U-20日本女子代表「ヤングなでしこ」が準々決勝で韓国に韓国に 3- 1と快勝して、初のベスト 4進出を決め「ヤングなでしこ」が歴史を塗り替え悲願の初優勝へ。 9月 4日の準決勝はドイツとノルウェーの勝者と 9月 4日に対戦する。
序盤から点の奪い合いとなる中、 2- 1の前半37分にDF高木ひかり(19=早稲田大學)が粘って送った右クロスを、MF田中陽子(19=INAC神戸)が、試合を決める 4試合連発となる貴重な 3点目を右足で突き刺しダメ押しゴールを挙げた。国際サッカー連盟(FIFA)主催大会での 5得点は、昨夏ドイツW杯のMF沢穂希(33=INAC神戸)に並ぶ日本歴代 2位。
1- 1で迎えた前半19分、「ヤングなでしこ」のFW田中美南(18=日テレ)が勝ち越しゴールをアシストした。ペナルティーエリアのMF柴田華絵(20=浦和)に絶妙なパスを送り、 2点目を演出した。
満月の夜空に、 3度目の大歓声が上がった。前半37分だ。右サイドで相手DF 3人に囲まれたMF田中美南が、わずかな隙間を通してDF高木ひかりにパス。ドリブルでペナルティーエリア深く侵入した高木ひかりから、ゴール左で待ち受けフリーでボールを受けたMF田中陽子が、試合を決める 3点目を右足で突き刺し大会通算 5ゴール目をゲット。FW西川明花(20=FC高梁吉備国際大学)が相手GK前でオトリとなり、その後方から決めた一撃。
「ヤングなでしこ」のGK池田咲紀子(19=浦和)が、気迫の好セーブを連発した。もともとは、スピードが武器のストライカー。体力不足を指摘され浦和ユースの村松浩監督(53)の助言でGKにコンバートした。ロンドン五輪では、「なでしこジャパン」のGK福元美穂(28=岡山湯郷)が神懸かった守りで「女神」と呼ばれたが、「ヤングなでしこの女神」も、本家に負けじと練習熱心。池田咲紀子は「休みすぎるといけないので、練習していきたい」と中 4日で迎える準決勝を見据えた。
「なでしこジャパン」の佐々木則夫監督(54)は「ヤングなでしこ」の韓国戦勝利を、「今日の勝ちは大きいよ。後半も 0- 0だったけど、 2点差なのでしっかりバランスを取って試合を進めることができた」と評価称賛した。
「ヤングなでしこ」の吉田弘監督(54)は日韓戦に完勝して準決勝進出を決めながら、ライバル韓国から 3得点を奪ったチームに対し攻撃面の反省点を口にした。記事をまとめてみました。
田中陽子の 4戦連発で、「ヤングなでしこ」が初の 4強進出を果たした。
満月の夜空に、 3度目の大歓声が上がった。狙い澄ましたダメ押し弾が韓国を突き放した。 2- 1の前半37分、右サイドで相手DF 3人に囲まれたMF田中美南が、わずかな隙間を通し、DF高木ひかりにパス。ドリブルでペナルティーエリア深く侵入したDF高木ひかりが粘って送った右クロスを、ゴール左で待ち受けたMF田中陽子が右足で押し込み大会通算 5ゴール目をゲット。
チーム3点目のゴールを決め左薬指にキスをする西川
FW西川明花が相手GK前でオトリとなり、その後方から決めた一撃。「試合前から高木選手のアシストで自分が決めると話していた。理想通り。きょうは“おいしいゴール”を狙っていた。韓国戦に向けて練習してきた成果かな」。左薬指にキスをしてスタンドへ。元スペイン代表FWラウルを思わせるパフォーマンスで、 2万4097人の観客を酔わせた。日本は 9月 4日の準決勝で、ドイツ―ノルウェー戦の勝者と対戦する。
「試合前に話していた形。ああいうゴールをずっとイメージしていた。流し込むだけでした」
ゴール後は会心の笑顔を浮かべ、全身で「陽子」の頭文字のYポーズも披露。「流れを読む力が上がってきたかな。自信になると思います」と納得の表情だ。
全身で「陽子」」の頭文字“Y”ポーズを披露する田中陽子
詰めかけた 2万4097人の観客が、総立ちで祝福した。これで初戦からの 4戦連続ゴール。年代こそ違うが、国際サッカー連盟(FIFA)主催大会での 5得点は、昨夏ドイツW杯のMF沢穂希に並ぶ日本歴代 2位。「なでしこジャパン」でもMF沢穂希とFW大儀見優季(ポツダム)しかマークしていない。男子でもFW三浦知良(横浜FC)らと並ぶ 3位タイの記録だ。
