●上本博紀内野手(32)が17日、北海道日本ハムとの練習試合(宜野座)に「1番・2塁」で出場し、初球をバックスクリーン左へ先頭打者アーチを放ってみせた。前日16日のケース打撃に続く先頭打者初球弾。試合は 4- 4と引き分けに終わったが、持ち前のパンチ力を武器に、糸原健斗内野手(26)らとの 2塁の競争を勝ち抜く。まばたきすら許さない。一撃で完璧にとらえたことこそが、この男らしかった。上本が連日の“先頭打者アーチ”。バットを華麗に放り投げ、笑顔なくダイヤモンドを一周した。激戦の 2塁を抜け出す先制パンチ。最高のスタートを切っても、本人はいつも通りクールに振り返った。またしても初球だった。「1番・2塁」として先発に名を連ね、広島・広陵高、早大の後輩でもある有原航平投手(26)と対峙した。 145キロ直球を振り上げると、打球はバックスクリーン左へ。積極的な姿勢は久々の対外試合でも健在だ。前日16日のケース打撃でも 1人目の打者として才木浩人投手(20)の初球を左翼ポール際に本塁打。「虎の対外試合今季1号」で、球場を一瞬で虎ムードにしてみせた。奪回を狙う 2塁は今季から主将を務める糸原と争うが、そこに「D3位」・木浪聖也内野手(24=ホンダ=亜細亜大學OB)も打撃でアピール。ハイレベルな争いを見せる選手たちにうれしい悲鳴だ。昨季国内FA権を取得した上本に対して、昨年10月に直接残留交渉した大きな戦力。いきなり結果で応えてくれたことが、何よりうれしかった。結果こそ残せなかったが、藤浪は「感触は全然悪くなかった。課題としてゾーンで勝負して、ある程度安定した投球ができればと思っていたので、その辺はやりたいことはできた」と手応えをにじませる。試行錯誤を繰り返しながら、完全復活を目指す。
●藤浪晋太郎投手(24)が沖縄・宜野座キャンプで北海道日本ハム戦に対外試合初先発し、 3回 7安打 2失点だった。スタメンに左打者を 8人並べた相手打線に粘られて苦しんだ。それでも自身初の対外試合で 154キロをマークし、 7安打を浴びても大きくは崩れず前向きにとらえた。気温18度と少し肌寒い曇り空の下、 1球 1球確かめるように投げ込んだ。今季初めて対外試合に先発した藤浪だったが、左打者を 8人並べた打線の前に苦しんだ。 1回に 154キロを計測したものの、走者を出すとセットから 140キロ台後半の真っすぐで空振りが取れない。時折抜け球もあり、新外国人の王柏融(ワン・ボーロン)外野手(25)にはストレートの四球。毎回走者を許しながらも、 2回までは無失点で踏ん張った。前回11日の紅白戦では 2回 2安打 1失点で、二死球を与える内容。今クールのブルペンでは、課題のクイックの修正に取り組んできた。矢野監督も評価した。結果こそ残せなかったが、藤浪は手応えをにじませる。試行錯誤を繰り返しながら、完全復活を目指す。
記事をまとめてみました。
<練習試合:阪神 4- 4北海道日本ハム>◇17日◇沖縄・宜野座
連発で猛アピール!! 上本博紀内野手が17日、日本ハムとの練習試合(宜野座)に「1番・2塁」で出場し、初球をバックスクリーン左へ先頭打者アーチを放ってみせた。前日16日のケース打撃に続く先頭打者初球弾。試合は 4- 4と引き分けに終わったが、持ち前のパンチ力を武器に、糸原らとの 2塁の競争を勝ち抜く。
まばたきすら許さない。一撃で完璧にとらえたことこそが、この男らしかった。上本が連日の“先頭打者アーチ”。バットを華麗に放り投げ、笑顔なくダイヤモンドを一周した。激戦の 2塁を抜け出す先制パンチ。最高のスタートを切っても、本人はいつも通りクールに振り返った。
「いつも準備しています。結果はたまたまです。いいときも悪いときもあるので」
またしても初球だった。「1番・2塁」として先発に名を連ね、広島・広陵高、早大の後輩でもある有原と対峙した。 145キロ直球を振り上げると、打球はバックスクリーン左へ。「基本的にそうです」と、積極的な姿勢は久々の対外試合でも健在だ。前日16日のケース打撃でも 1人目の打者として才木の初球を左翼ポール際に本塁打。「虎の対外試合今季1号」で、球場を一瞬で虎ムードにしてみせた。
連日の先頭打者弾を放った上本博紀内野手。 2塁争いへ先制パンチを食らわせた=沖縄宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
3回一死 2塁の好機では 2飛。 5回の守備からお役ご免となったが、残したインパクトは強烈だ。32歳のさすがの打棒に、矢野監督も北條とともに、今クールの「MVP」に上本を選出した。
「上本か北條か、ですかねえ。上本も 2日続けて、初球をホームラン打っていますから。見事に持ち味を見せてくれた。どっちかかなと思います」
