Quantcast
Channel: 阪神ファンの障碍(害)者アスリート・虎ちゃん77のスポーツ日記
Viewing all articles
Browse latest Browse all 5167

鈴木誠也が快挙!侍4番初3戦連発!“神足”周東で4連勝!源田のセーフティーバントで同点生還!-1

$
0
0

侍ジャパン稲葉篤紀監督が積極的に動き、接戦を制した。坂本勇人内野手(30=巨人)を外し、遊撃手には源田壮亮内野手(26=西武)を据え、丸佳浩外野手(30=巨人)を「1番」に起用。 195センチの相手先発ルジッチ投手がインステップしてサイド気味に投げてくるため「右打者は嫌でしょう」と考慮し、左打者 4人を並べた。 1点を追う 7回には「とにかく 1点取って追いつきたかった」とスペシャリストの代走周東佑京外野手(23=福岡ソフトバンクを投入。神の足で同点のホームを踏み、「SR初戦勝利」をつかんだ。侍ジャパン稲葉篤紀監督(47)が、こだわって選出したスペシャリスト周東が逆転への転機となった。大胆な発想にお家芸の走力が絡み、終盤で追いついた。8回も自慢の選球眼に、各打者が的確な状況判断で勝ち越しの1点をもぎ取った。スーパーラウンド 2戦目の米国戦へ一丸になる。

侍の系譜にしっかりと名を刻んだ。「4番」鈴木誠也外野手(25=広島)が 4回、左越えソロを放った。主要国際大会では初となる「4番」の 3試合連続アーチを記録し、チームをけん引した。打線を組み替え、丸を「1番」に起用した試合。鈴木を中心に“一丸”で勝利をもぎとった。たった 1球で流れを引き戻した。 2点を追う 4回二死。打線が打ちあぐねていた変則右腕ルジッチの初球スライダーを狙い澄ました。文句なし。今大会「3号ソロ」を左中間中段席まで届かせ、反撃ムードを高めた。10月下旬の宮崎合宿中、吉田正尚外野手(26=オリックス)からバットを借りて感触に納得した。すぐさまアシックス社の担当者に同型を注文し、台湾 1次ラウンド 3戦はポッキーカラーの新相棒で 2本塁打 9打点。多くは語らなかったが、この日は新相棒をさらに改良させた白色バットで 3発目を決めた。メリハリの効いた心も武器の 1つだ。オンオフを切り替えられるから、勝負どころに強い。 1次ラウンドから 3戦連発、 4戦連続打点。 3本塁打、10打点は「12カ国トップ」。歴史をあっさり塗り替えた「4番」。誰も止められそうにない。

侍フェラーリが日本に勝利をもたらした。「プレミア12スーパーラウンド(SR)」初戦、オーストラリアに 1- 2と押し込まれた 7回、代走周東佑京外野手の快足が光った。 2盗、 3盗と立て続けに決めると、源田のセーフティーバントで本塁を陥れ同点。「ラグビーW杯」で活躍した松島幸太朗&福岡堅樹のフェラーリコンビに、ひけを取らないスピードで、逆転勝ちの立役者となった。タッチアウトに伸びる相手投手の左グラブを尻目に、侍フェラーリがホームに滑り込んだ。 1点を追う 7回無死 1塁、吉田正の代走で周東が入った。まずは「6番」浅村栄斗内野手(28=東北楽天)の 5球目で 2盗。さらに二死となった「8番」源田の 3球目、 3盗を決めた。直後、源田の投前へのバントにスタート。同点走者として生還した。 1年前、海を渡った。コロンビアでの「U23W杯」出場後、プエルトリコでのウインター・リーグに参加。ハングリー精神をぶつけ合う過酷な環境下、周東のスピードは衝撃を与えていた。プエルトリカンもあきれさせるほどの足。 1年後、侍の切り札となり、そのプエルトリコ戦( 6日)で盗塁を決めたことが、自信になっていた。勇気を持った結果が自信を深め、その自信がさらなる勇気を吹き込む。地に足つけて、次へのスタートを切る。

