●金本知憲監督(49)が22日、中堅争い真っただ中の中谷将大外野手(25)にハッパをかけた。ここにきて｢ドラフト４位｣・島田海吏外野手(22＝上武大學)が赤丸急上昇。24日からオープン戦が開幕し、27日に新たに紅白戦(宜野座)を組み込んだ。実戦漬けの最終クールで、猛アピールを期待した。ときおり雨がパラついた宜野座で、金本監督が動いた。ブルペン視察を終え、メイン球場へ－。フリー打撃を終えた中谷をケージ裏に呼んだ。昨季、自己最多の｢２０本塁打｣をマークした。生え抜きの右打者として2004、2005年の今岡誠(２８、２９本塁打)以来13年ぶりの｢２年連続２０発｣以上が期待される中、弱点である速球への対応力向上を最優先課題とした。13年ぶりとなるリーグ優勝に向け、重要なポイントになる中堅争い。中谷はチームに少ない右の大砲で守備力も及第点とあって、理想の存在だ。だが、21日の韓国ＫＩＡ戦(宜野座)で｢Ｄ４位｣・島田海吏外野手が一発を含む｢４打数２安打２打点｣と奮闘。強烈に突き上げられた。フリー打撃で55スイング中、｢１２発｣を放った中谷は危機感をあらわにした。豪快なスイングで 1年中活躍する姿を、金本監督は誰よりも待っている。
●岩崎優投手(26)が、オープン戦初戦となる24日のヤクルト戦(浦添)で“開幕投手”を務めることが決まった。金本知憲監督がこの日、明らかにした。今季、中継ぎから先発転向を目指すうえでのテストだが、なかなか｢４番手｣以降がハッキリ見えてこない先発陣への“劇薬”という意味合いもありそうだ。藤浪晋太郎投手(23)や岩貞祐太投手(26)じゃないの？ 今春のオープン戦開幕となる24日のヤクルト戦(浦添)は、岩崎が先発することが決まった。キャンプでは12日の紅白戦と18日の北海道日本ハム戦(いずれも宜野座)に登板。12日は紅組の先発として登板したが、 2回 1失点。まだ長いイニングは投げていない。現状で開幕ローテに当確しているのは開幕投手内定のランディ・メッセンジャー投手(36)と昨季｢１２勝｣の秋山拓巳投手(26)、ベテラン38歳の能見篤史投手。オープン戦で精査していく意向を示した。開幕ローテ候補には藤浪や岩貞、小野泰己投手(23)、才木浩人投手(19)ら若手がずらりと顔を並べる。だが、ここまででずば抜けた印象を残していないのも事実だ。ある意味、ダークホースだった岩崎が真っ先にアピールに成功すれば、競争激化は必至。意気込む岩崎が初っぱなから快投して、先発陣の劇薬となる。
記事をまとめてみました。
舞台は整えた。結果を出せ！ 金本知憲監督が22日、中堅争い真っただ中の中谷将大外野手にハッパをかけた。ここにきて｢ドラフト４位｣・島田海吏外野手が赤丸急上昇。24日からオープン戦が開幕し、27日に新たに紅白戦(宜野座)を組み込んだ。実戦漬けの最終クールで、猛アピールを期待した。
ときおり雨がパラついた宜野座で、金本監督が動いた。ブルペン視察を終え、メイン球場へ－。フリー打撃を終えた中谷をケージ裏に呼んだ。
｢内容はいえませんね。真っすぐをどれだけ打てるかという話で｣
虎将は椅子に腰掛けてフフッと笑った。しばらく黙った後、ポツリと漏らした。
｢『打率２割４、５分、２０本』じゃなく、目指すところが違うんだぞ、と｣
中谷将大外野手(右)の打撃練習を見守る金本知憲監督(左)＝沖縄宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
昨季、自己最多の｢２０本塁打｣をマークした。生え抜きの右打者として2004、2005年の今岡(２８、２９本塁打)以来13年ぶりの｢２年連続２０発｣以上が期待される中、弱点である速球への対応力向上を最優先課題とした。しかし、16日の楽天戦(宜野座)からの最近 3試合で｢打率０．１００(１０打数１安打１打点)｣。取り組みに迷いが生じることを危惧し｢雑音を気にするな｣とささやいた。
13年ぶりとなるリーグ優勝に向け、重要なポイントになる中堅争い。中谷はチームに少ない右の大砲で守備力も及第点とあって、理想の存在だ。だが、21日の韓国ＫＩＡ戦(宜野座)で｢Ｄ４位｣・島田海吏外野手が一発を含む｢４打数２安打２打点｣と奮闘。強烈に突き上げられた。
金本知憲監督(左)は中谷将大外野手(右)にアドバイスを送る＝沖縄宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
