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Channel: 阪神ファンの障碍(害)者アスリート・虎ちゃん77のスポーツ日記
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中谷の「同点3塁打」で連勝!鳥谷、21打席ぶり打点!金本監督、鳥谷V打絶賛!小野が5勝目!

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ヤクルトは 1回、内野ゴロの間に 1点を先制するが、 2、 3回の満塁の好機に追加点を奪えず。阪神は 3回まで 1安打で無得点。阪神は 5回、中谷将大外野手(25)の「適時3塁打」で同点、なお無死 1、 3塁で代打鳥谷敬内野手(37)の 2ゴロで勝ち越した。ヤクルトは 6回まで12残塁。阪神は 7回にも一死満塁から糸井嘉男外野手(37)の押し出し死球で加点し、逃げ切って連勝。ヤクルトは序盤の拙攻が響いて連敗を喫した。勝ち投手は阪神小野泰己投手(24)で「5勝(3敗)」目。負け投手はヤクルト石川雅規投手(38)で「4敗目」となった。阪神が 0- 1の 5回に 2点を挙げ逆転に成功。救援陣が踏ん張りヤクルトの反撃を許さず「2連勝」を飾った。金本監督は試合後のインタビューで、粘って逆転勝ちを果たした選手たちをたたえた。

中谷将大外野手が「同点適時3塁打」を放った。 1点を追う 5回無死 2塁。ヤクルト石川の 122キロチェンジアップをバットに乗せると、打球は右中間を割った。中谷はグングン加速して一気に 3塁に滑り込んだ。 4日ヤクルト戦(京セラドーム大阪)は今季最長となる 5時間11分の超ロングゲーム。中谷はフル出場した 6打席凡退と結果を残せなかった。金本監督は起用した意図を明かした。前夜は 6タコと“蚊帳の外”だった若虎が汚名返上の活躍で「2連勝」に導き、夏のロードも「5割」。ベンチにも背中を押された、15打席ぶりの快音だった。 100回大会が開幕した高校球児も熱いが、タイガースも熱い!!必死な若虎の激打、激走でつかんだ「1勝」で、チームも 7月27日からのロードを「3勝3敗」の五分に戻した。 7日からは巨人(東京ドーム)、DeNA(横浜)との関東遠征に出る。金本監督が気合を入れれば、中谷も語気を強めた。まだ借金「6」。残り54試合、必ず取り返す。右の大砲候補の覚醒が、虎の反攻のカギだ。

阪神は「2連勝」で「3位」ヤクルトに 1ゲーム差まで迫った。鳥谷敬内野手が、 7月 3日中日戦(甲子園)以来、21打席ぶりの打点を記録した。 1点を追う 5回、先頭ウィリン・ロサリオ内野手(29)が「中越え2塁打」で出塁すると、中谷が右中間を破る「適時3塁打」を放ち同点。梅野隆太郎捕手(27)が四球を選び、無死 1、 3塁としたところで鳥谷が代打起用された。鳥谷はカウント 2- 2から、しぶとく 2ゴロを転がして勝ち越し点を奪った。金本知憲監督(50)は激賞だ。 7月 3日の中日戦(甲子園)での犠飛以来、出場「15試合&21打席」ぶりの打点は、チームにとってこれ以上ない 1点になった。

超人が膝に手をつく姿に誰もが肝を冷やした。 2- 1の 7回一死満塁、糸井が貴重な押し出し死球を奪ったが…。それよりも体は大丈夫なのか? 球場が騒然とし、怒号が飛ぶ。 1塁にも歩かず、ベンチへと引き揚げた。大丈夫か-。虎党の心配が募る。しかし糸井に代わって、金本監督が笑顔で状況を説明した。カウント 1- 1から中澤雅人投手(33)の 3球目、 134キロが糸井を襲った。白球はプロテクターをつけた右肘付近に直撃。一瞬、間を置いて超人が悶絶した。当たり所が悪かったのかと思われたが、実は肘に当たったボールが跳ね返って、そのまま股間付近を直撃していたのだ。代走・大山悠輔内野手(23)を送られ、お役御免。前日 4日が両軍合わせて29安打19得点だったことを考えても、のどから手が出るほど追加点がほしい場面で、まさに体を張って、奪ってみせた。糸井不在の間、チームは「8連敗中(2勝9敗)」だったが、前日 4日に強行復帰し、これで「2連勝」だ。 4回二死には痛烈な右前打を放つなど 2戦連続安打、計 3打点。「4番」として力強くチームを引っ張っている。アイシングも施さず、Tシャツに短パン姿で球場から帰っていった。大丈夫。超人が元気にグラウンドに立てば、虎はもっと上へ行ける。

