28日には良い試合をしてくれたから、たまには阪神タイガースの記事でもと思ったら、やはりどうしても勝ち試合ができないでいる。フロント関係では既に2013年度の準備が始まっているし…。
狩野恵輔外野手(29)が 6回先頭に代打で登場し、左前打を放った。昨年 9月 1日中日戦(ナゴヤD)以来、約 1年ぶりとなる安打今季初安打をマーク。
鳥谷敬内野手(31)が、DeNA先発高崎の外角低めチェンジアップに合わせ追撃の適時打を放った。
クレイグ・ブラゼル内野手(32)が同点弾を放ち、26日の広島戦(マツダスタジアム)以来の11号ソロで同点に追いついた。
ランディ・メッセンジャー投手(31)が 5回 6安打 3失点で降板した。 2回二死 1塁から梶谷に右中間越え本塁打を浴び、先制点を献上。さらに 4回二死満塁から、鶴岡に押し出し四球を与え 3失点。「ホームランバッターではない梶谷選手にホームランを打たれたことが今日の反省点です」と話した。
加藤康介投手(34)が 1点を追う 6回から登板して好救援を見せた。 5番筒香を空振り三振に抑えるなど、 3者凡退に切って取った。
長期ロードの幕引きは最悪の結果だった。球場を後にする和田監督の背に痛烈なヤジが突き刺さった。
球団創設から通算4500敗(4815勝)となった。24日に4500敗目を喫したDeNAに続いてプロ野球 2球団目だ。
阪神電鉄は30日、大阪市内の本社で取締役会阪神球団初のゼネラルマネージャー(GM)に就任する中村勝広氏(63=元阪神監督)の話題には言及されず、決定表明までは至らなかった。記事をまとめてみました。
阪神が競り負け。DeNAとのゲーム差は再び 4に縮まり、最下位を突き放せないもどかしさの中で、「長期ロード」が終わった。
DeNAは 2回二死 1塁で、梶谷の右中間への 1号 2ランで先制。先発高崎は 3回を 1安打無失点と好調な滑り出しを見せた。
DeNAは 4回、押し出し四球で加点した。だが、阪神は 5回に 1点、 6回に鳥谷の適時打で 1点を返し、 1点差に詰め寄った。
3点を追う 5回は失策が絡んで一死 2、 3塁。ブラゼルの 2ゴロの間に 1点を返した。
2点を追う 6回は無死 1塁で上本のゴロは遊撃手の正面。併殺と思われたが、失策で 1、 2塁と好機が広がる。ただ、ここも鳥谷の適時打による 1点に終わった。「(相手が)くれたチャンス。最低でも追い付かないと」と和田監督。相手のミスにも畳み掛けられなかった。
阪神は 7回、ブラゼルのソロで同点に追いついた。DeNAは 8回二死 1、 3塁から代打下園の右前適時打で<DeNA 4- 3阪神>と勝ち越した。
狩野が今季初安打をマーク。 6回先頭に代打で登場し、左前打を放った。昨年 9月 1日中日戦(ナゴヤD)以来、約 1年ぶりとなる安打だったが「あの後の 2打席がね…」と、中飛、空振り三振に倒れた後の 2打席を反省した。前日29日は「 6番・左翼」で先発出場したが 3打数無安打。遅ればせながら今季のスタートを切った。
鳥谷が追撃の適時打を放った。 2点ビハインドの 6回、狩野の左前打と敵失などで一死 1、 3塁とし、鳥谷がDeNA先発高崎の外角低めチェンジアップに合わせた。右前に運ぶ適時打で 1点差に迫った。
ブラゼルが同点弾を放った。スタメンに名を連ねれば、きっちりと仕事をする。これが、今のブラゼルだ。出場 2戦連発のアーチ。試合には負けたが、残留へ向けての“点数”はしっかり稼いだ。
「前の打席はチャンスで打てなかったので、この打席は何とか打ちたかった。それがホームランといういい形になってくれてよかったよ」と話した。
1点ビハインドの 7回だった。先頭で打席に入ると、スイッチしたばかりの 2番手・菊地に襲いかかった。 1ストライクからの 2球目。インコース低めの 141キロ直球を弾き返した。高々と舞い上がった白球は、横浜の虎党が陣取った左中間スタンドへ着弾。一時、同点に追いつく今季11号だ。
「前の打席で打点を挙げたけどアウトになったからね。何とか塁に出よう、ヒットを打ちたいというのが頭にあった」。その前の 0- 3で迎えた 5回の 2打席目。一死 1、 3塁のチャンスに 2ゴロに倒れた。その間に1点を返したが、もちろん悔しさはあった。モヤモヤした気持ちを、その次の打席のひと振りで晴らした。