侍ジャパン源田壮亮内野手が同点に追いつく絶妙なセーフティーバント(記録は野選)を決めた。 1点を追う 7回二死 2塁。 3球目に 2走の周東が 3盗を決め、カウントは 2- 1。野球の「2020年東京五輪」予選を兼ねる国際大会「第2回プレミア12」の 2次ラウンドが開幕し、日本( 1次ラウンドB組 1位)はオーストラリア(C組 2位)に 3- 2で逆転勝ち。 1次ラウンドで同組の台湾から挙げた「1勝」と合わせて「2勝0敗」とした。 1- 2の 7回に代走の周東佑京外野手が 2盗、 3盗を決め、源田壮亮内野手のバントが野選を誘って同点。快足が勝利をもたらした。追いかけようにも、追いつくわけがない。タッチしようと懸命に投手が差し出すグラブの先を、『侍フェラーリ』がぶっちぎった。 1- 2の 7回。稲葉篤紀監督(47)が勝負手で代走に送り出した周東は、 2盗を決め、 3盗を決め、本当にホームにかえってきた。二死 3塁で源田が繰り出したセーフティーバントを、その快足で野選に変えた。流れをつかんだ日本は 2- 2の 8回に浅村が押し出し四球を選び、これが決勝点。台湾での「1次ラウンド3連勝」に続き、 2次ラウンド初戦も競り勝った。日本らしい結束がもたらした「4連勝」だ。周東の長い 2本の脚で勝ったようで、その実は“28人29脚”。全員の力が集結した勝利だ。周東は目を光らせた。もっと盗める。「2020年東京五輪」まで、もっとしびれる場面を、駆け抜ける。

侍ジャパンの山口俊投手(32=巨人)が手痛い 2失点を反省した。第 1R初戦のベネズエラ戦に続く先発マウンドは 4回 4安打 2失点。直球主体だった立ち上がりは 2回まで無安打に抑えたが、走者を背負った 3回二死 3塁はフォークを狙われて先制打を許した。 4回二死 1塁でもスライダーを適時打された。

●侍ジャパン岸孝之投手(34=東北楽天)が好リリーフで勝機へと導いた。 1点を追う 6回から 2イニングを 1安打無失点。制球力抜群の投球で相手打者を手玉に取った。今大会は 2戦目の登板で 3回無失点と好投が続く。建山義紀投手コーチ(43)は高評価した。

侍ジャパン甲斐野央投手(22=福岡ソフトバンク)が、パーフェクト投球継続で「大会2勝目」を挙げた。同点の 8回、出番がきた。最速 154キロの直球を軸に 3者凡退でシャットアウト。その裏に味方打線が勝ち越し、白星が舞い込んだ。

侍ジャパン守護神の山崎康晃投手投手(27=DeNAー亜細亜大學)が大会初セーブを挙げた。 1点リードの 9回に登板。 2三振を含む 3者凡退で試合を締めた。落差あるツーシームがさえた。 4年前の同大会もメンバー入りするも出番は限られた。

記事をまとめてみました。

 

 

 第2回プレミア12<日本 3- 2オーストラリア>◇スーパーラウンド◇11日◇ZOZOマリンスタジアム

 侍ジャパン稲葉篤紀監督が積極的に動き、接戦を制した。坂本勇を外し、遊撃手には源田を据え、丸を「1番」に起用。 195センチの相手先発ルジッチがインステップしてサイド気味に投げてくるため「右打者は嫌でしょう」と考慮し、左打者 4人を並べた。 1点を追う 7回には「とにかく 1点取って追いつきたかった」とスペシャリストの代走周東を投入。神の足で同点のホームを踏み、「SR初戦勝利」をつかんだ。

