●金本知憲監督(50)が20日、羽田空港から空路帰阪。21日の中日戦(ナゴヤドーム)からの 2カード 6試合で長期ロードを終える中、先発の駒不足を嘆いたが、 2軍調整中の藤浪晋太郎投手(24)の予定は全くなし。悩める右腕は2軍本隊と岡山県倉敷市真備町の西日本豪雨の被災地を訪問。交流したファンから力をもらい、21日のウエスタン・広島戦(倉敷)での登板に臨む。母校・大阪桐蔭高校の夏であり、藤浪の夏にもなるはずだった。もちろん、金本監督は 1軍のローテに空席が出るたびにリストアップしたが、すぐに消した。むしろ消さざるを得なかった。金本政権 3年目でのジレンマ-。虎将は今回も先発候補から外したことを明かした。現時点では 7月末にトレードで加入した飯田優也投手(27)が18日のウエスタン・中日戦(ナゴヤ)で 5回 2安打無失点と好投し、最有力候補。そして、復調への兆しをみせている青柳晃洋投手(24)も名乗りを上げた。しかし、虎将がここまで頭を抱えることになったのは本来、ローテの柱として君臨しなければいけない藤浪が 2軍でくすぶっているからに他ならない。藤浪は21日のウエスタン・広島戦(倉敷)に先発する。前回登板だった15日の同ソフトバンク戦(タマホーム筑後)は 5回 7安打 5失点と炎上。すべての失点に四球がからむ、制球難をまたもみせた。現時点で“特効薬”はなく、中継ぎ転向プランや米国留学プランも暗礁に乗り上げている。フロント陣も「復活を願うしかない」と祈るのみ。残り42試合。藤浪なしを想定し、再浮上へのシナリオを描くのか。「今季2勝右腕」への悩みが尽きない。
●20日の投手指名練習で香田勲男投手コーチ(53)は、未定の26日の巨人戦(東京ドーム)の先発について言及。飯田はファームで 3試合に登板し「1勝0敗、防御率1.00」。先発の可能性がある青柳は、 2軍で15試合に登板し「7勝2敗、防御率3.03」。高橋 2軍投手コーチは 2人について「同等の評価で報告した。あとは上( 1軍)が決めること」と話した。
●避難生活を送る阪神ファンと終始笑顔で言葉を交わし、藤浪が20日、気合を入れ直した。避難所を巡り、不便な生活を強いられている現状に複雑な胸中を巡らせた。自身にできる最大のエールの送り方は、 1軍で輝く姿をみせることだ。今季「2勝(3敗)」と苦しむが、21日の 2軍戦に向けて腕をぶし、決勝進出を決めた母校・大阪桐蔭高の快進撃も「後輩たちも頑張ってくれているので、自分もしっかり頑張りたい」と力に変える。避難所を訪問した阪神・矢野燿大 2軍監督(49)は20日、うなずいた。また、復活に期待した。
●右肘痛で 2軍調整中の陽川尚将内野手(27)が21日のウエスタン・広島戦(倉敷)で実戦復帰する可能性が高いことが20日、わかった。この日は岡山県倉敷市の西日本豪雨の被災地を訪問し、そのまま 2軍本隊に帯同した。「4番」を務めるなど、今季41試合で「打率0.248、4本塁打、27打点、得点圏打率0.356」の成績を残してきたが、12日に登録抹消となり、鳴尾浜で投内連係に参加するなど慎重にリハビリを続けてきていた。
●守屋功輝投手(24)ら阪神タイガース選手28人が20日、西日本豪雨の被害に遭った岡山県倉敷市を訪れた。二万小学校で避難生活をしている約 120人と交流した。倉敷市で生まれ育った守屋は、子どもたちとの交流で有意義な時間を過ごした。
記事をまとめてみました。
それでも藤浪を使わない。いや、使えない。金本知憲監督が20日、羽田空港から空路帰阪。21日の中日戦(ナゴヤドーム)からの 2カード 6試合で長期ロードを終える中、先発の駒不足を嘆いたが、 2軍調整中の藤浪晋太郎投手の予定は全くなし。悩める右腕は2軍本隊と岡山県倉敷市真備町の西日本豪雨の被災地を訪問。交流したファンから力をもらい、21日のウエスタン・広島戦(倉敷)での登板に臨む。
母校・大阪桐蔭の夏であり、藤浪の夏にもなるはずだった。もちろん、金本監督は 1軍のローテに空席が出るたびにリストアップしたが、すぐに消した。むしろ消さざるを得なかった。金本政権 3年目でのジレンマ-。虎将は今回も先発候補から外したことを明かした。
阪神・金本知憲監督
「(先発事情が)しんどいな。日曜日の先発も決まってないのに…。(藤浪も候補に、という問いに)いやぁ…。報告はきてないな、藤浪という…」
中日、巨人と続く長期ロード最後の 6連戦。メッセンジャーを中 5日でフル回転させ、やりくりしているが、前日19日のヤクルト戦(神宮)で 3回途中に危険球退場となった岩田をこの日、抹消。「8・26」の先発がまだ決まらない。
現時点では 7月末にトレードで加入した飯田が18日のウエスタン・中日戦(ナゴヤ)で 5回 2安打無失点と好投し、最有力候補。そして、復調への兆しをみせている青柳も名乗りを上げた。しかし、虎将がここまで頭を抱えることになったのは本来、ローテの柱として君臨しなければいけない藤浪が 2軍でくすぶっているからに他ならない。
