●大山悠輔内野手(25)が、今季初のシート打撃で「虎1号」を放った。 2打席目、馬場が投じた 3球目の 129キロスプリットを強振。打った瞬間にホームランと確信できる打球を左翼席にたたき込んだ。修正力が実を結んだ。 1打席目は左腕横山雄哉投手(25)の直球に差し込まれ中飛。今季初の実戦形式。実際の投球に対する感覚のズレを修正した。 3打席目にも中前打を放ち、この日は 2安打1打点。矢野監督も評価した。「1号アーチ」にも浮かれた様子は見られなかった。
●高山俊外野手(26)が初の実戦形式となったシート打撃で藤浪晋太郎投手(25)、馬場皐輔投手(24)から 2安打。激しいポジション争いの中で、絶好のスタートを切った。今季の初スイングが“初安打”となった。第 1打席。右腕藤浪に対して 152キロ内角直球を見逃し、カウント 1- 0からの 2球目。外角高めにきた 151キロ直球のファーストストライクに力強く踏み込んだ。振り抜いた打球は、中堅左を抜ける 2塁打。今オフは体のキレを求め、パワーよりもスピード系の練習メニューを増やした。これまで力んで打ち損じが目立った点も改善に取り組み、 8~ 9割の力でバットを振り、確実性を追い求めてきた。生き残りへ、アピールするしかない。外野争いは昨季のレギュラー糸井嘉男外野手(38)、近本光司外野手(25=大阪ガス)、福留孝介外野手(42)に加えて新外国人ジェリー・サンズ外野手(32=キウム・ヒーローズ)ら敵は多数。16年新人王のヒットマンは 5年目を迎え、本人も口に出すように立場は「崖っぷち」。取材中には「明日」というワードが4度出た。レギュラー奪取へ-、 1日、 1打席が勝負になる。
●制球難からの復活を期す藤浪晋太郎投手が 4日、沖縄・宜野座キャンプのシート打撃で20年初の実戦形式登板に臨んだ。打者 5人に12球を投げ、 2安打 1四球 2失点という数字以上の収穫を手にした。不調時に目立ったすっぽ抜けや大きく引っかけたボールはゼロ。最速 154キロの球速以上に、安定し始めた制球力に可能性を感じさせた。南国の日差しに照らされながら、投球練習の 1球目からいきなり 152キロを計測した。見栄えにこだわらず、第 1段階の課題クリアだけに専念した。20年初の実戦形式となったシート打撃。最優先すべきテーマに向けて腕を振った。 1人目の打者高山には 151キロで左中間 2塁打、5人目の坂本誠志郎捕手(26)にはスライダーで中堅右への 3塁打を献上。 3人目の近本にはこの日最速 154キロを出した後に四球を与えた。それでも「及第点」と自己採点できる材料があった。米国発のトレーニング施設「ドライブライン・ベースボール」が開発した特殊なボールを導入し、投球動作解析も進めた。昨秋の高知キャンプでは山本昌臨時コーチ(54)から、手首を立ててリリースの横ブレをなくす方法も習得。教えを胸にオフもフォーム固めに励んだ。シート打撃後は13球のブルペン投球で感覚を確認。次は 9日の練習試合・北海道日本ハム戦で20年初実戦を踏む見込みだ。開幕ローテ入りに向けて、まずは 1歩前進。完全復活へ、信じる道を突き進む。
記事をまとめてみました。
シート打撃で無死から左越え本塁打を放った大山悠輔内野手=沖縄県宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
大山悠輔内野手が、今季初のシート打撃で「虎1号」を放った。 2打席目、馬場が投じた 3球目の 129キロスプリットを強振。「 1発で仕留められてよかった」。打った瞬間にホームランと確信できる打球を左翼席にたたき込んだ。
修正力が実を結んだ。 1打席目は左腕横山の直球に差し込まれ中飛。「真っすぐを差し込まれて、終わった後にどうだったのかをイメージした」。今季初の実戦形式。実際の投球に対する感覚のズレを修正した。「 2打席目で自分の思ってることを修正できたのはよかった」。 3打席目にも中前打を放ち、この日は 2安打1打点。矢野監督も「初めてにしてはしっかりした打撃を見せてくれた」と評価した。
