●藤浪晋太郎投手(25)が17日、鳴尾浜球場で3日連続ブルペン入りした。15日の約20球、16日の47球から一気に球数を増やし、全球種を交えて71球を投じた。寒空の下での熱投にも落ち着いた表情。確実となっている 1軍沖縄キャンプスタートへ、着々と準備を進める。一気に球数を増やし、年明け最多となる71球を投じた。昨季はプロ初の未勝利に終わり、背水の覚悟で臨む20年。まずは1軍沖縄キャンプに向けて、状態を上げていく。時にはほえた。投球の軌道がイメージからズレると、自らに活を入れた。まだ 1月中旬だというのに、藤浪は早くもギアを入れ替え始めた。小豆畑眞也 2軍サブマネジャー(31)=元捕手を座らせて、年明け最多となる71球を投げ込んだ。当然のようにカットボール、スライダー、フォークなど全球種を確認。ボールのバラつきは少なく、直球には重みが感じられた。ここは南国かと勘違いしそうになるほどの完成度。表情からも調整への手応えが見え隠れする。キャンプインまで残すは 2週間。 1日も無駄にするつもりはない。充実感たっぷりの藤浪。復活へ、綿密に立てた計画を黙々と遂行していく。投球後も休むことなく、ダッシュやウエートトレーニングを敢行した。昨季はわずか 1試合登板、「0勝」の屈辱を味わった右腕。逆襲への意気込みに言葉は不要だ。
●阪神は17日、兵庫・西宮市内の鳴尾浜球場で「阪神・淡路大震災」の犠牲者に黙とうをささげた。球団職員、選手、スタッフら約80人が練習前に整列し、 9時58分から約 1分間行った。「ドラフト1位」の西純矢投手(18=創志学園)ら新人 8選手のほか、高山俊外野手(26)や高橋遥人投手(24=亜細亜大學OB)らも参加。阪神揚塩健治球団社長(58)は、哀悼の意を示した。悲しい震災から25年を迎えた日に、阪神「ドラフト1位」西純矢投手が周囲を照らすような活躍を心に誓った。阪神の球団職員、新人を含めた選手、スタッフら約80人が17日、兵庫・西宮市内の鳴尾浜球場で黙とうし、「阪神・淡路大震災」の犠牲者を悼んだ。半旗が掲げられた球場で、西純矢投手は苦しむ人を勇気づけられるような存在になると宣言した。西純が高校 2年だった18年夏に「西日本豪雨」は起きた。創志学園の被害は少なかったが、自転車でグラウンドに行く道程で水につかることもあった。チームは岡山大会を勝ち抜き、その夏の甲子園に出場。西純は 1回戦で創成館(長崎)を相手に「16奪三振完封勝利」を挙げ、被災地を勇気づけた。プロの世界に入っても志は変わらない。「阪神の優勝」という最高の結果で、希望の明かりをともし続ける。
●沖縄で自主トレ中の大山悠輔内野手(25)が「3塁死守」の決意で練習に取り組んでいる。球団はこのオフ、「4番」候補として「大リーグ通算92本塁打」のジャスティン・ボーア内野手(31=エンゼルス)を獲得。来日 2年目のジェフリー・マルテ内野手(28)が 3塁で大山と競争する状況にあるが、そのマルテを 1塁に回す活躍を期している。目標に掲げるフルイニング出場を、 3塁出場で達成すべく、汗を流している。沖縄の太陽を浴びながら、すでに闘争心はメラメラ燃え上がっていた。 3塁は俺、誰にも譲らない。大山がホットコーナー死守へ、改めて強いプライドをにじませた。このオフ、球団は内野手のジャスティン・ボーア(31)、外野手のジェリー・サンズ(32)と野手の新外国人 2人を補強。特に目玉が「米大リーグ通算92発」のボーアで『4番・1塁』が基本線だ。指揮官も昨季途中から「4番」に据えたマルテを 3塁に転向させるプランを明かしている。昨季「12球団ワースト」の「538得点」に終わった打線の活性化は、15年ぶりの「優勝」には絶対不可欠。だからこその外国人補強だが、大山も、黙っているわけにいかない。昨季は 3年目で初の規定打席に到達し、 143試合フル出場。