●巨人、阪神の 3連戦の初戦。巨人は初回、丸佳浩外野手(29)の「適時2塁打」などで 2点を先制。 3回に岡本和真内野手(22)の「適時2塁打」、アレックス・ゲレーロ外野手(32)の「2号3ラン」で 5得点。さらに 5回、丸の「移籍後1号ソロ」でリードを広げた。阪神は 6回、福留孝介外野手(41)の適時打、糸原健斗内野手(26)の「2点適時3塁打」で 3点をかえすも巨人が 9得点で逃げ切った。巨人は「3連勝」、先発山口俊投手(31)は 7回 5安打 3失点で「今季初勝利」。阪神先発オネルキ・ガルシア投手(29)は「1敗」目。乱調が誤算だった。「チーム打率は1割6分1厘」。オープン戦好調の「1番」木浪聖也内野手(24=ホンダ=亜細亜大學OB)は開幕から14打席無安打で試練を味わう。打線は 6回に奮起。 3安打を浴びせ、 3点を奪う意地を見せた。大敗ムードが漂っても、ベテラン福留を代えない。「4番」を託した大山悠輔内野手(24)も打率は「1割4分3厘」と停滞するが、引き続き主軸を任せる方針だ。 3日はクリストファー・クリソストモ・メルセデス投手(25)と対戦する。昨季、白星なしの 2敗を喫し、「防御率0.61」と圧倒された。一筋縄でいかない難敵が相手だ。執念のタクトで指揮官の巨人戦初白星を狙う。Gにこそ、打って勝つ。「令和」へと弾みをつける、今カード残り 2戦とする。
●阪神「ドラフト1位」の近本光司外野手(24=大阪ガス)が 2日の巨人戦(東京ドーム)で「プロ初盗塁」を記録した。50メートル 5秒 8の俊足が武器のルーキーは、この日も「1番・中堅」で先発出場。初回一死から四球で出塁すると、次打者の 2球目で果敢にスタート。捕手の巨人小林誠司(29)は 2塁送球することができず、セーフ。俊足が持ち味のルーキーが足で魅せた。バットでも見せ場をつくった。 6回先頭で打席に入ると、内角高め直球を振り抜き中堅への 3塁打に。無死 3塁と好機を演出すると、福留の左前適時打で本塁に生還した。 1回一死、四球で出塁すると次打者・糸井嘉男外野手(37)の 2球目にスタート。投球がワンバウンドになり捕手・小林は送球できなかったが、記録は盗塁だ。記念すべき一歩目にも強調。続けて自身の“盗塁論”を明かした。単打でも四死球でも、盗塁できれば長打と同じで、いかに得点圏に進むかが重要というわけ。経験を生かした初スチールだ。 8点を追う 6回先頭では内角直球を払うようにとらえ、右中間を真っ二つ。快足を飛ばすと、中継した 2塁手が投げられないほど余裕の 3塁打で、 3得点の口火を切った。敗色ムードの中で、ルーキーが宿敵を相手に立派なファイティングポーズを取った。 3塁打は 3月29日の開幕・ヤクルト戦(京セラ)に続き 2本目。 4試合で 2本はシーズンに換算すると「71.5本ペース」という驚異の勢いだ。矢野監督も期待を込めた。24歳の若虎は、しっかり表情を引き締めた。フルスロットルで、もっともっと塁を奪い取る。
●福留が今季初安打&初打点、チーム初のマルチ安打もマーク。「プロ通算1000打点」まであと「1」とし、大記録までリーチをかけた。まずは 2回の第 1打席。先発・山口の 143キロの直球を中前にはじき返し、今季初安打。 6回一死 1、 3塁で迎えた第 3打席では、甘く入った変化球を引っ張り、右前適時打にした。これで「プロ通算999打点」目。偉大な記録に迫ったが、本人は意に介さず。記録について知らされると泰然自若を貫いた。ようやく 1本が出たことについて矢野監督はうなずいた。次は勝利に導く一打を放つ。
