●阪神は20日、ヤクルト戦(甲子園)で今年で「40周年」を迎えた人気漫画「キン肉マン」とのコラボ企画として「キン肉マンDay」を開催した。作者「ゆでたまご」で、ともに大阪出身の作画担当・中井義則氏(58)と原作担当・嶋田隆司氏(58)が登場。中井氏が始球式でノーバウンド投球をした。また、先着 1万人の入場者に「キン肉マン×阪神タイガース」のオリジナルうちわが渡された。
●阪神先発は高橋遥人投手(23=亜細亜大學OB)、ヤクルトは小川泰弘投手(29)。阪神は2回、高山俊外野手(26)の適時打で1点を先制。高橋遥は3回まで無安打無失点の立ち上がり。ヤクルトが6回に中村悠平捕手(29)の右前2点適時打で試合をひっくり返した。先発小川は6回を6安打1失点と踏ん張った。阪神は9回に追いつかれたが、その裏に近本光司外野手(24=大阪ガス)がサヨナラ犠飛を放ち、連敗を6で止めた。ヤクルトは借金「16」。阪神ラファエル・ドリス投手(31)「4勝」目、ヤクルト・デビッド・ハフ投手(34)「2敗」目。矢野燿大監督(50)の攻撃的な采配が実った。 9回は先頭で代打北條史也内野手(24)が右中間 2塁打。陽川尚将内野手(28)にはバントを命じて、プロ初犠打を決めた。一死 3塁になると代走江越大賀外野手(26)を投入し、近本光司外野手(24=大阪ガス)の浅い左翼への飛球でサヨナラの生還。目まぐるしく手を打った場面を丁寧に説明した。
●大山悠輔内野手(24)が一時勝ち越しの適時打を放った。同点に追いついた 8回一死 1、 3塁で近藤一樹投手(36)のスライダーに食らいついて中前打。本塁返球で 3塁走者植田海内野手(23)がアウトになりかけたが、執念で打点をもぎ取った。 2回先頭では左翼線 2塁打を放ち先制のホームを踏むなど 3打数 2安打。7月は「打率0.378」と夏男ぶりを見せており力を込めた。
●阪神は 8回にあわや“センターゴロ”というプレーがあった。 2- 2に追いついて迎えた一死 1、 3塁。大山のセンター前にはずむ打球で 3塁走者植田が遅れてスタート。中堅手青木宣親外野手(37)の返球は完全にアウトのタイミングだったが、捕手中村悠平(29)がポロリとこぼしてセーフとなった。
●“友情パワー”と聖地の声援を力に変えた。右中間を真っ二つに割った。北條はベース上でポンと手をたたき、左拳を突き上げた。決してあきらめない-。男の意地と不屈の精神が、「サヨナラ劇」を呼び込んだ。ラファエル・ (31)が打たれ、 3- 3の同点に追いつかれた 9回先頭だった。代打で打席に立つと、「3番手」・ハフの 146キロを逆らわずに流し打ちした。一気に 2塁まで到達。続く陽川の犠打で 3塁に進むと、代走・江越と交代。近本の犠飛が浅めだったことに、お立ち台で苦笑いした。これまでスタメンでの出場は22試合。今季から入団した同級生の木浪とし烈な遊撃のポジション争いを繰り広げている。ベンチを温める日が続いても腐らずベンチから大きな声を張り上げてチームを鼓舞し続けている。矢野監督もうなるほどだ。心身ともに万全を期し、集中力を高め、グラウンドに飛び出す。この日もしてやったりの顔だ。力強く、誓った。屁のつっぱりはいらんですよ! キン肉マン顔まけの“元気印”が虎の夏をもっともっと熱くさせる。
