●先発は阪神ランディ・メッセンジャー(36)、DeNA飯塚悟史(21)。メッセンジャーは 3回まで被安打「2」。飯塚は 3回に 3者連続奪三振。阪神は 6回二死満塁、代打原口文仁捕手(26)が左翼線への適時 2塁打を放ち 2点を先制。メッセンジャーは 6回まで 3安打、無失点の好投。メッセンジャーがハーラー単独トップの「6勝」目。ドリスは「12セーブ」目。DeNAは 9回、桑原が「2号ソロ」も届かず借金「2」。飯塚は「3敗」目。ランディ・メッセンジャー投手がハーラー単独トップとなる「6勝」目を挙げた。 8回までわずか 5安打無失点投球。 3塁すら 1度も踏ませなかった。 9回に先頭の代打桑原将志外野手(24)に「ソロ本塁打」を浴び、 1点差に詰めよられたところで降板。直後は悔しさに顔をゆがめたが、お立ち台では連敗ストップを喜んだ。
●メッセンジャーと飯塚の投げ合いで進み、 0- 0の 6回二死満塁。代打で登場した原口が左前にしぶとく落として 2者を迎え入れた。阪神はこのリードを守って連敗を「4」で止め、勝率を「5割」に戻した。DeNA戦は今季5戦全勝とした。阪神が代打原口文仁捕手の一打で 2点を先制した。 0- 0で迎えた 6回二死満塁。代打原口が、飯塚に代わったエドウィン・エスコバー投手(26)の 148キロ直球を振り抜いた。折れたバットとともに、打球は左翼線へ飛んでいった。ベース上で手をたたいて喜んだ。 5月11日広島戦(マツダスタジアム)以来の出場。 4戦連続の代打出場となるが、限られたチャンスをしっかりものにした。勝率はこれで再び「5割」。ひとりの父親になった苦労人が、虎をぐいぐいと押し上げる。
●盤石の 3人斬りだ。 6日以来、10日ぶり登板のドリスが 9回、ソト、ロペスを連続空振り三振。最後は筒香を中飛にねじ伏せ、「12セーブ」目。セーブ王争いの単独トップに躍り出た。緊急発進にも慌てることはなかった。メッセンジャーが 8回まで完封ペース。ところが 9回、先頭打者の代打桑原に一発を浴びて 1点差になったところで突如、出番が回ってきた。大丈夫かな? 心配無用! 百戦錬磨の守護神に、抜かりはなかった。「4連敗」中は出番がなかった守護神が、フル回転を誓った。
記事をまとめてみました。
<阪神 2- 1DeNA>◇ 5回戦◇阪神 5勝 0敗 0分◇15日◇阪神甲子園球場
先発は阪神メッセンジャー、DeNA飯塚。メッセンジャーは 3回まで被安打「2」。飯塚は 3回に 3者連続奪三振。
阪神は 6回二死満塁、代打原口が左翼線への適時 2塁打を放ち 2点を先制。メッセンジャーは 6回まで 3安打、無失点の好投。
阪神メッセンジャーがハーラー単独トップの「6勝」目。ドリスは「12セーブ」目。DeNAは 9回、桑原が「2号ソロ」も届かず借金「2」。飯塚は「3敗」目。
7回表DeNA一死 1塁、宮﨑敏郎内野手を併殺打に打ちとりガッツポーズするランディー・メッセンジャー投手=阪神甲子園球場
ランディ・メッセンジャー投手がハーラー単独トップとなる「6勝」目を挙げた。
8回までわずか 5安打無失点投球。 3塁すら 1度も踏ませなかった。 9回に先頭の代打桑原に「ソロ本塁打」を浴び、 1点差に詰めよられたところで降板。直後は悔しさに顔をゆがめたが、お立ち台では「最終回、点を取られたのが悔しいのは悔しいんですけど、勝ててよかったです」と連敗ストップを喜んだ。
