●阪神は初回からヤクルト先発高橋奎二投手(21)に襲いかかった。先頭の近本光司外野手(24=大阪ガス)から「4番」大山悠輔内野手(24)まで「4連打」を浴びせるなど、いきなり 3点を先制した。中盤は両チームともに攻めあぐねた。阪神岩田稔投手(35)は 6回にヤクルト青木宣親外野手(37)の頭部に死球を当て、危険球で退場。守屋功輝投手(25)と交代となった。阪神は 8回に 2点を追加したが、ヤクルトはその裏、 5本の長短打を集中して 5点を奪い同点とした。試合は延長に入った。阪神は12回に 2点を勝ち越すも、ヤクルトはその裏、山田哲人内野手(26)の「8号ソロ」と中村悠平捕手(28)の「適時2塁打」で同点に。試合は引き分けとなった。12連戦の最後に落とし穴が…。矢野阪神が痛恨ドローを喫した。 5点リードの楽勝ムードだったが、 8回裏に投入した福永春吾投手(24)が一死も取れず炎上。救援したピアース・ジョンソン投手(27)も来日初失点するなど、まさかの 1イニング 5失点で追いつかれた。12回には代打中谷将大外野手(26)が勝ち越しの 2点打を放って今度こそ勝ったと思わせたが、島本浩也投手(26)が救援に失敗。勝てば「5カード連続勝ち越し&2位タイ浮上」など会心の数字が並んだだけに、ホロ苦い夜だ。勝てば「2位」ヤクルトと同率で並んだが、地獄の12連戦も「8勝3敗1分け」と大きく勝ち越した。直近の15試合では「11勝3敗1分け」だ。日替わりヒーローの出現で急上昇カーブを描いた。指揮官は前を向く。首位巨人とは「3ゲーム」差。チームは決して悲観する状況にない。
●糸井嘉男が先制打を含む 3安打 1打点。今季 2度目の「猛打賞」をマークした。近本と上本博紀内野手(32)の連続安打などでつくった初回無死 2、 3塁のチャンス。先発左腕高橋の 136キロ直球を中前にはじき返した。 3回の中前打に続き、 7回は全力疾走で遊撃内野安打をゲット。12連戦の最後に存在感を見せた。 7回二死では全力疾走で遊撃内野安打。復調へのきっかけをつかんだ。
●糸原健斗内野手(26)が代打で意地を見せた。左腕先発の高橋相手に開幕36試合目にして初のスタメン落ち。だが 3点リードの 8回、二死 1、 2塁の場面で代打に送られると、右中間を破る「2点適時3塁打」を放って 5点差に広げた。主将が存在感を示した。糸原はこの日、今季初めてスタメンを外れていた。初回に 3点を先制して以降、ゼロ行進が続いていたが、主将の一振りで貴重な追加点を奪い、 5- 0と点差を広げた。
●中谷将大外野手が勝利の夢を見させた。グッと握った拳を、 3塁側ベンチに突き出した。波乱の神宮。背番号「60」が、 2塁ベース上で大きく叫んだ。 8回に 5点リードを追いつかれ、同点で迎えた延長12回一死 1、 2塁。代打コールされると燃えた。カウント 1- 1からの 3球目だった。真ん中にきた 142キロ直球を強振。打球は前進守備の左中間を割った。勝ち越しの「2点タイムリー2塁打」。東都の虎党を燃え上がらせた。 4時間53分の大激闘。12回裏に追いつかれて惜しくもヒーローになれなかったが、その一振りがあったから負けなかった。ベンチスタートでも頭は冷静に心は熱く燃えていた。カウント 1- 1から右腕・近藤がど真ん中に投じた 142キロ直球を弾き返し、一時勝ち越しの 2点 2塁打。塁上で思わず右拳を突き上げた。 4月23日のDeNA戦(横浜)以来、出場10試合ぶりに「H」ランプを灯し、打点はさらにさかのぼって同18日のヤクルト戦(神宮)以来。矢野燿大監督(50)には練習中から積極的に声をかけてもらってきた。そんな期待に応える 1安打 2打点で12連戦を終えた。10日からは甲子園に戻っての中日戦が待つ。2017年に「20本塁打」を放ち大砲候補として期待されている。「ドラフト1位」・近本光司外野手(大阪ガス)らの台頭により外野陣の層は厚い。ここから逆襲する。本来の長打力を存分に見せつける。
