●レーシングドライバーの中嶋一貴氏(34)が始球式に挑戦した。所属のトヨタガズーレーシングのウエアを身につけ、始球式に初挑戦。 104キロの直球をノーバウンドでストライクゾーンに投げ込んだ。同氏は愛知・岡崎市出身で、今年、自動車耐久レース、「第87回ルマン24時間」で連覇を達成したばかりだ。
●先発は中日大野雄大投手(30)、阪神青柳晃洋投手(25)。大野雄は 3回 2安打無失点と好投した。青柳も 5安打を許しながらも、 3回を無失点で切り抜けた。大野雄は 6回まで 4安打無失点と好投を継続した。阪神青柳も 4回以降、 6回までパーフェクトに抑え、調子を上げた。大野雄、青柳ともに 8回途中を無失点で降板した。中日、阪神ともににリリーフ陣を打ち崩せず延長に突入した。阪神は11回一死 1、 2塁も高山俊外野手(26)が併殺に倒れた。中日も攻め手を欠いたまま延長12回を終了。スコアレスの引き分けに終わった。阪神青柳晃洋投手が、両チームとも 3塁を踏めないという珍しい投手戦を演じた。中日先発の左腕大野雄との投げ合い。青柳は初回、一死 1、 2塁のピンチを招くも「4番」ダヤン・ビシエド内野手(30)を併殺打に仕留めた。以降は安定感抜群の投球を披露。直球にスライダー、シュートを交えてストライクゾーンを広く使い、的を絞らせず。前回先発の 7日ヤクルト戦(神宮)で 5回 6四死球と乱した制球も、この日は無四球。丁寧にコースを突いて、 8回途中 7安打無失点。 3塁を踏ませない好投で、スコアボードに「0」を並べた。 8回、先頭の代打藤井淳志外野手(38)に中前安打を許したところで、「2番手」岩崎優投手(28)にマウンドを譲った。岩崎は後続を無失点に抑えた。青柳は 6月12日ソフトバンク戦(ヤフオクドーム)を最後に約 2カ月、勝ち星から遠ざかっていた。この日も打線の援護に恵まれず、「6勝」目はお預けとなった。阪神藤原崇起オーナー(67=電鉄本社会長)が、ビジターの中日戦を視察した。チャンスであと 1本が出なかったが、穏やかな表情で球場を後にした。 2日前の広島戦(京セラドーム大阪)も視察した。
●阪神の「ドラフト1位」、近本光司外野手(24=大阪ガス)のバットが止まらない。中日戦で3回は先頭打者で遊撃内野安打、 5回は一死走者なしから中前打を放って今季34度目の「マルチ安打」。ともに得点には結びつかなかったがリードオフマンとしての役割を果たした。近本光司外野手が球団新人安打数で「5位タイ」となる「122安打」目を放った。 3回の第 2打席で中日先発の左腕大野雄から遊撃へ内野安打。 5回の第 3打席にも中前へ運び、「マルチ安打」とした。50年徳網茂氏(52歳没=大阪タイガース)の「122安打」に並んだ。この日を含めて残りは36試合。球団記録は16年高山の「136安打」。セ・リーグ記録は58年長嶋茂雄氏(83=巨人=現・巨人軍終身名誉監督。日本プロ野球名球会顧問)の「153安打」。球団のグッズショップで販売されているレプリカユニホームはS、M、Lサイズが売り切れで、入荷待ち。伝え聞いた近本はファンへの感謝を口にした。元気の源であることも明かした。近本の奮闘が、ファンを魅了し、さらに虎を強くする。
