●球春到来！バチバチ野球で日本一や！！プロ野球の春季キャンプが 1日、いよいよスタートする。矢野燿大監督(50)は31日、沖縄入り。全体ミーティングでナインにハッパをかけた。激しい競争に、異例の早出も実施。昨季の17年ぶり｢最下位｣から、頂点を目指す。高揚感を抑えきれない。福留孝介外野手(41)、糸井嘉男外野手(37)、鳥谷敬内野手(37)、ジェフリー・マルテ内野手827＝前エンゼルス)、西勇輝投手(28＝元オリックス)…。野球界の正月を前に戦う顔ぶれがそろった。矢野監督は迷わず、言い切った。いける。頂点を目指す。そして、バチバチに火花を散らすナインを想像した。先輩も後輩も、実績も関係ない。いくら鳥谷が遊撃に再挑戦しようが、それ以上に北條史也内野手(24)が打てば退けられる。植田海内野手(22)の快足が勝るかもしれない。足の引っ張り合いをするわけじゃない。自分の武器を磨き、アピールしてくれたら認める。チームに貢献したものだけが残っていくというわけだ。選手を信じる。自主性を重んじる。でも、それだけじゃない。チーム宿舎からグラウンドに向かうバスの出発時間も、大幅に変更した。 3便を設定し、第 1便は午前 7時50分出発。これまで午前 8時半頃だったものを前倒しし、ウエートトレなど、選手個々の｢やりたいこと｣に没頭できるようにしたというわけだ。秋に浴びる美酒まで、競争は続く。ついに船出する矢野阪神。内なる戦いが、｢Ｖロード｣を築く。
●オリックスからＦＡで新加入した西勇輝投手が1月31日、打撃練習に積極的に取り組む意欲を明かした。今キャンプのテーマに「自主性」を掲げる矢野燿大監督の猛ゲキに発奮。セ・リーグ移籍で打席数が圧倒的に増加するが、その準備を入念に行い、自分で自分を援護する意気込みだ。沖縄でスイッチは切り替わっていた。約 1時間の全体ミーティングを終えた西は表情を引き締めた。心に響いたのはマイクを握った矢野監督の言葉だ。考えて自ら行動に移せ－。指揮官のゲキが胸に刺さった。キャンプ初日から自ら考えて動く。 2月 1日からスタートするキャンプでは、選手らが午前 7時台の 1便から午前 9時台の 3便まで 3段階に分かれて宿舎を出発する。キャンプ初日の西は｢始発｣を選択した。バント練習など打撃練習にも割ける個別練習の時間を最大限に利用する。オリックス時代の昨季はキャンプ初日から連日のブルペン入り。 2月中旬にはシート打撃に登板した。柔軟な姿勢で虎初キャンプに臨む。米大リーグ通算｢３０発｣の実力通りにマルテが何本もアーチを架け、西がピシャッと抑える－。そんな競演が、沖縄の青い空の向こうに見える。いよいよ全身、タテジマに染まる。虎を勝たせる使命に、 2人は奮い立っている。
記事をまとめてみました。
ナインの前で、矢野燿大監督は熱く訴えた＝沖縄県読谷村・ロイヤルホテル沖縄残波岬
球春到来！ バチバチ野球で日本一や！！ プロ野球の春季キャンプが 1日、いよいよスタートする。矢野燿大監督(50)は31日、沖縄入り。全体ミーティングでナインに｢『日本一』を狙えるチーム｣とハッパをかけた。激しい競争に、異例の早出も実施。昨季の17年ぶり｢最下位｣から、頂点を目指す。
高揚感を抑えきれない。福留、糸井、鳥谷、マルテ、西…。野球界の正月を前に戦う顔ぶれがそろった。矢野監督は迷わず、言い切った。いける。頂点を目指す。そして、バチバチに火花を散らすナインを想像した。
｢日本一を狙えるチームだ｣
全体ミーティング終了後、笑顔で記者の質問に答える矢野燿大監督。｢最下位｣からの｢下克上宣言｣だ＝沖縄県読谷村・ロイヤルホテル沖縄残波岬
選手、スタッフが集まった全体ミーティングで、昨季最下位の悪夢を払拭させるように言葉をかけた。目標を明確にすれば行動が変わる。昨秋のキャンプでも選手に口酸っぱくいってきた。そうなれば、競争力が芽生える。だから、いった。
｢切磋琢磨っていうのは、僕はいらない。バチバチのライバル関係で。こいつに負けるもんかっていう｣
先輩も後輩も、実績も関係ない。いくら鳥谷が遊撃に再挑戦しようが、それ以上に北條が打てば退けられる。植田の快足が勝るかもしれない。足の引っ張り合いをするわけじゃない。自分の武器を磨き、アピールしてくれたら認める。｢俺は競争からチームが強くなると思っている｣。チームに貢献したものだけが残っていくというわけだ。
