●阪神甲子園球場で予定されていた阪神-中日21回戦は雨天のため、中止となった。午前中から雨が降ったり止んだりする状況が続き、午後 4時10分に中止が決まった。午後 4時の開門を見合わせると、そのまま中止となった。高校球児に本拠地を明け渡していた阪神は27日、甲子園に戻っての初戦だった中日戦が午後 4時過ぎ、雨天中止。今季雨天中止の翌日は 2試合とも「サヨナラ勝ち」だった。先週は「5勝1敗」とチーム状況は上向き。26日時点で「3位」までは「3ゲーム」差。24日まで「5連勝」するなどチーム状態は上がりつつあり、28日にスライド登板する青柳晃洋投手(25)は気持ちを切り替えた。高校球児に本拠地を明け渡していた阪神は27日、甲子園に戻っての初戦だった中日戦が午後 4時過ぎ、雨天中止。取材に応じた矢野燿大監督(50)は笑った。今季雨天中止の翌日は 2試合とも「サヨナラ勝ち」だった。
●トリの勇姿が奇跡を起こす! 矢野燿大監督が27日、鳥谷敬内野手(38)を「逆転CS進出」のキーマンに挙げた。鳥谷本人の発言から去就が注目されるベテランについて、その活躍が期待を込めた。チームは「逆転CS」へ正念場の戦いが続く。05年「優勝」の味も知り、調子も上げてきた背番号「1」の力が、今こそ必要と熱く訴えた。信頼は不変だ。シーズンも残り24試合。上位 3球団を猛追する虎にとってカギになる男とは…。中日戦の雨天中止を受け、矢野監督は勝負どころを知る鳥谷の存在に期待した。雨のため、屋内で行われた練習。背番号「1」はいつもと変わらず、黙々と練習に打ち込んだ。その後、26日ぶりに帰ってきた甲子園の中日戦は中止となったが、「逆転CS」へ負けられない戦いが続くことに変わりはない。今後、鳥谷が打席に立てば大きな拍手と歓声が起こることは間違いない。そこでチームに勇気を与える一撃を重ねれば…。逆転CSを目指す虎に大きなうねりが生まれる。背中を見せるだけで、球場、チームを一つにできる男だから。矢野監督はこれからも信じ、送り出し続ける。
●俊介外野手(32)が27日、出場選手登録された。 7月15日以来今季 2度目の昇格を果たした。今季は 1軍 4試合出場で 3打数無安打。だが 2軍ウエスタン・リーグでは62試合出場で「打率3割2厘、2本塁打」と状態を上げてきた。中日戦が雨天中止になる直前には甲子園室内練習場で汗を流し、力を込めた。
●青柳晃洋投手は今季 2度目のスライド先発が決まった。先発予定の27日中日戦は雨天中止。20日のDeNA戦に続く連勝で「7勝」目を狙う。現在 2試合12回 2/3を無失点と好調だ。29日先発の望月は変わらず、28日先発予定だった秋山拓巳投手(28)は 9月 1日巨人戦に回る見込みとなった。
●秋山拓巳投手が「逆転CS」へフル回転を誓った。この日はブルペン投球などを行い調整。 8月上旬に再昇格して以降は、先発 3試合で「2勝0敗」。次回は 9月 1日の巨人戦が予想される。
●現役最多タイの「NPB通算234セーブ」を誇る藤川球児投手(39)が雨天中止となった27日、甲子園室内で行われたチーム練習後に優勝争い中のような緊迫感の必要性を説いた。チームは「4位」と「クライマックスシリーズ(CS)争い」に甘んじているが、心の持ち様ひとつで新たな経験値を得られることを力説。守護神が熱いハートで言葉をつむいだ。雨音が響くクラブハウスへの冷たい通路で、“火の玉”のように熱い藤川の言葉が響いた。「逆転CS」を狙う矢野虎は若手中心。だからこそ、発想の転換で新たな推進力が得られる。優勝争い中のようなヒリヒリとした緊張感のイメージが、まさにそれだ。現状は借金「3」で「4位」に甘んじるが、近本光司外野手(24=大阪ガス)、木浪聖也内野手(25=ホンダ=亜細亜大學OB)のルーキーコンビや中継ぎ陣は守屋功輝投手(25)、島本浩也投手(26)らチーム構成は若手も多い。今季初の「5連勝」もあり、「CS進出」は現実味を帯びてきた。だが、シーズンはあくまでも「優勝の二文字」を目指すもの。好調キープへぬかりはない。矢野監督も全幅の信頼を置く。さらにチーム全体への好影響にも目を細めた。26日ぶりの甲子園での一戦は雨で流れたが、きょうからの 5連戦に向けて藤川も勝負のときを待ちわびた。ギリギリの緊張感をカンフル剤にして、矢野虎は突き進む。
