●阪神は17日、中日戦(豊橋)が今季初の雨天中止になった。試合前練習中から間断なく雨が降るなかで、野手はフリー打撃などで汗を流した。15日のヤクルト戦(甲子園)で、ようやく打線にエンジンがかかり、今季最多の 8点を奪っていた。福留孝介外野手(40)、糸井嘉男外野手(36)、ウィリン・ロサリオ内外野手(29)らは感触を確かめるようにスイングを繰り返した。中日戦(豊橋)の雨天中止にともない金本知憲監督(50)は17日、18日にスライド登板する中日・柳裕也投手(23)を明大先輩コンビで撃破するよう厳命した。糸原健斗内野手(25)、高山俊外野手(25)の 2人へ向け大号令だ。逃げ回るほど、撃ち崩したい。先輩 2人に意地を見せてもらおう。金本監督がスライド登板してくる中日・柳裕也投手(23)の撃破を、明大コンビに託した。虎ベンチには明大出身の平田勝男チーフ兼守備走塁コーチ(58)、中村豊外野守備走塁コーチ(44)がいる。さらに坂本も…。金本監督からの“キャイーン指令”がなくとも、簡単にやられるワケにはいかない。両者一歩も譲らず火花を散らし合う姿を、明大の大先輩、 1月 4日に急逝した星野仙一氏(享年70)も絶対に見ている。
●猫背矯正でグイ~ンと復調や! 中日戦(豊橋)が雨天中止となった17日、打撃不振に陥っていた阪神・大山悠輔内野手(23)が、金本知憲監督(50)らから打撃指導を受けた。背中が丸まっていた点を指摘されて、修正。チームとしても開幕から打撃不振が続くが、若虎の復調が起爆剤となる。豊橋に降る雨は次第に強くなり、黒土のグラウンドに水が浮きだした。開門が先延ばしにされながら、午後 4時45分に中止が決定。ケージ裏で腕組みしていた金本監督から大山に声がかかった。背中を丸めてバットを構えた指揮官をみて、ピンときた。自分は猫背になっている-。背中が丸まっていると体の軸回転がブレやすくなり、飛距離も出ない。バットも出しにくい。外角の逃げていく球にも手を出しがちになる。胸を張って背筋を自然に伸ばせば、すべて解消する。ルーキーイヤーの昨年からいわれ続けてきたことだったが、必死に 2年目を過ごすなかで頭から抜けていた。開幕巨人戦(東京ドーム)こそいきなり「2ラン」を放ったものの、 7試合が無安打で、得点圏でも「13打数1安打(打率0.077)」。14日のヤクルト戦(甲子園)から糸原と入れ替わって「6番」から「7番」に降格した。15日には開幕以来のマルチ安打をマークしたが、本来の調子とはほど遠い。その原因が猫背にあったというわけだ。待望の和製大砲の復調なくして、リーグ優勝はない。星野政権の2002年以来16年ぶりとなった豊橋での試合は虎今季初の雨天中止。それでも収穫を手にして名古屋行きのバスへ乗り込んだ。ここから対戦は 2巡目。背筋を伸ばした大山が、大暴れする。
●金本阪神が中日松坂に立ちはだかる。19日にナゴヤドームで先発予定で、日本球界復帰後は初対戦。金本監督は短い言葉に決意をにじませた。刺客として期待されるのは新外国人ロサリオだ。R砲はロッキーズで2011年にメジャーデビュー。2012年から 3シーズン、正捕手として活躍した。松坂はレッドソックスで先発機会が激減していた時期でメッツにも在籍したが、無縁だった。R砲には、上がり目がある。先週でセ・リーグ 5球団との対戦 1巡目が終了。外角に逃げる変化球に苦戦して「打率2割2分2厘、1本塁打」にとどまったが、収穫もある。日本投手の配球傾向や球筋など情報を収集。金本監督も期待した。2006年 6月以来、12年ぶりに向き合う「松坂攻略」で勢いをつけたい。
●阪神の38歳能見篤史投手が 1学年下の37歳松坂大輔投手とのベテラン対決を迎えそうだ。松坂が先発予定の19日の中日戦に先発予定。対戦について闘志を内に秘めた。
記事をまとめてみました。
<中日-阪神=雨天中止>◇17日◇豊橋市民球場
阪神は17日、中日戦(豊橋)が今季初の雨天中止になった。