「打率0.258」、キャリアハイの「14本塁打、76打点」をマークしたが、開幕から託された「4番」を 106試合目に外された。失策数はリーグワースト「20」。この沖縄自主トレではロングティーなどでバットを振り込み、守備でもすでに、 3塁ノックで 1塁へのスローをがんがん行っている。猛アピールする土台作りは着々だ。悔しさを味わった昨季だが、その経験が財産となる。夏場に実感した体の重さ、起床時に感じる日々のコンディションの波-。 2年ぶりにこの合同自主トレに参加した40歳左腕や、 3年連続で 100試合以上に出場している梅野隆太郎捕手(28)らから、すべてを吸収していくつもりだ。有言実行あるのみ。その先には、猛虎の栄冠が待っている。
● 2月 1日(土)より行われます春季キャンプの日程が決定した。春季キャンプ中の対外試合(阪神タイガース主催)を実施いたします。
記事をまとめてみました。
ブルペンで投球練習を行う藤浪晋太郎投手=阪神鳴尾浜球場(西宮市タイガーデン)
藤浪晋太郎投手が17日、鳴尾浜球場で3日連続ブルペン入りした。15日の約20球、16日の47球から一気に球数を増やし、全球種を交えて71球を投じた。
寒空の下での熱投にも「(前日まで)球数も少なかったし、明日が(練習)休みというのもあったので」と落ち着いた表情。確実となっている 1軍沖縄キャンプスタートへ、着々と準備を進める。
3日連続でブルペン入りした藤浪晋太郎投手。今季への意気込みが体を突き動かす=阪神鳴尾浜球場(西宮市タイガーデン)
さあ、ギアチェンジだ。藤浪晋太郎投手が17日、鳴尾浜球場で熱投した。寒空の下、この時期では珍しい 3日連続ブルペン入り。
一気に球数を増やし、年明け最多となる71球を投じた。昨季はプロ初の未勝利に終わり、背水の覚悟で臨む20年。まずは1軍沖縄キャンプに向けて、状態を上げていく。
◇ ◇ ◇
時にはほえた。投球の軌道がイメージからズレると、「うわ~違うっ!」と自らに活を入れた。まだ 1月中旬だというのに、藤浪は早くもギアを入れ替え始めた。
ブルペンで力を込め投球練習を行う藤浪晋太郎投手=阪神鳴尾浜球場(西宮市タイガーデン)
「去年あったような、なかったような…」と記憶が定かでないほど珍しい、この時期の 3日連続ブルペン入り。舞台が連日気温10度を下回る鳴尾浜だから驚きは増す。背水-。言葉に出すまでもなく、誰もが25歳の覚悟を感じ取れた。
15日は約20球。16日は47球。この日は小休止するかと思いきや、迷うことなくブルペンの扉を開いた。
「(前日まで)球数も少なかったし、明日が(練習)休みというのもあったので。肩をしっかり作ってしまうこと、状態を上げることと、技術練習ですね」
小豆畑 2軍サブマネジャーを座らせて、年明け最多となる71球を投げ込んだ。
当然のようにカットボール、スライダー、フォークなど全球種を確認。ボールのバラつきは少なく、直球には重みが感じられた。ここは南国かと勘違いしそうになるほどの完成度。表情からも調整への手応えが見え隠れする。
ブルペンで投球練習を行う藤浪晋太郎投手=阪神鳴尾浜球場(西宮市タイガーデン)
昨季はここ数年の課題となっている制球難を克服できず、プロ 7年目で初の未勝利に終わった。矢野監督はすでに背番号「19」の 1軍沖縄キャンプスタートを示唆しているが、本人の一挙手一投足からは危機感だけがにじみ出る。全身を突き動かすエネルギーとなる、前向きな危機感だ。
昨年11月の高知秋季キャンプでは山本昌臨時コーチから手首の使い方などを伝授された。米国発のトレーニング施設「ドライブライン・ベースボール」の力も借り、投球動作の解析も進んだ。引き出しを増やし、今度は技術を体に染みこませる段階に入っている。
