●プロ野球の開幕が、現段階で最短でも 4月24日以降となる可能性が高いことが22日、分かった。｢新型コロナウイルスの感染拡大｣で当初の開幕予定だった 3月20日は延期となり、 4月10日以降で検討中。だが、大規模イベントの自粛を要請してきた政府が20日、引き続いての慎重な対応を求めてきたことで、 4月中旬の開幕も難しい情勢になってきた。状況が改善されなければ 5月にずれ込むことも想定され、｢東京五輪｣が延期、中止になった場合は中断期間の日程を再編し、延期分を組み込む可能性もある。プロ野球の船出はいつ見えるのだろうか。 9日に 3月20日の開幕延期を決めてから｢４月１０日以降｣に切り替えて調整を進めてきたが、状況は好転しなかった。23日には、Jリーグとの第 4回｢新型コロナウイルス対策連絡会議｣が行われる。専門家と協議を重ねるが、無観客のオープン戦、練習試合の出口は見えてこない。球春到来が切望される。
●上本博紀内野手(33)が｢１番スタメン｣で 2安打をマークした。初回、先発山田大樹投手(31)から右中間を破る 2塁打。｢３番｣ジェフリー・マルテ内野手(28)の遊ゴロで先制の本塁を踏んだ。 5回には 2番手今野龍太投手(24)から左前打を放ってマルチ安打。静かに闘志を燃やした。 激しい競争でアピールを続ける。
●植田海内野手(23)が人生初満塁弾から一夜明け、 2安打を放って矢野燿大監督(51)から“直撃取材”を受けた。｢９番中堅｣で先発。ともに左打席から 5回は今野から中前打、 8回には石山泰稚投手(31)から右前打をマーク。しっかり右腕を仕留めた。21日ヤクルト戦は右打席から大仕事。スイッチヒッターが 2戦連続で存在感を示した。試合後に多くの報道陣に囲まれる中、背後からいたずらな笑みを浮かべた背番号｢８８｣が記者となって迫り、質問をぶつけた。怒濤(どとう)の質問攻めがスタートした。終始タジタジだった植田は、最後は背筋を伸ばした。期待の裏返しと言える取材を仕掛けた矢野監督はさらなるアピールを待ち望んだ。
●｢６番左翼｣でフル出場の陽川尚将内野手(28)が、 1本塁打を含む 4打数 2安打 4打点と活躍した。 7回二死 2、 3塁で左翼フェンス直撃の｢２点適時２塁打｣。 9回二死 3塁では右中間へ 2ランを放ち10得点の猛攻を締めた。 5回二死 1、 3塁での 3ゴロを反省し、タイミングや体の開きを修正。納得の一撃になった。
●青柳晃洋投手(26)が、ヤクルトとの練習試合(神宮)に先発し、 4回 2安打無失点と好投した。前回登板は 6回途中 8四死球と乱調だったが、無四死球で 2塁を踏ませず。前回は辛口だった矢野監督も絶賛。開幕ローテ入りへ 1週間で修正し、汚名を返上した。 4回二死 1塁、青柳の外角低めに決まった新球シンカーに、｢４番｣村上宗隆内野手(20)の打球は力なく中堅へ上がった。昨季は｢３本塁打、打率４割１分７厘｣と苦戦した主砲を 2打数無安打に封じ込めた。 1週間前とはまるで別人だった。前回15日のオリックス戦(京セラドーム大阪)では 5回 2/3を投げ 4失点、 8四死球と乱調。試合後の矢野監督から厳しいコメントが残されていた。 1週間という短い間でフォームを修正。腕だけで投げていた前回を反省し、体全体を使うことを意識した。汚名返上の思いとともにマウンドへ。さえ渡るコントロールで無四死球、 4回50球とテンポ良くまとめた。本来ならこの日が青柳にとって20年初戦だった。昨年 3試合投げて｢０勝２敗｣と苦にした神宮で躍動。新たな開幕に向けて、まだまだ高めていく。
●岩貞祐太投手(28)が 1イニングを無安打無失点にまとめた。 6回に登板。二死から連続四球を与えたが、最後は塩見を空振り三振に斬った。
● 8回から｢５番手｣で登板した浜地真澄投手(21)が 2回無失点と好投した。先頭渡辺に中前打を許したが、一死後に塩見泰隆外野手(26)、西浦直亨内野手(28)を連続三振。春季キャンプ中の練習試合から実戦 5試合に登板して、いまだ無失点。中継ぎ候補の 4年目右腕がアピールを続けている。
