●矢野阪神は「2連勝」で「CSファーストステージ突破」を狙う。 3日は甲子園で調整。矢野燿大監督(50)はDeNAとの決戦を前に気合だ。短期決戦は先手必勝が優位に戦う鉄則だ。「2戦目重視論」を唱える指揮官も過去にいたが、ポストシーズンで初めて指揮を執る矢野監督は貪欲。「2戦先勝」でファイナルステージ進出が決まる条件だが連勝突破を図る。公式戦は「6連勝締め」で「CS進出」を決めた。今後も胸突き八丁の緊迫感が漂うが、 1敗もできない瀬戸際でCS切符をつかみ、自信がみなぎっていた。矢野監督は現役時にプレーした 5度のポストシーズンは、すべて初戦黒星だ。03、05年の「日本シリーズ」、 3度のCS…。後手に回って敗退。だがいまは違う。警戒するが、奇襲すら泰然自若で受け止める。CSを 2日後に控えた、この日は明るい材料もあった。左足の張りを訴えて 9月24日巨人戦で途中交代して以降、別メニューだったジェフリー・マルテ内野手(28=ロサンゼルス・エンゼルス)が本隊合流。投内連係、シートノックは 1塁を守り、フリー打撃では柵越えも披露した。「打率2割8分4厘、12本塁打」の助っ人はシーズン終盤に「4番」で奮闘。頼もしい主軸が先発復帰すれば、前途洋々の船出に、さらにフォローの風が吹く。矢野監督もラミレス采配には一目を置く。自身も終盤戦ではオネルキ・ガルシア投手(30=中日)の中継ぎ起用が効いて「3位」を勝ち取っただけに“本家”に負けない「マシンガン継投」を見せる可能性もある。攻めのタクトで迎え撃つつもり。今季「16勝8敗1分け」と大きく勝ち越したが、平常心を強調した。
●左足の張りで別メニュー調整が続いていた阪神のジェフリー・マルテ内野手が 3日、甲子園で行われた全体練習に合流。屋外フリー打撃では左翼席中段へ運ぶ一発を披露し、復活をアピールした。矢野燿大監督もスタメン復帰へ“GOサイン”。 5日開幕のDeNAとの「クライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ」(横浜)を前に、「4番」が帰ってきた!矢野監督ら首脳陣が見守る中、“準備OK”を猛アピール。投内連係、シート打撃では 1塁守備で軽快に動き、フリー打撃では21スイングで「柵越え1」も、狙ったように最後の一振りで豪快にスタンドイン。さらに室内へ移動して20分、居残りで打ち込んだ。 9月24日の巨人戦(甲子園)で左足に張りを訴え、途中交代。その後は別メニューで室内での調整ばかりだった。 8月上旬から大山悠輔内野手(24)に代わって「4番」に座ると、「打率0.315(108打数34安打)、2本塁打、13打点」と安定した数字を残した。ナインに連れてきてもらった、CSの舞台-。努力と根性で間に合わせ、面目躍如の機会は、もう目の前だ。対DeNAは「打率0.327(55打数18安打)」と好相性なのも頼もしい。ハマスタでカムバックアーチをかけ、虎を下克上に導く。
●キーマンは近本、ラッキーボーイはオレだ!木浪聖也内野手(25=ホンダ=亜細亜大學OB)が 3日、大阪ガスとの練習試合(鳴尾浜)に「1番遊撃」で志願出場した。 1軍本隊は午前から甲子園で全体練習。そこに「ドラフト3位ルーキー」の姿はなかった。雨で試合が中断する悪条件も気にしなかった。他の野手とは別行動をとり、CSに向けた実戦調整を選んだ。アピールの一打は 4回に飛び出した。大阪ガスの「2番手」左腕中谷の 129キロを捉えた。センター方向に鋭い打球を放ち、 2塁打とした。