1次リーグ初戦のメキシコ戦から 4試合連続となる大会通算 5点目。わずか 4試合で昨夏のドイツW杯で沢がマークした記録に並んだ。「沢さんと? ビックリした」。準決勝で負けても 3位決定戦があるため、残りは 2試合。MF横山が2010年のU―17W杯で記録した 1大会 6得点の最多記録を超える可能性は十分だ。
中盤の左アタッカーで先発したが、後半16分からは左サイドバックへポジションチェンジ。所属するINAC神戸で何度かプレーしただけにもかかわらず、無難にこなして得点を許さなかった。 4試合でこなしたのはトップ下、ボランチも含めて 4役。「与えられたところでチームのためになれば」とマルチな才能も4強入りの原動力だ。
満面の笑みを振りまいた田中陽子
今大会登録選手のうち 9人が出場した2010年U―17W杯決勝は韓国にPK戦負け。竹島問題など政治的緊張が高まる中で迎えた因縁の日韓戦。試合前には特攻服姿の男性がアウェー席に旭日旗を持ち込んで広げようとし、警備員に連れ出される一幕もあった。しかし、このチームの持ち味は、ピッチ外と無縁の明るさ。「みんなで楽しく勝つ」をモットーに、田中陽子が笑顔で引っ張ってきた。
U―17W杯の雪辱を果たし、成長を実感して準決勝に挑む。相手はドイツ―ノルウェー戦の勝者。「チームは絶対に優勝、個人的にもタイトルを取りたい」。ドイツW杯の「なでしこジャパン」に続く 2度目の世界一、そして“沢超え”の得点王を、美少女アタッカーは視界にとらえた。
韓国は、 2年前にトリニダード・トバゴで開かれたU-17W杯決勝で敗れた因縁の相手。チームには、当時の悔しさを知るメンバーが10人いる。田中陽子も一度は勝ち越し弾をたたき込んだが、PK戦の末に優勝を逃した。ロンドン五輪では男子代表が 3位決定戦で韓国に敗れたばかり。明るい19歳も試合前には、「重圧はある」と珍しく口にしていた。
前半37分、 3点目のゴールを決め高木ひかりらと喜ぶ田中陽子( 9)
救ってくれたのは、このチームでは試合の前の恒例になった“儀式”だった。宿舎の壁に貼った模造紙に全員で、座右の銘や思い思いのメッセージを書き込んだ。田中陽子が書いたのは、「楽しくみんなで絶対勝とう」の文字。左足付け根の違和感で出場を回避したMF仲田には、「きょうも頼んだよ」と肩をたたかれた。仲間の期待に応えて大会通算 5ゴールに伸ばし、得点ランクは単独 2位に浮上した。
宿敵撃破で初のW杯 4強。「この準々決勝を抜けるために、自分たちは必死で何が何でも勝つという気持ちで戦った」と田中陽子は振り返った。新たな歴史を刻むことはできた。しかし、姉貴分の「なでしこジャパン」は昨年の女子W杯で優勝し、ロンドン五輪では銀メダルを手にしている。未来の「なでしこジャパン」が、ここで満足してはいられない。
「優勝して、個人としてもタイトルを取りたい」。「陽子」の名前通り、初優勝へ日本の道を照らすエースが、大きな瞳に力を込めた。
「ヤングなでしこ」が歴史を塗り替えた。日本が韓国に快勝して初のベスト 4進出を決めた。前半にMF柴田華絵(20=浦和)が 2得点、MF田中陽子(19=INAC神戸)も 4戦連続となるゴールを決めて圧倒。今回の主力も出場した2010年U-17W杯決勝でPK戦の末に敗れた宿敵・韓国に 3― 1で快勝し雪辱を果たした。悲願の初優勝へ、 9月 4日の準決勝はドイツとノルウェーの勝者と対戦する。
気迫あふれるプレーを見せる韓国に、 153センチの小さな体で渡り合った。MF柴田は前半 8分、FW西川からのスルーパスに足を目いっぱい伸ばし、韓国GKよりも一瞬早くボールに触って、右足ゴール。負ければ即終了の準々決勝で、貴重な先制点。「韓国は気持ちで来ていたけど、負けずに主導権を握ってボールを回せた」と振り返った。
流れを引き戻したのも、柴田華絵だった。同15分、韓国FW全銀河にヘディングで決められ、同点。しかし同19分、「ヤングなでしこ」のFW田中美南が勝ち越しゴールをアシストした。田中美南のパスを受けると、今度は左足で放った左ポスト直撃のシュートがそのままゴールへ。意図せず無回転シュートになり、相手を惑わせた。吉田監督も「今日のMVPは彼女。追いつかれたときに決めてくれた」と評価した。
前半、チーム 3点目のゴールを決めたMF田中陽子(右)は駆け寄る柴田に笑顔を見せる