●阪神が中日とは実に57年ぶりに 0- 0で引き分けた。先発青柳から 6投手で無失点リレーを決める一方、打線は8安打ながら 3併殺と詰めを欠いた。「4番」ジェフリー・マルテ内野手(27=エンゼルス )、「5番」ヤンハービス・ソラーテ内野手(32=前マーリンズ傘下3A)も 2人でわずか 1安打と元気なし。今季 6度目の引き分けで、このカードは「6勝12敗1分け」となり 2年連続で勝ち越しはなくなった。ナゴヤドームのスコアボードには「0」しか並ばなかった。 3時間59分の攻防は徒労に終わり、矢野監督も浮かない顔だった。救援陣がしのいでも得点できない。今季の戦いを象徴していた。勝負の夏場に起爆剤として期待された「ソラマル」だが、まだ単発的な活躍しか見せられない。中日のソイロ・アルモンテ外野手(30)、ダヤン・ビシエド内野手(30)が安定して快音を響かせて不気味さを示すのと対照的だ。助っ人野手に泣かされた近年と同じ光景が、今年もシーズン佳境に見られている。今季はナゴヤドームで慢性的な貧打に陥り、前日12日の 1回の 1点を最後に「20イニング連続無得点」の窮状だ。やはり「鬼門」か…。今季 6度目のドロー。クライマックスシリーズ進出圏内に近づけず、残り34試合。名古屋の夜は、もどかしさだけが募った。
●青柳晃洋投手が 8回途中 7安打無失点と好投した。降板するまで走者を置いても崩れず、 3塁ベースを踏ませない内容。初回のピンチで「4番」ビシエドを併殺に打ち取りリズムに乗った。前回登板の 7日ヤクルト戦は 5回 6失点で 6四死球と制球を乱したが、今季 2度目の無四死球と立て直した。 2カ月ぶりとなる今季「6勝」目は逃しても胸を張れる投球だった。これまでの悔しさをぶつけるように右腕を振った。青柳が気迫の投球でスコアボードに刻んだ「0」は 7個。グラウンドで一人気を吐いたが、打線の援護に恵まれず、 7試合ぶりの白星をつかむことはできなかった。チームも勝ちきれなかったうえに当然のように満足感はなし。それでも前を向いた。息を吹き返した右腕が次も躍動し、チームを勝利に導く投球をする。
● 9回に登板したピアース・ジョンソン投手(28=サンフランシスコ・ジャイアンツ )も三人斬りで竜打線をピシャリと抑えた。先頭のビシエドを右飛、平田良介外野手(31)も中飛に打ち取ると、最後は福田永将内野手(31)を外角のカーブで空振り三振に仕留めた。これで今季44試合登板でセ・リーグ単独トップとなる「32ホールド」目をマークした。
●延長10回に「4番手」で登板した能見篤史投手(40)が 3連続三振でぴしゃりと抑えた。先頭の「7番」・京田陽太内野手(25)、加藤匠馬捕手(27)と 3球で空振り三振。藤井淳志外野手(38)も 4球目の 143キロ直球で見逃し三振に仕留め、わずか10球で仕事を終えた。 2軍での再調整から 6日に再昇格後、 6日ヤクルト戦(神宮)から登板した 5戦連続で無失点に抑えている。ベテランの復調は終盤戦に向けて明るい材料だ。
●阪神の守護神藤川球児投手(39)が最終回をきっちり締めた。延長12回に登板した藤川は三者凡退として、引き分けに持ち込んだ。味方が12回表に得点できず、勝利の可能性は消えていたがボールに力を込めた。先頭の4番ビシエドを 3ゴロに仕留めると、平田には外角 147キロで 1邪飛。最後は福田をフォークで空振り三振に斬った。「登板6試合連続セーブ」とはならなかったが、安定感のある投球で虎の救援陣を引っ張っている。
記事をまとめてみました。
<中日 0- 0阪神=延長12回規定により引き分け>◇第19回戦◇阪神 6勝12敗 1分◇13日◇ナゴヤドーム
レーシングドライバーの中嶋一貴氏(34)が始球式に挑戦した。
所属のトヨタガズーレーシングのウエアを身につけ、始球式に初挑戦。 104キロの直球をノーバウンドでストライクゾーンに投げ込んだ。
始球式をつとめたレーシングドライバーの中嶋一貴氏=ナゴヤドーム
「レースより何倍も緊張した。一発勝負ですからね。インコースに行ってビックリした。 3ケタを出したかったので良かった。次のレースやル・マンでもまた勝てるようにしたい」と中嶋氏。同氏は愛知・岡崎市出身で、今年、自動車耐久レース、「第87回ルマン24時間」で連覇を達成したばかりだ。
