●広島クリス・ジョンソン投手(33)、阪神岩田稔投手(34)の両先発はともに序盤から得点圏に走者を背負ったが、後続を断ち切り無失点で切り抜けた。阪神は 6回に二死 1、 3塁としたが得点できず。阪神岩田に無安打に抑えられていた広島は 6回に丸佳浩外野手(29)の「39号ソロ」で先制した。広島が 1点を守る完封リレー。 7回を投げたジョンソンが「11勝」目、中崎翔太投手(26)「32セーブ」目。阪神は「2試合連続の完封負け」。岩田の力投に応えられなかった。岩田は「4敗」目。特別教授の“愛のムチ”に反発するどころか…。ジョンソン、ジョニー・ヘルウェグ投手(29)、中崎翔太投手(26)のリレーに完封負けだ。 2試合連続は今季 2度目で、無得点試合14度目は就任 3年目で最多という惨劇。金本知憲監督(50)は怒りや嘆きを通り越し、淡々と分析した。 1日のDeNA戦(甲子園)は糸原健斗内野手(25)の 1安打のみ。この日は 7安打で得点圏も 3度とコツコツ走者を出したものの、最後までホームが遠かった。 2回は先頭・大山悠輔内野手(23)が中前打で出塁するも、続く陽川尚将内野手(27)が 3ゴロ併殺打。 5回一死では梅野隆太郎捕手(27)が左前に弾き返すも、プロ初スタメンを任せた島田海吏外野手(22)の 2直で戻れず。 1点を追う 8回には代打・鳥谷敬内野手(37)が遊撃内野安打も続く糸原が送れず、最後はフルカウントから鳥谷が走って見逃し三振(併殺)だ。まだわずかに自力CSの可能性はあるものの、こんな試合が続いては、残り 9試合に希望の光は見えない。
●阪神「ドラフト4位」の島田海吏外野手が「8番中堅」でプロ初先発した。初めてスタメンに名前を刻み 9イニングを振り返った。打撃では3打席凡退に終わり、プロ初ヒットは持ち越しとなり反省。 7回二死 2塁の好機では初球を打って 1ゴロに倒れた。
●鳥谷敬内野手が球団最多安打に並んだ。 1点を追う 8回に先頭で代打登場し、たたきつけて遊撃内野安打をゲット。これで通算「2064安打」となり、藤田平氏の持つ「球団最多安打記録」に並んだ。ただ、チームは完封負けを喫した。タテジマ一筋15年のチームリーダー。新加入した山崎憲晴内野手(31)が初めて 1軍合流したときのこと。ウオーミングアップ中に自ら歩み寄った。チームのために身を粉にしてきたからこそ「2064」まで来ることができた。ただメモリアル打の直後、ランエンドヒットでスタートも打者・糸原が見逃し三振で併殺に。セーフ判定が一転、リクエストで覆り(盗塁死)、反撃につなげることはできなかった。喜べぬタイ記録。鳥谷が求めるのは、ただチームの勝利のみだ。新記録は勝って、決める。
●体内で異物を攻撃する免疫反応にブレーキをかけるタンパク質を発見し、前日 1日にノーベル医学生理学賞の受賞が決まった“熱烈虎党”の本庶佑京都大特別教授(76)が 2日、MBS系の情報番組「ビビット」に生出演。阪神浮上のポイントを「指揮官の交代」とズバッと指摘した。チームは同日夜、広島に 0- 1で敗戦。 2試合連続で 1点も奪えず、借金は今季ワースト「14」に膨らんだ。「ノーベル賞」を受賞した世界の本庶特別教授がタイガース愛を全開にさせた。受賞から一夜明け、「ビビット」に出演。研究についての話題から一転、自らも虎党である堀尾正明アナウンサー(63)から聞かれると、うなずき、虎再建論のゴングが鳴った。本庶氏「まず、指揮官の交代です」生放送で、いきなりズバッと一刀両断。ド直球の意見にスタジオはドッと沸き、堀尾アナも思わず苦笑いだ。京都市出身の本庶氏。実は元監督で2005年に「リーグ優勝」に導いた岡田彰布氏(60=野球評論家)の後援会「メンバーズ80・岡田会」会長を、発足した2004年から務めている。衆院議員の前原誠司氏(56=国民民主党)や参院議員の福山哲郎氏(56=立憲民主党)らも名を連ね、年に 1度のチャリティーゴルフや交流会を行う。多忙な研究の合間に楽しむはずの野球観戦だが、今は…。全国放送で爆発させたタテジマ愛。2005年以来の「優勝」を早く味わいたいからこそ、その言葉は厳しくなった。
記事をまとめてみました。
<広島 1- 0阪神>◇24回戦◇阪神10勝14敗 0分◇ 2日◇Mazda Zoom-Zoom スタジアム広島(通称:「マツダスタジアム」)
広島ジョンソン、阪神岩田の両先発はともに序盤から得点圏に走者を背負ったが、後続を断ち切り無失点で切り抜けた。
阪神は 6回に二死 1、 3塁としたが得点できず。阪神岩田に無安打に抑えられていた広島は 6回に丸の「39号ソロ」で先制した。
