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Channel: 阪神ファンの障碍(害)者アスリート・虎ちゃん77のスポーツ日記
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自力V消滅…貧打に守備…再建の道は険しく…藤川14年ぶり松坂と同一試合登板!11戦連続0封!-1

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阪神は 1回表、「3番」糸井嘉男外野手(37)が先制犠飛。中日は 1回裏、同点とした後、「5番」高橋周平内野手(25)が勝ち越し打。阪神は 3回、糸井が同点打。今季初登板した中日先発松坂大輔投手(38)は 5回 2失点で降板し、勝ち負けはつかなかった。阪神の先発岩田稔投手(35)も 6回まで 2失点と粘投。中日は 9回一死満塁からソイロ・アルモンテ外野手(30=モンテレイ・サルタンズ)が押し出し四球を選んででサヨナラ勝ち。「6連勝」を飾った。阪神は「5連敗」を喫した。中日松坂大輔投手が阪神と今季初対戦。 5回 2失点で降板した。松坂の阪神戦の登板は、西武時代を含めてこの日で 9度目だが、勝敗がつかなかったのは初めてだ。阪神打線は、西武時代の06年に 2度対戦し、いずれも14三振を奪われ完封と完投勝利を許すなど「通算防御率1.74」と松坂を苦手としている。 1試合で奪った最多得点は 3で、中日移籍後の 5度の対戦では 2点が最多。“平成の怪物”攻略は、今後の課題のひとつだ。阪神が押し出し四球によるサヨナラ負けで「5連敗」を喫し、「自力優勝」の可能性が消滅した。中日松坂大輔投手から 3回までに 2点を挙げたが、 4回以降はノーヒットと打線が沈黙。貧打に、拙守という今季を象徴する敗戦となった。まだ「Aクラス」は維持しているが、昨年「最下位」からのチーム再建の道のりは険しい。

警戒されても、初球から決めた。近本光司外野手(24=大阪ガス)の勢いが止まらない。初回に先頭で中前打を放つと、すかさずスタートを切った。果敢に滑り込み、セーフの判定。虎の新人では「20盗塁到達」は01年の赤星憲広元外野手(43=現・野球解説者、野球評論家、タレント)以来だ。どんな相手が来ても、平常心で臨むのが近本流だ。人生で初めて「平成の怪物」と対決。偉大な投手が令和初登板しても、「ドラフト1位ルーキー」には関係なかった。そんな松坂から 2打席連続でヒットを放ち、 5回には死球を受けて 3打席連続出塁。トップバッターとしての役割を、きっちりと果たした。試合後には、敗戦に言葉は少なかった。新人ながら、すでに虎にいなければならない存在となった近本。バットでも、足でも、チームに必要不可欠なのは間違いない。前だけを見て、思い切って走る近本が、虎を勢いづける。虎将の叱咤激励に燃えないわけがない。韋駄天ルーキーの反発力が、虎の連敗ストップには必要不可欠だ。

糸井嘉男外野手が16日、中日戦(ナゴヤドーム)に「3番・右翼」でスタメン出場し、中日先発・松坂から先制の犠飛を放った。 1回先頭で「D1位」・近本光司外野手が中前打、続く糸原健斗内野手(26)の初球で「今季20個目」となる 2盗に成功。糸原も右前打で続き、無死 1、 3塁で糸井が 137キロを弾き返し、中堅への飛球で 3走・近本が生還した。「4連敗」で首位巨人と「10.5ゲーム」差で迎えた一戦で、幸先のいいスタートを切った。 1学年上の松坂とは昨季初対戦だったが、 5打数無安打だった。これで「通算7打数1安打2打点」となった。