●オネルキ・ガルシア投手(29)が 2日の巨人戦(東京ドーム)に先発したが、 4回 7安打 7失点(自責 6)と結果を残せなかった。阪神に移籍後初登板のマウンドだったが、まさかの炎上となった。初回先頭の吉川尚輝内野手(24)、坂本勇人内野手(30)に連打を浴びてピンチを背負うと、「3番」丸に「右翼線適時2塁打」で先制を許すと、 3回には「4番」岡本に左中間フェンス直撃の 2点打、「6番」ゲレーロには「2号3ラン」を浴びた。G打線の猛攻を止められなかった。中日に在籍していた昨季は「2勝0敗、防御率0.56」と相性抜群の東京ドームだったが、好投は披露できず。来日ワーストの計 7失点を喫し、白星を挙げることはできなかった。祈るように、グラブに顔を伏せて目を閉じた。待ちに待った虎初マウンド。詰めかけた大勢の虎党の期待を一身に背負ったガルシアだったが、 4回 7失点と試合をつくれず。Gキラーとしての期待を裏切る初登板となった。 2回こそ三者凡退と立て直したが、 3回に再びつかまった。「1、2番」にまたも連打を許し、無死 1、 2塁。自身の暴投で 2、 3塁とピンチを広げると、岡本に左中間フェンス直撃の 2点 2塁打を浴びて 0- 4に。トドメはゲレーロに食らった「左翼席中段への特大3ラン」。 3回までで来日自己ワーストの7失点を喫してしまった。相性抜群の敵地だったが、快投披露とはいかなかった。中日に在籍していた昨季、東京ドームの巨人戦では「2勝0敗、防御率0.56」と無類の強さを誇っていた。次戦は本拠地開幕となる 9日のDeNA戦(甲子園)の先発が見込まれる。今度こそ本領を発揮して、チームに勝利をもたらす。
記事をまとめてみました。
<巨人 9- 3阪神>◇第 1戦◇阪神 0勝 1敗 0分◇ 2日◇東京ドーム
巨人、阪神の 3連戦の初戦。巨人は初回、丸の「適時2塁打」などで 2点を先制。 3回に岡本の「適時2塁打」、ゲレーロの「2号3ラン」で 5得点。さらに 5回、丸の「移籍後1号ソロ」でリードを広げた。阪神は 6回、福留の適時打、糸原の「2点適時3塁打」で 3点をかえすも巨人が 9得点で逃げ切った。巨人は「3連勝」、先発山口は「今季初勝利」。阪神先発ガルシアは「1敗」目。
巨人は初回、丸の「適時2塁打」などで 2点を先制。 3回に岡本の「適時2塁打」、ゲレーロの「2号3ラン」で 5得点。阪神は 3回まで無得点。
巨人は 5回、丸の「移籍後1号ソロ」でリードを広げる。阪神は 6回、福留の適時打、糸原の「2点適時3塁打」で 3点をかえした。
巨人が 9得点で「3連勝」を飾った。先発山口は 7回 5安打 3失点で「今季初勝利」。阪神先発ガルシアは「1敗」目。乱調が誤算だった。
5回裏巨人無死、丸佳浩外野手は「右越えソロ本塁打」の打球をゆっくりと歩きながら見上げる=東京ドーム
矢野燿大監督の伝統の一戦での初采配は完敗だった。 1回に 2点を失うと、 3回は 5失点。ガルシアの不調が誤算で、序盤戦で勝敗は決した。 1度も主導権を握れず、なすすべなし。
「(巨人の)強さというより、今日は別にウチがちょっと。強さでやられた感じではない。ウチの力を出せなかった負け。別に巨人が強くて負けたとは思っていない」。強気なスタンスを崩さなかった。
劣勢でも前を向いた。 7点を追う 4回攻撃前。清水ヘッドコーチが円陣で口を開いた。「このままでファンは喜ばない。絶対に捨てちゃダメだぞ。このまま流れてしまうと去年の最下位のままだ」。打線は 6回に奮起。 3安打を浴びせ、 3点を奪う意地を見せた。大敗ムードが漂っても、ベテラン福留を代えない。同コーチは「監督もあきらめてなかった」と代弁した。
8回表阪神二死 1、 2塁、矢野燿大監督(右)は北條史也内野手が 1直に倒れて悔しそうな表情を浮かべる=東京ドーム
この日は山口に苦戦。打線の状態は上向かず、「チーム打率は1割6分1厘」。オープン戦好調の「1番」木浪は開幕から14打席無安打で試練を味わう。指揮官が「 1本も出ていないのは本人も分かっているし、焦るなと言っても焦る。乗り越えていくべき壁。状態は結果が出ていないからいいとは言いにくい」と言う。「4番」を託した大山も打率は「1割4分3厘」と停滞するが、引き続き主軸を任せる方針だ。