●虎党も、記憶をたどってもなかったはずだ。バットを寝かせた陽川が大一番で、大仕事をやってのけた。 3- 3の 9回、先頭の代打北條が右中間へ 2塁打を放ち、無死 2塁。ここで、直前の 1塁守備から途中出場していた陽川の出番だった。もちろん、サインはバント。「プロ通算433打席」目。ハフの初球、 144キロを 3塁線にきっちりと転がした。北條を 3塁に進め、近本のサヨナラ犠飛をおぜん立てした。長距離砲は実に照れくさそうだった。小技も大技も、“リング”に上がれば関係ない。虎の平和を守るため、陽川が戦い続ける。
●近本光司外野手がプロ初の「サヨナラ打」で連敗を「6」で止めた。球宴後初めて甲子園で行われたヤクルト戦。3-3と追い付かれた直後の 9回一死 3塁、「ドラフト1位」がきっちり犠飛を打ち上げた。球宴で史上 2人目の「サイクル安打」を達成したヒーローが「キン肉マンDa」」に今季 7度目の「サヨナラ勝ち」を呼び込み、再びヒーローになった。勢い冷めぬ甲子園が、さらに熱を帯びた。プロ入り初の「サヨナラ打」。歓喜のウオーターシャワーを浴びる近本は誇らしげだった。舞台は9回に巡ってきた。代打北條の 2塁打を足がかりに作った一死 3塁のサヨナラ機。お立ち台で笑ってちゃかしたように、同学年の北條に代走江越が送られた。左腕ハフから逆方向の左へ連敗を止める飛球を打ち上げた。勝っても負けても、明日は来る。それはどんなヒーローでも同じ。諦めない。「キン肉マン」とコラボした試合。日本を代表する人気漫画の主人公も不屈の精神で闘い続ける。近本はテレビなどであまり見る機会はなかったというが、それに負けない働きっぷり。筋骨隆々のキン肉マンの体格と比べて控えめだが、最後は「6連敗」を止めるヒーローになった。矢野監督からの信頼も絶大だった。 9回の攻撃について全てを託した。諦めたらゲームセット。迷いは捨てて、がむしゃらに進むのみ。球宴でもサイクル安打を達成した阪神のヒーローは、ギブアップなんてしない。
●左膝負傷のため戦列を離れていた阪神ジェフリー・マルテ内野手(28)が20日ヤクルト戦からベンチ入りメンバーに復帰した。15日中日戦(ナゴヤドーム)で 2塁に滑り込んだ際に痛めて、翌16日は検査のために帰阪欠場。この日は試合前練習で屋外フリー打撃を行い、強振するなど感触をチェック。走塁練習も行い、 2塁を踏む動きなどを確認した。
●高橋遥人投手が自己最多の10三振を奪う好投を見せ、 7回 7安打 2失点で降板した。雨天中止となった19日から初のスライド登板。カード初戦を託した矢野監督の期待に応えて、試合を作った。序盤から力強い直球が決まり、三振の山を築いた。 5回は太田賢吾内野手(24)を 146キロ直球で見逃し三振に仕留めると、廣岡大志内野手(22)を 146キロ直球で空振り三振。最後は小川を 137キロツーシームで空振り三振と、 3者連続で奪った。しかし 1- 0の 6回二死走者なしから青木、村上宗隆捕手(19)に連打を浴び、満塁から中村に右前へ逆転の 2点適時打を浴びた。テンポよく抑えてきただけに、悔しいイニングとなった。味方の援護がなくリードされたままの降板となったが、ここまで 9試合に先発し「防御率1.89」。好投を続けながらも「3勝」目はならなかった。高橋遥は初の「2桁奪三振」を誇るよりも、リードを保てず降板したことを反省した。最終的に「連敗ストップ」を呼び込んだ粘投に、矢野監督の信頼が揺らぐことはかった。ここまで「2勝2敗」ながら、「防御率1.89」はチームの先発で現在トップの数字。プロ 2年目の左腕は、まだまだパワーアップする。
記事をまとめてみました。
<阪神 4x- 3ヤクルト>◇第13回戦◇阪神 8勝 3敗 2分◇20日◇阪神甲子園球場