広島が 1点を守る完封リレー。 7回を投げたジョンソンが「11勝」目、中崎「32セーブ」目。阪神は「2試合連続の完封負け」。岩田の力投に応えられなかった。岩田は「4敗」目。
また無得点でゲームセット…。金本知憲監督(右)はベンチで厳しい表情だ=Mazda Zoom-Zoom スタジアム広島
特別教授の“愛のムチ”に反発するどころか…。ジョンソン、ヘルウェグ、中崎のリレーに完封負けだ。 2試合連続は今季 2度目で、無得点試合14度目は就任 3年目で最多という惨劇。金本監督は怒りや嘆きを通り越し、淡々と分析した。
「まぁ、経験のなさが出たりしましたね、いろいろ。若さというか、経験不足というか」
1日のDeNA戦(甲子園)は糸原の 1安打のみ。この日は 7安打で得点圏も 3度とコツコツ走者を出したものの、最後までホームが遠かった。
2回は先頭・大山が中前打で出塁するも、続く陽川が 3ゴロ併殺打。 5回一死では梅野が左前に弾き返すも、プロ初スタメンを任せた島田の 2直で戻れず。 1点を追う 8回には代打・鳥谷が遊撃内野安打も続く糸原が送れず、最後はフルカウントから鳥谷が走って見逃し三振(併殺)だ。
「走ってんのに、(糸原が)見逃しとかね。それがまだ経験不足かな」
投球する桑原謙太朗投手=Mazda Zoom-Zoom スタジアム広島
21イニング連続無得点で好投・岩田を見殺し。借金は今季ワースト「14」。まだわずかに自力CSの可能性はあるものの、こんな試合が続いては、残り 9試合に希望の光は見えない。
◆ 2試合連続の完封負けに阪神・片岡篤史ヘッド兼打撃コーチ
「やるべきことを、しっかりとやっていくだけです」
◇データBOX◇
◎…阪神は今季13度目の完封負け。スコアレスドローが 1試合あるため、無得点は14度目。昨年は13度、2016年は10度で金本阪神ワースト。
◎… 2試合連続完封負けは 8月24、25日の巨人戦(東京ドーム)の 0- 2、 0- 6以来、今季 2度目。その時の23イニング連続無得点が今季ワースト。
◎…借金「14」も今季ワースト。金本阪神ワーストは2016年の「19(最終的には12)」。 ◎…マツダスタジアムで今季「5勝7敗」となり、 5年連続の負け越し決定。
3回表一死、遊ゴロに倒れた島田海吏外野手=Mazda Zoom-Zoom スタジアム広島
阪神「ドラフト4位」の島田海吏外野手が「8番中堅」でプロ初先発した。
初めてスタメンに名前を刻み「昨日( 1日DeNA戦)試合に出させてもらって、緊張はあまりなかった」と 9イニングを振り返った。
打撃では3打席凡退に終わり、プロ初ヒットは持ち越しとなり「ルーキーとか関係なく、結果が全てなので…」と反省。
7回二死 2塁の好機では初球を打って 1ゴロに倒れた。「チャンスで冷静になれなかった。もう少し、積極的かつ冷静にやっていかないといけない」と落ち着いた口調で話して、チームバスに乗り込んだ。
8回表阪神無死、代打鳥谷敬内野手は遊内野安打を放った=Mazda Zoom-Zoom スタジアム広島
鳥谷敬内野手が球団最多安打に並んだ。
1点を追う 8回に先頭で代打登場し、たたきつけて遊撃内野安打をゲット。これで通算「2064安打」となり、藤田平氏の持つ「球団最多安打記録」に並んだ。ただ、チームは完封負けを喫し、「そこ(球団記録)を目指していたわけではないし、打てるとも思っていなかった。良かったです」と淡々と振り返った。
8回に遊撃内野安打を放った鳥谷敬内野手。ついに球団最多に並んだ=Mazda Zoom-Zoom スタジアム広島
偉大な先輩に、ついに肩を並べた。真っ赤に染まる敵地を全速力で駆ける。代打で登場した鳥谷が、虎のレジェンドで元監督、藤田平氏に並ぶ「球団最多2064安打」をマークした。
「あまり、そこを目指しているというわけではなかったし、(これだけ)打てるとも思っていなかったので。よかったです」
0- 1の 8回無死に打席へ。ヘルウェグの初球をたたきつけると、37歳のベテランは全力疾走。遊撃・田中が打球を弾き「H」ランプが灯ると、ビジター席の虎党から祝福の大歓声が上がった。 9月23日の巨人戦(甲子園)以来の安打。 9月以降、先発出場から遠ざかっているものの、暗すぎる敗戦の中で唯一の見せ場を作ってみせた。
タテジマ一筋15年のチームリーダー。新加入した山崎が初めて 1軍合流したときのこと。ウオーミングアップ中に自ら歩み寄った。「どこ住んでるの?」。トレーニングやプライベート。他愛もない会話だったが、緊張の初日に声をかけてもらった山崎は「とてもありがたいことですよ」と頭を下げた。チームのために身を粉にしてきたからこそ「2064」まで来ることができた。
8回、広島・田中広輔内野手がファンブルし、内野安打になった鳥谷敬内野手=Mazda Zoom-Zoom スタジアム広島
