●阪神藤原崇起オーナー(67=電鉄本社会長)は 1軍の対外試合初視察を飾れなかった。敗戦を見届けた総帥は昨年12月 1日に就任。 2月のキャンプでは安芸で 2軍練習試合の西武戦を視察したが、 1軍戦は初めてだった。オープン戦とはいえ、悠然と構えられない。矢野阪神が平石楽天に防戦一方で完敗した。期待の若手をズラリと並べた布陣。 3回、新人木浪聖也内野手(24=ホンダ=亜細亜大學OB)の右前タイムリーで奪った 1点だけ。必勝リレーにも歯が立たず、 4安打で完敗した。主力を温存した若手のアピール機会だが、覇気は空回り…。矢野燿大監督(50)も嘆くしかなかった。開幕投手有力で通算 122勝右腕の岸孝之投手(34)に腕試しするはずが、洗練された投球術に惑わされた。 3点を追う 2回。「4」番陽川尚将内野手(27)は 1球も振らず、外角低め速球に見逃し三振。遊撃レギュラー有力の北條史也も打ちに行けず、ファーストスイングで外角スライダーを引っ掛けて 3ゴロに倒れた。カーブやチェンジアップも絶妙にまぶされ、手も足も出ない…。守備もちぐはぐだった。 2点を先制された 1回、なお一死 1、 2塁。望月のけん制球で 196センチの 2塁走者ブラッシュは帰塁できなかったが、連係プレーが合わず 3盗を許した。続く 1、 3塁では 2盗を狙った 1塁走者銀次内野手(31)を 1、 2塁間で挟んだが、その間にジャバリ・ブラッシュ外野手に(29)生還された。「オープン戦5連敗」で、いまも「最下位」の呪縛は解けない。チーム打率は「1割8分6厘」まで降下。チーム防御率も「6.08」に悪化し、いずれも「最下位」だ。福留孝介外野手(41)、糸井嘉男外野手(37)らの本格参戦を前に、その地位を脅かす若手が現れない。若手のハツラツさが出ない限り、不安は消えない。ジェフリー・マルテ内野手(27)とエフレン・ナバーロ内野手(32)の助っ人コンビと福留は、 9日の北海道日本ハム戦から本格参戦する。その前に若虎のアピールを期待していたが、期待はずれといわざるを得なかった。
●阪神「ドラフト3位」の木浪聖也内野手が開幕スタメンにまた前進だ。 3回二死 3塁で、岸から右前適時打を放つなど「4打数2安打1打点」。オープン戦打率は「4割5分5厘」。完敗の中、唯一のマルチ安打で奮闘したルーキーに、矢野監督は手放しでほめた。エース級も捉えた。阪神の「ドラフト3位」・木浪聖也内野手が楽天戦に「1番・3塁」で先発出場。昨季「パ・リーグ最優秀防御率2.72」を誇る岸からチーム唯一の得点となる右前適時打を放つなど、 2安打 1打点」と対応力をみせた。 0- 5の 3回。先頭の伊藤隼太外野手(29)にチーム初安打がようやく出て二死 3塁で打席へ。 1ストライクからの低めチェンジアップに「体が反応」し痛烈に 1、 2塁間を割った。 8回には青山からも右前打。マルチ安打で実戦13試合の打率は「0.515(33打数17安打)」。開幕 1軍まで明言していた矢野監督だが、遊撃レギュラー争いに組み込むことも示唆した。 3塁守備では 1失策もあり、気持ちを引き締めた木浪。どこのポジションでも奪ってやるという気概で、まだまだ打ちまくる。
●ランディ・メッセンジャー投手(37)が中日根尾昂内野手(18=大阪桐蔭高)との対戦を歓迎した。開幕投手が決まっている右腕は、 9日の教育リーグ中日戦(鳴尾浜)に先発で調整登板する。 8日、甲子園で練習し、根尾について問われると笑顔で話した。初対外試合の中日の「ドラフト1位」・根尾昂内野手との対戦へ心躍らせた。注目の若手へ胸を出し、“横綱相撲”で大役を見据えた準備を整えていく。オネルキ・ガルシア投手(29)、西勇輝投手(28)や若手投手らを退けて 5年連続 6度目の開幕投手が決定。矢野監督からの通達後、初のマウンドで根尾に胸を出し、“横綱相撲”で大役への調整にさらに弾みをつけたいところだ。当日は名古屋のテレビ局 5局が取材に訪れる予定。根尾フィーバーの中で“先輩”の貫禄を見せる。この日は甲子園でキャッチボールなどで汗を流し、最終調整。打てるもんなら打ってみろ-。虎屈指の燃える闘魂の持ち主が、格の違いをみせつける。
