●甲子園球場で19日に予定されていた阪神-ヤクルト13回戦は、午後 6時10分に中止が決まった。試合前から降り続いていた雨がやまず、グラウンドからシートを外せない状況。回復が見込めず、中止を決めた。谷本修球団副社長兼球団本部長(54)は雨天中止に“劇弾再現”へ期待を寄せた。前回の雨天中止は 5月28日で、翌29日の巨人戦(甲子園)では延長12回に高山の「代打サヨナラ満塁弾」で劇的な勝利を収めた。昨季は19試合の中止で序盤は「7連勝」するなど、雨天中止の次の試合は好相性。エールを送った。
●「6連敗」中の阪神は、先発予定だった高橋遥人投手(23=亜細亜大學OB)が20日にスライド登板する。連敗ストップを託される 2年目のサウスポーは「やることは変わらない。しっかり準備して試合をつくり、勝てる投球をしたい」と意気込んだ。チームを支えてきた救援投手陣は、後半戦に入ってから打ち込まれる場面が目立つ。疲れも見え始めているだけに、中止が恵みの雨となるか。矢野燿大監督(50)が19日、今季ワーストの「7連敗阻止」を若き左腕に託した。予定されていたヤクルト戦(甲子園)が雨天中止。先発が予告されていた高橋遥人投手が初のスライド登板で20日に先発する。指揮官はさらなる成長を促す意味でも引き続き大事なカード初戦を任せた。首位巨人が広島に敗れ、阪神は「自力優勝」の可能性が復活。これは恵みの雨かもしれない!雨音が響く甲子園の通路で矢野監督はハッキリと言った。高橋遥の登板を飛ばして当初予定だった西勇輝投手(28)を20日ヤクルト戦にぶつける選択もあったが、指揮官の結論は若き左腕のスライド登板だった。連敗ストップを託された左腕は甲子園の室内練習場などでキャッチボールやダッシュメニューで汗を流した。球宴休みもあり中12日となる登板。さらに 1軍では初体験のスライド登板にも表情を引き締める。スカッとうっぷんを晴らすような快投に期待だ。
●西勇輝投手が、チーム一丸で「メークドラマ」を目指す。首位巨人とは「11ゲーム」差あるがきっぱり。96年の長嶋巨人が首位広島との最大ゲーム差「11.5」を逆転して「優勝」したようなミラクルを信じている。開幕から先発ローテーションを守る右腕は巻き返す。
●原口文仁捕手(27)が19日、天候不良によりヤクルト戦(甲子園)の中止が決まった後、すぐさま室内練習場で打撃練習を行った。「5番・1塁」での先発は流れたが、この日は 6月度の月間「スカパー! サヨナラ賞」の受賞が発表され、巻き返しへの決意を語った。持ち前の勝負強さで、「5位」に後退した虎を救う。不屈の男が放つ言葉だからこそ、誰よりも説得力がある。雨雲すら逃げていくほど熱く、原口が誓った。試合中止が決まった直後、向かったのは室内練習場。一心不乱にバットを振り、言動で虎を力強く鼓舞した。この日、 6月度の「スカパー! サヨナラ賞」が発表され、原口が受賞。大腸がんから復帰し、 6月 9日の北海道日本ハム戦(甲子園)で放った自身 4度目の「サヨナラ打」が選出された。球宴でも 2試合連続本塁打を放つなど、原口にしか描けない物語を描き続ける。終着点はきっと、苦境を乗り越えた「逆転V」だ。残り56試合。幸せも苦しみも分かち合って、前に進む。原口がずっと夢を追い続ければ、虎にまだ希望はある。
●「3番・左翼」で出場した福留孝介外野手(42)が実戦復帰後、「初安打&初本塁打」。 4回の右前打は16日の広島戦(甲子園)で復帰して以来 8打席目での初安打。 8回にはバックスクリーンへソロを放った。平田勝男 2軍監督(59)はうなずき、 1軍復帰について慎重に構えた。
