●阪神は17日、開幕延期対策として午前、午後の 2部制練習による｢２次キャンプ｣をスタートした。｢新型コロナウイルス感染拡大｣の余波で、開幕は最短で 4月10日以降へ延びた。調整のための練習ではなく、もう 1度体を追い込む期間としてランチタイムを含めて約 4時間のメニューが組まれた。甲子園での全体練習の午前はバットを握らず、内野の 1、 3塁を往復しながらゴロを捕球するコロンビアノックなどで足腰をいじめた。午後はフリー打撃から糸井や福留らベテラン勢も参加して6カ所ロングティー。春季キャンプ地の沖縄・宜野座を思わせる熱気にあふれた。18日も 2部制で行われ、ロングティーなどが組み込まれる予定。正式な開幕が定まらない中、指揮官はうなずいた。異例の事態に異例の対策を講じていく。
●右足首の捻挫で2軍調整中だった北條史也内野手(25)が17日、 1軍に合流した。コロンビアノックでは軽快に足を運び、患部については万全を強調。体を追い込む 2部練習には意欲を示した。伊藤隼太外野手(30)、俊介外野手(32)、荒木郁也内野手(31)、高野圭佑投手(28)も 2軍から 1軍の全体練習に合流した。
●阪神が17日、甲子園で全体練習を行い、キャプテンの糸原健斗内野手(27)が井上打撃コーチに“どっきり”を仕掛け成功させた。打撃ケージの裏で井上一樹打撃コーチ(48)に近づきバットを手渡す。糸原は指導を仰ぐふりをしてバットを持ってもらい、曲をリクエストして自ら笑顔でトスを上げた。その瞬間、球場に鳴り響いていたＢＧＭが｢スリル｣に。 実はこの超アップテンポ曲、キャンプ中に選手を苦しめ抜いた。ティー打撃中にこの曲が流れると、選手は超高速でバットを振らなければならないルールがあったのだ。井上コーチも仕方なく約 2分間、高速で 110スイング。実はこのドッキリは矢野燿大監督(51)発案によるファンサービスの一環で、映像は球団の公式ユーチューブチャンネルにアップされる予定だ。
●阪神は17日、近本光司外野手(25)が兵庫県内の病院で腸炎と診断されたと発表した。前日16日夜に腹痛を訴えて受診し、17日に甲子園での全体練習を欠席した。チームを一時離脱する。当初発熱があったが、現在は平熱に戻っているという。腸炎と診断されたため、｢新型コロナウイルス｣の感染の有無を検査するPCR検査は受けていない。20日からのヤクルトとの練習試合(神宮)には同行しない。
●藤浪晋太郎投手(25)が16日、甲子園での投手指名練習に参加。先発が有力な、18日の 2軍のオリックスとの練習試合(オセアンＢＳ)に向けてブルペン投球で調整した。今回のテーマは、いかに少ない球数で相手打者を抑えられるか。矢野燿大監督から出された課題に一発回答し、開幕ローテーション入りをグッと引き寄せる。中田賢一投手(37)やロベルト・スアレス投手(29)、秋山拓巳投手(28)らと先発ローテ入りを争う立場。登板を翌日に控えてキャッチボールや投内連係で調整した。開幕投手が決まっている西勇輝投手(29)は確定。アクシデントがなければ青柳晃洋投手(26)、高橋遥人投手(24＝亜細亜大學ＯＢ)、新外国人ジョー・ガンケル投手(28)は濃厚で、残るは 2枠。そこを秋山や中田らと争う。｢新型コロナウイルス感染拡大｣の影響で開幕が延期となり、最終決定は 4月に入ってからになりそうだが、少しでも早く開幕ローテ入りし、ライバルに差をつけたいのが本音だ。目指すは、指揮官からの｢開幕ローテ入り｣の合格通知。18日に一発回答をゲットできなくても、時間はまだある。藤浪は目標に向かって、日々進歩しつづける。
●ジョン・エドワーズ投手(32)が17日、甲子園での全体練習でフォークを試した。来日 1年目の助っ人が発見した日本球界の特徴は、落ちる球の精度。藤川球児投手(39)らに助言をもらい、技術を盗もうとしていることを明かした。｢新型コロナウイルスの感染拡大｣で開幕が延期される間に、新セットアッパーに新たな武器が増えるかもしれない。春の日差しの下で、覚えたての変化球に熱中する野球少年のような笑顔が光った。エドワーズが発掘した“おもちゃ”を満面の笑みで紹介した。助っ人がキャッチボールで投じていた球はフォーク。新球に挑戦していることを明かした、 2月の春季キャンプから日本の野球に触れて約 1カ月半。新しい環境で発見した。好奇心の塊は、こっそり調査を始めていた。藤川に助言をもらい、同じ米国人だが、スプリットを操るガンケルにも握り方を教わって練習中だ。｢新型コロナウイルスの感染拡大｣の影響で開幕が延期されている。たっぷり与えられた練習時間で、新兵器を習得してしまう可能性は十分だ。
