●ヤクルトは 1回、青木宣親外野手(36)とウラディミール・バレンティン外野手(34)の適時打で 2点先制。 2回に阪神に追いつかれたが 3回にバレンティンの適時打で勝ち越し。阪神先発の秋山拓巳投手(27)は 4回 1/3を 6安打 3失点で降板。ヤクルトは先発デビッド・ブキャナン投手(29)が 6回 2失点と粘りの投球。 7回から継投に入った。ヤクルトは 1点のリードを守りきり、「2連勝」で「50勝」に到達。「自力優勝」の可能性が復活した。阪神は10安打もつながりを欠いた。ヤクルトのブキャナンが「9勝」目、阪神秋山は「9敗」目。 4回 1/3を 3失点で降板した。秋山は 1回、先頭の坂口智隆外野手(34)、青木の連打で 1点を先制されてなお一死 2塁のピンチ。続く山田哲人内野手(25)は見逃し三振に斬るもバレンティンに左翼フェンス直撃の適時打を浴び、この回 2点を奪われた。 2回に二死 1、 3塁から梅野隆太郎捕手(27)と自身の適時打で同点としたが、 3回一死 1塁から再びバレンティンに「適時2塁打」を浴び、勝ち越しを許した。 4回は燕打線を 3者凡退に斬るも、 5回一死 1塁から山田哲に四球を与えてピンチを作り、バレンティンを打席に迎えた場面で降板となった。阪神の「2番手・岡本洋介投手(32)」はバレンティン、雄平外野手(34)を左飛に打ち取り、この回を無失点でしのいだ。阪神は好機を生かし切れなかった。 5、 7回には併殺打で反撃の芽をつぶした。 2安打で先発起用に応えたウィリン・ロサリオ内野手(29)も悔しがった。
●秋山拓巳投手は自身「4連敗」となる「9敗」目を喫した。代名詞である繊細な制球力を欠き、 5回途中で90球を要して「被安打6の3失点」。これで 6月 7日オリックス戦以来、出場選手登録抹消期間も含めて 2カ月以上も白星から遠ざかることとなった。立ち上がりから球のキレ、制球力ともに悪く、 1回に坂口&青木の連打で先制を許し、バレンティンにも適時打を献上。金本知憲監督(50)は首をひねりっぱなしだった。
●梅野隆太郎捕手が、 2安打 1打点と敗戦の中、気を吐いた。 2点を追う 2回、二死 1、 3塁からブキャナンの内角への 147キロ直球をはじき返し、 3塁線を抜ける「適時打2塁打」。初回に 2点を奪われるなど、相手に傾いた流れを一振りでくい止めた。この日は 4回の第 2打席でも二死 1、 2塁の好機から左前打を放った。打撃好調の梅野は 8月に入り、「月間打率3割5分1厘」をマーク。下位打線ながら、チームをバットでもぐいぐい引っ張っている。一振りで流れを取り戻した。 2塁に到達し、ポンと両手をたたく。取られたら取り返すのみ。“神宮男”の梅野が、 2安打 1打点で気を吐いた。攻守に存在感は増すばかりだ。今季はこの日でチーム最多の78試合目のスタメンマスク。自慢の強肩で盗塁阻止率は「0.340」。「2位」の中村(ヤクルト)の「0.296」を大きく離してトップに立っている。それでも、捕手として大事にしているのはそれ以外の部分も大きいという。まだまだ打って、守って、信頼を勝ち取っていく。“打てる捕手”がいれば、虎はもっと上に行ける。
●この日31歳の誕生日を迎えた俊介外野手(30)が 3試合ぶりに先発出場。 4回二死 1塁で右前打を放って好機を広げたが、得点にはつながらず。 2回一死 1、 3塁での凡退を悔やんだ。犠飛でも得点の場面だったが、初球を浅い中飛に倒れた。
●北條史也内野手(24)は連続試合出塁を「23」に伸ばした。 1点ビハインドの 5回一死から、 5試合連続安打となる左前打。「1番」を打つ糸原健斗内野手(25)が出ればつなぎ、出なければ自分が何とか出塁する。攻守で躍動も、 7回二死 1塁の第 4打席での力ない遊飛について悔やんでいた。
●糸井嘉男外野手(37)は 1点を追う 5回一死 1、 2塁で 2ゴロ併殺。右腓骨の骨折があった足の不安で途中交代した前日16日の広島戦(京セラ)に続き、心配顔。
