●矢野燿大監督(50)が先発投手陣にバント上達を厳命した。午前中に先発投手がメイン球場で実戦を想定したバント練習を実施。指揮官は、その重要性を力説した。バントを必須科目に指定し、好投していても厳しい目で見極める。ＤＨ制のパ・リーグからＦＡ移籍した西勇輝投手(28)は、 1塁側に転がして難なく成功。意欲的だった。
●通算｢２０６勝＆１９３セーブ｣を誇る阪神ＯＢの江夏豊氏(70)が15日、阪神宜野座キャンプを訪れた。今季抑えに再挑戦する通算｢２２５セーブ｣の藤川球児投手(38)のブルペン投球を視察し、力強い球を投げ込む姿に絶賛。自身が理想とする日本人守護神の誕生に期待を寄せた。サングラス越しに一球一球、鋭いまなざしを送った。レジェンドの視線の先には背番号｢２２｣の姿があった。38歳でもさらに進化－。ブルペンを視察した江夏氏は、藤川の投球にかつての勢いを感じ取った。今季、藤川はクローザー再挑戦を表明。ラファエル・ドリス投手(31)との守護神争いが待っている。江夏氏は｢ＪＦＫ｣の一角を担い、通算｢２２５セーブ｣を挙げてきた藤川の経験に期待を寄せた。ここ数年、虎の守護神は呉昇桓投手(36＝韓国＝2015年退団)、マルコス・マテオ投手(34＝2018年退団)、ドリス投手と外国人選手が任されてきた。日本人投手の抑えは2013年に福原忍投手コーチ(42)が｢１４セーブ｣を挙げて以降なく、藤川自身も｢２４セーブ｣を挙げた2012年が最後。そんなチーム状況に江夏氏は持論を展開した。昨季｢最下位｣からの巻き返しへ、江夏氏は｢守護神・球児｣の存在が鍵を握ると断言。最終回のマウンドで仁王立ちするとき、猛虎は生き返る。
●藤浪晋太郎投手(24)が課題克服に着手した。沖縄・宜野座キャンプ第 4クール初日にブルペン入り。全96球中77球をクイックモーションで投げた。11日の紅白戦を 2回 2安打 1失点で投げ終えた後、クイックモーションを課題に挙げていた。またこの日は、大阪桐蔭元コーチで現在は福井工大福井の田中公隆監督(44)がキャンプを訪れ、藤浪の練習を見守った。福原投手コーチのアドバイスを受けながら感覚を確かめた。
●板山祐太郎外野手(24＝亜細亜大學)が観客席に上がり、ファンとハイタッチを交わした。本塁へストライク返球した選手から抜けていく内野ノックで最後の 1人に。最後まで声援を送ってくれた虎党にサプライズだ。打撃練習時には、打力向上へ気合を入れた。
記事をまとめてみました。
バント練習を終えた西勇輝(左奥)ら投手陣にアドバイスする矢野燿大監督(右)＝沖縄県宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
矢野燿大監督が先発投手陣にバント上達を厳命した。午前中に先発投手がメイン球場で実戦を想定したバント練習を実施。指揮官は｢めっちゃ重要でしょう？ その選手個人で何年できるか分からんけど、先発やったら何勝も変わってくるからね｣と、その重要性を力説した。
バントを必須科目に指定し、好投していても｢できひんと思ったら代えることもある｣と厳しい目で見極める。
ＤＨ制のパ・リーグからＦＡ移籍した西は、 1塁側に転がして難なく成功。｢大事なことなので。いろんなコーチや福留さんとかに教えてもらって｣と意欲的だった。
江夏豊氏が視察する中、ブルペン入りした藤川球児投手。伝説の大投手から守護神に認められた＝沖縄県宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
阪神春季キャンプ(15日、沖縄・宜野座)守護神いける！！ 通算｢２０６勝＆１９３セーブ｣を誇る阪神ＯＢの江夏豊氏が15日、阪神宜野座キャンプを訪れた。今季抑えに再挑戦する通算｢２２５セーブ｣の藤川球児投手のブルペン投球を視察し、力強い球を投げ込む姿に｢若返っている｣と絶賛。自身が理想とする日本人守護神の誕生に期待を寄せた。
サングラス越しに一球一球、鋭いまなざしを送った。レジェンドの視線の先には背番号｢２２｣の姿があった。38歳でもさらに進化－。ブルペンを視察した江夏氏は、藤川の投球にかつての勢いを感じ取った。
｢ボールが若いなあ。年々若返っているような感じ。異常体質や(笑)。また以前のようにとはいかなくても、それに近いようなボールがいきだしてきたもんな｣