小野泰己投手が、 5回を投げ「6安打7四死球2暴投」と乱調も、 1失点でしのぎ「今季5勝目」を手にした。小野は制球が安定せず、初回、ウラディミール・バレンティン外野手(34)の 2ゴロの間に 1点を失った。その後も毎回得点圏にランナーを背負いながらも粘りに粘り、 2回以降は無失点で切り抜けた。 5回で 7四死球とピンチを毎回招いたが、 1回に失った 1点にとどめた。阪神OBのランディ・バース氏(現64)の記録を守った。前日 4日まで「12試合連続打点」を記録していた山田哲人内野手(26)と 3度対戦。 1死球を与えるも 2つの三振を奪い、大先輩の記録を懸命に守り抜いた。小野の母校・折尾愛真高校(福岡県・北九州市)は10日に日本大学第三高等学校との初戦を迎える。エールを送り、球場を後にした。先輩がプロの意地を見せる粘りの投球で後輩球児たちの背中を押した。代打を送られた 5回裏の攻撃で逆転し、 7月 1日以来の「5勝」目を挙げたものの、 122球を費やす苦しい内容だった。粘投、そして、まさに“怪投”だ。四球連発なのに「5勝」目をゲット。そして、有言実行で絶好調の山田哲から 2三振。小野がターニングポイントを振り返った。泥臭くつかみとった「5勝」目。次こそは「快投」で白星をつかむ。

ベテランリリーフ陣が 2戦続けての鮮やか救援だ。前夜とは順番を入れ替え、この日は左打者が続く 7回を能見篤史投手(39)が三者凡退。 8回は藤川球児投手(38)が右の代打・畠山和洋内野手(35)からの攻撃をゼロで封じた。頼もしい両輪に、金本監督も感謝しきりだった。

記事をまとめてみました。

 

 

 <阪神 3- 1ヤクルト>◇13回戦◇阪神 9勝 4敗 0分◇ 5日◇京セラドーム大阪

 ヤクルトは 1回、内野ゴロの間に 1点を先制するが、 2、 3回の満塁の好機に追加点を奪えず。阪神は 3回まで 1安打で無得点。

 阪神は 5回、中谷の「適時3塁打」で同点、なお無死 1、 3塁で代打鳥谷の 2ゴロで勝ち越した。ヤクルトは 6回まで12残塁。  阪神は 7回にも一死満塁から糸井の押し出し死球で加点し、逃げ切って連勝。ヤクルトは序盤の拙攻が響いて連敗を喫した。

 勝ち投手は阪神小野で「5勝」目。負け投手はヤクルト石川で「4敗目」となった。

 阪神・金本知憲監督=京セラドーム大阪

 阪神が 0- 1の 5回に 2点を挙げ逆転に成功。救援陣が踏ん張りヤクルトの反撃を許さず「2連勝」を飾った。先発の小野は毎回得点圏に走者を許しながら 5回 6安打 1失点で切り抜け「5勝」目(3敗)。金本監督は試合後のインタビューで、粘って逆転勝ちを果たした選手たちをたたえた。

--昨日に続く逆転勝利

 「今日の小野の出来からすればね、よく勝てたなっていうのが本音ですね」

--小野は粘りのピッチングという表現でいいですか

「いや(苦笑)。非常にそこら辺の判断はね、難しいところだと思いますけど。結果勝てたので、ランナーを出したけれど、よく粘ったというふうに捉えましょうか」

--中谷がよく打った

 「そうですね。右に強く打ってほしい場面でね、そのようにやってくれましたよね。ちょっと引っ張りの意識が強いと思うので、逆にああいう(逆方向に打つ)意識がいい方向に行ったような気がしますけれどもね」

