●藤浪晋太郎投手(24)が、先発予定の12日の中日戦(ナゴヤドーム)に向け、甲子園球場室内で練習した。キャッチボール、バント処理、ダッシュなどを行ったあと、ブルペンにも入った。開幕ローテ当確へ、一発勝負！オープン戦も中盤にさしかかり、矢野燿大監督(50)は開幕ローテ争いについて強調。残り｢２枠｣に食い込むべく、背水の陣でマウンドへ上がる。 3月ながら冬の名残を感じさせる冷たい雨が降った甲子園。藤浪はブルペンにこもって、12日の中日戦登板に備えた。時期的にチャンスが少なくなっているのは、わかっていた。室内練習場でダッシュなどでウオーミングアップした後、ブルペンへ。約 1時間、シャドーピッチングなどで念入りにフォームを確認したもよう。いい感覚か？ との問いに何度も『結果』という言葉を口にして悲壮感を漂わせた。開幕ローテを意識してか？ と問われると表情を引き締めた。 2月の実戦では昨季、苦しんだ制球難をのぞかせもしたが、前回 3月 2日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)では、右腕を下げた新フォームで 2回無四球無失点。甲子園で｢春夏連覇｣を果たした大阪桐蔭高時代に近いスリークオーターに原点回帰して、結果を残した。藤浪の完全復活はチームの浮沈にかかわる。2016年からの 3年間は｢７、３、５勝｣。プロ入りした13年からの 3年間は｢２桁勝利｣を挙げて、フル回転した。あのころの輝きを取り戻せれば、鉄壁の先発陣が完成する。そのために、まずは指揮官をうなずかせたい。オープン戦は 7試合でいまだに勝ちなしというなか、チームを勝ちに導けば評価もうなぎ上り必至。竜打線を封じて、｢５番目｣のイスをその手でつかむ。
●開幕スタメンへ好アピールを続けている阪神｢ドラフト３位｣の木浪聖也内野手(24＝ホンダ＝亜細亜大學ＯＢ)が名古屋でも暴れる。社会人時代とは違って連戦が続くが力強かった。名古屋への移動日だった11日、鳴尾浜の室内練習場で約 1時間、一人で黙々とバットを振った。｢オープン戦打率０．３８９｣と絶好調でも慢心は一切なかった。本職の遊撃は定位置を争う北條史也内野手(24)が好調だったため、遊撃でのスタメン起用は実現していない。しかし、ここに来て北條は｢打率０．１００｣、鳥谷敬内野手(37)も｢０．１８２｣とバットが湿りがち。早ければ12日の中日戦で遊撃初スタメンが実現しそうだ。チームは貧打で、オープン戦で｢６敗１分け｣とまだ勝ち星がない。木浪が内野の要に座ることで、活気を取り戻す。打って、守って、初勝利へと導く。
記事をまとめてみました。
ウオーミングアップを行う藤浪晋太郎投手＝阪神甲子園球場
藤浪晋太郎投手が、先発予定の12日の中日戦(ナゴヤドーム)に向け、甲子園球場室内で練習した。
キャッチボール、バント処理、ダッシュなどを行ったあと、ブルペンにも入った。｢５年連続開幕投手｣を務めるメッセンジャー、西、ガルシア、岩貞に続く 5、 6番手争いとなった開幕ローテーション入りに向け、目の色を変える。｢結果を出すしかない。それに尽きる｣と言葉に力を込めた。
藤浪晋太郎投手は投手指名練習で鬼気迫る表情でノックを受ける。開幕ローテ枠を一発で決める！＝阪神甲子園球場
開幕ローテ当確へ、一発勝負！ 藤浪晋太郎投手が11日、甲子園で行われた投手指名練習に参加し、先発する12日の中日戦(ナゴヤドーム)に向けて調整した。オープン戦も中盤にさしかかり、矢野燿大監督は開幕ローテ争いについて｢ 1回 1回が勝負｣と強調。残り｢２枠｣に食い込むべく、背水の陣でマウンドへ上がる。
3月ながら冬の名残を感じさせる冷たい雨が降った甲子園。藤浪はブルペンにこもって、12日の中日戦登板に備えた。時期的にチャンスが少なくなっているのは、わかっていた。
｢やはり結果ですね。結果を出すしかない。それに尽きるかな…と｣
室内練習場でダッシュなどでウオーミングアップした後、ブルペンへ。約 1時間、シャドーピッチングなどで念入りにフォームを確認したもよう。いい感覚か？ との問いに｢そうですね。悪くない。それをいかにゲーム、結果につなげられるか｣と何度も『結果』という言葉を口にして悲壮感を漂わせた。開幕ローテを意識してか？ と問われると｢当然です。そのための結果です｣と表情を引き締めた。
キャッチボールする藤浪晋太郎投手＝阪神甲子園球場
オープン戦は中盤に突入し、開幕ローテ争いも佳境。すでにメッセンジャー、岩貞、西、ガルシアが当確ランプをともした。残り｢２枠｣を青柳らと争う。矢野監督は｢めちゃめちゃし烈だよ｣と先発争いの激しさを認めたうえで｢ 1回 1回が勝負になるよね。 1回 1回のなかで判断する。(藤浪)晋太郎も青柳も、 1回 1回のパフォーマンスは、そういうふうに俺らは見ていくしかない｣と厳しく言い切った。
開幕まで残り10試合。週末は開幕カードに登板予定のメッセ、岩貞、西が投げると想定すれば、アピールの場は極めて少ない。 2軍にいる秋山らも出番を待っていることを思えば、藤浪にとっては今回がラストチャンスになる可能性もある。