●右肩痛から再起を期すランディ・メッセンジャー投手(38)が 2度目のマウンドに上がった。ウエスタン・リーグ中日戦(鳴尾浜)に先発。木下拓哉捕手(27)にソロを浴びるなど 2回 1安打 1失点で、 2回裏終了後降雨ノーゲームになった。苦笑しつつ、変化球の精度を反省。登板後にブルペン入りした。 9月の「1軍戦力復帰」を目指し、次回も 2軍戦に先発する。着実にステップを踏み、 1軍マウンドを目指す。
記事をまとめてみました。
<阪神-中日=雨天中止>◇27日◇阪神甲子園球場
甲子園球場で予定されていた阪神-中日21回戦は雨天のため、中止となった。
午前中から雨が降ったり止んだりする状況が続き、午後 4時10分に中止が決まった。
水たまりができたグラウンド=阪神甲子園球場
27日の阪神-中日(甲子園)は午後 4時10分に天候不良のため、中止となった。阪神の雨天中止は今季 3度目。
長期ロードを終え、 1日以来となる甲子園での試合だったが、グラウンドにはシートが敷かれ、両軍とも室内練習場で練習。午後 4時の開門を見合わせると、そのまま中止となった。
試合前練習する青柳晃洋投手=阪神甲子園球場室内練習場
阪神は甲子園を高校野球に譲った間の長期ロードを終えたが、 1日以来久々となる本拠地での試合はお預けとなった。矢野監督は「仕方ない。雨をプラスにするのかマイナスにするのかは、俺ら次第」と話した。
24日まで「5連勝」するなどチーム状態は上がりつつあり、監督は「いい流れで帰って来られたのはあると思うので、その流れを続けていきたい」と話した。28日にスライド登板する青柳は「自分のやることは変わらないので、 1イニングでも長く投げることができるようにしっかり準備する」と気持ちを切り替えた。
矢野燿大監督=明治神宮野球場 (2019年 8月25日撮影)
高校球児に本拠地を明け渡していた阪神は27日、甲子園に戻っての初戦だった中日戦が午後 4時過ぎ、雨天中止。取材に応じた矢野監督は「天気はどうしようもないんで。仕方がないと思います」と笑った。
今季雨天中止の翌日は 2試合とも「サヨナラ勝ち」だった。
「記者さんあるあるやね。データ。いい話はどんどん聞かせてくれたらうれしい。雨をプラスにするのか、マイナスにするのか。俺ら次第なんでいい方に考えて」と喜んだ。
先週は「5勝1敗」とチーム状況は上向き。「いい流れで帰って来られたところはある。もちろん、それを続けながら。だいぶ形というものは見えつつある感じになってきたので。それを続けていきたいと思います」と話した。
試合に敗れ、球場を後にする矢野燿大監督=明治神宮野球場 (2019年 8月25日撮影)
26日時点で「3位」までは「3ゲーム」差。「目の前の試合で勝てば、近づいて行ける可能性はある。相手も勝ったらそれは近づけないんだけど。でも可能性は高まるんで。だから『ゲーム差がこれだけある』っていうのは頭にあるし、『ここまで行きたい!』っていうのも、もちろんある。もちろんそれもありながら、でもやっぱり今ここの場面で一番何がいいのかっていうのを選択しながら、やっていきたいと思います」と話した。
ノックを受ける鳥谷敬内野手=阪神甲子園球場室内練習場
