●金本知憲監督(49)がジグザグ打線構想を明かした。「4番」ロサリオの起用が決定的な状況で、すでに「3番」福留の起用も示唆。17日、好調の大山がシート打撃で 2打数 2安打と充実し、打線の並びを問われると「いいジグザグが組めれば面白いよね」と話した。福留が実戦形式初打席で安打を放った。 2年目の大山悠輔内野手(23)はシート打撃で左腕・岩田稔投手(34)から 2打数 2安打。ともに中前に運んだ。実戦 4試合全てで安打を放つなど「打率0.571」。金本監督は絶賛だった。新外国人ウィリン・ロサリオ内野手(28=韓国・ハンファ)が17日、沖縄・宜野座キャンプで連日のアーチショーだ。昼下がりのフリー打撃。坂井オーナーが打撃ケージ裏で見守る前で、超低空のライナーで左翼芝生席へ突き刺せば、客席からはどよめきが起こった。その直後には高々と舞う弾道で左中間席へ。再び場外弾も飛び出すなど、快音はまったく止まらない。前日16日の練習試合楽天戦で右中間に本塁打を放ち、 3試合連続アーチ中。キャンプはすでに折り返すが、疲れを見せるそぶりはない。
●マルコス・マテオ投手(33)が17日、沖縄・宜野座キャンプのシート打撃に登板し、 2三振を奪った。最速 152キロの直球とキレキレのスライダーを組み合わせた、マテオの投球が今日のイチバンでした。
●西岡剛内野手(33)がシート打撃で「右打席1号」となる「実戦2号」を放った。18日に行われる北海道日本ハムとの練習試合(宜野座)に「1番・遊撃」で先発出場し、今季初の対外試合に臨む予定。火花バチバチの遊撃レギュラー争いを制するべく、パンチ力を取り戻した「右」で自ら号砲を鳴らした。自らを奮い立たせる一発だ。厳しい立場にいることは百も承知。それでも西岡は力強く、勢いをつけて踏み出す。光あふれる真っ青な沖縄の空に向かって、「右」からアーチを押し込んだ。言えることはまだ何もない。帰り際は首を小さく 3度振ったのみ。だがバットは雄弁だ。 1打席目は藤川球児投手(37)に対し左打席で見逃し三振も、左腕・高橋聡文投手(34)と向き合った右打席で、ド派手に魅せた。初球の高め真っすぐを強振。6000人の虎党の視線の先で白球は左翼席で跳ねた。チーム初実戦だった 7日の紅白戦での右越え弾(左打席)以来の「実戦2号」だった。右の強さ。それが西岡にとっては「復活」そのものだ。糸原もすでに実戦でアーチをかけている。植田は走攻守で猛アピール。北條も負けじと打ち出した。西岡もし烈な遊撃争いに全力で飛び込む。金本監督は手厳しいジョークで、大きな期待を表した。キャンプ序盤に自らに言い聞かせた33歳。完全復活への思いを込めて、必ずこの戦いを制する。
●阪神の「ドラフト1位」・馬場皐輔投手(22=仙台大學)はシート打撃初登板だったが、マウンドでドタバタすることもなく、落ち着いて投げていた。打者 8人を被安打 2、 2奪三振と好投した。得意のスライダーを生かした投球術やクイック、けん制などの完成度の高さに金本知憲監督も合格点。順調なら、24日のヤクルト戦(浦添)から始まる沖縄でのオープン戦で実戦デビューする見込みだ。クイックも想像していた以上に速く、何よりも光ったのは変化球でストライクを取れること。初球に変化球でストライクが取れるタイプで、試合は作れるだろう。登板直後のストレートの球速が 142キロ前後。投げていって終盤に 145キロ前後を出していた。もう少し球速は出るはず。キャンプに入って 2週間あまりが経過しているせいか、疲れは感じた。全体的に球が少し高かったのも気になった。次の登板はおそらく対外試合になるだろう。初々しい笑顔とは裏腹にマウンドさばきは新人離れしていた。最速 146キロ。まず目を引いたのが縦横 2種類のスライダーだ。「D4位」・島田海吏外野手(22=上武大學)からは空振り三振を奪った。捕手のサインにも首を振るなど、自身の投球スタイルを崩さない。28球中17球が変化球。 1塁に走者を置いた場面での素早いけん制に及第点のクイックも披露して、“実戦向き”と評されるゆえんを証明した。「ドラ1」なので、どこかで先発のチャンスが巡ってくるはず。そこで、どうアピールできるか。というのも、ことしの阪神投手陣は先発にしても救援にしても、かなり高いレベルでの競争になる。簡単に「1軍枠」は奪えない。開幕ローテ争いはし烈を極める。そのボーダーラインにいるルーキーが高い完成度で、アピールしていく。
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金本知憲監督がジグザグ打線構想を明かした。「4番」ロサリオの起用が決定的な状況で、すでに「3番」福留の起用も示唆。
17日、好調の大山がシート打撃で 2打数 2安打と充実し、打線の並びを問われると「大山なんか右投手も関係ない。純粋にロサリオと大山は。投手にもよるだろうけど、いいジグザグが組めれば面白いよね」と話した。
福留が実戦形式初打席で安打を放った。