岩田稔投手(35)は16日の中日戦(ナゴヤドーム)で先発し、 6回 2失点だった。 9安打を浴びるも86球で要所を締め、中日・松坂大輔投手と堂々に投げ合った。岩田稔投手が 6回 9安打 2失点と踏ん張った。 1点リードの 1回に無死満塁のピンチからビシエドの併殺崩れ、続く高橋の左前適時打で2失点したが、その後は持ち味の低めの投球でゼロを並べた。勝ち負けは付かなかった。 5日の広島戦(甲子園)に続く「4勝」目を手に入れることはできなかったが、試合を作り、ナインを鼓舞した。

藤川球児投手(38)が11試合連続の無失点ピッチングを見せた。同点の 7回から登板し、代打武田を空振り三振。 2四球で二死 1、 2塁としたが、最後はビシエドを高め 145キロで右飛に仕留めた。これで同僚ジョンソンに次ぐ「リーグ2位の25ホールドポイント」。目標に掲げるNPBの「通算防御率1点台」まで残り 2回 2/3とした。この日の中日先発は同学年の松坂だった。NPBの舞台で同一試合での登板は05年以来、実に14年ぶりだった。同じ「高卒ドラフト1位」指名でプロの世界に飛び込み、切磋琢磨(せっさたくま)してきた盟友。でも大きな刺激を受ける存在だ。チームは「サヨナラ負け」を喫し、窮地に追い込まれた。藤川はチームを鼓舞するように前向きに話した。

8回から登板したピアース・ジョンソン投手(28=サンフランシスコ・ジャイアンツ)がリベンジした。先頭堂上直倫内野手(30)を 154キロで見逃し三振に斬ると、阿部寿樹内野手(29)はカーブで空振り三振。最後は京田陽太内野手(25)もカーブで投ゴロに仕留めた。15日は 3連続長短打を浴びて来日初の 2失点。敗戦投手になった。

同点の 9回に登板した小小野泰己投手(25)が一死満塁から押し出し四球を与え、今季初黒星を喫した。一死から代打井領雅貴外野手(29)に四球を許すと、そこから崩れた。慎重に、力強く投じた一球は、はかなくも捕手が構えたミットから大きくはずれた。 4番手の小野が痛恨の押し出し四球を与えて、「サヨナラ負け」。今季初黒星を喫し、チームも球宴をはさんで「5連敗」となった。試合後、悔しさを押し殺すようにして声を絞り出した。 7回から藤川、ジョンソンと無失点でつないできた 2- 2の 9回のマウンドに上がると、一死から代打・井領に四球。続く平田良介外野手(31)に右中間へはじき返されて、 2、 3塁とピンチを広げた。ここでベンチは、大島との勝負をさけ申告敬遠で満塁策。しかし、これが裏目に出た。この試合で 2安打を放っているアルモンテを迎え、ボール先行に。カウント 3- 1からの 5球目の直球は、投げた瞬間に外角に大きくそれた。小野は 3塁走者がホームを踏むのをただ見つめるしかなかった。矢野燿大監督(50)は奮起をうながした。この悔しさを糧にして、次こそ勝利を呼び込む投球をする。

両ふくらはぎ痛で 2軍調整中の福留孝介外野手(42)が16日、ウエスタン・リーグ広島戦(甲子園)で実戦復帰した。「5番DH」で先発出場。 2回、先頭打者で迎えた第 1打席は広島先発ケイシー・ローレンス投手(31=シアトル・マリナーズ)の前に 1ゴロ。 4回一死 1塁の第 2打席は、ローレンスの内角 144キロ直球に見逃し三振に倒れた。福留は 6月 1日に「右ふくらはぎ筋挫傷」で出場選手登録を抹消。同11日に 1軍復帰を果たしたが、左ふくらはぎを痛めて同22日に再び出場選手登録を抹消された。実戦復帰は代打出場で安打を放った 6月20日楽天戦(甲子園)以来、26日ぶり。足への不安は感じさせなかった。試合前のシートノックでは左翼に入り、軽快な動きを見せており、順調な回復ぶりをアピール。代打出場で安打を放った 6月20日楽天戦(甲子園)以来、26日ぶりの実戦復帰。17日の同カードでは守備復帰も示唆した。今後については、19日からの同ソフトバンク 3連戦(タマホーム スタジアム筑後)にも同行を予定し、慎重に調整を続けていく。