キャンプインまで残すは 2週間。 1日も無駄にするつもりはない。「今日はしっかり投げたかったので」と充実感たっぷりの藤浪。復活へ、綿密に立てた計画を黙々と遂行していく。
ダッシュをする藤浪晋太郎投手=阪神鳴尾浜球場(西宮市タイガーデン)
もうギアチェンジ!! 藤浪晋太郎投手が17日、鳴尾浜で 3日連続となるブルペン投球を行った。すべての球種を投じて、このオフ最多の71球。 2月 1日のキャンプインを 2週間後に控え、早くもペースを上げた。
声をあげながら、右腕を振った。ミットに収まった球の手応えを確かめるように、再び声をあげる。まるで、キャンプ。気温8度の鳴尾浜で、藤浪が一足早く加速した。
「これまで球数も少なくて30球か40球くらいでしたし、あした(18日)は休みでブルペンに入らないので(多めに投げました)」
1月中旬の寒さの中で、異例の 3日連続ブルペン入りだ。「去年はあったような、なかったような」と記憶にない 3連投。しかも、この日はオフ最多の71球を投じた。18日は合同自主トレが休日。ブルペン捕手らスタッフも不在ということもあり、キャンプインの 2週間も前にギアチェンジした。
ブルペン投球後に走り込みを行う藤浪晋太郎投手=阪神鳴尾浜球場(西宮市タイガーデン)
「肩を作ってしまうこと、状態を上げること、技術練習もしっかりやっておきたかったので」
1球 1球の間隔を長めにとり、すべての球種を確認した。直球、ツーシーム、スライダー、カットボール、カーブ、フォーク、チェンジアップ。すでに「体作りから「技術練習」に移行。 2月は 1軍の沖縄・宜野座で先発の一角を取り戻す戦いが始まるが「初日から実戦に」と予告している通り、過去数年よりも一歩早い調整だ。体の状態は「例年通りです」と冷静に分析すると、前だけをみた。
「(とにかく)状態を上げることです」
投球後も休むことなく、ダッシュやウエートトレーニングを敢行した。昨季はわずか 1試合登板、「0勝」の屈辱を味わった右腕。逆襲への意気込みに言葉は不要だ。
阪神は17日、兵庫・西宮市内の鳴尾浜球場で「阪神・淡路大震災」の犠牲者に黙とうをささげた。
球団職員、選手、スタッフら約80人が練習前に整列し、 9時58分から約 1分間行った。「ドラフト1位」の西純矢投手(創志学園)ら新人 8選手のほか、高山俊外野手や高橋遥人投手らも参加。阪神揚塩健治球団社長は「もう25年たったのは早い。あの時はつらい日々だった。そういうことを語り継いでいくことが大事」と話し、「当時の被災された方々に改めてお祈り申し上げます」と哀悼の意を示した。
「阪神・淡路大震災」から25年、鳴尾浜で黙とうをささげる阪神の選手たち=阪神鳴尾浜球場(西宮市タイガーデン)
悲しい震災から25年を迎えた日に、阪神「ドラフト1位」西純矢投手が周囲を照らすような活躍を心に誓った。阪神の球団職員、新人を含めた選手、スタッフら約80人が17日、兵庫・西宮市内の鳴尾浜球場で黙とうし、「阪神・淡路大震災」の犠牲者を悼んだ。半旗が掲げられた球場で、西純は苦しむ人を勇気づけられるような存在になると宣言した。
◇ ◇ ◇
静まり返った鳴尾浜で西純は目を閉じた。約1分間の黙とう。風の音のみ聞こえてくる球場で、犠牲になった人々へ哀悼の意を示した。脳裏に浮かび上がってきたのは、日本が誇る大エースの勇姿だった。「楽天の田中将大さんは(東日本大震災の)被災地の方を元気づけていた。ああいう姿が理想のプロ野球選手だと思う」。西純は「阪神・淡路大震災」を直接は知らない世代だが「自分もそういう姿を目指していかないといけない」。悲しみが癒えない人もいる。地元球団の一員として、神妙な面持ちでぽつぽつと思いを吐露した。
「阪神・淡路大震災」から25年、鳴尾浜で黙とうをささげる近本光司外野手(左から 3人目)阪神の選手たち=阪神鳴尾浜球場(西宮市タイガーデン)
