●最後の望みをかけて送り出した鳥谷敬内野手(38)は、 2ゴロに倒れた。レジェンドのタテジマ最後の打席とともに、矢野阪神の熱い 1年目が終わった。退団表明後も必要戦力として、ベンチに置き続けた。世代交代しながら結果も出す。難しい舵取りを託されたが、若手を育てつつ、激動の 1年をここまで戦い抜いた。世代交代しながら結果も出す。難しい舵取りを託されたが、若手を育てつつ、激動の 1年をここまで戦い抜いた。負けたら終戦の 9月21日の広島戦(マツダ)から始まった、「奇跡の6連勝」。貯金「1」で「3位」に滑り込み、DeNAとの「CSファーストステージ」も突破。巨人との決戦にたどり着いた。この日も西勇輝投手(28=オリックス)が快投しながら、丸佳浩外野手(30)の小技にやられてた。打線は大山悠輔内野手(26)の 2安打のみで 1得点。自慢の投手力だけでは突き破れない、高い壁を感じた。ただ、まだ発展途上のチームだ。今年はとにかく選手を信じ続けた。現役時代から続ける日記には『予祝』を実行。次の日にヒーローになるであろう選手の名を期待を込めて書き込んだ。 2軍に落とした選手には個別のメッセージも送った。確かな手応えとともに「3年契約の2年目」へ走り出す。
●さらば、猛虎の誇るレジェンド-。「3位」から勝ち上がった阪神は、「1位」の巨人に 1- 4で敗戦。Gには「リーグ優勝による1勝のアドバンテージ」があり、「対戦成績1勝4敗」で敗退が決まった。今季限りでの退団を表明している鳥谷敬内野手は 9回二死から代打で登場し、 2ゴロでゲームセット。最後の打者としてタテジマでのラストゲームを終え言葉を綴った。虎党もG党も、関係ない。「代打・鳥谷」-。 3点を追う 9回二死走者無し。伝統の一戦を盛り上げてきたタテジマのレジェンドの登場に東京ドームがぐるり 360度、大歓声に包まれた。仲間へ、ファンへ、深々と頭を下げた。大好きな野球に打ち込んできた16年間だ。「2169試合出場、2085安打」など記録とともに虎を支えてきた。しかし今季はわずか「19安打」。 8月29日に球団から引退勧告を受けた。出した答えは他球団での「現役続行」だった。「歴代2位」となる「1939試合連続出場」。グラウンドに立ち続けることで己の存在価値を証明してきた。不動の存在だった時代から、原動力は常に「危機感」だった。たった 1回しかない人生。だからこそ自分も決してあきらめない。
●他球団への移籍を目指す鳥谷について、現時点で明確に獲得について名乗りを上げている球団はないが、内野手強化を目指すDeNAが検討しているとみられる。来季戦力が固まる17日のドラフト会議後、第 2次戦力外通告を行う球団が出る可能性があり、内野手強化の必要性がある球団は獲得調査を本格化させる。戦力外通告を受けて現役続行を希望する選手は、「12球団合同トライアウト」を受けることになるが、鳥谷のように実績がある選手は受験しないこともある。トライアウト終了後から、新たな球団と契約できる。
記事をまとめてみました。
セ・CSファイナルステージ<巨人 4- 1阪神>◇第 4回戦◇阪神 1勝 4敗 0分◇13日◇東京ドーム
最後の望みをかけて送り出した鳥谷は、 2ゴロに倒れた。レジェンドのタテジマ最後の打席とともに、矢野阪神の熱い 1年目が終わった。
「そういうこと(今季限りで退団)だけで出しているわけじゃなくてね。ランナーに出て点を取るっていうことも含めて。あまりそれをし過ぎると鳥谷にも失礼だし。鳥谷自身が、あそこで塁に出てくれということで出している。しっかりしたスイングをしてくれた結果なので」
退団表明後も必要戦力として、ベンチに置き続けた。鳥谷が残したものは「今に始まったものじゃない」と労った。 世代交代しながら結果も出す。難しい舵取りを託されたが、若手を育てつつ、激動の 1年をここまで戦い抜いた。
9回、巨人の「CS突破」に沸く東京ドームで、鳥谷敬内野手が最後の打席を終えた=東京ドーム
「楽しかったね。毎日こういうなかで野球をできるのもそうやし。こういう試合を続けることでチームとして成長できた部分は大きいと思う」
負けたら終戦の 9月21日の広島戦(マツダ)から始まった、「奇跡の6連勝」。貯金「1」で「3位」に滑り込み、DeNAとの「CSファーストステージ」も突破。巨人との決戦にたどり着いた。「(巨人は)豪快な野球ももちろん、細かい野球も。チームのバランス、また選手個々の意識も高かった」。この日も西が快投しながら、丸の小技にやられてた。打線は大山の 2安打のみで 1得点。自慢の投手力だけでは突き破れない、高い壁を感じた。
ただ、まだ発展途上のチームだ。今年はとにかく選手を信じ続けた。現役時代から続ける日記には『予祝』を実行。次の日にヒーローになるであろう選手の名を期待を込めて書き込んだ。 2軍に落とした選手には個別のメッセージも送った。