●清水雅治ヘッドコーチ(55)は19日、甲子園で新助っ人ヤンハービス・ソラーテ内野手(32=前マーリンズ傘下3A)の起用会議を行う見通しを明かした。ソラーテは 2、 3塁が主戦場ながら内野はすべて守れ、左翼の経験もある。「メジャー通算75発」の打力を生かすために、そのマルチプレーヤーぶりをフルに活用する。現在、左翼では福留がふくらはぎの故障で 2軍調整中。この日のソフトバンク戦(タマホーム筑後)で復活弾を放ったものの、42歳ということも考慮して 1軍復帰後も休養日を確保したい。さらに 1塁・ジェフリー・マルテ内野手(28)も左膝を負傷中。来日後に生チェックして矢野監督、コーチ陣で話し合う。ベストの起用法を導き出す。
記事をまとめてみました。
<阪神-ヤクルト=雨天中止>◇19日◇阪神甲子園球場
甲子園球場で19日に予定されていた阪神-ヤクルト13回戦は、午後 6時10分に中止が決まった。
試合前から降り続いていた雨がやまず、グラウンドからシートを外せない状況だった。試合開始を遅らせる発表をしたが、回復が見込めず、中止を決めた。
雨でシートがかけられるグラウンドを確かめる、左から2人目から青木宣親外野手、ウラディミール・バレンティン外野手=阪神甲子園球場
谷本球団副社長は雨天中止に“劇弾再現”へ期待を寄せた。前回の雨天中止は 5月28日で、翌29日の巨人戦(甲子園)では延長12回に高山の「代打サヨナラ満塁弾」で劇的な勝利を収めた。「いいですね。それでいきましょう」と笑顔。昨季は19試合の中止で序盤は「7連勝」するなど、雨天中止の次の試合は好相性。「恵みの雨にしてほしいですね」とエールを送った。
「6連敗」中の阪神は、先発予定だった高橋遥が20日にスライド登板する。連敗ストップを託される 2年目のサウスポーは「やることは変わらない。しっかり準備して試合をつくり、勝てる投球をしたい」と意気込んだ。
チームを支えてきた救援投手陣は、後半戦に入ってから打ち込まれる場面が目立つ。疲れも見え始めているだけに、中止が恵みの雨となるか。矢野監督は「プラスに捉えたらそういう(休める)こともあると思う」と話した。
キャッチボールで調整する高橋遥人投手=阪神甲子園球場
遥人、止めてくれ! 矢野燿大監督が19日、今季ワーストの「7連敗阻止」を若き左腕に託した。 予定されていたヤクルト戦(甲子園)が雨天中止。先発が予告されていた高橋遥人投手が初のスライド登板で20日に先発する。指揮官はさらなる成長を促す意味でも引き続き大事なカード初戦を任せた。首位巨人が広島に敗れ、阪神は「自力優勝」の可能性が復活。これは恵みの雨かもしれない!
◇ ◇ ◇
雨音が響く甲子園の通路で矢野監督はハッキリと言った。「遥人でいこうかなと」。そして「そういうところで投げていくことで、また成長できるんちゃうかなという俺らの期待もある。そういう部分で、カードの頭、 1回ね」と説明した。高橋遥の登板を飛ばして当初予定だった西を20日ヤクルト戦にぶつける選択もあったが、指揮官の結論は若き左腕のスライド登板だった。
試合前、練習に臨む高橋遥人投手=阪神甲子園球場
若さと勢いに懸ける。 2年目の高橋遥は今季 8試合に登板して「2勝2敗、防御率1.80」。さらに本拠地甲子園では「防御率1.41」と安定感を増す。前回ヤクルトと対戦した 5月23日(甲子園)は 6回 4安打無失点と好投。勝ち星はつかなかったが、ツバメ打線を無得点に抑えており相性もいい。プレッシャーのかかるマウンドとなるが、それを乗り越えればさらなる成長にもつながる。期待の表れだ。
チームは正念場を迎えている。「6連敗」を喫した17日中日戦(豊橋)は 3試合連続登板となった藤川が竜打線につかまり、今季初黒星。球宴明けの3試合はいずれも救援投手に黒星がつく敗戦が続いている。この日の中止でブルペン陣にとってつかの間の休息となったが、負担軽減のためにも先発の踏ん張りが 1つのキーポイントにもなる。