トリの勇姿が奇跡を起こす! 矢野燿大監督が27日、鳥谷敬内野手を「逆転CS進出」のキーマンに挙げた。鳥谷本人の発言から去就が注目されるベテランについて、その活躍が「ムードが良くなる一つの材料」と期待を込めた。チームは「逆転CS」へ正念場の戦いが続く。05年「優勝」の味も知り、調子も上げてきた背番号「1」の力が、今こそ必要と熱く訴えた。
◇ ◇ ◇
信頼は不変だ。シーズンも残り24試合。上位 3球団を猛追する虎にとってカギになる男とは…。中日戦の雨天中止を受け、矢野監督は勝負どころを知る鳥谷の存在に期待した。
矢野監督:もちろんファンの人も(活躍を)望んでいると思う。練習だって、いつ見ても抜くこともない。自分の今やれることを常にやってくれている。もちろんトリも頑張ってもらわないと困る。それこそ(チームの)ムードがさらに良くなる 1つの材料として、トリの頑張りがある。
板東英二氏(右)と話す鳥谷敬内野手=阪神甲子園球場室内練習場
鳥谷の存在が一際クローズアップされたのは、25日のヤクルト戦後だった。今季最後の神宮でのプレーを問われ「自分もこれが最後(の神宮)になるかもしれないので、いい打席だったと思います」と意味深なコメントを残した。今年が 5年契約最終年。発言を受け、26日に谷本球団副社長が「しかるべきタイミングで」と近日中に去就会談の場を設ける考えを示唆した。
今季の先発出場はわずか 8試合。代打中心で55試合に出場し、「打率2割1分1厘」、打点はゼロだ。ただ、「球団最多2082本」のヒットを積み上げた男の存在感は抜群。真摯に野球と向き合い背中で後輩たちを引っ張っている。特に 8月に入ってから「9打数4安打、打率4割4分4厘」と調子も上向き。指揮官の期待はますます高まっている。
矢野監督:練習を見ていてもずっといい形で振れている。一昨日の一塁まで走る姿(遊撃内野安打を)見てもトリらしい動きが出来ている。まあ、そういうレベルはむちゃくちゃ高い。そこは任せてるんで。あとはトリ自身の今持ってる力を出してくれることが、こっちのためにもなる。
板東英二氏(右)とあいさつを交わす矢野燿大監督=阪神甲子園球場室内練習場
雨のため、屋内で行われた練習。背番号「1」はいつもと変わらず、黙々と練習に打ち込んだ。その後、26日ぶりに帰ってきた甲子園の中日戦は中止となったが、「逆転CS」へ負けられない戦いが続くことに変わりはない。今後、鳥谷が打席に立てば大きな拍手と歓声が起こることは間違いない。そこでチームに勇気を与える一撃を重ねれば…。逆転CSを目指す虎に大きなうねりが生まれる。
◆矢野燿大監督と鳥谷敬内野手
ともに05年岡田阪神の優勝メンバー。昨オフ就任した矢野監督は鳥谷のポジションについて「本人に聞く」とし、10月23日の秋季練習初日に面談した。鳥谷は「もう 1回ショートで練習をさせてもらって、判断してくだされば」と遊撃再挑戦を直訴。指揮官は「誰もできないことをやってきた」と実績や経験を尊重しつつ、「与える立場ではない」とキャンプから北條や新人木浪らと競わせた。鳥谷は木浪に敗れ、16年目で初めて開幕スタメンを外れて控えが増えた。だがスタメン時と変わらない貪欲なスタイルでチームを鼓舞。矢野監督は「打点0」でも 2軍に落とさず、代打の切り札や精神的支柱として期待は大きい。
室内練習場で練習を見守る矢野燿大監督は、鳥谷敬内野手にゲキを飛ばした=阪神甲子園球場室内練習場
矢野燿大監督が27日、悪天候による中日戦(甲子園)の中止決定後に取材に応じ、苦悩のシーズンを過ごす鳥谷敬内野手へ、変わらぬ期待とハッパをかけた。進退に関する発言も飛び出し、これまで以上に視線を集める背番号「1」だが、指揮官は「頑張ってもらわな困る」とゲキを飛ばし、「ムードがさらによくなる一つの材料」と大復活を願った。