3日はメルセデスと対戦する。昨季、白星なしの 2敗を喫し、「防御率0.61」と圧倒された。一筋縄でいかない難敵が相手だが、指揮官は「明日( 3日)勝つことに全力を尽くしていく」と言い切った。執念のタクトで指揮官の巨人戦初白星を狙う。
ベンチで渋い表情を浮かべる矢野燿大監督。今季最初の伝統の一戦を落とした=東京ドーム
打線、奮起してくれ!! 阪神は巨人との今シーズン最初の伝統の一戦で 3- 9と大敗した。開幕から 4試合の「チーム打率は0.284」の巨人に対し、虎は「0.161」と打線が沈黙したまま。矢野燿大監督は「巨人が強いな、という感じで負けたと思っていない」と強気だったが、打力の差をいきなり見せつけられた形だ。
相手の力ばかりを際立たせた「平成最後の東京ドームシリーズ」初戦だった。真っ向勝負を挑もうとした矢野監督だったが、まさかの大敗。改めて巨人の強さを感じたかと問われたが、首を横に振った。
3回、外野フライに倒れ肩を落とす大山悠輔内野手=東京ドーム
「強さというよりはきょうはね、うちがちょっと。強さでやられた感じではないよね。うちの力が出せなかったという負けだけで。別に巨人が強いな、という感じで負けたなとは思っていない」
強気は崩さない。まだ始まったばかりのここで、巨人は強い、参った、などと虎将が思うわけがない。だが、壮大できらびやかな本拠地開幕セレモニーに始まり、長嶋茂雄終身名誉監督も来場しての、尋常でない盛り上がりのまま試合に突入。そのまま大差をつけられるまで何もできなかったことは事実だった。
Gの打者は痛烈な打球でボコッとフェンスにブチ当て、サクの向こうへも「2本」突き刺し、12安打で 9点。かたや6安打の阪神は、開幕 4戦目で最も多い 3点を奪うのが精いっぱいだった。
3回、巨人・陽岱鋼外野手の打球を失策した大山悠輔内野手=東京ドーム
オープン戦で12球団最多の22安打を放ち、開幕から「1番・遊撃」を託されてきた「D3位」・木浪聖也内野手は 3打席凡退。14打席無安打とトンネルから抜け出せず、 5回の守備で北條に代わって退いた。一方、巨人の「1番」・吉川尚は 3安打。チームに勢いをもたらし、きっちり役割を果たした。
「4番」にも差が出た。大山は 3打数無安打 1死球。 1回二死 2塁で空振り三振に倒れると、 0- 2の 3回二死 1塁では左翼フェンス手前への大飛球で天を仰いだ。今季の得点圏打率はまだ「0.000」だ。一方、巨人の「4番」・岡本は大山が“同点弾”を逃したその裏、 3回一死 2、 3塁で左中間フェンス直撃の 2点 2塁打。 5点のビッグイニングを作る原動力となった。助っ人もナバーロが「打率0.200」で巨人・ゲレーロが「0.583」と大きな差がある。
3回裏、巨人の岡本和真内野手が 2点タイムリー 2塁打=東京ドーム
巨人の「チーム打率0.284」に対し、阪神は「0.161」。得点圏打率も「0.242」と「0.120」で勝負になっていない。
0- 7とされた直後、 4回の攻撃前には清水ヘッドが円陣で語気を強めた。「このまま終わってしまったら、『最下位』になった去年と同じになってしまう。ファンを喜ばせるにはどうしたらいいか」。 6回に 3点を奪い返した。ヤクルト 3連戦は投手力が際立ち、ロースコアのゲームを「2勝1敗」と勝ち越した。だがこのままでは、特に巨人打線相手には、投手力だけでは勝っていけない。
1回、 2盗を決めた近本光司外野手=東京ドーム
矢野監督も「明日勝つことに全力を尽くしていく。まあでも10対 0で負けようが 1対 0で負けようが、『1敗』は『1敗』」と、強い言葉をしぼり出した。Gにこそ、打って勝つ。「令和」へと弾みをつける、今カード残り 2戦とする。