当初は 3打席の予定だったが、 4打席以降も自ら志願。終わってみれば、フル出場で 5打席に立ち、 4打数 1安打。平田勝男 2軍監督(60)は評価した。木浪自身も納得の表情を見せた。矢野監督はルーキーの姿勢に成長を感じた。昨年までは社会人ホンダに所属。切磋琢磨(せっさたくま)してきた大阪ガスの選手からもエールを受けた。フル出場で5打席に立ち、 1安打 1四球。生きた球を見ることで“本番”へのシミュレーションはバッチリだ。ファーストステージで 1戦目の先発が予想されるDeNAの左腕・今永とは「打率0.429( 7打数 3安打 1打点)と好相性。左対左だがスタメン起用される可能性も十分ある。虎のラッキーボーイがCSでも大暴れする。
●梅野隆太郎捕手(28)はDeNAの奇襲を警戒した。相手のシーズンの戦いに構えた。 2日には初戦に先発する西勇輝投手(28=オリックス)と食事の席を設けた。気合十分だった。
●ピアース・ジョンソン投手(28=サンフランシスコ・ジャイアンツ)は「CS3連投」も問題なしだ。加入 1年目から58試合にリリーフ。「防御率は1.38」と安定感は抜群だ。シーズン終盤は体調不調でベンチから外れるなど状態が心配されるが笑顔をみせた。今季は58試合に登板し、「2勝3敗40ホールド、防御率1.38」と堂々の好成績。ただシーズン中の 3連投は 3度。 5月29-31日を最後に 6月以降は最大 2連投までと慎重な起用が続いていた。シーズン最終盤も体調面を考慮され、勝っている展開で温存されることも…。しかし、ここからは短期決戦とあってリミッターを解除。金村曉投手コーチ(43)もゴーサインを出した。
●DeNA筒香嘉智外野手(27)封じは島本浩也投手(26)にお任せ! 今季は 5打数無安打 2四球と相手の主砲を抑えている。通算でも11打数無安打。シーズン63試合登板の左腕は自信の表情。横浜スタジアムでも今季 7試合に登板して無失点と好相性。
●岩田稔投手(35)、岩貞祐太投手(28)の左腕 2人がCSをにらみ調整登板した。岩田は先発して 1イニングを 1安打 1四球、岩貞は「2番手」で 2回を投げ 2安打でともに無失点に抑えた。クイックで投げるなどした岩貞は納得の表情。ポストシーズンでの不測の事態に対応すべく入念に準備を進める。
● 2軍調整中の藤浪晋太郎投手(25)は 5回に登板し、 1回を無安打無失点。前日 2日の練習試合から連投となった。ドラフト候補の小深田に対しては、この日最速 154キロの直球で左飛に抑えた。一死から失策で走者を出したが、しっかり後続を断った。四死球もなく、最速 154キロを計測。 7日からの「みやざきフェニックス・リーグ」でも、まずは中継ぎとして起用される方針だ。
記事をまとめてみました。
矢野阪神は「2連勝」で「CSファーストステージ突破」を狙う。 3日は甲子園で調整。矢野燿大監督はDeNAとの決戦を前に「もちろん(初戦を)取った方がいい。全部、大事やな、俺は。 1戦目も勝ちにいくし、 2戦目も勝ちにいく。全部、勝ちにいく。その方が面白い」と気合だ。
短期決戦は先手必勝が優位に戦う鉄則だ。「2戦目重視論」を唱える指揮官も過去にいたが、ポストシーズンで初めて指揮を執る矢野監督は貪欲。「2戦先勝」でファイナルステージ進出が決まる条件だが連勝突破を図る。公式戦は「6連勝締め」で「CS進出」を決めた。今後も胸突き八丁の緊迫感が漂うが、 1敗もできない瀬戸際でCS切符をつかみ、自信がみなぎっていた。
