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Channel: 阪神ファンの障碍(害)者アスリート・虎ちゃん77のスポーツ日記
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交流戦16年目で初の中止!岩貞が今後も熊本支援継続!大阪SOSに4500着「ポンチョ」無償提供1

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「交流戦」の歴史が16年目にして初めて途切れた。前日16日に緊急事態宣言が全都道府県に拡大。「新型コロナウイルス」の前に決断を下すしかなかった。コロナ禍の前にプロ野球から交流戦が奪われた。17日、「12球団代表者会議」がオンラインで開催され、「交流戦」の中止と 5月中の開幕を断念することが決まった。05年の導入以来、「交流戦」の中止は初。 6月以降の開幕を目指して協議を続けていくが、現状では最大でもシーズン 125試合。「新型コロナウイルス」の感染拡大が止まらず、球界が苦境にあえいでいる。「交流戦」は 5月26日から 6月14日まで各チーム18試合ずつ、計 108試合を予定していた。同期間内に日程消化できなければ「勝率1位チーム」が決まらず、シーズン終盤の振り替えも現実的ではない。 5月26日からの実施が厳しくなった状況では中止するしかなかった。初年度からの特別協賛社、日本生命の理解も得て、発売済みのチケットの払い戻しも決定。同期間にリーグ戦を行うことに同コミッショナーは可能性に触れたが、5月26日から数週間内に試合が行えるかは不透明だ。22日には政府の専門家会議が予定され、23日にJリーグとの「新型コロナウイルス対策連絡会議」と「12球団代表者会議」が予定される。緊急事態宣言の期末となる 5月 6日を前後して、政府の専門家会議が行われる情報もある。開幕日についての協議は23日、または 5月初旬に行われるが、現状では今季の出発を誰にも予見できない。

元近鉄、北海道日本ハム、楽天監督で、新型コロナウイルスに感染して入院中の梨田昌孝氏(66=日刊スポーツ評論家)が17日、集中治療室(ICU)を出て一般病棟に移ったと所属事務所が発表した。一時は重篤な病状が続いたが、14日に人工呼吸器を外すなど、 3月31日の入院から18日を経て驚異の回復。現在は少し会話ができる状態だという。同じく新型コロナに感染した元阪神ヘッドコーチの片岡篤史氏(50)についても、高木豊氏(61=野球評論家)が快方を明かすなど、野球界に朗報が続いた。梨田氏は 3月25日に倦怠(けんたい)感を覚え、28日に発熱。30日に呼吸困難を訴え、病院で診察を受けた。31日に別の総合病院で「重度の肺炎」と診断され、さらに別の大阪府内の病院に入院して「PCR検査」を受けた。翌 4月 1日に陽性反応が出て新型コロナウイルス感染が判明。ICUでは人工呼吸器を装着し、24時間体制で治療が続いた。同じ症状で 3月29日に死去した志村けんさん(70歳没)がつけた体外式膜型人工肺(ECMO=エクモ)ではなかった。今後は時間をかけ、完治に向けての治療が続く。梨田氏の奇跡的な復活劇は、日本全国で「新型コロナウイルス」の脅威と闘う人々にとって、希望のともしびになりそうだ。

岩貞祐太投手(28)は故郷熊本に元気を与える。16年 4月14日に最大震度 7を計測した熊本地震から 4年がたった。甲子園での自主練習後、オンラインに応じ力強く語った。岩貞は16年から熊本県へ支援金や野球道具の寄付を行い、今後も同様の社会貢献活動を継続する考え。プロ 7年目も故郷を思う気持ちは変わらない。この日はランニング、ノックなどで体を動かし、来週中にはブルペンでの投球練習を再開する。

