●坂本誠志郎捕手(25)が大敗に険しい表情だった。 5回、左翼に今季初アーチの｢ソロ本塁打｣を放ったが、悔しげなしぐさを見せていた。先発浜地真澄投手(20)をもり立てられず、 1回は重盗も決められて失点してしまった。 2塁送球が高く浮き、北條も体勢を崩しながら捕るほどだった。骨折欠場中の梅野隆太郎捕手(27)に代わって2試合先発マスクをかぶったが守りで結果を残せなかった。
●阪神は4日、左足指の骨折の疑いで 3日に東京から帰阪したが 4日、鳴尾浜の室内練習場で約25分間、キャッチボールやティー打撃、マシン打撃などを行い、汗を流した。梅野隆太郎捕手についてチームドクターによれば｢左足薬指の骨折｣と発表した。梅野は 2日の巨人 1回戦(東京ドーム)の 2回に 3塁内野安打を放って 1塁に駆け込んだ際、転倒。左足の指を痛めた。 2日は試合最後までプレーを続け、 3日午前中に都内の病院で受診後に緊急帰阪し、4日にチームドクターの診察を受けた。骨折が判明した。やはり、折れていた。それでもやる。離脱などしていられない。鳴尾浜で練習を行った梅野が、悲壮な決意を口にした。患部の痛みはもちろんある。ただ、治療を受けながら試合へ出場することは可能という。 5日の広島戦から、チームに合流する予定だ。矢野燿大監督(50)も東京ドームでの試合前、大きな期待を口にした。梅野本人に試合出場への強い意思があり、 5日からの広島 3連戦(マツダスタジアム)からチームに再合流し、即日スタメン出場を目指す。チームは東京ドームで巨人に｢３連敗｣。 3試合で計25失点と散々だった。｢４連敗＆借金２｣で、｢リーグ３連覇｣中のカープとぶつかる。開幕早々に訪れた正念場。ここが踏ん張りどころ。選手会長として、昨季ゴールデングラブ賞の正捕手として－。手負いの梅野が、執念で戦列に戻ってくる。
記事をまとめてみました。
＜巨人10－ 1阪神＞◇第 3戦◇阪神 0勝 3敗 0分◇ 4日◇東京ドーム
坂本誠志郎捕手が大敗に険しい表情だった。 5回、左翼に今季初アーチの｢ソロ本塁打｣を放ったが、悔しげなしぐさを見せていた。｢本塁打を打って、結果も大事かもしれないですけど、僕のなかでは今日は…｣と言葉をのみ込んだ。
先発浜地をもり立てられず、 1回は重盗も決められて失点してしまった。 2塁送球が高く浮き、北條も体勢を崩しながら捕るほどだった。｢タイミングもある。球が高くいってしまった｣。骨折欠場中の梅野に代わって2試合先発マスクをかぶったが守りで結果を残せなかった。
1回二死 1、 3塁。アレックス・ゲレーロ外野手(右)の 2盗に、送球を捕球した北條史也内野手は本塁に転送も…＝東京ドーム
屈辱の巨人戦｢同一カード３連敗｣。｢２連勝｣でスタートを切った新生・矢野阪神も気が付けば｢４連敗｣で｢借金２｣だ。しかも負け方がひどい。西武、阪神でヘッドコーチを務めるなど、参謀として勝つ野球を知り尽くしているサンケイスポーツ専属評論家・黒田正宏氏(71)に、サンケイスポーツ編集委員・上田雅昭が鋭く迫った。
上田 東京ドームでの｢３連敗｣は馬に食わすほど見てますが、今回はワーストに近い内容ですね。計25失点ですから。
黒田氏(以下、黒田) すべて先に大量失点して、ほぼ見せ場もなくやられたからな。
上田 まず 3戦目の話から。プロ初登板の浜地が｢２発６失点｣。残念ながら、まだまだ力不足の感があります。
黒田 ｢６失点｣はすべて二死から。しかも走者をためて本塁打。これは絶対にやってはいけないことの 1つ。狭い東京ドームはゴロの適時打は仕方ないと割り切って一発を防ぐ投球が必要。徹底して低めに投げなければいけない。なのに、浜地は抜けて高めや真ん中に。これでは抑えられない。徹底できていなかったと言われても仕方ない。
1回裏巨人二死 1、 3塁、 3塁走者亀井義行外野手(右)はアレックス・ゲレーロ外野手との重盗で生還する。捕手坂本誠志郎＝東京ドーム
上田 1回の 3点目は重盗を決められた。好き放題やられて…。
黒田 滅多に走ることのない 1走・ゲレーロがスタートを切った時点で、捕手・坂本は｢怪しい｣と思わなければいけない。決めごとで前へ出てきた遊撃・北條に投げるのだが、その前にまず、 3走に注意しなければ。確認したら、 3走のスタートは早かったから、投げずに済んだ。そのまま 2塁へ送球してしまった坂本は、大いに反省してほしい。
