※昨日退院してきました。これからは自宅からブログを流すことができる様になりました。
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●西武は初回に秋山翔吾外野手(31)、源田壮亮内野手(26)の連打で1点を先制。阪神はその裏、ジェフリー・マルテ内野手(28=エンゼルス )の適時 2塁打などで 2点を奪い、 2回にも 1点を加えた。西武が4回に追いついた。山川穂高内野手(27)、森友哉捕手(23)の連打で無死一、三塁とし、中村の適時打で1点。1死 2、 3塁で金子侑司外野手(29)が同点打を放った。阪神は 7回に梅野隆太郎捕手(28)の押し出し死球で勝ち越し。継投で西武の反撃を封じ、連敗を「6」で止めた。岩崎優投手(28)が今季「初勝利」、ラファエル・ドリス投手(31=カブス)が「14セーブ」目を挙げた。西武の連勝は「4」で止まった。佐野泰雄投手(26)が今季「初黒星」。阪神が執念リレーで 2点リードを守り抜いた。 8回に登板した藤川球児投手(38)が、「4番」山川に全球直球勝負で挑むなど、ピアース・ジョンソン投手(28=ジャイアンツ)不在の中、リリーフ陣の総力戦で連敗を止めた。 1点を勝ち越した 8回に登板し、先頭で迎えたのは「4番」山川。 147キロ直球で見逃しを奪うと、 150キロ、 143キロと緩急をつけた直球で 1- 2と追い込んだ。最後は内角高めの 146キロ直球で空振り三振。今季「27本塁打」の主軸のバットを寄せ付けなかった。冗談まじりに振り返ったのは、一死 1塁で迎えた「6番」中村剛也内野手(35)の 2球目。真ん中に入ったフォークが打ち損じのファウルに。藤川にはヒヤリとしたようだが、最後は空振り三振に仕留めた。矢野監督は、38歳右腕の熟練の直球勝負を絶賛した。 9回は守護神ドリスが危なげなく締めた。終盤に逆転を許す試合が続く中、接戦をものにした。「8回の男」ジョンソンも交流戦明けに帰ってくることが決まった。交流戦最後のカードで連勝し、「リーグ戦最下位」に勢いをつけたい。阪神藤原崇起オーナー(67=阪神電鉄会長)も連敗脱出に笑顔だった。ナイスゲームに満足そう。12日以来、久々の勝ち星ににこやかに家路に就いた。
●マルテが28歳の誕生日に自らのバットで花を添えた。阪神がジェフリー・マルテ内野手の適時打で逆転に成功した。 1点を先制された直後の 1回裏、一死 3塁で糸井嘉男外野手(37)の 2ゴロで同点に追い付くと、さらに二死から大山悠輔内野手(24)が遊撃の失策で出塁。続くマルテが西武高橋光成投手(22)の初球ストレートを強振。打球は左翼手の頭上を越えるタイムリー 2塁打となった。連敗脱出に貢献した。マルテはこの日が28歳の誕生日。打席に入る際、スタンドから「ハッピーバースデー」の演奏があった。これにマルテは感謝していた。
●矢野阪神が泥臭く連敗を「6」で止めた! 「日本生命セ・パ交流戦」の西武戦で同点の 7回一死満塁、梅野隆太郎捕手が押し出し死球をゲット。連敗地獄で悔しさをかみ締めていた選手会長が、体を張って決勝点をもぎ取った。巨人&広島の上位が敗れて首位に「3.5」差。さあ逆襲だ。勝っても破顔一笑とはいかなかった。白星をつかむ苦しみが、矢野監督の表情ににじみ出ていた。 8回に糸原健斗内野手(26)の適時打で 2点リードに広げたが気は休まらない。それでも勝利をつかみ、今季最長の連敗を「6」で止めた。薄氷の展開だった。両軍ともに譲らず、同点で 7回へ。 2イニング目に入った左腕佐野を攻める。先頭糸原、糸井の連打で無死 1、 3塁。西武もデュアンテ・ヒース投手(33)を投入し、必死に防戦する。「4番」大山が冷静に変化球を見極め、四球を選んで無死満塁のビッグチャンスだ。マルテが空振り三振も梅野に託す。 1- 2からの 4球目。抜けた変化球が懐をかすめるとアピールした。押し出し死球をもぎ取ると、ギュッと拳を握った。苦しみながらもリードを奪った。梅野は笑顔。連敗の悔しさをかみ締めてきた選手会長が、体を張って決勝点をもぎ取った。強力打線を擁する西武を下して、意地で連敗を食い止めた。再び貯金「1」へ。苦戦した交流戦の最後は全力でスパートする。