●奇妙な回転がかかった小フライが舞い上がる。あぁ…。虎党の誰もがため息をつく。 2塁・山田哲が中谷将大外野手(25)の打球をワンバウンド処理し、 1塁送球でアウトにした後、 1走・梅野が 1、 2塁間で挟殺。最悪の併殺に金本監督は腕組みし、口をとがらせた。 1点を追う 7回、先頭・梅野が四球。 6回途中から中堅に入れていた中谷の第 1打席だった。送りバントのサインはなし。しかし、燕の右腕・梅野雄吾投手(19)の初球、真ん中直球を見送り、次は内角直球をしゃくり上げるように逆方向へ-。中途半端な打撃で同点機も追い上げムードも消滅した。内角を苦手とする中谷には、逆転の発想を教えてきた。昨季「20本塁打」をマークし、相手がさらに内角を突いてくる。だから、それを狙い打て。ヒットゾーンに飛ばせずとも相手に迷いを生じさせることができれば、しめたもの。それがプロの世界で長く飯を食うための条件だ。打線は「4試合連続2桁安打」も 2点止まり。勝てば「2位」浮上も失敗した。秋風が吹く中、中谷は無言で引き揚げた。もどかしさだけが残っていた。
記事をまとめてみました。
<ヤクルト 3- 2阪神>◇14回戦◇阪神 9勝 5敗 0分◇17日◇明治神宮野球場
ヤクルトは 1回、青木とバレンティンの適時打で 2点先制。 2回に阪神に追いつかれたが 3回にバレンティンの適時打で勝ち越し。
阪神先発の秋山は 4回 1/3を 6安打 3失点で降板。ヤクルトは先発ブキャナンが 6回 2失点と粘りの投球。 7回から継投に入った。
ヤクルトは 1点のリードを守りきり、「2連勝」で「50勝」に到達。「自力優勝」の可能性が復活した。阪神は10安打もつながりを欠いた。ヤクルトのブキャナンが「9勝」目、阪神秋山は「9敗」目。
2回、同点の適時打を放った秋山拓巳投手=明治神宮野球場
秋山拓巳投手がヤクルト 3連戦の初戦に先発。 4回 1/3を 3失点で降板した。
ヤクルトの先発はブキャナン。秋山は 1回、先頭の坂口、青木の連打で 1点を先制されてなお一死 2塁のピンチ。続く山田哲は見逃し三振に斬るもバレンティンに左翼フェンス直撃の適時打を浴び、この回 2点を奪われた。
2回に二死 1、 3塁から梅野と自身の適時打で同点としたが、 3回一死 1塁から再びバレンティンに「適時2塁打」を浴び、勝ち越しを許した。 4回は燕打線を 3者凡退に斬るも、 5回一死 1塁から山田哲に四球を与えてピンチを作り、バレンティンを打席に迎えた場面で降板となった。阪神の「2番手・岡本」はバレンティン、雄平を左飛に打ち取り、この回を無失点でしのいだ。
5回、併殺打に倒れた糸井嘉男外野手=明治神宮野球場
阪神は好機を生かし切れなかった。 0- 2の 2回に梅野の「左翼線2塁打」で 1点返し、投手の秋山の中前打で追い付いたが、勝ち越しを狙った梅野が本塁アウトに。勝ち越された直後の 4回は二死から 3連打で塁を埋めたが、秋山が 2ゴロに倒れ、金本監督は「ちょっと巡り合わせも悪かった」と思い返した。
5、 7回には併殺打で反撃の芽をつぶした。 2安打で先発起用に応えたロサリオも「チームの成績が大事だと思うので満足していない」と悔しがった。
◆梅野隆太郎捕手( 2回に適時 2塁打)
「神宮はある程度打ち合いになると思っている。打てるところで打たないといけない」
◆香田勲男投手コーチ(秋山拓巳投手に)
「逆球が多かった。( 5回途中での交代に)あそこが勝負どころと思っていた」
神宮球場の「パイン氷」=明治神宮野球場
――リリーフが踏ん張っていただけに、点を取りたかった
金本監督 「まぁね。ヒットは出たけどねぇ。もうちょっと…巡り合わせが悪かったかな、と」
―― 7回、中谷は併殺。迷いがあったのか
「それは本人に聞いて。ノーサインだから。迷いもクソもないでしょ。こっちは『打て』といっているんだから」
――内角の直球
「あそこをファウルするとかしないと、やっぱり彼の先は見えないわね。もうこんだけ、あれだけ見え見えで(内角に)投げてきて、それを打ち返せないというのは…。今年…昨年からずっと、か。セ・リーグなら全球団バレているわけですから。何とかねぇ。レギュラーを獲る力はあるんだけど、守れるし…そこだけよね。そこをクリアしないと、プロ野球ではな…。見え見えできているのに、打てないんだから」
