●阪神が遅ればせながら今季のオープン戦初勝利を挙げた。 1点を追う 4回、陽川尚将内野手(26)、中谷将大外野手(25)、高山俊外野手(24)の 3適時打で逆転。 6回、同点に追いつかれたが、その裏、 3点を奪って、再び勝ち越し。そのまま逃げ切った。これまでオープン戦開幕から 7戦で「6連敗」中。前日10日の中日戦で引き分けていた。ようやく白星を得て、金本知憲監督(49)も笑顔を見せていた。
● 1点を追う 4回。一死 1、 2塁から陽川が同点打を放った。先発・中川皓太投手(24)の外角高め直球に食らいつき、鋭く右前へ。オープン戦初勝利に貢献し、 1軍生き残りへとアピールした。糸原健斗内野手(25)の四球と大山悠輔内野手(23)の左前打で作ったチャンス。前回、スタメン出場した 9日の中日戦(甲子園)は 3打数無安打だった。 1、 2軍のボーダーラインにいるとみられるだけに、爪痕を残したい試合で意地の一打。金本監督も執念を認めた。本職は 1、 3塁手だが 1塁にはロサリオ、 3塁には大山がいる。この日は今春のオープン戦では初めて左翼手でスタメン出場。出場機会を求めて昨季から挑戦しているポジションだ。 1回無死 1塁では吉川尚の左前打を猛ダッシュして捕ると 3塁へ好送球。 1走・陽を刺し、守備でも魅せた。13日からのヤクルト 2連戦(甲子園)は糸井ら主力選手が出場する見通しのため、実戦機会を求めて、同日からの教育リーグ・中日戦(ナゴヤ)に出場する予定。だが、きょうの一打はしっかり 1軍首脳陣の脳裏に刻まれたはず。さらに牙を研ぎ、必ず戻ってくる。
●中谷将大外野手が 2打席連続のタイムリー 2塁打で開幕スタメンをアピールした。 4回に巨人中川の内角直球をとらえ、左翼線に快音を響かせた。 6回には右腕田原の直球を力強く振り抜き、左中間を破った。この日の第 1打席を含め、15打席連続ノーヒット中だった。センター争いの有力候補がようやく復調の兆しを見せた。阪神は11日、巨人戦(甲子園)に勝ち、今春のオープン戦で「初勝利」を挙げた。「7番・右翼」で出場した中谷将大外野手が、勝ち越し打を含む 2安打 2打点の活躍。いずれも課題だった直球をとらえ、伝統の一戦で存在感をアピールした。し烈な中堅争い、一歩も譲らへんでぇ~!! 2万1423人の「六甲おろし」が降り注ぐ。主役は中谷だ。悩める男が“壁”を乗り越え、チームを初勝利に導いた。 4日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)の第 5打席以来、 5試合16打席ぶりの安打は一時勝ち越し打となった。さらに同点とされて迎えた 6回無死 1、 2塁でも、カウント 2- 2から 135キロ直球を左中間へ勝ち越しの 2塁打。昨季「20本塁打」を放った中谷が中堅に収まってこそ、ロサリオを中心とした2018年度版ダイナマイト打線は完成する。期待が大きいからこそ、課題クリアにまた近づいたことはうれしかった。オープン戦は残り10試合。グングン調子を上げて、再びGと対峙する30日の開幕戦(東京ドーム)で、その名をスタメンに刻む。
●阪神「ドラフト2位」の高橋遥人投手(22=亜細亜大學)が上々の甲子園デビューを果たした。今季初の巨人戦の先発に抜てきされた。初回に長野に右前タイムリーを許したが、その後は立ち直り、 3回を 3安打 1失点に抑えた。最速 146キロの直球はキレがあり、制球も安定していた。本拠地のマウンドにフィットし、伝統の一戦で結果を残した。 4日のソフトバンク戦は 2回無安打無失点の好投を見せており、首脳陣の評価は上がっている。
記事をまとめてみました。
<オープン戦:阪神 6- 3巨人>◇11日◇阪神甲子園球場
阪神が遅ればせながら今季のオープン戦初勝利を挙げた。 1点を追う 4回、陽川、中谷、高山の 3適時打で逆転。 6回、同点に追いつかれたが、その裏、 3点を奪って、再び勝ち越し。そのまま逃げ切った。
これまでオープン戦開幕から 7戦で「6連敗」中。前日10日の中日戦で引き分けていた。ようやく白星を得て、金本知憲監督(49)も「日曜日で、お客さんがたくさん入っていた。勝ち試合を見たかっただろうし、そういう意味では良かった」と笑顔を見せていた。
1点を追う 4回。一死 1、 2塁から陽川が同点打を放った。先発・中川の外角高め直球に食らいつき、鋭く右前へ。オープン戦初勝利に貢献し、 1軍生き残りへとアピールした。
