●これが“虎のクソ力”だ! 阪神は 9回、「ドラ1ルーキー」近本光司外野手(24=大阪ガス)がプロ初のサヨナラとなる犠飛を放ち、ヤクルトに劇勝。連敗を「6」で止めた。くしくもこの日は人気漫画「キン肉マン」とコラボした「キン肉マンDay」。待望の後半戦初勝利。13日ぶりの白星から、さぁ逆襲だ!最低限だなんて、そんな“屁のつっぱり”は要らなかった。ひっくり返され、逆転しても追いつかれて。ここを逃せば、もう「今季ワースト7連敗」は目前だった。虎の窮地を、近本の“クソ力”が救った。タイミングだけを合わせる必殺技でいった。高く高く夜空へ、自身初のサヨナラとなる左犠飛を架けた。連敗の果ての激戦、その最終局面でも冷静だった。 3- 3の 9回一死三塁。ハフの高め 144キロにスッとバットを伸ばして、運んだ。13日の球宴以来の甲子園のゲーム。あの日の 5安打目の「サイクル打法」を思い起こさせる、しなやかな振りは、強引さを捨てた必殺の「タイミング」打法だった。今季 7度目「サヨナラ劇」を完成させ、負の流れをすべてを止めた。最後は代走江越大賀外野手(26)がホームを踏んだが、同学年の北條史也内野手(24)と関西人同士でお立ち台に並んだ近本はニヤリ。北條は横でツッコんだ。「マルチ安打」で 4戦連続安打。近本が引っ張ればもう一度、セのリングに、稲妻が走る。
●殊勲者は 9回無死から代打で登場し右中間 2塁打を放った北條。素直に褒めたい。高橋遥人投手(23=亜細亜大學OB)の好投も拍手を送る。 2失点は十分に合格。逆にしっかりしろ! と声を大にしたいのはラファエル・ドリス投手(31)。逆転した直後の 9回を抑えていれば「理想的」な勝利だった。技術うんぬんではない。単純に「答えを出せ」と厳しく指摘したい「理想的」と表現したのは 8回の攻撃が見事だったから。長らく 1イニングに複数のタイムリーを見ていなかった。打線のつながりが、いかに重要かを示す攻撃だった。その中でもエンドランを決めた糸井嘉男外野手(37)の左前打はうならされた。同点打を放った糸原健斗内野手(26)の代走・植田海内野手(23)がスタートを切る。遊撃手がベースカバーで 2塁ベース方向へ動く。瞬間的に糸井は真ん中よりの球を、やや強引に左方向へ。大きく空いた 3遊間を抜けて 1、 3塁に。糸井だからこそできる打撃だろう。得点力不足が顕著だったが、状況に応じて糸井の打撃のようにつなぎの野球に徹すれば、活路が開けることもある。単に連敗を止めた以上に内容を感じる「1勝」だった。
●糸原健斗内野手が20日のヤクルト戦(甲子園)の 8回一死 2塁で、中前へ同点適時打を放った。 1- 2で迎えた 8回。一死から「D1位」・近本光司外野手が左中間への 2塁打を放って好機を演出。
●阪神は高橋遥が 7回 2失点と先発の役目を果たし、「サヨナラ勝ち」につなげた。雨で中止となった19日からスライド登板となった影響を感じさせず、自己最多の10三振を奪う力投。笑顔を見せた。 1- 0の 6回に中村悠平捕手(29)に 2点打を浴びたが、続投した 7回も期待に応えて踏ん張った。自慢の力強い速球を軸にヤクルト打線を押し込んだ 2年目サウスポーに、矢野監督は「相好を崩した。
●「キン肉マン」の登場キャラ「ウォーズマン」が好きな能見篤史投手(40)が「2番手」で登板し、 8回を 3者凡退に抑えて反撃につなげた。青木宣親外野手(37)を 1邪飛、村上宗隆捕手(19)を 2直、ウラディミール・バレンティン外野手(35)を空振り三振。流れをたぐり寄せる好救援も後輩を気遣った。小学生の頃に見ていたという「キン肉マン」は今年で「40周年」。同い年の左腕もまだまだ“ベアークロー”のような球筋を磨く。
●ドリスは 1点を守り切れなかった。 3- 2の 9回に登板するも先頭の中村に右前打。犠打で 2進されると、中村悠平捕手(29)の打席で暴投。一死 3塁となったところで、 1塁へのゴロを陽川尚将内野手(28)が本塁送球も間に合わず(記録は野選)、同点とされた。サヨナラ勝ちで「4勝」目が転がり込んだが胸をなで下ろしていた。
記事をまとめてみました。
<阪神 4x- 3ヤクルト>◇第13回戦◇阪神 8勝 3敗 2分◇20日◇阪神甲子園球場
これが“虎のクソ力”だ! 阪神は 9回、「ドラ1ルーキー」近本光司外野手(24)がプロ初のサヨナラとなる犠飛を放ち、ヤクルトに劇勝。連敗を「6」で止めた。くしくもこの日は人気漫画「キン肉マン」とコラボした「キン肉マンDay」。待望の後半戦初勝利。13日ぶりの白星から、さぁ逆襲だ!
