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Channel: 阪神ファンの障碍(害)者アスリート・虎ちゃん77のスポーツ日記
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ソラーテ、スカパーサヨナラ賞!木浪が3号ソロ、2打席連続で存在感!能見、好救援で今季初勝利!-1

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セ・パ両リーグが制定する月間「スカパー!サヨナラ賞」の 7月度受賞選手が14日、発表され、セ・リーグから阪神ヤンハービス・ソラーテ内野手(32=前マーリンズ傘下3A)が初めて選ばれた。 5月度の高山俊外野手(26)、 6月度の原口文仁捕手(27)に続いて同一球団で 3カ月連続受賞は、12年に同賞が制定されて以来初めて。 7月に加入したソラーテは来日 4試合目の同30日中日戦(甲子園)の1点を追う 9回裏無死 1塁から、レフトポール直撃の「逆転サヨナラ2ラン」を放った。両チーム計30安打、 4時間を超える乱打戦を劇的に制した。ソラーテはこの試合で 1- 2の 5回にも「球団通算8000号」となる 2ランも放つ大活躍で、ヒーローになった。「セクシータイム」という個性的なニックネームでも話題に。これからの 1戦 1戦も「セクシータイム」にすることを誓った。

中日は初回にダヤン・ビシエド内野手(30)が中前適時打を放ち 2点を先制。阪神は 3回まで得点出来ず、今季ワーストの「23回連続無得点」となった。阪神は 5回、代打木浪聖也内野手(25=ホンダ=亜細亜大學OB)から 6連打の猛攻で、 5得点し逆転。木浪は 6回にも「ソロ本塁打」。中日は好機をつくるもあと 1本が出ない。阪神が「逆転勝利」を収めた。 5回に登板した能見篤史投手(40)が、今季初白星で「11年連続勝利」。中日は中盤以降、打線がつながらなかった。

木浪聖也内野手が 6回に追加点となる「3号ソロ」を放った。この日は 5回二死走者なしで秋山拓巳投手(28)の代打で登場。自身 23打席ぶりとなるヒットを右前へ放ってチームを勢いづけると、ここから一気の 6連打で先発山井をKOしていた。途中出場したルーキーが 2打席連続で存在感を示した。阪神が「炎の6連打」で鮮やかな「逆転勝ち」を決めた。口火を切ったのはルーキー木浪聖也内野手だ。 5回二死走者なしで代打として登場。自身23打席ぶりとなる安打を右前へ運ぶと、後続も続き、今季ワーストだった連続無得点イニングが24で止まっただけでなく、 5得点で一気に中日山井をKOした。木浪は 6回に「3号ソロ」もマーク。大反撃の起爆剤となってみせる。木浪が突き上げた拳に、猛虎打線が呼応した。 5回二死走者なし。代打で右前打を放ち、自身23打席ぶりに「H」ランプをともした。 1塁ベース上でガッツポーズ。思いを込めた一打が勝利への第1歩となった。次打者近本光司外野手(24=大阪ガス)が反撃の適時 2塁打を放てば、「2番」北條史也内野手(25)も連続適時 2塁打。福留孝介外野手(42)の内野安打を挟み、「4番」ジェフリー・マルテ内野手(27=エンゼルス )、「5番」大山悠輔内野手(24)まで怒濤(どとう)の 6連打。25イニングぶりの得点を刻んだかと思えば、山井大介投手(41)に「勝利投手」の権利を献上する直前から、一気の 5得点でKOだ。お立ち台で、イケメンは胸中を赤裸々に明かす。酔いしれる一打を、また約束した。