奪回を狙う 2塁は今季から主将を務める糸原と争うが、そこに「D3位」・木浪聖也内野手(ホンダ)も打撃でアピール。ハイレベルな争いを見せる選手たちに「特に野手陣が、そういう感じを見せてくれているので、すごく自分自身も楽しい」とうれしい悲鳴だ。昨季国内FA権を取得した上本に対して、昨年10月に直接残留交渉した大きな戦力。いきなり結果で応えてくれたことが、何よりうれしかった。
昨季の 5月 5日の中日戦(甲子園)で走塁の際に左足を負傷。この日が 288日ぶりの対外試合で、屋外フリー打撃ですら 1月29日に再開したばかりだった。実戦に入り競争のゴングが鳴るまで、時間がない…。いち早く感覚を取り戻すために、投手陣へ積極的に“取材”していたという。
一回、本塁打を放った上本博紀内野手を出迎える矢野燿大監督=沖縄宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
「ベースから離れすぎてなかった?」
今月 6日に左腕・飯田とフリー打撃で相対した夜、ホテルの食事会場で自ら質問。打席で見る久々の“生きた球”。「目がまだ慣れていない」と反省し、投手からの意見に耳を傾けてきた。初球を完璧にとらえたことこそ、感覚が研ぎ澄まされてきた何よりの証だ。
「きょうはよかったけど、あしたどうなるかわからないので。きょうはきょうです」
左膝のけがから復活し、誰よりも逆襲に燃える上本が、虎にはいる。競争が熱くなるのは、まだまだここからだ。
■DeNA・東野峻スコアラー
「去年、うちもやられているので(対戦打率0.667)。警戒していかないと。レギュラーは保証されていないと思うんですけど、必死さが伝わってきますね」 一回、遊撃の守備につく鳥谷敬内野手 一回、遊撃の守備につく鳥谷敬内野手(左)=沖縄宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場) ★阪神の 2塁争い事情 昨季、負傷離脱するまで 2塁を務めた上本と、上本離脱後に 2塁に入った糸原の一騎打ちの様相。遊撃が鳥谷、北條、木浪、植田らによる大激戦区で、こちらで定位置をつかめなかった選手が流れ込む可能性もある。
★上本の復帰経過
◆2018年 5月 5日:中日戦(甲子園)で二盗した際に左膝を負傷し、途中交代。翌6日に登録抹消された
◆ 7日:大阪府内の病院で検査を受け、「左膝前十字靱帯(じんたい)損傷」と診断された
◆ 9日:鳴尾浜でリハビリ開始
◆ 6月15日:左膝前十字靱帯の再建術を受けた
◆ 11月13日:取得した国内FA権を行使せず、残留を表明
◆ 12月 4日:年俸6000万円の現状維持で契約更改
◆2019年 2月 1日:2年ぶりに1軍キャンプ参加
◆ 7日:紅白戦で「1番・二塁」で先発出場し、馬場から左前打
◆ 16日:ケース打撃で、才木の初球真っすぐを左翼ポール際へ先頭打者本塁打
藤浪晋太郎投手が沖縄・宜野座キャンプで日本ハム戦に対外試合初先発し、 3回 7安打 2失点だった。
140キロ台の真っすぐをはじき返される場面が目立ち、「真っすぐをきれいにはじき返されたし、真っすぐの高さと質は反省です」とコメント。一方で今年初登板となった11日の紅白戦で 2回 2安打 1失点二死球とやや乱れた制球面は、四球 1個にとどめた。「打たれた結果、見栄えは良くないですが、ゾーンで勝負できたし、感触は悪くなかったです」。
登板後はブルペンに直行して38球の投球練習。ワインドアップとセットポジションの両方でフォーム確認に余念がなかった。
ワインドアップから投げる藤浪晋太郎投手=沖縄宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
阪神の藤浪晋太郎投手が17日、日本ハムとの練習試合(宜野座)に先発し、 3回 7安打 2失点。スタメンに左打者を 8人並べた相手打線に粘られて苦しんだ。それでも自身初の対外試合で 154キロをマークし、 7安打を浴びても大きくは崩れず「感触は悪くなかった。やりたいことはできた」と前向きにとらえた。
気温18度と少し肌寒い曇り空の下、 1球 1球確かめるように投げ込んだ。今季初めて対外試合に先発した藤浪だったが、左打者を 8人並べた打線の前に苦しんだ。
三回に王柏融外野手(手前)に適時打を浴びた藤浪晋太郎投手。初の対外試合で結果は残せなかった=沖縄宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
「粘られたりというのもありますし、真っすぐをきれいにはじき返されたなというのが一番の印象。もうちょっと高さなり、真っすぐの質なり、頑張れたらなというのが反省点です」