「普通に、ただバーンって打ちにいっただけでしょう。別にビックリもしないし。実績もあるんだから」。
笑顔を見せる金本知憲監督=沖縄宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
2年目の大山はシート打撃で左腕・岩田から 2打数 2安打。ともに中前に運んだ。「いろんな意識をしましたけど、結果的にいい当たりを打てました。結果が一番大事ですが、内容も結果も両方出せるようにやっていきたい」。実戦 4試合全てで安打を放つなど「打率0.571」。金本監督は「他のもの(選手)とはちょっと違う。とらえ方というか、タイミングというか。(ロサリオとともに)計算できる打者。打てないときにも我慢できる打者」と絶賛だった。
ウィリン・ロサリオ内野手=沖縄宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
阪神の新外国人ウィリン・ロサリオ内野手が17日、沖縄・宜野座キャンプで連日のアーチショーだ。
昼下がりのフリー打撃。坂井オーナーが打撃ケージ裏で見守る前で、超低空のライナーで左翼芝生席へ突き刺せば、客席からは「ウソォ」とどよめきが起こった。その直後には高々と舞う弾道で左中間席へ。再び場外弾も飛び出すなど、快音はまったく止まらない。前日16日の練習試合楽天戦で右中間に本塁打を放ち、 3試合連続アーチ中。キャンプはすでに折り返すが、疲れを見せるそぶりはない。
シート打撃でマルコス・マテオ投手は中谷将大外野手を空振り三振に打ち取る=沖縄宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
マルコス・マテオ投手が17日、沖縄・宜野座キャンプのシート打撃に登板し、 2三振を奪った。
「いい感じで投げられた。次は実戦で投げられるよ」。最速 152キロの直球とキレキレのスライダーを組み合わせた、マテオの投球が今日のイチバンでした。
右打席でドカン! 西岡剛内野手がシート打撃で高橋聡からアーチをかけた=沖縄宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
西岡剛内野手がシート打撃で「右打席1号」となる「実戦2号」を放った。18日に行われる北海道日本ハムとの練習試合(宜野座)に「1番・遊撃」で先発出場し、今季初の対外試合に臨む予定。火花バチバチの遊撃レギュラー争いを制するべく、パンチ力を取り戻した「右」で自ら号砲を鳴らした。
自らを奮い立たせる一発だ。厳しい立場にいることは百も承知。それでも西岡は力強く、勢いをつけて踏み出す。光あふれる真っ青な沖縄の空に向かって、「右」からアーチを押し込んだ。
「…」
言えることはまだ何もない。帰り際は首を小さく 3度振ったのみ。だがバットは雄弁だ。 1打席目は藤川に対し左打席で見逃し三振も、左腕・高橋聡と向き合った右打席で、ド派手に魅せた。
初球の高め真っすぐを強振。6000人の虎党の視線の先で白球は左翼席で跳ねた。チーム初実戦だった 7日の紅白戦での右越え弾(左打席)以来の「実戦2号」だった。
シート打撃に登板する藤川球児投手=沖縄宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
右の強さ。それが西岡にとっては「復活」そのものだ。片岡ヘッド兼打撃コーチも「右のスイングはかなり(よくなっている)ね。去年は肩の影響があったんだけど。秋からやってきたことが、いい方向に出てきている」と目を見張った。2015年に右肘を痛めた。左アキレス腱断裂の大けがを負った2016年も右肩痛を抱えて闘っていた。近年、なかなか本来のスイングをできないでいた右打席で力強くボールを運べたのは、戦える体である何よりの証拠。体調に問題がなければ、18日の北海道日本ハム戦で、今季初の対外試合に臨む方向だ。
糸原もすでに実戦でアーチをかけている。植田は走攻守で猛アピール。北條も負けじと打ち出した。西岡もし烈な遊撃争いに全力で飛び込む。金本監督は「アピールしとるね。崖っぷちだから」と手厳しいジョークで、大きな期待を表した。
キャンプ序盤に「シーズンをしっかり戦うことが必要。おごらず頑張っている最中です」と自らに言い聞かせた33歳。完全復活への思いを込めて、必ずこの戦いを制する。
馬場はシート打撃初登板だったが、マウンドでドタバタすることもなく、落ち着いて投げていた。クイックも想像していた以上に速く、何よりも光ったのは変化球でストライクを取れること。初球に変化球でストライクが取れるタイプで、試合は作れるだろう。
登板直後のストレートの球速が 142キロ前後。投げていって終盤に 145キロ前後を出していた。もう少し球速は出るはず。キャンプに入って 2週間あまりが経過しているせいか、疲れは感じた。全体的に球が少し高かったのも気になった。
次の登板はおそらく対外試合になるだろう。「ドラ1」なので、どこかで先発のチャンスが巡ってくるはず。そこで、どうアピールできるか。