7回無死から一時は同点とする11号ソロを放ったブラゼル
先制の 3ランで勝利へと導いた、26日の広島戦(マツダ)以来 3試合ぶりの「 1塁・ 7番」で先発出場。その試合と同じく、代わりにベンチを温めたのは、かつての 4番・新井だ。
広島で豪快アーチを描いた翌日、27日の練習で片岡打撃コーチは、B砲の今後の起用について「(相手投手との)相性もあるしね」と説明。その翌日28日、DeNA初戦(横浜)は、スタメンから外れた。
今季の対戦打率 0.167と分が悪い三浦が先発したことが最大の要因だったのだろうが、結局、代わりに出場した新井は 3タコ。そして前日29日も 3打数無安打に終わっていた。結果を残せない目下の“ライバル”を横目に、スタメン出場 2試合連続の本塁打。今季が契約最終年の助っ人が、シーズン終盤で意地の猛烈アピールだ。
「打席の中でまだしっくりとはいっていない。できるものをやるだけだ」と気を引き締め直したブラゼル。まだまだこれから。自らの価値をバットで示し続ける。
メッセンジャーが 5回 6安打 3失点で降板した。悪夢は 2回二死から後藤に左前打を浴びた直後、走者 1塁からその時点で打率 0.175の伏兵・梶谷に右中間越え本塁打を浴び、先制点を献上。さらに 4回二死満塁から、鶴岡に押し出しで痛恨の四球を与え 3失点。調子は悪くなかっただけに悔やまれる 3失点だ。
4回を終え、帽子の汗を振り払いながらベンチに戻るメッセンジャー
試合後のメッセンジャーの言葉が、すべてを物語っていた。「まだ驚いている。打率 2割以下、ことしは 1本もホームランを打っていない打者に…。ビックリだ。これから50回、同じ球を投げても打たれないと思う。ホームランバッターではない梶谷選手にホームランを打たれたことが今日の反省点です」と話した。
最後は悲しそうな表情でポツリ。「あの 2ランがなければ、もっと投げられていた…と思って、次、頑張るよ」-。
加藤康介投手(34)が好救援を見せた。 1点を追う 6回から登板。 5番筒香を空振り三振に抑えるなど、 3者凡退に切って取った。味方打線が同点に追いついた直後の 7回も 3者凡退に抑え、 2回をパーフェクトリリーフ。23日の中日戦以来となる久々のマウンドで躍動した。「いい形で結果が出てよかった」と安堵の表情を浮かべた。
阪神2番手で好救援を見せた加藤康介
3番手の福原が決勝点を献上し、 4敗目を喫した。 3- 3の 8回。二死 1、 3塁から代打・下園に右前適時打を浴びた。「いつも納得いくボールを投げてますし、悪くはなかったと思いますけど…」と悔しがった。前日29日も 1点リードで登板し、無失点に抑えたものの一死 1、 2塁のピンチを招くヒヤヒヤの投球だった。やや安定感を欠くように見えるが「一戦一戦がんばるしかないです」と奮い立たせていた。
長期ロードの幕引きは最悪の結果だった。球場を後にする和田監督の背に痛烈なヤジが突き刺さった。
「ワダ! やめろっ! ワダ! やめろ!!」
横浜スタジアムではビジターチームのバスは 1塁側スタンド下にある駐車場に用意される。球場外には歩道橋があり、バスを見下ろす形で虎党が鈴なりになる。そこに陣取っていた男性ファンが連呼した。
7勝14敗 3分け。勝率 0.333…。本拠地甲子園を離れ、 3日の広島戦から続いたロードは、まさに暗黒だった。2004年以降カード負け越しがなかったDeNA(横浜)に 9勝10敗 2分と黒星先行。相手が 2失策を犯したにも関わらず、一度もリードできない展開に虎党のイライラが募っていた。
拙攻続きに渋い表情の和田監督
「 6回(の攻撃)だよな。相手がくれたチャンスだし追いついておかないといけなかった。その分、最後の1点足りなかった。確実にとれるところをとらないとこういう風になってしまう」
和田監督は敗因として一死 1、 3塁から追加点が奪えず、鳥谷の適時打のみに終わった中盤の攻撃を挙げた。