上田 備えができていなかった、ということですね。ただでさえ巨人とは攻撃力に差がある。無駄な失点を防ぐ野球をしなければいけないのに。一方で巨人のルーキー高橋は攻略できそうに見えたんですが…。
黒田 何言ってんの。真っすぐの切れは良かったし、スライダーもいい。好投手。打者はタイミングを合わせずらそうにしていた。先に援護をもらって楽に投げられたのも大きいけれど。
タイミングはセーフの上、坂本誠志郎捕手も捕れない悪送球となった(左は生還する亀井義行外野手)＝東京ドーム
上田 3連戦すべて、先に点を取られたのが致命傷になりました。
黒田 その通りなんだけれど、やっぱりまず投手が相手の攻撃を抑えないと。この 3連戦は先発が先に崩れる。必然的に勝ちパターン以外の投手が｢２番手｣で登板して、さらに失点を重ねる。結果的に 3試合とも大敗した 。
上田 5日から広島戦。まずは無駄な失点を防げ、ですね。 黒田 表ローテの 3人に期待したい。
★勢いつけられた
1回、 2点を先制され、なお二死 1、 3塁の場面。スタートを切った 1走・ゲレーロに対し、捕手・坂本は 2塁に送球。これを見て 3走・亀井がホームを狙った。遊撃・北條が前にでて捕球し、本塁へ送球も大きく逸れ、追加点を献上。久慈内野守備走塁コーチは｢警戒していたとは思うけど、あそこで悪送球でセーフになると相手もイケイケになってしまう｣と苦言を呈した。
阪神は4日、左足指の骨折の疑いで 3日に東京から帰阪した梅野隆太郎捕手について｢左足薬指の骨折｣と発表した。梅野は 2日の巨人 1回戦(東京ドーム)の 2回に 3塁内野安打を放って 1塁に駆け込んだ際、転倒。左足の指を痛めた。 2日は試合最後までプレーを続け、 3日午前中に都内の病院で受診後に緊急帰阪し、4日にチームドクターの診察を受けた。
骨折が判明したが、チームドクターによれば｢痛みはあるものの、治療を続けながらであれば試合出場は可能｣という判断。梅野本人に試合出場への強い意思があり、 5日からの広島 3連戦(マツダスタジアム)からチームに再合流し、即日スタメン出場を目指す。
矢野監督も｢いろんな人の意見のなかで、やってみようという方向になった。明日から合流してスタメンの準備はすると思う。開幕からずっと(マスクを)かぶっているリュウがいなくなるというのは、チームとしても戦力的に痛い部分はあった。アイツの気持ちもあるし。また、大きな力になってくれるんじゃないかな｣と話した。
練習を終え、報道陣と話す梅野隆太郎捕手＝鳴尾浜球場
左足指の骨折の疑いで帰阪していた梅野隆太郎捕手が 4日、鳴尾浜の室内練習場で約25分間、キャッチボールやティー打撃、マシン打撃などを行い、汗を流した。
｢まずは昨日帰ってきて、練習も出ずだったので、動いてみてどうかの確認をしました｣
2日の巨人戦(東京ドーム)で 2回に 3塁内野安打を放った際、 1塁ベース付近で転倒し、負傷。前日 3日の午前中に都内の病院で診察を受けたが、チームドクターの診察には至らず。改めて検査を受けるため 1軍本隊から離れ、帰阪していた。
梅野は｢チームに迷惑をかけているし、チームに戻ってしっかりと自分のやれることをやること。今までやってきたことを無駄にしたくない気持ちもあるし、チームとしてやらないといけない立場なので。甘えていられない｣と力を込めた。
2回、内野安打を放った際に巨人 1塁手の岡本和真内野手と交錯した梅野隆太郎捕手＝ 2日、東京ドーム
阪神は 4日、前日 3日に遠征中の 1軍本隊を離れ、緊急帰阪していた梅野隆太郎捕手が左足薬指を骨折していることを発表した。
2日の巨人戦(東京ドーム)で 2回に 3塁内野安打を放った際、 1塁ベーズ付近で転倒し、負傷。前日 3日の午前中に都内の病院で診察を受け、そのまま試合には出場せずに帰阪。今朝、改めてチームドクターの診察を受け、左足薬指骨折と診断された。
この日は、検査後に鳴尾浜を訪れ、室内練習場で約25分間、キャッチボールやティー打撃、マシン打撃などを行い、汗を流した。
｢まずは昨日帰ってきて、練習も出ずだったので、動いてみてどうかの確認をしました｣
患部の痛みなどはあるもようだが、本人の試合出場への強い意志があることから、あす 5日からの広島戦(マツダ)からチームに合流する予定だ。
