●阪神は岩貞祐太投手(26)が今季初先発。ヤクルトは今季初勝利を目指す由規投手(28)が先発。阪神は初回二死 1、 2塁から、「5番」福留の左前適時打で先制に成功。ヤクルト打線は今季初先発の岩貞の前に無得点に終わった。初回に先制すると 4回、糸井嘉男外野手(36)が「3号2ラン」、 5回に大山悠輔内野手(23)の適時打で追加点。 7回にも鳥谷敬内野手(36)、糸井、ウィリン・ロサリオ内野手(29)の「3連続適時打」で追加点をあげて勝利した。阪神岩貞は今季「1勝」目。ヤクルト由規は「2敗」目。ついに猛虎打線が目覚めた。貧打に苦しんでいた阪神が今季最多タイ「13安打」、同最多「8得点」の猛攻をみせ、連敗を「3」でストップした。金本知憲監督(50)が語るように、鳥谷が今季初の猛打ショー、ロサリオは甲子園初のタイムリー、大山には得点圏で今季初めての適時打が飛び出すなど、ここまで結果の出ていなかった 3選手が活躍した。前日まで31イニング連続で適時打なし、チーム打率も「2割1分8厘」と苦しんでいた打線が、復調のきっかけをガッチリとつかんだ。
●鳥谷敬内野手が 4月 4日DeNA戦以来となる18打席ぶりの安打を放った。初回、一死走者なしの打席で、右中間のフェンスを直撃する 2塁打。
●打撃不振のため、前日から「7番」に降格している大山が、やっとチャンスで快音を響かせた。 3- 1と詰め寄られた直後の 5回無死 2塁。左腕・中尾の高め直球を右前に運び、再びリードを 3点に広げた。今季早くも「10打点」目になったが、 1回二死満塁で右飛に倒れ、得点圏で開幕から17打席(12打数)連続無安打としていた。ついに、ピリオド。鳥谷を 2塁にコンバートさせてまで大山を 3塁で起用すると決めた金本監督はニッコリ。一切、立ち止まることなく、クラブハウスへと戻った 2年目の心境をおもんぱかった。
●福留孝介外野手(40)が先制となる適時打を放った。初回、「2番」鳥谷の 2塁打からチャンスを作り、二死 1、 2塁。由規が投じた内角への変化球をうまくたたき、左前へ落とした。鳥谷も 2塁から激走し、大事な 1点をもぎ取った。虎にとって32イニングぶりの適時打。ベテラン勢が連敗ストップへ向け、虎打線をもり立てた。前日も 2度の好守やマルチ安打など孤軍奮闘ぶりが目立っていた。この日の第 1打席はフルカウントから由規の外角スタイダーを逆方向へ。 1塁に到達すると激しく手をたたき、口角を上げた。
●岩貞祐太投手が 6回を投げ 4安打 1失点と好投した。立ち上がりの初回を 3者凡退で打ちとり、 4回まで無失点の好投。 5回には連打からチャンスを作られ、代打鵜久森に右翼への犠飛で 1点を失った。最後の 6回は 3人で切り、きっちりと役目を果たした。岩貞は開幕前に調子を上げることができず、ローテ入りできずに 2軍に降格。ウエスタン・リーグで好投を続け、つかんだチャンスをものにした。先発の軸として期待された昨季は「5勝10敗」と苦しみ、巻き返しを期した今季も開幕先発枠入りを逃した。しかし腐らず 2軍で好投を重ね、つかんだチャンスを生かした。
記事をまとめてみました。
<阪神 8- 3ヤクルト>◇ 3回戦◇阪神 1勝 2敗 0分◇15日◇阪神甲子園球場
阪神は岩貞祐太が今季初先発。ヤクルトは今季初勝利を目指す由規が先発。
阪神は初回に先制すると 4回、糸井が「3号2ラン」、 5回に大山の適時打で追加点。 7回にも鳥谷、糸井、ロサリオの「3連続適時打」で追加点をあげて勝利した。阪神岩貞は今季「1勝」目。ヤクルト由規は「2敗」目。
阪神対ヤクルト 両チームスタメン=阪神甲子園球場
阪神は初回二死 1、 2塁から、「5番」福留の左前適時打で先制に成功。ヤクルト打線は今季初先発の岩貞の前に無得点に終わった。
阪神は 4回、糸井の「3号2ラン」が飛び出した。 5回にも大山の適時打で追加点。ヤクルトは 5回、鵜久森の右犠飛で 1点を返した。
阪神は 7回に鳥谷、糸井、ロサリオの「3連続適時打」で追加点をあげる。ヤクルトは反撃ならず。阪神岩貞は今季「1勝」目。ヤクルト由規は「2敗」目。
お立ち台に上がってインタビューを受ける糸井嘉男外野手(右)と岩貞祐太投手=阪神甲子園球場