ただメモリアル打の直後、ランエンドヒットでスタートも打者・糸原が見逃し三振で併殺に。セーフ判定が一転、リクエストで覆り(盗塁死)、反撃につなげることはできなかった。 「毎日勝ちたいですし、打席に立てば打ちたい。また頑張ります」」 喜べぬタイ記録。鳥谷が求めるのは、ただチームの勝利のみだ。新記録は勝って、決める。
◆藤田平氏
「記録に並んだことはうれしく思う。体調面を整えて、ここまでよく頑張ってきた。鳥谷の良さはまず選球眼。そういう打者は、投手にプレッシャーを与える。 2年ぐらい前に鳥谷には『早う抜いて』と声をかけた。記録は破られるもの。これからも記録を伸ばしていってもらいたい」
◆「8番・中堅」でプロ初先発も3打数無安打に終わった阪神の「D4位・島田海吏外野手」
「出してもらった以上は結果が全て。ルーキーとか関係ないです。チャンスの場面で冷静になれなかった」
体内で異物を攻撃する免疫反応にブレーキをかけるタンパク質を発見し、前日 1日に「ノーベル医学生理学賞」の受賞が決まった“熱烈虎党”の本庶佑京都大特別教授が 2日、MBS系の情報番組「ビビット」に生出演。阪神浮上のポイントを「指揮官の交代」とズバッと指摘した。チームは同日夜、広島に 0- 1で敗戦。 2試合連続で 1点も奪えず、借金は今季ワースト「14」に膨らんだ。
ノーベル賞を受賞した世界の本庶特別教授がタイガース愛を全開にさせた。受賞から一夜明け、「ビビット」に出演。研究についての話題から一転、自らも虎党である堀尾正明アナウンサーから「阪神タイガースのファンだとうかがっておりますが…」と聞かれると、「ハイ、ハイ」とうなずき、虎再建論のゴングが鳴った。
堀尾氏「『5位』と『6位』をうろちょろしておりますが、どうすれば強くなるとお思いですか?」
ファンなら誰もが聞きたいところ。すると…。
本庶氏「まず、指揮官の交代です」
生放送で、いきなりズバッと一刀両断。ド直球の意見にスタジオはドッと沸き、堀尾アナも思わず苦笑いだ。
京都市出身の本庶氏。実は元監督で2005年に「リーグ優勝」に導いた岡田彰布氏の後援会「メンバーズ80・岡田会」会長を、発足した2004年から務めている。衆院議員の前原誠司氏(国民民主党)や参院議員の福山哲郎氏(立憲民主党)らも名を連ね、年に 1度のチャリティーゴルフや交流会を行う。多忙な研究の合間に楽しむはずの野球観戦だが、今は…。
ノーベル医学生理学賞を受賞した本庶京都大學特別教授。大の虎党だ=京都大學
「戦力はねぇ、やはり、もっとねぇ、打つ人が欲しいですね」
さすがに阪神の話ばかりというわけにいかず、スタジオから「ゴルフの予定は?」と違う質問が飛んだが、虎への思いは、もう止まらない。
「それと、やっぱり藤浪をね、藤浪をもうちょっと活用しなければいけません」
質問を聞き終わる前に自ら藤浪について言及。 9月中旬から「3連勝」も、今季まだ「5勝」の右腕の起用法についても、注文を忘れなかった。
全国放送で爆発させたタテジマ愛。2005年以来の「優勝」を早く味わいたいからこそ、その言葉は厳しくなった。
◇本庶 佑(ほんじょ・たすく) 1942年 1月27日生まれ、76歳。京都市出身。山口県立宇部高校、京都大學医学部卒。米カーネギー研究所や米国立衛生研究所の研究員などを経て1979年に37歳で大阪大學教授に就任。1984年に京都大學教授となり2017年特別教授。静岡県立大學や神戸市の先端医療振興財団の理事長を歴任。免疫反応で多様な抗体が作られる仕組み「クラススイッチ」の発見もノーベル賞級の成果とされる。「恩賜賞・日本学士院賞」、「ロベルト・コッホ賞」などを受賞。「文化勲章」、「文化功労者」。
※10月 3日の予告先発は、広島・九里亜蓮投手(27)ー阪神・ランディ・メッセンジャー投手(37)です。エース同士の戦い!どちらに賞杯が上がるでしょうか!
全員野球でファン皆が待ち望む「三文字」に向かって、全員で力を合わせて進め! ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
全身全霊を懸けて不屈の精神で立ち向かう。たとえ、どんなに苦しい局面になろうとも、最後の最後まで絶対に勝負を諦めない。
その精神を全員が強く持ち、タイガースが変革し続ける一年にしたい。そうした強い決意をスローガンとして表現しています。
※このスローガン・デザインは、2018年のシーズンロゴとしても展開して参ります。
2018年公式戦順位表
2018年交流戦順位表
2018年CSシリーズ開催日程
2018年 公式戦 日程と結果(09月)
2018年 公式戦 日程と結果(10月)