記事をまとめてみました。
ダッシュする左から、糸井嘉男外野手、荒木郁也内野手、梅野隆太郎捕手＝阪神甲子園球場
阪神は17日、開幕延期対策として午前、午後の 2部制練習による｢２次キャンプ｣をスタートした。
甲子園での全体練習の午前はバットを握らず、内野の 1、 3塁を往復しながらゴロを捕球するコロンビアノックなどで足腰をいじめた。午後はフリー打撃から糸井や福留らベテラン勢も参加して6カ所ロングティー。春季キャンプ地の沖縄・宜野座を思わせる熱気にあふれた。
コーチ陣と話す矢野燿大監督＝阪神甲子園球場
｢新型コロナウイルス感染拡大｣の余波で、開幕は最短で 4月10日以降へ延びた。調整のための練習ではなく、もう 1度体を追い込む期間としてランチタイムを含めて約 4時間のメニューが組まれた。矢野監督は｢練習日が続くので、その中でコーチの人たちも考えてくれて。やれることをしっかりやっておこうか、ということでそういうメニューになりました｣と説明。コロンビアノックで泥にまみれた新助っ人ジャスティン・ボーア内野手(31＝エンゼルス)は｢いいトレーニングになった。いい練習で楽しかった｣と笑顔を見せた。
コロンビアノックでグラウンドを走る阪神ナインたち＝阪神甲子園球場
18日も 2部制で行われ、ロングティーなどが組み込まれる予定。正式な開幕が定まらない中、指揮官は｢やれるところで、しっかりやるというところ｣とうなずいた。異例の事態に異例の対策を講じていく。
▽糸井嘉男外野手( 2部練習に)
｢期間が空くし、追い込めるところを追い込んで。特に僕みたいに足に不安があって、手術明けの選手にはプラスになる。ミニキャンプじゃないですけど…サイコー！｣
▽清水雅治ヘッドコーチ( 2部練習に)
｢調整のための練習じゃ上乗せがないので。まだ調整するには早いと考えて、メニューを組んだということです｣
コロンビアノックを受ける北條史也内野手＝阪神甲子園球場
右足首の捻挫で2軍調整中だった北條史也内野手が17日、 1軍に合流した。コロンビアノックでは軽快に足を運び、患部については｢大丈夫｣と万全を強調。
体を追い込む 2部練習には｢キャンプをもう 1回やるみたいな感じで。その中で試合もあるし、結果を出さないといけない。頑張ります｣と意欲を示した。伊藤隼、俊介、荒木、高野も 2軍から 1軍の全体練習に合流した。
井上一樹打撃コーチは｢スリル｣が甲子園に響き渡る甲子園で連続ティー打撃を行うハメに…、左は糸原健斗内野手＝阪神甲子園球場
阪神が17日、甲子園で全体練習を行い、キャプテンの糸原健斗内野手(27)が井上打撃コーチに“どっきり”を仕掛けた。
打撃ケージの裏で井上打撃コーチに近づき｢ティー打撃でお手本見せてください｣とバットを手渡す。その瞬間、球場に鳴り響いていたＢＧＭが｢スリル｣に。 実はこの超アップテンポ曲、キャンプ中に選手を苦しめ抜いた。ティー打撃中にこの曲が流れると、選手は超高速でバットを振らなければならないルールがあったのだ。
自身の発案だから？ 井上コーチも仕方なく約 2分間、高速で 110スイング。｢(糸原)健斗、覚えとけよ！｣。一方、キャプテンは｢大成功｣とガッツポーズ。この光景は球団公式ＹｏｕＴｕｂｅで見ることができる。
見事逆｢スリル｣成功でガッツポーズを見せる糸原健斗内野手、左は井上一樹打撃コーチ＝阪神甲子園球場
糸原健斗内野手が17日、｢逆スリルティー｣のドッキリを成功させた。 井上打撃コーチが春季キャンプで考案し、布袋寅泰の代表曲｢スリル｣を合図に始まるボールケース 1箱分の連射ティー。
見事逆｢スリル｣成功で笑顔を見せる糸原健斗内野手、右は井上一樹打撃コーチ＝阪神甲子園球場
糸原は指導を仰ぐふりをしてバットを持ってもらい、曲をリクエストして自ら笑顔でトスを上げた。｢大成功！｣とガッツポーズの糸原に対し、両手の皮がめくれた井上コーチは｢してやられた｣と苦笑い。実はこのドッキリは矢野監督発案によるファンサービスの一環で、映像は球団の公式ユーチューブチャンネルにアップされる予定だ。