■ 3打数無安打で、開幕から14打席安打なしの木浪聖也内野手
「仕方ない。実力不足です。(次戦は)開き直っていこうかなと思います」
■ 3打数無安打で、 2試合連続で快音なしの大山悠輔内野手
「頑張ります」
1回表阪神一死 1塁、近本光司外野手は 2塁盗塁を決める=東京ドーム
阪神「ドラフト1位」の近本光司外野手が「プロ初盗塁」を決めた。
初回一死から四球で出塁すると、次打者の 2球目で果敢にスタート。 捕手の巨人小林は 2塁送球することができず、セーフ。俊足が持ち味のルーキーが足で魅せた。
1回、プロ初盗塁を決めた近本光司外野手。宿敵にあいさつ代わりの快足を披露した=東京ドーム
阪神の「D1位」・近本光司外野手が 2日の巨人戦(東京ドーム)で「プロ初盗塁」を記録した。
50メートル 5秒 8の俊足が武器のルーキーは、この日も「1番・中堅」で先発出場。 1回一死から四球を選んで出塁すると、続く糸井の 2球目で鮮やかに盗塁を決めてみせた。
バットでも見せ場をつくった。 6回先頭で打席に入ると、内角高め直球を振り抜き中堅への 3塁打に。無死 3塁と好機を演出すると、福留の左前適時打で本塁に生還した。
1回表阪神一死 1塁、 1塁走者近本光司外野手は 2盗を決める=東京ドーム
宿敵相手だろうが、この足なら一気に空気を変えられる。D1位・近本が初の伝統の一戦で、待望のプロ初盗塁を記録。あいさつ代わりの快足を披露した。
「盗塁は常に狙っているつもりなので。状況が走れる状況だったので、勢いをつけられるようにという意味で。(伝統の一戦は)ファンの一体感を感じました」
1回一死、四球で出塁すると次打者・糸井の 2球目にスタート。投球がワンバウンドになり捕手・小林は送球できなかったが、記録は盗塁だ。記念すべき一歩目にも「得点圏に進めたことはよかった」と強調。続けて自身の“盗塁論”を明かした。
「四球で(盗塁を決めたら) 2塁打だと思っているので。それで得点圏に進めるという意味で。内野安打とかシングルヒットでも、盗塁すれば 2塁にいけるじゃないですか」
6回、 3塁打で反撃の口火を切った近本光司外野手=東京ドーム
単打でも四死球でも、盗塁できれば長打と同じで、いかに得点圏に進むかが重要というわけ。経験を生かした初スチールだ。
8点を追う 6回先頭では内角直球を払うようにとらえ、右中間を真っ二つ。快足を飛ばすと、中継した 2塁手が投げられないほど余裕の 3塁打で、 3得点の口火を切った。敗色ムードの中で、ルーキーが宿敵を相手に立派なファイティングポーズを取った。 3塁打は 3月29日の開幕・ヤクルト戦(京セラ)に続き 2本目。 4試合で 2本はシーズンに換算すると「71.5本ペース」という驚異の勢いだ。矢野監督も「機能していってくれたら」と期待を込めた。
「しっかり自分のやることをやればいいと思っています」
24歳の若虎は、しっかり表情を引き締めた。フルスロットルで、もっともっと塁を奪い取る。
6回、 3塁打を放った近本光司外野手=東京ドーム
近本が希望の光だ。阪神「ドラフト1位」の近本光司外野手が巨人戦でプロ初盗塁をマークし、今季 4戦目で早くも 2本目の 3塁打も放った。平成最後となる東京ドームでの「伝統の一戦」は黒星発進ながら、活きのいいルーキーが躍動。昨年 7月に入院して以来初めて公の場に姿を現した巨人の長嶋茂雄終身名誉監督にも印象を残したはずだ。第 2戦で巻き返しをかける。
◇ ◇ ◇
冷静に 2塁ベースを蹴った近本は、グッと加速し、勢いよく 3塁へ滑り込んだ。
「気持ち的には 2塁打コースだと思った。センターのクッション(処理)を見て、 3塁に行けるかなと」