記事をまとめてみました。

 

 

 <中日 3x- 2阪神>◇第13回戦◇阪神 4勝 9敗 0分◇16日◇ナゴヤドーム

 阪神は 1回表、「3番」糸井が先制犠飛。中日は 1回裏、同点とした後、「5番」高橋が勝ち越し打。阪神は 3回、糸井が同点打。

 今季初登板した中日先発松坂は 5回 2失点で降板し、勝ち負けはつかなかった。阪神の先発岩田も 6回まで 2失点と粘投。

 中日は 9回一死満塁からアルモンテが押し出し四球を選んででサヨナラ勝ち。「6連勝」を飾った。阪神は「5連敗」を喫した。

  3回表阪神二死、松坂大輔投手は近本光司外野手に中前打を許す=ナゴヤドーム

 中日松坂大輔投手が阪神と今季初対戦。 5回 2失点で降板した。松坂の阪神戦の登板は、西武時代を含めてこの日で 9度目だが、勝敗がつかなかったのは初めてだ。

 阪神打線は、西武時代の06年に 2度対戦し、いずれも14三振を奪われ完封と完投勝利を許すなど「通算防御率1.74」と松坂を苦手としている。 1試合で奪った最多得点は 3で、中日移籍後の 5度の対戦では 2点が最多。“平成の怪物”攻略は、今後の課題のひとつだ。

 中日にサヨナラ負けを喫し、うつむきながら引き揚げる矢野燿大監督=ナゴヤドーム

 阪神が押し出し四球によるサヨナラ負けで「5連敗」を喫し、「自力優勝」の可能性が消滅した。中日松坂大輔投手から 3回までに 2点を挙げたが、 4回以降はノーヒットと打線が沈黙。貧打に、拙守という今季を象徴する敗戦となった。まだ「Aクラス」は維持しているが、昨年「最下位」からのチーム再建の道のりは険しい。

◇    ◇    ◇

 「惜敗」ばかりだからもどかしい。今季の苦戦を象徴する競り負けだった。「5連敗」。首位巨人が勝ったため、数字上は上回れず、「自力優勝」の可能性が消滅してしまった。それでも、矢野監督は「俺らじゃなくマスコミの皆さんが言うこと。そこ(巨人)を考えて毎日プレーするより俺らがどうすれば成長できるか考えてプレーする方がチームのためになる」と前を向いた。

  9回表阪神一死 1塁、捕邪飛に倒れた梅野隆太郎捕手=ナゴヤドーム

 土壇場の 9回。小野のサヨナラ押し出し四球で敗れて「中日戦6連敗」となったがミスが重なった。一死 1塁で平田の飛球は右中間最深部へ。中堅近本が落下点に入ったが、グラブをかすめて捕れない。 2、 3塁のピンチを招いてしまった。指揮官は「チカのも最後、安打になっているけど追いついている。簡単とは言わんけど、ああいうのを捕ってあげてほしい。俺はとれると思った」と嘆いた。痛恨のプレーになり、近本も、うつむいてバスに消えた。

 負けるべくして負けた。直前の 9回一死 1塁。バントがうまい梅野に犠打のサインを出したが捕邪飛…。自ら勝機を逃して、流れを手放してしまった。指揮官は「競って負けている。本当に、あと1本とか。もちろんリュウ(梅野)の送るところを送れないとか。小さいことをミスをしたり(点を)取れるところで取れてないと、こういう展開になる」と厳しく断じた。