梅野隆太郎捕手(28)が甲子園での自主練習後、オンライン取材に応じ、選手会長としての心境を明かした。藤浪ら 3選手が「新型コロナウイルス」に感染。15日に謝罪した福留に続き、神妙な面持ちで話した。活動休止期間中の 3週間は自身の打撃動画だけでなく、自軍投手陣の映像を見ることに時間を割いた。例えば開幕投手に内定している西勇輝投手(29)。昨季「10打数6安打」と苦戦した中日ダヤン・ビシエド内野手(31)との対戦を見ながら、打たれた配球パターンを分析し、対策を探した。ビシエドだけではない。昨季は広島なら會澤翼捕手(32)や菊池涼介内野手(30)、巨人では丸佳浩外野手(31)や亀井義行外野手(37)らにここぞというところで打たれた。各球団の難敵を封じてこそ、2005年以来のリーグ制覇に近づく。思うように動けない時間で、準備は着実に進めていた。家の中でも女房役の心は忘れない。活動休止期間中は、ゴミ捨てや掃除など、家事を手伝う機会も多かった。家事の難しさや大変さも実感する時間になった。 9日には、選手会が賛同した「コロナ感染拡大防止」の活動基金に寄付。収束を願いながら、まだ見えぬ開幕へ準備を続ける。体も動かせるようになった。仕込んだ知識を、現実のものにしていくときまで、扇の要は、できることを確実に仕上げていく。

阪神・谷本修球団副社長兼本部長(55)は17日、大阪市の呼びかけに応え、球団が4500着の雨がっぱを寄付したことを明かした。大阪の「SOS」にすぐさま応えた。阪神が約4500着(段ボール90箱分)の「ポンチョ」を大阪市に寄付したことが17日、分かった。「新型コロナウイルス」の影響で医療現場の防護服が不足しているとして、同市の松井一郎市長(56)が所有者に提供を呼びかけていた。球団が無償提供したポンチョは、雨天時に甲子園の東芝シートなどのバックネット裏前方の年間席で配られている。ポンチョという性質上、医療用としての使用範囲は未知数だが、同副社長は動いた。 5月中の開幕もなくなり、球春はいまだに見えない。それでも選手と同じく、球団もグラウンド外でも、できることを続けていく。

4月17日(金)の12球団代表者会議にて、2020年シーズンの試合日程については、5月中の試合開催を断念すること、ならびに日本生命セ・パ交流戦を中止とすることが決定しました。これに伴い、阪神タイガース主催試合では、交流戦期間終了までの試合を中止とさせていただきます。

記事をまとめてみました。

 

 コロナ禍の前にプロ野球から交流戦が奪われた。17日、「12球団代表者会議」がオンラインで開催され、「交流戦」の中止と 5月中の開幕を断念することが決まった。05年の導入以来、「交流戦」の中止は初。 6月以降の開幕を目指して協議を続けていくが、現状では最大でもシーズン 125試合。「新型コロナウイルス」の感染拡大が止まらず、球界が苦境にあえいでいる。

◇   ◇   ◇

 「交流戦」の歴史が16年目にして初めて途切れた。前日16日に緊急事態宣言が全都道府県に拡大。「新型コロナウイルス」の前に決断を下すしかなかった。日本野球機構(NPB)の斉藤コミッショナーは「選手のコンディションを考えても、野球の開催日を 5月中に行うことは断念せざるを得ない。レギュラーシーズンの試合数もある程度、削減せざるをえない。その中で『日本シリーズ』までの日程等を考慮し、『交流戦』開催を今年は見送らざるを得ないという結論になった」と話した。

 「交流戦」は 5月26日から 6月14日まで各チーム18試合ずつ、計 108試合を予定していた。同期間内に日程消化できなければ「勝率1位チーム」が決まらず、シーズン終盤の振り替えも現実的ではない。 5月26日からの実施が厳しくなった状況では中止するしかなかった。初年度からの特別協賛社、日本生命の理解も得て、発売済みのチケットの払い戻しも決定。同期間にリーグ戦を行うことに同コミッショナーは「それはある」と可能性に触れたが、5月26日から数週間内に試合が行えるかは不透明だ。

 2019年 「交流戦」の優勝トロフィー

 現状での目標はペナントの最大 125試合の遂行に切り替わった。「今の計算ではそう」。「球宴、CS、日本シリーズ」の実施については「今日は協議はありませんでした。状況を見ながらだが、今のところはギリギリできたらなと思う。ただ状況次第」とウイルスの終息に願望を込めた。