8点ビハインドでも諦めない。 6回だ。先頭で打席に立つと、山口の内角高め直球をアジャスト。中堅手・丸の頭上を越してみせた。懸命に走りながらも、心は落ち着いていた。 1つでも、先の塁へ-。右足で 2塁ベースを踏み、体を内側に倒して突き進んだ。開幕戦に続き、 2本目の 3塁打。球団新人の「最多3塁打」は牛若丸の異名をとった53年吉田、92年久慈の「8」で、記録更新を狙えるペースだ。長打力、走力といった持ち味を出し、この回3点を返す足場を築いた。
6回表阪神無死、近本光司外野手(中央)は右中間を破る 3塁打を放った=東京ドーム
ただ速いだけではない。「四球は 2塁打だと思っている。得点圏に進めてよかったです」。初回は四球を選ぶと、 2球目にスタート。プロ初盗塁を決めた。「いつも狙っています。状況を見て、走れるところだと思った。(チームに)良い勢いをつけられたら」。
独自の体重移動が盗塁成功の秘訣(ひけつ)だ。近本は「頭」でスタートを切る。「盗塁で重要なのはスタート。足が遅くても、できるだけ早くスタートを切れればセーフになる」。上体を 2塁方向に倒すリードで、投手を惑わせる。きっちりと体重を進む方向に乗せることでスムーズにスタートが切れる。「警戒されながらでもしっかりやっていきたい」。身につけた理論、走法に自信がある。その姿に矢野監督も「(足を使って)機能していってくれたら」と期待を込めた。
慣れ親しんだ東京ドームで背番号「5」を光らせた。「良いイメージしかなかったです」。大阪ガス時代の昨夏、都市対抗で優勝に貢献して大会MVPにあたる「橋戸賞」を獲得。スカウトの目にとまったプロの原点だ。「守備で観客を見たときに(巨人)ファンの一体感がありました」。24年間、関西で育った。ミスター長嶋茂雄氏や球場に舞うオレンジタオルは、テレビの中の世界だった。だが、今や現実のもの。地に足をつけて走る近本が、希望の光だ。
6回、適時打を放った福留孝介外野手=東京ドーム
福留が今季初安打&初打点、チーム初のマルチ安打もマーク。「プロ通算1000打点」まであと「1」とし、大記録までリーチをかけた。
「その打席でできることをしっかりやるだけ」
まずは 2回の第 1打席。先発・山口の 143キロの直球を中前にはじき返し、今季初安打。 6回一死 1、 3塁で迎えた第 3打席では、甘く入った変化球を引っ張り、右前適時打にした。これで「プロ通算999打点」目。偉大な記録に迫ったが、本人は「何かあったっけ?」と意に介さず。記録について知らされると「まあまあ」と泰然自若を貫いた。
ようやく 1本が出たことについて矢野監督は「きょうので落ち着いてくれたらいいなという感じかな」とうなずいた。「チームが勝たないと…。明日につなげていかないと意味がない」と福留。次は勝利に導く一打を放つ。
阪神先発のオネルキ・ガルシア投手=東京ドーム
オネルキ・ガルシア投手が、 4回 7安打 7失点(自責 6)と結果を残せなかった。阪神に移籍後初登板のマウンドだったが、まさかの炎上となった。
初回、「3番」丸に「右翼線適時2塁打」で先制を許すと、 3回には「4番」岡本に左中間フェンス直撃の 2点打、「6番」ゲレーロには「2号3ラン」を浴びた。
「初回の投球が全てでした。自分のボールをうまくコントロールできず、もっと落ち着いて投げることができればよかったのですが、修正することができませんでした。次回は初回から自分の投球をできるように準備していきたいです」とコメントした。
3回裏巨人一死 2、 3塁、オネルキ・ガルシア投手は岡本和真内野手に「中越え適時2塁打」を浴びて失点する=東京ドーム
阪神のオネルキ・ガルシア投手が 2日の巨人戦(東京ドーム)に先発したが、 4回 7安打 7失点(自責は 6)。試合をつくることはできなかった。