  5回、「適時3塁打」を放った中谷将大外野手=京セラドーム大阪

--昨日の中谷は 6打数無安打、期するところがあったと思うが

 「(昨日は)ちょっと不甲斐ない結果でしたけれど、きょうの石川との相性も良かったのもありますし、守りの面でね、しっかり守ってくれているので、そういうところでスタメンに決めました」

--能見、藤川もしっかり抑えた

 「本当にあの 2人がいなかったらどうなっているのかなっていう今のチーム状態ですけど、本当にいい仕事をしてくれています」

--梅野もいい場面で盗塁を阻止

 「あれも大きかったですね。ナイスボール、うまい送球でね。少しでもズレたりすればね、セーフになるようなところもね、コントロールも良く刺してくれましたね」

--火曜から巨人、DeNAと「6連戦」

 「ビジターで今年ね、いい成績なので、連戦が続いてリリーフがしんどいとは思いますけど、どこのチームも同じなので踏ん張っていきたいですね」

 

 ヒーローインタビューに答える中谷将大外野手=京セラドーム大阪

 中谷将大外野手が「同点適時3塁打」を放った。

  1点を追う 5回無死 2塁。ヤクルト石川の 122キロチェンジアップをバットに乗せると、打球は右中間を割った。中谷はグングン加速して一気に 3塁に滑り込んだ。

 「ホッとしてます。昨日はいい場面で全く打てなかった。今日も(チャンスで)まわってくるのかなと思って。( 3塁打で)久々にグラウンドを走ったので、うれしかった」

  4日ヤクルト戦(京セラドーム大阪)は今季最長となる 5時間11分の超ロングゲーム。中谷はフル出場した 6打席凡退と結果を残せなかった。金本監督は「(昨日は)ちょっとふがいない結果でしたけど、石川との相性が良かったこともありますし、しっかり守ってくれているのでスタメンを決めました」と起用した意図を明かした。

  5回、「適時3塁打」を放った中谷将大外野手=京セラドーム大阪

 うっぷんを晴らす激打! モヤモヤを吹っ飛ばす激走!! 阪神は中谷将大外野手が「同点3塁打&勝ち越しホームイン」でヤクルトに 3- 1と逆転勝ちした。前夜は 6タコと“蚊帳の外”だった若虎が汚名返上の活躍で「2連勝」に導き、夏のロードも「5割」。 100回大会が開幕した高校球児も熱いが、タイガースも熱い!!

 中谷が放った打球が、右中間へ低く、強く伸びた。 1塁… 2塁…ベースを力強く蹴るごとに、京セラドームのボルテージが上がっていく。千金の同点 3塁打。たまりにたまった思いをはき出すような、激走だった。

 「昨日からまったく(自分に)いい場面がなくて、きょうもこんな(チャンスの)場面でまわってくるのかなと思っていました。(走者を)かえせてよかった。久々にグラウンドをまわったんで、本当にうれしい気持ちがありました」

  5回、中谷将大外野手が「大きな同点3塁打」。試合の流れを一気に変えた=京セラドーム大阪

 「逆転サヨナラ勝ち」で連敗を止めた前日 4日は 6タコ。面目躍如のお立ち台で声を弾ませた。石川を打ちあぐね、 0- 1で迎えた 5回。先頭のロサリオが「中越え2塁打」を放ち、打席へ。外角高めのスライダーを一閃した。

 小野が毎回ピンチを背負うなど、重苦しかった流れを激変させる一打。 3塁まで到達したことで、無死 1、 3塁から代打・鳥谷の 2ゴロで生還。勝ち越しのホームを踏み、チームを「2連勝」に導いた。

 金本監督は試合後、右打ちのサインを出していたことを明かすと、「ちょっと引っ張りの意識が強いと思うので。逆に(右方向への)ああいう意識がよかったと思います」と目を細めた。