最低限だなんて、そんな“屁のつっぱり”は要らなかった。ひっくり返され、逆転しても追いつかれて。ここを逃せば、もう「今季ワースト7連敗」は目前だった。虎の窮地を、近本の“クソ力”が救った。タイミングだけを合わせる必殺技でいった。高く高く夜空へ、自身初のサヨナラとなる左犠飛を架けた。
「何度かサヨナラの場面で打席に立っていて。今までは、ヒットとか最低限と考えていたんですけど。そういうふうに考えて結果的にダメだったので。(きょうは)しっかり(タイミングが)合っていたら距離が飛ぶかなと。そういう形で、狙いにいきました」
夏バージョンのタイガースガールと踊るキン肉マン=阪神甲子園球場
連敗の果ての激戦、その最終局面でも冷静だった。 3- 3の 9回一死三塁。ハフの高め 144キロにスッとバットを伸ばして、運んだ。13日の球宴以来の甲子園のゲーム。あの日の 5安打目の「サイクル打法」を思い起こさせる、しなやかな振りは、強引さを捨てた必殺の「タイミング」打法だった。今季 7度目「サヨナラ劇」を完成させ、負の流れをすべてを止めた。
「キン肉マンDay」としてキン肉マンも現れ、甲子園がキン肉マン一色となった夜-。「友情パワー」の発動は、必然だった。
逆転され、逆転したのに守護神ドリスで追いつかれ、絶体絶命だった。北條の 2塁打ののち陽川が犠打を決め、打たないわけにはいかなかった。
最後は代走・江越がホームを踏んだが、同学年の北條と関西人同士でお立ち台に並んだ近本は「最初、 3塁に北條がいたので。ここは何としてもヒットじゃないとダメだなと思いました」とニヤリ。北條は「オイオイオイ!」と横でツッコんだ。
近本光司外野手にとって、「プロ初のサヨナラ犠飛」だった=阪神甲子園球場
7日の広島戦(甲子園)以来、球宴も挟んで実に13日ぶりの白星。矢野監督も、やっと笑えた。「苦しい試合が多くて。選手もほとんど使い果たしていたので。江越の代走もね。ちょっとどうしようかな…と迷ったんですけど。近本、決めてくれという気持ちだけで応援してました」と、孝行息子に最敬礼だ。
キン肉マンについては「僕らのときも 1回、アニメでやっていました」という知識しかなく、自身の秘めたるパワーについても「全然ないです」と笑うが、この男にはそれを補って余りある、考える力がある。「社会人までずっと、力勝負だと、野球はパワーだと思っていたけど。社会人ではタイミングをズラしてくる投手が多くて。同じ球種でも間合いをズラしてくる。それに対応することが大事なんだと、野球は力じゃないと気がついた」と振り返る。この夜も見せた、キン肉に頼らずにタイミングに集中した一打は真骨頂だ。
「本当に苦しい、チームの状況だったんですけど、みなさんの応援のおかげでストップすることができました」
「マルチ安打」で 4戦連続安打。近本が引っ張ればもう一度、セのリングに、稲妻が走る。
9回、近本光司外野手がサヨナラ犠飛。“虎のスペシャル”にナインもファンも酔った=阪神甲子園球場
■サヨナラ劇を生んだ近本光司外野手と北條史也内野手について濱中治打撃コーチ
「きょうの『1勝』は大きい。近本(の犠飛)もそうだけど、ジョー(北條)もしっかりいい働きをしてくれた」
◇データBOX◇
◎…阪神が今季 7度目の「サヨナラ勝ち」。 6月 9日の北海道日本ハム戦(甲子園。○ 4x- 3)で原口が 9回、中前に放って以来。
◎…近本のサヨナラ犠飛は「プロ入り初」。阪神の新人選手がサヨナラを決めたのは昨年10月 6日のDeNA戦(甲子園)で島田が延長10に右前に放って以来。
◎…負ければ2017年 6月17日の楽天戦(甲子園)-同30日のヤクルト戦(同)で「8連敗」して以来となる「7連敗」だった。
殊勲者は 9回無死から代打で登場し右中間 2塁打を放った北條。素直に褒めたい。高橋遥の好投も拍手を送る。 2失点は十分に合格。逆にしっかりしろ! と声を大にしたいのはドリス。逆転した直後の 9回を抑えていれば「理想的」な勝利だった。技術うんぬんではない。単純に「答えを出せ」と厳しく指摘したい。