「逆に(公式戦)最後の方がいい感じでプレッシャーもあった。ウチとしてはいい意味で予行練習できた部分があった。いまの俺らのチームの勢いは間違いなくいい。勢いを生かしていきたい」
全体練習を見守る矢野燿大監督=阪神甲子園球場
矢野監督は現役時にプレーした 5度のポストシーズンは、すべて初戦黒星だ。03、05年の「日本シリーズ」、 3度のCS…。後手に回って敗退。だがいまは違う。「俺らは、挑戦するしかない。守るものは何もない。後手になる必要はない」と言い切った。敵将のラミレス監督を「本当に『ここでピッチャー代わるんか』とか、スタメンも結構読めない」と警戒するが、奇襲すら泰然自若で受け止める。
CSを 2日後に控えた、この日は明るい材料もあった。左足の張りを訴えて 9月24日巨人戦で途中交代して以降、別メニューだったマルテが本隊合流。投内連係、シートノックは 1塁を守り、フリー打撃では柵越えも披露した。指揮官は「今日の様子見ていたら、先発という可能性も広がってきたかな」と話す。「打率2割8分4厘、12本塁打」の助っ人はシーズン終盤に「4番」で奮闘。頼もしい主軸が先発復帰すれば、前途洋々の船出に、さらにフォローの風が吹く。
投内連係守備を見守る矢野燿大監督=阪神甲子園球場
矢野監督もラミレス采配には一目を置く。「ならでは、っていうのはあるよね。『あっ、ここでピッチャー代わるんか』とか、スタメンも結構読めないっていうか」。自身も終盤戦ではガルシアの中継ぎ起用が効いて「3位」を勝ち取っただけに“本家”に負けない「マシンガン継投」を見せる可能性もある。「俺も俺で、間違いなく、勝つためにピッチャー代えたり先発代えたりする」と、攻めのタクトで迎え撃つつもり。今季「16勝8敗1分け」と大きく勝ち越したが「相手のことどうこうはもうない、今は」と 3日、平常心を強調した。
--マルテがいるといないでは大違い
矢野監督「うん、そうやね」
--本人は「CSに連れて行ってもらった」と
「マルちゃんも、チームの大事な時に出られへんのを申し訳ないという気持ちをすごく持ってくれていた。それまで我慢してやっていたんだけど、痛みももちろんあるし、出ることで迷惑かかるようなことがあれば、と退いたんで。戻ってきたい気持ちも強く持ってくれていると思う」
--やはり初戦が大事
「どっちも取りたいに決まっている。結果的に 2つ取ればいい部分ももちろんある。もちろん( 1戦目を)取った方がいいんだよ。(ただ)その(目の前の)試合を勝ちにいくことしか考えないので。それに全力を尽くそうかなと思う」
-- 2戦目が大事という見方をする人も
「いや、もう全部大事やな。 1戦目も 2戦目も全部勝ちにいく。その方が面白いでしょ?」
--勢いも大きな要素 「 1つの要素になるかもしれんけど、油断と隙はプロとして恥ずかしいから。勢いでイケイケでいいのかとなれば、そこに隙を与えないとか、油断しないようなことは俺らが促していかなあかん。今の俺らのチームの勢いとか、間違いなくいいのでね。そういうふうにしながら(首脳陣が引き締めながら)勢いを生かしていきたい」
左足の張りで別メニュー調整が続いていた阪神のジェフリー・マルテ内野手が 3日、甲子園で行われた全体練習に合流。屋外フリー打撃では左翼席中段へ運ぶ一発を披露し、復活をアピールした。矢野燿大監督もスタメン復帰へ“GOサイン”。 5日開幕のDeNAとの「クライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ」(横浜)を前に、「4番」が帰ってきた!