阪神の連続無得点イニングを止めたのは、近本だった。 0- 3の 5回。右前打を放った代打木浪に続き、二死 1塁で打席へ。近本光司外野手が、チーム25イニングぶりの得点をたたきだした。 5回二死から代打木浪が 1軍再昇格後、初ヒットで出塁。自身23打席ぶりの安打に 1塁ベース上で小さくガッツポーズを見せた。直後の二死 1塁から「1番」近本が中堅手の頭上を越える適時 2塁打を放ち、 1塁から木浪が猛スピードで本塁生還。今季連続イニング無得点は最長となる24イニングだったが「キナチカ」の新顔コンビが打破してみせた。「キナチカ」の躍動で勢いの乗った猛虎打線は、「2番」北條が追加点となる適時 2塁打、「3番」福留の 2塁内野安打、「4番」マルテの同点適時 2塁打で中日先発の山井をKOした。躍動し続けるルーキーは常に貪欲。謙虚に打線をけん引する。前夜に球団新人安打で並んだ徳網茂氏(52歳没)を抜いて、「歴代単独5位」の「124安打」とした。

新クリーンアップで一気の逆転に成功した。 3点を追う 5回。二死から代打木浪の右前打を皮切りに、 2本の適時打を含む 4連打で 1点差と迫った。さらに二死 1、 3塁で「4番」マルテが左越えの適時 2塁打で同点。なおも二死 2、 3塁から、今季初めて「5番」に座った大山が中前への 2点適時 二塁打。この回、二死からの 6連打で一挙 5点を奪い、試合をひっくり返した。打線は12日同カードの 2回から「20イニング連続無得点」だったが、中日先発の山井を捉え、25イニングぶりの得点から一気に目覚めた。つないできた反攻を主軸が止めてしまうわけにはいかに。前夜までチームは「20イニング連続無得点」。矢野燿大監督(50)は打線改造で活性化を促していた。不調のソラーテをスタメンから外し、「6番」起用が続いた大山を「5番」に上げた打線で勝利。指揮官は「4番」の仕事を果たしたマルテをねぎらった。この日のように打線の軸が結果を残すことが、上位浮上へのカギとなるのは間違いない。

阪神先発の秋山拓巳投手が 4回 6安打 3失点で降板した。初回、先頭平田良介外野手(31)に左翼へ 2塁打を浴び、そこから先制を許した。その後は粘投を続けたが 3回にも 1点を失い、苦しい投球となった。矢野監督は、他の投手との兼ね合いでは 2軍降格の可能性がある。

能見篤史投手が好救援で今季初勝利を挙げた。 2点リードに転じた 5回に登板。「2番」京田陽太内野手(25)からの手ごわい打線だが、丁寧に高低へ投げ分けた。二死 2塁では阿部寿樹内野手(29)を低めフォークで空振り三振に仕留めて、反撃を断った。09年から「11年連続勝利」となる「通算103勝」目。節目の 「4000試合登板」にあと 1戦に迫っている。いつも通りクールなベテラン左腕だが、今月 6日の再昇格後は 6試合連続無失点。絶好調だ。

ピアース・ジョンソン投手(28=サンフランシスコ・ジャイアンツ )が「33ホールド」目を挙げ、タイトルにまた 1歩近づいた。 8回に登板し、「4番」ビシエドから始まる主軸を危なげなく 3者凡退。一丸の白星を喜んだ。ホールドに加え、「35ホールドポイント」も「リーグトップ」。抜群の安定感でブルペンを支えている。

必勝継投を締めたのは藤川球児投手(39)。阪神の守護神藤川球児投手が盤石の投球で今季「7セーブ」目を挙げた。 3点リードの 9回に登板。先頭福田永将内野手(31)をフォークで空振り三振に仕留めると、代打遠藤一星外野手(30)を内角速球で見逃し三振。抜群の安定感で白星を呼んだ。「NPB通算232セーブ」で、「球界歴代4位」のソフトバンク・デニス・サファテ投手(38)に残り 2個に迫った。ただ、本人に笑顔はない。先発が早い回で降板しての「逆転勝利」に浮かれていてはダメ。球児らしくチームに喝を入れていた。

阪神は16日の巨人戦(東京ドーム)に向けて、15日に名古屋から東京入りする。「台風10号」の影響で東海道新幹線は本数を減らして運転することが発表されており、球団関係者によると予定していた午前のチーム便も変更を余儀なくされたという。

記事をまとめてみました。

 

 