1回に先頭の吉川尚、坂本に連打を浴びてピンチを背負うと、丸に右翼線へ「適時2塁打」を浴びて先制を許した。 0- 2の 3回には岡本の左中間フェンス直撃の「適時2塁打」と、ゲレーロの「左翼席中段への特大3ラン」さらに 5失点。G打線の猛攻を止められなかった。
中日に在籍していた昨季は「2勝0敗、防御率0.56」と相性抜群の東京ドームだったが、好投は披露できず。来日ワーストの計 7失点を喫し、白星を挙げることはできなかった。
3回、ゲレーロに「3ラン」を打たれたガルシア投手。相性のよかった東京ドームで炎上した=東京ドーム
祈るように、グラブに顔を伏せて目を閉じた。待ちに待った虎初マウンド。詰めかけた大勢の虎党の期待を一身に背負ったガルシアだったが、 4回 7失点と試合をつくれず。Gキラーとしての期待を裏切る初登板となった。
「初回の投球がすべてでした。自分のボールをうまくコントロールできず、もっと落ち着いて投げることができればよかったのですが修正することができませんでした」
苦しい立ち上がりだった。 1回、先頭の吉川尚、坂本勇に連打を浴びていきなり無死 1、 2塁のピンチを背負った。何とか踏ん張りたかったが、続く丸に真ん中に入った 123キロのスライダーを右翼線に 2塁打とされ、あっさりと先制点を献上。さらに一死 2、 3塁から陽岱鋼の 2ゴロで 1点を追加された。
2回こそ三者凡退と立て直したが、 3回に再びつかまった。「1、2番」にまたも連打を許し、無死 1、 2塁。自身の暴投で 2、 3塁とピンチを広げると、岡本に左中間フェンス直撃の 2点 2塁打を浴びて 0- 4に。トドメはゲレーロに食らった「左翼席中段への特大3ラン」。 3回までで来日自己ワーストの7失点を喫してしまった。
Gキラーはいずこへ…。ガルシア投手は初登板で期待を裏切った=東京ドーム
相性抜群の敵地だったが、快投披露とはいかなかった。中日に在籍していた昨季、東京ドームの巨人戦では「2勝0敗、防御率0.56」と無類の強さを誇っていた。大得意のマウンドで虎初星といきたいところだったが…。
実は、オフに人工芝の張り替えとともに、マウンドにも微調整が加えられていた東京ドーム。メジャー仕様の硬めのマウンドに変わっていた。それでも「そこは特に問題なかった。打たれたのは、自分の問題です」と言い訳はしなかった。
「初登板できたことはうれしく思います。次の試合に向けて、しっかり準備したいです」 次戦は本拠地開幕となる 9日のDeNA戦(甲子園)の先発が見込まれる。今度こそ本領を発揮して、チームに勝利をもたらす。
昨年の屈辱を跳ね返して、全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め!
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
2018年の悔しい結果を打ち破るため、選手・監督・コーチ・スタッフ・フロント、そしてファンの皆さんも全員が、どんな状況でも「オレがやってやる」「オレが決めてやる」という強い闘志をもって 1年間戦っていこう。という思いをスローガンとして表現しています。
※このスローガン・デザインは2019年のシーズンロゴとしても展開してまいります。
2019年オープン戦順位表
2019年 公式戦 順位表
2019年 公式戦 日程と結果(04月)
2019年 公式戦 日程と結果(05月)
◇公式戦全試合実況速報 公式戦全試合をテキスト速報!タイガース迂遠実況で応援気分を盛り上げます。ほかにも対戦中の選手の成績が」一目で分かる「観戦モード」も必見!
◇現場からお届け!トラ番LIVEニュース 主催試合時は、現場から直接ニュースを配信! タイガース情報をどこよりもはやく、そうして細やかに。「生」の情報もお届けします!!