記事をまとめてみました。
<オープン戦:楽天 7- 1阪神>◇ 8日◇岡山県倉敷スポーツ公園野球場(倉敷市営球場:愛称=倉敷マスカットスタジアム)
阪神藤原オーナーは 1軍の対外試合初視察を飾れなかった。
敗戦を見届けた総帥は「若い選手が1軍の投手から学ばせてもらったんじゃないでしょうか」と話すにとどめた。昨年12月 1日に就任。 2月のキャンプでは安芸で 2軍練習試合の西武戦を視察したが、 1軍戦は初めてだった。
楽天対阪神 9回表の攻撃を厳しい表情で見つめる矢野燿大監督(左から 2人目)ら=岡山県倉敷スポーツ公園野球場(倉敷市営球場:愛称=倉敷マスカットスタジアム)
オープン戦とはいえ、悠然と構えられない。矢野阪神が平石楽天に防戦一方で完敗した。
期待の若手をズラリと並べた布陣。 3回、新人木浪の右前タイムリーで奪った 1点だけ。必勝リレーにも歯が立たず、 4安打で完敗した。主力を温存した若手のアピール機会だが、覇気は空回り…。矢野監督も嘆くしかなかった。
「寂しいよね。はじめはいい競争が野手のなかで、できている形だったけど、現状、そういう形になっていない。もっともっと(若手に)出てきてほしいのは、ずっと思っていること」
開幕投手有力で通算 122勝右腕の岸に腕試しするはずが、洗練された投球術に惑わされた。 3点を追う 2回。「4」番陽川は 1球も振らず、外角低め速球に見逃し三振。遊撃レギュラー有力の北條も打ちに行けず、ファーストスイングで外角スライダーを引っ掛けて 3ゴロに倒れた。カーブやチェンジアップも絶妙にまぶされ、手も足も出ない…。
楽天対阪神 8回、交代を告げた矢野燿大監督は厳しい表情でベンチに戻る=岡山県倉敷スポーツ公園野球場(倉敷市営球場:愛称=倉敷マスカットスタジアム)
矢野監督の目線は高い。「今日、ファーストストライクをほぼ振らせてもらってない。いいコースでいい球。タイミングも緩急もあるし、そんなに簡単に振らせてくれない」と相手の好投を認めつつ、工夫を求めた。「そんなこと言っていたら、いつまでも、なかなかいい投手を攻略できない。何か自分で仕掛けていくところはもっと欲しい」。タフで、したたかでなければ、 1軍で活躍できない。
守備もちぐはぐだった。 2点を先制された 1回、なお一死 1、 2塁。望月のけん制球で 196センチの 2塁走者ブラッシュは帰塁できなかったが、連係プレーが合わず 3盗を許した。続く 1、 3塁では 2盗を狙った 1塁走者銀次を 1、 2塁間で挟んだが、その間にブラッシュに生還された。「オープン戦5連敗」で、いまも「最下位」の呪縛は解けない。チーム打率は「1割8分6厘」まで降下。チーム防御率も「6.08」に悪化し、いずれも「最下位」だ。
福留、糸井らの本格参戦を前に、その地位を脅かす若手が現れない。指揮官は言う。「もっとイキのいいスイングや打撃を見たい」。若手のハツラツさが出ない限り、不安は消えない。
8回、主審に交代を告げた矢野燿大監督はさえない表情でベンチに返る=岡山県倉敷スポーツ公園野球場(倉敷市営球場:愛称=倉敷マスカットスタジアム)
あぁ 5連敗…。阪神が若手主体で挑んだ楽天戦で岸孝之投手らに抑えられ、先発望月惇志投手も打ち込まれて完敗した。
「チーム打率1割8分6厘、防御率6.08」は「12球団ワースト」。若手がアピールできず、矢野燿大監督も「寂しいよね」と渋い表情だ。藤原崇起オーナー(電鉄本社会長)が視察した御前試合だったが、打てず守れず、抑えられずで12球団で唯一オープン戦白星なし。「最下位」から抜け出せないが公式戦本番は大丈夫!?