甲子園に、ネクストにその男が立つだけで、必ず空気が変わる。そこで一打が出れば「もっともっと」だ。矢野監督はここからも切り札として、鳥谷を送り出す。苦しむ姿はたしかに見てきた。だが、鳥谷が生むうねりこそが今の虎には不可欠だと、確信している。
「そういう場面を選手が作ってくれて、俺がしっかりそういうふうなところで(代打に出して)いって。トリが結果を出してくれるというのが一番いい。それは今までと変わらず。さらに“もっともっと”気持ちを高めて、みんなでやっていけると思うんでね。トリももちろん頑張ってもらわな困るんで」
9回に代打で遊撃内野安打を放った鳥谷敬内野手。神宮ではこれが見納めになるのか=明治神宮野球場 (2019年 8月25日撮影)
鳥谷が「自分も最後かもしれない」と語った、あの神宮の夜から 2日。長期ロードから戻っての中日戦は、悪天候により流れてしまった。“渦中の男”の甲子園への帰還も先送りとなったが、秘められていた覚悟に触れて、虎党とナインの方が燃えることは必至だ。チャンスを作り、最高の盛り上がりの中で、指揮官が「1」の背中を押して送り出す。そこで鳥谷が打てば、一気にゲームは虎のモノになる。だから矢野監督は最強のカードとして期待し、「頑張ってもらわな困る」とハッパをかけた。
7月以降は「打率0.429(21打数9安打)で、 8月に限れば「打率0.444(9打数4安打)」で、鳥谷らしさが出てきた。「 1塁まで走る姿を見てもトリらしい動きがずっとできているんで。そういうレベルは本当にもう、むちゃくちゃ高い。今持ってる力を出してくれるというのが、どっちのためにもなるので」と信頼は不変だ。
「それこそムードがさらによくなる一つの材料としてはトリの頑張りはもちろんある。頑張ってもらわないと、と思う」
背中を見せるだけで、球場、チームを一つにできる男だから。矢野監督はこれからも信じ、送り出し続ける。
俊介外野手が 7月15日以来今季 2度目の昇格を果たした。
今季は 1軍 4試合出場で 3打数無安打。だがウエスタン・リーグでは62試合出場で「打率3割2厘、2本塁打」と状態を上げてきた。
中日戦が雨天中止になる直前には甲子園室内練習場で汗を流し、「結果を出さないと( 1軍に)呼んでもらえない。結果を出せたのは良かった。打順に関係なく、しっかりやれたら」と力を込めた。
阪神俊介外野手=阪神鳴尾浜球場 (2019年 4月24日撮影)
俊介外野手が27日、出場選手登録された。 7月16日に抹消されて以来、今季 2度目の昇格。試合は中止となったが、「やれることをやってチームに貢献できるように」と意気込みを語った。
今季 1軍では 4試合に出場するも安打はなし。 2軍では62試合に出場し、「打率0.302、2本塁打、14打点」。「結果を残さないと呼んでもらえないので、呼んでもらえてよかった。がんばります」と力を込めた。
青柳晃洋投手は今季 2度目のスライド先発が決まった。
先発予定の27日中日戦は雨天中止。「自分のやることは変わらないので、先発として 1人でも、 1イニングでも長く投げることができるように、しっかり準備します」と、20日のDeNA戦に続く連勝で「7勝」目を狙う。現在 2試合12回 2/3を無失点と好調だ。29日先発の望月は変わらず、28日先発予定だった秋山は 9月 1日巨人戦に回る見込みとなった。
青柳晃洋投手(右)は矢野燿大監督に話しかけられ笑顔を見せる=阪神甲子園球場室内練習場
青柳は28日の中日戦(甲子園)に今季 2回目のスライド登板することが決まった。中止が決定する前、甲子園の室内練習場でキャッチボールやダッシュなどを行って調整。悪天候で中止が発表されると「自分のやることは変わらないので、先発として 1人でも、 1イニングでも長く投げることができるようにしっかり準備します」と気持ちを切り替えた。