「チャンスがつながっていたので、その波に乗っていこうと思った。コンパクトに打つことを意識しました」
糸原の四球と大山の左前打で作ったチャンス。前回、スタメン出場した 9日の中日戦(甲子園)は 3打数無安打だった。 1、 2軍のボーダーラインにいるとみられるだけに、爪痕を残したい試合で意地の一打。金本監督も「いいところで打った」と執念を認めた。
陽川尚将内野手は 4回、右前へ一時同点となるタイムリーを放った=阪神甲子園球場
本職は 1、 3塁手だが 1塁にはロサリオ、 3塁には大山がいる。この日は今春のオープン戦では初めて左翼手でスタメン出場。出場機会を求めて昨季から挑戦しているポジションだ。 1回無死 1塁では吉川尚の左前打を猛ダッシュして捕ると 3塁へ好送球。 1走・陽を刺し、守備でも魅せた。
必死なスラッガーには先輩も手を差し伸べる。試合前の打撃練習では、福留が自らバットを手にし、熱心に陽川に打撃指導を行う姿があった。
「(打撃では)投手に向かって踏み込んでいくことを意識している。その中で球の見極めなど、まだ課題はあります」
13日からのヤクルト 2連戦(甲子園)は糸井ら主力選手が出場する見通しのため、実戦機会を求めて、同日からの教育リーグ・中日戦(ナゴヤ)に出場する予定。だが、きょうの一打はしっかり 1軍首脳陣の脳裏に刻まれたはず。さらに牙を研ぎ、必ず戻ってくる。
4回裏阪神一死 1、 3塁、「適時2塁打」を放った中谷将大外野手=阪神甲子園球場
中谷将大外野手が 2打席連続のタイムリー 2塁打で開幕スタメンをアピールした。 4回に巨人中川の内角直球をとらえ、左翼線に快音を響かせた。
6回には右腕田原の直球を力強く振り抜き、左中間を破った。「みんな打っている中で、出遅れて、焦りもあった。もっとアピールしたい」。この日の第 1打席を含め、15打席連続ノーヒット中だった。センター争いの有力候補がようやく復調の兆しを見せた。
中谷将大外野手は 4回、直球をとらえて左翼フェンス直撃の 2塁打を放った=阪神甲子園球場
ヨッシャ~、初白星や~! 阪神は11日、巨人戦(甲子園)に勝ち、今春のオープン戦で「初勝利」を挙げた。「7番・右翼」で出場した中谷将大外野手が、勝ち越し打を含む 2安打 2打点の活躍。いずれも課題だった直球をとらえ、伝統の一戦で存在感をアピールした。し烈な中堅争い、一歩も譲らへんでぇ~!!
オープン戦 8戦目。やっと勝った! しかも巨人相手だから喜びも倍増!! 2万1423人の「六甲おろし」が降り注ぐ。主役は中谷だ。悩める男が“壁”を乗り越え、チームを初勝利に導いた。
「最近、結果が出ていなかった中でいろいろ考えながらやって、結果が出てよかった。追い込まれていたんですけど、真っすぐをしっかりとらえることができたので、続けていきたいです」
東日本大震災の発生から 7年。両軍がベンチ前で黙とうしてから試合は始まった。まずは 1- 1の 4回一死 1、 3塁。カウント 2- 2で内角 141キロ直球を引っ張り、左翼フェンス直撃の「適時2塁打」。 4日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)の第 5打席以来、 5試合16打席ぶりの安打は一時勝ち越し打となった。
勝ったぁ~! 中谷将大外野手(手前60番)は梅野隆太郎捕手(右)らと勝利のハイタッチ=阪神甲子園球場
さらに同点とされて迎えた 6回無死 1、 2塁でも、カウント 2- 2から 135キロ直球を左中間へ勝ち越しの 2塁打。「チャンスだったので、三振しないことだけを考えた」。不振脱出をうかがわせる 2安打 2打点に加え、 2本とも金本監督に口を酸っぱく言われた速球打ち。自身も光明を見いだした。
速い直球が打てない。昨年、露呈した課題にオフから取り組んできた。オープン戦が開幕しても試合終了後は連日、居残り特打。「極端にバットが遠回りしていた。それをコンパクトにできるように」と体に染みこませるために、振って振って振りまくった。「言ってはいけないかもしれないけど、ホッとした」と思わず本音も漏れた。
ハッパをかけ続けてきた金本監督も、進歩を認めた。試合中のテレビインタビューでは高山、俊介らとによる中堅争いを「パッとしないですね、正直」と表現したが、試合後は「取り組んでいることができ始めている。内角を打ったのは自信にしてほしいし、今やっていることが間違いないと理解してほしい」と力強くうなずいた。
