●阪神は 5点リードを守れず、今季最長の 4時間53分の末、ヤクルトにドロー。 8回に「4番手」・福永春吾投手(24)を投入し捕まったことに矢野燿大監督(50)はザンゲし、緊急ミーティングを開いた。今季「最多貯金3&2位タイ浮上」はお預けとなったが、12連戦を「8勝3敗1分け」と大健闘。この痛みを次に生かすしかない。「2位タイ浮上、今季最多貯金3、5カード連続勝ち越し」…。誰もが最高の形での12連戦フィニッシュを思い描いていた。その期待が 2度も木っ端みじんに砕かれた。矢野監督が責任を背負った。白星が逃げていったのは 8回の決断だった。 2点を追加し、リードを 5点に広げた直後。 3年目の福永を送り出した。 2日前に今季初登板を果たし、 1回 1安打無失点 2奪三振と好投したばかり。長いシーズンを見据えて起用を決めた。「2位」ヤクルトを相手に力試しも兼ねた継投は誤算だった。今季最長 4時間53分の末、ドローに終わると、ベンチ裏で緊急ミーティングを開催した。選手を相手に素直に思いを吐露した。いいときは選手をたたえ、一緒になって喜ぶ。悪ければ自ら反省し、それをまた共有する。選手と膝をつき合わせる手法は 2軍監督時代から変わらない。逃げることだけはしない。世代交代の課題が残り、他球団に比べて攻撃力が見込めない中、12連戦を「8勝3敗1分け」で終えた。10日から甲子園に帰って中日を迎える。これも勉強。虎の黄金週間になったことは間違いない。再出発する。この痛みをしっかりと受け止め、また虎が強くなる。
●ヤクルトは 8日、阪神 9回戦(神宮)に延長12回、 7- 7で引き分けた。山田哲人内野手(26)が 0- 5の 8回に 2点打、 5- 7の12回に「8号ソロ」を放って反撃の口火を切ると、最後は代打・中村悠平捕手(28)の右中間 2塁打で追い付いた。 6回に青木宣親外野手(37)が頭部死球を受け、一触即発の雰囲気が漂う中、首位・巨人を追う燕が、勝利に等しい引き分けを執念でつかんだ。何度引き離されても、食らいついた。12連戦最終戦は、今季セ・リーグ最長となる 4時間53分の死闘。 8、12回といずれも反撃の口火を切った「4番」・山田哲は息をついた。まずは 0- 5の 8回無死満塁。福永の直球を右中間に運んで 2点 2塁打とし、一挙 5得点の攻撃につなげた。 2点をリードされた12回には、フルカウントから島本浩也投手(26)の直球を捉え、左翼ポールを直撃する「8号ソロ」。 8回の第 4打席の前まで、18打席連続無安打と不振を極めていた。復調のきっかけは、右飛に倒れた第 3打席。苦悩の霧を振り払い、迷路を抜けた。青木は昨年 6月30日に阪神・岩貞祐太投手(27)に頭部死球を当てられて脳振とうの特例措置で出場選手登録を外れており、岩田稔投手(35)からは同 8月19日にも危険球を受けた。今年の 3月31日には坂口智隆外野手(34)が島本から死球を受けて左手親指を骨折するなど、阪神とは浅からぬ“因縁”もあった。青木は試合後、死球については目を細め、小川淳司監督(61)もナインをたたえた。 ウラディミール・バレンティン外野手(34)、石山泰稚投手(30)、上田剛史外野手(30)と主力に故障者が相次いだ 4月29日からの12連戦だが、「6勝5敗1分け」で乗り切った。10日からは敵地で首位・巨人との 3連戦。午後10時以降、鳴り物での応援が禁止された神宮球場には、最後まで燕党の声援がこだました。
記事をまとめてみました。
<ヤクルト7-7阪神=延長12回規定により引き分け>◇第 9回戦◇阪神 5勝 3敗 1分◇ 8日◇明治神宮野球場
まさかの結末…。阪神は 5点リードを守れず、今季最長の 4時間53分の末、ヤクルトにドロー。 8回に「4番手」・福永を投入し捕まったことに矢野燿大監督は「俺の考えが甘かった」とザンゲし、緊急ミーティングを開いた。今季「最多貯金3&2位タイ浮上」はお預けとなったが、12連戦を「8勝3敗1分け」と大健闘。この痛みを次に生かすしかない。
