●ウィリン・ロサリオ内野手(29＝前韓国ハンファ)に自慢のスコアボードを壊された宜野座村の関係者は苦笑い。キャンプ序盤には高さ14メートルの防球ネットを飛び越える 170メートル弾を放ち、落下地点の左翼後方を一時通行止めにするなど、四苦八苦。すべてが想定外だ。甲子園では、バックスクリーン裏にあるレストラン｢ＣｏＣｏＰＡＲＫ｣に本塁打を放り込めば、それまでの来場者の飲食代が無料になる企画が継続中。史上初の“ごち弾”待ってまっせ！！スカイブルーの空に白球が次々と舞い上がる。思わず体を伸ばしたくなる気温20度。球場にはロサリオが繰り広げる、いつものアーチショーが広がっていた。ところが…。グヮシャン！！ 鈍い音とともに、打球がセンターにある電光掲示板を直撃。サク越えをする度にパチパチ手をたたいていた虎党は次の瞬間、腰を抜かした。｢阪神タイガース 宜野座キャンプ｣－。｢イ｣の下が欠けてる！！ちなみにこの掲示板が新調されたのは2014年。宜野座村が大奮発し、 1億2000万円かけて作った縦2.56メートル×横30.4メートルのＬＥＤ電光表示システムだ。これまでゴメスらパワフルな助っ人はいたが、あそこまで見事に破壊してしまったのは初めて。28日のキャンプ打ち上げを前に、伝説を作った。もし、ここが甲子園であれば、電光掲示板破壊とまではいかないだろう。でも…よく、本拠地の構造を思い出してほしい。バックスクリーン裏…そう、我らの胃袋がある。球場内レストラン｢ＣｏＣｏＰＡＲＫ｣には選手のオリジナルメニューやデザートがある｢ＣｏＣｏキッチン｣や海外ビールや生搾りチューハイもある｢ＣｏＣｏバー｣などが並んでいる。テラス席で飲食を楽しむことができるが、実はそこにダイレクトで本塁打が飛び込むと、オープンからその瞬間までのファンの飲食代がすべて無料(飲食済みの場合レシートの提示が必要)になるという企画が2009年から存在している。たとえば、そこにサヨナラアーチを放り込めば、その日、利用したファンの飲食代はすべてタダに！！ まだ誰も達成していない夢プランに、Ｒ砲はグッと身を乗り出した。練習を終えた金本監督は帰り際にスコアボードを見上げ 150メートル弾と認定した。これ、マジで、ありますよ。虎党がレシートを手にして、｢ＣｏＣｏＰＡＲＫ｣に殺到する瞬間－。史上初のゴチ弾なるか。そして、そこでご飯を食べるときは、どうぞ、頭上にご注意を－。
●ランディ・メッセンジャー投手(36)が右肩のハリのため、26日の練習をノースローで終えた。21日の韓国・ＫＩＡ戦に登板してからブルペン投球も行っていなかった。金本知憲監督(49)は練習後｢(心配は)ないと思うけどね｣と語るにとどめた。午前中のバントシフトの練習では先発陣がミスを連発。開幕投手を通達されている助っ人が投手陣の輪から消えた－。原因は右肩の張り。メッセンジャーは約 3時間、球場に滞在したが、一度も右腕を振り下ろさなかった。今キャンプ初の完全ノースロー調整となった。本人は涼しい表情で現状を明かした。ただ、周囲はざわついた。午前10時半頃。全体ウオーミングアップを終えると、キャッチボールのメニューに移行する中、一人でウエートルームへ。その後、宜野座ドーム内での投手ノックに加わったが、 1塁、 2塁、 3塁へのいずれの送球もトスで徹底する異様な光景が広がった。今季初実戦となった21日の練習試合・韓国ＫＩＡ戦(宜野座)では 1回無失点だった。だが、それを最後に 5日間、ブルペン入りをしていない。｢２年連続２桁勝利｣を挙げる大黒柱に対する、首脳陣の信頼は変わらない。いまは13年ぶりのリーグＶへ、大きな影響を及ぼさないことを願うばかりだ。フリー打撃の際、糸原健斗内野手(25)にマンツーマン指導した。キャンプでめざましい打撃を見せる愛弟子に、注目の新助っ人ロサリオを超えるかも、の思いを込めて｢大サリオ｣と命名した。わずか 2週間前に｢小サリオ｣と呼んだ 2年目の急成長を確信だ。伸び盛りの 2年目が、一気に大昇進だ。メイン球場での特打終了後。金本監督が背番号｢３３｣をつかまえて、身ぶり手ぶりの熱烈指導。キャンプの実戦では｢７試合、２４打数１１安打１本塁打５打点、打率０．４５８｣と打ちまくり、その潜在能力はハンパじゃないと、改めて鉄人監督も感じ始めている。し烈な遊撃争いの筆頭候補にいる背番号｢３３｣へ、注ぐ視線は熱い。教えられた糸原も“何か”を感じている。27日の紅白戦でキャンプの成果を披露する。パワーアップして正遊撃手に納まれば…。夢膨らむ強打線が見えてくる。