2月の実戦では昨季、苦しんだ制球難をのぞかせもしたが、前回 3月 2日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)では、右腕を下げた新フォームで 2回無四球無失点。甲子園で｢春夏連覇｣を果たした大阪桐蔭高時代に近いスリークオーターに原点回帰して、結果を残した。｢そこは大事なところではない。その日のいい感覚のところで投げられれば｣と強調したが、手応えは確かにつかんだ。
藤浪の完全復活はチームの浮沈にかかわる。2016年からの 3年間は｢７、３、５勝｣。プロ入りした13年からの 3年間は｢２桁勝利｣を挙げて、フル回転した。あのころの輝きを取り戻せれば、鉄壁の先発陣が完成する。そのために、まずは指揮官をうなずかせたい。
ノックを受ける藤浪晋太郎投手＝阪神甲子園球場
｢自分がどう判断するかではなく、首脳陣にいい判断をしてもらえるように…というのが結果。自分で納得しても、首脳陣が『使えない』と思ったら使ってもらえない｣
ルーキーイヤーの13年から一度も開幕ローテを逃したことはない。オープン戦は 7試合でいまだに勝ちなしというなか、チームを勝ちに導けば評価もうなぎ上り必至。竜打線を封じて、｢５番目｣のイスをその手でつかむ。
■阪神・福原忍投手コーチ
｢(藤浪、青柳は)結果が出てくれればいい。やってきたことを出してほしい｣
★秋山らと競う
阪神の先発ローテは 4枠が固まっている。29日からのヤクルトとの開幕カード(京セラ)はメッセンジャー、岩貞、西の順。 4月 2日からの巨人 3連戦(東京ドーム)は初戦がガルシアで、残り｢２枠｣が空いている。ここを藤浪、青柳、馬場、浜地に 2軍にいる秋山らで争う。オープン戦の最後のオリックス 3連戦(京セラ)は開幕カードに向けた調整登板となるため、アピールの場は残り少ない。
ノックを受ける藤浪晋太郎投手＝阪神甲子園球場
◇藤浪の今春実戦
★ 2月11日・紅白戦(宜野座)：紅組の先発で実戦初登板し、 2回 1失点。大きく振りかぶる新フォームでＭＡＸ 151キロを計時。 2回に二死球を与えたが｢全体的なバランスは悪くなかった｣と振り返った。
★ 17日・北海道日本ハム戦(宜野座)：先発して 3回 7安打 2失点。左打者を 8人並べた打線に苦戦した。セットポジションになってからの直球をとらえられ｢真っすぐをきれいに弾き返されたなというのが一番の印象｣。
★ 24日・中日戦(北谷)：先発して 4回 4安打 3失点。回を追うごとに抜け球が多くなり、 6四死球と乱調だった。｢ 3回まではいい感じで投げることができたけど…｣と表情を曇らせた。
★ 3月 2日・ソフトバンク戦(ヤフオクドーム)： 7回から登板して 2回 2安打無失点。すべて左打者相手に、セットポジションから少し右腕を下げて投げるフォームで無四球に抑えた。｢デビューしたときも高校のときも、スリークオーターでしたし｣。
開幕スタメンへ好アピールを続けている阪神｢ドラフト３位｣の木浪聖也内野手(24＝ホンダ)が名古屋でも暴れる。 12日中日戦に向け11日｢本当に必死にやるだけですね。できることを一生懸命やるだけです｣。社会人時代とは違って連戦が続くが｢シーズンを通して考えると慣れないといけない。甘く来たボールを仕留めたい｣と力強かった。
木浪聖也内野手＝阪神甲子園球場
名古屋への移動日だった11日、阪神・木浪は鳴尾浜の室内練習場で約 1時間、一人で黙々とバットを振った。｢オープン戦打率０．３８９｣と絶好調でも慢心は一切なかった。
｢必死にやるだけです。一球一球への集中が大事になると思います｣
木浪聖也内野手(左)は近本光司外野手(右)と名古屋入り。遊撃で初スタメン出場する日は近い＝名古屋駅
本職の遊撃は定位置を争う北條が好調だったため、遊撃でのスタメン起用は実現していない。しかし、ここに来て北條は｢打率０．１００｣、鳥谷も｢０．１８２｣とバットが湿りがち。矢野監督も｢木浪ができるということなら、ショートで使っていくというのをこっちも考えていく｣と話しており、早ければ12日の中日戦で遊撃初スタメンが実現しそうだ。
｢やれといわれたところでやるだけなので、そこで勝負するだけです｣
チームは貧打で、オープン戦で｢６敗１分け｣とまだ勝ち星がない。木浪が内野の要に座ることで、活気を取り戻す。打って、守って、初勝利へと導く。
昨年の屈辱を跳ね返して、全員野球でファン皆が待ち望む｢二文字｣に向かって、全員で力を合わせて進め！
ガンバレ！阪神！我らのタイガース！勝利を掴め！
2018年の悔しい結果を打ち破るため、選手・監督・コーチ・スタッフ・フロント、そしてファンの皆さんも全員が、どんな状況でも｢オレがやってやる｣｢オレが決めてやる｣という強い闘志をもって 1年間戦っていこう。という思いをスローガンとして表現しています。
※このスローガン・デザインは2019年のシーズンロゴとしても展開してまいります。
2018年公式戦順位表
2019年オープン戦順位表
2019年 公式戦 日程と結果(02月)
2019年 公式戦 日程と結果(03月)
2019年 公式戦 日程と結果(04月)
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