● 4日から京セラドーム大阪でヤクルトを迎え撃つ阪神が、同球場で全体練習を行った。投手では初戦に先発するランディ・メッセンジャー投手(36)、 2戦目に先発する小野泰己投手(24)らが調整。小野は実際にマウンドを使って投球練習を行い意図を説明。意気込んだ。阪神「ドラ1」が反撃の旗を振る。金本知憲監督(50)が馬場皐輔投手(23=仙台大学)を逆襲ローテの 6人目に加える考えを明かした。11日のDeNA戦(横浜)が濃厚。先発の駒不足に陥りつつある状況で、 2軍で結果を残す右腕に期待を寄せた。馬場は 7月31日のウエスタン・リーグ中日戦(ナゴヤ)では 6回 6安打 2失点(自責 0)。走者を背負いながらも粘り、クイックも修正。矢野燿大 2軍監督(49)は評価していた。 7日の巨人戦(東京ドーム)以降は 6連戦が続く。指揮官は逆襲ローテについて説明。登板日に 1軍登録して翌日抹消するスタイルを続けていくことも明かした。馬場は 6月21日オリックス戦(甲子園)以来の登板。プロ初勝利も狙い、ムードを変える。バースの記録を守れ! 香田勲男投手コーチ(53)が 3日、投手陣にヤクルト・山田哲人内野手(26)の連続試合打点の記録ストップを指令した。山田哲は11試合連続打点中で、元阪神のランディ・バース氏(64)のプロ野球記録「13」まであと「2」。 4日からの 2連戦で、燕のキーマンを何としても止める。勝つために打たせてはいけない相手。何より球団のレジェンドが持つ記録に、目の前で並ばせるわけにはいかない。山田哲は 7月20日の中日戦(神宮)から「11試合連続打点」中。その間、「42打数20安打17打点、打率0.476」と大暴れだ。ノリに乗っている山田哲を封じることが、勝利への近道。さらに、もし 2試合続けて打点を許してしまうと、球団史上最強助っ人、バースが1986年に記録した「13試合」のプロ野球記録に並ばれてしまう。 5日に先発予定の小野も京セラドームのマウンドで45球を投げて感覚を確かめると表情を引き締めた。今季は対戦 3打数無安打、昨季から合わせても「10打数2安打」と抑えている右腕。 4日のメッセンジャーと 2人、何としても“壁”となるつもりだ。虎投のプライドにかけてバースの記録を守り、勝利をつかみとる。
●阪神が、福留孝介外野手(41)と来季の契約を更新する方針を固めたことが 3日、明らかになった。虎野手では44歳で引退した金本知憲(50=現監督)、桧山進次郎(49)に続く、42歳での現役。球団内ではプレー、リーダーシップだけではなく、どんな試合展開でも絶対にあきらめない姿勢を高く評価しており、常勝軍団再建へ、力を注いでもらう。そのポジションに穴が空くことは考えられない。42歳になろうが、まだまだ福留には前線で活躍してほしい、発展途上のチームを助けてほしい。だからこそ即決だ。球団幹部は、福留との契約更新について、力を込めた。実績、結果、主将としてのキャプテンシーだけでなく、野球選手としての姿勢も、高く評価していると続けた。勝負ごとは、あきらめた者が負けだ。福留の師である故・星野仙一元監督(70歳没)は「NEVER NEVER NEVER SURRENDER」を掲げ、2003年に18年ぶりの「リーグ優勝」を達成。金本政権 3年目で最も苦しむ今だからこそ、この姿勢が必要になる。福留にとって個人目標を封印して臨んでいる41歳シーズン。借金「8、最下位」と低迷する中、悔しさを前面に出して、チームを鼓舞し続けている。ここまで79試合に出場し、「打率0.275、8本塁打、44打点」。 3月30日の開幕巨人戦(東京ドーム)で菅野智之投手(28)から「先制ソロ」を放つなど、持ち前の鋭い勝負勘と力強い打撃は健在で、高い守備力も衰え知らず。どれだけビハインドの展開でも途中交代することなく、汗だくで白球を追いかける姿も目立つ。昨年 5月に取得した 2度目の「海外FA権」を保持する中、球団は単年契約を基本線に話をしていく見通しだ。和田一浩(42歳11カ月)の最年長記録を更新する達成もありそうだ。