「理想的」と表現したのは 8回の攻撃が見事だったから。長らく 1イニングに複数のタイムリーを見ていなかった。打線のつながりが、いかに重要かを示す攻撃だった。
その中でもエンドランを決めた糸井の左前打はうならされた。同点打を放った糸原の代走・植田がスタートを切る。遊撃手がベースカバーで 2塁ベース方向へ動く。瞬間的に糸井は真ん中よりの球を、やや強引に左方向へ。大きく空いた 3遊間を抜けて 1、 3塁に。糸井だからこそできる打撃だろう。
得点力不足が顕著だったが、状況に応じて糸井の打撃のようにつなぎの野球に徹すれば、活路が開けることもある。単に連敗を止めた以上に内容を感じる「1勝」だった。
(上田二朗サンケイスポーツ専属評論家)
8、適時打を放った糸原健斗内野手=阪神甲子園球場
糸原健斗内野手が20日のヤクルト戦(甲子園)の 8回一死 2塁で、中前へ同点適時打を放った。
1- 2で迎えた 8回。一死から「D1位」・近本光司外野手が左中間への 2塁打を放って好機を演出。続く糸原がすかさず低め 141キロを中前へ運び、同点の適時打とした。
阪神先発の高橋遥人投手=阪神甲子園球場
阪神は高橋遥が 7回 2失点と先発の役目を果たし、「サヨナラ勝ち」につなげた。雨で中止となった19日からスライド登板となった影響を感じさせず、自己最多の10三振を奪う力投。「いつもと同じように入れた。(チームが)勝ったのでうれしい」と笑顔を見せた。
1- 0の 6回に中村に 2点打を浴びたが、続投した 7回も期待に応えて踏ん張った。自慢の力強い速球を軸にヤクルト打線を押し込んだ 2年目サウスポーに、矢野監督は「投げるたびに自信が高まっていると思う。投手陣を引っ張っていけるような素材で楽しみ」と相好を崩した。
ウォーズマン(フィギュア)
「キン肉マン」の登場キャラ「ウォーズマン」が好きな能見が「2番手」で登板し、 8回を 3者凡退に抑えて反撃につなげた。青木を 1邪飛、村上を 2直、バレンティンを空振り三振。流れをたぐり寄せる好救援も「(高橋)遥人に勝ちがつくのが一番いいんですけど」と後輩を気遣った。小学生の頃に見ていたという「キン肉マン」は今年で「40周年」。同い年の左腕もまだまだ“ベアークロー”のような球筋を磨く。
ドリスは 1点を守り切れなかった。 3- 2の 9回に登板するも先頭の中村に右前打。犠打で 2進されると、雄平の打席で暴投。一死 3塁となったところで、 1塁へのゴロを陽川が本塁送球も間に合わず(記録は野選)、同点とされた。サヨナラ勝ちで「4勝」目が転がり込んだが「いつも通りにいったつもりだが、力んだところがあった。最後に勝ってよかった」と胸をなで下ろしていた。
※ 7月21日の予告先発は、阪神・西勇輝投手(28)ーヤクルト・山中浩史投手(33)です。
昨年の屈辱を跳ね返し て、全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め!
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
2018年の悔しい結果を 打ち破 るため、選手・監督・コーチ・スタッフ・フロント、そしてファンの皆さんも全員が、どんな状 況でも「オレ がやってやる」「オレが決めてやる」という強い闘志をもって 1年間戦っていこう。という思 いをスローガンと して表現しています。
※このスローガン・デザ インは 2019年のシーズンロゴとしても展開してまいります。
2019年 公式戦 順位表
2019年 公式戦 日程と 結果 (07月)
2019年 公式戦 日程と 結果 (08月)
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