始球式をするトヨタ・ガズーレーシングの中嶋一貴氏=ナゴヤドーム
先発は中日大野雄、阪神青柳。大野雄は 3回 2安打無失点と好投した。青柳も 5安打を許しながらも、 3回を無失点で切り抜けた。
大野雄は 6回まで 4安打無失点と好投を継続した。阪神青柳も 4回以降、 6回までパーフェクトに抑え、調子を上げた。
大野雄、青柳ともに 8回途中を無失点で降板した。中日、阪神ともににリリーフ陣を打ち崩せず延長に突入した。
阪神は11回一死 1、 2塁も高山が併殺に倒れた。中日も攻め手を欠いたまま延長12回を終了。スコアレスの引き分けに終わった。
阪神先発の青柳晃洋投手=ナゴヤドーム
阪神青柳晃洋投手が、両チームとも 3塁を踏めないという珍しい投手戦を演じた。
中日先発の左腕大野雄との投げ合い。青柳は初回、一死 1、 2塁のピンチを招くも「4番」ビシエドを併殺打に仕留めた。以降は安定感抜群の投球を披露。直球にスライダー、シュートを交えてストライクゾーンを広く使い、的を絞らせず。前回先発の 7日ヤクルト戦(神宮)で 5回 6四死球と乱した制球も、この日は無四球。丁寧にコースを突いて、 8回途中 7安打無失点。 3塁を踏ませない好投で、スコアボードに「0」を並べた。 8回、先頭の代打藤井に中前安打を許したところで、「2番手」岩崎にマウンドを譲った。岩崎は後続を無失点に抑えた。
6回裏中日二死、青柳晃洋投手はビシエド内野手から三振を奪いガッツポーズを見せる=ナゴヤドーム
一方、打線は投手戦に付き合う格好となった。今季「3戦2敗」と苦手にしている大野雄を、この日も攻略できず。「2番手」藤嶋に代わる 8回二死まで、 7安打無得点。中日打線と同じく 3塁を踏めず、こちらもスコアボードに「0」が並んだ。
青柳は 6月12日ソフトバンク戦(ヤフオクドーム)を最後に約 2カ月、勝ち星から遠ざかっていた。この日も打線の援護に恵まれず、「6勝」目はお預けとなった。
阪神藤原崇起オーナー=阪神電鉄本社
阪神藤原崇起オーナー(電鉄本社会長)が、ビジターの中日戦を視察した。
チャンスであと 1本が出なかったが「みんな頑張っているから、いい記事を書いてください」と穏やかな表情で球場を後にした。 2日前の広島戦(京セラドーム大阪)も視察した。
村山実投手
▼阪神の 0- 0引き分けは、18年 9月24日巨人戦以来。中日戦に限ると、62年 5月 3日ダブルヘッダー第 1試合以来、57年ぶり。
この試合は中日球場(現ナゴヤ球場)で行われ、阪神・村山実、中日・権藤博の両エースが、ともに被安打5で延長12回を完投した。
3回表阪神無死、遊撃内野安打を放った近本光司外野手=ナゴヤドーム
阪神の「ドラフト1位」、近本光司外野手が球団新人安打数で「5位タイ」となる「122安打」目を放った。
3回の第 2打席で中日先発の左腕大野雄から遊撃へ内野安打。 5回の第 3打席にも中前へ運び、「マルチ安打」とした。50年徳網茂氏の「122安打」に並んだ。
この日を含めて残りは36試合。球団記録は16年高山の「136安打」。セ・リーグ記録は58年長嶋茂雄氏の「153安打」。
近本光司外野手のバットが止まらない。中日戦で3回は先頭打者で遊撃内野安打、 5回は一死走者なしから中前打を放って今季34度目の「マルチ安打」。ともに得点には結びつかなかったがリードオフマンとしての役割を果たした。
3回表阪神無死、遊撃内野安打を放った近本光司外野手=ナゴヤドーム
「得点につながれば一番よかったんですけど…。凡打の内容もよくなるようにできればと思います」