1回に 154キロを計測したものの、走者を出すとセットから 140キロ台後半の真っすぐで空振りが取れない。時折抜け球もあり、新外国人の王柏融(ワン・ボーロン)にはストレートの四球。毎回走者を許しながらも、 2回までは無失点で踏ん張った。
三回、投球する藤浪晋太郎投手 打者は北海道日本ハム・清宮幸太郎内野手=沖縄宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
つかまったのは、 1点リードの 3回。浅間に左中間 2塁打を許すと、一死から西川、王柏融、清宮のクリーンアップに 3連打。この日が初対戦だった清宮には、 2ストライクと追い込みながらも 3球ファウルで粘られ、最後は直球をはじき返され、勝ち越しの中前打を浴びた。昨季は 1回平均18球を要したが、 3回で65球も投げた。
前回11日の紅白戦では 2回 2安打 1失点で、二死球を与える内容。今クールのブルペンでは、課題のクイックの修正に取り組んできた。矢野監督も「あれだけ打たれて、よくないところを探せば、もちろんあると思う」としながらも、「あれだけ打たれて 2点で終わっている。あれくらいのボールを投げられれば、まだ上積みはある」と評価した。
登板後、ブルペンで金村曉投手コーチ(右)と話す藤浪晋太郎投手=沖縄宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
結果こそ残せなかったが、藤浪は「感触は全然悪くなかった。課題としてゾーンで勝負して、ある程度安定した投球ができればと思っていたので、その辺はやりたいことはできた」と手応えをにじませる。試行錯誤を繰り返しながら、完全復活を目指す。
◇データBOX◇
藤浪は「5勝3敗」だった昨季、 1イニングの平均投球数は18球。2013年(10勝6敗)は16球。2014年(11勝8敗)、2015年(14勝7敗)、2016年(7勝11敗)はいずれも17球。2017年(3勝5敗)は19球だった。
昨年の屈辱を跳ね返して、全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め!
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
2018年の悔しい結果を打ち破るため、選手・監督・コーチ・スタッフ・フロント、そしてファンの皆さんも全員が、どんな状況でも「オレがやってやる」「オレが決めてやる」という強い闘志をもって 1年間戦っていこう。という思いをスローガンとして表現しています。
※このスローガン・デザインは2019年のシーズンロゴとしても展開してまいります。
2018年公式戦順位表
2月 1日より実施いたします春季キャンプ中の練習試合(阪神タイガース主催)を下記の通り実施いたしますのでお知らせいたします。練習試合のため雨天等で中止の場合、振替試合等はございません。
2019年 公式戦 日程と結果(02月)
2019年 公式戦 日程と結果(03月)
2019年 公式戦 日程と結果(04月)
◇公式戦全試合実況速報 公式戦全試合をテキスト速報!タイガース迂遠実況で応援気分を盛り上げます。ほかにも対戦中の選手の成績が」一目で分かる「観戦モード」も必見!
◇現場からお届け!トラ番LIVEニュース 主催試合時は、現場から直接ニュースを配信! タイガース情報をどこよりもはやく、そうして細やかに。「生」の情報もお届けします!!
※阪神戦を見るなら「虎テレ TORATELE」だ!交流戦全24試合放送します!
阪神タイガース主催試合をスマートフォンでご覧いただける公式動画配信サービスです。 プレイボール(※)からヒーローインタビューまで見ることができる「ライブ中継」や、見たいシーンを検索することができる「シーン検索」、ファンのみなさんの感情が反映される「熱狂メーター!!」など、様々なコンテンツを搭載した新感覚の動画配信サービスです。
※実際の試合から5分程度遅れての放送となります。
決済方法は、クレジットカードのほか、各キャリア決済にも対応。テレビ中継をなかなか見ることができない方、中継を何度も見直して勝利試合の余韻に浸りたい方、野球技術の勉強をしたい方、ヒイキの選手の笑顔をたくさん見たい方、タイガースファン必見です!!
球団公式動画配信サービス「虎テレ」に会員登録してください。
視聴価格:月額会員 630円、 1試合視聴 210円
虎テレは、Andoroid5以降、iOS9以降に対応しております。バージョンが上記未満の方はバージョンアップを実施してください。
※らくらくスマートフォンには対応しておりません。
※ブラウザ:iPhone/iPadの場合はSafariもしくはChrome、Androidの場合はChromeでご利用ください。