試合後、球場を後にする矢野燿大監督=東京ドーム
「ここ(CS)に来られた意味は、すごくあったと思う。負けられない戦いの中でチームが 1つになって戦えたのは一番手応えを感じている。常に気持ちのことを言ってきた。それが一番。みんなで戦えた」
一時は「最下位」にも落ちた。 9月にはソラーテの造反騒動など空中分解しかけた。それでも最後には、一丸となれた。
「やっぱり巨人は強い。現在地は分かった。目指すところはもっと上。選手には可能性が多いにあると思っている」
確かな手応えとともに「3年契約の2年目」へ走り出す。
■主将の糸原健斗内野手
「いい経験ができた。悔しい思いを来年にぶつけられるように、また一からやりたい」
巨人に敗れ球場を引き揚げる矢野燿大監督=東京ドーム
■選手会長の梅野隆太郎捕手
「こういう形になったけど、最後の6連勝で自分たちでつかみ取ったチャンス。悔いはない。また来年頑張ろうと思いました」
■ 8回の守備から出場した木浪聖也内野手
「( 1年目を振り返り)いい経験もできたし、悪い経験もした。すべてを自分のプラスにしてそれを(来年)どう出せるかが大事。これからを大事にしていきたいです」
★21日までオフ
阪神は13日、今季の全日程が終了。14日から21日までオフに入り、そこから秋季練習をスタートしていく。
さらば、猛虎の誇るレジェンド-。「3位」から勝ち上がった阪神は、「1位」の巨人に 1- 4で敗戦。Gには「リーグ優勝による1勝のアドバンテージ」があり、「対戦成績1勝4敗」で敗退が決まった。今季限りでの退団を表明している鳥谷敬内野手(38)は 9回二死から代打で登場し、 2ゴロでゲームセット。最後の打者としてタテジマでのラストゲームを終え「本当に感謝しかない」と言葉を綴った。
虎党もG党も、関係ない。「代打・鳥谷」-。 3点を追う 9回二死走者無し。伝統の一戦を盛り上げてきたタテジマのレジェンドの登場に東京ドームがぐるり 360度、大歓声に包まれた。
「この球団で自分というものを作ってきたので。本当に感謝しかないです。16年間あっという間でしたし、いろんな人の支えがあった」
打席に立つ鳥谷敬内野手。虎ではこの姿も最後-=東京ドーム
思いを込めて初球から思いきり振った。カウント 1- 2から 4球目。デラロサの 159キロをとらえた鋭い打球は 2ゴロ。2019年のシーズン終了と同時に「阪神タイガース・鳥谷」の幕も下りた。「(CS進出で) 2週間長く(阪神の)ユニホームを着させてもらった。(ファンは)どんなときでも声援をくれたので。感謝しています」。仲間へ、ファンへ、深々と頭を下げた。
大好きな野球に打ち込んできた16年間だ。「2169試合出場、2085安打」など記録とともに虎を支えてきた。しかし今季はわずか「19安打」。 8月29日に球団から引退勧告を受けた。同31日に「タイガースのユニホームを着てやるのは今シーズンで最後」と明言。出した答えは他球団での「現役続行」だった。「歴代2位」となる「1939試合連続出場」。グラウンドに立ち続けることで己の存在価値を証明してきた。
「幼いときからの親の教えが『自分で決めたことは最後までやり通しなさい』だったんだよ」
不動の存在だった時代から、原動力は常に「危機感」だった。
9回二死。タテジマでの鳥谷敬内野手最後の打席は、強く振り抜いた二ゴロだった=東京ドーム
「自分が出なかったら他の人が出るし、10人が入れば10人がやめていく世界。生活も家族もかかっているし、試合に出ることが自分の価値だと思ってやってきたから」
摂る食事、読む本…。全てがグラウンドに立つために変わった。昨年 5月29日のソフトバンク戦(甲子園)で記録が止まると、すぐさま夫人に電話をかけたという。「いい意味なのか悪い意味なのか(記録が止まって)ふと力が抜けるというか…。感情の揺らぎもあった」。昨秋からは酒を完全に断ち、調味料ですら気を配った。それだけ、復活を見せたかった。
家路につけば、 5児の父親。プロ入り 3年目に授かった長男は、中学生にまでたくましく成長した。「自分の老いと一緒に成長を感じるよ」。サッカー部に所属する長男とはデーゲームの後にJリーグを一緒に観戦したことも。野球じゃなくてもいい。子どもたちに願うことはひとつだ。「子どもの人生なんだから、自分の好きなことをやってほしい。それが一番大事なことだから」-。
たった 1回しかない人生。だからこそ自分も決してあきらめない。
9回表阪神二死、 2ゴロに倒れた代打鳥谷敬内野手(右)は表情を曇らせる。 1塁手岡本和真内野手=東京ドーム
「この先どうなるかはわからないですけれど、自分のやってきたことを信じて、新しい野球人生を頑張ります」
自身の「好きなこと」のために、虎からはばたく。たくさんの夢をありがとう。僕たちの永遠のヒーロー、鳥谷敬。
★鳥谷が阪神で残した記録