◇ ◇ ◇
オープン戦とはいえ、悠然と構えられない。矢野阪神が平石楽天に防戦一方で完敗した。期待の若手をズラリと並べた布陣。 3回、新人木浪の右前タイムリーで奪った 1点だけ。必勝リレーにも歯が立たず、 4安打で完敗した。主力を温存した若手のアピール機会だが、覇気は空回り…。矢野監督も嘆くしかなかった。
「寂しいよね。はじめはいい競争が野手のなかで、できている形だったけど、現状、そういう形になっていない。もっともっと(若手に)出てきてほしいのは、ずっと思っていること」
1回裏楽天一死 2、 3塁、ジャバリ・ブラッシュ外野手に先制の 2点適時打を浴び、厳しい表情を浮かべる望月惇志投手=岡山県倉敷スポーツ公園野球場(倉敷市営球場:愛称=倉敷マスカットスタジアム)
開幕投手有力で「通算122勝」右腕の岸に腕試しするはずが、洗練された投球術に惑わされた。 3点を追う 2回。「4番」陽川は 1球も振らず、外角低め速球に見逃し三振。遊撃レギュラー有力の北條も打ちに行けず、ファーストスイングで外角スライダーを引っ掛けて 3ゴロに倒れた。カーブやチェンジアップも絶妙にまぶされ、手も足も出ない…。
矢野監督の目線は高い。「今日、ファーストストライクをほぼ振らせてもらってない。いいコースでいい球。タイミングも緩急もあるし、そんなに簡単に振らせてくれない」と相手の好投を認めつつ、工夫を求めた。「そんなこと言っていたら、いつまでも、なかなかいい投手を攻略できない。何か自分で仕掛けていくところはもっと欲しい」。タフで、したたかでなければ、 1軍で活躍できない。
守備もスキがあった。 1回、望月が 196センチと巨漢の 2塁走者ブラッシュを警戒しきれず 3盗を許す。一死 1、 3塁で 1塁走者銀次の 2盗を挟殺で阻止する間に、ブラッシュに生還された。手堅い守備も見せられず、オープン戦5連敗で、いまも「最下位」の呪縛は解けない。チーム打率はついに「1割8分6厘」まで落下。先発望月が打ち込まれ、チーム防御率も「6.08」に悪化し、いずれも「最下位」だ。
9回表阪神無死、空振りの三振に倒れ無安打に終わる陽川尚将内野手=岡山県倉敷スポーツ公園野球場(倉敷市営球場:愛称=倉敷マスカットスタジアム)
福留、糸井らの本格参戦を前に、その地位を脅かす若手が現れない。指揮官は言う。「もっとイキのいいスイングや打撃を見たい」。若手のハツラツさが出ない限り、不安は消えない。
▼阪神はオープン戦「0勝5敗」となり、12球団で唯一未勝利が続いている。チーム打率も唯一の「1割台」で「1割8分6厘」しかなく、防御率も他11球団が 5点以下の中で「6.08」と唯一の 6点台。投打ともに12球団ワーストの成績だ。 5試合を消化しての総得点 8点も最少で、 3試合しか戦っていないロッテの22点、楽天の21点からも引き離されている。
▼過去 5年間のオープン戦をみると、「最下位」となった 7球団(16年は 3球団が同率)のうち、過半数の 4チームが公式戦でも「リーグ最下位」に沈んでいる。 16年の同率最下位 3球団のうち、中日、オリックスがセ、パ両リーグでそろって「6位」。昨季は阪神がオープン戦「2勝12敗2分け」の不成績から、レギュラーシーズンでも「最下位」に終わり、金本監督の退任につながった。かつては公式戦と別ものとされてきたオープン戦だが、近年は公式戦と相関する例が増えている。
「開幕5連敗」。若手のアピール不足に矢野燿大監督も嘆き節だった=岡山県倉敷スポーツ公園野球場(倉敷市営球場:愛称=倉敷マスカットスタジアム)
阪神は 8日の楽天戦(倉敷)に 1- 7で敗れ、12球団唯一勝ちなしの「開幕5連敗」で「オープン戦最下位」。福留らベテランを温存している中、若手のアピールがもの足りず矢野燿大監督は「寂しいよね」と嘆いた。藤原崇起オーナー(電鉄本社会長)が視察した前でまさかの完敗。 9日は矢野監督就任後初めて甲子園で北海道日本ハム戦。これ以上は負けられない!!
