●ヤクルトは 1回一死 1、 2塁、バレンティンの右前適時打で先制した。阪神は 3回一死 3塁から、北條史也内野手(24)の左前適時打で追いついた。阪神は 6回一死から「7番」鳥谷敬内野手(37)、「8番」梅野隆太郎捕手(27)が 2者連続本塁打。ヤクルトは 6回一死満塁から代打畠山和洋内野手(35)が中前へ 2点適時打を放った。ヤクルトは 1点を追う 9回二死満塁で雄平外野手(34)が凡退して敗退。連勝が「2」で止まった。阪神は先発小野泰己投手(24)が「7勝」目を挙げた。ラファエル・ドリス投手(30)は「27セーブ」目。あぶな“勝った”ぁ~。阪神は 4- 3の 9回、守護神のラファエル・ドリス投手が二死満塁の大ピンチを背負ったが、なんとか逃げ切った。これで 6回までにリードした試合は昨年から「46連勝」。力強い中継ぎ陣とともに、リーグトップタイの「27セーブ」目を挙げたストッパーも、右肩上がりで頼みます!何人のファンが、スタンドで、テレビの前で目を閉じただろうか。一度は観念しただろうか…。 4- 3の 9回二死満塁。カウント 2- 2から雄平への 7球目のフォーク。力ない飛球がファールゾーンで 3塁・鳥谷のグラブにおさまった瞬間、たまりにたまった虎党の歓喜が爆発した。勝ったぁ-。守護神・ドリスが、セ・リーグトップタイの「27セーブ」目を、ギリギリでつかみとった。汗を何度もぬぐった。金本監督は、ニガ笑いが止まらなかった。これで 6回終了時でリードしていた試合は今季無敗(39勝1分け)。昨季からの連勝を「46」に伸ばした。指揮官も冷や汗をぬぐいながら、中継ぎ陣に感謝した。生命線の救援陣。 8回までは盤石だからこそ、最後を締める助っ人右腕の安定感が、ここからの反撃の鍵となる。
●鳥谷敬内野手に「今季1」号が飛び出した。 2- 1の 6回一死、カラシティーの甘い直球を左翼席に流し打った。納得の一振りだった。今季 212打席目。 8月18日の「シーズン1号」はキャリアで最も遅い。 8月に入り先発機会を増やし、調子も上げているベテランが、貴重な追加点を挙げた。左翼席のざわめきが収まらないうちに、続く梅野隆太郎捕手も初球をたたいてバックスクリーンに「6号ソロ」を打ち込んだ。鳥谷が描いた一筋のアーチは、さまざまな記憶があふれる神宮の空を抜け、スタンドまで届いた。どんな困難にも屈しない。掛布雅之や岡田彰布ら虎の先輩に並ぶ、ルーキーイヤーから「15年連続本塁打」となる「1号ソロ」。勝利を呼ぶ最高の「猛打賞」になった。鳥谷か大山悠輔内野手(23)か、という虎の“3塁手事情”の中で、何より頼もしい「15年目の一発」。必ず、完全復活の一発とする。
● 6回、鳥谷の「1号ソロ」に続いたのが、梅野だ。カラシティーの初球カットボールを一閃し、バックスクリーンへの「6号」。11日のDeNA戦(横浜)以来となる一発に得意の神宮での連日の活躍で、打率も「0.241」まで上昇。打ってよし、守ってよし。梅ちゃんスマイルが弾けている。
●小野泰己投手が 5回 0/3を投げ、 7安打 5四球 3失点の内容も「今季7勝」目を手にした。初回に一死 1、 2塁からウラディミール・バレンティン外野手(34)に右中間への適時打を許し、 1点を先制された。 2回から 5回まではピンチを背負いながらも、キレのある直球を軸にヤクルト打線を封じ、無失点を継続した。打者としては「プロ初打点」を記録した。 1- 1の同点で迎えた 4回、一死 2、 3塁でマット・カラシティー投手(27=コロラド・ロッキーズ)が投じた外角低めの 148キロ直球に食らいついた。 1塁へゴロを転がした間に、 3塁走者の伊藤隼太外野手(29)が生還。自らのバットで勝ち越し点を生み、打撃でも勝利に貢献した。 6回に鳥谷と梅野の連続本塁打で援護を受けた直後、連続四球を与えるなど制球を乱し、無死満塁のピンチを招いたところで途中降板。中継ぎ陣の奮闘もあり、小野の白星につながった。