阪神は20日、ヤクルト戦(甲子園)で今年で「40周年」を迎えた人気漫画「キン肉マン」とのコラボ企画として「キン肉マンDay」を開催した。
作者「ゆでたまご」で、ともに大阪出身の作画担当・中井義則氏と原作担当・嶋田隆司氏が登場。中井氏が始球式でノーバウンド投球をした。
また、先着 1万人の入場者に「キン肉マン×阪神タイガース」のオリジナルうちわが渡された。
阪神は初の「キン肉マンDay」を開催した=阪神甲子園球場
中井氏は「甲子園で投げることが夢だった」と振り返り、嶋田氏は「選手たちに喜んでもらえているのだったらうれしい」と目を細めた。
◇キン肉マン
「週刊少年ジャンプ」で1979年から87年まで連載された作者ゆでたまごによる漫画作品。日本に住む人間を超越した存在・超人のキン肉マンことキン肉スグルが、仲間の正義超人と共に、次々に立ちはだかる強敵とリング上で戦っていく、プロレス系格闘漫画。同作品に登場するキャラクターを模った消しゴム「キン消し」は当時の子供たちの間で爆発的な人気を博した。
9回裏阪神一死 3塁、「サヨナラ犠飛」を放ち笑顔を見せる近本光司外野手=阪神甲子園球場
阪神先発は高橋遥、ヤクルトは小川。阪神は2回、高山の適時打で1点を先制。高橋遥は3回まで無安打無失点の立ち上がり。
ヤクルトが6回に中村の右前2点適時打で試合をひっくり返した。先発小川は6回を6安打1失点と踏ん張った。
阪神は9回に追いつかれたが、その裏に近本がサヨナラ犠飛を放ち、連敗を6で止めた。ヤクルトは借金「16」。阪神ドリス「4勝」目、ヤクルト・ハフ「2敗」目。
「サヨナラ犠飛」の近本光司外野手(左)を出迎える矢野耀大監督=阪神甲子園球場
矢野燿大監督の攻撃的な采配が実った。 9回は先頭で代打北條が右中間 2塁打。陽川にはバントを命じて、プロ初犠打を決めた。
一死 3塁になると代走江越を投入し、近本の浅い左翼への飛球でサヨナラの生還。「(陽川へのバントは)ちょっと迷ったけどな。(植田)海のところに打順が回ってきても、どうしようかと。もう江越に代えた時点で、あのままいけば、トリ(鳥谷)が守るということやし。 1個 1個、やっておいてよかったなと、あとで思うよりは、いってしまった方がいい」。目まぐるしく手を打った場面を丁寧に説明した。
8回裏阪神一死 1、 3塁、大山悠輔内野手は中前適時打を放った=阪神甲子園球場
大山悠輔内野手が一時勝ち越しの適時打を放った。同点に追いついた 8回一死 1、 3塁で近藤のスライダーに食らいついて中前打。本塁返球で 3塁走者植田がアウトになりかけたが、執念で打点をもぎ取った。
「チームが勝てたことが一番」とにっこりの大山に、矢野燿大監督は「ああいう場面で打ってこそ『4番』。中心打者の責任を果たせる場面。結果を出したのはまた 1つプラスに考えて」とたたえた。
8回裏阪神一死 1、 3塁、大山悠輔内野手の適時打に手をたたいて喜ぶ矢野燿大監督=阪神甲子園球場
大山は 2- 2と追いついてなお 8回一死 1、 3塁で、一時勝ち越しとなる中前適時打。「4番」の働きを見せ「チームの勝ちにつながったのが一番だと思います」と喜んだ。 2回先頭では左翼線 2塁打を放ち先制のホームを踏むなど 3打数 2安打。7月は「打率0.378」と夏男ぶりを見せており「チームが勝つことが最優先。チームが勝てばいい」と力を込めた。
8回裏阪神一死 1、 3塁、大山悠輔の中前勝ち越し適時打で生還し手荒い出迎えを受ける植田海内野手=阪神甲子園球場
阪神は 8回にあわや“センターゴロ”というプレーがあった。