待たせたな-。そういわんばかりのフルスイングで、マルテが左翼席中段まで白球をかっ飛ばした。甲子園を覆う曇天まで届きそうなパワー。頼もしい男が帰ってきた。
「(屋外フリー打撃は)今まで打てていなかったので、素直にうれしかった。CSに何とかしっかり合わせたい気持ちでやってきた。そこに間に合うようにやりたい」
矢野監督ら首脳陣が見守る中、“準備OK”を猛アピール。投内連係、シート打撃では 1塁守備で軽快に動き、フリー打撃では21スイングで「柵越え1」も、狙ったように最後の一振りで豪快にスタンドイン。さらに室内へ移動して20分、居残りで打ち込んだ。
9月24日の巨人戦(甲子園)で左足に張りを訴え、途中交代。その後は別メニューで室内での調整ばかりだった。ようやくの合流。「(足の状態は)すごく、よくなっている。トレーナーさんにも日々トリートメントしてもらってきました」と力強く話せば、矢野監督も「行けそうかなっていう感じになってきた」と大きくうなずいた。
「もちろん代打とかもあると思うけど。きょうの様子を見ていたら、先発っていう可能性も広がってきたかな」
ジェフリー・マルテ内野手がついに練習に合流。力強いスイングを見せた=阪神甲子園球場
8月上旬から大山に代わって「4番」に座ると、「打率0.315(108打数34安打)、2本塁打、13打点」と安定した数字を残した。ただ、ラスト 3試合は出場できず「申し訳ない気持ち、悔しい気持ちはもちろんあります」とこぼしていたM砲。ナインに連れてきてもらった、CSの舞台-。努力と根性で間に合わせ、面目躍如の機会は、もう目の前だ。
対DeNAは「打率0.327(55打数18安打)」と好相性なのも頼もしい。「とくにそこ(相性)は気にしていないですし、いつも自分のその日の全力を心がけています」。ハマスタでカムバックアーチをかけ、虎を下克上に導く。
◇データBOX◇
◎…阪神は過去7度(2位で5度、3位で2度)CSファーストステージに進出。2014年の「2位(日本S進出)」以来突破していない。
◎…セ・リーグのCSファーストステージで第 1戦に勝利した球団は過去12度のうち10度ファイナルステージに進出。プレーオフ、CSで「3位」球団が先勝したケースはセ・パを合わせて過去13度中、12度進出。
◎…阪神は今季、DeNAに「16勝8敗1分け」、横浜スタジアムでも「8勝4敗」。このカードは 6年連続で勝ち越している。
志願出場した 2軍戦で 4回に 2塁打を放った木浪聖也内野手。CSのラッキーボーイとなれ!=阪神鳴尾浜球場
キーマンは近本、ラッキーボーイはオレだ! 木浪聖也内野手が 3日、大阪ガスとの練習試合(鳴尾浜)に「1番遊撃」で志願出場した。
1軍本隊は午前から甲子園で全体練習。そこに「ドラフト3位ルーキー」の姿はなかった。「練習よりも、試合の方がいいなと思った。(首脳陣も)そういう話もされていたので、お願いしました」。雨で試合が中断する悪条件も気にしなかった。他の野手とは別行動をとり、CSに向けた実戦調整を選んだ。
アピールの一打は 4回に飛び出した。大阪ガスの「2番手」左腕中谷の 129キロを捉えた。「思い切り、迷わずに初球から行こうと思っていました」。センター方向に鋭い打球を放ち、 2塁打とした。当初は 3打席の予定だったが、 4打席以降も自ら志願。終わってみれば、フル出場で 5打席に立ち、 4打数 1安打。平田 2軍監督は「 4打席(以降)は本人に聞いてということだったが、『行く』と。 5打席に立ったし、良かったと思う。そういう姿勢は学べるところ」と評価した。木浪自身も「打席の中での感覚ですね。 5打席に立って、感じはいいです」と納得の表情を見せた。
阪神 2軍対大阪ガス 4回裏阪神一死 1塁、左中間へ打球を放ち 1塁を蹴る木浪聖也内野手=阪神鳴尾浜球場
矢野監督はルーキーの姿勢に成長を感じた。「本人が『行きたい』と言うから行った。俺が強制したわけでもなく、打席に立った方が自分がCSに向かって良い調整ができると思えば、それはいいこと。ある意味、プロになってきた。ラッキーボーイになってくれれば、最高」と喜んだ。DeNAの左腕今永に対して、今季は 7打数 3安打 1打点とキラーぶりを発揮した。先発出場の可能性は十分にある。