ポーズを決める左からランディ・メッセンジャー投手、原口文仁捕手、ラファエル・ドリス投手 =阪神甲子園球場
「アメッセ伝説」も継続した。メッセンジャーはこれで、チームの雨天中止ゲームの次戦登板試合で4連勝。今回は13日広島戦が雨で流れており「アメッセと言われる由縁かな」とニヤリと話していた。
連敗ストップ、セ・リーグトップの「6勝」目とまさにエースの仕事。 3回一死から飯塚にこの日初安打を許した時にも、悔しそうにジャンプするなどエースの自負がにじみ出ていた。
「いつも言ってますけど、甲子園のファンの皆さんの前で投げるって最高ですし、皆さんがいつもエネルギーをくださるので、自分自身我慢強く投げられましたし、(決勝打の)原口君がいい仕事をしてくれたので本当によかったです」と甲子園に集まった虎党を喜ばせた。
6回裏阪神2死満塁、代打原口はバットを折りながらも左翼線に2点適時二塁打を放った=阪神甲子園球場
阪神が代打原口文仁捕手の一打で 2点を先制した。 0- 0で迎えた 6回二死満塁。代打原口が、飯塚に代わったエスコバーの 148キロ直球を振り抜いた。折れたバットとともに、打球は左翼線へ飛んでいった。「ファーストストライクからしっかりスイングできて、間合いも取れましたし、攻める姿勢で打席に立ったことが結果につながったと思います。いいところに打球が飛んでくれて良かったです」とベース上で手をたたいて喜んだ。
5月11日広島戦(マツダスタジアム)以来の出場。 4戦連続の代打出場となるが、限られたチャンスをしっかりものにした。
6回裏阪神二死満塁、バットを折りながら左翼線へ「先制適時2塁打」を放ちガッツポーズする原口文仁捕手=阪神甲子園球場
原口文仁捕手がバットを折りながら、執念の決勝点を挙げた。
メッセンジャーと飯塚の投げ合いで進み、 0- 0の 6回二死満塁。代打で登場した原口が左前にしぶとく落として 2者を迎え入れた。阪神はこのリードを守って連敗を「4」で止め、勝率を「5割」に戻した。DeNA戦は今季5戦全勝とした。
エスコバーの 148キロは胸元への明らかなボール球だった。原口は「しっかりと直球を狙ってスイングできた」と強引に振り抜いた。バットは根元から折れ、 3塁ベンチ上の客席へ。打球は、ファウルゾーンにハーフライナーで飛んだが、不規則回転をしてフェアゾーンに戻ってきた。 1塁ベンチから見ていた金本知憲監督(50)も「最初、ファウルゾーンに飛んだみたいで中に入ってきて。それもバットの出がいいから、ということにしておきましょうか。詰まっても力で押し込むというか、そういう打撃だった」と驚きつつ、勝負を決める一打をほめた。
原口はこれが今年の初打点。「試合に出ないことが多かったけど、気にせず、集中して準備しようと心がけていた」と勝負どころでの一振りを振り返った。
6回二死満塁でバットを折りながら、決勝の「2点2塁打」を放った原口文仁捕手=阪神甲子園球場
まさに執念!! 原口文仁捕手が 6回二死満塁で代打で起用され、左前に「2点決勝2塁打」。バットを折りながら放った、ファウルゾーンから戻ってくる超スライス打球で勝負を決めた。連敗を「4」で止めて、DeNAには無傷の「5連勝」。「5割」に復帰し、さあ進撃や!!