もの足りない。レギュラー奪取に向けてギラギラに躍動する姿を期待してきたが、完敗で「5連敗」。競争をあおりながら常に前を向かせてきた矢野監督が、悲しげに言葉を絞り出した。
3回、適時打を放った木浪聖也内野手=岡山県倉敷スポーツ公園野球場(倉敷市営球場:愛称=倉敷マスカットスタジアム)
「寂しいよね。やっぱり。何かしら自分で仕掛けていくっていうところは、もっと欲しいなって思う」
相手先発は開幕投手に決まった岸。球界を代表するエース級を相手に、レギュラーが確約されていない若虎たちは見事に手玉にとられた。 3回に 2安打で 1点を奪ったものの、岸からのヒットはこの 2本だけ。「ファーストストライクをほぼ振らせてもらっていない。いいコースでいいボール、タイミングも緩急もあるし、簡単に振らせてくれない。でもそんなこといったらいつまでもいいピッチャーって攻略できない」と、手も足も出なかった貧打にため息を交じらせた。
6回、楽天・オコエ瑠偉外野手の打球を処理する守屋功輝投手=岡山県倉敷スポーツ公園野球場(倉敷市営球場:愛称=倉敷マスカットスタジアム)
「毎日、木浪やな…。初めはいい競争が野手の中でできていたけど、今現状、そうなっていない。そこは寂しい部分。もっともっと出てきてほしいのは、ずっと持っていることやから」
沖縄・宜野座でみせた激しい争いは何だったのか。打ったのはまたしても「D3位」・木浪聖也内野手(ホンダ)。ルーキーが「オープン戦打率0.455」と圧巻の成績を残しているにも関わらず、チーム打率は「0.186」と超がつく低空飛行だ。
6回、 2飛に倒れた陽川尚将内野手=岡山県倉敷スポーツ公園野球場(倉敷市営球場:愛称=倉敷マスカットスタジアム)
大山が侍ジャパン参加のため、初めて「4番」に座った陽川は 4打数無安打 2三振。キャンプで「MVP」を与えた北條も 4タコで「オープン戦打率0.125」と湿りがちだ。マルテとナバーロの助っ人コンビと福留は、 9日の日本ハム戦から本格参戦する。その前に若虎のアピールを期待していたが、期待はずれといわざるを得なかった。
「おもしろい試合をやるっていうのは、プロとしてやっていかないとあかんこと。きょうも倉敷に来てくれている人たちに、そういう試合ができていない。あしたそういう試合を見せていくのを、頑張っていかないとダメだと思う」
きょうの日本ハム戦では甲子園で初采配を振るう。昨季は「オープン戦開幕6連敗」で、シーズンでも本拠地で「史上ワースト39敗」。初陣で苦い思いを払拭させたいところ。聖地での勝ちどきが、巻き返しののろしとなる。
■ 5回の 1イニングを無失点に抑え、自身最速タイの 148キロもマークした阪神・島本浩也投手
「ボールが指に掛かっていた。ただ、左打者(茂木)への四球がもったいなかった」
7回、投ゴロに倒れた中谷将大外野手=岡山県倉敷スポーツ公園野球場(倉敷市営球場:愛称=倉敷マスカットスタジアム)
■地元・岡山での凱旋登板で、 2回無安打無失点の阪神・守屋功輝投手
「去年(倉敷が豪雨で)被災して、まだ頑張っている人がいっぱいいると思うんですけど、僕が活躍することで少しでも元気になってくれる人がいると思うので」 九回、遊ゴロに倒れた北條史也内野手 9回、遊ゴロに倒れた阪神・北條史也内野手=岡山県倉敷スポーツ公園野球場(倉敷市営球場:愛称=倉敷マスカットスタジアム)
■ 8回から登板し、 2三振を奪うなど三者凡退に仕留めた阪神・飯田優也投手
「スライダーが開いていたので、終わってすぐブルペンにいった。そこが課題」
◇データBOX◇
◎…阪神のオープン戦での「開幕5戦全敗」は昨年の「6連敗」に続いて、 2年連続。2014年には初戦の引き分け後、「7連敗」した。2007、2012年には初戦から「3連敗」している。
◎…阪神のレギュラーシーズンでの開幕からの連敗記録は1968、1991、1995年の「5」が最長。開幕からを除けば1998、1999年の「12」が球団記録。
楽天対阪神 8回表阪神1死 1塁、右前打を放った木浪聖也内野手=岡山県倉敷スポーツ公園野球場(倉敷市営球場:愛称=倉敷マスカットスタジアム)
阪神「ドラフト3位」の木浪聖也内野手が開幕スタメンにまた前進だ。
3回二死 3塁で、岸から右前適時打を放つなど「4打数2安打1打点」。「(岸さんは)まっすぐが強いイメージだったので、それに振り負けないようにと思っていました」。オープン戦打率は「4割5分5厘」。完敗の中、唯一のマルチ安打で奮闘したルーキーに、矢野監督は「毎日、木浪やな。(レギュラー争いに)間違いなく入ってきたと思う」と手放しでほめた。