● 1点差の 7回に「3番手」で登板したのは藤川球児投手(38)。セ界最強ヤクルト打線のクリーンアップとの真っ向勝負は圧巻だった。山田哲人内野手(26)には 8球すべて直球を投げ込み、 2飛に。バレンティンも直球で中飛に仕留めると、最後の雄平も 2飛。38歳ベテランが力でねじ伏せた。
記事をまとめてみました。
<ヤクルト 3- 4阪神>◇15回戦◇阪神10勝 5敗 0分◇18日◇明治神宮野球場
ヤクルトは 1回一死 1、 2塁、バレンティンの右前適時打で先制した。阪神は 3回一死 3塁から、北條の左前適時打で追いついた。
阪神は 6回一死から「7番」鳥谷、「8番」梅野が 2者連続本塁打。ヤクルトは 6回一死満塁から代打畠山が中前へ 2点適時打を放った。
ヤクルトは 1点を追う 9回二死満塁で雄平が凡退して敗退。連勝が「2」で止まった。阪神は先発小野が「7勝」目を挙げた。ドリスは「27セーブ」目。ヤクルト・カラシティーは「初黒星」。
阪神先発小野泰己投手=明治神宮野球場
あぶな“勝った”ぁ~。阪神は 4- 3の 9回、守護神のラファエル・ドリス投手が二死満塁の大ピンチを背負ったが、なんとか逃げ切った。これで 6回までにリードした試合は昨年から「46連勝」。力強い中継ぎ陣とともに、リーグトップタイの「27セーブ」目を挙げたストッパーも、右肩上がりで頼みます!
何人のファンが、スタンドで、テレビの前で目を閉じただろうか。一度は観念しただろうか…。 4- 3の 9回二死満塁。カウント 2- 2から雄平への 7球目のフォーク。力ない飛球がファールゾーンで 3塁・鳥谷のグラブにおさまった瞬間、たまりにたまった虎党の歓喜が爆発した。勝ったぁ-。守護神・ドリスが、セ・リーグトップタイの「27セーブ」目を、ギリギリでつかみとった。
「自分で招いたピンチで情けないですが、結果としてゼロに抑えられてよかったです」
汗を何度もぬぐった。金本監督は、「いやぁ…。ヒヤヒヤを超えてるわ」とニガ笑いが止まらなかった。
制球が定まらなかったラファエル・ドリス投手(打者は青木宣親外野手)=明治神宮野球場
1点リードを 7回から藤川、能見が三者凡退でつなぎ、回ってきた 9回に、16日の広島戦(京セラ)で 1球で危険球退場していたドリスの“劇場”が待っていた。
先頭の井野に右前打。犠打で一死 2塁から、好調な青木は 152キロ直球で中飛に仕留めた。しかし、ここからストライクが入らない。山田に四球。バレンティンにもストレートの四球。満塁となり、雄平には 2球連続ボール。これで 8球連続ボール…。もはや押し出しか、というところから何とか踏ん張った。
これで 6回終了時でリードしていた試合は今季無敗(39勝1分け)。昨季からの連勝を「46」に伸ばした。指揮官も「クワ(桑原)と(藤川、能見の) 3人で。ドリスにつなぐまでの勝ちゲームを守るというのがね。そこが崩れなかったことだけでも、ホント…」と、冷や汗をぬぐいながら、中継ぎ陣に感謝した。
「どの試合も簡単には勝てませんが、こんなふうに締まった試合で勝ててよかった」とドリス。生命線の救援陣。 8回までは盤石だからこそ、最後を締める助っ人右腕の安定感が、ここからの反撃の鍵となる。
金本知憲監督(左)と勝利のタッチを交わすラファエル・ドリス投手。肝を冷やしました…=明治神宮野球場
◆救援陣について香田勲男投手コーチ
「ドリスは、先頭打者ですよねぇ…。球児(藤川)、能見はいつもしっかり仕事を果たしてくれる。本当に素晴らしい」
★ラファエル・ドリス投手、危険球退場VTR
8月16日の広島戦(京セラ)。 3- 2の 9回に登板したが、先頭の会沢への初球に頭部死球を当てて、 1球で危険球退場に…。緊急登板した能見が後続を断ち、プロ初セーブをあげたが、ドリスは「ああいう風になって申し訳なかった」」平謝りだった ◇データBOX ◎…阪神は 6回終了時にリードしていた今季40試合で、「39連勝(1分け)」。昨年 9月 9日の甲子園でのDeNA戦( 6回終了時 1- 0で、その後、追いつかれたがサヨナラ勝ち)から「7連勝(2分け)」でシーズンを終えており、昨季から合わせて「46連勝」となった。