  9回裏中日一死 1塁、平田良介外野手の打球を中堅手近本光司外野手が追うが及ばず 2塁打となる=ナゴヤドーム

 昨季「1勝3敗」と苦戦した中日松坂を打ちあぐねたのも敗因だ。塁上をにぎわしても決定打が出ない。今年何度も見た拙攻をまたも繰り返した。くしくも昨年と同じ展開だった。 8月 1日に敵地で松坂を打てずシーズン初めて「自力優勝」の可能性がなくなった。今年はさらに上回る 7月16日のスピード消滅。「3位タイ」に落ち、「5位」広島が「0.5」ゲーム差に迫る。巨人とは「11.5」差に開き、指揮官は危機感を募らせた。

 「それを考える余裕はないわ、そんなん。自分らのチームをどうするか。そんな上のことをどうこう言っているアレじゃない」

 12球団最強の投手陣を誇るだけに、貧打や最多72失策、走塁ミスが際立つ。接戦を拾うスタイルだ。殻を破らないと、上位は見えてこない。

▼阪神が中日に敗れ、巨人がヤクルトに勝ったため、阪神の「自力優勝」が消滅した。巨人は阪神との直接対決12試合に全敗しても、それ以外の49試合に全勝すれば最終成績が「99勝43敗1分け」の「勝率6割9分7厘」。阪神が残り57試合を全勝しても、「96勝43敗4分け」の「勝率6割9分1厘」で上回れないため。今季チーム86試合目で、昨季の87試合目より 1試合早い。

 

 警戒されても、初球から決めた。近本光司外野手(24)の勢いが止まらない。

 初回に先頭で中前打を放つと、すかさずスタートを切った。果敢に滑り込み、セーフの判定。虎の新人では「20盗塁到達」は01年の赤星以来だ。

  1回、先頭で中前打を放った近本光司外野手=ナゴヤドーム

 どんな相手が来ても、平常心で臨むのが近本流だ。人生で初めて「平成の怪物」と対決。試合前に「偉大なピッチャーなので、しっかり勝負を楽しみたいですね」と話していたが「試合に入れば野球に集中するだけなので…」と、偉大な投手が令和初登板しても、「ドラフト1位ルーキー」には関係なかった。そんな松坂から 2打席連続でヒットを放ち、 5回には死球を受けて 3打席連続出塁。トップバッターとしての役割を、きっちりと果たした。

 すかさず「20盗塁」目となる 2盗を決めた近本光司外野手=ナゴヤドーム

 試合後には、理想の先制攻撃ができたか? という報道陣からの問いかけに「はい…」と、敗戦に言葉は少なかった。新人ながら、すでに虎にいなければならない存在となった近本。バットでも、足でも、チームに必要不可欠なのは間違いない。前だけを見て、思い切って走る近本が、虎を勢いづける。

  1回表阪神無死 1塁、糸原健斗内野手のとき 2塁盗塁を決める近本光司外野手=ナゴヤドーム

  9回。平田がかっ飛ばした右中間深くへの大飛球に、「D1位」・近本光司外野手8大阪ガス)が目いっぱい伸ばしたグラブは届かなかった。“平成の怪物撃ち”で、盗塁数も「20」に到達。それでも、勝利は遠かった。

 「チカ(近本)のも(平田の右中間 2塁打が)最後ヒットになってるけど、追いついてるからね、こっちから見たら。俺はとれると思ったから」

 矢野監督は快足ルーキーの守備を祈るように見つめたが、願いは届かなかった。

 四球狙いじゃなく、積極的に振っていく-。そう口にしてきた。「『1番打者』としての理想像を体現できたか?」という報道陣の問いかけに、近本は厳しい表情のままうなずいてチームバスへと乗り込んだ。

  1回、近本光司外野手が糸井嘉男外野手の犠飛で生還したが“不敗神和”が崩れた=ナゴヤドーム

 これまで敗戦後にも立ち止まり、自身の言葉で思いを伝えてきた男がみせた“激情”。それだけ悔しい「1敗」だった。 1回先頭で初対戦の松坂の外角 142キロを中前へ。さらに続く糸原の初球で 2塁を陥れた。