 オーストラリアに勝利し、侍ジャパンの稲葉篤紀監督(左)に握手で祝福される周東佑京外野手=ZOZOマリンスタジアム

 侍ジャパン稲葉篤紀監督が、こだわって選出したスペシャリスト周東が逆転への転機となった。

 「あの投手(ウィルキンズ)から 2盗は難しかったが 3盗はモーションが大きくていけるぞと。 3塁にいくことによって、ワンバウンドが投げられない。揺さぶりをかける意味では大きな盗塁だった」と連続盗塁で反撃への下地を作った。

 オーストラリアに勝利し、観客にあいさつする稲葉篤紀監督(右端)ら=ZOZOマリンスタジアム

 二死 3塁からの同点劇は指揮官の想像を超えた。源田のセーフティーバント。「ベンチから見ていてまさかと思ったが、応用というか、国際大会ではああいうところで何かやってやろうというのは非常に大事。大きな 1点だった」。大胆な発想にお家芸の走力が絡み、終盤で追いついた。 8回も自慢の選球眼に、各打者が的確な状況判断で勝ち越しの 1点をもぎ取った。

 試合後、ファンの声援に応じる侍ジャパン稲葉篤紀監督(左)=ZOZOマリンスタジアム

 オーダーも大胆に変更した。 1次ラウンド 3戦でスタメン出場した坂本勇を外し、源田を起用。丸を「1番」に置いた。 195センチの相手先発ルジッチがインステップしてサイド気味に投げてくるため「右打者はキツいだろうなと感じた」と左打者 4人を並べた。盗塁死、けん制死もあったが積極的な姿勢は奨励した。スーパーラウンド 2戦目の米国戦へ「いい選手が多い。日本も 1つになって、みんなで勝ちにいきたい」と一丸になる。

 

 侍の系譜にしっかりと名を刻んだ。「4番」鈴木誠也外野手が 4回、左越えソロを放った。主要国際大会では初となる「4番」の 3試合連続アーチを記録し、チームをけん引した。

 打線を組み替え、丸を「1番」に起用した試合。鈴木を中心に“一丸”で勝利をもぎとった。

◇   ◇   ◇

 もうスイッチを切った後だったのだろう。試合終了直後の会見場。「4番」鈴木は「質問内容を忘れちゃいました」と照れて、報道陣を笑わせた。日本語での問いかけが英語、スペイン語に訳されていく。タイムラグが生まれる間に質問が飛んだ。「もう 1度いいですか?」。ゲームで集中力を使い果たした証しだった。

  4回裏日本二死、鈴木誠也外野手は「左越え本塁打」を放った=ZOZOマリンスタジアム

 たった 1球で流れを引き戻した。 2点を追う 4回二死。打線が打ちあぐねていた変則右腕ルジッチの初球スライダーを狙い澄ました。「なかなか日本の攻撃が動かなかった。塁に出たいと思っていて、たまたま最高の結果になった。チームも盛り上がって良かった」。文句なし。今大会「3号ソロ」を左中間中段席まで届かせ、反撃ムードを高めた。

 10月下旬の宮崎合宿中、吉田正尚からバットを借りて感触に納得した。すぐさまアシックス社の担当者に同型を注文し、台湾 1次ラウンド 3戦はポッキーカラーの新相棒で 2本塁打 9打点。「バットは特に。気分です」と多くは語らなかったが、この日は新相棒をさらに改良させた白色バットで 3発目を決めた。

 メリハリの効いた心も武器の 1つだ。「集中力がないので使い分けないと持たないんです」。本人はかつて自虐的にそう表現したこともあるが、その分、一瞬一瞬にかける集中力は他の追随を許さない。スイッチを入れるタイミングは「打席に入る時と、投手が投げる瞬間の守備ぐらい」。オンオフを切り替えられるから、勝負どころに強い。