阪神は17日、近本が兵庫県内の病院で｢腸炎｣と診断されたと発表した。16日夜に腹痛を訴え、17日に甲子園で行われた練習を休んだ。
近本光司外野手＝阪神甲子園球場 (2020年 3月12日)
阪神は17日、近本光司外野手(25)が兵庫県内の病院で腸炎と診断されたと発表した。前日16日夜に腹痛を訴えて受診し、17日に甲子園での全体練習を欠席した。
球団広報は｢今後の練習などは様子を見ながら行う予定です｣と説明し、チームを一時離脱する。当初発熱があったが、現在は平熱に戻っているという。腸炎と診断されたため、｢新型コロナウイルス｣の感染の有無を検査するPCR検査は受けていない。
近本はオープン戦最終戦の15日オリックス戦に｢２番中堅｣でフル出場し、 3打数 1安打、 1盗塁と元気な姿を見せていた。20日からのヤクルトとの練習試合(神宮)には同行しない。
藤浪晋太郎投手は18日に2軍練習試合のオリックス戦(オセアンＢＳ)に登板する。
前回11日のヤクルト戦は 4回 2安打無失点。ただ78球を要したため｢ストライク先行でもう 1球、 2球、勝負を早くいけたら｣と球数を減らすことをテーマの 1つに挙げている。
中田やスアレス、秋山らと先発ローテ入りを争う立場。登板を翌日に控えてキャッチボールや投内連係で調整した。
キャッチボールする藤浪晋太郎投手＝阪神甲子園球場
藤浪晋太郎投手が16日、甲子園での投手指名練習に参加。先発が有力な、18日の 2軍のオリックスとの練習試合(オセアンＢＳ)に向けてブルペン投球で調整した。今回のテーマは、いかに少ない球数で相手打者を抑えられるか。矢野燿大監督から出された課題に一発回答し、開幕ローテーション入りをグッと引き寄せる。
テーマは、矢野監督を納得させる投球だ。底冷えの甲子園での投手指名練習に参加した藤浪はブルペン投球を終えると、汗をしたたらせながら１８日のオリックス戦への熱い思いを口にした。
｢(前回は)球数が多かった。ボールが先行したところもあった。ストライク先行で、ポンポンと入っていければ。もう 1球、 2球、勝負を早くいけたらなと(思う)｣
前回11日のヤクルト戦(神宮)は 4回 2安打無失点、 5奪三振。 1四球で抜け球もほとんどなかった。実戦 5試合目で内容＆結果ともにベスト。しかし、矢野監督からは｢もう 1球、早くアウトになるような形になれば｣と“宿題”を出されていた。 4回で78球。球数の多さを指摘された。
藤浪晋太郎投手はダッシュなどで調整。矢野燿大監督の“宿題”に一発回答だ＝阪神甲子園球場
目指す開幕ローテを確約されていないだけに、それをまずは克服する。藤浪は｢何を基準に『自分に合格』といえるのかわからないけど…。ここまでは、ある程度、うまくいっていると思う｣と自信をのぞかせる。
開幕投手が決まっている西勇は確定。アクシデントがなければ青柳、高橋、新外国人ガンケルは濃厚で、残るは 2枠。そこを秋山や中田らと争う。｢新型コロナウイルス感染拡大｣の影響で開幕が延期となり、最終決定は 4月に入ってからになりそうだが、少しでも早く開幕ローテ入りし、ライバルに差をつけたいのが本音だ。
｢基礎練習をできる時間をもらえたと、プラスにとらえて。なかなか完璧とはいかないと思うけど修正、練習を繰り返していきながら。(開幕が)延長となった以上、もっと、よりよくできるようにしていきたい｣
目指すは、指揮官からの｢開幕ローテ入り｣の合格通知。18日に一発回答をゲットできなくても、時間はまだある。藤浪は目標に向かって、日々進歩しつづける。
キャッチボールする藤浪晋太郎投手＝阪神甲子園球場
★効能アピール
この日も藤浪はブルペン投球の前に、昨秋から練習メニューに取り入れている米シアトルのトレーニング施設｢ドライブライン・ベースボール｣が推奨する、重さの違った球を使ってキャッチボールを繰り返した。｢(フォームの)矯正とか、肩を作るとか、インナー(マッスル)に効かせるとか、いろんな面でいいと思っている｣と効能をアピールした。
★藤浪晋太郎投手の前回登板ＶＴＲ
3月11日のヤクルト戦(神宮)に先発し、 4回 2安打無失点、 5奪三振と好投した。 1回二死 1塁で村上の打球が右足付近を直撃したが、大事に至らず。四回二死で塩見に投げた 5球目がすっぽ抜けたくらいで、 1四球と制球難で崩れることもなかった。ただ、打者15人に78球と球数は多め。矢野監督は｢もう 1球早くアウトになるような形ができてくれば、さらに上にいける｣と課題を指摘した。