11年に起きた「東日本大震災」で傷ついた日本、東北地方に勇気を与えた 1人が現ヤンキースの田中だった。震災から 2年後の13年に前人未到の「シーズン24連勝」を成し遂げ、楽天を初の「リーグ優勝」と「日本一」へ導いた。当時小学生だった西純は、テレビで何度もその感動的なシーンを目にした。「本当に田中将大さんのチームだった。そうならなければならない」。関西を襲った震災から四半世紀がたって風化の懸念も高まる中、マー君ばりの活躍を誓った。
同じ天災の被害を受けた身として、この日の祈りへの思いは強かった。西純が高校 2年だった18年夏に「西日本豪雨」は起きた。創志学園の被害は少なかったが、自転車でグラウンドに行く道程で水につかることもあった。「他の高校は練習ができない中、大会に挑んだりしていた。自分たちは感謝しながらやらせてもらいました」。チームは岡山大会を勝ち抜き、その夏の甲子園に出場。西純は 1回戦で創成館(長崎)を相手に「16奪三振完封勝利」を挙げ、被災地を勇気づけた。
プロの世界に入っても志は変わらない。「矢野監督は、人に夢と感動を与えれるような人になってくれと言われていた。そこを大事にしてやっていけたら」。「阪神の優勝」という最高の結果で、希望の明かりをともし続ける。
外野でキャッチボールを行う西純矢投手=阪神鳴尾浜球場(西宮市タイガーデン)
◇ ◇ ◇
平田勝男 2軍監督(大震災から25年たち)
「当時神戸に住んでいて、昨日の事のように思い出される。(新人で)震災を知らない選手がそろうのは初だけど、そこから立ち上がって強くなっている人はたくさんいる。忘れちゃいけない」
北川博敏 2軍打撃コーチ(プロ 1年目に虎風荘で被災)
「震災のことを知っている人はこれから少なくなってくる。日本全国でも、いろんなところで大きな被害があるので、教訓というのを生かせればいいなと思う」
阪神・淡路大震災から25年、鳴尾浜で黙とうを捧げる、左から平田勝男 2軍監督、西純矢投手、井上ら阪神の新人選手たち=阪神鳴尾浜球場(西宮市タイガーデン)
阪神は17日、西宮市の鳴尾浜で合同自主トレを行っている新人選手ら約80人が黙とう。発生から25年となった阪神大震災の犠牲者を悼んだ。
鳴尾浜で黙とうした平田 2軍監督は「きのうのことのように思い出されるね。オリックスが『がんばろう神戸』を合言葉に優勝したのが印象に残っているので、今年はタイガースがという気持ちで」と話した。震災は現役を引退した翌年に発生。「そういうところから立ち上がって強くなっている人たちもいるので忘れちゃいけない。我々にとっては特別な思いはある」と悼んだ。
阪神大震災の犠牲者らに黙祷する平田勝男 2軍監督、西純矢ら=阪神鳴尾浜球場(西宮市タイガーデン)
阪神は17日、西宮市の鳴尾浜で合同自主トレを行っている新人選手ら約80人が黙とう。発生から25年となった阪神大震災の犠牲者を悼んだ。
阪神・北川博敏 2軍打撃コーチも鳴尾浜を訪問。震災が発生した1995に阪神に入団し「(地震が起きたのは)入寮して 1週間くらいかな。心が痛かった。生活できるか不安だったけど、周りの人が支えてくれた」と、当時を振り返った。
水道は止まり、周囲の建物も崩壊。鳴尾浜の虎風荘の食堂で働いていた方に食料を届けてもらったこともあったという。「好きなことをして、普通に生きていけるのは幸せなこと。 1日 1日を大切に過ごさないといけない」。震災から25年。「(震災を)知っている人も少なくなっていくでしょうし、この教訓を生かしていかないと。生かされていることに感謝している」と、震災を知らない次の世代へ教訓と思いをつないでいく。