試合前練習中から間断なく雨が降るなかで、野手はフリー打撃などで汗を流した。15日のヤクルト戦(甲子園)で、ようやく打線にエンジンがかかり、今季最多の 8点を奪っていた。金本知憲監督(50)は「そのまま行きたかったけどね、勢いのままね」と話した。福留、糸井、ロサリオらは感触を確かめるようにスイングを繰り返した。
雨天中止が決まり、グラウンドから引き揚げる金本知憲監督=豊橋市民球場
中日戦(豊橋)の雨天中止にともない金本知憲監督は17日、18日にスライド登板する中日・柳裕也投手を明大先輩コンビで撃破するよう厳命した。糸原健斗内野手、高山俊外野手の 2人へ向け「キャイーン(と)言わせるように」と大号令だ。
逃げ回るほど、撃ち崩したい。先輩 2人に意地を見せてもらおう。金本監督がスライド登板してくる中日・柳の撃破を、明大コンビに託した。
「そりゃ、高山と糸原が『キャイーン』(と)言わせるように。(逆に)プロの厳しさを教えられちゃ、いけんで」
高山俊外野手は雨のなかで打撃練習。柳裕也投手に先輩の意地をみせる=豊橋市民球場
口ぶりは冗談交じりでも本気だ。柳は前回10日のヤクルト戦(ナゴヤドーム)で好調のヤクルト打線を 2安打シャットアウト。12球団一番乗りの「完封勝利」を飾った。今季は「1勝1敗、防御率2.84」で、竜のエースへの階段を一歩ずつ登ろうとしている明大出身右腕だ。
糸原は前日16日に「いいピッチャーだと思う」と警戒を強めていたが、この日のゲームが雨天中止となっても、スライド登板で18日にぶつかることになった。
糸原にとって 2学年、高山にとっては 1学年後輩にあたり、同じ釜の飯を食った男。右投手ということで当然、 2人ともスタメン出場が濃厚だ。この日も、雨の中行われた打撃練習でそろって鋭い打球を連発した。糸原は「打率0.319」と好調を維持。高山は「同0.240」だが、15日のヤクルト戦(甲子園)で 4度目のマルチ安打と復調気配。かわいい後輩とはいえ、このままスクスクと成長させては厄介きわまりない。阪神戦はプロ初登板で、 2人とも公式戦初対戦になる。最初に、強烈に叩いておく。
糸原健斗内野手も柳裕也投手の先輩。好調なバットで貫禄を示す=豊橋市民球場
虎ベンチには明大出身の平田チーフ兼守備走塁コーチ、中村外野守備走塁コーチがいる。さらに坂本も…。金本監督からの“キャイーン指令”がなくとも、簡単にやられるワケにはいかない。両者一歩も譲らず火花を散らし合う姿を、明大の大先輩、 1月 4日に急逝した星野仙一氏(享年70)も絶対に見ている。
大山悠輔内野手(右)は背筋を伸ばす。金本知憲監督(左)から猫背を指摘された=豊橋市民球場
猫背矯正でグイ~ンと復調や! 中日戦(豊橋)が雨天中止となった17日、打撃不振に陥っていた阪神・大山悠輔内野手が、金本知憲監督らから打撃指導を受けた。背中が丸まっていた点を指摘されて、修正。チームとしても開幕から打撃不振が続くが、若虎の復調が起爆剤となる。
豊橋に降る雨は次第に強くなり、黒土のグラウンドに水が浮きだした。開門が先延ばしにされながら、午後 4時45分に中止が決定。ケージ裏で腕組みしていた金本監督から大山に声がかかった。
「当てたい気持ちが強すぎて、小さくなっていました。自分でも思っていたんですけど。直すというか、(体を)反るというか。胸を張るようにといってもらいました」
強行開催に備え、急きょ 2カ所で行われたフリー打撃を終えた後、指揮官から手招きされた。
金本監督 「忘れたのか? 前、俺がいったの…」
大山 「すみません。忘れていました」
背中、丸まってるゾ! 金本知憲監督(右)と片岡篤史ヘッド(中)は大山悠輔内野手(左)を指導する=豊橋市民球場
金本監督 「ちゃんと覚えておきなさい」
背中を丸めてバットを構えた指揮官をみて、ピンときた。自分は猫背になっている-。背中が丸まっていると体の軸回転がブレやすくなり、飛距離も出ない。バットも出しにくい。外角の逃げていく球にも手を出しがちになる。胸を張って背筋を自然に伸ばせば、すべて解消する。ルーキーイヤーの昨年からいわれ続けてきたことだったが、必死に 2年目を過ごすなかで頭から抜けていた。