●阪神5点リードの 8回に登板した福永春吾が 4連打を浴びた。 6日ヤクルト戦(神宮)での今季初登板では青木、山田哲から連続三振を奪っていた24歳右腕。矢野監督も期待を込めたが、この日は早いイニングから何度もブルペンで肩を作るなどあり、マウンドでは本調子とはいかなかった。試合展開で調整するのが難しい立場。金村曉投手コーチ(43)は 7- 7で引き分けた 8日のヤクルト戦(神宮)後、継投策について説明した。 5点にリードが広がった 8回に福永を「4番手」として登板させたことについて話した。
記事をまとめてみました。
<ヤクルト7-7阪神=延長12回規定により引き分け>◇第 9回戦◇阪神 5勝 3敗 1分◇ 8日◇明治神宮野球場
阪神は初回からヤクルト先発高橋に襲いかかった。先頭の近本から「4番」大山まで「4連打」を浴びせるなど、いきなり 3点を先制した。
中盤は両チームともに攻めあぐねた。阪神岩田は 6回にヤクルト青木の頭部に死球を当て、危険球で退場。守屋と交代となった。
阪神は 8回に 2点を追加したが、ヤクルトはその裏、 5本の長短打を集中して 5点を奪い同点とした。試合は延長に入った。 阪神は12回に 2点を勝ち越すも、ヤクルトはその裏、山田哲の「8号ソロ」と中村の「適時2塁打」で同点に。試合は引き分けとなった。
延長12回表阪神一死 1、 2塁、矢野燿大監督(右から 2人目)は中谷将大外野手の「勝ち越し2点左適時2塁打」で生還した梅野隆太郎捕手(中央)を祝福する。左は大山悠輔内野手=明治神宮野球場
12連戦の最後に落とし穴が…。矢野阪神が痛恨ドローを喫した。 5点リードの楽勝ムードだったが、 8回裏に投入した福永が一死も取れず炎上。救援したジョンソンも来日初失点するなど、まさかの 1イニング 5失点で追いつかれた。12回には代打中谷が勝ち越しの 2点打を放って今度こそ勝ったと思わせたが、島本が救援に失敗。勝てば「5カード連続勝ち越し&2位タイ浮上」など会心の数字が並んだだけに、ホロ苦い夜だ。
◇ ◇ ◇
ヤクルト対阪神 延長12回引き分けに終わる=明治神宮野球場
まさかの展開が待っていた。 2点を勝ち越して迎えた延長12回。 4連投となった「8番手」島本がつかまった。先頭山田哲に「左翼越えのソロ」を浴びると、二死 2塁から中村にフォークをすくわれて打球は右翼方向へ。舞い上がった打球は前進守備の右翼江越の頭上を越えてグラウンドに弾む。島本は「球が高かった。自分のせいで勝てた試合を落としてしまった」とガックリ。土壇場で引き分けに持ち込まれた。
試合終盤に鉄壁のリリーフ陣にほころびが出た。 5点リードで迎えた 8回裏。「4番手」福永が 4連打を浴び、 2点を失った。ベンチはたまらず切り札のジョンソンを投入。しかし助っ人右腕でも流れを食い止められなかった。5番雄平に左翼への「2点タイムリー2塁打」を浴び、 1点差に詰められると、さらに「7番」村上には同点の犠飛を許し、来日17試合目で初失点を喫した。
12回引き分けに終わり、引き揚げる矢野燿大監督=明治神宮野球場
試合時間は 4時間53分。超ロングゲームを終えた矢野監督はナインを集めて異例のミーティングを実施した。「追いつかれたというのは、もちろん俺の責任やと思う」と責任を一身に被った指揮官だが、引き分けにも意味があると力説。「昔、巨人やったかな。オレらがそんなんがあって。申し訳ないという部分と、プラスに捉えること両方ある」と前を向いた。
勝てば「2位」ヤクルトと同率で並んだが、地獄の12連戦も「8勝3敗1分け」と大きく勝ち越した。直近の15試合では「11勝3敗1分け」だ。日替わりヒーローの出現で急上昇カーブを描いた。指揮官は「12連戦の終わりに逆転負けとなってしまうとやっぱり重い。ギリギリで止められたということは本当に選手に感謝している」と前を向く。首位巨人とは「3ゲーム」差。チームは決して悲観する状況にない。