 「(前日は)不甲斐ない結果でしたけど、きょうの(スタメン起用は)石川との相性がよかったのもありますしね」

 意気に感じないわけがなかった。ベンチにも背中を押された、15打席ぶりの快音だった。

  5回、「タイムリー3塁打」を放ち 2塁ベースを回る中谷将大外野手=京セラドーム大阪

  5時間11分の激闘だった前夜、25歳は帰路に就く前「( 6タコは)あまり記憶にないです。気持ち的にも、きました」と吐露した。折れそうになる心。だからこそ、動いた。この日は早出練習開始の午後 2時より 2時間以上早く、グランドへ。片岡ヘッド兼打撃コーチら首脳陣にアドバイスをもらいながら、ロングティーやスローボール打ちで打撃修正に努めた。とらえるポイントを前に置くことを意識し、感覚をつかもうとした。

 「アドバイスの一言、一言に感謝してやっていく気持ちでした。結果につながってよかった」 必死な若虎の激打、激走でつかんだ「1勝」で、チームも 7月27日からのロードを「3勝3敗」の五分に戻した。 7日からは巨人(東京ドーム)、DeNA(横浜)との関東遠征に出る。金本監督が「ビジターはことし、まあまあいい成績(貯金2)なので。乗り切りたいですね」と気合を入れれば、中谷も語気を強めた。

 「ロードでも阪神ファンの声援は声援は温かいので、励みにして頑張ります!」

 「タイムリー3塁打」を放ちすべりこむ中谷将大外野手=京セラドーム大阪

 まだ借金「6」。残り54試合、必ず取り返す。右の大砲候補の覚醒が、虎の反攻のカギだ。

◆中谷将大外野手について阪神・片岡篤史ヘッド兼打撃コーチ

 「しっかりと役割を果たしてくれました」

◇データBOX◇

◎…中谷はヤクルト・石川と通算「20打数9安打(打率0.429)、2本塁打、4打点」と好相性。昨年は「12打数6安打」で、今季は「3打数1安打1打点」。

◎…中谷は今季、得点圏では「41打数14安打(打率0.341)、3本塁打、18打点」と勝負強い。また 3塁打は今季 2本目でシーズン自己最多。

◎…阪神は今季、甲子園で「42試合16勝25敗1分」だが、京セラでは「5試合3勝2敗」。ビジターは「42試合22勝20敗で貯金2」。

 

 鳥谷敬内野手が、 7月 3日中日戦(甲子園)以来、21打席ぶりの打点を記録した。

  1点を追う 5回、先頭ロサリオが「中越え2塁打」で出塁すると、中谷が右中間を破る「適時3塁打」を放ち同点。梅野が四球を選び、無死 1、 3塁としたところで鳥谷が代打起用された。鳥谷はカウント 2- 2から、しぶとく 2ゴロを転がして勝ち越し点を奪った。

  5回表を終え作戦を考える金本知憲監督=京セラドーム大阪

 阪神は「2連勝」で「3位」ヤクルトに 1ゲーム差まで迫った。

  1点を追う 5回裏、先頭「6番」ロサリオの 2塁打、「7番」中谷の「適時3塁打」で同点に。なおも無死 1、 3塁で代打鳥谷がしぶとく 1、 2塁間にゴロを転がし、勝ち越し点をゲットした。

 金本知憲監督はこの決勝点シーンを絶賛。「ああいうのがやっぱり、今まで言い続けてできなかったんだけどね。三振とポップフライだけは避ける、という…。犠牲フライよりは、 1点を取ってしかも得点圏に(走者が)行ったわけですからね。ヒット以外では最高の打撃ですよ]とベテランの技を褒めたたえた。

  5回裏阪神無死 1、 3塁、鳥谷敬内野手の 2ゴロの間に中谷将大外野手が勝ち越しのホームを踏む=京セラドーム大阪

 鳥谷が指揮官絶賛の決勝打だ。 1- 1と追いついた 5回、なお無死 1、 3塁で代打に立ち、高く跳ねる 2ゴロで 3走を迎え入れると、 1走も 2塁へ進めた。「かえせたのでよかったです」と淡々も、金本監督は「チームに言い続けてきて、(これまでは)できなかったんだけど。ヒット以外で最高のバッティング。彼にも言いましたけど、最高ですよ」と激賞だ。 7月 3日の中日戦(甲子園)での犠飛以来、出場「15試合&21打席」ぶりの打点は、チームにとってこれ以上ない 1点になった。