2- 2に追いついて迎えた一死 1、 3塁。大山のセンター前にはずむ打球で 3塁走者植田が遅れてスタート。中堅手青木の返球は完全にアウトのタイミングだったが、捕手中村がポロリとこぼしてセーフとなった。植田は「(中堅手が)定位置くらいやったんで」。中飛を警戒した結果の際どいプレーだったと振り返った。
9回、北條史也内野手がハフ投手から 2塁打を放ち、チャンスメークした=阪神甲子園球場
“友情パワー”と聖地の声援を力に変えた。右中間を真っ二つに割った。北條はベース上でポンと手をたたき、左拳を突き上げた。決してあきらめない-。男の意地と不屈の精神が、「サヨナラ劇」を呼び込んだ。
「ホームラン打てる気はしなかったので、しっかり塁に出ることだけ思っていました。ベンチでみんな声出して応援してくれるのが聞こえたんで、みんなのおかげです」
これぞ、友情パワー。サヨナラ勝利にナインがベンチから飛び出す=阪神甲子園球場
ドリスが打たれ、 3- 3の同点に追いつかれた 9回先頭だった。代打で打席に立つと、「3番手」・ハフの 146キロを逆らわずに流し打ちした。一気に 2塁まで到達。続く陽川の犠打で 3塁に進むと、代走・江越と交代。近本の犠飛が浅めだったことに「僕やったら、たぶん、危なかった」と、お立ち台で苦笑いした。
これまでスタメンでの出場は22試合。今季から入団した同級生の木浪とし烈な遊撃のポジション争いを繰り広げている。ベンチを温める日が続いても腐らずベンチから大きな声を張り上げてチームを鼓舞し続けている。
「まあ試合に出なかったら、やることないんで。声しかないかな、という感じで出してます」
お立ち台に呼ばれた北條史也内野手(左)と近本光司外野手。もちろん、キン肉モリモリだ=阪神甲子園球場
矢野監督も「本当にいつも声を出してね。その選手があそこの1打席で結果を出してくれるのはうれしい」とうなるほどだが、もちろん、自分の出番が近づくとなれば、入念な準備は怠らない。 試合に出そうな展開になる 2、 3イニング前から状況や相手投手を見て、頭のなかで打席に立つイメージを作る。「こういう投手はこう狙っていこうとか、しっかり考えてから打席に入るようにしています」。心身ともに万全を期し、集中力を高め、グラウンドに飛び出す。この日も「打席に入る前は球種と狙い球しか考えていなかった」としてやったりの顔だ。
「連勝しま~す!」
力強く、誓った。屁のつっぱりはいらんですよ! キン肉マン顔まけの“元気印”が虎の夏をもっともっと熱くさせる。
実はプロに入って、初めてだった。虎党も、記憶をたどってもなかったはずだ。バットを寝かせた陽川が大一番で、大仕事をやってのけた。
「自分の仕事をやらないといけない中で、こういう仕事もあると思う。何とかランナーを進められてよかったです」
3- 3の 9回、先頭の代打北條が右中間へ 2塁打を放ち、無死 2塁。ここで、直前の 1塁守備から途中出場していた陽川の出番だった。もちろん、サインはバント。「プロ通算433打席」目。ハフの初球、 144キロを 3塁線にきっちりと転がした。北條を 3塁に進め、近本のサヨナラ犠飛をおぜん立てした。
9回、陽川尚将内野手がプロ初の犠打を決め、北條史也内野手を 3塁に進めた=阪神甲子園球場
矢野監督は「完璧なバント。あれで流れがまた、こっちに来ましたね」と大絶賛。陽川の記憶をたどれば、昨年、 1度バントのサインが出たが「失敗した」という。
「成功したのは初めてです」
長距離砲は実に照れくさそうだった。
「少ないチャンスなので、自分にできる仕事をしていきたいです」