3回、安打を放った糸井嘉男外野手=明治神宮野球場
糸井嘉男が今季 2度目の「猛打賞」をマークした。
近本と上本の連続安打などでつくった初回無死 2、 3塁のチャンス。先発左腕高橋の 136キロ直球を中前にはじき返した。「 1、 2番が良い形で先制のチャンスを作ってくれたので、しっかり打つことができて良かったです」。 3回の中前打に続き、 7回は全力疾走で遊撃内野安打をゲット。12連戦の最後に存在感を見せた。
7回表阪神2死、遊撃への内野安打で猛打賞とする糸井嘉男外野手=明治神宮野球場
糸井が先制打を含む 3安打 1打点。 4月19日の巨人戦(甲子園)以来、今季 2度目の「猛打賞」をマークした。「『1、2番』が良い形で先制のチャンスを作ってくれたので、しっかり打つことができてよかったです」。 1回無死 2、 3塁で左腕・高橋の直球を中前に弾き返した。 7回二死では全力疾走で遊撃内野安打。「頑張ります」。復調へのきっかけをつかんだ。
8回、「2点適時3塁打」を放った糸原健斗内野手=明治神宮野球場
糸原健斗が代打で意地を見せた。
左腕先発の高橋相手に開幕36試合目にして初のスタメン落ち。だが 3点リードの 8回、二死 1、 2塁の場面で代打に送られると、右中間を破る「2点適時3塁打」を放って 5点差に広げた。「木浪がつないでくれて代打だったので、思い切っていこうとくらいついて気持ちでいきました」。主将が存在感を示した。
8回表阪神二死 1、 2塁、代打糸原健斗内野手(右)は「2点右適時3塁打」を放った=明治神宮野球場
糸原健斗内野手が 8日のヤクルト戦(神宮)の 8回二死 1、 2塁で代打で登場。カウント 1- 1からの 3球目を強振し、右中間への「適時3塁打」とした。
糸原はこの日、今季初めてスタメンを外れていた。初回に 3点を先制して以降、ゼロ行進が続いていたが、主将の一振りで貴重な追加点を奪い、 5- 0と点差を広げた。
11回表阪神一死 1、 2塁、左中間をやぶる勝ち越しの「2点適時2塁打」を放った中谷将大外野手=明治神宮野球場
中谷将大外野手が勝利の夢を見させた。グッと握った拳を、 3塁側ベンチに突き出した。波乱の神宮。背番号「60」が、 2塁ベース上で大きく叫んだ。
「ああいう場面で打てて、本当によかった。きっかけになればと思う。次につなげていきたい」
8回に 5点リードを追いつかれ、同点で迎えた延長12回一死 1、 2塁。代打コールされると燃えた。カウント 1- 1からの 3球目だった。真ん中にきた 142キロ直球を強振。打球は前進守備の左中間を割った。勝ち越しの「2点タイムリー2塁打」。東都の虎党を燃え上がらせた。
12回表阪神一死 1、 2塁、勝ち越しの「2点適時2塁打」を放ちガッツポーズする中谷将大外野手=明治神宮野球場
今季は得点圏で16打数5安打で「打率3割1分3厘」と勝負強さを発揮している。17年に20発を放ったが、ここ最近はベンチスタートも多い。だがベンチでその時に備えて集中力を研ぎ澄まし、結果につなげている。「いつもと変わらず、自分の場所で結果を残そうと準備していました」。
4時間53分の大激闘。12回裏に追いつかれて惜しくもヒーローになれなかったが、その一振りがあったから負けなかった。
延長12回、山田哲人内野手に左翼ポール直撃弾を浴び、阪神ベンチは固まる=明治神宮野球場
中谷の力強い打球が、左中間を割った。延長12回。 2点打で勝利への流れを引き寄せたように見えたが…。
「ああいう場面で打ててよかったですし、次につなげていきたいです」
直後に島本が追いつかれてヒーローにはなりそこねたが、価値ある一打だ。 5- 5の延長12回。先頭の大山が投手強襲安打で出塁し、続く高山が犠打を決め、一死 2塁。梅野が申告敬遠で歩かされ、代打で登場だ。