執念を込めた打球に、野球の神様がいたずらに微笑んだ。折れたバットが宙を舞い、スタンドに飛び込む。ボールは不規則な弧を描き、左翼線に弾んだ。代打で登場した原口が決勝の「2点2塁打」。序盤の拙攻も「4連敗」の重い空気も、弾ける笑顔で吹き飛ばした。
「先週はなかなかいい流れを作れなかったので。甲子園に帰ってくれば流れが変わると選手全員が思っていた。僕も勝負どころだと思って打席に入ったので、よかったです」
6回、代打に原口文仁捕手を告げる金本知憲監督=阪神甲子園球場
試合を動かしたのは六回。先発・飯塚から安打と 2四球で満塁の大チャンス。左腕・エスコバーに交代すると、板山の代打として原口が打席へ。カウント 1- 1からの 3球目、 148キロに反応した。ふらふらっと打球があがる。フェアか? ファウルか? なんと打球は超スライス回転して、ファウルゾーンからインフィールドに戻ってきた。審判が芝生を指さすと、聖地も揺れた。
「自然と…。とにかくよかったです」
今季は代打で 6打数 3安打の「打率0.500」。今季初打点が決勝点になるミラクル打で値千金の大仕事だ。塁上では満面の笑みで、ベンチへ拳を突き上げた。
本人は「きれいなヒットではないですけど…。微妙な当たりだったので、ファウルになるかと思ったんですけど、フェアになってよかったです」と首をかしげる。
お立ち台でガッツポーズのメッセンジャー投手、原口文仁捕手、ドリス投手(左から)。頼もしい限りだ=阪神甲子園球場
通算「2539安打」の金本監督も「 3塁手が全く反応しなかった。(フェアゾーンに)かえってくるっていう。どこに当たったんだろ。分かんない、どういう軌道だったか」と狐につままれた表情。説明不能の当たりだが、連敗を「4」で止めたことには変わりない。「バットの出がいいからってことにしときましょうか」と目尻を下げた。
険しい道になると分かっていた、シーズンのはじめ。父になった。 3月31日の早朝に知らせを聞くと、巨人とのデーゲーム後に、里帰りを兼ね入院していた関東圏の病院へ直行。妻子の元へと駆けつけた。今季の登場曲「The Half」(DJ SNAKE)もお腹越しの反応を尋ね相談。曲をかけながら“3人”でわいわいと話し合ったりもした。たくさん話しかけていた分、親孝行な娘は関東遠征中に生まれてきてくれた。
DeNAに勝利し捕手梅野隆太郎(右)と握手を交わすランディー・メッセンジャー投手=阪神甲子園球場
今も里帰り中の家族へ、遠征の合間を見つけては会いに行く。だが「結婚したから、子供ができたから、というのは違うので。これまで通り、しっかりやります」。何も変えず、ただバットと、キャッチャーミットを手にこの世界を生き抜く。
「本当、ここしかないと思って、必死のパッチで打ちました! あしたもたくさん球場に足を運んでいただいて、応援よろしくお願いします!!」
勝率はこれで再び「5割」。ひとりの父親になった苦労人が、虎をぐいぐいと押し上げる。
★原口の決勝打に関して阪神・片岡篤史ヘッドコーチ
「速球に負けなかったというところかな。(打球もファウルゾーンから)戻ってきたね」
9回、「2番手」で登板したラファエル・ドリス投手=阪神甲子園球場
◇データBOX◇
◎…阪神・原口が 6回、代打で決勝2点二塁打。今季は8度代打起用され、「6打数3安打2打点、打率0.500」。通算では58度起用、「49打数12安打7打点(0本塁打)、打率0.245」。
ラファエル・ドリス投手=阪神甲子園球場
盤石の 3人斬りだ。 6日以来、10日ぶり登板のドリスが 9回、ソト、ロペスを連続空振り三振。最後は筒香を中飛にねじ伏せ、「12セーブ」目。セーブ王争いの単独トップに躍り出た。
「 8回から準備していたから問題はなかったよ。野球は何が起こるか分からない。いつもその気持ちで準備している」
緊急発進にも慌てることはなかった。メッセンジャーが 8回まで完封ペース。ところが 9回、先頭打者の代打桑原に一発を浴びて 1点差になったところで突如、出番が回ってきた。大丈夫かな? 心配無用! 百戦錬磨の守護神に、抜かりはなかった。
「いつもチームのため、勝利のために投げている。米国でプレーしていた時に優勝できなかった。ことしは絶対に優勝したいと思っている」
「4連敗」中は出番がなかった守護神が、フル回転を誓った。
全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め! ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
全身全霊を懸けて不屈の精神で立ち向かう。たとえ、どんなに苦しい局面になろうとも、最後の最後まで絶対に勝負を諦めない。
その精神を全員が強く持ち、タイガースが変革し続ける一年にしたい。そうした強い決意をスローガンとして表現しています。
※このスローガン・デザインは、2018年のシーズンロゴとしても展開して参ります。
2018年公式戦順位表
2018年 公式戦 日程と結果(05月)
2018年 公式戦 日程と結果(06月)