柴田柴田華絵が得意とするドリブルは、“香川仕込み”。 173センチの男子のスターと体格差はあるが、「好きだし、目標。前を向いて仕掛けるところを見習っている」。仕事と練習の合間に、テレビでのチェックは欠かさない。
ピッチを離れれば、一般企業に勤めるOLだ。浦和に所属しながら、さいたま市に本社を置く施設の管理や運営を行うアイル・コーポレーションで事務職をこなす。午前 8時半から午後 4時半までの業務を終え、練習へ。今回は事前の合宿から約 1カ月間、会社を離れることになるが、その間は出張扱いだという。「長期間、仕事を空けてしまって迷惑をかけている」と話していたが、得点を決めて勝ち続けることが、応援してくれる会社の仲間への恩返しになる。
キュートな笑顔…スタンドを指さし、ファンの声援に応える田中陽子
勝利を決定付けたのは、MF田中陽子だった。 1次リーグのニュージーランド戦ではトップ下、スイス戦ではボランチだったが、この日は攻撃的左サイド。同37分、DF高木ひかりのクロスに合わせてフリーで走り込み、 4試合連続得点とした。 2年前のU-17W杯決勝で敗れた因縁の相手にリベンジ。「自分でもびっくりです。何がなんでも勝つことを意識した。決勝まで行って優勝したい」と話した。
後半途中、DF浜田に代わってFW横山が投入されると、左サイドバックへ。約16分間を無失点で耐えた。それでも慣れないポジションに不安を抱え「早く終わって勝ちたいと思っていた」と試合後は本音が漏れた。
目標の金メダルへ、あと 2勝。史上初のベスト 4も、柴田は「 4強入りが目標ではない。あと 2試合とも勝ちたい」。「ヤングなでしこ」が、さらに強くなっていく。
試合開始直後には、プロ野球のヤクルト-広島が行われていた隣の神宮球場から花火が上がった。田中美南は「自分たちに向けた花火なら良かったんですけど…」と言って報道陣の笑いを誘っていた。
前半、相手シュートをセーブするGK池田咲紀子
「ヤングなでしこ」のGK池田咲紀子が、気迫の好セーブを連発した。前半15分、同点弾を許すと両手でほおをたたき、気合を入れた。後半19分にはMF李永周のFKをジャンプしてパンチング。同31分にはDF徐賢淑からの右クロスを、相手攻撃陣を振り払ってジャンピングキャッチ。華麗に宙を舞い、韓国の反撃を封じた。それでも「防ごうと思えば防げた。もう少し何かできたかなと思う」と失点シーンを胸に刻んだ。
もともとは、スピードが武器のストライカー。体力不足を指摘され浦和ユースの村松浩監督の助言でGKにコンバートした。ロンドン五輪では、「なでしこジャパン」のGK福元美穂が神懸かった守りで「女神」と呼ばれたが、「ヤングなでしこの女神」も、本家に負けじと練習熱心。池田は「休みすぎるといけないので、練習していきたい」と中 4日で迎える準決勝を見据えた。
「なでしこジャパン」の佐々木則夫監督は「ヤングなでしこ」の韓国戦勝利を称賛した。この日も試合を見守り「今日の勝ちは大きいよ。後半も 0- 0だったけど、 2点差なのでしっかりバランスを取って試合を進めることができた」と評価。大会期間中に日替わりヒーローが出ていることについても「それもいいよね、大きいよ。明日(の紙面)は田中陽子ではなくて、柴田にしてよ。次はドイツが来てもノルウェーが来ても大丈夫でしょう」と笑顔で話した。
「ヤングなでしこ」の吉田弘監督は日韓戦に完勝して準決勝進出を決めながら、攻撃面の反省点を口にした。ライバル韓国から 3得点を奪ったチームに対し「準々決勝は(大会の)最後まで戦えるかどうかという意味でも最大のヤマ場。欲を言えば、もう少し攻撃的にできればと思ったが、 1次リーグの疲れも少し試合に出てしまったかなと。ただ、勝って良かったとは思います」と淡々と話した。
ロンドン五輪の時の「なでしこジャパン」といい、今回のサッカー女子W杯といい、日本の実力が強くなってきた事を物語っている。
このままで行けば、「ヤングなでしこ」も昨年の「なでしこジャパン」と同じ様に、サッカー女子W杯で優勝まで突っ走るのでは無いかと思われる。
ガンバレ!ヤングなでしこ!
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