「2位タイ浮上、今季最多貯金3、5カード連続勝ち越し」…。誰もが最高の形での12連戦フィニッシュを思い描いていた。その期待が 2度も木っ端みじんに砕かれた。矢野監督が責任を背負った。
裏目、連発。 8回、福永春吾投手が「2点二塁打」を浴びた=明治神宮野球場
「俺の責任ということで受け止めてるし、俺の考えが甘かったっていうのもね。結果こうなったということで、それも受け止めているつもり」
白星が逃げていったのは 8回の決断だった。 2点を追加し、リードを 5点に広げた直後。「 1年間戦っていく中でみんながいい駒になれるというのと、(リリーフ陣の)負担を少なくしていくようにという中での俺の判断」と 3年目の福永を送り出した。 2日前に今季初登板を果たし、 1回 1安打無失点 2奪三振と好投したばかり。長いシーズンを見据えて起用を決めた。「2位」ヤクルトを相手に力試しも兼ねた継投は誤算だった。
3連打を浴び、無死満塁。「4番」・山田哲を迎えても、壁をぶち破る可能性にかけたが…。「右越え2塁打」を許し、一死もとれず、 2失点。セーフティーリードがなくなり、タオルを投げ入れた。
後を継いだP.ジョンソン投手は雄平外野手に適時打を献上=明治神宮野球場
なおも無死 2、 3塁のピンチで開幕から16試合連続無失点だったジョンソンを投入するも止めきれず…。雄平に 2点 2塁打を浴びて 1点差に迫られると、一死 3塁から村上に左犠飛を許して同点。 2点を勝ち越した延長12回も島本が追いつかれた。 5点リードを守れなかったのは2017年 9月12日の巨人戦(甲子園)以来の屈辱。「明日ゲームない中で『それなら( 8回から)ジョンソンでいけば』と言われても、俺の責任」とザンゲした。
今季最長 4時間53分の末、ドローに終わると、ベンチ裏で緊急ミーティングを開催した。「こういう展開にしてしまったのは、俺の判断なんで。申し訳ないというか」。選手を相手に素直に思いを吐露した。いいときは選手をたたえ、一緒になって喜ぶ。悪ければ自ら反省し、それをまた共有する。選手と膝をつき合わせる手法は 2軍監督時代から変わらない。逃げることだけはしない。
「本当に負けなかったことに意味はあると思う。12連戦の終わりが逆転負けでは重い印象で終わってしまうことをギリギリで食い止められた。選手に感謝している」
ドローが決まり、引き揚げる矢野燿大監督。継投失敗の責任を一身に背負った=明治神宮野球場
世代交代の課題が残り、他球団に比べて攻撃力が見込めない中、12連戦を「8勝3敗1分け」で終えた。
「俺の中ではまた勉強というか。すべてがうまくいくことはないし、結果を受け止めないといけないけど、1年間戦っていくことの難しさは痛感した」
10日から甲子園に帰って中日を迎える。これも勉強。虎の黄金週間になったことは間違いない。再出発する。この痛みをしっかりと受け止め、また虎が強くなる。
■継投について阪神・金村曉投手コーチ
「難しい展開だった。(藤川)球児はきのう( 7日)も結構投げていたので、福永にはチャンスかなと思って(起用した)」
◇データBOX◇
◎…阪神が 5点リードを守れなかったのは2017年 9月12日の巨人戦(甲子園)以来。当時は 1、 2回で 5得点も藤浪が 3回 1/3を 4安打 4失点と崩れ、 5- 5のドロー。
昨季の“因縁”再び。 6回、頭部死球を受けた青木宣親外野手はマウンドの岩田稔投手に激高した=明治神宮野球場
ヤクルトは 8日、阪神 9回戦(神宮)に延長12回、 7- 7で引き分けた。山田哲人内野手が 0- 5の 8回に 2点打、 5- 7の12回に「8号ソロ」を放って反撃の口火を切ると、最後は代打・中村悠平捕手)の右中間 2塁打で追い付いた。 6回に青木宣親外野手が頭部死球を受け、一触即発の雰囲気が漂う中、首位・巨人を追う燕が、勝利に等しい引き分けを執念でつかんだ。