小技も大技も、“リング”に上がれば関係ない。虎の平和を守るため、陽川が戦い続ける。
お立ち台で「キン肉マンポーズ」を見せる近本光司外野手(右)と北條史也内野手=阪神甲子園球場
近本光司外野手がプロ初の「サヨナラ打」で連敗を「6」で止めた。球宴後初めて甲子園で行われたヤクルト戦。3-3と追い付かれた直後の 9回一死 3塁、「ドラフト1位」がきっちり犠飛を打ち上げた。球宴で史上 2人目のサイクル安打を達成したヒーローが「キン肉マンDay」に今季 7度目の「サヨナラ勝ち」を呼び込み、再びヒーローになった。
◇ ◇ ◇
勢い冷めぬ甲子園が、さらに熱を帯びた。プロ入り初の「サヨナラ打」。歓喜のウオーターシャワーを浴びる近本は誇らしげだった。
9回裏阪神一死 3塁、「サヨナラ左犠飛」を放った近本光司外野手=阪神甲子園球場
「何度目かのサヨナラの場面で打席に立って、今までは最低限の打撃と考えていたけど結果的にダメだったので。しっかりタイミングさえ合えば(打ちに)いこうかなと」
舞台は9回に巡ってきた。代打北條の 2塁打を足がかりに作った一死 3塁のサヨナラ機。「最初、 3塁に北條がいたんで、ここはなんとしてもヒットじゃないとダメだなと思ってました」。お立ち台で笑ってちゃかしたように、同学年の北條に代走江越が送られた。「ヒットじゃなくても、犠牲フライでも江越さんなら(本塁に)かえってくれるので(打球の)距離を出そうかなと」。左腕ハフから逆方向の左へ連敗を止める飛球を打ち上げた。近本は目尻を下げ「やっと勝てたかなと思いますね…」とほっとした表情を浮かべた。
夏バージョンのタイガースガールと踊るキン肉マン=阪神甲子園球場
勝っても負けても、明日は来る。それはどんなヒーローでも同じ。諦めない。「キン肉マン」とコラボした試合。日本を代表する人気漫画の主人公も不屈の精神で闘い続ける。近本はテレビなどであまり見る機会はなかったというが、それに負けない働きっぷり。筋骨隆々のキン肉マンの体格と比べて「全然ですけど…」と控えめだが、最後は「6連敗」を止めるヒーローになった。
それまでの打席でも打ったからこそ生まれた一打だった。 6回、 8回と先頭打者でヒットを放って出塁し、塁上から相手にプレッシャーをかけた。「自分の仕事がそれまでにできていた。あの場面で(それが)できていなくて打席に入っていたら心境も違ったと思う」。そんな近本を後押ししたのが、新設された応援歌が。本拠地で初演奏され、「打席で聞いてしまうところもあった。本当にいいなと」とファンに感謝した。
9回裏阪神一死 3塁、サヨナラ犠飛を放った近本光司外野手(手前左)にウオーターシャワーで祝福する阪神ナイン=阪神甲子園球場
矢野監督からの信頼も絶大だった。 9回の攻撃について「選手もほとんど使い果たしていた。江越の代走もどうしようかなと迷った。『近本、決めてくれ』という気持ちだけで応援しました」と全てを託した。諦めたらゲームセット。迷いは捨てて、がむしゃらに進むのみ。「野球ってほんとに最後まで分からないスポーツだなと思ったんで、そういうところが野球の面白いところかなと」。球宴でもサイクル安打を達成した阪神のヒーローは、ギブアップなんてしない。
試合前の練習で笑顔のジェフリー・マルテ内野手=阪神甲子園球場
左膝負傷のため戦列を離れていた阪神ジェフリー・マルテ内野手(28)が20日ヤクルト戦からベンチ入りメンバーに復帰した。
15日中日戦(ナゴヤドーム)で 2塁に滑り込んだ際に痛めて、翌16日は検査のために帰阪欠場。この日は試合前練習で屋外フリー打撃を行い、強振するなど感触をチェック。走塁練習も行い、 2塁を踏む動きなどを確認した。