ブルペンの投手陣にサングラス越しから鋭い視線を送った江夏豊氏＝沖縄県宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
捕手側のネット後方の中央に腰を下ろし、じっくりと投球を見つめた。時折、隣に座った川藤ＯＢ会長と会話を交わす場面もあった。全部で52球。打席に打者を立たせ、カウントをつけながら実戦を想定した投球練習を行う藤川を真剣に見入った。
今季、藤川はクローザー再挑戦を表明。ドリスとの守護神争いが待っている。江夏氏は｢抑えという仕事はいろんな場面で登板があるから。それに耐えうるだけの体力作り、大事な精神的なタフさ、それを養っていかないと｣とした上で、｢ＪＦＫ｣の一角を担い、通算｢２２５セーブ｣を挙げてきた藤川の経験に期待を寄せた。
ブルペンで投球練習を終え梅野隆太郎捕手と話す藤川球児投手＝沖縄県宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
｢それはもう嫌というほど経験しとるんだから。ただ、何年間か空白があるから。それを本人がどれだけ気持ちを引き締めてやれるか。もともと力があるピッチャーだからね｣。広島時代の1979年に近鉄との日本シリーズで見せた｢江夏の２１球｣など、36歳で引退するまで数々の歴史を作ってきた。｢２０６勝＆１９３セーブ｣を挙げ、｢最優秀救援投手｣も 5度獲得。そんな伝説の守護神が38歳でも成長を続ける藤川を認めた形だ。
ここ数年、虎の守護神は呉昇桓、マテオ、ドリスと外国人選手が任されてきた。日本人投手の抑えは2013年に福原が｢１４セーブ｣を挙げて以降なく、藤川自身も｢２４セーブ｣を挙げた2012年が最後。そんなチーム状況に江夏氏は｢やはり日本のプロ野球で『４番、エース、抑え』、これは日本人がやるべき。俺は日本人に期待している｣と持論を展開した。
江夏豊氏にあいさつする近本光司外野手＝沖縄県宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
レジェンドからのエールに藤川は｢感謝して頑張りたいと思います｣と気合。ブルペンでの投球を見守った矢野監督も｢今のボールやったら十分に抑えいけるんちゃうかなっていう期待を持てるようなボールをずっと投げてくれてるから。楽しみやね｣と目尻を下げた。
｢(藤川の活躍によって)タイガースの浮き沈みも変わってくるやろうし｣
昨季｢最下位｣からの巻き返しへ、江夏氏は｢守護神・球児｣の存在が鍵を握ると断言。最終回のマウンドで仁王立ちするとき、猛虎は生き返る。
★今キャンプの藤川球児投手
初日からブルペン入りするなど全開でスタート。発熱して第 2クール 3日間を離脱したが、第 3クールから再合流。 9日にはブルペンに復帰し、矢野監督をうならせる直球を投げ込み、調整遅れの不安を払拭。好調ぶりをアピールしている。
ブルペンで投球練習するランディ・メッセンジャー投手＝沖縄県宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
★東は巨人、西は阪神
江夏氏は阪神と巨人の奮起にも期待を寄せた。｢東は巨人、西は阪神、この両チームがセ・リーグを、日本のプロ野球を引っ張っていくような形が一番盛り上がる。自分がプロ野球に半世紀、属してきて感じたことがそれ。やっぱり阪神、巨人が弱けりゃ、面白くないもん｣。球場では矢野監督とも言葉を交わし、直接エールを送った。
◇江夏 豊(えなつ・ゆたか)
1948(昭和23)年 5月15日生まれ、70歳。兵庫県出身。大院大高から1967年に｢ドラフト１位｣で阪神入団。1968年にプロ野球記録の｢シーズン４０１奪三振｣。1971年のオールスター戦で｢９者連続三振｣。1973年に延長11回を投げて｢ノーヒットノーラン｣を達成。1976年に南海(現ソフトバンク)に移籍し、1977年から抑えに転向。広島で1979、1980年に｢連続日本一｣、1981年は北海道日本ハムで｢リーグ優勝｣。通算｢２０６勝１５８敗１９３セーブ｣。左投げ左打ち。
阪神キャンプ視察に来た江夏豊氏＝沖縄県宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