何度引き離されても、食らいついた。12連戦最終戦は、今季セ・リーグ最長となる 4時間53分の死闘。 8、12回といずれも反撃の口火を切った「4番」・山田哲は「迷惑をかけていたので何とかしたかった。気持ちで打った」と息をついた。
まずは 0- 5の 8回無死満塁。福永の直球を右中間に運んで 2点 2塁打とし、一挙 5得点の攻撃につなげた。 2点をリードされた12回には、フルカウントから島本の直球を捉え、左翼ポールを直撃する「8号ソロ」。「追い込まれていたので、何にでも対応しようと思っていた」と体で反応した。
12回、本塁打を放った山田哲人内野手=明治神宮野球場
8回の第 4打席の前まで、18打席連続無安打と不振を極めていた。復調のきっかけは、右飛に倒れた第 3打席。「打撃フォームより、一番の原因は自分の迷いだと気付けた。真っすぐが来るのか、変化球なのか。自分の中に迷いがあった」。苦悩の霧を振り払い、迷路を抜けた。
チームにとって、絶対に負けられない理由もあった。 6回二死、岩田の投球が青木の頭部を襲った。これに青木が激高し、マウンドに詰め寄った。両チームがベンチから飛び出し、一触即発。警告試合が言い渡された。
青木は昨年 6月30日に阪神・岩貞に頭部死球を当てられて脳振とうの特例措置で出場選手登録を外れており、岩田からは同 8月19日にも危険球を受けた。今年の 3月31日には坂口が島本から死球を受けて左手親指を骨折するなど、阪神とは浅からぬ“因縁”もあった。
12回、「適時2塁打」を放ちガッツポーズを見せるヤクルト・中村悠平捕手=明治神宮野球場
普段冷静な小川監督が「去年も脳振とうがあった。しようがないでは済まされない。頭だから」と語気を強めたほど。このアクシデントでベンチは心を一つにした。疲労を考慮され、休養日となる予定だった中村は、試合終盤からベンチ裏でアップを開始。12回二死 2塁で最後の野手として代打出場し、同点 2塁打を放った。“休み返上”で執念を見せた選手会長は「ベンチに一体感があった。『なめられてはいけない』という気持ちを皆が持っていた」とナインの思いを代弁した。
青木は試合後、死球については「ノーコメントでお願いします」としながら「いい試合。みんながつないで粘った」と目を細め、小川監督も「よく追い付いた。見事な攻撃だった。価値ある引き分けと言っていいのではないか」とナインをたたえた。
バレンティン、石山、上田と主力に故障者が相次いだ 4月29日からの12連戦だが、「6勝5敗1分け」で乗り切った。10日からは敵地で首位・巨人との 3連戦。午後10時以降、鳴り物での応援が禁止された神宮球場には、最後まで燕党の声援がこだました。
昨年の屈辱を跳ね返して、全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め!
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
2018年の悔しい結果を打ち破るため、選手・監督・コーチ・スタッフ・フロント、そしてファンの皆さんも全員が、どんな状況でも「オレがやってやる」「オレが決めてやる」という強い闘志をもって 1年間戦っていこう。という思いをスローガンとして表現しています。
※このスローガン・デザインは2019年のシーズンロゴとしても展開してまいります。
2019年 公式戦 順位表
2019年 公式戦 日程と結果(04月)
2019年 公式戦 日程と結果(05月)
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