  6日の広島戦(甲子園)以来 6試合ぶりの盗塁を決め、球団新人では 3人目、2001年の赤星憲広以来、18年ぶりの大台到達だ。「リーグトップ21盗塁」の山田(ヤクルト)、大島(中日)に次ぐ堂々の韋駄天ぶりだ。続く糸原も右前打で続き、無死 1、 3塁で糸井の中飛でタッチアップし、悠々と先制のホームを踏んだ。

 近本が 1回に出塁し、得点した試合はここまで「7勝1分け」。不敗神話継続へ、 3回は25度目の「マルチ安打」となる中前打を放ち、その後無死 1、 2塁で糸井の適時 2塁打で再び生還。 5回は死球で出塁し、足で揺さぶりをかけたが“神話”はついに途絶えてしまった。

  3回表阪神二死、近本光司外野手は中前打を放った=ナゴヤドーム

 「今は8近本)打って走ってっていうところだけど、本当の信頼を得るってところで、うちはね、やっぱりやっていかないとこういう試合になっちゃう」

 虎将の叱咤激励に燃えないわけがない。韋駄天ルーキーの反発力が、虎の連敗ストップには必要不可欠だ。

◇データBOX◇

◎…近本が「20盗塁」に到達。阪神の新人では、1953年の吉田義男(22盗塁)、2001年の赤星憲広(39盗塁)に続き 3人目。

 

 1回表阪神無死 1、 3塁、先制の中犠飛を放った糸井嘉男外野手。投手松坂大輔=ナゴヤドーム

 糸井嘉男外野手が16日、中日戦(ナゴヤドーム)に「3番・右翼」でスタメン出場し、中日先発・松坂から先制の犠飛を放った。

  1回先頭で「D1位」・近本光司外野手(大阪ガス)が中前打、続く糸原の初球で「今季20個目」となる 2盗に成功。糸原も右前打で続き、無死 1、 3塁で糸井が 137キロを弾き返し、中堅への飛球で 3走・近本が生還した。

 「4連敗」で首位巨人と「10.5ゲーム」差で迎えた一戦で、幸先のいいスタートを切った。

  1回、犠飛を放った糸井嘉男外野手=ナゴヤドーム

 阪神が速攻で中日先発の松坂から先制点をもぎ取った。

  1回。先頭近本が中前打で出塁すると、続く糸原の1球目に 2盗を成功。糸原の右前打で 1、 3塁とチャンスを拡大すると糸井の中犠飛で 1点を先制した。

  3回表阪神二死 1、 2塁、糸井嘉男外野手は右越え「適時2塁打」を放った。投手松坂大輔=ナゴヤドーム

 打撃好調の糸井嘉男がレジェンド松坂大輔から初ヒットを放った。

 初回に先制の中犠飛を放つと、 3回二死 1、 2塁の場面で変化球を右翼線に運ぶ 2塁打を放った。 1学年上の松坂とは昨季初対戦だったが、 5打数無安打だった。これで「通算7打数1安打2打点」となった。

 

  6回を投げ 9安打 2失点だった岩田稔投手=ナゴヤドーム

 岩田稔投手が 6回 9安打 2失点と踏ん張った。 1点リードの 1回に無死満塁のピンチからビシエドの併殺崩れ、続く高橋の左前適時打で2失点したが、その後は持ち味の低めの投球でゼロを並べた。

 降板後、岩田は「序盤は相手打線を警戒しすぎて、有利なカウントを作れずに失点してしまいました。途中から大胆に攻めることを意識して、打たれたヒットもほとんどがゴロヒットでしたし、なんとか粘ることはできたかなと思います」とコメント。勝ち負けは付かなかった。

