ロンドン五輪第 7日( 2日)バドミントン女子ダブルス準決勝で、｢フジカキ｣ペアが女子ダブルス準決勝で、ゲームカウント 2－ 1で下し男女を通じて日本史上初のメダルを確定させた。藤井瑞希(23)、垣岩令佳(23＝ともにルネサス)組が決勝進出を決め、銀メダル以上が確定した。
女子 200メートル平泳ぎ決勝で、鈴木聡美(21＝山梨学院大學)が日本記録に並ぶ 2分20秒72銀メダルを獲得した。 7月30日の 100メートルの銅メダルに続く 2つめのメダルを獲得した。
100メートルで銅メダルに輝いた入江陵介(22＝イトマン東進)が、 200メートルでも 1分53秒78のタイムで銀メダルを手にした。
競泳で17歳の萩野公介(みゆきがはらＳＳ、栃木・作新学院高)が、 1分57秒35の記録で 5位入賞した。
女子 200メートルバタフライ決勝で、星奈津美(21＝スウィン大教)が、バセドー病乗り越え 2分05秒48で銅メダルに輝いた。記事をまとめてみました。
カナダ組に勝利し決勝進出を決め喜ぶ藤井(右)、垣岩組｢フジカキ｣ペア
｢フジカキ｣ペアが女子ダブルス準決勝で、世界ランク 5位の藤井瑞希、垣岩令佳組がアレックス・ブルース、ミシェル・リ(カナダ)組を21―12、19―21、21―13でゲームカウント 2－ 1で下した。決勝進出を決め、銀メダル以上が確定。バドミントンの日本勢では男女通じて史上初のメダル獲得が決まった。
第 1ゲームは序盤は一進一退の攻防。中盤から藤井、垣岩のペアが押し込み、11― 9で折り返したものの、後半一気にスパートをかけ21―12で奪う。もつれた第 2ゲームは有利な展開に持ち込みながらも終盤逆転を許し19―21で落とした。勝負の第 3ゲームは苦しみながらもうまさの藤井と強さの垣岩がかみあい、21―13でもぎ取り喜びを爆発させた。
女子ダブルス準決勝 カナダ組に勝利し、決勝進出を決めて声援に応える藤井(右)、垣岩組｢フジカキ｣ペア
無気力試合で 4ペアが失格処分を受けたこともあり、準決勝で対戦したカナダのペアは世界ランク27位でＡ組 4位。実力差のある相手に勝負どころを譲らなかった。
藤井、垣岩組は世界ランク 5位。対戦したカナダのペアは同27位。｢無気力試合｣問題による失格者が出たことに伴った繰り上げ出場のカナダ組に、｢フジカキ｣ペアが実力の違いを見せつけた。
準々決勝勝利後、藤井が｢緊張してがちがちになるだろうが、勝ちにいく。ここは負けてはいけない場所｣と言っていたが、メダルへの重圧もはねのけた。無気力プレーの余波で、準々決勝前にはインド代表チームが抗議。騒動をものともせず、結果で実力を示した。金メダルを懸け、田卿、趙ウン蕾組(中国)と 4日に決勝で対戦する。
女子 200メートル平泳ぎ決勝・鈴木聡美が日本記録に並ぶ 2分20秒72で、銀メダルを獲得した。 7月30日の 100メートルの銅メダルに続く 2つめのメダルを獲得した。
3コースからスタートした鈴木は、大きなストロークで快調に飛ばした。50メートル、 100メートルの折り返しは 3位。終盤の強みを生かし、最後の 150メートルの折り返しでは 2位に浮上した。準決勝に続く世界記録 2分19秒59を出したレベッカ・ソニ(米国)には届かなかったが、準決勝の 2分22秒40を大きく更新し、日本タイ記録をマーク。｢自己記録を大幅に更新して、 100よりいい色を取ることができて、とても良かったと思います｣と素直に喜びを語った。
女子 200メートル平泳ぎ決勝 銀メダルを獲得し手を振る鈴木聡美
ロンドン五輪に合わせたかのように記録を上げてきた。昨年の世界選手権(上海)。 100メートルは準決勝、 200メートルは予選で敗退。そこから食事を細かく管理して減量するなど、世界で戦える態勢をつくった。緊張しやすい性格だったが、この日は｢ 150までソニ選手について行って(残り)50メートルで勝負しようと思った｣と冷静に自分のレースを泳ぎ切れた。
女子 200メートル平泳ぎ決勝で銀メダルを獲得した鈴木聡美
「悔いのない良いレースができた。家族にも、チームにも、日本のみなさんにも感謝したい。自己記録もすごい更新できて、 100メートルよりいい色で本当にうれしい｣と鈴木。ネット上では女優の故夏目雅子さんに似ていると話題になっている。 2個目のメダルで競泳界の新スターの座をがっちりつかんだ。
表彰台に上がり、銀メダルを手にすると21歳の大学生の笑顔がはじけた。｢一生懸命頑張ってよかった。家族、チーム、応援してくれた皆さんに感謝したいです｣と鈴木。競泳日本に新たなヒロインが誕生した。