シート打撃で左越え本塁打を放った大山悠輔内野手(左)を迎える矢野燿大監督=沖縄県宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
復習は欠かさない。「ホームランがすべてではない。どういう形で打てたか、どういうスイングができたか。そういうところを大事にしたい」。宿舎ではこの日の映像や画像を見ながら自分の打撃をチェック。今季は「4番」候補で 1塁を守るボーアの加入により、 3三塁争いはマルテと一騎打ちの様相だ。「油断だったり、スキを作らないように」。「1号アーチ」にも浮かれた様子は見られなかった。
シート打撃で無死から左越え二塁打を放った高山俊外野手。投手は藤浪晋太郎=沖縄県宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
藤浪撃ちでサバイバル猛アピール! 高山俊外野手が初の実戦形式となったシート打撃で藤浪、馬場から 2安打。激しいポジション争いの中で、絶好のスタートを切った。
今季の初スイングが“初安打”となった。第 1打席。右腕藤浪に対して 152キロ内角直球を見逃し、カウント 1- 0からの 2球目。「積極的に打ちにいくバッターなので」。外角高めにきた 151キロ直球のファーストストライクに力強く踏み込んだ。振り抜いた打球は、中堅左を抜ける 2塁打。「ずっとオフシーズンにやってきたことが間違えじゃなかった。結果が出たというのはすごい自信になった」。今オフは体のキレを求め、パワーよりもスピード系の練習メニューを増やした。これまで力んで打ち損じが目立った点も改善に取り組み、 8~ 9割の力でバットを振り、確実性を追い求めてきた。
シート打撃で無死から左越え二塁打を放った高山俊外野手=沖縄県宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
第 2打席では「らしさ」も見せた。右腕馬場に3球で追い込まれた後、 5球ファウルで粘った。カウント 2- 2からの10球目。外角低めに落ちる 133キロスプリットに手首を返さず、バットを合わせて左前に落とした。「ファウルを打つところはファウルにできたし(最後は)変に引っかけず、いい打撃ができた」。強振の後は軽打で、 2打数 2安打。直球、変化球のどちらにも対応した。
生き残りへ、アピールするしかない。外野争いは昨季のレギュラー糸井、近本、福留に加えて新外国人サンズら敵は多数。「結果を出し続けなければいけない立場なので。そういった面で今日はいいバッティングができました。でもまた明日。明日は明日で、その日の 100点を更新していければ。おごらず、明日からもやっていきたい」。16年新人王のヒットマンは 5年目を迎え、本人も口に出すように立場は「崖っぷち」。取材中には「明日」というワードが4度出た。レギュラー奪取へ-、 1日、 1打席が勝負になる。
シート打撃で無死から左越え二塁打を放った高山俊外野手=沖縄県宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
○…矢野監督が高山について、打撃内容とともに姿勢も高評価した。「一番やる気がでているのが俊(高山)かなと思う。結果も出れば、本人もさらに前を向いていく。内容、中身もしっかりあった打撃だった」。さらに「奪い取っていかないとダメなポジションにいる選手なので、今の意気込みで、さらに続けていってくれたらおもしろいね」と今後のアピールにも期待していた。
第 1段階はクリア! 制球難からの復活を期す藤浪晋太郎投手が 4日、沖縄・宜野座キャンプのシート打撃で20年初の実戦形式登板に臨んだ。 打者 5人に12球を投げ、 2安打 1四球 2失点という数字以上の収穫を手にした。不調時に目立ったすっぽ抜けや大きく引っかけたボールはゼロ。最速 154キロの球速以上に、安定し始めた制球力に可能性を感じさせた。
◇ ◇ ◇