 

  4回、安打を放った糸井嘉男外野手=京セラドーム大阪

 超人が膝に手をつく姿に誰もが肝を冷やした。 2- 1の 7回一死満塁、糸井が貴重な押し出し死球を奪ったが…。それよりも体は大丈夫なのか? 球場が騒然とし、怒号が飛ぶ。 1塁にも歩かず、ベンチへと引き揚げた。大丈夫か-。虎党の心配が募る。しかし糸井に代わって、金本監督が笑顔で状況を説明した。

 「いや、ココ(股間を押さえて)やろ、アレ? ココ(肘)当たって、ココ(股間)やろ? ベンチで何で、こうやって(押さえて)いるのかなと(思っていた)」

 カウント 1- 1から中沢の 3球目、 134キロが糸井を襲った。白球はプロテクターをつけた右肘付近に直撃。一瞬、間を置いて超人が悶絶した。当たり所が悪かったのかと思われたが、実は肘に当たったボールが跳ね返って、そのまま股間付近を直撃していたのだ。

  7回、押し出しとなる死球を受けた糸井嘉男外野手=京セラドーム大阪

 代走・大山を送られ、お役御免。前日 4日が両軍合わせて29安打19得点だったことを考えても、のどから手が出るほど追加点がほしい場面で、まさに体を張って、奪ってみせた。

 糸井とヤクルト戦-。 6月30日の神宮で風張から死球を受け、右腓骨を骨折した。戦線離脱を余儀なくされ、折れた骨はまだくっついていないという。それでも戻ってきた。糸井不在の間、チームは「8連敗中(2勝9敗)」だったが、前日 4日に強行復帰し、これで「2連勝」だ。 4回二死には痛烈な右前打を放つなど 2戦連続安打、計 3打点。「4番」として力強くチームを引っ張っている。

  7回に押し出しとなる死球を受けた糸井嘉男外野手。ヒヤリとしたが…=京セラドーム大阪

 アイシングも施さず、Tシャツに短パン姿で球場から帰っていった。大丈夫。超人が元気にグラウンドに立てば、虎はもっと上へ行ける。

◇データBOX◇

◎…糸井が復帰し、チームは「2連勝」。糸井欠場の試合は「8連敗中(今季2勝9敗)」で、出場時は「39勝38敗1分け」と貯金「1」。

◎…糸井の死球は今季 6個目で「リーグ5位(「1位」はヤクルト・青木の14)」。

 

  1回、ヤクルト・ウラディミール・バレンティン外野手の 2ゴロでマウンドにひざまずく小野泰己投手=京セラドーム大阪

 阪神の小野は制球が安定せず、 5回で 7四死球とピンチを毎回招いたが、 1回に失った 1点にとどめた。代打を送られた 5回裏の攻撃で逆転し、 7月 1日以来の「5勝」目を挙げたものの、 122球を費やす苦しい内容だっただけに「いいリズムがつくれない中で、守ってくれて、試合をひっくり返してくれた野手の方に感謝しかない」と話した。

  3日の京セラドーム大阪での練習では実際にマウンドに上がって投球練習したが、制球面の課題を解消できず「反省の多い投球になってしまった」と話した。

 阪神先発小野泰己投手=京セラドーム大阪

 小野泰己投手が、 5回を投げ「6安打7四死球2暴投」と乱調も、 1失点でしのぎ「今季5勝目」を手にした。

 初回、バレンティンの 2ゴロの間に 1点を失った。その後も毎回得点圏にランナーを背負いながらも粘りに粘り、 2回以降は無失点で切り抜けた。「ボール先行ってところがいけなかった。四球で自分を苦しめたかなという内容でした。守ってくれて試合をひっくり返してくれた野手の方に感謝しかありません」と反省仕切りだった。

 阪神OBのランディ・バース氏の記録を守った。前日 4日まで「12試合連続打点」を記録していた山田哲と 3度対戦。 1死球を与えるも 2つの三振を奪い、大先輩の記録を懸命に守り抜いた。