全体ミーティング後に取材を受ける矢野燿大監督＝沖縄県読谷村・ロイヤルホテル沖縄残波岬
｢まずは自分を信じるということ。あとは、どうありたいか。だいたいみんなやり方ばかり気にするけど、自分はどんな選手になりたいか｣
選手を信じる。自主性を重んじる。でも、それだけじゃない。チーム宿舎からグラウンドに向かうバスの出発時間も、大幅に変更した。 3便を設定し、第 1便は午前 7時50分出発。これまで午前 8時半頃だったものを前倒しし、ウエートトレなど、選手個々の｢やりたいこと｣に没頭できるようにしたというわけだ。
｢言葉的に自主性とか楽しむって軽く思われがちやけど、俺の中ではプロやからこそ、そうやっていくのがプロやと思う。グラウンド入るときに『今日は何すればいいんですか』という選手と『俺はこうやってやるんや、こうなりたいねん』って入ってくる選手とは全然、結果が変わる｣
ミーティング会場へ向かう藤川球児投手＝31日、沖縄県読谷村・ロイヤルホテル沖縄残波岬
7日に最初の紅白戦を予定しているが、｢ 1つの物差しになるけど、そこだけでは何も決まらない｣｣とシーズンを通した考えでみているという。
｢(開幕レギュラーを)取れなかったとしても別に負けでも何でもない。そこからはい上がってこれることもある。だって優勝したのに自分が出てなかったらおもしろくないやん。自分が出て優勝するならうれしい｣
秋に浴びる美酒まで、競争は続く。ついに船出する矢野阪神。内なる戦いが、｢Ｖロード｣を築く。
ミーティング会場でジョンソンと挨拶を交わす藤浪晋太郎投手＝31日、沖縄県読谷村・ロイヤルホテル沖縄残波岬
★最近の阪神新監督の前夜は？
◆2002年・星野仙一(４位)：｢野球に恋して、野球を愛して…。悔いのないように、もっと愛せ。俺ももう１回、野球に思いきって、恋する｣
◆2004年・岡田彰布(４位)：｢テーマは競争。ポジションを当てはめるとかじゃない。とらないといけない｣
◆2009年・真弓明信(４位)：｢さあやるぞ、という雰囲気があるし、まったく違うものを感じる｣
◆2012年・和田 豊(５位)：｢この戦力で十分勝てる。優勝を狙える｣
◆2016年・金本知憲(４位)：｢優勝を狙えるチーム。『日本一』を目指していこう。最初が肝心。ちょっとでも緩んだところがあったら厳しく言う｣
虎のキャンプは仁義なき戦いだ!! 阪神は31日、沖縄・読谷村のチーム宿舎で 2月 1日から始まる宜野座キャンプを前に全体ミーティングを実施し、矢野燿大監督が｢猛ゲキ｣を飛ばした。
ナインに求めたのは｢バチバチのライバル関係｣で、｢コイツに負けるもんか｣という気迫だ。一切のなれ合いを排除した身内バトルを扇動。自主性の中に厳しさを打ち出す矢野イズムで、さあ球春到来だ。
◇ ◇ ◇
ナイン、球団首脳、スタッフらが一堂に会する前で矢野監督の熱があふれた。宜野座キャンプイン前日の全体ミーティング。ほとばしる思いが次々と口を突いた。｢まずは自分を信じること。あとは、自分がどうありたいか。だいたい、みんなやり方ばかり気にするけど、自分はどんな選手になりたいか。『やり方よりあり方』を決めていくということ｣。グラウンドで戦う者が持つべき、もっとも大切な｢心｣を説いた。
17年ぶり｢最下位｣の屈辱にまみれた昨季の悪夢と決別する。新指揮官は前しか向いていない。｢誰が出てくるんやろって。楽しくない？ ショートも誰が出てくる？｣。今春キャンプのテーマは、ズバリ競争だ。しかも、甘えを一切排除した仁義なき身内バトルを仕掛けた。｢切磋琢磨とか、そういういうのは、僕は、あまりいらない。バチバチのライバル関係で。コイツに負けるもんかっていう。自分が出てなくて優勝してもうれしくない｣。実力で仲間を蹴落としてレギュラーをつかむのがプロの世界。同僚はライバルで、なれ合いが入り込むスキはない。