42歳での主将となれば2012年のソフトバンク・小久保裕紀内野手(当時40)を抜き、球界史上最年長となる。まずは連敗を「2」で止める。そして 8月反攻へ-。絶対にあきらめない。不屈の精神を、福留が虎に注入する。鳥谷敬内野手(37)は2015年から 5年総額20億円の大型契約を結んでおり、38歳となる来季が契約最終年となる。37歳の糸井嘉男外野手(37)は昨季からの 4年契約だ。 4月に国内FA権を取得したメッセンジャーは38歳シーズンとなる来季から日本選手扱い。すでに球団側から残留要請をされており、 2年を基本線とした複数年契約を提示される見通し。メッセンジャー自身も生涯虎宣言をしている。また開幕からブルペン陣を支えている藤川球児投手(38)、中継ぎに配置転換されている能見篤史投手(39)や、西岡剛内野手(34)、岩田稔投手(34)らは福留同様、単年契約で今季に臨んでいる。
●ウィリン・ロサリオ内野手(29)が 3日、京セラドーム大阪で行われた全体練習に参加した。 4日からのヤクルト戦に備え、この日はフリー打撃に加えて、ロングティーやノックバットを使ってのスイングも試みた。金本監督は打撃向上を期待した。京セラドームで行われた全体練習に髪を刈り上げ、さっぱりした姿で参加。ティー打撃では平野恵一打撃コーチ(39)から。その後、高代延博作戦兼総合コーチ(64)、片岡篤史ヘッド兼打撃コーチ(49)から指導を受けると、最後はノックバットを手に自らトスし、ロングティーを敢行。現在、59試合で「打率0.240、7本塁打、30打点」。年俸 3億4000万円の働きに見合っておらず、このまま調子が上向かなければ今季限りとなる危機に立たされているだけに、何とかしようと必死だ。
●右腓骨(ひこつ)骨折を押してプレーする糸井嘉男外野手が 3日、京セラドーム大阪での全体練習に参加した。前カードの中日 2連戦は欠場。骨折した患部は決して万全ではないが、 4日からのヤクルト戦に向けて出場意欲を見せた。フリー打撃やロングティーで汗を流し決意をにじませた。チームは糸井不在時に「8連敗」中。金本知憲監督も、 4日のヤクルト戦(京セラ)からのスタメン復帰を明言した。完治は、まだ先だ。しかし悠長に待つつもりなど微塵もない。それが超人。試合に出たい、何より勝ちたい-。だから、痛みを押してでも出る! 糸井が、出場を強く志願した。今季、糸井が欠場した試合はこれで「8連敗(2勝9敗)」。これ以上、ベンチで見ているわけにはいかないとばかり、この日のフリー打撃では43スイングで「6本」のサク越え。うち 1発を 5階席へ打ち込むと、さらにロングティーも行うなど、猛振でアピールした。カルシウムたっぷりの牛乳をガブガブ飲んで、いち早い復帰に努めていることも明かした。超人節も、全開だった。昨年は 8月の「月間打率が0.353」の夏男。チームを勝たせるために、虎にやってきた。かつての本拠地・京セラドームから、超人が再び走り出す。
●今成亮太内野手(30)が代打で「4号ソロ」を放った。 3点を追う 8回二死、森越祐人内野手(29)の代打で登場。ソフトバンク・スアレス投手(27)の 144キロを流し打ち、左翼フェンス上の防球ネットに突き差した。 7月 1日の同オリックス戦(甲子園)以来の 1発で、今季初昇格へアピールした。
●トレードでソフトバンクから阪神に移籍した飯田優也投手(27)が、 1イニング無失点でタテジマデビューを飾った。移籍後初めてベンチ入りし、 2- 2の 6回から出番を迎えた。一死後、安打と四球で満塁のピンチを招いたが、「3番」吉村裕基外野手(34)、「4番」江川智晃外野手(31)を連続三振で切り抜けた。