「どうしても球に当てたくて…」
今季は開幕から全試合三塁でスタメン出場してきて、「打率0.191、2本塁打、10打点」。開幕巨人戦(東京ドーム)こそいきなり「2ラン」を放ったものの、 7試合が無安打で、得点圏でも「13打数1安打(打率0.077)」。14日のヤクルト戦(甲子園)から糸原と入れ替わって「6番」から「7番」に降格した。15日には開幕以来のマルチ安打をマークしたが、本来の調子とはほど遠い。その原因が猫背にあったというわけだ。
猫背の大山悠輔内野手
金本監督は「片岡(ヘッド兼打撃コーチ)が言ったんよ。確かにそうだなと(思った)」と異変を察知したのが片岡ヘッドだったと明かした。その片岡ヘッドは「どうしても昨年のいいときと比べてね。基本のことやけどね。修正というかね。本人もわかっていると思うけど…」と原点回帰を力説した。
昨季は75試合で「7本塁打」を放ち、新人ながら「4番」も任された。将が求める速球への強さにマッチしており、鳥谷を 2塁にまわしてまで 3塁を任された。現在の「チーム打率0.230、9本塁打、45打点」はいずれもリーグ最低。主砲ロサリオが本調子でないこともあるが、大山が乗り切れていないことも一因だ。
待望の和製大砲の復調なくして、リーグ優勝はない。星野政権の2002年以来16年ぶりとなった豊橋での試合は虎今季初の雨天中止。それでも収穫を手にして名古屋行きのバスへ乗り込んだ。 ここから対戦は 2巡目。背筋を伸ばした大山が、大暴れする。
新幹線で豊橋に移動するロサリオ内野手=豊橋市内
金本阪神が中日松坂に立ちはだかる。19日にナゴヤドームで先発予定で、日本球界復帰後は初対戦。金本監督は「こっちは打つだけですよ」と短い言葉に決意をにじませた。
刺客として期待されるのは新外国人ロサリオだ。16日「 1回も対戦したことはない。もし、投げてこられるなら、ぜひ打ちたい。いい結果を残したい」と話した。R砲はロッキーズで2011年にメジャーデビュー。2012年から 3シーズン、正捕手として活躍した。松坂はレッドソックスで先発機会が激減していた時期でメッツにも在籍したが、無縁だった。
R砲には、上がり目がある。先週でセ・リーグ 5球団との対戦 1巡目が終了。外角に逃げる変化球に苦戦して「打率2割2分2厘、1本塁打」にとどまったが、収穫もある。日本投手の配球傾向や球筋など情報を収集。金本監督も期待した。
「(同じ)投手と 2回 3回と対戦して見えてくるところもある。慣れもある。(いま)自分自身の形を見失っている。でも戻りつつあるから。練習では、だいぶ、良くなっているから」
ロサリオも「一生懸命、 1日 1日、 1球 1球を大事にしたい」と意気込んだ。2006年 6月以来、12年ぶりに向き合う松坂攻略で勢いをつけたい。
4月 8日、力投した阪神先発能見篤史投手=京セラドーム大阪
阪神の38歳能見が 1学年下の37歳松坂とのベテラン対決を迎えそうだ。
松坂が先発予定の19日の中日戦に先発予定。16日は甲子園でキャッチボールやバント練習で体を動かし、対戦について問われると「分からないです」と闘志を内に秘めた。
全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め! ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
全身全霊を懸けて不屈の精神で立ち向かう。たとえ、どんなに苦しい局面になろうとも、最後の最後まで絶対に勝負を諦めない。
その精神を全員が強く持ち、タイガースが変革し続ける一年にしたい。そうした強い決意をスローガンとして表現しています。
※このスローガン・デザインは、2018年のシーズンロゴとしても展開して参ります。
2018年公式戦順位表
2018年 オープン戦・公式戦 日程と結果(04月)
2018年 公式戦 日程と結果(05月)