6回、勝ち越しの「左適時2塁打」を放った中谷将大外野手=阪神甲子園球場
昨季「20本塁打」を放った中谷が中堅に収まってこそ、ロサリオを中心とした2018年度版ダイナマイト打線は完成する。期待が大きいからこそ、課題クリアにまた近づいたことはうれしかった。
中堅を争う高山も 2打点をマークし、若虎の活躍でようやく「オープン戦1勝」目。しかも相手はプレ開幕戦の巨人。プレシーズンの勝敗を「全然関係ない」と話していた指揮官も「日曜でお客さんがたくさん入っていたから、そういう意味では勝ちゲームが見たかっただろうし、よかったです」と笑みを浮かべた。
「(ライバルは)みんな打っていますし、僕が出遅れている感じだったので、焦りもあった。開幕スタメンで出られるように、もっともっとアピールしていきたいです」
オープン戦は残り10試合。グングン調子を上げて、再びGと対峙する30日の開幕戦(東京ドーム)で、その名をスタメンに刻む。
4回、「適時2塁打」を放った中谷将大外野手
☆金本知憲監督による中谷将大外野手への指摘あらかると
★情けない:春季キャンプ中の 2月20日、ケース打撃で速球を打ち損じた中谷、高山に「打者が情けない。広島の打者は一番真っすぐに強いから」と苦言を呈した。
★目指すところが違うんだぞ、と:22日の練習で、当時不振だった中谷にハッパ。「『打率2割4、5分、20本』じゃなく、目指すところが違うんだぞ、と」と練習での取り組みに迷いが生じないように言葉をかけた。
★打てそうにない:春の実戦でフル出場を続けていた中谷だが、 3月 9日の中日戦(甲子園)で 2打席連続無安打に終わると、ベンチに下げた。「打てそうな雰囲気にない。アウトのなり方が変わってないわ、昨年と」と厳しく指摘した。
阪神「ドラフト2位」の高橋遥人投手が上々の甲子園デビューを果たした。今季初の巨人戦の先発に抜てきされた。
初回に長野に右前タイムリーを許したが、その後は立ち直り、 3回を 3安打 1失点に抑えた。最速 146キロの直球はキレがあり、制球も安定していた。「すごく投げやすかった。緊張したのは初回だけでした。小さい頃からテレビで見ていた選手と対戦できてよかった」。
本拠地のマウンドにフィットし、伝統の一戦で結果を残した。 4日のソフトバンク戦は 2回無安打無失点の好投を見せており、首脳陣の評価は上がっている。
投球する高橋遥人投手=阪神甲子園球場
--高橋遥を先発で起用したのはレギュラー級と対戦させたいから? 金本監督 「それもありますし、雰囲気をリリーフより先発で味わってほしかった」
--今後は肩の状態を見ながら? 「もちろん。段階を踏んでというのがあるし」
--イニングは伸ばす? 「どうかな。また相談しますよ」
勝利して高橋遥人投手とタッチを交わす金本知憲監督=阪神甲子園球場
-- 2軍で調整させてきたのは肩の強化が目的
「(そこを)重視してね。別に上でもいいじゃんと思うけどね。リスクがあるから。痛めるリス クが高いから。あのボールを見たら、どこにリスクがあるのかと思うけど、あれだけ投げられ ているのが不思議というデータ(がある)みたい」 --岩貞 2番手の意図
「高橋(遥)優先でいったから。きょうは高橋の先発っていう(のが優先)」
--巨人は開幕の相手だったが、意識は
「まだまだないですね。そこは」
「オープン戦で成績が悪い球団ほど、公式戦になれば良い成績で終わる」というジンクスが有るが、今年はタイガースが優勝するかも知れませんね。
全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め! ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
全身全霊を懸けて不屈の精神で立ち向かう。たとえ、どんなに苦しい局面になろうとも、最後の最後まで絶対に勝負を諦めない。
その精神を全員が強く持ち、タイガースが変革し続ける一年にしたい。そうした強い決意をスローガンとして表現しています。
※このスローガン・デザインは、2018年のシーズンロゴとしても展開して参ります。
2018年オープン戦順位表
2018年 オープン戦・公式戦 日程と結果(03月)
2018年 公式戦 日程と結果(04月)