矢野体制は自主性を尊重する。今春キャンプで宿舎の出発時間を 3つに設定。どの時間帯に球場に向かうか、決めるのは選手自身だという。球団関係者は「去年はなかったですね。これが自主性ということです」と明かす。一見、温和に映る矢野イズムは非情さも見え隠れする。｢言葉的に自主性とか楽しむって、すごく表現的には軽いように思われがちやけど俺のなかでプロやからこそ、やっていくのがプロ。ある意味、すごく厳しいこと｣。自分でやらなければ、淘汰(とうた)される。ナインに強烈なプロ意識を求めた。
全体ミーティングの会場に入る矢野燿大監督(左)と清水雅治ヘッドコーチ＝沖縄県読谷村・ロイヤルホテル沖縄残波岬
この日は那覇空港に着くと宜野座に直行した。新設の屋内ブルペンをチェック。投球板の間隔が約30センチ広がり、ワイドになった。｢これくらい間を取ってもらったら、自分のペースで投げられる｣と感謝し、投手陣へのプラス効果を強調した。充実した施設も後押しする。｢俺は競争からチームが強くなると思っている｣。熱い火花が逆襲のノロシになる。
＜阪神新監督のキャンプイン前日のゲキ＞
▼1999年野村克也＝弱者のが勝つために 当たり前のことを当たり前にやっていく。弱いチームが強いチームと同じことをやっていちゃ、永久に勝てないんだ。
▼2002年星野仙一＝野球に恋しろ オレは勝つために来たんだ。｢４年連続最下位｣というのも今日を最後に言うな。野球に恋し、愛したんだから中途半端はダメ。もっとタイガースを愛せ、野球に恋しろ。
▼2004年岡田彰布＝みんな競争 ポジション当てはめるとかの問題やない。自分で勝ち取らなアカンのや。でもその分、みんなにチャンスがあるんや。
▼2009年真弓明信＝基本こそ大事 キャンプの前半には特に単純なメニューが多い。野球の動きからするとつまらない練習になるかもしれないが、それが一番大事なこと。
▼2012年和田豊＝熱さこそ大事 チームスローガン(｢熱くなれ！！｣)）を胸にたたき込んで、 1年間やっていこう。時間がたつと忘れることが多い。今、一番必要なことだから。
▼2016年金本知憲＝｢日本一｣を狙える 戦力的にはマイナス要素が多いけど、冷静に考えたら優勝を狙える。日本一を目指せる！
オリックスからFAで新加入した西勇輝投手が 1月31日、打撃練習に積極的に取り組む意欲を明かした。今キャンプのテーマに｢自主性｣を掲げる阪神矢野燿大監督の猛ゲキに発奮。セ・リーグ移籍で打席数が圧倒的に増加するが、その準備を入念に行い、自分で自分を援護する意気込みだ。
沖縄でスイッチは切り替わっていた。約1時間の全体ミーティングを終えた西は｢これから始まるなという感じ｣と表情を引き締めた。心に響いたのはマイクを握った矢野監督の言葉だ。｢自主性のことを言われたていたので、しっかり自分で考えながらやっていきたい｣。考えて自ら行動に移せ－。指揮官のゲキが胸に刺さった。
全体ミーティングの会場に入る西勇輝投手(右)と藤浪晋太郎投手＝沖縄県読谷村・ロイヤルホテル沖縄残波岬
新天地では新たな挑戦もある。ＤＨ制だった昨季までとは違い、今季からはバットを握る回数が多くなる。特に先発投手の西にとってはなおさらだ。過去10シーズンで｢２９打数２安打、２四球｣。犠打も 3つ決めている。だが慢心はない。「しないといけないことなので、しっかりとやっていきたい」と、積極的に取り組む姿勢を示した。自分で自分を援護すれば、それだけ勝機も大きくなる。
キャンプ初日から自ら考えて動く。 2月 1日からスタートするキャンプでは、選手らが午前 7時台の 1便から午前 9時台の 3便まで 3段階に分かれて宿舎を出発する。キャンプ初日の西は｢始発｣を選択した。バント練習など打撃練習にも割ける個別練習の時間を最大限に利用する。
オリックス時代の昨季はキャンプ初日から連日のブルペン入り。 2月中旬にはシート打撃に登板した。一昨年に左手骨折で途中離脱をした影響から｣投げていない分をキャンプで投げたい｣と、ハイペースで仕上げたが、今回は｢自分の体調と相談しながらやっていきたい｣。
西勇輝投手(右)は藤浪晋太郎投手とともに全体ミーティングに向かう＝沖縄県読谷村・ロイヤルホテル沖縄残波岬