●阪神が今オフ補強のターゲットを「先発外国人右腕」に定めていることが 2日、分かった。ロッテで両リーグトップの「12勝」を挙げているマイク・ボルシンガー(30)のように、近年は右の助っ人が活躍している傾向も重視。 7月に渡韓して調査していたことも判明し、今季LGで「8勝」しているヘンリー・ソーサ投手(33)らが候補とみられる。「最下位」に沈む中、来季に向けた戦力整備も進めていく。「最下位」に転落してもチーム強化の歩みを止めない。阪神がオフの補強を見据えて、助っ人の先発右腕を重点的にリストアップしていることが判明した。来日 1年目のロッテ・マイク・ボルシンガー投手(30)は、多彩な変化球を操って、NPB外国人新記録にあと 1歩まで迫る「11連勝」を記録。今季「12勝」は両リーグ最多で「防御率2.45」を誇る。合言葉は「第 2のボルシンガーを探せ」だ。
記事をまとめてみました。
小野泰己投手(手前)の投球練習を見守る金本知憲監督=京セラドーム
4日から京セラドーム大阪でヤクルトを迎え撃つ阪神が、同球場で全体練習を行った。
投手では初戦に先発するランディ・メッセンジャー投手、 2戦目に先発する小野泰己投手らが調整。小野は実際にマウンドを使って投球練習を行い「練習日でマウンドを使えるということだったので、準備として投げられたら良い練習が出来るかなと思った」と意図を説明。「大胆に攻められたらいいかな」と意気込んだ。
阪神馬場皐輔投手=はるか夢球場(弘前市運動公園野球場)・フレッシュオールスターゲーム(2018年 7月12日撮影)
阪神「ドラ1」が反撃の旗を振る。金本監督が馬場を逆襲ローテの 6人目に加える考えを明かした。11日のDeNA戦(横浜)が濃厚。先発の駒不足に陥りつつある状況で「メッセ、才木、小野、秋山、岩貞…。あと 1人か。馬場とか、候補やろうな」と、 2軍で結果を残す右腕に期待を寄せた。
馬場は 7月31日のウエスタン・リーグ中日戦(ナゴヤ)では 6回 6安打 2失点(自責 0)。走者を背負いながらも粘り、クイックも修正し「収穫も反省もあったので、次の登板に生かしたい」。矢野 2軍監督は「自分の力で投手戦で勝つ、貯金をするというのはまだ」としながらも「「のままでも 1軍で勝てるレベルにはある」と評価していた。
7日の巨人戦(東京ドーム)以降は 6連戦が続く。指揮官は逆襲ローテについて「調子がいい選手から投げさせていくしかない。 1人は投げ抹消をしながら」と説明。登板日に 1軍登録して翌日抹消するスタイルを続けていくことも明かした。馬場は 6月21日オリックス戦(甲子園)以来の登板。プロ初勝利も狙い、ムードを変える。
阪神のレジェンド、ランディ・バース元内野手。史上最強助っ人の記録は抜かせない!
バースの記録を守れ! 香田勲男投手コーチ(53)が 3日、投手陣にヤクルト・山田哲人内野手の連続試合打点の記録ストップを指令した。山田哲は「11試合連続打点」中で、元阪神のランディ・バース氏のプロ野球記録「13」まであと「2」。 4日からの 2連戦で、燕のキーマンを何としても止める。
勝つために打たせてはいけない相手。何より球団のレジェンドが持つ記録に、目の前で並ばせるわけにはいかない。練習を終えた香田投手コーチが静かに口を開いた。
「ヤクルトの主軸ですからね。その辺を止めるということは、我々の勝ちに近づくということ。当然、抑えにいかないといけないでしょう」
そして、続けた。
「阪神の大先輩がつくった記録を越されないためにも、我が軍のピッチャーの奮起を期待したいところですね」
山田哲は 7月20日の中日戦(神宮)から11試合連続打点中。その間、「42打数20安打17打点、打率0.476」と大暴れだ。ノリに乗っている山田哲を封じることが、勝利への近道。さらに、もし 2試合続けて打点を許してしまうと、球団史上最強助っ人、バースが1986年に記録した「13試合」のプロ野球記録に並ばれてしまう。
5日に先発予定の小野も京セラドームのマウンドで45球を投げて感覚を確かめると「何とか(山田哲を)止められるようにしたいです」と表情を引き締めた。今季は対戦 3打数無安打、昨季から合わせても「10打数2安打」と抑えている右腕。 4日のメッセンジャーと 2人、何としても“壁”となるつもりだ。
11試合連続打点中と絶好調のヤクルト・山田哲人内野手