出場機会はなかったが、離脱をまぬがれた。
先発し 7回を 2失点と好投をみせた高橋遥人投手=阪神甲子園球場
高橋遥人投手が自己最多の10三振を奪う好投を見せ、 7回 7安打 2失点で降板した。
序盤から力強い直球が決まり、三振の山を築いた。 5回は太田を 146キロ直球で見逃し三振に仕留めると、廣岡を 146キロ直球で空振り三振。最後は小川を 137キロツーシームで空振り三振と、 3者連続で奪った。
しかし 1- 0の 6回二死走者なしから青木、村上に連打を浴び、満塁から中村に右前へ逆転の 2点適時打を浴びた。「勝負どころで粘ることができず、リードを許した展開でマウンドを降りてしまい、チームに申し訳ない気持ちです」。テンポよく抑えてきただけに、悔しいイニングとなった。
味方の援護がなくリードされたままの降板となったが、ここまで 9試合に先発し「防御率1.89」。好投を続けながらも「3勝」目はならなかった。
背番号「29」の高橋遥人投手=阪神甲子園球場
高橋遥人投手が、 7回 7安打 2失点、自己最多の「10三振」を奪って先発の役目を果たした。
雨天中止となった19日から初のスライド登板。カード初戦を託した矢野監督の期待に応えて、試合を作った。
力感あふれる直球がビシビシ決まった。「暑かったですけど、全くいつもと同じように入れました。みんなが声を掛けてくれましたし、声援もありましたし、力になりました」。 5回は先頭の太田を 146キロ直球で見逃し三振に仕留めると、廣岡からも 146キロ直球で空振りを奪い、 3者連続三振。ひょうひょうとした表情で、次々に打者をなぎ倒していった。
7回表ヤクルト二死 1塁、山崎晃大朗朗外野手を三振に切る高橋遥人投手=阪神甲子園球場
ただ、高橋遥は初の「2桁奪三振」を誇るよりも、リードを保てず降板したことを反省した。「三振はおまけみたいなものなので。ランナーを背負ってから三振を取らないといけない。リードを許して降りてしまったので、もっと出来たんじゃないかなって」。 1- 0の二死走者なしから青木、村上に連打。バレンティンは外角の細かい出し入れで誘った末の四球で、満塁として中村に逆転の2点適時打を許した。続投した 7回は無失点で踏ん張り、先発としての意地をマウンドに刻んだ。
最終的に「連敗ストップ」を呼び込んだ粘投に、矢野監督の信頼が揺らぐことはかった。「投げる度に自分の自信が高まっている。スライドも初めての経験。どんどん自信をつけて投手陣を引っ張っていく素材」。ここまで「2勝2敗」ながら、「防御率1.89」はチームの先発で現在トップの数字。プロ 2年目の左腕は、まだまだパワーアップする。
※ 7月21日の予告先発は、阪神・西勇輝投手(28)ーヤクルト・山中浩史投手(33)です。
2018年の悔しい結果を 打ち破 るため、選手・監督・コーチ・スタッフ・フロント、そしてファンの皆さんも全員が、どんな状 況でも「オレ がやってやる」「オレが決めてやる」という強い闘志をもって 1年間戦っていこう。という思 いをスローガンと して表現しています。
※このスローガン・デザ インは 2019年のシーズンロゴとしても展開してまいります。
2019年 公式戦 順位表
2019年 公式戦 日程と 結果 (07月)
2019年 公式戦 日程と 結果 (08月)
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