●糸原健斗内野手が勝負を決める 5点目をたたき出した。 4- 3の 8回一死 2塁で小川龍也投手(27)から中前へ適時打。喜んだ。 8回表に藤川が西武の中軸を無失点で食い止めただけに、投手陣の踏ん張りに応える援護に。相手司令塔・森との駆け引きを振り返り力を込めた。
●糸井嘉男外野手の 1試合 4安打は、 6月19日楽天戦 4安打に次ぎ今季 2度目。阪神移籍後 4度目で、プロ通算12度目。糸井はオリックス時代の同僚、西が先発した13試合で「打率4割1分3厘(46打数19安打)の大当たり。ノーヒットはわずか 2試合(うち 1試合は代打)で、スタメン出場した12試合中マルチ安打は半数の 6試合ある。ベテランの猛打が連敗止めた!糸井嘉男外野手が適時打を含む 4安打の固め打ちで、 7試合ぶりに勝利の「六甲おろし」を響かせた。まずは 1点リードの 2回だ。二死 1、 3塁の得点機で先発高橋光の 4球目、甘く入ったフォークをはじき返した。打球は 1、 2塁間を破り、貴重な追加点をもたらした。 4回にも引っ張って外野の頭を越す強烈な 2塁打。 7回には右前打で梅野の勝ち越し死球を呼び込んだ。 9回にも右前打を放ち「5打数4安打1打点」。19日楽天戦(甲子園)に続く今季 2度目の 4安打で、ここ 3試合は「13打数9安打]とその打棒が止まらない。チームが低迷する交流戦においても、「打率3割4分4厘」と打ちまくり。ベテランの奮起がチームに久々の勝利をもたらした。沈むチームにおいても、塁上では独特のポーズで若手と一緒にベンチを盛り上げる。交流戦残り 2試合も、超人背番号「7」のバットが頼りになる。
●西勇輝投手が21日の西武戦(甲子園)で「通算1000奪三振」を達成した。 3- 3の 5回二死 1、 2塁のピンチから中村から空振り三振を奪い、ガッツポーズ。プロ11年目で「プロ野球史上149人目」となる「1000奪三振」を達成すると、イニング終了後には記念のパネルが贈呈され、大きな歓声が送られた。西勇輝投手が、 6回 3失点の投球で試合を作った。同点で降板したため、「4勝」目はお預けのまま。 5月10日以来、 1カ月以上ぶりの白星は手にできなかったが納得のコメント。 5回に西武中村から空振り三振を奪って、プロ野球 149人目の「通算1000奪三振」を達成。初奪三振は09年 9月25日の千葉ロッテ戦で西岡剛内野手(34)から。「受けてくれた歴代のキャッチャーの方々に感謝です」と話した。
● 8回から登板した阪神の藤川が真っ向勝負で甲子園を沸かせた。山川からの攻撃に闘志満々。速球を続けて空振り三振に仕留めると、四球を挟み、好調の中村に対してはテンポ良く追い込んで最後はフォークボールで空を切らせた。この回無失点で直後の得点を呼び込み、矢野監督は躍動感あふれる投球に感心した。
記事をまとめてみました。
日本生命セ・パ交流戦<阪神 5- 3埼玉西武>◇第 1回戦◇阪神 1勝 0敗 0分◇21日◇阪神甲子園球場
西武は初回に秋山、源田の連打で1点を先制。阪神はその裏、マルテの適時 2塁打などで 2点を奪い、 2回にも 1点を加えた。
西武が 4回に追いついた。山川、森の連打で無死 1、 3塁とし、中村の適時打で 1点。一死 2、 3塁で金子侑が同点打を放った。
阪神は 7回に梅野の押し出し死球で勝ち越し。継投で西武の反撃を封じ、連敗を「6」で止めた。岩崎が今季「初勝利」、ドリスが「14セーブ」目を挙げた。西武の連勝は「4」で止まった。佐野が今季「初黒星」。