山田哲には前回 7月27日、29日の神宮でも打点を許し、今季は「対戦打率0.318」。香田コーチは「クリーンアップの前にランナーを出さないということ。山田、バレンティンについては前回もやられているのでね。同じことを繰り返さないためにも大事なこと」と力を込めた。虎投のプライドにかけてバースの記録を守り、勝利をつかみとる。
◆山田哲人内野手について阪神・山田勝彦バッテリーコーチ
「すごい選手。塁に出したら出したで、後ろにバレンティンや雄平がいるし、足もあるわけだから。できる対策をしっかりやっていきたい」
★1986年のランディ・バース氏
開幕から快音を響かせ、 6月18日のヤクルト戦(甲子園)から26日の巨人戦(後楽園)まで王貞治(巨人)に並ぶ「7試合連続ホームラン」をマーク。さらに、その 6月18日から 7月 4日の巨人戦(甲子園)まで、日本記録の13試合連続打点を樹立(翌 5日の同戦は「3打数1安打1四球」で打点無し)。シーズンでは「打率0.389(日本記録)、47本塁打、109打点」で「2年連続三冠王」を獲得。しかし、前年度日本一のチームは「60勝60敗10分け」で「3位」だった。
◇データBOX◇
◎…連続試合打点の日本記録は、1986年 6月- 7月にバース(阪神)が記録した「13」。ヤクルト・山田哲の11試合は日本選手最多タイで1949年に西沢道夫(中日)、1974年に長池徳二(阪急)、1997年に鈴木健(西武)がマーク。
◎…阪神投手陣は今季、ヤクルト戦は「対戦防御率4.22」。セ 5球団では広島戦(同5.71)に次いで、悪い。また山田哲には「対戦打率0.318(44打数14安打)、3本塁打、8打点」と打たれている。
阪神が、福留孝介外野手と来季の契約を更新する方針を固めたことが 3日、明らかになった。虎野手では44歳で引退した金本知憲(現監督)、桧山進次郎に続く、42歳での現役。球団内ではプレー、リーダーシップだけではなく、どんな試合展開でも絶対にあきらめない姿勢を高く評価しており、常勝軍団再建へ、力を注いでもらう。
そのポジションに穴が空くことは考えられない。42歳になろうが、まだまだ福留には前線で活躍してほしい、発展途上のチームを助けてほしい。だからこそ即決だ。
球団幹部は、福留との契約更新について、「もちろん。誰が考えても、そうでしょう。福留選手には来季も頑張ってもらいたいと思っています」と力を込めた。
「どういう試合であっても、最後まで絶対にあきらめない、というのを見せてくれています」 実績、結果、主将としてのキャプテンシーだけでなく、野球選手としての姿勢も、高く評価していると続けた。
勝負ごとは、あきらめた者が負けだ。福留の師である故・星野仙一元監督は「NEVER NEVER NEVER SURRENDER」を掲げ、2003年に18年ぶりの「リーグ優勝」を達成。金本政権 3年目で最も苦しむ今だからこそ、この姿勢が必要になる。福留にとって「チームが勝って、『優勝』する。それしかない」と個人目標を封印して臨んでいる41歳シーズン。借金「8、最下位」と低迷する中、悔しさを前面に出して、チームを鼓舞し続けている。
ここまで79試合に出場し、「打率0.275、8本塁打、44打点」。 3月30日の開幕巨人戦(東京ドーム)で菅野から「先制ソロ」を放つなど、持ち前の鋭い勝負勘と力強い打撃は健在で、高い守備力も衰え知らず。どれだけビハインドの展開でも途中交代することなく、汗だくで白球を追いかける姿も目立つ。昨年 5月に取得した 2度目の「海外FA権」を保持する中、球団は単年契約を基本線に話をしていく見通しだ。
主将としてチームを引っ張る41歳、福留孝介外野手。来季も虎を頼みます!=京セラドーム