これで今季「122安打」とし、球団新人では1950年の徳網茂と並んで「5位」につけた。「マルチ安打」は「年間44度ペース」の換算で、球団新人最多である坪井智哉の「40度」(98年)も狙え、セ・リーグ新人最多の長嶋茂雄の「48度」(58年)も視界に入ってきた。
安打数の記録には「考えるとダメなので。あまり考えてません」と話す。だが、打って、走って、ファンを魅了する近本の人気は止まらない。球団のグッズショップで販売されているレプリカユニホームはS、M、Lサイズが売り切れで、入荷待ち。担当者は「( 9日の)京セラドーム初戦では、あと少し在庫があったんですが 3戦目(11日)には売り切れてしまいました。人気なので、すぐに発注します」と説明。球団公式サイトで購入しようにも完売のため「近本」の欄だけ選択できなくなっている状態だ。
5回、安打を放った近本光司外野手=ナゴヤドーム
伝え聞いた近本は「え! 売り切れなんですか? たくさん応援してもらえてありがたいです」とファンへの感謝を口にした。「CHIKAMOTOって書いてある、自分のユニホームを着て球場に来てもらって本当にうれしい。グラウンドからスタンドを見たときに『5』を見つけると『あ、今日も頑張ろう!』って。僕のグッズを持って、応援してくださっているファンの方からパワーをもらってます」と元気の源であることも明かした。
近本の奮闘が、ファンを魅了し、さらに虎を強くする。
5回表阪神1死、中前安打を放った近本光司外野手=ナゴヤドーム
阪神の近本が 2安打を放った。 3回は持ち味の俊足を飛ばして遊撃への内野安打とし、 5回も中前に運んだ。「1番打者」として大きな戦力となっているルーキーは今季既に「122安打」。2016年にセ・リーグの「新人王」となった高山が持つ、球団新人記録の「136安打」も視野に入る。
ただ、点には結びつかず「得点につながれば一番良かったんですが…。他の打席でもできることがあったかなと思う」と浮かない表情だった。
3回表阪神二死 1、 2塁、見逃し三振に倒れ主審の判定に不満を表すヤンハービス・ソラーテ内野手=ナゴヤドーム
阪神が中日とは実に57年ぶりに 0- 0で引き分けた。先発青柳から 6投手で無失点リレーを決める一方、打線は8安打ながら 3併殺と詰めを欠いた。
「4番」マルテ、「5番」ソラーテも 2人でわずか 1安打と元気なし。今季 6度目の引き分けで、このカードは「6勝12敗1分け」となり 2年連続で勝ち越しはなくなった。
◇ ◇ ◇
ナゴヤドームのスコアボードには「0」しか並ばなかった。 3時間59分の攻防は徒労に終わり、矢野監督も浮かない顔だった。「ずっと『0』でいければ、もちろん負けることはない。ただ投手にそんな負担をかけられない。今日の反省としては点を取らんと。 1年間、ここまで戦ってきた課題もそこに出ているのはチームとしてある」。救援陣がしのいでも得点できない。今季の戦いを象徴していた。
10回表阪神一死、見逃しの三振に倒れ、ぼうぜんとするジェフリー・マルテ内野手=ナゴヤドーム
威圧感、期待感…。助っ人から、いまもオーラが出ない。最大のチャンスは7回だ。一死 1、 2塁の先制機。マルテの気合は空回りした。初球変化球を打ち損じてボテボテのゴロは投手前へ。悪夢の併殺打に倒れた。「4番」は 4試合目だが、存在感を示せない。 5回も二死 1、 2塁で 1球目を空振り後、遊飛に終わった。 2度の好機ともに似た状況で初球から積極的に振って出たが、中日バッテリーの思うツボ…。指揮官は「もちろん決めてほしいし、そのために来てもらってる。ソラーテにしてもマルテにしてもそういう選手。打ちに行って打てなかった。明日以降ぶつけてくれれば」と話す。 9日広島戦(京セラドーム大阪)で左足首を負傷した糸井の 2軍離脱が大きく響いている格好だ。