  7月度の「スカパー!サヨナラ賞」を受賞したヤンハービス・ソラーテ内野手

 セ・パ両リーグが制定する月間「スカパー!サヨナラ賞」の 7月度受賞選手が14日、発表され、セ・リーグから阪神ヤンハービス・ソラーテ内野手が初めて選ばれた。 5月度の高山、 6月度の原口に続いて同一球団で 3カ月連続受賞は、12年に同賞が制定されて以来初めて。

  7月に加入したソラーテは来日 4試合目の同30日中日戦(甲子園9 の1点を追う 9回裏無死 1塁から、レフトポール直撃の「逆転サヨナラ2ラン」を放った。両チーム計30安打、 4時間を超える乱打戦を劇的に制した。ソラーテはこの試合で 1- 2の 5回にも「球団通算8000号」となる 2ランも放つ大活躍で、ヒーローになった。「自分が数字にこだわらず、まずチームが勝つことが一番大事だった。その中で自分もここ(阪神)に来させてもらう以上、しっかりとチームに貢献したいという思いだった。そういう意味では、この試合が自分たちにとっていい試合になったのを、とても喜んでいるよ」と受賞に笑顔を見せた。

  9回裏阪神無死 1塁、ソラーテ内野手は左越え「サヨナラ2点本塁打」を放った=阪神甲子園球場 (2019年 7月30日)

 「セクシータイム」という個性的なニックネームでも話題に。「いつもセクシータイムという言葉を使っているけど、自分の内面からセクシーにいたいなという思いがあって使っている。日本に来ていろんな方々が、セクシー、セクシーとか、セクシータイムと言ってくださるので、自分としてもすごく声援になっている。これからも毎日全力で戦うすごい力になっています」。爆発力のある打撃に加えて、グラウンド上で見せる喜びのダンスや、両手を縦に開いてぱちんとたたく「クロコダイルポーズ」でもファンを魅了。「自分だけじゃなくてチームのみんなにこれからも応援を続けていってほしいなと思うし、できる限りダンスとかして盛り上げていきたいなと思っています。 1打席 1打席全力でチームのためになるように頑張りたい」。これからの 1戦 1戦も「セクシータイム」にすることを誓った。

 

 <中日 3- 6阪神>◇第20回戦◇阪神 7勝12敗 1分◇14日◇ナゴヤドーム

 中日は初回にビシエドが中前適時打を放ち 2点を先制。阪神は 3回まで得点出来ず、今季ワーストの「23回連続無得点」となった。

 阪神は 5回、代打木浪から 6連打の猛攻で、 5得点し逆転。木浪は 6回にも「ソロ本塁打」。中日は好機をつくるもあと 1本が出ない。

 阪神が「逆転勝利」を収めた。 5回に登板した能見が、今季初白星で「11年連続勝利」。中日は中盤以降、打線がつながらなかった。

  6回表阪神二死、木浪聖也内野手は右越え本塁打を放ちベンチの坂本誠志郎捕手(右)からヘルメットを取られ笑顔でタッチ=ナゴヤドーム

 阪神が「炎の6連打」で鮮やかな逆転勝ちを決めた。口火を切ったのはルーキー木浪だ。自身23打席ぶりとなる安打を右前へ運ぶと、後続も続き、今季ワーストだった連続無得点イニングが「24」で止まっただけでなく、 5得点で一気に中日山井をKOした。

 矢野燿大監督の一問一答は以下の通り。

-木浪がムードを一変

 初回のジョー(北條)のバントは痛かった。あれで流れが…。初回の向こうとこっちの攻撃の差はあったと思う。それで負けていてもおかしくない試合。その後、ジョーもかえしたとはいえ、つなぐ選手のところで、ああいう形というのはね。勝ったけど、チームの課題としては残っている。

  7回投手交代を告げる矢野燿大監督=ナゴヤドーム

-試合前にはソラーテとマルテにアドバイスした

 やっぱり、日本の野球に対する違いは絶対にある。ソラーテはすごくムードを変えられる。試合をやっていると誰でもイライラしたり、感情は動いてしまう。アイツも自分でコントロールできてなかったと反省していた。「俺らは明るさを出してくれるプレーを望んでいるから。そういう形でやってくれたらいいんじゃないか」ということで。