延長12回、中谷将大外野手の「2点2塁打」で勝ったと思ったが…=明治神宮野球場
ベンチスタートでも「(心境は)いつもと変わらず、しっかりと自分の場所で結果を残そうと準備していました」と頭は冷静に心は熱く燃えていた。カウント 1- 1から右腕・近藤がど真ん中に投じた 142キロ直球を弾き返し、一時勝ち越しの 2点 2塁打。塁上で思わず右拳を突き上げた。
4月23日のDeNA戦(横浜)以来、出場10試合ぶりに「H」ランプを灯し、打点はさらにさかのぼって同18日のヤクルト戦(神宮)以来。矢野監督には練習中から積極的に声をかけてもらってきた。そんな期待に応える 1安打 2打点で12連戦を終えた。10日からは甲子園に戻っての中日戦が待つ。
延長12回、「2点適時2塁打」を放った中谷将大外野手=明治神宮野球場
「いいきっかけになればいいと思います」
2017年に「20本塁打」を放ち大砲候補として期待されている。「ドラフト1位」・近本光司外野手(大阪ガス)らの台頭により外野陣の層は厚い。ここから逆襲する。本来の長打力を存分に見せつける。
8回裏ヤクルト無死満塁、山田哲人内野手に「2点適時2塁打」を打たれた福永春吾投手=明治神宮野球場
阪神5点リードの 8回に登板した福永春吾が 4連打を浴びた。
6日ヤクルト戦(神宮)での今季初登板では青木、山田哲から連続三振を奪っていた24歳右腕。矢野監督も期待を込めたが、この日は早いイニングから何度もブルペンで肩を作るなどあり、マウンドでは本調子とはいかなかった。試合展開で調整するのが難しい立場。次回登板での雪辱を問われると「そうですね」と話した。
8回、ヤクルト・山田哲人内野手に「2点2塁打」を浴びた福永春吾投手(中央)=明治神宮野球場
金村投手コーチは 7- 7で引き分けた 8日のヤクルト戦(神宮)後、継投策について説明した。 5点にリードが広がった 8回に福永を「4番手」として登板させたことについては「難しい展開だった。(藤川)球児はきのう( 7日)も結構投げていたので、福永にはチャンスかなと思って(起用した)」と話した。12回から登板し、 2点リードを守れなかった「8番手」の島本は「自分のせいで勝てる試合を落としてしまったので、悔しいです」と話した。
※ 5月 9日の試合は、休業日に当たっておりますのでお休みです。10日からは、阪神甲子園球場でドラゴンズを迎えての試合 3連戦です!今回のヤクルト戦は阪神 1勝 1敗 1分の試合で、振り出しに戻ってしまいましたが、阪神甲子園球場では阪神 3勝 0敗 0分か阪神 2勝 1敗 0分の試合だと良いですね。皆で応援しましょう!
昨年の屈辱を跳ね返して、全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め!
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
2018年の悔しい結果を打ち破るため、選手・監督・コーチ・スタッフ・フロント、そしてファンの皆さんも全員が、どんな状況でも「オレがやってやる」「オレが決めてやる」という強い闘志をもって 1年間戦っていこう。という思いをスローガンとして表現しています。
※このスローガン・デザインは2019年のシーズンロゴとしても展開してまいります。
2019年 公式戦 順位表
2019年 公式戦 日程と結果(04月)
2019年 公式戦 日程と結果(05月)
◇公式戦全試合実況速報 公式戦全試合をテキスト速報!タイガース迂遠実況で応援気分を盛り上げます。ほかにも対戦中の選手の成績が」一目で分かる「観戦モード」も必見!
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