ついに猛虎打線が目覚めた。貧打に苦しんでいた阪神が今季最多タイ「13安打」、同最多「8得点」の猛攻をみせ、連敗を「3」でストップした。
金本知憲監督が「今日は 3人、挙げさせてもらうと、やっぱり鳥谷、ロサリオ、大山ですね。本当にホッとしました」と語るように、鳥谷が今季初の猛打ショー、ロサリオは甲子園初のタイムリー、大山には得点圏で今季初めての適時打が飛び出すなど、ここまで結果の出ていなかった 3選手が活躍した。
金本監督は「ヒット数と得点とバランスといいますか、非常に効率よく点を取れて良かった」。前日まで31イニング連続で適時打なし、チーム打率も「2割1分8厘」と苦しんでいた打線が、復調のきっかけをガッチリとつかんだ。
8回表、笑顔を見せながら選手交代を告げる金本知憲監督=阪神甲子園球場
投打のかみ合った阪神が連敗を「3」で止めた。先発した岩貞祐太投手は 6回93球を投げ、「4安打1失点5奪三振」で今季初登板を白星。打線も「13安打」で効果的に点を重ねた。鳥谷敬内野手は「4打数3安打1打点」、糸井嘉男外野手は「1本塁打を含む4打数2安打4打点」で勝利に貢献した。
先制したのは阪神だった。 1回二死 1、 2塁で「何としても先制点を取りたかった」という「5番・福留」がカウント 3- 2からの 8球目を左前に運び、 1点を奪った。 4回には二死 1塁から「3番・糸井」が初球の真っすぐをバックスクリーン左に運び、「3号2ラン」とした。糸井は「前の打席のチャンスで打つことができなかったので、初球から積極的に行こうと思っていました」と喜んだ。
4回、本塁打を放った井嘉男外野手=阪神甲子園球場
3点を追うヤクルトは 5回に反撃。一死 1、 3塁から「2番・山崎」の代打・鵜久森が右犠飛を打ち 1点を返したが、その裏、阪神は無死 2塁から「7番・大山」が右前適時打を放ち再び 3点差とした。阪神は 7回にも鳥谷、糸井、ロサリオの「3連続適時打」で 4点を奪い、突き放した。
岩貞は13日に 1軍に合流。オープン戦後半から 2軍となり、ウエスタン・リーグでは 3試合で計16回を投げ、「防御率0.56」と安定していたが、この日も要所を締め、 6回を投げ終えて降板した。「ようやく開幕できた喜びと、感謝の気持ちをもって投げました」と振り返った。
1回裏阪神一死、右越え 2塁打を放った鳥谷敬内野手=阪神甲子園球場
鳥谷敬内野手が 4月 4日DeNA戦以来となる18打席ぶりの安打を放った。
初回、一死走者なしの打席で、由規が投じた内角の変化球をとらえ、右中間のフェンスを直撃する 2塁打。虎の顔が復調の兆しをみせた。
回交代を告げる金本知憲監督=阪神甲子園球場
阪神は、投打がかみ合って快勝した。連敗を「3」で止めた金本知憲監督も息をついた。試合後の主な 一問一答は次の通り。
-今季最多の「8得点」。誰の一打がうれしかったか
今日は 3人、挙げさせてもらうと、やっぱり鳥谷。ロサリオ、大山ですね。本当にホッとしました。
-福留、糸井ではなくこの 3人か
孝介とか糸井は、もう打っていたので特に心配なかったんですけど、 3人に関して、本人よりも、多分、僕らの方がホッとしていると思います。
ヤクルトに勝利した金本知憲監督(中央)は鳥谷敬内野手(同右)や糸井嘉男外野手(左)らを出迎える=阪神甲子園球場
-先発岩貞が自身の開幕を好スタート
結果的には 6イニングで 1失点ですけどね。どうでしょうね。次回がまた大事ですね。
-どのあたりが課題か
チェンジアップですかね。チェンジアップで、いいときはもう少し空振りを取れていたので。そのへんだと思いますね。
- 7回はマテオを投入
打順が下位だったので。マテオはまだちょっと本調子じゃないのかなという。本人もおそらく不安があると思うので、できるだけ楽なところで自信を取り戻してほしいので、先にマテオをいきました。
-各チームと一巡した
欲を言えばキリがないんですけど、どうでしょうね。黙っておきます(笑い)
1回、適時打を放った福留孝介外野手=阪神甲子園球場
福留孝介外野手が先制となる適時打を放った。