だが、不可解なタクトが、場内のブーイングを浴びた場面もあった。 3- 3と追いついた 8回二死 2塁のシーンだ。新井良の左中間二塁打が飛び出した直後、指揮官は代打・桧山を選択した。当然ながらDeNAバッテリーは敬遠策。虎党の悲鳴にも似た嘆きが場内に響く中、歩く桧山に代走・俊介を送り出した。結局、次打者の坂が空振り三振で無得点。“神様”は一度もバットを振ることなく、“無駄遣い”されたままベンチに退いた。
扇の要も問題だった。先発マスクの小宮山に 5回二死 3塁で代打・今成。今成をそのまま守らせたものの、 7回の守りから藤井彰に交代した。
黒星で長期ロードを終えた和田監督
吉田バッテリーコーチは「同点になったんで藤井の助けを借りようと思った」と説明したが、控え捕手がゼロになり、 9回に藤井、狩野に代打を送れず、連続空振り三振と結果的に反撃の幅を狭める選手起用となった。新井、関本、大和を使えずじまいの中での 1点差負け。球団通算4500敗だった。
最下位DeNAに再び 4ゲーム差とされた。31日からの広島戦で、およそ 1カ月ぶりに久々に聖地へ戻る虎将はこれまでと同様の言葉を繰り返した。
「終わったことはかえってこない。明日から甲子園に帰るのでもう1回やり直すとかではなく、あと30(試合)をきっているのでいくしかないので。明日からまたしっかりとやっていきます」
球団は来季の続投方針を固めている。しかし、結果が伴わなければファンの心は確実に離れていく。
球団創設から通算4500敗(4815勝)となった。24日に4500敗目を喫したDeNAに続いてプロ野球 2球団目だ。
坂井オーナーと南球団社長が阪神電鉄の取締役会に出席した。 2人が顔を合わせる機会があったものの、GMに就任する中村氏についての話し合いは行われず。坂井オーナーが甲子園観戦(広島戦)予定の 9月 1日以降に持ち越されることになった。
大阪市内の電鉄本社で取材に応じた南社長は「きょうはそんな(球団の)話はしていない。阪神電鉄の取締役会だったので。あした(31日)かあさって( 9月 1日)にオーナーが(甲子園に)来るなら話しますけど。(氏の就任は)来週なんで、そんな急ぎませんけど」と話し、ハイヤーに乗り込んだ。また坂井オーナーも所用のため「時間があまりありませんので」と語るにとどめ、車へと向かった。
電鉄本社の取締役会では中村勝広氏(63=元阪神監督)のGM就任に関する話題は出なかったという
前日29日に坂井オーナーは「(中村氏と)近々、会ってお話ししたい」と要望していた。そのため、トップが接触するこの日、今後に向けた具体的なプランを固め、近日中に坂井-中村会談が実現する流れと見られたが、顔を合わせただけにとどまった。阪神電鉄の取締役会では球団の話はなく、当初予定された議題について意見が交わされた。その後の大阪市内で開かれた取締役の会食でも「社外の方も来られていたので球団の話はなかった」と関係者は語った。
「中村GM」は来週中の球団の取締役会で正式承認されて、誕生する運び。その上で、南社長は総帥と中村氏の会談の場について、「(中村氏が)正式に就任されてからになると思います」と説明した。
ブラゼルが、必死に残留アピールの為の“ 2戦連発”を放っても、狩野が 6回先頭に代打で登場し、昨年 9月 1日中日戦以来の約 1年ぶりとなる安打今季初安打をマーク。しようが勝てないものは勝てないのだ。
残り試合数30前後となって来たが、フロントサイドでは既に2013年度に着手している。そこにおいてまで、「勝ちに行け」とは虫が良すぎる事だと思わざるを得ない。
ファンに、10番目の野手に見放されつつある現在。それに加えて最終試合まで待たずに2013年度に着手し始めたフロントサイド。このままでは、選手が浮かばれない。
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!
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阪神が通算4500敗…プロ野球 2球団目…ブラゼル必死!残留アピール“ 2戦連発”
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