新外国人ソラーテも 7月下旬の合流直後の勢いが消えている。この日も「5番2塁」で先発。 3回は二死 1、 2塁で大野雄の内角低め速球に反応できず見逃し三振。思わず白井球審に歩み寄るなど、フラストレーションのやり場がない様子だった。 5打数 1安打だったが、ストライクゾーンに戸惑い、守備のミスでリズムをつかめないのが現状だ。
10回表阪神二死、ヤンハービス・ソラーテ内野手は三振に倒れベンチへ戻る。左は矢野燿大監督=ナゴヤドーム
勝負の夏場に起爆剤として期待された「ソラマル」だが、まだ単発的な活躍しか見せられない。中日のアルモンテ、ビシエドが安定して快音を響かせて不気味さを示すのと対照的だ。助っ人野手に泣かされた近年と同じ光景が、今年もシーズン佳境に見られている。
今季はナゴヤドームで慢性的な貧打に陥り、前日12日の 1回の 1点を最後に「20イニング連続無得点」の窮状だ。やはり「鬼門」か…。今季 6度目のドロー。クライマックスシリーズ進出圏内に近づけず、残り34試合。名古屋の夜は、もどかしさだけが募った。
阪神先発の青柳晃洋投手=ナゴヤドーム
青柳晃洋投手が 8回途中 7安打無失点と好投した。
「梅野さんが良いリードをしてくれた。良い感覚で丁寧に投げられた」。降板するまで走者を置いても崩れず、 3塁ベースを踏ませない内容。初回のピンチで「4番」ビシエドを併殺に打ち取り「あそこで切れたのはよかった」とリズムに乗った。前回登板の 7日ヤクルト戦は 5回 6失点で 6四死球と制球を乱したが、今季 2度目の無四死球と立て直した。 2カ月ぶりとなる今季「6勝」目は逃しても胸を張れる投球だった。
阪神先発の青柳晃洋投手=ナゴヤドーム
これまでの悔しさをぶつけるように右腕を振った。青柳が気迫の投球でスコアボードに刻んだ「0」は 7個。グラウンドで一人気を吐いたが、打線の援護に恵まれず、 7試合ぶりの白星をつかむことはできなかった。
「梅野さんが(配球を)考えてくれた。これまで(の登板)は危ない球が多かった。しっかりリードしてくれました」
ここしばらくは、プロ 1年目のように制球難が顔をのぞかせていた。前回 7日のヤクルト戦(神宮)では、今季ワーストの 6四死球。 7月24日のDeNA戦(甲子園)、同31日の中日戦(甲子園)はともに 2四死球ながら、不安定な内容だった。だが、この日は四死球なし。調整方法は「これまでと変えていない」というが、酸いも甘いもともにしてきた梅野のリードで立ち直った。
前回とは見違える投球を見せた青柳晃洋投手。7回0/3を投げ、無四球で無失点だった=ナゴヤドーム
序盤も苦しい展開をしのいだ。 1回一死から大島に左前打されると、アルモンテにも左翼線にポトリと落とされて 1、 2塁。ここは「4番」・ビシエドを外角 141キロで遊ゴロ併殺に料理し、無失点にしのぎ「あそこで切れたのは大きかった」。 2回も二死から京田と加藤に連打を浴びて 1、 2塁とされたが、大野雄を捕ゴロとして乗り切った。
ただ、チームも勝ちきれなかったうえに「ヒットを 7本も打たれているので」と当然のように満足感はなし。それでも「きょうはいい感覚で丁寧に投げることができた。またきょうみたいな投球ができるように」と前を向いた。
息を吹き返した右腕が次も躍動し、チームを勝利に導く投球をする。
◇データBOX◇