昨年までは社会人ホンダに所属。切磋琢磨(せっさたくま)してきた大阪ガスの選手からもエールを受けた。「先輩とか同級生とか、社会人時代に仲良くなった選手がいました。『頑張って』みたいな声はかけてもらいました」。ポストシーズンは初めての経験。「やることは変わらないと思う。ここまで勝ってきた勢いで頑張りたいです」。虎のラッキーボーイがCSでも大暴れする。
阪神 2軍対大阪ガス 7回表大阪ガス、 1アウトとなりほかの野手とアウトカウントを確認する遊撃手木浪聖也内野手=阪神鳴尾浜球場
阪神の「ドラフト3位・木浪聖也内野手」が 3日、 2軍の大阪ガスとの練習試合(鳴尾浜)に志願出場。「1番・遊撃」で 4打数 1安打 1四球と実戦感覚を養った。 5日のクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ第 1戦で対戦が予想されるDeNA・今永には「打率0.429」と好相性。矢野燿大監督も「ラッキーボーイに」と期待した。
雨粒を切り裂くような鋭い打球が、中堅の芝生を跳ねた。 2軍戦に志願出場した木浪がCSへの並々ならぬ気合を、プレーと姿勢で示した。
「練習よりも試合(に出る)方がいいかなと思ったので。結構打席にも立って、感じはいいので、試合をやってよかったです」
プロ 1年目。もちろん自身初めてとなるCSに向けて、景気づけにバットで快音を奏でた。 4回一死 1塁では、初球の高めに浮いた 129キロをはじき返し、中前へ。「思いっきり、迷わず初球からいこう思ってしっかり振れました」。守備がもたつく間に 2塁を陥れ( 2塁打)、 2、 3塁と好機を拡大した。
フル出場で5打席に立ち、 1安打 1四球。生きた球を見ることで“本番”へのシミュレーションはバッチリだ。ファーストステージで 1戦目の先発が予想されるDeNAの左腕・今永とは「打率0.429( 7打数 3安打 1打点)と好相性。左対左だがスタメン起用される可能性も十分ある。
練習を見守る矢野燿大監督=阪神甲子園球場
自ら実戦出場を申し出たルーキーの姿勢に、矢野監督も「ある意味、プロになってきたなっていう。マインド的にもね。ラッキーボーイになってくれれば、それはそれで最高だし。もちろん聖也(木浪)の力も必要なんで」と目を細めた。
シーズン開幕前のオープン戦では「12球団トップの22安打」を記録するなど好調な滑り出しを見せたが、 7月には不振で 2軍降格も。酸いも甘いも経験し、シーズン95安打を放った木浪が、 1年間の集大成を 5日からの大舞台でぶつける。
「(CSでも)やることは変わらないので、頑張ります」
負けたら終わりの短期決戦。木浪が虎の「ラッキーボーイ」となる。
◇データBOX◇
◎…木浪は今季、DeNA戦は「打率0.314870打数22安打、0本塁打、11打点)」。セ 5球団でもっとも相性がよく、唯一の 3割超え。
キャッチボールを行う梅野隆太郎捕手=阪神甲子園球場
梅野隆太郎捕手はDeNAの奇襲を警戒した。相手のシーズンの戦いに「ラミレス監督は急に思い切ったことを仕掛けたり、作戦面も急に増えたり、動いたり。(今まで)なかったことがありえる。準備をしっかりしたい」と構えた。
2日には初戦に先発する西と食事の席を設けた。「『お前が思うようにやって欲しい』という西さんの要望に応えられるように。テンポも良くやっていけたら」と気合十分だった。
投内連係守備で二塁に送球する梅野隆太郎捕手=阪神甲子園球場
ピアース・ジョンソン投手は「CS3連投」も問題なしだ。加入 1年目から58試合にリリーフ。「防御率は1.38」と安定感は抜群だ。
シーズン終盤は体調不調でベンチから外れるなど状態が心配されるが「コンディションは良いよ。連投はいけるし、投げたいのはもちろん」と笑顔をみせた。金村投手コーチも 3連投の状況となれば「行ってもらうしかない。(状態は)今は悪くないよ」とゴーサインを出した。
キャッチボールを行うピアース・ジョンソン投手=阪神甲子園球場
“禁じ手”発動で一戦必勝だ。阪神のピアース・ジョンソン投手(28)が 3日、CSでの「3連投解禁」も視野に、フル回転へ気合を入れた。
「ポストシーズンはメジャーでは経験がないけど、マイナーでは2回あるよ。投げたい? もちろんだよ」