記事をまとめてみました。
阪神春季キャンプ(26日、沖縄・宜野座)ロサリオに自慢のスコアボードを壊された宜野座村の関係者は苦笑い。
｢修繕費、いくらかかるか、見積もってもらうことになると思います。直さないといけませんね。強化ガラスでもつけましょうか…いや、さすがにそれは無理ですね｣。キャンプ序盤には高さ14メートルの防球ネットを飛び越える 170メートル弾を放ち、落下地点の左翼後方を一時通行止めにするなど、四苦八苦。すべてが想定外だ。
センターの電光掲示板を破壊する 150メートル弾を放ったウィリン・ロサリオ内野手＝沖縄宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
どこまで飛ばすんや！！ 絶好調の阪神の新外国人、ウィリン・ロサリオ内野手が26日、フリー打撃で電光掲示板を直撃＆破壊。衝撃の 150メートル弾を放った。甲子園では、バックスクリーン裏にあるレストラン｢ＣｏＣｏＰＡＲＫ｣に本塁打を放り込めば、それまでの来場者の飲食代が無料になる企画が継続中。史上初の“ごち弾”待ってまっせ！！
スカイブルーの空に白球が次々と舞い上がる。思わず体を伸ばしたくなる気温20度。球場にはロサリオが繰り広げる、いつものアーチショーが広がっていた。ところが…。
グヮシャン！！
鈍い音とともに、打球がセンターにある電光掲示板を直撃。サク越えをする度にパチパチ手をたたいていた虎党は次の瞬間、腰を抜かした。｢阪神タイガース 宜野座キャンプ｣－。｢イ｣の下が欠けてる！！
｢風のおかげかな、と思う。前にもあったよ。日本では初めてだね｣
フリー打撃で56スイング中、15発。左投手相手だった10発目の衝撃弾の余韻を楽しむかのように不敵な笑みを浮かべた。
テレビ中継では映らないがバックスクリーンの裏には球場内レストラン｢ＣｏＣｏＰＡＲＫ｣が。ここまで飛ばせば、初のゴチ弾＝阪神甲子園球場
ちなみにこの掲示板が新調されたのは2014年。宜野座村が大奮発し、 1億2000万円かけて作った縦2.56メートル×横30.4メートルのＬＥＤ電光表示システムだ。これまでゴメスらパワフルな助っ人はいたが、あそこまで見事に破壊してしまったのは初めて。28日のキャンプ打ち上げを前に、伝説を作った。
もし、ここが甲子園であれば、どうなっていた！？ 電光掲示板破壊とまではいかないだろう。でも…よく、本拠地の構造を思い出してほしい。バックスクリーン裏…そう、我らの胃袋がある。
球場内レストラン｢ＣｏＣｏＰＡＲＫ｣には選手のオリジナルメニューやデザートがある｢ＣｏＣｏキッチン｣や海外ビールや生搾りチューハイもある｢ＣｏＣｏバー｣などが並んでいる。テラス席で飲食を楽しむことができるが、実はそこにダイレクトで本塁打が飛び込むと、オープンからその瞬間までのファンの飲食代がすべて無料(飲食済みの場合レシートの提示が必要)になるという企画が2009年から存在している。たとえば、そこにサヨナラアーチを放り込めば、その日、利用したファンの飲食代はすべてタダに！！ まだ誰も達成していない夢プランに、Ｒ砲はグッと身を乗り出した。
ウィリン・ロサリオ内野手が当てたのは阪神タイガースの｢イ｣の下の部分。見事に壊れた＝沖縄宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
｢ 1回食べに行きたいね。そこでおいしかったら、狙いにいきたいよ。 1度、招待してもらいたいね｣
球場関係者は無料企画について｢今も継続しています。また打ったのですか！？ ぜひ、宜しくお願いします｣と歓迎したが、内心は戦々恐々！？ ロサリオと甲子園とのガチンコ勝負が始まった。
練習を終えた金本監督は帰り際にスコアボードを見上げ｢壊れたん！？ (中堅 122メートルをみて)プラス25メートルで45( 145メートル)。色つけて、50！！( 150メートル)｣と 150メートル弾と認定した。
これ、マジで、ありますよ。虎党がレシートを手にして、｢ＣｏＣｏＰＡＲＫ｣に殺到する瞬間－。史上初のゴチ弾なるか。そして、そこでご飯を食べるときは、どうぞ、頭上にご注意を－。
ウィリン・ロサリオ内野手が当てたのは阪神タイガースの｢イ｣の下の部分。見事に壊れた＝沖縄宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
