて、よかった。でも、それ以外がダメだったので」
4打数 1安打 2打点の結果に満足感はない。それでも、持ち前のパンチ力を発揮したのは 5回二死 2塁の好機だ。カウント 1- 1から、 2番手・平田の外角高めに浮いた速球をフルスイング。左中間へ、打った瞬間、手応え十分の「“1号”2ラン」を放り込んだ。
昨季「20本塁打」の中谷将大外野手が、 5回に“今季1号”をほうり込んだ=沖縄宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
「真ん中もしくは内角寄りの球を打てば、もっと評価するんだけどな」とは金本監督。期待するからこその高い要求をしたが、顔はニンマリだ。
昨季はチームトップの「20本塁打」をマークし、飛躍の礎を作った背番号「60」。今春キャンプでも、指揮官から成長を認められるなど、進化を見せている。
「準備をしっかりやっていかないといけない」。高山、俊介らセンター争いのライバルは多いが、負けるつもりはない。持ち味の長打力を武器に猛アピールを続けていく。
「3番手」で登板しDeNA打線を無失点に抑えた才木浩人投手=沖縄宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
高卒 2年目の才木浩人投手が、DeNAとの練習試合に登板。 7回からの 3イニングを無安打無失点、 5奪三振と好アピールした。
「( 7日の)紅白戦よりはシュート回転も少なかった。腕を振って、低め低めを意識しました。空振りもファウルも取れたのでよかった」
7回二死からは 4者連続奪三振。将来が楽しみな19歳右腕が今日のイチバン!
直球でグイグイ! 才木浩人投手が 3回無安打無失点、 5奪三振の好投だ=沖縄宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
先発ローテーション入りへ、大前進だ。高卒 2年目の阪神・才木浩人投手が11日、DeNA戦との練習試合に 7回から登板。 4者連続を含む 5三振を奪い、 3回を無安打無失点と好投した。伸びしろいっぱいの19歳に、金本知憲監督は「ほんまに(先発ローテ入り)いけるかな」と高い評価を口にした。
糸を引くようなストレートがビシビシと決まった。球場表示では最速 149キロ、テレビの中継では 152キロをマークした直球のキレ味は抜群。19歳、才木がマウンドで躍動した。
「( 7日の)紅白戦の時よりシュート回転も少なかったですし、完璧に捉えられた当たりもなかったと思います。空振りやファウルがとれて、真っすぐはよかったです」
圧巻の奪三振ショーだった。 3回を投げて安打は 1本も許さず。 8回はすべて直球で空振り、見逃し、空振りの 3者三振だ。 5奪三振のうち 4つが真っすぐ。気持ちのいいほどの直球勝負! 変化球の精度には課題を残しながらも、迫力満点の投げっぷりで、周囲に強烈な印象を残した。
7回、DeNA・乙坂智外野手は三振 投手は阪神・才木浩人投手=沖縄宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
前回 7日の紅白戦は西岡に一発を浴びるなど 2回 2失点。 2四球も出したが、この日は制球も安定。金本監督は「きょうはよかったね。大きく先発ローテの競争に…。あれっ? というね、ほんまにいけるかなと」と“うれしい悲鳴”だ。
「投げるスタミナとかついてきたら、これはもう十分、(ローテ争いに)入っていけるんじゃないかな」
3回無失点の先発・岩貞をしのぐインパクト。伸びしろ十分の高卒 2年目だ。 1メートル89の身長は今も伸び続けているが、体重管理にはひと苦労だった。もともと食が細く、一度にたくさんの量は食べられないタイプ。それでも体を大きくしようと自分なりに工夫した。
チームの食事の他に、自分でおにぎりを買うなど 1日の食事回数を増加中。一食の量は少なくても回数を増やしてトータルの量をとる計画だ。キャンプ前に80キロから83、84キロに増加したが、厳しいキャンプでもキープしている。兵庫から観戦に訪れた母・久子さんは「年末に帰ってきたときに大きくなったなと思いました。直接試合を見るのは(昨秋の)安芸キャンプ以来ですかね。きょうは元気な姿を見られてひとまずホッとしました」と笑顔だった。
8回、DeNA・柴田竜拓内野手は三振 投手は阪神・才木浩人投手=沖縄宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
見えてきた先発ローテ。だからこそ、まずは課題を克服する。
「変化球がムラ球になることが多くて、決め球で決められなかった。球数も多かったですし、そういう部分をしっかりやっていきたいです」
体もスケールもさらにでっかくなって、19歳の若武者がサクセスロードを駆け上がる。
☆才木浩人投手について阪神・香田勲男投手コーチ
「若者らしい、向かっていく姿勢が評価できるところ。真っすぐで空振りがとれるのは、見ていて気持ちがいいですね」
◇才木 浩人(さいき・ひろと)
投手。1998(平成10)年11月 7日生まれ、19歳。兵庫県出身。須磨翔風高(兵庫)時代に甲子園出場はなく、2017年に「ドラフト3位」で阪神入団。昨季は 2試合に登板して「0勝0敗、1ホールド、防御率0.00」。 1メートル89、80キロ。右投げ右打ち。年俸 600万円。背番号「35」。
才木浩人投手の実戦登板成績
◇春季キャンプの日程について
2018年01月08日 更新 2月1日(木)より行われます春季キャンプの日程は以下の通りです。
一軍:かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
ファーム:安芸タイガース球場(安芸市営球場)
【一軍・ファーム共通】
キャンプ期間:2月1日(木)~28日(水)まで
<休日:2月5日(月)、9日(金)、14日(水)、19日(月)、23日(金)>
※休日は雨天により変更する可能性があります。
2017年度の成績を糧にして、2018年に向かって、全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め! ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
全身全霊を懸けて不屈の精神で立ち向かう。たとえ、どんなに苦しい局面になろうとも、最後の最後まで絶対に勝負を諦めない。
その精神を全員が強く持ち、タイガースが変革し続ける一年にしたい。そうした強い決意をスローガンとして表現しています。
※このスローガン・デザインは、2018年のシーズンロゴとしても展開して参ります。
2018年 練習試合・オープン戦 日程と結果(02月)
2018年 オープン戦・公式戦 日程と結果(03月)
2018年 公式戦 日程と結果(04月)