連敗ストップを託された左腕は甲子園の室内練習場などでキャッチボールやダッシュメニューで汗を流した。球宴休みもあり中12日となる登板。さらに 1軍では初体験のスライド登板にも「やることは変わらないのでしっかり準備をして、試合を作って、勝てるピッチングをしたい」と表情を引き締める。スカッとうっぷんを晴らすような快投に期待だ。
ダッシュを繰り返す西勇輝投手=阪神甲子園球場
西勇輝投手が、チーム一丸で「メークドラマ」を目指す。首位巨人とは「11ゲーム」差あるが「まだ取り返せる時期だと思っています。優勝まで突っ走れるように、全員で新たに気持ちを入れてできればいいと思います」ときっぱり。
96年の長嶋巨人が首位広島との最大ゲーム差「11.5」を逆転して「優勝」したようなミラクルを信じている。開幕から先発ローテーションを守る右腕は「後半戦、何とか今から、このカードからでもスタートできて、いい連勝が続けられるように頑張っていければと思います」と巻き返す。
練習でキャッチボールする西勇輝投手=阪神甲子園球場
原口文仁捕手が19日、天候不良によりヤクルト戦(甲子園)の中止が決まった後、すぐさま室内練習場で打撃練習を行った。「5番・1塁」での先発は流れたが、この日は 6月度の月間「スカパー! サヨナラ賞」の受賞が発表され、巻き返しへの決意を語った。持ち前の勝負強さで、「5位」に後退した虎を救う。
不屈の男が放つ言葉だからこそ、誰よりも説得力がある。雨雲すら逃げていくほど熱く、原口が誓った。試合中止が決まった直後、向かったのは室内練習場。一心不乱にバットを振り、言動で虎を力強く鼓舞した。
「そんな簡単に(状態)はよくはならないです。もっと頑張ります」
原口文仁捕手は6月の月間「スカパー! サヨナラ賞」を受賞。賞金30万円もゲットした=阪神甲子園球場
午後 6時10分、天候不良で中止が決定。体のケアなど過ごし方が選手に任される中、さらなる練習を選択した。30分ほどでも、バットを振る姿が苦しむ虎を引っ張ってくれる。この日、広島が勝ってチームは5位に転落し、首位・巨人とは「11ゲーム」差。だが、諦めない姿勢を原口が体現した。
17日の中日戦(豊橋)でも先発すると、 2安打 2打点。この日も同じ「5番・1塁」で先発を託された。左膝痛でチームを一時離脱したマルテがこの日、再合流したが矢野監督は「きょうはもう外すつもりだったんだけど、ベンチ自体も」とまだ万全ではない。「6連敗」とチームが苦しいときだからこそ、原口のバットが頼りになる。その勝負強さが、賞となってたたえられた。
この日、 6月度の「スカパー! サヨナラ賞」が発表され、原口が受賞。大腸がんから復帰し、 6月 9日の日本ハム戦(甲子園)で放った自身 4度目の「サヨナラ打」が選出された。「 1軍の舞台に戻ってきて活躍することが、多くの方々に励みになると自分は思ってやってきた」。球宴でも 2試合連続本塁打を放つなど、原口にしか描けない物語を描き続ける。終着点はきっと、苦境を乗り越えた「逆転V」だ。
原口文仁捕手は室内で打撃練習に励む。中止決定後にもバットを振った=阪神甲子園球場
「まだまだ諦める時期でもないし、試合数でもない。日々、勝利を目指して、どんな場面でも最後まで諦めないことが勝ちにつながると思う。僕は野球でしか表現できないので」
残り56試合。幸せも苦しみも分かち合って、前に進む。原口がずっと夢を追い続ければ、虎にまだ希望はある。
★悩ましい使い道
原口は賞金30万円の使い道について「そうですね…。最近、たくさんいただいているので」とうれしい悲鳴。「マイナビオールスターゲーム2019」で 2試合で計 300万円の賞金をつかんだことを引き合いに、報道陣を笑わせた。「今のところ、買い物とかにいってもそこまでほしいものは(ない)」。 5月の同賞は、 5月29日の巨人戦(甲子園)で代打サヨナラ満塁弾を放った高山で、阪神勢の「2カ月連続受賞」は初となった。