阪神・藤浪晋太郎投手
「春はあれだけ候補がおったのにな。メッセ、秋山、能見、小野、岩貞、藤浪…5人でまわしてたんだっけ?」 藤浪は21日のウエスタン・広島戦(倉敷)に先発する。前回登板だった15日の同ソフトバンク戦(タマホーム筑後)は 5回 7安打 5失点と炎上。すべての失点に四球がからむ、制球難をまたもみせた。投げてみないとわからず、突然、急変する。クライマックス・シリーズ(CS)進出圏内をかけての戦いになるからこそ、首脳陣も投げさせられない。ギャンブルをしている場合じゃない。
金本監督は「(藤浪の対戦)相手は怖いから嫌がるだけであって。結果的に嫌がって抑えられたいいけど」とつぶやく。
現時点で“特効薬”はなく、中継ぎ転向プランや米国留学プランも暗礁に乗り上げている。フロント陣も「復活を願うしかない」と祈るのみ。残り42試合。藤浪なしを想定し、再浮上へのシナリオを描くのか。「今季2勝右腕」への悩みが尽きない。
20日の投手指名練習で香田投手コーチは、未定の26日の巨人戦(東京ドーム)の先発について言及。「 2軍からの推薦を監督に報告して決めることになる」。飯田はファームで 3試合に登板し「1勝0敗、防御率1.00」。「彼の本来のボールを考えるともう少しというところですが、いいものを出してくれているという報告は来ています」。先発の可能性がある青柳は、 2軍で15試合に登板し「7勝2敗、防御率3.03」。高橋 2軍投手コーチは 2人について「同等の評価で報告した。あとは上( 1軍)が決めること」と話した。
避難生活を送る阪神ファンと終始笑顔で言葉を交わし、藤浪が20日、気合を入れ直した。
「応援してくれている方でも、握手とかをすごい笑顔でさせてもらえる方が多かった。ちょっとでも、笑顔になれる手伝いができたのかなと思います」
避難所を巡り、「すごい大変な思いをされている」と不便な生活を強いられている現状に複雑な胸中を巡らせた。自身にできる最大のエールの送り方は、 1軍で輝く姿をみせることだ。
今季「2勝(3敗)」と苦しむが、21日の 2軍戦に向けて「自分の課題があるので、それをしっかりやりたい」と腕をぶし、決勝進出を決めた母校・大阪桐蔭高の快進撃も「後輩たちも頑張ってくれているので、自分もしっかり頑張りたい」と力に変える。
避難所を訪問し、少年に野球を教える藤浪晋太郎投手。誰もが1軍での復活を待っているが…=岡山県倉敷市・西日本豪雨の被災地
避難所を訪問した阪神・矢野 2軍監督は20日、「原点に立ち返るというか、(選手は)メンタルの部分でも感じるものがあったと思う。晋太郎とかね。(交流して)いい顔していた」とうなずいた。また、「最近(藤浪に)言っているんだけど、四球も出す。それが藤浪晋太郎なんだから。あれやったらこれやったらダメと自分のピッチングを小さくするんじゃなくて、楽しみながら強い気持ちを出すのがあいつらしい」と、復活に期待した。
右肘痛で 2軍調整中の陽川尚将内野手が21日のウエスタン・広島戦(倉敷)で実戦復帰する可能性が高いことが20日、わかった。この日は岡山県倉敷市の西日本豪雨の被災地を訪問し、そのまま 2軍本隊に帯同した。
「4番」を務めるなど、今季41試合で「打率0.248、4本塁打、27打点、得点圏打率0.356」の成績を残してきたが、12日に登録抹消となり、鳴尾浜で投内連係に参加するなど慎重にリハビリを続けてきていた。
岡山県倉敷市真備町の西日本豪雨被災地慰問を行い、避難所の子どもたちと記念写真に納まる阪神ナイン=岡山県倉敷市・二万小学校
阪神守屋功輝投手ら阪神タイガース選手28人が20日、西日本豪雨の被害に遭った岡山県倉敷市を訪れた。二万小学校で避難生活をしている約 120人と交流した。
倉敷市で生まれ育った守屋は「想像していたより、避難している人が多くてビックリしました。一緒に遊んだことが思い出になっていられるように、活躍していきたいと改めて思った」と、子どもたちとの交流で有意義な時間を過ごした。
矢野 2軍監督は「ここに来て肌で感じないと、わからないこともある。原点に帰れて、練習するよりもよっぽどいいかもしれない。プロになると忘れてしまうこともある。意味のある1日だった」と振り返った。
全員野球でファン皆が待ち望む「三文字」に向かって、全員で力を合わせて進め! ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
全身全霊を懸けて不屈の精神で立ち向かう。たとえ、どんなに苦しい局面になろうとも、最後の最後まで絶対に勝負を諦めない。
その精神を全員が強く持ち、タイガースが変革し続ける一年にしたい。そうした強い決意をスローガンとして表現しています。
※このスローガン・デザインは、2018年のシーズンロゴとしても展開して参ります。
2018年公式戦順位表
2018年交流戦順位表
2018年 公式戦 日程と結果(08月)
2018年 公式戦 日程と結果(09月)