◎…「1939試合連続出場」は、衣笠祥雄(広島)の「2215試合」に次ぐ、「歴代2位」。
◎…「13年連続全試合出場」も衣笠の「17年」に次ぐ、「歴代2位」。
◎…「通算2085安打」はNPB「歴代36位」。阪神生え抜きでは藤田平(2064)を超える最多。
◎…「通算2169試合出場」も、藤田平(2010試合)を超える球団最多。
◎…「通算1046四球」も掛布雅之(819四球)を超える球団最多で、NPB「歴代14位」。
◎…「667試合連続フルイニング出場」は、遊撃手では歴代最長。
試合後、報道陣に囲まれて引き揚げる鳥谷敬内野手の口から、感謝の言葉が続いた=東京ドーム
◎…2010年の「シーズン104打点」は、遊撃手の最多記録。
◎…06年の「シーズン490補殺」はセ・リーグの最多記録。
◇鳥谷 敬(とりたに・たかし)
1981(昭和56)年 6月26日生まれ、38歳。東京都出身。聖望学園高、早大を経て2004年「D自由枠」で阪神入団。05年は遊撃手として全試合出場で「優勝」に貢献。昨季は04年 9月 9日から続いていた「歴代2位」の連続試合出場が「1939」でストップした。今季は74試合出場、「打率0.207、0本塁打、4打点」。「通算2169試合出場、打率0.280、2085安打、138本塁打、822打点」。ベストナイン 6度、ゴールデングラブ賞 5度。13年WBC日本代表。 180センチ、79キロ。右投げ左打ち。年俸 4億円。既婚。背番号「1」。
試合を終え引き揚げる鳥谷敬内野手(右)と別れのあいさつをする濱中治打撃コーチ=東京ドーム
阪神の2019年シーズンの終了とともに、鳥谷敬内野手のタイガースでの16年も終わった。巨人戦後、 3塁ベンチを出ると、関係者やファンに感謝の思いを語った。
--最後はいろいろな思いが…
鳥谷「打席も立たせてもらいましたし、そういう意味では、この球団で自分というものを作ってきたので。本当に感謝しかないです」
--阪神でのプロ生活で思い浮かぶのは
「今は今シーズンが終わった、という感じしかしないですけど。16年間あっという間でしたし、いろんな人の支えがあったので」
--若い選手が、その姿勢をみてやってきた
「そうですね。クライマックスも厳しい中でね、終われば(負ければ) 9月30日(中日とのレギュラーシーズン最終戦)で、終わりだったので。 2週間長く(阪神の)ユニホームを着させてもらったので。ありがたいと思っています」
--今後は
「この先どうなるかはわからないですけれど、自分のやってきたことを信じて、新しい野球人生を頑張ります」 --ファンへの思いは
「最後もそうですけれど、どんなときでも声援をくれたので。感謝しています」
さらば、猛虎の誇るレジェンド-。今季限りでの退団を表明している鳥谷敬内野手は 9回二死から代打で登場し、 2ゴロでゲームセット。最後の打者としてタテジマでのラストゲームを終え「本当に感謝しかない」と言葉を綴った。
他球団への移籍を目指す鳥谷について、現時点で明確に獲得について名乗りを上げている球団はないが、内野手強化を目指すDeNAが検討しているとみられる。来季戦力が固まる17日のドラフト会議後、第 2次戦力外通告を行う球団が出る可能性があり、内野手強化の必要性がある球団は獲得調査を本格化させる。
戦力外通告を受けて現役続行を希望する選手は、「12球団合同トライアウト」を受けることになるが、鳥谷のように実績がある選手は受験しないこともある。今年は11月13日に大阪市内で行われる予定。トライアウト終了後から、新たな球団と契約できる。
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
2018年の悔しい結果を 打ち破 るため、選手・監督・コーチ・スタッフ・フロント、そしてファンの皆さんも全員が、どんな状 況でも「オレ がやってやる」「オレが決めてやる」という強い闘志をもって 1年間戦っていこう。という思 いをスローガンと して表現しています。
※このスローガン・デザ インは 2019年のシーズンロゴとしても展開してまいります。
2019年 公式戦 順位表
2019年 公式戦 日程と 結果 (09月)
2019年 CS日程と 結果 (10月)
クライマックスシリーズ セリーグ日程
日本シリーズ2019 日程
◇公式戦全試合実況速報 公式戦全試合をテキスト速報!タイガース迂遠実 況で 応援気分を盛り上げます。ほかにも対戦中の選手の成績が」一目で分かる「観戦モード」も必見!
◇現場からお届け!トラ番LIVEニュース 主催試合時は、現場から直接ニュ ース を配信! タイガース情報をどこよりもはやく、そうして細やかに。「生」の情報もお届けします!!
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