●中谷将大外野手(27)が豪快アーチで 1軍昇格を猛アピールした。 7回、先頭で鈴木翔天投手(23)の高め速球を強振し、高い弧を描いて左翼席へ。19日の 2軍オリックス戦でも本塁打を放ち調子を保っている。群雄割拠の外野争いに参戦するつもりだ。
記事をまとめてみました。
プロ野球の開幕が、現段階で最短でも 4月24日以降となる可能性が高いことが22日、分かった。
｢新型コロナウイルスの感染拡大｣で当初の開幕予定だった 3月20日は延期となり、 4月10日以降で検討中。だが、大規模イベントの自粛を要請してきた政府が20日、引き続いての慎重な対応を求めてきたことで、 4月中旬の開幕も難しい情勢になってきた。状況が改善されなければ 5月にずれ込むことも想定され、｢東京五輪｣が延期、中止になった場合は中断期間の日程を再編し、延期分を組み込む可能性もある。
◇ ◇ ◇
プロ野球の船出はいつ見えるのだろうか。 9日に 3月20日の開幕延期を決めてから｢４月１０日以降｣に切り替えて調整を進めてきたが、状況は好転しなかった。
埼玉西武－北海道日本ハム線の試合前、無観客のスタンドを横目にブルペン投球する西武松坂大輔投手＝メットライフドーム
19日に政府の専門家会議で大規模イベントに｢慎重な対応を求められる｣と提言された。20日には、政府からも多くの人が密集し、近距離での会話を避けるようになどと示された。球界も検温態勢、アルコール消毒の準備など感染予防策を進めてきたが、大観衆が集まり、熱狂するプロ野球のエンターテインメントの根幹にも関わるだけに、ハードルは高い。
現状では 4月10日からさらに 2週間の間隔を空けて、同24日以降を最短目標に開幕を目指すとみられる。それでも未知のウイルスに対し、政府が｢持ちこたえている｣と評価しているとはいえ、今後の動向に保証できるものは何もない。状況が良くならなければ、 5月にずれこむことが十分に考えられる。
斉藤コミッショナーは、 4月24日の開幕でも｢ＣＳ(クライマックスシリーズ)の日程を少しいじらないといけないかも｣とポストシーズンの完全消化は難しい見通しとしていた。 3試合制の｢ＣＳファーストステージ｣を 1試合、最大 6試合のファイナルステージを同 4試合にと、短縮案が挙がりそうだ。
無観客の東京ドームで行われた練習試合の巨人－ＤｅＮＡ戦＝東京ドーム
さらなる想定もしなければならない。世界的なパンデミックとなった今、世界中から｢東京五輪｣の延期論は極限にまで達している。斉藤コミッショナーも12日の会見で｢我々が 5月前とかそのへんでスタートできない状況が日本にあるとすれば、五輪そのものにも影響してくる｣と話していたことが現実的になってくる。延期、または中止となれば五輪イヤーで設けられていた中断期間( 7月21日～ 8月13日)に、開幕延期となった分の一定の日程は組み込むことができる。
23日には、Jリーグとの第 4回｢新型コロナウイルス対策連絡会議｣が行われる。専門家と協議を重ねるが、無観客のオープン戦、練習試合の出口は見えてこない。球春到来が切望される。
◆過去最も遅い開幕は 4月14日 2リーグ制後、最も遅い開幕日は73年の 4月14日だった(両リーグ同時開幕)。
1回表阪神無死、上本博紀内野手は｢右越え２塁打｣を放った。投手：山田大樹投手＝明治神宮野球場
＜練習試合：ヤクルト 0－10阪神＞◇22日◇明治神宮野球場
上本博紀内野手が｢１番スタメン｣で 2安打をマークした。初回、先発山田大から右中間を破る 2塁打。｢３番｣マルテの遊ゴロで先制の本塁を踏んだ。 5回には 2番手今野から左前打を放ってマルチ安打。
｢続けていけるように｣と、静かに闘志を燃やした。 2塁を争う糸原、植田もそれぞれ 2安打。激しい競争でアピールを続ける。