  4回裏日本二死、鈴木誠也外野手は「ソロ本塁打」を放ち、 3塁を回る=ZOZOマリンスタジアム

 これで 1次ラウンドから 3戦連発、 4戦連続打点。ともにプロが参加した主要国際大会の日本代表「4番」としては史上初の快挙達成となった。「『4番』で使ってもらっている以上はいい結果を出したい。国との対決になるので、負けたくない気持ちが強い。一番はチームメートの皆さんが、いい場面で回してくれる。集中してモチベーション高く打席に立てているのが、いい結果になっていると思う」。 3本塁打、10打点は「12カ国トップ」。歴史をあっさり塗り替えた「4番」。誰も止められそうにない。

▼日本の鈴木誠也外野手が 1次ラウンドのプエルトリコ、台湾戦に続いて本塁打。プロが参加した主要国際大会(五輪、WBC、プレミア12)で、日本代表の「3試合連続本塁打」は04年アテネ五輪の高橋由伸、17年WBCの中田翔に並ぶ最長タイ。「4番」では鈴木が初めてだ。  主要 3大会で「1大会3本塁打」は「日本選手最多タイ」となり( 6人目、 7度目)、25歳 2カ月の鈴木が最年少。「4番」で「4試合連続打点」をマークしたのは鈴木が初めて。

 

 侍フェラーリが日本に勝利をもたらした。「プレミア12スーパーラウンド(SR)」初戦、オーストラリアに 1- 2と押し込まれた 7回、代走周東佑京外野手の快足が光った。 2盗、 3盗と立て続けに決めると、源田のセーフティーバントで本塁を陥れ同点。「ラグビーW杯」で活躍した松島幸太朗&福岡堅樹のフェラーリコンビに、ひけを取らないスピードで、逆転勝ちの立役者となった。

◇   ◇   ◇

 タッチアウトに伸びる相手投手の左グラブを尻目に、侍フェラーリがホームに滑り込んだ。 1点を追う 7回無死 1塁、吉田正の代走で周東が入った。まずは「6番」浅村の 5球目で 2盗。さらに二死となった「8番」源田の 3球目、 3盗を決めた。直後、源田の投前へのバントにスタート。同点走者として生還した。

  7回裏日本二死 3塁、源田壮亮内野手のセーフティーバントで生還する 3走周東佑京外野手(左)=ZOZOマリンスタジアム

 左膝下を泥だらけにしながら周東は言った。「よけれると思いました。タイミング的に。投手も野手もバッター集中していたので絶対いけるぞと思った。源田さんならああいうことをしてくれる。でもまさかバントとは思わなかった」。求められた足で、勇気を持って殊勲の快走を見せた。

 侍魂は受け継いでいた。 1日、右足第 4趾(薬指)基節骨骨折で離脱した秋山から 2本のバットを岸経由で授かった。金色の「NPBマーク」が入った打棒。沖縄合宿期間中、打撃開眼を図り秋山に何度も助言を求めていた。足だけでなく、少しでもレベルアップを目指すからこそのアクション。「できればもっといろいろ聞きたかった。でも短い時間でしたけど、自分にとっては、本当に大事な時間になりました」。激励に訪れた秋山の目の前で“恩返し”のホーム生還を届けた。

  稲葉篤紀監督(左)に見送られヒローインタビューへ向かう周東佑京外野手=ZOZOマリンスタジアム

  1年前、海を渡った。コロンビアでの「U23W杯」出場後、プエルトリコでのウインター・リーグに参加。ハングリー精神をぶつけ合う過酷な環境下、周東のスピードは衝撃を与えていた。「なぜかぼくが走ると、みんな笑うんですよ」。プエルトリカンもあきれさせるほどの足。 1年後、侍の切り札となり、そのプエルトリコ戦( 6日)で盗塁を決めたことが、自信になっていた。

 勇気を持った結果が自信を深め、その自信がさらなる勇気を吹き込む。「分の中では隙あるピッチャーが多い感覚がある。今日みたいな仕事ができるのが一番。気持ちも落ち着きを保って、いつも通りのプレーをしたい」。地に足つけて、次へのスタートを切る。