｢( 1軍に)外野手 6人登録(すること)はないと思う。誰かが落ちるということですからね。俊介、中谷、高山…島田も落ちるかもしれない。なかなかレベルの高い競争になってきましたね｣
24日のヤクルト戦(浦添)からオープン戦が始まる。27日には新たに紅白戦を組み込んだ。最終クールは 5日間で 3試合の実戦漬け。リフレッシュさせる意味で、この日は半日練習とした。｢その代わり、いいものを出せよ｣と期待したからこそ、中谷にはどうしてもいいたかった。ここで歯を食いしばって、結果を出せ－と。
フリー打撃で55スイング中、｢１２発｣を放った中谷は｢このままじゃ、試合に出られない｣と危機感をあらわにした。豪快なスイングで 1年中活躍する姿を、金本監督は誰よりも待っている。
岩崎優投手が、オープン戦初戦となる24日のヤクルト戦(浦添)で“開幕投手”を務めることが決まった。金本知憲監督がこの日、明らかにした。今季、中継ぎから先発転向を目指すうえでのテストだが、なかなか｢４番手｣以降がハッキリ見えてこない先発陣への“劇薬”という意味合いもありそうだ。
藤浪や岩貞じゃないの？ 今春のオープン戦開幕となる24日のヤクルト戦(浦添)は、岩崎が先発することが決まった。
｢相手というよりも自分の課題ですね。ストレートの勢いだとか、しっかり投げ分けることだとかを中心にやっていきたいです｣
岩崎優投手はブルペンで調整。オープン戦開幕から猛アピールする＝沖縄宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
“開幕投手”は静かに自らの足元を見つめた。
昨季は中継ぎとして66試合に登板。桑原、マテオ、ドリスらとリーグ屈指のリリーフ陣を形成した。一方で先発陣は藤浪や岩貞の不振でやりくりに苦労。そういう事情もあってチーム首脳からオフに先発再転向を打診され、調整を重ねてきた。
キャンプでは12日の紅白戦と18日の北海道日本ハム戦(いずれも宜野座)に登板。12日は紅組の先発として登板したが、 2回 1失点。まだ長いイニングは投げていない。
ブルペンで投球練習をする岩崎優投手＝沖縄宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
金本監督はこの日、岩崎について｢(先発テストを)一回やりますよ。先発としての調整といっているんでね。適性をみて。ちょっと長めのイニングを投げさせて、様子をみる｣と明かした。現状で開幕ローテに当確しているのは開幕投手内定のメッセンジャーと昨季｢１２勝｣の秋山、ベテラン38歳の能見。｢あと 3つ、もしくは 2つ。それを見極めていかないといけない｣とオープン戦で精査していく意向を示した。
開幕ローテ候補には藤浪や岩貞、小野、才木ら若手がずらりと顔を並べる。だが、ここまででずば抜けた印象を残していないのも事実だ。ある意味、ダークホースだった岩崎が真っ先にアピールに成功すれば、競争激化は必至。｢キャンプ中にやってきたことを出すだけ｣と意気込む岩崎が初っぱなから快投して、先発陣の劇薬となる。
◇春季キャンプの日程について
2018年01月08日 更新 2月1日(木)より行われます春季キャンプの日程は以下の通りです。
一軍：かりゆしホテルズボールパーク宜野座（宜野座村野球場）
ファーム：安芸タイガース球場（安芸市営球場）
【一軍・ファーム共通】
キャンプ期間：2月1日(木)～28日(水)まで
＜休日：2月5日(月)、9日(金)、14日(水)、19日(月)、23日(金)＞
※休日は雨天により変更する可能性があります。
2017年度の成績を糧にして、2018年に向かって、全員野球でファン皆が待ち望む｢二文字｣に向かって、全員で力を合わせて進め！ ガンバレ！阪神！我らのタイガース！勝利を掴め！
全身全霊を懸けて不屈の精神で立ち向かう。たとえ、どんなに苦しい局面になろうとも、最後の最後まで絶対に勝負を諦めない。
その精神を全員が強く持ち、タイガースが変革し続ける一年にしたい。そうした強い決意をスローガンとして表現しています。
※このスローガン・デザインは、2018年のシーズンロゴとしても展開して参ります。
2018年 練習試合・オープン戦 日程と結果(02月)
2018年 オープン戦・公式戦 日程と結果(03月)
2018年 公式戦 日程と結果(04月)