6月 9日の「サヨナラ打」は矢野燿大監督が泣くほど劇的だった=阪神甲子園球場
★原口文仁捕手サヨナラVTR
6月 9日の北海道日本ハム戦(甲子園)。 7回に 2点差を追いつき、 3- 3のまま 9回へ。二死から高山、北條が連打で 2、 3塁に。ここで代打で登場した原口は、秋吉のスライダーを中前に弾き返し、大腸がんの手術から復帰後、甲子園初安打が「サヨナラ打」となった。試合後、矢野監督は感動のあまり涙。「勝って泣いたことはないんだけど…」と言葉を詰まらせた。
安打を放った福留孝介外野手=阪神甲子園球場 (2019年 6月20日阪神vs楽天)
「3番・左翼」で出場した福留が実戦復帰後、「初安打&初本塁打」。 4回の右前打は16日の広島戦(甲子園)で復帰して以来 8打席目での初安打。 8回にはバックスクリーンへソロを放った。試合後は「何もないよ」。平田 2軍監督は「(本塁打は) 3ボールから 1球で仕留める集中力はさすが」」とうなずき、 1軍復帰について「足の状態を見て。焦らせることはできないから」と慎重に構えた。
清水雅治ヘッドコーチは19日、甲子園で新助っ人ヤンハービス・ソラーテ内野手(32=前マーリンズ傘下3A)の起用会議を行う見通しを明かした。
「どこ(の守備位置)に回すのか。外野にするのか 1塁にするのかも、また違うだろうし」
ソラーテは 2、 3塁が主戦場ながら内野はすべて守れ、左翼の経験もある。「メジャー通算75発」の打力を生かすために、そのマルチプレーヤーぶりをフルに活用する。
阪神入りが正式決定したソラーテ内野手(右)は夫人とニッコリ (球団提供)
現在、左翼では福留がふくらはぎの故障で 2軍調整中。この日のソフトバンク戦(タマホーム筑後)で復活弾を放ったものの、42歳ということも考慮して 1軍復帰後も休養日を確保したい。さらに 1塁・マルテも左膝を負傷中。この日、 1軍に再合流したが、こちらも足に不安を抱えるだけに無理はさせられない。この 2カ所をカバーしてくれれば…というのが首脳陣の理想だ。
「全部守れると聞いているが、どこまでできるか見てみないと。(野手 2人起用は)まだ(監督と)話していない。見てからやね」
来日後に生チェックして矢野監督、コーチ陣で話し合う。ベストの起用法を導き出す。
※ 7月20日の予告先発は、阪神・高橋遥人投手(23=亜細亜大學OB)ーヤクルト・小川泰弘投手(29)です。
昨年の屈辱を跳ね返し て、全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め!
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
2018年の悔しい結果を 打ち破 るため、選手・監督・コーチ・スタッフ・フロント、そしてファンの皆さんも全員が、どんな状 況でも「オレ がやってやる」「オレが決めてやる」という強い闘志をもって 1年間戦っていこう。という思 いをスローガンと して表現しています。
※このスローガン・デザ インは 2019年のシーズンロゴとしても展開してまいります。
2019年 公式戦 順位表
2019年 公式戦 日程と 結果 (07月)
2019年 公式戦 日程と 結果 (08月)
◇公式戦全試合実況速報 公式戦全試合をテキスト速報!タイガース迂遠実 況で 応援気分を盛り上げます。ほかにも対戦中の選手の成績が」一目で分かる「観戦モード」も必見!
◇現場からお届け!トラ番LIVEニュース 主催試合時は、現場から直接ニュ ース を配信! タイガース情報をどこよりもはやく、そうして細やかに。「生」の情報もお届けします!!
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