7回表、阪神「2番手」で登板した岩崎優投手=阪神甲子園球場
阪神が執念リレーで2点リードを守り抜いた。 8回に登板した藤川球児投手(38)が、「4番」山川に全球直球勝負で挑むなど、ジョンソン不在の中、リリーフ陣の総力戦で連敗を止めた。
「相手もいい選手ですから」。 1点を勝ち越した 8回に登板し、先頭で迎えたのは「4番」山川。 147キロ直球で見逃しを奪うと、 150キロ、 143キロと緩急をつけた直球で 1- 2と追い込んだ。最後は内角高めの 146キロ直球で空振り三振。今季「27本塁打」の主軸のバットを寄せ付けなかった。
「今日は僕の負けですね。僕の中では 1回、バックスクリーンに打たれているので」。冗談まじりに振り返ったのは、一死 1塁で迎えた「6番」中村の 2球目。真ん中に入ったフォークが打ち損じのファウルに。藤川にはヒヤリとしたようだが、最後は空振り三振に仕留めた。
8回表を抑えた藤川球児投手(右)は梅野隆太郎捕手の出迎えにタッチする=阪神甲子園球場
矢野監督は、38歳右腕の熟練の直球勝負を絶賛した。「球児もあれだけフルスイングしてくるバッターを、どこか楽しんでいるような感じも見えるくらい、そういう中で細心の注意を払いながら。経験のあるピッチングをしてくれました」。
6回 3失点と粘った西の力投を無駄にはしなかった。 7回は岩崎が、「1番」秋山から始まる好打順を 3者凡退に仕留めて「今季初勝利」。 9回は守護神ドリスが危なげなく締めた。終盤に逆転を許す試合が続く中、接戦をものにした。「8回の男」ジョンソンも交流戦明けに帰ってくることが決まった。交流戦最後のカードで連勝し、「リーグ戦最下位」に勢いをつけたい。
継投で好投し勝利を祝う、左から西勇輝投手、藤川球児投手、ラファエル・ドリス投手、岩崎優投手ら=阪神甲子園球場
阪神の連敗が「6」で止まった。同点で迎えた 7回一死満塁から、梅野の押し出し死球で勝ち越し。
8回には糸原健斗の適時打で追加点を挙げた。先発西の後を受けた「2番手」岩崎優が今季初勝利。藤川-ドリスが後続を断った。なお岩崎、糸原、糸井嘉男のヒーローインタビューは以下の通り。
◆岩崎優投手
-西投手が粘って粘って3失点。どんな気持ちで
岩崎 いつも一緒ですけど、先頭だけ意識して頑張りました。
-インフルエンザなどありました。今季振り返って
岩崎 まだ振り返る時期じゃないんで、次の試合見て、それしか見てないです。
-初勝利、次につながるんじゃないですか
岩崎 あと 2つ交流戦も残っているんで、気持ちを切り替えて頑張りたいと思います。
◆糸原健斗内野手
- 1点差から 2点差に、大きな 1点
糸原 勝ちたいという気持ちで打ちました。
西武に勝利しヒーローインタビューで糸原健斗内野手(中)は笑顔を見せる=阪神甲子園球場
-連敗を止めました
糸原 最高にうれしいです。
-連勝街道に向けて
糸原 僕の後ろにすごいバッターがいるので、明日はつなぎたいと思います。
◆糸井嘉男外野手
-今すごい選手という糸原さんからの言葉。どう感じてますか
糸井 糸原が塁によく出てくれるんで、かえそうと思って打席に入ってます。
-4安打、交流戦に入って調子上がってきましたね
糸井 もっと打てるように頑張っていきたいと思います。
-明日からの連勝街道、期待していいですか
糸井 もう勝つことだけを考えて、頑張ります。
◆糸原健斗内野手
-ではキャプテンの糸原選手、ファンへ向けて一言
糸原 いつも応援ありがとうございます。明日も勝ちたいと思うので、応援よろしくお願いします。
阪神藤原崇起オーナー=阪神球団事務所 (2019年 3月 6日)
阪神藤原崇起オーナー(阪神電鉄会長)も連敗脱出に笑顔だった。