1回、先発の秋山拓巳投手=明治神宮野球場
秋山拓巳投手は自身「4連敗」となる「9敗」目を喫した。
代名詞である繊細な制球力を欠き、 5回途中で90球を要して「被安打6の3失点」。「上位にばかり打たれてしまった。そこに尽きます」と猛省。これで 6月 7日オリックス戦以来、出場選手登録抹消期間も含めて 2カ月以上も白星から遠ざかることとなった。
3回に勝ち越しを許した秋山拓巳投手は肩を落としてベンチに引き揚げる=明治神宮野球場
先発・秋山は 5回途中 6安打 3失点で「9敗目(5勝)」を喫した。立ち上がりから球のキレ、制球力ともに悪く、 1回に坂口&青木の連打で先制を許し、バレンティンにも適時打を献上。「自分がしっかりとした状態で上がれていないのが原因。上位に打たれてしまっている」。 6月 7日のオリックス戦(甲子園)以来勝ち星から見放されている現状。金本監督は「今イチやったな。走りもコントロールも…」と首をひねりっぱなしだった。
◆秋山拓巳投手について香田勲男投手コーチ
「逆球が多かった。( 5回途中での交代に)あそこが勝負どころと思っていた」
2回表阪神二死 1、 3塁、 3塁線を破る「適時2塁打」を放った梅野隆太郎捕手=明治神宮野球場
梅野隆太郎捕手が、 2安打 1打点と敗戦の中、気を吐いた。
2点を追う 2回、二死 1、 3塁からブキャナンの内角への 147キロ直球をはじき返し、 3塁線を抜ける「適時打2塁打」。初回に 2点を奪われるなど、相手に傾いた流れを一振りでくい止めた。「神宮ではある程度打ち合いになる。なんとか打てるところで 1本とは思っていた」と振り返った。
この日は 4回の第 2打席でも二死 1、 2塁の好機から左前打を放った。打撃好調の梅野は 8月に入り、「月間打率3割5分1厘」をマーク。下位打線ながら、チームをバットでもぐいぐい引っ張っている。
2回、「タイムリー2塁打」を放った梅野隆太郎捕手。神宮大好き=明治神宮野球場
頼むで、神宮男!! 阪神はヤクルトに 2- 3で惜敗したが、「8番・梅野隆太郎捕手(27)」が 2安打 1打点。今季のヤクルト戦は「打率0.405」、神宮では「同0.583」と大暴れ。拙攻の連続で沈滞したムードを、18日から払拭してや!!
一振りで流れを取り戻した。 2塁に到達し、ポンと両手をたたく。取られたら取り返すのみ。“神宮男”の梅野が、 2安打 1打点で気を吐いた。
「神宮は打ち合いになることが多いので、何とか打てるときに 1本と思っていました」
2回、「適時2塁打」を放った梅野隆太郎捕手=明治神宮野球場
2点を先制された直後の 2回だった。一死からロサリオ、鳥谷の連打で 1、 3塁の反撃機。俊介が中飛に倒れて二死となったが、そのまま終わらせるわけにはいかなかった。
カウント 1- 1からの 3球目。ブキャナンの内角低め 147キロ直球を振り抜くと、打球は左翼線への「適時2塁打」に。すぐさま 1点を返し、序盤の劣勢ムードを振り払った。
ツバメを相手にヒットを量産している。今季のヤクルト戦では「打率0.405(37打数15安打)」絶好調。特に神宮では「打率0.583(12打数7安打)」と驚異の数字をマークしている。ここまでの打率は「0.239」にとどまっているが、“神宮の梅野”はひと味違う。ヤクルトとはクライマックスシリーズ進出争いでライバルになりそうだけに心強い数字だ。
4回にも左前打を放った梅野隆太郎捕手=明治神宮野球場
攻守に存在感は増すばかりだ。今季はこの日でチーム最多の78試合目のスタメンマスク。自慢の強肩で盗塁阻止率は「0.340」。「2位」の中村(ヤクルト)の「0.296」を大きく離してトップに立っている。それでも、捕手として大事にしているのはそれ以外の部分も大きいという。
「盗塁を刺すのもそうだけど、ワンバウンドを止めることだったり、もっとリードを勉強したり。そういうところからピッチャーの信頼を得られるようにしていかないと。もちろん、打つのもそう」