虎の新戦力たちが闘志。オリックスから阪神にフリーエージェント(ＦＡ)移籍した西勇輝投手と新外国人のジェフリー・マルテ内野手は31日、胸の内を明かした。西が｢これから始まるな｣とスイッチを入れると、メジャー通算｢３０発｣のＭ砲も｢やってやるぞ｣と武者震い。リーグ優勝＆日本一へ、はや頼もしだ。
ただでさえ、新たな挑戦を始める 2人だ。語りかける指揮官の熱と、最高気温24度にも達した南国のアツさにさらされ、気持ちが高ぶらないワケがなかった。西＆マルテ－。紛れもない今季の投打の両輪が、ここ沖縄からゆっくり確かに回り始める。まずは西が、ミーティング会場から充実の表情で出てきた。
｢あいさつできて。そうですね、これから始まるなという感じです｣
全体ミーティング前に談笑するジェフリー・マルテ内野手(左)とラファエル・ドリス投手＝沖縄県読谷村・ロイヤルホテル沖縄残波岬
会場入りする際こそ、甲子園などでの自主トレも合同で行ってきた“顔なじみ”の藤浪と一緒だった。だが、一度ナインの中央に飛び込んでしまえば、あとはタテジマを着て戦う実感がこみ上げるだけ。正妻候補の梅野とは、早速話し込む姿もあった。バッテリー間の会話か、と問われると｢まあ、なんですかね。そういうのも話しましたし｣とうなずいた。
ＦＡ加入とあって、注目も期待も当然大きい。だが黙々と 1イニング、｢１勝｣でも多く積み上げる準備をする。｢自主性のことを言われたので。(打撃練習であったりも)しっかり自分で考えながらやっていきたい。しっかり自分の体調と相談しながらやっていければいい｣と、足元を見つめ調整を進めていく。
そして、西の頼もしい武者震いから数分後－。｢４番｣候補のマルテも、興奮を隠せないようすで廊下へと出てきた。
沖縄入りした矢野燿大監督＝沖縄県読谷村・ロイヤルホテル沖縄残波岬
チームメート、首脳陣との初顔合わせを終え｢うれしいです。選手もいっぱい知ることができた。やってやるぞという気持ち。チームの力になりたいし、そのためにもこのキャンプをしっかりと過ごしていきたい｣といきなり燃えている。
前日は甲子園の室内でフリー打撃を披露。 2月 7日に予定されている初実戦、紅白戦への出場にも｢準備はできているつもり｣と力強く語っていた。そしてついに、この日沖縄入り。メジャーと比べれば数週間早く始まるキャンプだが｢全力でやるだけ。それは関係ないです｣と、力の限り適応していく。
米大リーグ通算｢３０発｣の実力通りにマルテが何本もアーチを架け、西がピシャッと抑える－。そんな競演が、沖縄の青い空の向こうに見える。いよいよ全身、タテジマに染まる。虎を勝たせる使命に、 2人は奮い立っている。
昨年の屈辱を跳ね返して、全員野球でファン皆が待ち望む｢二文字｣に向かって、全員で力を合わせて進め！
ガンバレ！阪神！我らのタイガース！勝利を掴め！
2018年の悔しい結果を打ち破るため、選手・監督・コーチ・スタッフ・フロント、そしてファンの皆さんも全員が、どんな状況でも｢オレがやってやる｣｢オレが決めてやる｣という強い闘志をもって 1年間戦っていこう。という思いをスローガンとして表現しています。
※このスローガン・デザインは2019年のシーズンロゴとしても展開してまいります。
2018年公式戦順位表
2月 1日より実施いたします春季キャンプ中の練習試合(阪神タイガース主催)を下記の通り実施いたしますのでお知らせいたします。練習試合のため雨天等で中止の場合、振替試合等はございません。
2019年 公式戦 日程と結果(02月)
2019年 公式戦 日程と結果(03月)
2019年 公式戦 日程と結果(04月)
※阪神タイガース公式スマホ携帯サイト
◇公式戦全試合実況速報 公式戦全試合をテキスト速報！タイガース迂遠実況で応援気分を盛り上げます。ほかにも対戦中の選手の成績が｣一目で分かる｢観戦モード｣も必見！
◇現場からお届け！トラ番LIVEニュース 主催試合時は、現場から直接ニュースを配信！ タイガース情報をどこよりもはやく、そうして細やかに。｢生｣の情報もお届けします!!
※阪神戦を見るなら｢虎テレ TORATELE｣だ！交流戦全24試合放送します！
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