1回表阪神無死、上本博紀内野手は｢右越え２塁打｣を放ち、激走する。一塁手村上宗隆内野手＝明治神宮野球場
植田海内野手が人生初満塁弾から一夜明け、 2安打を放って矢野監督から“直撃取材”を受けた。｢９番中堅｣で先発。ともに左打席から 5回は今野から中前打、 8回には石山から右前打をマーク。しっかり右腕を仕留めた。21日ヤクルト戦は右打席から大仕事。スイッチヒッターが 2戦連続で存在感を示した。
試合後に多くの報道陣に囲まれる中、背後からいたずらな笑みを浮かべた背番号｢８８｣が記者となって迫り、質問をぶつけた。｢ 1発狙ってたん？｣。まさかの直撃にビックリした植田が｢狙ってないですけど…しっかりいい打球を打てました｣と返答すると、怒濤(どとう)の質問攻めがスタートした。
8回表阪神一死、植田海内野手は右前打を放った＝明治神宮野球場
矢 ( 1本目は)初球でしたね？ 初球からって、決めてたんですか？
植 はい。監督にいつも｢積極的に｣と言われているので。
矢 言われてるから打ったんですか？
植 いや、そういうわけでは…。
矢 そういうわけではない？
植 …はい。
帰り際、矢野燿大監督(左)から取材を受けて笑顔を見せる植田海内野手。右は島田島田海吏外野手＝明治神宮野球場
矢 自分の意識でですね？
植 …はい。
終始タジタジだった植田は、最後は｢頑張ります！｣と背筋を伸ばした。期待の裏返しと言える取材を仕掛けた矢野監督は｢(主力を)脅かしてほしい。控えと決めているわけじゃないので。良いものを見せてくれたら、どんどんスタメンで使う気持ちはある｣とさらなるアピールを待ち望んだ。
9回表阪神二死 1、 2塁、陽川尚将内野手は右中間に｢３点本塁打｣を放った＝明治神宮野球場
｢６番左翼｣でフル出場の陽川尚将内野手が、 1本塁打を含む 4打数 2安打 4打点と活躍した。 7回二死 2、 3塁で左翼フェンス直撃の｢２点適時２塁打｣。
9回二死 3塁では右中間へ 2ランを放ち10得点の猛攻を締めた。｢その前の打席ではチャンスで打てなくて｣と 5回二死 1、 3塁での 3ゴロを反省し、タイミングや体の開きを修正。｢最後の打席はちょっとは修正出来たから、ああいう形になったのかな｣と納得の一撃になった。
7回表阪神二死 2、 3塁、陽川尚将内野手は｢左越え２点適時２塁打｣を放ち、必死の形相で 1塁を回る＝明治神宮野球場
陽川が 4打数 2安打 4打点と爆発。 9回の第 5打席でダメ押しの 2ランを放った。｢その前の(第 3)打席でチャンスで打てなくて修正するポイントがあった。最後に少し修正できたから、あのような結果になったと思う｣。 7回には左翼フェンス直撃の｢２点２塁打｣も、 5回の第 3打席では 1、 3塁で 3ゴロに凡退。｢(修正点は)タイミングが遅かったり、体の開きが早いかなと思ったので｣と対応力を見せた。
神宮球場で好投した青柳晃洋投手＝明治神宮野球場
ローテ当確印、取り戻した！ 青柳晃洋投手が、ヤクルトとの練習試合(神宮)に先発し、 4回 2安打無失点と好投した。前回登板は 6回途中 8四死球と乱調だったが、無四死球で 2塁を踏ませず。前回は辛口だった矢野監督も｢完璧じゃない、ほぼね｣と絶賛。開幕ローテ入りへ 1週間で修正し、汚名を返上した。
◇ ◇ ◇
4回二死 1塁、青柳の外角低めに決まった新球シンカーに、｢４番｣村上の打球は力なく中堅へ上がった。｢去年相性が悪かった村上をなんとか抑えられたんで、それはすごい収穫かな、使えるボールかなと。他にもいいボールはいっぱいあったんで、良かったかなと思います｣。昨季は｢３本塁打、打率４割１分７厘｣と苦戦した主砲を 2打数無安打に封じ込めた。
2回裏ヤクルト一死一塁、青柳晃洋投手はアルシデス・エスコバー内野手の打球にグラブを出す＝明治神宮野球場