阪神秋山拓巳投手=阪神甲子園球場 (2019年 8月21日撮影)
秋山拓巳投手が「逆転CS」へフル回転を誓った。
この日はブルペン投球などを行い調整。「(ローテの)軸で回っているわけではないですし、何とかローテに入っている。必死にやって勝つ方向に行くような姿でいけたら」。
8月上旬に再昇格して以降は、先発 3試合で「2勝0敗」。次回は 9月 1日の巨人戦が予想されるが、「個人的なことを言えば最後まで(ローテに)しがみつきたいけど、チームが勝てる投球というのをやっていきたい」と意気込んだ。
現役最多タイの「NPB通算234セーブ」を誇る藤川球児投手が雨天中止となった27日、甲子園室内で行われたチーム練習後に優勝争い中のような緊迫感の必要性を説いた。チームは「4位」と「クライマックスシリーズ(CS)争い」に甘んじているが、心の持ち様ひとつで新たな経験値を得られることを力説。守護神が熱いハートで言葉をつむいだ。
雨音が響くクラブハウスへの冷たい通路で、“火の玉”のように熱い藤川の言葉が響いた。「逆転CS」を狙う矢野虎は若手中心。だからこそ、発想の転換で新たな推進力が得られる。優勝争い中のようなヒリヒリとした緊張感のイメージが、まさにそれだ。
「新人の選手たちとか経験の浅い選手にとっては、優勝争いしているつもりでやって、試合を戦ってみることによってチームにとっていい勉強になる。みんながそういうつもりで戦っていけば、いい試合ができる」
藤川球児投手は 9回を三者凡退でピシャリ。現役最多タイの234セーブ目を挙げた=明治神宮野球場 (2019年 8月24日)
現状は借金「3」で「4位」に甘んじるが、近本、木浪のルーキーコンビや中継ぎ陣は守屋、島本らチーム構成は若手も多い。今季初の「5連勝」もあり、「CS進出」は現実味を帯びてきた。だが、シーズンはあくまでも「優勝の二文字」を目指すもの。
「現状は違えど、そういう風に思いながら戦うことで、精神状態を知っておくことは重要になる」
残り24試合、「3.5ゲーム」差の「3位」広島の背中をみるだけでは“真の強者”にはなり得ない。緊迫感をイメージすることで、チームの完成度は「次のステップ」にあがることができる。右腕は今季45試合に登板し、「防御率1.60」と安定感抜群。失敗なしの「9セーブ」目を24日のヤクルト戦(神宮)であげ、現役最多タイとなる「234セーブ」目に到達した。
「あと(シーズン残り) 1カ月をいいコンディショニングでできるようにとは思いながら、練習はしていますけど」
ボールを手に室内で調整する藤川球児投手。チームに優勝争いのような戦い方を求めた=阪神甲子園球場室内練習場
自身については淡々と話したが、この日は室内練習場でダッシュなどで調整。好調キープへぬかりはない。矢野監督も「球児も、いつも言っているように、『自分がどうなろうがチームのためになる』っていうようなことを言うだけじゃなくて、体現してくれているしね」と全幅の信頼を置く。
さらに「そういう気持ちを持って戦ってくれることで、みんなもよりそうなると思うし」とチーム全体への好影響にも目を細めた。26日ぶりの甲子園での一戦は雨で流れたが、きょうからの 5連戦に向けて「頑張ります!」と藤川も勝負のときを待ちわびた。ギリギリの緊張感をカンフル剤にして、矢野虎は突き進む。
★闘争心前面に
藤川は「プレッシャーではなくて、戦うという気持ちを強く持つことはいいかもしれないですね」とも語った。優勝争いの渦中で受け身にならず、闘争心を前面に出すことの重要性を強調。「シーズンの終わりは強く、最後の一歩を踏めるようにというのはチームとして大事なこと。勝負強い選手になるために」。残り24試合だが、来季に向けた戦いも既に始まっている。