阪神ＯＢの江夏豊氏が15日、沖縄・宜野座の阪神1軍キャンプを訪れた。約1時間ブルペンを視察し、球児、能見、小野らの投球を見守った。
矢野新監督に期待するものは？ と聞かれると｢東は巨人、西は阪神でセ・リーグもしくは日本のプロ野球界を引っ張っていく形が一番盛り上がるんじゃないかな｣と持論を話し、阪神の奮起を期待した。
ブルペンでの視察を終え引き揚げる江夏豊氏＝沖縄県宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
＜江夏豊氏の近年の阪神キャンプ視察＞
◆2016年 2月 7～ 9日：安芸2軍キャンプの臨時コーチを務め、30歳左腕の小嶋を注目株に挙げた。｢十分通用する球を持っているのは確か。寝る5分前に自分の望んでいること、いいイメージを考えなさい｣とプラス思考を促した。
◆2017年 2月17日：前年｢７勝｣と失速した藤浪に注文をつけた。｢お山の大将でどうするよ。満足することも必要だけど、そこで駄目だと自分で悟るのも 1つだよ｣。球界を代表する投手になれると信じているからこそハッパをかけた。
◆2018年 2月15日：ブルペンを視察し、悩める藤浪に 2年続けてエール。｢いい意味で大胆になればいい。ああだこうだと考えても、答えはなかなか出ない。これからはずぶとい神経が要求される｣。不振脱却の鍵として、開き直りの重要性を説いた。
ブルペンで投球する藤浪晋太郎投手＝沖縄県宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
藤浪晋太郎投手が課題克服に着手した。
沖縄・宜野座キャンプ第 4クール初日にブルペン入り。全96球中77球をクイックモーションで投げた。11日の紅白戦を 2回 2安打 1失点で投げ終えた後、クイックモーションを課題に挙げていた。｢課題だと言っていたので｣と解消に努め、まずまずの手応え。
またこの日は、大阪桐蔭元コーチで現在は福井工大福井の田中公隆監督がキャンプを訪れ、藤浪の練習を見守った。
ブルペンで投球練習をする藤浪晋太郎投手＝沖縄県宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
藤浪はブルペンに入り、37球。そのうち36球はクイックで投じ、グラブを構える位置を変えるなど、福原投手コーチのアドバイスを受けながら感覚を確かめた。｢(感覚は)悪くなかったと思います｣。最後の 1球はワインドアップから力強い直球を投げて締めくくった。実戦登板に向け｢もちろんクイックも大事ですし、変化球とかいろいろ。配球とか、打者相手に勝負していかないといけないので｣と課題挙げた。
キャンプ休日に宿舎内の施設で体を動かす板山祐太郎外野手＝沖縄県中頭郡読谷村・ロイヤルホテル沖縄残波岬
板山が観客席に上がり、ファンとハイタッチを交わした。本塁へストライク返球した選手から抜けていく内野ノックで最後の 1人に。最後まで声援を送ってくれた虎党にサプライズだ。打撃練習時には、矢野監督から直接指導を受ける場面も。｢バットの根本から先まで(使って)。相手(投手)は崩そうとしてくるのでバットを幅広く使っていきたい｣と打力向上へ気合を入れた。
昨年の屈辱を跳ね返して、全員野球でファン皆が待ち望む｢二文字｣に向かって、全員で力を合わせて進め！
ガンバレ！阪神！我らのタイガース！勝利を掴め！
2018年の悔しい結果を打ち破るため、選手・監督・コーチ・スタッフ・フロント、そしてファンの皆さんも全員が、どんな状況でも｢オレがやってやる｣｢オレが決めてやる｣という強い闘志をもって 1年間戦っていこう。という思いをスローガンとして表現しています。
※このスローガン・デザインは2019年のシーズンロゴとしても展開してまいります。
2018年公式戦順位表
2月 1日より実施いたします春季キャンプ中の練習試合(阪神タイガース主催)を下記の通り実施いたしますのでお知らせいたします。練習試合のため雨天等で中止の場合、振替試合等はございません。
2019年 公式戦 日程と結果(02月)
2019年 公式戦 日程と結果(03月)
2019年 公式戦 日程と結果(04月)
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