「今日は何もいうことがありません。まったくいうことがありません」とナイスゲームに満足そう。12日以来、久々の勝ち星に「家に帰ってゆっくり風呂に入りますよ」とにこやかに家路に就いた。
1回裏阪神二死 1塁、ジェフリー・マルテ内野手は左越え勝ち越し「適時2塁打」を放った=阪神甲子園球場
阪神がジェフリー・マルテ内野手の適時打で逆転に成功した。 1点を先制された直後の 1回裏、一死 3塁で糸井の 2ゴロで同点に追い付くと、さらに二死から大山が遊撃の失策で出塁。続くマルテが西武高橋光の初球ストレートを強振。打球は左翼手の頭上を越えるタイムリー 2塁打となった。マルテはこの日が28歳の誕生日。打席に入る際、スタンドから「ハッピーバースデー」の演奏があった。これにマルテは「バースデーソングを歌ってくれたファンの期待に応えることができてよかったね。サプライズだったし、うれしかったよ」と感謝していた。
1回裏阪神二死 1塁、マルテ内野手の誕生日を祝う阪神ファン=阪神甲子園球場
マルテが28歳の誕生日に自らのバットで花を添えた。
1回、同点に追いつき、なおも二死 1塁。迎えた打席で場内にバースデーソングが響いた。「初めてだったのですごくうれしかった。モチベーションも上がって、打つことができた」。高橋光の直球を捉え、左翼越えの適時 2塁打。連敗脱出に貢献し「チームの皆が勝ちたいという同じ思いをもってやれたことが一番」と語っていた。
7回一死満塁、梅野隆太郎捕手は押し出し死球を受ける=阪神甲子園球場
矢野阪神が泥臭く連敗を「6」で止めた! 「日本生命セ・パ交流戦」の西武戦で同点の 7回一死満塁、梅野隆太郎捕手が押し出し死球をゲット。連敗地獄で悔しさをかみ締めていた選手会長が、体を張って決勝点をもぎ取った。巨人&広島の上位が敗れて首位に「3.5」差。さあ逆襲だ。
◇ ◇ ◇
勝っても破顔一笑とはいかなかった。白星をつかむ苦しみが、矢野監督の表情ににじみ出ていた。「やっと1つ勝てましたけど。もうちょっと点取れる場面があった。そこで点を取るというのは…。勝てましたけど。やっぱり課題はあったかな」。 8回に糸原の適時打で 2点リードに広げたが気は休まらない。それでも勝利をつかみ、今季最長の連敗を「6」で止めた。
薄氷の展開だった。両軍ともに譲らず、同点で7回へ。 2イニング目に入った左腕佐野を攻める。先頭糸原、糸井の連打で無死 1、 3塁。西武もヒースを投入し、必死に防戦する。「4番」大山が冷静に変化球を見極め、四球を選んで無死満塁のビッグチャンスだ。マルテが空振り三振も梅野に託す。 1- 2からの 4球目。抜けた変化球が懐をかすめるとアピールした。押し出し死球をもぎ取ると、ギュッと拳を握った。苦しみながらもリードを奪った。
7回一死満塁、梅野隆太郎捕手は押し出し死球で勝ち越し、手を叩いて喜ぶ=阪神甲子園球場
梅野は「やっという感じです。相手も打つところで引けを取らないくらいチャンスをモノにできた。勝つのは久々。大きな 1勝」と笑顔。連敗の悔しさをかみ締めてきた選手会長が、体を張って決勝点をもぎ取った。
矢野監督は若手にも失地回復のチャンスを与えた。前日20日楽天戦で木浪が 3塁走者として 1点を追う 8回無死 1、 3塁で本塁突入のスタートを切らず、指揮官から“公開説教”されるシーンがテレビに映りこんだ。それでも一夜明けて、この日もスタメンで起用。試合前は木浪と話をしたという。「失敗を恐れてやることが一番、成長を止める」。指揮官のモットーを体現。木浪は攻守でハツラツと動いた。
強力打線を擁する西武を下して、意地で連敗を食い止めた。再び貯金「1」へ。苦戦した交流戦の最後は全力でスパートする。
▼阪神が梅野の押し出し死球で決勝点を挙げた。これは15年 7月31日ヤクルト戦でゴメスが 8回二死満塁でロマンから死球を受けて以来、 4年ぶり。