まだまだ打って、守って、信頼を勝ち取っていく。「個人の成績よりも、打ち合いになることが多いので、それがいい方向になっているのではないかと思います」と控えめに振り返った。“打てる捕手”がいれば、虎はもっと上に行ける。
この日31歳の誕生日を迎えた俊介が 3試合ぶりに先発出場。 4回二死 1塁で右前打を放って好機を広げたが、得点にはつながらず。 2回一死 1、 3塁での凡退を悔やんだ。犠飛でも得点の場面だったが、初球を浅い中飛に倒れた。「反省しないといけない部分。もっと練習します」と厳しい表情だった。
北條は連続試合出塁を「23」に伸ばした。 1点ビハインドの 5回一死から、 5試合連続安打となる左前打。「今は打席の中でストライクをしっかり振っていこうと思っています」。「1番」を打つ糸原が出ればつなぎ、出なければ自分が何とか出塁する。攻守で躍動も、 7回二死 1塁の第 4打席での力ない遊飛について「二死から糸原さんが出てくれたので(続いて)出たら、また違ったのかなと思います」と悔やんでいた。
糸井は 1点を追う 5回一死 1、 2塁で 2ゴロ併殺。右腓骨の骨折があった足の不安で途中交代した前日16日の広島戦(京セラ)に続き、「2戦連続無安打」に終わった。金本監督も「どうしたんかな。なんか気分的にのってないような感じだったね」と心配顔。足の状態の影響について問われたが「いや、それはわからん。本人に聞いて」と語るにとどめた。
◆ 2安打で先発起用に応えたウィリン・ロサリオ内野手
「チームの成績が大事だと思うので満足していない」
奇妙な回転がかかった小フライが舞い上がる。あぁ…。虎党の誰もがため息をつく。 2塁・山田哲が中谷の打球をワンバウンド処理し、 1塁送球でアウトにした後、 1走・梅野が 1、 2塁間で挟殺。最悪の併殺に金本監督は腕組みし、口をとがらせた。
「ノーサインだから。迷いもクソもないでしょ。こっちは『打て』といっているんだから。あそこをファウルするとかしないと、やっぱり彼の先は見えないわね」
1点を追う 7回、先頭・梅野が四球。 6回途中から中堅に入れていた中谷の第 1打席だった。 送りバントのサインはなし。しかし、燕の右腕・梅野の初球、真ん中直球を見送り、次は内角直球をしゃくり上げるように逆方向へ-。中途半端な打撃で同点機も追い上げムードも消滅した。
7回無死 1塁で、併殺に倒れた中谷将大外野手(60番)。金本知憲監督は「彼の先が見えない」とバッサリ=明治神宮野球場
「もうこんだけ、あれだけ見え見えで投げてきて、それを打ち返せないというのは…」
内角を苦手とする中谷には、逆転の発想を教えてきた。昨季「20本塁打」をマークし、相手がさらに内角を突いてくる。だから、それを狙い打て。ヒットゾーンに飛ばせずとも相手に迷いを生じさせることができれば、しめたもの。それがプロの世界で長く飯を食うための条件だ。それだけの能力があると信じているからこそ、厳しい言葉になった。
「レギュラーを獲る力はあるんだけど、守れるし…そこだけよね。そこをクリアしないと、プロ野球ではな…」
打線は「4試合連続2桁安打」も 2点止まり。勝てば「2位」浮上も失敗した。秋風が吹く中、中谷は無言で引き揚げた。もどかしさだけが残っていた。
本日の予告先発•ヤクルト(マット・カラシティー投手(27=コロラド・ロッキーズ))ー阪神(小野泰己投手(24))です!
全員野球でファン皆が待ち望む「三文字」に向かって、全員で力を合わせて進め! ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
全身全霊を懸けて不屈の精神で立ち向かう。たとえ、どんなに苦しい局面になろうとも、最後の最後まで絶対に勝負を諦めない。
その精神を全員が強く持ち、タイガースが変革し続ける一年にしたい。そうした強い決意をスローガンとして表現しています。
※このスローガン・デザインは、2018年のシーズンロゴとしても展開して参ります。
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