初回、「2番」鳥谷の 2塁打からチャンスを作り、二死 1、 2塁。由規が投じた内角への変化球をうまくたたき、左前へ落とした。鳥谷も 2塁から激走し、大事な 1点をもぎ取った。福留は「試合を優位に進めるためにも、何としても先制点を取りたかったので、うまく打ち返すことができて良かったです」。虎にとって32イニングぶりの適時打。ベテラン勢が連敗ストップへ向け、虎打線をもり立てた。
1回裏阪神二死 1、 2塁、福留孝介外野手は左前適時打を放ち中村豊コーチとタッチする=阪神甲子園球場
福留孝介外野手が15日のヤクルト戦(甲子園)に「5番・左翼」で出場。 1回二死 1、 2塁の好機で 3遊間を破る先制の左前適時打。チームとして、32イニングぶりとなる適時打を挙げた。
前日も 2度の好守やマルチ安打など孤軍奮闘ぶりが目立っていた。この日の第 1打席はフルカウントから由規の外角スタイダーを逆方向へ。 1塁に到達すると激しく手をたたき、口角を上げた。
5回、走者を得点圏に置き、今季初ヒットを放った大山悠輔内野手=阪神甲子園球場
打撃不振のため、前日から「7番」に降格している大山が、やっとチャンスで快音を響かせた。 3- 1と詰め寄られた直後の 5回無死 2塁。左腕・中尾の高め直球を右前に運び、再びリードを 3点に広げた。
「頑張ります」
今季早くも「10打点」目になったが、 1回二死満塁で右飛に倒れ、得点圏で開幕から17打席(12打数)連続無安打としていた。ついに、ピリオド。
鳥谷を 2塁にコンバートさせてまで大山を 3塁で起用すると決めた金本監督は「まだまだ始まったばかり。長い目でみてますから。得点圏どうこうより、なによりヒットがほしかったと思う」とニッコリ。一切、立ち止まることなく、クラブハウスへと戻った 2年目の心境をおもんぱかった。
ヤクルト戦に先発した岩貞祐太投手=阪神甲子園球場
岩貞祐太投手が 6回を投げ 4安打 1失点と好投した。
立ち上がりの初回を 3者凡退で打ちとり、 4回まで無失点の好投。 5回には連打からチャンスを作られ、代打鵜久森に右翼への犠飛で 1点を失った。最後の 6回は 3人で切り、きっちりと役目を果たした。
岩貞は「粘り強く投げることができました。今季初登板でしたが、ようやく開幕できた喜びと、感謝の気持ちをもって投げました」。開幕前に調子を上げることができず、ローテ入りできずに 2軍に降格。ウエスタン・リーグで好投を続け、つかんだチャンスをものにした。
勝利してお立ち台に上がる岩貞祐太投手と糸井嘉男外野手=阪神甲子園球場
今季初登板先発した阪神の岩貞が 6回 1失点と好投した。さえていたスライダーを多投して的を絞らせず、直球を生かした。自身 5年目の開幕戦を白星で飾り「開幕に入れなくて、悔しい気持ちをぶつけた。最少失点で抑えられて良かった」と笑顔を見せた。
先発の軸として期待された昨季は「5勝10敗」と苦しみ、巻き返しを期した今季も開幕先発枠入りを逃した。しかし腐らず 2軍で好投を重ね、つかんだチャンスを生かした。
「攻める投球で勝ち星を重ねていけるように頑張る」と意気込んだ熊本県出身のサウスポーは震災からの復興を願い、ことしも寄付を行う考えを明かした。「一つ目の試合で勝てて、第一歩を切れて良かった」と息をついた。
◇金本知憲監督(元気のなかった鳥谷やロサリオらが活躍し)
「本人より僕らがほっとした」
◇阪神・片岡篤史ヘッド兼打撃コーチ(鳥谷に)
「いいきっかけにしてほしい」
全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め! ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
全身全霊を懸けて不屈の精神で立ち向かう。たとえ、どんなに苦しい局面になろうとも、最後の最後まで絶対に勝負を諦めない。
その精神を全員が強く持ち、タイガースが変革し続ける一年にしたい。そうした強い決意をスローガンとして表現しています。
※このスローガン・デザインは、2018年のシーズンロゴとしても展開して参ります。
2018年公式戦順位表
2018年 オープン戦・公式戦 日程と結果(04月)
2018年 公式戦 日程と結果(05月)