7回裏楽天二死、内田靖人内野手の三ゴロをはじくがアウトを奪う=岡山県倉敷スポーツ公園野球場(倉敷市営球場:愛称=倉敷マスカットスタジアム)
エース級も捉えた。阪神の「ドラフト3位」・木浪聖也内野手が楽天戦に「1番・3塁」で先発出場。昨季「パ・リーグ最優秀防御率2.72」を誇る岸からチーム唯一の得点となる右前適時打を放つなど、 2安打 1打点」と対応力をみせた。
「思いきったスイングができているので、それが結果につながっている。 1打席目ちょっとダメだったので、準備をしっかりしていこうと思った」
また木浪! パ・リーグを代表する岸孝之投手(手前)から快音を響かせた=岡山県倉敷スポーツ公園野球場(倉敷市営球場:愛称=倉敷マスカットスタジアム)
0- 5の 3回。先頭の伊藤隼にチーム初安打がようやく出て二死 3塁で打席へ。 1ストライクからの低めチェンジアップに「体が反応」し痛烈に 1、 2塁間を割った。
8回には青山からも右前打。マルチ安打で実戦13試合の打率は「0.515(33打数17安打)」。開幕 1軍まで明言していた矢野監督だが「スタメンっていうのも本人自身がたぐり寄せている」と、遊撃レギュラー争いに組み込むことも示唆した。
3塁守備では 1失策もあり、「もっと守備の精度を上げていきたい」と気持ちを引き締めた木浪。どこのポジションでも奪ってやるという気概で、まだまだ打ちまくる。
メッセンジャー投手が中日根尾との対戦を歓迎した。
開幕投手が決まっている右腕は、 9日の教育リーグ中日戦(鳴尾浜)に先発で調整登板する。 8日、甲子園で練習し、根尾について問われると「若い選手と対戦するのは楽しみだね。これがメッセンジャーか、と目をキラキラさせて向かってくる。打ちたいという気持ちが見えるので、こっちも楽しくなるんだ」と笑顔で話した。
当日は名古屋のテレビ局 5局が取材に訪れる予定。根尾フィーバーの中で“先輩”の貫禄を見せる。
ランディ・メッセンジャー投手=阪神甲子園球場
5年連続で開幕投手を務める阪神のランディ・メッセンジャー投手が 8日、甲子園の残留練習で調整。 9日の教育リーグ・中日戦(鳴尾浜)に先発予定で、初対外試合の中日の「ドラフト1位」・根尾昂内野手との対戦へ心躍らせた。注目の若手へ胸を出し、“横綱相撲”で大役を見据えた準備を整えていく。
虎のエースと竜のスーパールーキーの対決が実現する。メッセンジャーが、根尾との対決に心躍らせた。若手の挑戦、大歓迎! 野球界の将来を担う逸材なら、なおさらモチベーションはアップする。
「若い選手との対戦は楽しいよ。『この人がランディ・メッセンジャーだ』、と目を輝かせて(向かって)来るのは刺激になる。若い選手の打ちたいという気持ち、アグレッシブなところに感化されるんだよ」
甲子園で調整するランディ・メッセンジャー投手。注目ルーキー相手に、虎の開幕投手の力を見せつける=阪神甲子園球場
ガルシア、西や若手投手らを退けて 5年連続 6度目の開幕投手が決定。矢野監督からの通達後、初のマウンドで根尾に胸を出し、“横綱相撲”で大役への調整にさらに弾みをつけたいところだ。
前回 3日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)は 3回 4失点だったが、「自分の体がいい気持ち、フィーリングにできるように意識したい。シーズンに向けていい調整ができているよ」と経験豊富な37歳は不敵に笑った。
この日は甲子園でキャッチボールなどで汗を流し、最終調整。「監督に(開幕投手と)いわれて実感は出てくる。しっかり準備していきたい」とメッセンジャー。打てるもんなら打ってみろ-。虎屈指の燃える闘魂の持ち主が、格の違いをみせつける。
昨年の屈辱を跳ね返して、全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め!
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
2018年の悔しい結果を打ち破るため、選手・監督・コーチ・スタッフ・フロント、そしてファンの皆さんも全員が、どんな状況でも「オレがやってやる」「オレが決めてやる」という強い闘志をもって 1年間戦っていこう。という思いをスローガンとして表現しています。
※このスローガン・デザインは2019年のシーズンロゴとしても展開してまいります。
2018年公式戦順位表
2019年オープン戦順位表
2019年 公式戦 日程と結果(02月)
2019年 公式戦 日程と結果(03月)
2019年 公式戦 日程と結果(04月)
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