沖縄で自主トレ中の大山悠輔内野手が「3塁死守」の決意で練習に取り組んでいる。「外国人で 1塁を争ってもらえるように、 3塁はしっかり守り抜けるようにやりたいなと思っています」。球団はこのオフ、「4番」候補として「大リーグ通算92本塁打」のジャスティン・ボーア内野手(エンゼルス)を獲得。来日 2年目のマルテが 3塁で大山と競争する状況にあるが、そのマルテを 1塁に回す活躍を期している。
「外国人が優先的に使われてしまうのはしょうがないと思うが、やっぱりそこで外国人ではなく『大山を使う』と思ってもらえるようにしないと、生き残ってもいけない」
強い覚悟が言葉ににじむ。春季キャンプでアピールしたい部分を聞かれ「守備、打撃、走塁、姿勢、私生活からですね。すべてにおいてアピールできるように準備しておきたい」とも言った。目標に掲げるフルイニング出場を、 3塁出場で達成すべく、汗を流している。
19年10月、秋季練習でノックを受ける大山悠輔内野手=沖縄県宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
3塁は大山! 矢野監督に言わせて見せる!! 沖縄・宜野座村の「かりゆしホテルズボールパーク宜野座」で梅野らと合同自主トレ中の大山悠輔内野手が17日、 3塁の定位置死守を誓った。ジャスティン・ボーア内野手(31=前エンゼルス)の加入でジェフリー・マルテ内野手の 3塁転向の可能性が高いが「外国人で 1塁争ってもらえるように」と強気に話した。
^ 沖縄の太陽を浴びながら、すでに闘争心はメラメラ燃え上がっていた。 3塁は俺、誰にも譲らない。大山がホットコーナー死守へ、改めて強いプライドをにじませた。
「外国人が来たら、その外国人が優先的に使われてしまうのはしょうがないとは思うんですが、やっぱりそこで『外国人じゃなくて大山を使う』っていうふうに(矢野監督に)思ってもらえるようにしないと。生き残ってもいけないと思う」
このオフ、球団は内野手のボーア、外野手のサンズと野手の新外国人 2人を補強。特に目玉が「米大リーグ通算92発」のボーアで『4番・1塁』が基本線だ。指揮官も昨季途中から「4番」に据えたマルテを 3塁に転向させるプランを明かしている。
昨季「12球団ワースト」の「538得点」に終わった打線の活性化は、15年ぶりの「優勝」には絶対不可欠。だからこその外国人補強だが、大山も、黙っているわけにいかない。
「やっぱり外国人で、 1塁争ってもらえるように。 3塁はしっかり守り抜けるようにやりたい」
沖縄でバットを振り込む大山悠輔内野手。 3塁は俺だ!=沖縄県宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
ボーアとマルテで 1塁を争ってください。 3塁は俺が守ります-。熱い決意表明が、今年にかける思いを表していた。
「昨年 1年出ましたが、やっぱり物足りないですし、誰もが納得するような成績ではないので。技術の弱さを感じたので、今年 1年しっかり成績を残せるように。残していかないと自分の立ち位置を確保できない。危機感もあります」
昨季は 3年目で初の規定打席に到達し、 143試合フル出場。「打率0.258」、キャリアハイの「14本塁打、76打点」をマークしたが、開幕から託された「4番」を 106試合目に外された。失策数はリーグワースト「20」。この沖縄自主トレではロングティーなどでバットを振り込み、守備でもすでに、 3塁ノックで 1塁へのスローをがんがん行っている。「 2月 1日にマックスで動けるように」。猛アピールする土台作りは着々だ。
さらに「初めて 1年間試合に出たので、やっぱりここがきついっていうのは分かった。そこを今年どうするか」とも。悔しさを味わった昨季だが、その経験が財産となる。夏場に実感した体の重さ、起床時に感じる日々のコンディションの波-。「いろんな(改善)方法はあると思う。能見さんだったり長く活躍されている方もいるので、調整の方法っていうのはヒントになると思う」。 2年ぶりにこの合同自主トレに参加した40歳左腕や、 3年連続で 100試合以上に出場している梅野らから、すべてを吸収していくつもりだ。