競泳男子 200メートル背泳ぎ決勝。 100メートルで銅メダルに輝いた入江陵介が、 200メートルでも 1分53秒78のタイムで銀メダルを手にした。
｢自分自身 100パーセントのレースをした。金メダルを夢見てやってきて銀の結果は後悔はあるんですけど。でも声を枯らして応援してくれた仲間には感謝したい｣。
タッチの差で優勝をさらわれたのが前日も話をし｢明日、頑張ろう｣とお互い健闘を誓い合っていた金メダルを取ったタイラー・クレアリー(米国)だった。その差は五輪新記録の 1分53秒41わずか0.37秒。ライアン・ロクテ(米国)は 1分53秒94で銅メダルだった。
男子 200メートル背泳ぎ決勝 2位でゴールし声援に応える入江
悔しさと晴れ晴れしさ。複雑な表情を浮かべたメダリストは｢ずっと金メダルを夢見てやってきたので、銀メダルという結果では後悔はあるんですけど、いろんな人に支えられ、声をからしてまで応援してくれる仲間がいる中で泳げたことは、最高に幸せです。自分自身今できる 100パーセントのレースをしたと思います。競泳はチームで闘っている。 8日間、27選手。全員で最後まで戦い抜きます｣と、仲間を思いやる余裕をみせた。
｢(金メダルの)クレアリーは本当にいい選手。高めあえる仲間｣と勝者を祝福し、自らの銀メダルに胸を張った。
渡辺一樹(25＝セントラルスポーツ)は 6位に終わった。
5位でゴールし、手を振って声援に応える萩野
競泳で17歳の萩野公介(みゆきがはらＳＳ、栃木・作新学院高)が、 1分57秒35の記録で 5位入賞した。 400メートル個人メドレーに続くメダルの期待もかかったが、フェルプス、ロクテ(ともに米国)ら世界の壁は厚かった。萩野は｢まだまだ 200は力の差を感じたので、これからがんばっていきたい。オリンピックは本当にすばらしい夏休みだった。 4年後また来られたら、自分の力をすべて出し切りたい｣と笑顔で話した。
星奈津美が 2分05秒48で銅メダルに輝いた。
決勝レース前。星は母・真奈美さん(49)からメールを受け取った。｢４年間いろいろあったけど、最後は自分らしく笑顔でやってきてね｣。すぐに返信した。｢本当に今まで一緒に戦ってくれてありがとう｣。打ちながら胸が熱くなった。決勝への闘志が一気に沸いた。
本番。予選まではテンポが上がらなかった前半から食い下がった。 150メートルは 5位。そこからジワジワ上がった。｢正直、ラストはしんどかった｣。懸命にタッチした。 3番の文字が光った。
女子 200メートルバタフライ決勝で銅メダルを獲得し笑顔を見せる星
4月の日本選手権で 2分04秒69の日本新をマーク。金メダル候補に躍り出たが、その後の調整がうまくいかなかった。当初予定していた 6月のフランスでの高地合宿はうまくプールを確保できず、米国に変更。 6月末から米国、日本、ロンドンと移動し、時差による疲労も出た。調子がようやく戻ってきたのは 200メートルの準決勝。決勝では 4月よりタイムを落としたが、表彰台は死守した。
高校 1年 3月にバセドー病であることが発覚。以前、同じ甲状腺の病である橋本病を発症していた母に陰で支えられた。手術という選択肢もあったが、薬を服用しながら競技を続ける娘を引き留めず、温かく見守ってくれた。その母はロンドンには来ていない。メダルを見せられるのは帰国後。星は｢ありがとうって言いたいです｣と笑った。
浪速の球団記事を書かなくなった途端に連勝している球団が有るが、その球団は置いておいてこれからもロンドン五輪記事を書いていきます。
それにしても、若者が頑張っている。｢フジカキ｣ペアにしても、入江陵介にしても20代前半の選手だが、それ以上に競泳の萩野公介が17歳という年齢である。他にも卓球少女達が若手の選手達なのだ。
彼らには、今年がきつくても次回五輪が有る。そう思って頑張って欲しいですね。
ガンバレ！日本！
ロンドン五輪競技日程表
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http://www.joc.or.jp/games/olympic/london/
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バドミントン史上初のメダル！｢フジカキ｣ペアが銀以上確定！競泳・鈴木聡美が銀メダル！
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