  5回、中日・堂上直倫内野手を併殺打に打ち取った岩田稔投手=ナゴヤドーム

 岩田稔投手は16日の中日戦(ナゴヤドーム)で先発し、 6回 2失点だった。 9安打を浴びるも86球で要所を締め、中日・松坂大輔投手と堂々に投げ合った。

 「僕らのスーパースターなので。やばいです」

 松坂との投げ合いに、そう話していた左腕。 1回、いきなり連打と四球で無死満塁とされると、ビシエドの併殺崩れの間に同点。続く高橋には左前適時打を浴び、勝ち越しを許した。なお一死 1、 2塁のピンチだったがバッテリーを組んだ梅野が素早い 1塁牽制(けんせい)で走者の高橋をアウトに。阿部を 2ゴロに仕留め、ここを切り抜けた。

  5回裏中日一死 1、 2塁、堂上直倫内野手を併殺打に打ち取り、笑顔でベンチへ戻る岩田稔投手=ナゴヤドーム

  2回から 5回まで毎回安打を許すも、 6回は 3者凡退。要所を締め、ベテランらしいしぶとさが光った。 5日の広島戦(甲子園)に続く「4勝」目を手に入れることはできなかったが、試合を作り、ナインを鼓舞した。

 

  7回裏、阪神 2番手で登板した藤川球児投手=ナゴヤドーム

 藤川球児投手が11試合連続の無失点ピッチングを見せた。

 同点の 7回から登板し、代打武田を空振り三振。 2四球で二死 1、 2塁としたが、最後はビシエドを高め 145キロで右飛に仕留めた。これで同僚ジョンソンに次ぐ「リーグ2位の25ホールドポイント」。目標に掲げるNPBの「通算防御率1点台」まで残り 2回 2/3とした。

 この日の中日先発は同学年の松坂だった。NPBの舞台で同一試合での登板は05年以来、実に14年ぶりだった。同じ「高卒ドラフト1位」指名でプロの世界に飛び込み、切磋琢磨(せっさたくま)してきた盟友。でも大きな刺激を受ける存在だ。

 「ずっと苦しいですけど、目の前の自分たちの出来ることをやるしかない。相手に勝ちに行くことを考えてやるしかない」。チームは「サヨナラ負け」を喫し、窮地に追い込まれた。藤川はチームを鼓舞するように前向きに話した。

  7回裏中日二死 1、 2塁、審判の判定に不服そうな藤川球児投手=ナゴヤドーム

 藤川球児投手が16日の中日戦(ナゴヤドーム)の 2- 2の 7回に登板し、 1回で 2四球を与えるも無失点。好投でバトンをつないだ。

 先頭の代打・武田を変化球で空振り三振。その後 2四球などで二死 1、 2塁とされビシエドを迎えるが、最後は 145キロ直球で右飛に仕留め、ピンチを切り抜けた。

 中日の先発は右肩炎症から復帰登板となった松坂。藤川と松坂が同じ日に登板するのは、松坂が西武時代の2005年 6月14日(インボイス)以来14年ぶり、5146日ぶり。このときは同じ 8回のマウンドに立ち、松坂は 8回 3失点(自責 2)で敗戦投手に、藤川は 1回無失点でホールドを記録していた。時を越えてもなお、最前線で活躍する“松坂世代”が共演した。

 

  8回裏、阪神 3番手で登板したピアース・ジョンソン投手=ナゴヤドーム

  8回から登板したジョンソン投手がリベンジした。

 先頭堂上を 154キロで見逃し三振に斬ると、阿部はカーブで空振り三振。最後は京田もカーブで投ゴロに仕留めた。15日は 3連続長短打を浴びて来日初の 2失点。敗戦投手になった。

 ジョンソンは「やり返したい思いがあった。それが出来て良かった」。 3者凡退と最高の結果を出した。

 

 

※自力V消滅…貧打に守備…再建の道は険しく…藤川14年ぶり松坂と同一試合登板!11戦連続0封!-2へ続く!

 

 

 

 

 

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