-大山が決めた

 同点で終わってしまうのは、まだ向こうにいけるぞという形になるけど 2点タイムリーで一気にいけたのは大きい。悠輔もそういうところで評価される打者。

-救援は流れを止めた

 島本も落ち着いて投げている。能見もちょっと早い回からの登板。みんなが役目を果たしてくれている。逆転勝ちであっさり勝ったようやけど、あっさりっていうほどみんな簡単な場面ではない。それぞれがちゃんとした仕事してくれた。

 

 木浪聖也内野手が 6回に追加点となる「3号ソロ」を放った。

  2点リードの 6回二死。「2番手」三ツ間の 2球目、内角に入ってきた 125キロスライダーを思い切ったスイングで捉えた。完璧な当たりで右翼スタンド上段へ一直線に運んだ。

 「狙い通りのスイングができて完璧でした。途中からの出場でしたが、気持ちの面でも体の面でも良い準備ができていたからこそ生まれた結果だと思います」

 この日は 5回二死走者なしで秋山の代打で登場。自身 23打席ぶりとなるヒットを右前へ放ってチームを勢いづけると、ここから一気の 6連打で先発山井をKOしていた。途中出場したルーキーが 2打席連続で存在感を示した。

  6回表阪神二死、右越えに「ソロ本塁打」を放ちナインの出迎えに笑顔見せる木浪聖也内野手=ナゴヤドーム

 阪神が「炎の6連打」で鮮やかな「逆転勝ち」を決めた。口火を切ったのはルーキー木浪聖也内野手だ。 5回二死走者なしで代打として登場。自身23打席ぶりとなる安打を右前へ運ぶと、後続も続き、今季ワーストだった連続無得点イニングが24で止まっただけでなく、 5得点で一気に中日山井をKOした。木浪は 6回に「3号ソロ」もマーク。大反撃の起爆剤となってみせる。

◇    ◇    ◇

 木浪が突き上げた拳に、猛虎打線が呼応した。 5回二死走者なし。代打で右前打を放ち、自身23打席ぶりに「H」ランプをともした。 1塁ベース上でガッツポーズ。「ずっとヒットが出てなかった。なんとか結果を残したいと思った打席でヒットが打ててよかった」。思いを込めた一打が勝利への第1歩となった。

 次打者近本が反撃の適時 2塁打を放てば、「2番」北條も連続適時 2塁打。福留の内野安打を挟み、「4番」マルテ、「5番」大山まで怒濤(どとう)の 6連打。25イニングぶりの得点を刻んだかと思えば、山井に「勝利投手」の権利を献上する直前から、一気の 5得点でKOだ。

  6回表阪神2死、木浪聖也内野手は右越え本塁打を放った=ナゴヤドーム

 復活を告げる一打だった。「ここまで打てなくなるのか…って正直に悩んだ」とこぼしたこともある。オープン戦は12球団最多の22安打で、開幕スタメンをつかんだ。だが、シーズンで「プロ初安打」を放つまで18打席かかった。「プロって、こんなにすごいんだ…って本気で思った。(プロ初安打は苦しんだ分)今までの野球人生で一番うれしかった」。挫折は夏場に入ってもあった。 7月26日、初の 2軍落ち。「結果が出なかったから。いい選手が使われる。それがプロ」。逆襲への思いを胸に、鳴尾浜でひたむきに汗流した。 6日の再昇格後、この日の代打安打が初安打。 1軍で生き残るためにも、 1本では終われなかった。

  6回に右翼席上段へ「3号ソロ」。「強く振る意識で。狙い通りのスイングができて完璧でした。気持ちの面でも体の面でもいい準備ができていた」。約 3カ月ぶりのアーチに、心地よくダイヤモンドをまわった。 5回の 2塁守備では京田の 2遊間への打球に反応し、好プレーでアウトにしていた。攻守で輝きを取り戻したルーキーについて、矢野監督は「ラッキーボーイ的な存在になってくれた。こういう姿を見せられたら、こっちも使わなあかんとなってくる」と今後のスタメン起用も示唆した。