★練習ではブラゼル弾
阪神・ブラゼル(1009－2012年まで所属)が2009年 7月30日の横浜(現ＤｅＮＡ)戦(甲子園)の試合前のフリー打撃で 2発のバックスクリーン越え。レストランのココナッツガーデン(当時の名称)の日よけの大型パラソルにぶち当て、居合わせた女性従業員をびっくりさせたことがある。
◇ＣｏＣｏＰＡＲＫ(ココパーク)
外野 2階バックスクリーン裏にある外野席の来場者限定の球場内レストラン。選手メニューのレストランで食事をするだけでなく、ストラックアウト( 500円)、ヨーヨーすくい( 500円)、トリックアート(無料)などのアトラクションもある。
ブルペンの投球練習を見つめる金本知憲監督＝沖縄宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
メッセンジャー投手が右肩のハリのため、26日の練習をノースローで終えた。21日の韓国・ＫＩＡ戦に登板してからブルペン投球も行っていなかった。
金本知憲監督は練習後｢(心配は)ないと思うけどね｣と語るにとどめた。
午前中のバントシフトの練習では先発陣がミスを連発。
｢ピッチャー、ちょっと…。ゴロはだいぶうまく、捕るのは意識づけとして去年から強いノックをしだして変わっているけど、ちょっとスローで(不安を)持ってる｣。
フリー打撃の際、糸原にマンツーマン指導した。
｢強さの出し方が違う。上半身だけの強さに頼った打ち方だから。投手でいえば手投げ。ゆっくり下半身から連動してくるようにという、 1つのヒントですよね｣。
｢あれを実戦でできたら“大サリオ”になったりして(笑い)。コサリオから。それはないわな｣。
5日間ブルペンに入っていないランディ・メッセンジャー投手。右肩に張りがあることがわかった＝沖縄宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
阪神春季キャンプ(26日、沖縄・宜野座) 3月30日の巨人戦(東京ドーム)の開幕投手に内定している阪神のランディ・メッセンジャー投手が右肩の張りのため、今キャンプ初めて完全ノースロー調整を行った。程度は軽いとみられるが、次回登板は未定。大事に至らないことを祈るばかりだ。
開幕投手を通達されている助っ人が投手陣の輪から消えた－。原因は右肩の張り。メッセンジャーは約 3時間、球場に滞在したが、一度も右腕を振り下ろさなかった。今キャンプ初の完全ノースロー調整となった。
｢今はまだ、無理をする時期ではないからね。あしたも、投げることはないと思うよ｣
本人は涼しい表情で現状を明かした。ただ、周囲はざわついた。午前10時半頃。全体ウオーミングアップを終えると、キャッチボールのメニューに移行する中、一人でウエートルームへ。その後、宜野座ドーム内での投手ノックに加わったが、 1塁、 2塁、 3塁へのいずれの送球もトスで徹底する異様な光景が広がった。
投内連携をするランディ・メッセンジャー投手＝沖縄宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
今季初実戦となった21日の練習試合・韓国ＫＩＡ戦(宜野座)では 1回無失点だった。だが、それを最後に 5日間、ブルペン入りをしていない。金本監督は｢(心配するようなことは)ないと思うけどね｣と語り、香田投手コーチも｢疲れが出た。一応、大事を取って｣と軽傷を強調。続けて、今後の登板予定に関しては｢状態を見て、決めていきたい。体はできている。(いまは)無理をさせたくない｣と慎重に言葉を選んだ。
3月30日の巨人とのシーズン開幕戦(東京Ｄ)に向けた、逆算スケジュールの変更はやむなし。唯一の救いは助っ投の表情が明るいことだ。練習の合間に即席のサイン会を実施。帰りのタクシーに乗り込む間際には、豪快なジョークを飛ばした。
｢シーズン中に左投げに転向するよ｣
｢２年連続２桁勝利｣を挙げる大黒柱に対する、首脳陣の信頼は変わらない。いまは13年ぶりのリーグＶへ、大きな影響を及ぼさないことを願うばかりだ。
糸原健斗内野手(右)は金本知憲監督(左)から身振り手振りで指導を受ける。大サリオ誕生なるか＝沖縄宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