 小野の母校・折尾愛真は10日に日大三との初戦を迎える。「頑張ってほしいです」とエールを送り、球場を後にした。先輩がプロの意地を見せる粘りの投球で後輩球児たちの背中を押した。

 制球に苦しみながらも「5勝」目の小野泰己投手。山田哲を止めたのが大きかった=京セラドーム大阪

 粘投、そして、まさに“怪投”だ。四球連発なのに「5勝」目をゲット。そして、有言実行で絶好調の山田哲から 2三振。小野がターニングポイントを振り返った。

 「あそこは自分でもいいボールがいったんじゃないかと思います」

  2回だ。二死から 3者連続四球で自ら満塁を招いて、打席に山田哲を迎えた。12試合連続打点中で、打点を挙げられれば虎のレジェンド、ランディ・バースが持つ日本記録の「13」(1986年)に並ばれてしまう試合だった。

 試合前に「何とか止められるようにしたい」と話していた右腕は、大ピンチの場面でも「多少(記録の)意識はありました」と振り返る。 3球で追い込むと、最後は 148キロ直球を外角低めへズドン。見逃し三振に仕留めた。

  1回も、先頭から内野安打、四球で無死 1、 2塁で、山田哲。膝元へ直球を投げ込み、見逃し三振を奪っていた。

  1回、三振に倒れたヤクルト・山田哲人内野手、投手は阪神・小野泰己=京セラドーム大阪

 「(山田哲を)しっかり抑えられたのが大量点にならなかったと思います」。これで今季 5打数無安打。主軸を封じ込めたことが、失点を最小限にとどめたといえる。なにしろ 5回で 6安打を浴び、 7四死球で毎回走者は得点圏に背負った。「四球で自分を苦しめた。自分では納得していない」と猛省も、ヤクルトの12残塁の拙攻にも助けられ、プロ最多の 122球の粘投だった。

 今季14試合目。 1年目の昨季とは変わって先発ローテを守る立場になり「体のことはより気にするようになりました」。登板翌日の疲労具合によって、湯船につかる時間やストレッチにかける時間を長めにとるなど工夫した。気分転換も大切にした。大学時代にハマった海外ドラマ『プリズンブレイク』の 2周目を見終えた時期も。「投げ終わったら、次の試合まではあまり試合のことは考えないで過ごすようにしています」。心身ともにリフレッシュして、臨んでいる。

 「次はしっかり抑えて、できれば四球も少なく楽にピッチングができれば」。泥臭くつかみとった「5勝」目。次こそは「快投」で白星をつかむ。

◇データBOX◇

◎…小野の 1試合 6与四球以上は今季 3度目。自己ワーストの 7四球が 2度ある。与死球50(79回)は「リーグワースト2位」で、ワーストは中日・ガルシアの56( 112回 2/3)。

 

  7回からマウンドに上がった能見篤史投手=京セラドーム大阪

 ベテランリリーフ陣が 2戦続けての鮮やか救援だ。前夜とは順番を入れ替え、この日は左打者が続く 7回を能見が三者凡退。 8回は藤川が右の代打・畠山からの攻撃をゼロで封じた。藤川は涼しげに「昔は 6、 7、 8回は決まっていなかった。これが普通。前はウィリアムスと一緒だった。 9回以外は(打者の)右左でいける」と語る。頼もしい両輪に、金本監督も「本当に、あの 2人がいなかったらどうなっているのかなという、今のチーム状態ですけど。ずっと、いい仕事をしてくれている」と感謝しきりだった。

 

 全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め!  ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!  

 

全身全霊を懸けて不屈の精神で立ち向かう。たとえ、どんなに苦しい局面になろうとも、最後の最後まで絶対に勝負を諦めない。

その精神を全員が強く持ち、タイガースが変革し続ける一年にしたい。そうした強い決意をスローガンとして表現しています。

※このスローガン・デザインは、2018年のシーズンロゴとしても展開して参ります。

 

 2018年公式戦順位表

 

 2018年交流戦順位表

 

 2018年 公式戦 日程と結果(07月)

 

 2018年 公式戦 日程と結果(08月)

 

 

 

 

   

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