今季は58試合に登板し、「2勝3敗40ホールド、防御率1.38」と堂々の好成績。ただシーズン中の 3連投は 3度。 5月29-31日を最後に 6月以降は最大 2連投までと慎重な起用が続いていた。
シーズン最終盤も体調面を考慮され、勝っている展開で温存されることも…。しかし、ここからは短期決戦とあってリミッターを解除。金村投手コーチは「いってもらわないといけないでしょう」とうなずいた。
「コンディションはいいよ」と力を込めた右腕。万全の助っ人が持てる力のすべてを発揮し、鉄壁リレーをつなぐ。
談笑するピアース・ジョンソン投手(左)と高橋遥人投手=阪神甲子園球場
DeNA筒香封じは島本浩也投手にお任せ! 今季は 5打数無安打 2四球と相手の主砲を抑えている。
通算でも11打数無安打。シーズン63試合登板の左腕は「抑えます。苦手や弱点とかは全て分かっている。自分の球さえ投げれば、良い結果になると思う」と自信の表情。横浜スタジアムでも今季 7試合に登板して無失点と好相性。「マウンドの硬さや傾斜が好き。全試合投げるくらいの気持ちで」と意気込んだ。
島本浩也投手=横浜スタジアム (2019年 9月28日撮影)
岩田稔投手、岩貞祐太投手の左腕 2人がCSをにらみ調整登板した。
岩田は先発して 1イニングを 1安打 1四球、岩貞は「2番手」で 2回を投げ 2安打でともに無失点に抑えた。クイックで投げるなどした岩貞は「短い中で、実戦で起こりうることを想定してできることをやりました」と納得の表情。平田 2軍監督は 2人の登板に「何があるか分からないのでね。準備しておくということです」と説明。ポストシーズンでの不測の事態に対応すべく入念に準備を進める。
阪神 2軍対大阪ガス 2イニング無失点の岩貞祐太投手=阪神鳴尾浜球場
2軍調整中の藤浪は 5回に登板し、 1回を無安打無失点。前日 2日の練習試合から連投となったが「悪くなかった。いい感じで 2日間、投げられたんじゃないかと思う」と振り返った。一死から失策で走者を出したが、しっかり後続を断った。四死球もなく、最速 154キロを計測。平田 2軍監督は「右打者にも問題なく(球が)いっていた。何か感触をつかんでもらえれば」と話した。 7日からの「みやざきフェニックス・リーグ」でも、まずは中継ぎとして起用される方針だ。
阪神 2軍対大阪ガス 1イニング無安打無失点の藤浪晋太郎投手=阪神鳴尾浜球場
藤浪晋太郎投手がプロ入り初の連投に挑戦した。 2日のJR西日本戦に続き、この日の大阪ガス戦でも「4番手」で登板。 1回を無安打無失点に抑えた。
ドラフト候補の小深田に対しては、この日最速 154キロの直球で左飛に抑えた。藤浪は「いい感じで 2日投げられた」と満足げ。平田 2軍監督も「右(打者)へも、いいまっすぐが行っていた。全力で腕を振らせ、いい感触をつかませようと思って短いイニングを投げさせている」と狙いを説明した。
▽香田勲男 2軍投手コーチ(藤浪晋太郎投手の連投について)
「抜け球なく、しっかりバッターに向かっている。(意図は)指の感触を常に持っておいてもらうため。成功体験を積み重ねてくれたら、また違うものが見えてくるんじゃないかな」
全員野球でファン皆が待ち望む「三文字」に向かって、全員で力を合わせて進め!
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
2018年の悔しい結果を 打ち破 るため、選手・監督・コーチ・スタッフ・フロント、そしてファンの皆さんも全員が、どんな状 況でも「オレ がやってやる」「オレが決めてやる」という強い闘志をもって 1年間戦っていこう。という思 いをスローガンと して表現しています。
※このスローガン・デザ インは 2019年のシーズンロゴとしても展開してまいります。
2019年 公式戦 順位表
2019年 公式戦 日程と 結果 (09月)
2019年 CS日程と 結果 (10月)
クライマックスシリーズ セリーグ日程
日本シリーズ2019 日程
◇公式戦全試合実況速報 公式戦全試合をテキスト速報!タイガース迂遠実 況で 応援気分を盛り上げます。ほかにも対戦中の選手の成績が」一目で分かる「観戦モード」も必見!
◇現場からお届け!トラ番LIVEニュース 主催試合時は、現場から直接ニュ ース を配信! タイガース情報をどこよりもはやく、そうして細やかに。「生」の情報もお届けします!!