というのも、ことしの阪神投手陣は先発にしても救援にしても、かなり高いレベルでの競争になる。簡単に「1軍枠」は奪えない。
シート打撃で投球する馬場皐輔投手=沖縄宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
阪神の「ドラフト1位」・馬場皐輔投手が初のシート打撃に登板し、打者 8人を被安打 2、 2奪三振と好投した。得意のスライダーを生かした投球術やクイック、けん制などの完成度の高さに金本知憲監督も合格点。順調なら、24日のヤクルト戦(浦添)から始まる沖縄でのオープン戦で実戦デビューする見込みだ。
実戦で一層、輝く。投手としての完成度の高さが際立った。馬場がシート打撃に初登板し、持ち味を存分に発揮。打者 8人を被安打2に封じて、週末に詰めかけたファンの拍手を浴びた。
「プロの打者に実戦で投げるのは初めて。いままで投げてこなかった不安がありましたが、少し安心しました」
フィールディングやけん制など総合力を示した=沖縄宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
初々しい笑顔とは裏腹にマウンドさばきは新人離れしていた。最速 146キロ。まず目を引いたのが縦横 2種類のスライダーだ。「D4位」・島田海吏外野手からは空振り三振を奪った。捕手のサインにも首を振るなど、自身の投球スタイルを崩さない。28球中17球が変化球。 1塁に走者を置いた場面での素早いけん制に及第点のクイックも披露して、“実戦向き”と評されるゆえんを証明した。
金本監督は「変化球のよさが目立った。スライダーは変化球と思った瞬間、加速してくる感じ。島田も“着払い”(ミットに収まった後に振る)気味」と改めてスライダーのキレ味を評価すると「けん制もできるし、クイックもできる」と合格点。香田投手コーチも「できることが多い。自滅するタイプじゃない」とうなずいた。
シート打撃に登板する馬場皐輔投手=沖縄宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
実戦形式で問題なしとなれば次は“本番”だ。21日の「韓国KIA」との練習試合はメッセンジャーらベテラン勢が登板予定のため、順調にいけば24日のヤクルト(浦添)か25日の中日(北谷)とのオープン戦でデビューする公算が高い。「ドラ1」右腕は足元を見つめた。
「いまは勉強中というか、先輩のいいところを学びたい。プロの投手になれるようにしたい」
開幕ローテ争いはし烈を極める。そのボーダーラインにいるルーキーが高い完成度で、アピールしていく。
シート打撃で馬場皐輔投手と対戦し 3塁打を放った長坂拳弥捕手=沖縄宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
★中日・井本直樹スコアラー 「走者を出しても崩れるタイプではないと思う。縦目に曲がるスライダーは右打者には厄介。目線が上がる感じ」
★巨人・森中聖雄スコアラー 「疲れも出てきていると思うけど、真っすぐもいいボールを投げていた」
★広島・玉山健太スコアラー 「ゲームを作れる印象。マウンドでも堂々としていた。実戦向きかな」
★馬場皐輔投手の前半4人への投球でバッテリーを組んだ原口文仁捕手 「緊張感もあったと思う。最初は真っすぐ中心で行こうと思っていた。でも首を振って変化球を投げてきたし、(変化球に)自信を持っているんだと思います」
◇春季キャンプの日程について
2018年01月08日 更新 2月1日(木)より行われます春季キャンプの日程は以下の通りです。
一軍:かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
ファーム:安芸タイガース球場(安芸市営球場)
【一軍・ファーム共通】
キャンプ期間:2月1日(木)~28日(水)まで
<休日:2月5日(月)、9日(金)、14日(水)、19日(月)、23日(金)>
※休日は雨天により変更する可能性があります。
2017年度の成績を糧にして、2018年に向かって、全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め! ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
全身全霊を懸けて不屈の精神で立ち向かう。たとえ、どんなに苦しい局面になろうとも、最後の最後まで絶対に勝負を諦めない。
その精神を全員が強く持ち、タイガースが変革し続ける一年にしたい。そうした強い決意をスローガンとして表現しています。
※このスローガン・デザインは、2018年のシーズンロゴとしても展開して参ります。
2018年 練習試合・オープン戦 日程と結果(02月)
2018年 オープン戦・公式戦 日程と結果(03月)
2018年 公式戦 日程と結果(04月)