「今年はフルイニング(出場)という目標がある。1イニング、1球でも、他の人にポジションを譲りたくない」 有言実行あるのみ。その先には、猛虎の栄冠が待っている。
ノックでも軽快な動きを披露=沖縄県宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
★このオフの大山悠輔内野手
◆昨年12月 5日:1700万円増の年俸4700万円で契約更改。交渉の席で谷本副社長から「 3塁を死守してくれ」とメッセージを受け、全試合フルイニング出場を目標に掲げた。
◆ 同 8日:ミズノオオサカ茶屋町で一日店長を務め、「勝って笑うのが一番」と“脱・笑わない男”を宣言。
◆ 同 12日:福留が前日11日の契約更改後、「大山に迷惑をかけてしまった」と“ざんげ”したことを受け、鳴尾浜で胸の内を激白。「そう思わせてしまったのは自分の情けなさ。すべては自分の技術不足と弱さ」。
◆ 同 24日:鳴尾浜での自主トレを打ち上げ。「 2月 1日にシーズンに入れるくらいのアピールを」と意気込んだ。
◆今年 1月 7日:鳴尾浜に2020年一番乗り。雨の中、 4時間汗を流し「昨日の自分に少しでも勝てるように」と闘志をむき出しにした。
★マルテ 3塁転向か
新助っ人のボーアは 1塁が基本線。マルテは 1塁から 3塁にコンバートされる方針だが、左翼も可能。大山について矢野監督は「 3塁か 1塁」と 2遊間を否定しており、 2塁は糸原、上本、遊撃は北條、木浪、植田らの争いか。糸原、木浪、北條は 3塁も守れる。
また今季の外国人は 8人で投手はガルシア、スアレス、エドワーズ、ガンケル、呂彦青、野手はボーア、マルテ、サンズ。 1軍枠「4」をどう使うかも注目で、矢野監督は「野手 3、投手 1」の可能性も示唆しているが、これも大山が 3塁を確保した場合、大きく影響してきそうだ。
2月 1日(土)より行われます春季キャンプの日程が決定しましたので、お知らせいたします。
一軍:かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
ファーム:安芸タイガース球場(安芸市営球場)
【一軍・ファーム共通】
キャンプ期間:2月1日(土)~26日(水)まで
<休日: 2月 6日(木)、12日(水)、17日(月)、21日(金)>
※休日は雨天により変更する可能性があります。なお、キャンプメンバーの振り分けについては、決まり次第発表させていただきます。
2月 1日より実施いたします春季キャンプ中の対外試合(阪神タイガース主催)を下記の通り実施いたしますのでお知らせいたします。尚、予定は変更・中止となる場合がございます。予めご了承ください。
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
多くの方と話をする中で、"楽しむからこそ実力が発揮できる"そして"笑うということには大きなパワーがある"ということを教えてもらいました。
これからの1年はグラウンドで苦しい時こそ笑って、楽しいときはもっと楽しく、でもしっかり勝つようなチームを作っていきます。
そして、僕たちが勝つことでファンの皆さんにも思いっきり笑ってもらい、思いっきり喜んでもらえるようなシーズンにすべく、「It's 勝笑 Time!オレがヤル」というスローガンにしました。
2019年 公式戦 順位表
日本シリーズ2019 日程と結果
2020年 公式戦 日程と 結果 (02月)
2020年 公式戦 日程と 結果 (03月)
2020年 CS日程と 結果 (04月)