阪神先発のメッセンジャー投手は2回を投げ1安打1失点も雨天ノーゲームとなった=阪神鳴尾浜球場
右肩痛から再起を期すランディ・メッセンジャー投手が 2度目のマウンドに上がった。ウエスタン・リーグ中日戦(鳴尾浜)に先発。
木下拓にソロを浴びるなど 2回 1安打 1失点で、 2回裏終了後降雨ノーゲームになった。「天気には勝てなかったよ」と苦笑しつつ、「ホームランをフォークで打たれたのは悔しい」と変化球の精度を反省。登板後にブルペン入りし「 100球投げる予定だったので、足りなかったところを投げていたのと、フォークを確認しました」と明かした。 9月の「1軍戦力復帰」を目指し、次回も 2軍戦に先発する。
阪神先発のランディ・メッセンジャー投手=阪神鳴尾浜球場
阪神のランディ・メッセンジャー投手(38)が27日、ウエスタン中日戦(鳴尾浜)に先発し、 2回を終了した時点で雨脚が強まり、ノーゲームになった。 2回26球を投げ、 1被本塁打 1四球 1失点。中止が決まった後はブルペンに入り、投球予定だった 100球近くを投げ込み、感覚を確かめた。
「天気にはちょっと勝てなかったね。きょうは真っすぐ(の強さ)というより、フォークでホームランを打たれたのが悔しかった」
3回 2失点だった前回 8月21日のソフトバンク戦(鳴尾浜)以来、中 5日でのマウンドへ上がった。立ち上がりの 1回は、わずか 3球で 2アウトを奪うと、「3番・根尾」に四球を与えたが、 5球目にはこの日最速となる 147キロを計測。続く石川駿は 114キロのカーブで空振り三振に斬った。
2回、中日・木下拓哉捕手(右)に本塁打を浴び苦笑いのランディ・メッセンジャー投手=阪神鳴尾浜球場
失点したのは 2回。一死から木下拓への 6球目、甘く入ったフォークを左翼防球ネットまで運ばれて、ソロを被弾した。「低めに投げられるのがいいけど、シチュエーションによってはワンバウンドの球を投げる必要もあるからね」と変化球の制球を反省した。
平田 2軍監督は「フォークの落ちが悪かったけど、 147キロも出ていたし」とうなずいた。次回登板については「中 4日ではいかんやろ。他の投手の兼ね合いもあるし、トレーナーと相談して(決める)」と話した。
「上( 1軍(に上がって早く投げられるように」とメッセンジャー。着実にステップを踏み、 1軍マウンドを目指す。
※ 8月28日の予告先発は、阪神・青柳晃洋投手(25)ー中日・小笠原慎之介投手(21)です。
今までの屈辱を跳ね返し て、全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め!
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
2018年の悔しい結果を 打ち破 るため、選手・監督・コーチ・スタッフ・フロント、そしてファンの皆さんも全員が、どんな状 況でも「オレ がやってやる」「オレが決めてやる」という強い闘志をもって 1年間戦っていこう。という思 いをスローガンと して表現しています。
※このスローガン・デザ インは 2019年のシーズンロゴとしても展開してまいります。
2019年 公式戦 順位表
2019年 公式戦 日程と 結果 (08月)
2019年 公式戦 日程と 結果 (09月)
◇公式戦全試合実況速報 公式戦全試合をテキスト速報!タイガース迂遠実 況で 応援気分を盛り上げます。ほかにも対戦中の選手の成績が」一目で分かる「観戦モード」も必見!
◇現場からお届け!トラ番LIVEニュース 主催試合時は、現場から直接ニュ ース を配信! タイガース情報をどこよりもはやく、そうして細やかに。「生」の情報もお届けします!!