 ヒーローインタビューでスタンドのファンに手を振る木浪聖也内野手=ナゴヤドーム

 お立ち台で、イケメンは胸中を赤裸々に明かす。「ずっと苦しんでたけど…。気持ちは切らさずにしっかり準備してきた。なんとか 1勝でも多く勝って『Aクラス』にいきたいと思います!」。酔いしれる一打を、また約束した。

▽濱中治打撃コーチ(木浪聖也内野手について)

 「木浪も試合に出られず、悔しい思いをしていた。聖也が流れを変えてくれた。あの本塁打が大きかった」

▼阪神の 5回の 6者連続安打は、昨季 9月 6日広島戦 5回の 6連打以来で、今季最長。 1イニング 5得点は、今季 6月 4日ロッテ戦 9回の 5点以来(今季の 1イニング最多得点は 6月 2日広島戦 2回の「7」)。阪神は 8月12日中日戦 2回から、今季最長の24イニング連続無得点を続けていたが(それまでのワーストは 6月29日中日戦 8回~ 7月 2日DeNA戦 9回の22イニング)一気に借りを返した。

 

  5回表阪神二死 1塁、近本光司外野手は中越え適時 2塁打を放った=ナゴヤドーム

 近本光司外野手が、チーム25イニングぶりの得点をたたきだした。

  5回二死から代打木浪が 1軍再昇格後、初ヒットで出塁。自身23打席ぶりの安打に 1塁ベース上で小さくガッツポーズを見せた。直後の二死 1塁から「1番」近本が中堅手の頭上を越える適時 2塁打を放ち、 1塁から木浪が猛スピードで本塁生還。今季連続イニング無得点は最長となる24イニングだったが「キナチカ」の新顔コンビが打破してみせた。

 「キナチカ」の躍動で勢いの乗った猛虎打線は、「2番」北條が追加点となる適時 2塁打、「3番」福留の 2塁内野安打、「4番」マルテの同点適時 2塁打で中日先発の山井をKOした。

  5回、適時 2塁打を放った近本光司外野手=ナゴヤドーム

 阪神の連続無得点イニングを止めたのは、近本だった。 0- 3の 5回。右前打を放った代打木浪に続き、二死 1塁で打席へ。

 「 2アウトからいい形で出てくれた。後ろにつなげるように、真っすぐをしっかりたたけたのが良かった」。外角高めの直球を強振。「中越え適時2塁」打で、チーム25イニングぶりの得点を刻んだ。

 試合中のミーティングで、濱中打撃コーチは「得点出来ないからスイングが小さくなっている。しっかり振っていこう」と指示していた。 5回に一挙 5得点。「そこから点も取れてきたと思います」と振り返った近本の負の連鎖を止めた一打だけでなく、後続も続いての猛攻だった。

  5回表阪神二死 1塁、近本光司外野手は中越え適時 2塁打を放った=ナゴヤドーム

 近本は初回の第 1打席でも左翼へ 2塁打を放っており、 5回の 2塁打と合わせ、通算35度目の「マルチ安打」。今季 124安打とし、「球団新人歴代単独5位」となった。「同4位」の赤星憲広氏まであと「4安打」。近本があこがれる先輩の背中は目の前だ。

 躍動し続けるルーキーは常に貪欲。「(木浪に)追加点のホームランも打ってもらえたので。ぼくもしっかりそこからも、もうちょっと追加点を取れたら良かった」。謙虚に打線をけん引する。

  5回表阪神二死 2塁、北條史也内野手の「左翼線適時2塁打」で生還し矢野燿大監督(中央)の出迎えを受ける近本光司外野手=ナゴヤドーム

 近本は 5回、木浪の代打安打に続き、25イニングぶりの得点をたたき出す「中越え適時2塁打」。久々に結成した“キナチカコンビ”で連打し、大逆転を呼んだ。「二死から木浪が良い形で出てくれたので。後ろにつなげるように、しっかりボールをたたけたのは良かったです」。 1回先頭でも左中間 2塁打を放ち、 2戦連続となる今季35度目の「マルチ安打」。前夜に球団新人安打で並んだ徳網茂を抜いて、「歴代単独5位」の「124安打」とした。