逆方向へドカン! 鳥谷敬内野手が 100試合目でついに「今季1号」だ=明治神宮野球場
鳥谷敬内野手に「今季1」号が飛び出した。 2- 1の 6回一死、カラシティーの甘い直球を左翼席に流し打った。
「追加点がほしい展開だったので、塁に出ることだけを考えてコンパクトにスイングしました。いい形でとらえることができた」と納得の一振りだった。
今季 212打席目。 8月18日の「シーズン1号」はキャリアで最も遅い。 8月に入り先発機会を増やし、調子も上げているベテランが、貴重な追加点を挙げた。
左翼席のざわめきが収まらないうちに、続く梅野隆太郎捕手も初球をたたいてバックスクリーンに「6号ソロ」を打ち込んだ。「鳥谷さんの流れに乗って、初球から思い切り振っていこうと思っていた」とコメントした。
6回表阪神一死、左越えに「ソロ本塁打」を放った鳥谷敬内野手=明治神宮野球場
鳥谷敬内野手が値千金の「今季1号」を放った。 1点リードの 6回一死、カラシティーの外寄り 146キロをライナーで左翼席へ。
この「左越えソロ」は昨年 9月 1日中日戦以来 351日ぶり、今季 212打席目での初アーチ。プロ 1年目から「15年連続本塁打」を達成した。 8月18日での「1号」はもっとも遅い到達。
「うれしいんだか、悲しいんだか」。試合後は苦笑いしたが、前日の 2安打に続いてこの日も 3安打と状態を上げている。
神宮の夜空を彩った花火=明治神宮野球場
待ってました、トリ弾! 阪神はヤクルトに 4- 3で競り勝った。鳥谷敬内野手が 1点リードの 6回に「今季1号ソロ」を放ち、勝利への流れを引き寄せた。入団 1年目から15年連続となる本塁打は、昨年 9月以来、実に 351日ぶり。DeNAに勝った首位広島には「マジック30」が再点灯したが、渾身のアーチを含む 3安打を放ったベテランが、虎の執念を体現していく。
鳥谷が描いた一筋のアーチは、さまざまな記憶があふれる神宮の空を抜け、スタンドまで届いた。どんな困難にも屈しない。掛布雅之や岡田彰布ら虎の先輩に並ぶ、ルーキーイヤーから「15年連続本塁打」となる「1号ソロ」。勝利を呼ぶ最高の「猛打賞」になった。
「塁に出ようと思ったのが、たまたまです。投手が頑張ってくれたので(ゲームを)取れたのは大きい」
神宮の夜空を彩った花火=明治神宮野球場(2018年 8月18日虎ちゃん撮影)
2- 1の 6回一死。カウント 3- 1から、カラシティーの外角 146キロに思い切り踏み込んだ。打球は真っ黄色の左翼席へ。足早にダイヤモンドを一周し、ベンチ前では満面の笑みの金本監督から背中を叩かれた。
昨年 9月 1日の中日戦(甲子園)以来、 351日ぶりの一発。指揮官は「今年初めて外野の頭を越えたね」とジョークを交え、たたえた。だが左翼への真っすぐな一撃は何より鳥谷の強み。2016年 6月 2日の楽天戦(当時コボスタ宮城)以来の逆方向への本塁打になった。今季 100試合目。15年目でもっとも遅い「1号」に、鳥谷は「うれしいんだか、悲しいんだか」と控えめに笑った。
早大時代の汗も涙も染み込んだ地で再出発の一発になった。14日には、ここで自分を“見出してくれた”人を失っていた。担当だった元球団非常勤顧問(スカウト)の岡田悦哉氏が、11日に肺炎のため逝去。87歳だった。鳥谷は広島戦(京セラ)後に報道陣を通じて知り絶句した。
阪神・掛布雅之内野手(前 2軍監督)
「えっ、ウソでしょ? 初めて聞いた…」 そして、思い出をしぼりだした。「阪神を退団されてからは会う機会も少なくなったけど。大学のグラウンドとか球場にもよく来てくれていたから、感謝しかないです」。この神宮のスタンドで、いつも熱い視線を送ってくれた人だった。
1点差に追い上げられた 8回にも先頭で痛烈に右前打。 2戦連続マルチ安打で、今季 3度目の「猛打賞」となり、将も「あれだけまだ打てる力はあるし、やっぱり。最後のライト前も鳥谷らしい、いいポイントでのクリーンヒットよね。僕はどっちかといえばそれを評価したい」とうなった。