金本知憲監督が特打で遊撃争いの筆頭候補・糸原健斗内野手に直接指導を行った。キャンプでめざましい打撃を見せる愛弟子に、注目の新助っ人ロサリオを超えるかも、の思いを込めて｢大サリオ｣と命名した。わずか 2週間前に｢小サリオ｣と呼んだ 2年目の急成長を確信だ。
－監督が“大サリオ”って呼んでたよ！
練習後の糸原にそう教えてあげると、満面の笑みで返事が返ってきた。
｢マジですか？｣
わずか 2週間あまりで“小サリオ”から、ロサリオを超える？！“大サリオ”に。伸び盛りの 2年目が、一気に大昇進だ。
メイン球場での特打終了後。金本監督が背番号｢３３｣をつかまえて、身ぶり手ぶりの熱烈指導。
｢まだちょっと振れる分だけ上半身だけでポーンといっている部分があるから。あれだけの体の強さがあって筋力もあって振れるから、少々、大きいのを打てるようなスイングの仕方をしてもいいんじゃないかな、と｣
糸原健斗内野手(右)は金本知憲監督(左)から身振り手振りで指導を受ける。大サリオ誕生なるか＝沖縄宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
そう前フリした指揮官は具体的に説明開始！
｢投手でいえば手投げ。しっかり下(半身)と連動してくるようにと、ひとつのヒント。下(半身)からまわっていたら、きれいに振っとったでしょ？ 上(半身)を止めて。あれが実戦でできたらね。“大サリオ”になったりして｣
そこまで言って｢超えるというのはないわのぅ｣と大笑い。確かに、この日も電光掲示板破壊弾を放った新助っ人を超えたら、大変なことになる。
“小サリオ”命名はほんの 2週間前。見かけによらない小力のある若虎に、圧倒的パワーを誇る新助っ人の小型版を期待した。キャンプの実戦では｢７試合、２４打数１１安打１本塁打５打点、打率０．４５８｣と打ちまくり、その潜在能力はハンパじゃないと、改めて鉄人監督も感じ始めている。し烈な遊撃争いの筆頭候補にいる背番号｢３３｣へ、注ぐ視線は熱い。
教えられた糸原も“何か”を感じている。
｢打球の強さや飛距離が変わってきている気がします。速さも違いましたね｣
具体的にどこが？ の問いかけには明確な回答はなかったが、手応えは決して大きくない 1メートル75のボディーに刻まれている。
ノックを受ける糸原健斗内野手＝沖縄宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
キャンプ中のサンスポが連載している、ファンが選手に質問するコーナー｢探偵キャンプスクープ｣で、糸原は証言している。｢“小サリオ”と呼ばれるのは気に入っていますよ｣。“大サリオ”なら、なおうれしい？！
27日の紅白戦でキャンプの成果を披露する。パワーアップして正遊撃手に納まれば…。夢膨らむ強打線が見えてくる。
★今キャンプの糸原健斗内野手
遊撃争いの一角としてキャンプイン。11日のＤｅＮＡとの練習試合で逆風を切り裂く右越えアーチを放つなど、 3安打を放ち、金本監督から｢小サリオ｣と命名された。13日には遊撃で 1人で特守を受けた。18日の北海道日本ハムとの練習試合でも 2安打を放ち、金本監督から第 4クールのＭＶＰに指名された。遊撃、 3塁、 2塁で出場しているが、遊撃争いのトップにいるとみられる。
◇春季キャンプの日程について
2018年01月08日 更新 2月1日(木)より行われます春季キャンプの日程は以下の通りです。
一軍：かりゆしホテルズボールパーク宜野座（宜野座村野球場）
ファーム：安芸タイガース球場（安芸市営球場）
【一軍・ファーム共通】
キャンプ期間：2月1日(木)～28日(水)まで
＜休日：2月5日(月)、9日(金)、14日(水)、19日(月)、23日(金)＞
※休日は雨天により変更する可能性があります。
2017年度の成績を糧にして、2018年に向かって、全員野球でファン皆が待ち望む｢二文字｣に向かって、全員で力を合わせて進め！ ガンバレ！阪神！我らのタイガース！勝利を掴め！
全身全霊を懸けて不屈の精神で立ち向かう。たとえ、どんなに苦しい局面になろうとも、最後の最後まで絶対に勝負を諦めない。
その精神を全員が強く持ち、タイガースが変革し続ける一年にしたい。そうした強い決意をスローガンとして表現しています。
※このスローガン・デザインは、2018年のシーズンロゴとしても展開して参ります。
2018年 練習試合・オープン戦 日程と結果(02月)
2018年 オープン戦・公式戦 日程と結果(03月)
2018年 公式戦 日程と結果(04月)