球団野手では44歳で引退した金本監督(2012年)、桧山(2013年)に続く42歳でのプレー。福留にとってプロ入り以来の大目標達成が現実味を帯びてくる。日本通算「2000安打」まで、あと「233」。すでに日米通算「2000安打」は2016年 6月に達成し、名球会入りを果たしているが「(プロに)入ったときはメジャーなんて考えてもなかった。日本だけで『2000本』という数字は打てたらすごくいいことなんだろうな」と話す。和田一浩(42歳11カ月)の最年長記録を更新する達成もありそうだ。
また先の幹部は、あくまでも個人的な見解とした上で来季の主将も「福留選手しかいない」と力説。42歳での主将となれば2012年のソフトバンク・小久保裕紀を抜き、球界史上最年長となる。
福留はこの日、京セラドームで全体練習に参加。フリー打撃や守備練習などで汗を流し、 4日のヤクルト戦(京セラ)に備えた。まずは連敗を「2」で止める。そして 8月反攻へ-。絶対にあきらめない。不屈の精神を、福留が虎に注入する。
鳥谷は2015年から 5年総額20億円の大型契約を結んでおり、38歳となる来季が契約最終年となる。37歳の糸井は昨季からの 4年契約だ。
4月に国内FA権を取得したメッセンジャーは38歳シーズンとなる来季から日本選手扱い。すでに球団側から残留要請をされており、 2年を基本線とした複数年契約を提示される見通し。メッセンジャー自身も生涯虎宣言をしている。
また開幕からブルペン陣を支えている藤川、中継ぎに配置転換されている能見や、西岡、岩田らは福留同様、単年契約で今季に臨んでいる。
◇データBOX◇
◎…阪神の球団最年長記録は金本知憲(現 1軍監督)、桧山進次郎の44歳。初代ミスタータイガース・藤村富美男や元監督の真弓明信、矢野燿大(現 2軍監督)らは42歳シーズンで引退。投手では下柳剛が43歳まで阪神に在籍し、44歳で楽天で引退した。
◎…NPB最年長は山本昌(元中日)の50歳。現役では岩瀬(中日)で今年11月で44歳。
ロングティー打撃をするウィリン・ロサリオ内野手=京セラドーム
ウィリン・ロサリオ内野手が 3日、京セラドーム大阪で行われた全体練習に参加した。
4日からのヤクルト戦に備え、この日はフリー打撃に加えて、ロングティーやノックバットを使ってのスイングも試みた。
「ひとつの練習ドリルとして、自分のバッティングをつかんでいくために、必要だと思って取り組みました」
金本監督は「キッカケは何だっていい。こちらはしっかりチャンスで打ってくれたら何でもいいんだから」と打撃向上を期待した。
ノックバットを持って、ティー打撃を行うロサリオ内野手=京セラドーム
阪神のウィリン・ロサリオ内野手が 3日、京セラドームで行われた全体練習に髪を刈り上げ、さっぱりした姿で参加。各首脳陣からフォーム指導を受けた。
ティー打撃では平野打撃コーチから。その後、高代作戦兼総合コーチ、片岡ヘッド兼打撃コーチから指導を受けると、最後はノックバットを手に自らトスし、ロングティーを敢行。現在、59試合で「打率0.240、7本塁打、30打点」。年俸 3億4000万円の働きに見合っておらず、このまま調子が上向かなければ今季限りとなる危機に立たされているだけに、何とかしようと必死だ。
金本監督は「きっかけは何だっていいんだから。こっちは、しっかりチャンスで打ってくれたら何でもいいんだから。ロサリオと糸井と、この 2人がやっぱり常時出てやってくれない限りは打線の上昇はなかなか見込めない」と、改めて期待した。
右腓骨(ひこつ)骨折を押してプレーする糸井嘉男外野手が 3日、京セラドーム大阪での全体練習に参加した。
前カードの中日 2連戦は欠場。骨折した患部は決して万全ではないが、 4日からのヤクルト戦に向けて出場意欲を見せた。
フリー打撃やロングティーで汗を流し「まだまだ上位を狙えると思う。みんな1つになってやっていくしかない。そこに加われたら」と決意をにじませた。
ロングティー打撃を行う糸井嘉男外野手=京セラドーム
不死身の超人が帰ってくる! 右腓骨骨折の影響で 2試合連続欠場中の阪神・糸井嘉男外野手が 3日、京セラドームで行われた全体練習に参加。フリー打撃などで汗を流すと、「(試合に)出してください!」と直訴した。チームは糸井不在時に「8連敗」中。金本知憲監督も、 4日のヤクルト戦(京セラ)からのスタメン復帰を明言した。