 試合終了後、笑顔でガッツポーズを決める周東佑京外野手=ZOZOマリンスタジアム

◆周東佑京(しゅうとう・うきょう)

 1996年(平 8) 2月10日、群馬県生まれ。東農大二 3年夏の県大会ではエース高橋光成の前橋育英に敗れ「準優勝」。東農大北海道オホーツクでは14年「明治神宮大会」、15~17年「全日本大学選手権」出場。17年「育成ドラフト2位」でソフトバンク入団。昨年は「27盗塁」で「ウエスタン・リーグ盗塁王」。今年 3月に支配下選手登録された。 179センチ、67キロ。右投げ左打ち。

▼代走周東が 7回に 2盗、 3盗と連続成功

 プロが参加した主要 3大会(五輪、WBC、プレミア12)で、日本代表の 1試合 2盗塁以上は00年シドニー五輪の田口壮、06年WBCのイチローと西岡剛、17年WBCの田中広輔に並ぶ最多タイとなり、「イニング2盗塁」は初めて。また、主要 3大会での 3盗は06年WBCの岩村明憲以来、13年ぶり。

 

  7回裏日本二死 3塁、源田壮亮内野手は 3塁線にバントを決める=ZOZOマリンスタジアム

 侍ジャパン源田壮亮内野手が同点に追いつく絶妙なセーフティーバント(記録は野選)を決めた。

  1点を追う 7回二死 2塁。 3球目に 2走の周東が 3盗を決め、カウントは 2- 1。「あのタイミングしかなかった。普通に打ちにいくよりも、何か起こるかもしれないと思った。その前にボールになってくれて『やる』と決めたのは周東が 3盗を決めてからです」とビッグプレーを振り返った。

  7回、セーフティバントを決める源田壮亮内野手=ZOZOマリンスタジアム

 野球の「2020年東京五輪」予選を兼ねる国際大会「第2回プレミア12」の 2次ラウンドが開幕し、日本( 1次ラウンドB組 1位)はオーストラリア(C組 2位)に 3- 2で逆転勝ち。 1次ラウンドで同組の台湾から挙げた「1勝」と合わせて「2勝0敗」とした。 1- 2の 7回に代走の周東佑京外野手が 2盗、 3盗を決め、源田壮亮内野手のバントが野選を誘って同点。快足が勝利をもたらした。

 追いかけようにも、追いつくわけがない。タッチしようと懸命に投手が差し出すグラブの先を、『侍フェラーリ』がぶっちぎった。 1- 2の 7回。稲葉監督が勝負手で代走に送り出した周東は、 2盗を決め、 3盗を決め、本当にホームにかえってきた。二死 3塁で源田が繰り出したセーフティーバントを、その快足で野選に変えた。

 「自分の仕事ができた。あそこは投手が来ても避けられると思った」

  7回、源田壮亮内野手のバントで 3走の周東佑京外野手が本塁生還=ZOZOマリンスタジアム

 白星がかすみかけていた 7回。先頭の「5番・吉田正」に中前打が出るやいなや、指揮官は迷わずベンチを出て交代を告げた。流れを変える「ジョーカー」投入だ。わずか 8カ月前まで背番号「121」、年俸 400万円の育成選手だった新星。代表に引き上げてくれた稲葉監督が念じた「塁を奪う」という願いを、流れ星のような速さでかなえた。

 相手の「4番手右腕」、ウィルキンズに再三のけん制を受けながら、まずは「6番・浅村」の空振り三振の間に 2盗。さらに、二死 2塁での「8番・源田」への 3球目で 3盗。そしてすぐ次の 4球目のセーフティーバントで滑り込み、左手で本塁をサッとなでた。捕った投手は 1塁へ投げればアウトのタイミングだったが、周東を追ってしまう。目の前を疾走する男が“気になる存在”でありすぎた。