「感じは悪くないのであしたも頑張ります」
鳥谷か大山か、という虎の“3塁手事情”の中で、何より頼もしい「15年目の一発」。必ず、完全復活の一発とする。
阪神・岡田彰布内野手(元 1軍監督)
◇データBOX◇
◎…プロ 1年目からの連続本塁打は谷繁元信(中日)の27年が最長。大卒 1年目からでは稲葉篤紀(北海道日本ハム)、新井貴浩(広島※継続中)の20年が最長。
◎…阪神の大卒 1年目からでは、田淵幸一が1969年から西武に所属した1984年目まで16年連続本塁打をマーク(同年に引退)。岡田彰布は1980年からオリックスに所属した1994年まで15年連続(1995年に引退)。また掛布雅之は高卒 1年目から15年連続本塁打を放った。
◎…鳥谷の 8月18日(チーム 100試合目)の「1号」は15年目でもっとも遅い。これまでは2005年の 6月15日(同65試合目)。それ以外はすべて 5月までに放った。
◎…「猛打賞」は 6月13日の北海道日本ハム戦(札幌ドーム)以来、今季 3度目。
ヒーローインタビューに応じる梅野隆太郎捕手=明治神宮野球場
6回、鳥谷の「1号ソロ」に続いたのが、梅野だ。カラシティーの初球カットボールを一閃し、バックスクリーンへの「6号」。11日のDeNA戦(横浜)以来となる一発に「鳥谷さんの流れにのって、初球から思いきり振っていこうと思っていました」。「打率0.533」という得意の神宮での連日の活躍で、打率も「0.241」まで上昇。打ってよし、守ってよし。梅ちゃんスマイルが弾けている。
4回裏ヤクルト一死 1塁、併殺を完成させた北條史也内野手(左)と笑顔でハイタッチする小野泰己投手=明治神宮野球場
小野泰己投手が 5回 0/3を投げ、 7安打 5四球 3失点の内容も「今季7勝」目を手にした。
初回に一死 1、 2塁からバレンティンに右中間への適時打を許し、 1点を先制された。 2回から 5回まではピンチを背負いながらも、キレのある直球を軸にヤクルト打線を封じ、無失点を継続した。
打者としては「プロ初打点」を記録した。 1- 1の同点で迎えた 4回、一死 2、 3塁でカラシティーが投じた外角低めの 148キロ直球に食らいついた。 1塁へゴロを転がした間に、 3塁走者の伊藤隼が生還。自らのバットで勝ち越し点を生み、打撃でも勝利に貢献した。
6回に鳥谷と梅野の連続本塁打で援護を受けた直後、連続四球を与えるなど制球を乱し、無死満塁のピンチを招いたところで途中降板。中継ぎ陣の奮闘もあり、小野の白星につながった。「展開的にも 6、 7回までいかないといけなかった。『7勝』目はみなさんのおかげです」と勝利も笑顔は見せず、球場を去った。
投球する藤川球児投手=明治神宮野球場
1点差の 7回に「3番手」で登板したのは藤川。セ界最強ヤクルト打線のクリーンアップとの真っ向勝負は圧巻だった。山田哲には 8球すべて直球を投げ込み、 2飛に。バレンティンも直球で中飛に仕留めると、最後の雄平も 2飛。38歳ベテランが力でねじ伏せた。「流れを向こうに渡したくなかったからね」。ツバメを勢いに乗せなかった 3人斬りが勝因の 1つだ。
全員野球でファン皆が待ち望む「三文字」に向かって、全員で力を合わせて進め! ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
全身全霊を懸けて不屈の精神で立ち向かう。たとえ、どんなに苦しい局面になろうとも、最後の最後まで絶対に勝負を諦めない。
その精神を全員が強く持ち、タイガースが変革し続ける一年にしたい。そうした強い決意をスローガンとして表現しています。
※このスローガン・デザインは、2018年のシーズンロゴとしても展開して参ります。
2018年公式戦順位表
2018年交流戦順位表
2018年 公式戦 日程と結果(08月)
2018年 公式戦 日程と結果(09月)