1週間前とはまるで別人だった。前回15日のオリックス戦(京セラドーム大阪)では 5回 2/3を投げ 4失点、 8四死球と乱調。試合後の矢野監督から｢次の登板が大事。青柳だって(ローテを)確約しているわけでも何でもない｣と厳しいコメントが残されていた。
｢競争だと思っているので、僕自身も。なので先週本当にふがいないピッチングだったんで、今回しっかりやらなきゃなっていう気持ちはありました｣。 1週間という短い間でフォームを修正。腕だけで投げていた前回を反省し、体全体を使うことを意識した。汚名返上の思いとともにマウンドへ。さえ渡るコントロールで無四死球、 4回50球とテンポ良くまとめた。
ヤクルト戦に先発し好投の青柳晃洋投手はベンチでナインとタッチする＝明治神宮野球場
前回と打って変わって、矢野監督も称賛の言葉を並べた。｢いやあ、完璧じゃない、ほぼね。左打者の抑え方がすごく良かったかな。 1回でこうやって修正できたというところも評価出来るし、素晴らしかったです｣。高い修正力を見せ、自らの手で開幕ローテーションの座を引き戻した。
｢本当は今日は開幕の日ですし、僕の中で。こういうピッチングが出来て良かったなと思います｣。本来ならこの日が青柳にとって20年初戦だった。昨年 3試合投げて｢０勝２敗｣と苦にした神宮で躍動。｢僕の中でもっと良くなると思ってるので。もっと向上心を持って開幕に向けてやっていきたい｣。新たな開幕に向けて、まだまだ高めていく。
▽福原忍投手コーチ(青柳について)
｢前回からの修正というか、しっかりやっていましたし、良かったと思います｣
力投した岩貞祐太投手＝明治神宮野球場
岩貞祐太投手が 1イニングを無安打無失点にまとめた。 6回に登板。二死から連続四球を与えたが、最後は塩見を空振り三振に斬った。｢自分の中でもいいボールは多かったと思う｣。
6回裏、阪神 3番手で登板した岩貞祐太投手＝明治神宮野球場
先発と中継ぎ両にらみの中、短いイニングでの適性も示した。｢全力で行くというのもあるし、投げるボールもしっかり選びながら｣。福原投手コーチは｢ボールも強いですし、これからまたいろいろと考えてやります｣と中継ぎ起用の可能性を明かした。
力投する浜地真澄投手＝明治神宮野球場
8回から｢５番手｣で登板した浜地真澄投手が 2回無失点と好投した。先頭渡辺に中前打を許したが、一死後に塩見、西浦を連続三振。｢結果を出さないといけない立場。ランナーを出したけどゼロに抑えられて良かった｣。
春季キャンプ中の練習試合から実戦 5試合に登板して、いまだ無失点。中継ぎ候補の 4年目右腕がアピールを続けている。
＜ 2軍練習試合：中日 4－ 2阪神＞◇22日◇ナゴヤ球場
中谷将大外野手が豪快アーチで 1軍昇格を猛アピールした。 7回、先頭で鈴木翔の高め速球を強振し、高い弧を描いて左翼席へ。19日の 2軍オリックス戦でも本塁打を放ち調子を保っている。
｢いいことは続けてやっていきます。毎日、考えながらやっている。もっとよくなると思う｣。オープン戦は 2戦出場 3打席にとどまったが、群雄割拠の外野争いに参戦するつもりだ。
7回表阪神無死、井上広大外野手とタッチを交わす左越え本塁打を放った中谷将大外野手(右)＝ナゴヤ球場
ガンバレ！阪神！我らのタイガース！勝利を掴め！
多くの方と話をする中で、"楽しむからこそ実力が発揮できる"そして"笑うということには大きなパワーがある"ということを教えてもらいました。
これからの1年はグラウンドで苦しい時こそ笑って、楽しいときはもっと楽しく、でもしっかり勝つようなチームを作っていきます。
そして、僕たちが勝つことでファンの皆さんにも思いっきり笑ってもらい、思いっきり喜んでもらえるようなシーズンにすべく、「It's 勝笑 Time！オレがヤル」というスローガンにしました。
2020年 オープン戦 最終順位表
2020年 公式戦 日程と 結果 (03月)
2020年 ＣＳ日程と 結果 (04月)
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