 流れをつかんだ日本は 2- 2の 8回に浅村が押し出し四球を選び、これが決勝点。台湾での「1次ラウンド3連勝」に続き、 2次ラウンド初戦も競り勝った。日本らしい結束がもたらした「4連勝」だ。

  7回、源田壮亮内野手のバントで三走の周東佑京外野手が本塁生還=ZOZOマリンスタジアム

 「( 3盗は)ずっと狙っていた。バッターは源田さんでしたし、内野ゴロでも足が速いので(安打になって) 1点が入ると思ったので、そこは思い切っていこうと」と周東。同点の瞬間、両手を突き上げた稲葉監督は「 3盗というのも、非常にあそこは大きかった。(源田のバントは)もう二死でしたので、ノーサインで、本人の意思でやりました。私もまさかと…」と目を見張った。

 今季主に代走ながら「25盗塁」を記録した周東。肝いりで選んだ稲葉監督にとって、もはや“懐刀”のようですらある。しかもその存在が侍に相乗効果も生む。源田は「周東すごいッス。試合中に相手投手を見ながら『(投球モーションに)予備動作があるね』とか、みんなで話している」と明かす。周東の長い 2本の脚で勝ったようで、その実は“28人29脚”。全員の力が集結した勝利だ。

 「タイミングは自分の中でも取れていないですけど、その中で成長している。隙がある投手が多いという感覚」と周東は目を光らせた。もっと盗める。「2020年東京五輪」まで、もっとしびれる場面を、駆け抜ける。

 源田壮亮内野手のバントで周東佑京外野手が生還。タッチしようとしたオーストラリア投手をかわし、鮮やかに滑り込んだ=ZOZOマリンスタジアム

★坂本勇人に代わり遊撃で

 源田(西武)が今大会初先発し、貴重な得点をもたらした。 7回に 2走・周東が 3盗に成功すると「相手の守備が深いなと。普通に打つのと、どちらが確率が高いか考えた」と、自らの判断で投前へセーフティーバント。野選を誘って同点とした。主力の坂本勇(巨人)に代わっての遊撃での先発にも「できることしかできない。一生懸命やろうと思った」。球界屈指の守備力でも勝利に貢献し「ほっとしている」と笑った。

★侍ジャパンの足

 2006年の「第1回WBC決勝」のキューバ戦では 1点差に迫られた 9回、イチロー(マリナーズ)の右前打で 2走・川崎(ソフトバンク)が本塁へ突入。捕手のブロックの隙間から、右手をねじ込む好走塁を見せ「神の右手」とたたえられた。13年の「第3回WBC」では、 2次ラウンド台湾戦の 1点を追う 9回二死 1塁、鳥谷(阪神)が 2盗に成功。続く井端(中日)の中前適時打で同点のホームを踏み、逆転勝利につなげた。

  7回、源田壮亮内野手のバントで三走の周東佑京外野手が本塁生還=ZOZOマリンスタジアム

◇周東 佑京(しゅうとう・うきょう)

 1996(平成 8)年 2月10生まれ、23歳。群馬県出身。東農大二高から東農大北海道オホーツクを経て、2018年「育成ドラフト2位」でソフトバンク入団。昨季、ウエスタン・リーグで「盗塁王(27盗塁)」。今季開幕直前に支配下登録されると、 4月21日の西武戦でプロ初安打となる「3ラン」を放った。今季成績は 102試合に出場、「打率0.196、1本塁打、6打点、25盗塁」。 180センチ、74キロ。右投げ左打ち。独身。年俸 600万円。背番号「23」。

 

※鈴木誠也が快挙!侍4番初3戦連発!“神足”周東で4連勝!源田のセーフティーバントで同点生還!-2へ続く!

 

 

 

 

 

 

ペタしてね     

 


人気ブログランキング

にほんブログ村 野球ブログ プロ野球へ


Viewing all articles
Browse latest Browse all 5167

Trending Articles