梅野は｢今までやってきたことを無駄にしたくない気持ちもあるし、チームとしてやらないといけない立場なので。甘えていられない｣とコメント。矢野監督は｢(状態は)やってみな分かれへんけどね。開幕からずっと(マスクを)かぶっているリュウ(梅野)がいなくなるっていうのもチーム的にも、戦力的にも痛い部分はあったから。また大きな力になってくれんじゃないかなと思う｣と話した。
打撃練習を終え、記者の取材に答える梅野隆太郎捕手＝鳴尾浜球場
悲壮決意！ 阪神は 4日、梅野隆太郎捕手が｢左足薬指の骨折｣と診断されたと発表した。しかし鳴尾浜で練習を行った本人は｢やらないといけない立場。甘えていられない｣と強行出場へ意欲。東京ドームで巨人に｢３連敗｣を喫し、｢４連敗｣と瀕死の虎を救うべく、 5日からの広島 3連戦(マツダスタジアム)で合流する。
やはり、折れていた。それでもやる。離脱などしていられない。鳴尾浜で練習を行った梅野が、悲壮な決意を口にした。
｢今までやってきたことを無駄にしたくない気持ちもあるし、チームとしてやらないといけない立場なので。甘えていられない｣
2日の巨人戦(東京ドーム)で 2回に 3塁内野安打を放った際、 1塁ベース付近で転倒し、負傷した。前日 3日の午前中に東京都内の病院で診察を受け、試合に出場せずに帰阪。この日朝、改めてチームドクターの診察を受けた。結果は｢左足薬指骨折｣－。それでも抹消という選択肢は、本人にはなかった。
検査後、骨折とわかった上で、すぐに鳴尾浜で体を動かした。室内練習場で約25分間、キャッチボールやティー打撃、マシン相手の打撃練習。｢きのう( 3日)帰ってきて練習も出ずだったので、動いてみてどうかの確認をしました｣
患部の痛みはもちろんある。ただ、治療を受けながら試合へ出場することは可能という。 5日の広島戦から、チームに合流する予定だ。
矢野監督も東京ドームでの試合前、大きな期待を口にした。
鳴尾浜で練習した梅野隆太郎捕手。左足薬指は骨折していたが…。きょう合流する！＝鳴尾浜球場
｢(状態は)やってみなければわかれへんけどね。開幕からずっと(マスクを)かぶっているリュウ(梅野)がいなくなるっていうのもチーム的にも、戦力的にも痛い部分はあったから。また大きな力になってくれんじゃないかなと思う｣
チームは東京ドームで巨人に｢３連敗｣。 3試合で計25失点と散々だった。｢４連敗＆借金２｣で、｢リーグ３連覇｣中のカープとぶつかる。開幕早々に訪れた正念場。ここが踏ん張りどころ。選手会長として、昨季ゴールデングラブ賞の正捕手として－。手負いの梅野が、執念で戦列に戻ってくる。
★阪神、折れても出場あらかると
◆金本知憲：2004年 7月29日の中日戦で左手首に死球を受け、軟骨損傷。それでも翌日もスタメン出場し、右手一本で安打を放った。
◆赤星憲広：2005年 6月15日の西武戦で盗塁を試みた際に相手選手と衝突し、左肋骨 3本を折る重傷を負った。しかし 1試合を欠場しただけでスタメンに復帰。
◆鳥谷 敬：2017年 5月24日の巨人戦で顔面に死球を受け、鼻骨骨折。翌日はフェースガードをつけ、代打で登場。
◆糸井嘉男：2018年 6月30日のヤクルト戦で死球を受け、右足腓骨を骨折。抹消されたが、 7月13日の球宴には代打で出場。同21日のＤｅＮＡ戦でスタメン復帰し、完治していない状況でホームランを放った。
※ 4月 5日の予告先発は、広島・大瀬良大地投手(27)ー阪神・ランディ・メッセンジャー投手(37)です。
昨年の屈辱を跳ね返して、全員野球でファン皆が待ち望む｢二文字｣に向かって、全員で力を合わせて進め！
ガンバレ！阪神！我らのタイガース！勝利を掴め！
2018年の悔しい結果を打ち破るため、選手・監督・コーチ・スタッフ・フロント、そしてファンの皆さんも全員が、どんな状況でも｢オレがやってやる｣｢オレが決めてやる｣という強い闘志をもって 1年間戦っていこう。という思いをスローガンとして表現しています。
※このスローガン・デザインは2019年のシーズンロゴとしても展開してまいります。
2019年オープン戦順位表
2019年 公式戦 順位表
2019年 公式戦 日程と結果(04月)
2019年 公式戦 日程と結果(05月)
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