 

 新クリーンアップで一気の逆転に成功した。 3点を追う 5回。二死から代打木浪の右前打を皮切りに、 2本の適時打を含む 4連打で 1点差と迫った。

 さらに二死 1、 3塁で「4番」マルテが左越えの適時 2塁打で同点。なおも二死 2、 3塁から、今季初めて「5番」に座った大山が中前への 2点適時 二塁打。この回、二死からの 6連打で一挙 5点を奪い、試合をひっくり返した。

 同点打のマルテは「昨日( 4打数無安打)は自分の仕事を果たすことができなかったから、今日はチャンスの場面で仕事ができて良かったよ。自分にとってもチームにとっても、ポジティブな結果になったね」。勝ち越し打の大山は「みんなの勢いに乗って打つことができました。 1打席目のチャンスで凡退してしまったので、取り返すことができて良かったです」と、それぞれ打席を振り返った。

 打線は12日同カードの 2回から「20イニング連続無得点」だったが、中日先発の山井を捉え、25イニングぶりの得点から一気に目覚めた。

  5回表阪神二死 1、 3塁、ジェフリー・マルテ内野手は左越え適時 2塁打を放った=ナゴヤドーム

 つないできた反攻を主軸が止めてしまうわけにはいかに。

 虎の今季最長 6連打のクライマックスはマルテの「4番初タイムリー&新5番大山の勝ち越し打」だ。

  3点を追う 5回。二死から代打木浪の安打を皮切りに 4連打で 1点差。なおも二死 1、 3塁で、「4番」に座って 5戦目のマルテに回ってきた。カウント 2- 0から高めに甘く入った山井のスライダーを一振り。弾丸ライナーで左翼の頭を越す同点適時 2塁打に、思わずガッツポーズが飛び出した。「いつもチャンスではランナーをかえしたいという思いはある。それができてよかった」。前日13日は好機に併殺など 4打数無安打。悔しさを快音で晴らした。

  5回表阪神二死 2、 3塁、大山悠輔内野手の中前2点適時打で生還したマルテ内野手。捕手は加藤匠馬=ナゴヤドーム

 仕上げは今季初めて「5番」に入った大山。高めスライダーを中前へ。「チームが最優先なので、流れに乗って点を取れたのは大きかった」。元「4番」の一打に、 2走マルテは迷わず 3塁を蹴って本塁へ。気持ちを前面に押し出したヘッドスライディングで生還した。

 試合前、マルテは士気を高めていた。フリー打撃を終えたソラーテに矢野監督が「もっと明るさをだしたプレーを」と、声をかけていた。その輪にマルテはやってきて、力強く言い放った。「今日、オレがやる」。期待をかけてくれる指揮官に、同じく新助っ人としてやってきたソラーテに活躍を宣言。有言実行で、「4番初打点」を記録した。

  5回表阪神二死 2、 3塁、大山悠輔内野手の中前 2点適時打で生還したマルテ内野手(左)を笑顔で迎える矢野燿大監督=ナゴヤドーム

 前夜までチームは「20イニング連続無得点」。矢野監督は打線改造で活性化を促していた。不調のソラーテをスタメンから外し、「6番」起用が続いた大山を「5番」に上げた打線で勝利。指揮官は「4番」の仕事を果たしたマルテを「チャンスで回ってくる打順。走者がいるところで、どれだけ打点を挙げるかを期待している。悔しさを持ってやってくれたと思う」とねぎらった。この日のように打線の軸が結果を残すことが、上位浮上へのカギとなるのは間違いない。

 

※ソラーテ、スカパーサヨナラ賞!木浪が3号ソロ、2打席連続で存在感!能見、好救援で今季初勝利!-2へ続く!

 

 

 

 

 

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