観客がザワついても、藤浪は顔色ひとつ変えなかった。割れんばかりの拍手で迎えられ、マウンドへ駆ける。南国の日差しに照らされながら、投球練習の 1球目からいきなり 152キロを計測した。球場全体がどよめく中、本人だけは平静そのもの。見栄えにこだわらず、第 1段階の課題クリアだけに専念した。
「球速、球威を課題にしているわけではない。(球速は)出そうと思えば出せると言えば語弊がありますけど、いつでもできるところ。それ以上にもっとやるべきことがあるので」
20年初の実戦形式となったシート打撃。「外角、内角、緩急をあまり気にせず、ある程度、ゾーンに投げられたらと思っていた」。最優先すべきテーマに向けて腕を振った。 1人目の打者高山には 151キロで左中間 2塁打、 5人目の坂本にはスライダーで中堅右への 3塁打を献上。 3人目の近本にはこの日最速 154キロを出した後に四球を与えた。それでも「及第点」と自己採点できる材料があった。
昨季は制球難を改善できないままプロ初の未勝利。米国発のトレーニング施設「ドライブライン・ベースボール」が開発した特殊なボールを導入し、投球動作解析も進めた。昨秋の高知キャンプでは山本昌臨時コーチから、手首を立ててリリースの横ブレをなくす方法も習得。教えを胸にオフもフォーム固めに励んだ結果、この日は「つかまえられた(制球できた)ボールが多かった」と言う。
シート打撃で登板した藤浪晋太郎投手=沖縄県宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
今回は打者 5人のうち 4人が左打ち。課題とされる右打者へのアプローチを試す機会は少なかったとはいえ、すっぽ抜けや引っかけた球はゼロ。近本へのボール球 4個もストライクゾーンから大きく外れてはいなかった。山本昌臨時コーチの「腕が通る位置が安定してきた」という言葉を体現。矢野監督からも「ブルペンで投げている感覚のまま投げられたのは収穫」と一定の評価を与えられた。
シート打撃後は13球のブルペン投球で感覚を確認。次は 9日の練習試合・日本ハム戦で20年初実戦を踏む見込みだ。「次回以降はしっかりと『投球』を、緩急をつけたり、内外を投げ分けたい」。開幕ローテ入りに向けて、まずは 1歩前進。完全復活へ、信じる道を突き進む。
<藤浪の昨季から今季>
▼初の「0勝」:昨季の開幕は 2軍。唯一の 1軍登板は 8月 1日中日戦。 5回途中 1失点も 8四死球と大荒れで即 2軍降格。プロ初の勝利なしに終わった。
▼中継ぎで調整も:10月のフェニックスリーグでは中継ぎで 6試合計 7回無失点と安定。だが、先発した同26日のハンファ戦で 4回無失点も 9四球の大乱調。
▼「マサ塾」で:秋季キャンプで、山本昌臨時コーチにチェンジアップの投げ方を伝授された。腕が自然と縦振りになる変化球習得を勧められた。藤浪も「自分の発想が至らなかった角度からアドバイスをもらった」と感激。同17日に紅白戦で 2回 3安打 2四球 1暴投と不安定な内容も、右打者への抜け球はなかった。
▼ 4年連続減俸:12月 6日の契約更改では2100万円減の6300万円(金額は推定)でサイン。
▼ドライブライン:12月 9日から 5日間、沖縄で中日藤嶋らと「ドライブライン・ベースボール」のセミナーに参加。米国から来日した専門家による動作解析などに取り組んだ。
▼梅野が絶賛: 1月29日、沖縄の先乗り合同自主トレでブルペン入り。50球を投げ制球力向上をアピール。受けた梅野が「本当にめちゃめちゃ良かった」とほめちぎったほどだった。
シート打撃で登板した藤浪晋太郎投手=沖縄県宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
藤浪晋太郎投手が沖縄・宜野座キャンプ 4日目、シート打撃で20年初の実戦形式登板に臨んだ。打者 5人を相手に 2安打 1四球 2失点。そんな数字以上に、安定し始めた制球力に可能性を感じさせた。