8回裏阪神一死 2塁、中前適時打を放ち貴重な追加点をあげた糸原健斗内野手=阪神甲子園球場
糸原健斗内野手が勝負を決める 5点目をたたき出した。 4- 3の 8回一死 2塁で小川から中前へ適時打。「 1点差と 2点差では全然違う。最低でも二死 3塁の状況を作ろうと思っていましたが、抜けてくれてよかった」と喜んだ。
8回表に藤川が西武の中軸を無失点で食い止めただけに、投手陣の踏ん張りに応える援護に。相手司令塔・森との駆け引きを振り返り「捕手との駆け引きが楽しくて、いい勝負ができました。いい勝ち方ができた。明日につなげたい」と力を込めた。
8回裏、西勇輝投手(左)は中前適時打を放った糸原健斗内野手を手荒く祝福する=阪神甲子園球場
阪神は21日、西武戦(甲子園)に 5- 3で勝利し、連敗を「6」で止めた。
3- 3の 7回一死満塁から梅野の押し出し死球で勝ち越し。 8回には一死 2塁で糸原が中前適時打を放った。糸原は聖地のお立ち台で「勝ちたいという気持ちで打ちました」と声を弾ませた。
7回に登板して三者凡退に抑えた岩崎が今季初勝利。 8回の藤川、 9回のドリスも西武の強力打線を無安打に封じた。
8回裏阪神一死 1塁、糸井嘉男外野手は中前打を放った=阪神甲子園球場
糸井嘉男の 1試合 4安打は、 6月19日楽天戦4安打に次ぎ今季 2度目。阪神移籍後 4度目で、プロ通算12度目。
糸井はオリックス時代の同僚、西が先発した13試合で「打率4割1分3厘(46打数19安打)の大当たり。ノーヒットはわずか 2試合(うち 1試合は代打)で、スタメン出場した12試合中マルチ安打は半数の 6試合ある。
お立ち台で勝利を祝う、左から糸原健斗内野手、岩崎優投手、糸井嘉男外野手=阪神甲子園球場
ベテランの猛打が連敗止めた! 糸井嘉男外野手が適時打を含む 4安打の固め打ちで、 7試合ぶりに勝利の「六甲おろし」を響かせた。
まずは 1点リードの 2回だ。二死 1、 3塁の得点機で先発高橋光の 4球目、甘く入ったフォークをはじき返した。打球は 1、 2塁間を破り、貴重な追加点をもたらした。 4回にも引っ張って外野の頭を越す強烈な 2塁打。 7回には右前打で梅野の勝ち越し死球を呼び込んだ。 9回にも右前打を放ち「5打数4安打1打点」。19日楽天戦(甲子園)に続く今季 2度目の 4安打で、ここ 3試合は「13打数9安打]とその打棒が止まらない。
「連敗していたので、まずは勝ちたいと思っていた」
チームが低迷する交流戦においても、「打率3割4分4厘」と打ちまくり。ベテランの奮起がチームに久々の勝利をもたらした。
ヒーローの糸井嘉男外野手(手前右)と岩崎優投手はリリーフカーで場内1周する=阪神甲子園球場
足もとに不安を抱える中で、出場を続けている。自分の身体を理解し、自分に合った調整を続ける。この日も試合前練習で 1人だけ、ロングティーをする姿があった。 1塁側ベンチ前から、右翼ポールをめがけて鋭い打球を飛ばす。感触を確かめるように、 1球 1球大事にバットを振っていた。糸井が自ら進言して、このメニューを取り入れている。清水ヘッドコーチも糸井の調整については「任せている」と一任。試合後、同コーチは「ほんとに練習もよくやっているし、よくやってくれている」と頼れるベテランをねぎらった。 矢野監督も「状況に応じたバッティングとか、その場面で頭も使って打っているヒットも出ている。これだけヒットもたくさん出ているというのは、嘉男の気持ちももちろん上がってくると思う」と評価した。
沈むチームにおいても、塁上では独特のポーズで若手と一緒にベンチを盛り上げる。「北條とかがベンチを盛り上げている。雰囲気は良いです」。交流戦残り 2試合も、超人背番号「7」のバットが頼りになる。
※阪神6連敗ストップ、岩崎1勝!マルテ、応える逆転適時打!糸井4安打!西、通算100奪三振!-2に続く!