◎…青柳は 6月12日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)で「5勝」目を挙げて以来、 7戦連続で勝ちなし。登板して無失点は、初完封勝利を挙げた 4月29日の中日戦(ナゴヤドーム)以来。
9回に登板したジョンソンも三人斬りで竜打線をピシャリと抑えた。「梅野くんのリードもあったし、みんないい仕事ができたと思うよ」。先頭のビシエドを右飛、平田も中飛に打ち取ると、最後は福田を外角のカーブで空振り三振に仕留めた。これで今季44試合登板でセ・リーグ単独トップとなる「32ホールド」目をマークした。
10回に「4番手」で登板した能見篤史投手が 3連続三振でぴしゃりと抑えた。
「とにかく先頭を出さないことだけ気をつけました」。先頭の京田、加藤と 3球で空振り三振。藤井も 4球目の 143キロ直球で見逃し三振に仕留め、わずか10球で仕事を終えた。 6日ヤクルト戦(神宮)から登板した 5戦連続で無失点に抑えている。
10回裏、阪神「4番手」で登板した能見篤史投手=ナゴヤドーム
能見は延長10回に「4番手」で登板すると、「7番」・京田から 3者連続三振に仕留めた。「先頭を出さないことだけを考えていました」。 2軍での再調整から 6日に再昇格後、これで 5試合連続無失点。ベテランの復調は終盤戦に向けて明るい材料だ。
延長12回、投球する藤川球児投手=ナゴヤドーム
阪神の守護神藤川球児投手が最終回をきっちり締めた。味方が12回表に得点できず、勝利の可能性は消えていたが「最後までやっぱり、たくさんファンが見に来てくれているので、いつでも全力です」とボールに力を込めた。
先頭の4番ビシエドを 3ゴロに仕留めると、危なげなく3者凡退。「また明日頑張ります」とすぐに次戦を見据えた。
12回を締めくくり引き分け、笑顔で梅野隆太郎捕手(左)とタッチする藤川球児投手=ナゴヤドーム
延長12回に登板した藤川は三者凡退として、引き分けに持ち込んだ。「最後までお客さんが見てくれたので。また明日頑張ります」。先頭のビシエドを初球の低めの変化球で 3ゴロ、平田には外角 147キロで 1邪飛。最後は福田をフォークで空振り三振に斬った。「登板6試合連続セーブ」とはならなかったが、安定感のある投球で虎の救援陣を引っ張っている。
延長12回は藤川球児投手(中)が 3人斬り。リリーフ陣も圧巻の投球でスコアレスドローに持ち込んだ=ナゴヤドーム
※ 8月14日の予告先発は、中日・山井大介投手(41)ー阪神・秋山拓巳投手(28)です。
昨年の屈辱を跳ね返し て、全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め!
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
2018年の悔しい結果を 打ち破 るため、選手・監督・コーチ・スタッフ・フロント、そしてファンの皆さんも全員が、どんな状 況でも「オレ がやってやる」「オレが決めてやる」という強い闘志をもって 1年間戦っていこう。という思 いをスローガンと して表現しています。
※このスローガン・デザ インは 2019年のシーズンロゴとしても展開してまいります。
2019年 公式戦 順位表
2019年 公式戦 日程と 結果 (07月)
2019年 公式戦 日程と 結果 (08月)
◇公式戦全試合実況速報 公式戦全試合をテキスト速報!タイガース迂遠実 況で 応援気分を盛り上げます。ほかにも対戦中の選手の成績が」一目で分かる「観戦モード」も必見!
◇現場からお届け!トラ番LIVEニュース 主催試合時は、現場から直接ニュ ース を配信! タイガース情報をどこよりもはやく、そうして細やかに。「生」の情報もお届けします!!