「外角、内角、緩急をあまり気にせず、ある程度ゾーンに投げられたらと思っていた」。高山には 151キロで左中間 2塁打、坂本にはスライダーで中堅右への 3塁打を献上。近本にはこの日最速 154キロを出した後に四球を与えた。それでも「及第点」と自己採点できる材料があった。
昨季は制球難を克服できずプロ初の未勝利。米国発のトレーニング施設「ドライブライン・ベースボール」の練習法を取り入れ、昨秋キャンプでは山本昌臨時コーチから手首を立ててリリース時の横ブレをなくす方法も習得した。教えを胸にフォーム固めを続けた結果、この日は「つかまえた(制球できた)ボールが多かった」と言う。
今回は打者 5人のうち 4人が左打ち。課題とされる右打者へのアプローチを試す機会は少なかったとはいえ、不調時に目立ったすっぽ抜け、引っかけた球はなかった。
登板後、福原忍投手コーチ(左)梅野隆太郎捕手(右)と話す藤浪晋太郎投手=沖縄県宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
▽福原忍投手コーチ(藤浪晋太郎投手のシート打撃登板に)
「悪くないんじゃないですか。課題を持ってやっている。結果も大事だけど、本人がやりたかったことをできたかどうかですから」
▽梅野隆太郎捕手(藤浪晋太郎投手のシート打撃登板を受け)
「中(ストライクゾーン)で勝負しようというテーマでやっていた。ボールは良かった。打たれはしたけど、ここから段階を踏んでいく。ベストなのは構えたところにボールが来ること」
▽坂本誠志郎捕手(藤浪晋太郎投手と対戦)
「初めの(外角) 2球は結構、遠く見えた。あれだけの角度で球速も出ていたと思う。僕がキャッチャーの時にも右バッターに対して、そういう球が投げられると晋太郎もすごい楽になると思うし、武器になる球だと思う」
藤浪晋太郎投手(右)はシート打撃を終え梅野隆太郎捕手と話す=沖縄県宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
沖縄・宜野座での阪神春季キャンプ4日目に、シート打撃が行われた。今季完全復活を期す藤浪晋太郎投手が登板。 5打者に対戦し、12球を投げて、 2安打 1四球。球場表示で最速は 154キロだった。
◇ ◇ ◇
山本昌臨時コーチも安芸で藤浪の投球内容を伝え聞いた。「これも本人の努力。僕がどうこうはない。あれだけの投手。いい方向に向かったらスッといく。一番のネックである、抜け球が減ること。現状、何本ヒットが出たとか四球を出したとか関係ない」。
5日に 2軍安芸での指導を終えて再び沖縄入り。 7日から第 2クールも指導する。「一番の不安要素を取り除くための準備は彼が一生懸命してきた」と話した。
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
多くの方と話をする中で、"楽しむからこそ実力が発揮できる"そして"笑うということには大きなパワーがある"ということを教えてもらいました。
これからの1年はグラウンドで苦しい時こそ笑って、楽しいときはもっと楽しく、でもしっかり勝つようなチームを作っていきます。
そして、僕たちが勝つことでファンの皆さんにも思いっきり笑ってもらい、思いっきり喜んでもらえるようなシーズンにすべく、「It's 勝笑 Time!オレがヤル」というスローガンにしました。
2019年 公式戦 順位表
日本シリーズ2019 日程と結果
2020年 公式戦 日程と 結果 (02月)
2020年 公式戦 日程と 結果 (03月)
2020年 CS日程と 結果 (04月)
◇公式戦全試合実況速報 公式戦全試合をテキスト速報!タイガース迂遠実 況で 応援気分を盛り上げます。ほかにも対戦中の選手の成績が」一目で分かる「観戦モード」も必見!
◇現場からお届け!トラ番LIVEニュース 主催試合時は、現場から直接ニュ ース を配信! タイガース情報をどこよりもはやく、そうして細やかに。「生」の情報もお届けします!!
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