完治は、まだ先だ。しかし悠長に待つつもりなど微塵もない。それが超人。試合に出たい、何より勝ちたい-。だから、痛みを押してでも出る! 糸井が、出場を強く志願した。
「『最下位』やけど、まだまだ上位を狙えると思うし、みんなが一つになってやっていくしかない。そこに加われたら。だから、出してください!」
練習を終えると、熱い思いが、そのまま言葉となってあふれ出した。右腓骨骨折が完治せぬまま、 7月21日に 1軍復帰。しかし、まだ状態は万全には遠く、 7月31日からの中日 2連戦(ナゴヤドーム)は欠場。チームは「2連敗」を喫し、「最下位」に転落した。
今季、糸井が欠場した試合はこれで「8連敗(2勝9敗)」。これ以上、ベンチで見ているわけにはいかないとばかり、この日のフリー打撃では43スイングで「6本」のサク越え。うち 1発を 5階席へ打ち込むと、さらにロングティーも行うなど、猛振でアピールした。
前日 2日には再検査を受けたことも明かした。「まだ(骨は)くっついていない」という。
「でも腓骨は直接痛みは出るけど、変なくっつき方はしないから。できる範囲ではできるって聞いたから」
さらに…。
「毎日 2リットルや!」
カルシウムたっぷりの牛乳をガブガブ飲んで、いち早い復帰に努めていることも明かした。超人節も、全開だった。
フリー打撃でサク越え連発。糸井嘉男外野手がスタメンに帰ってくる!=京セラドーム
金本監督は「無理して出たからね。骨自体より周りがかばうから、ちょっと肉離れを起こしそうなぐらい張っていたらしいから」と 2試合の欠場理由を説明すると「いくでしょう、明日は」とスタメン起用を明言した。
「最下位」から巻き返す。反攻には、そのバットは絶対不可欠だ。詳細は明かさなかったが、糸井は「(痛いなりに)やり方はあるから」と不敵に話した。昨年は 8月の「月間打率が0.353」の夏男。チームを勝たせるために、虎にやってきた。かつての本拠地・京セラドームから、超人が再び走り出す。
★故障後の糸井嘉男外野手
6月30日のヤクルト戦(神宮)の 8回、風張の 147キロを右膝付近に受けて途中交代。翌31日の同戦を今季初欠場すると、 7月 3日に「右腓骨骨折」と発表された。13日の球宴第 1戦(京セラ)に代打で登場( 2飛)。20日のウエスタン・中日戦(甲子園)に「3番・右翼」で出場し、「2ラン」を含む 2安打を放つと「行くぞ、横浜」と宣言。翌21日に昇格し、いきなり「勝ち越し3ラン」を放った。22日にも 2戦連発したが、その後は 4試合で「15打数1安打」。31日、 8月 1日の中日戦(ナゴヤドーム)は欠場した。
◇データBOX◇
◎…糸井は今季、ヤクルトとの対戦打率は10試合で「0.297(37打数11安)、2本塁打、7打点」。DeNA戦(同0.395)に次いで、相性がいい。
◎…阪神は今季、甲子園で「42試合16勝25敗1分け」、京セラでも「3試合1勝2敗」と、ホームで45試合で「17勝27敗1分け」と大きく負け越している。
※小野がヤクルト戦へ調整!ロサリオ、ノックバットで打撃練習!糸井、4日ヤクルト戦出場へ意欲!-2に続く!
全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め! ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
全身全霊を懸けて不屈の精神で立ち向かう。たとえ、どんなに苦しい局面になろうとも、最後の最後まで絶対に勝負を諦めない。
その精神を全員が強く持ち、タイガースが変革し続ける一年にしたい。そうした強い決意をスローガンとして表現しています。
※このスローガン・デザインは、2018年のシーズンロゴとしても展開して参ります。
2018年公式戦順位表
2018年交流戦順位表
2018年 公式戦 日程と結果(07月)
2018年 公式戦 日程と結果(08月)