新球チャレンジ！ 阪神のジョン・エドワーズ投手が17日、甲子園での全体練習でフォークを試した。来日 1年目の助っ人が発見した日本球界の特徴は、落ちる球の精度。藤川球児投手らに助言をもらい、技術を盗もうとしていることを明かした。｢新型コロナウイルスの感染拡大｣で開幕が延期される間に、新セットアッパーに新たな武器が増えるかもしれない。
春の日差しの下で、覚えたての変化球に熱中する野球少年のような笑顔が光った。エドワーズが発掘した“おもちゃ”を満面の笑みで紹介した。
｢まだ研究しているところだけど、もしかしたら新しい球種を覚えられるかもね｣
助っ人がキャッチボールで投じていた球はフォーク。新球に挑戦していることを明かした、 2月の春季キャンプから日本の野球に触れて約 1カ月半。新しい環境で発見した。｢日本の投手はフォークを投げるのが上手｣。好奇心の塊は、こっそり調査を始めていた。
｢誰かから何か学べるかなと思ってね｣
藤川に助言をもらい、同じ米国人だが、スプリットを操るガンケルにも握り方を教わって練習中だ。｢最初は遊び半分だったけどね｣。キャッチボールの相手を務める通訳が捕球に苦戦する姿に爆笑。笑いながら投げ続けている間に“ひょうたんから駒”が生まれた。
｢遊びの一環が、だんだんよくなってきたよ。(感覚が)分かりはじめてキャッチボールで試していたら、面白そうだなと思ってね｣
キャッチボールを行うジョン・エドワーズ投手。フォークのマスターに意欲満々だ＝阪神甲子園球場
研究熱心な性格。米球界時代はスライダーの情報収集と改良を重ねて決め球に磨き上げ、縦に落ちるジャイロスライダーも身に着けた。カットボールやカーブも武器。一方、チェンジアップには挑戦して成功しなかったというが、本格的にフォークに取り組むのは初めて。｢いつどこで、どんな球種を覚えられるかは分からないもの｣と、すっかり本気だ。
オープン戦は 4試合に登板して、打者14人に 1安打 1四球と抜群の安定感を誇った。新“８回の男”として、いまのままでも活躍が期待される右腕は、さらなるパワーアップが見込まれる。
｢ 1カ月後か 2カ月後か、シーズン後半かもしれないけど、もしかしたら(フォークを)投げているかもね。(開幕が)延期される中、しっかり集中して過ごしたい｣
｢新型コロナウイルスの感染拡大｣の影響で開幕が延期されている。たっぷり与えられた練習時間で、新兵器を習得してしまう可能性は十分だ。
★エドワーズ投手の球種あらかると
◆カーブ： 2月 2日、沖縄・宜野座キャンプで初ブルペン入りした際、“バスケットボールの神様”元ＮＢＡのマイケル・ジョーダンを真似た舌を出す投法とともに、縦に大きく落ちるカーブを披露。受けた梅野は｢決め球になる｣と絶賛した。
◆ジャイロスライダー：同11日にシート打撃に初登板し、打者 5人を無安打 1四球 2奪三振と好投。横に滑るのではなく、縦軌道で落ちていくジャイロスライダーで糸井から空振りを奪った。
◆リベラカット：同14日にフリー打撃に登板して、直球がナチュラルにカットボールのように変化する｢まっスラ｣を披露。メジャー最多の通算｢６５２セーブ｣を挙げたマリアノ・リベラ氏(元ヤンキース)と同じ特徴を生かした必殺球で福留のバットを粉砕した。
ガンバレ！阪神！我らのタイガース！勝利を掴め！
多くの方と話をする中で、"楽しむからこそ実力が発揮できる"そして"笑うということには大きなパワーがある"ということを教えてもらいました。
これからの1年はグラウンドで苦しい時こそ笑って、楽しいときはもっと楽しく、でもしっかり勝つようなチームを作っていきます。
そして、僕たちが勝つことでファンの皆さんにも思いっきり笑ってもらい、思いっきり喜んでもらえるようなシーズンにすべく、「It's 勝笑 Time！オレがヤル」というスローガンにしました。
2019年 公式戦 順位表
2020年 公式戦 日程と 結果 (03月)
2020年 ＣＳ日程と 結果 (04月)
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