 水面下では 125試合を頂点に 100試合を切るシミュレーションの準備も進めているとみられる。無観客試合も視野にあり、感染状況をにらみながら段階的に入場制限を緩和していくプランもある。開幕からの無観客試合に「みんなで話している段階ではない。ただ状況が状況。私としてはそういうことも否定できない。最悪、お客さんが入らない状況でもテレビ、ネットで配信され、みなさんが元気になっていただけたらいいなという考えはある」と異例の措置を示唆した。

 22日には政府の専門家会議が予定され、23日にJリーグとの「新型コロナウイルス対策連絡会議」と「12球団代表者会議」が予定される。緊急事態宣言の期末となる 5月 6日を前後して、政府の専門家会議が行われる情報もある。開幕日についての協議は23日、または 5月初旬に行われるが、現状では今季の出発を誰にも予見できない。

◆「新型コロナウイルス感染拡大」を巡るプロ野球界の経過

 2月21日:日本野球機構(NPB)と12球団が、感染防止のために共通の対策を実施することを確認。

  25日:巨人が、29日と 3月 1日に主催するヤクルトとのオープン戦を無観客で実施すると発表。

  26日:臨時の「12球団代表者会議」で、オープン戦の残り全72試合を無観客で実施すると決定。

 オンラインで行われた記者会見でプロ野球交流戦の中止を発表するNPBの斉藤惇コミッショナー

 3月 3日:Jリーグと連携して「新型コロナウイルス対策連絡会議」を設置し、第 1回会合を開いた。

   9日:「第 2回対策連絡会議」で開幕延期の助言を受け、臨時の「12球団代表者会議」で延期を決定。

  12日:開幕を 4月10日以降にすると発表。

  20日:当初開幕予定日を迎え、無観客の練習試合が 4試合行われた。

  23日:「12球団代表者会議」で 4月24日の開幕を目指すことを決定。 1軍の練習試合はいったん白紙に。

  26日:阪神藤浪がPCR検査を受け、NPB球団所属選手初の陽性判定。

  27日:阪神伊藤隼、長坂も感染が判明。

  30日:イースタン・リーグとウエスタン・リーグの両リーグ運営委員会が31日から 4月 6日までのファーム練習試合中止を決定。

  31日:パ・リーグ 6球団がオンラインで社長会を開き、 4月24日の開幕を断念することで一致。

 4月 1日:楽天などで監督を務めた梨田昌孝氏が感染。重度の肺炎で集中治療室に。

   2日:阪神小幡が発熱と倦怠(けんたい)感で「PCR検査」を受け陰性。

   3日:「12球団代表者会議」で24日の開幕を再々延期すると決定。新たな開幕日は設定せず、 4月下旬から 5月上旬に開幕日を決める方針を明かす。

   5日:阪神伊藤隼が退院。 7日に藤浪、 8日に長坂も退院。

   8日:プロ野球選手会が「新型コロナウイルス感染症拡大防止活動基金」への寄付を開始。

  14日:元阪神ヘッドコーチの片岡篤史氏が、自身のYouTubeで感染していたことを公表。

  17日:NPBがセ・パ「交流戦」の開催中止を発表。

 

 元近鉄、日本ハム、楽天監督で、新型コロナウイルスに感染して入院中の梨田昌孝氏(日刊スポーツ評論家)が17日、集中治療室(ICU)を出て一般病棟に移ったと所属事務所が発表した。

 一時は重篤な病状が続いたが、14日に人工呼吸器を外すなど、 3月31日の入院から18日を経て驚異の回復。現在は少し会話ができる状態だという。同じく新型コロナに感染した元阪神ヘッドコーチの片岡篤史氏についても、高木豊氏(野球評論家)が快方を明かすなど、野球界に朗報が続いた。

◇   ◇   ◇

 闘病中の梨田氏は17日午前、重症患者として入っていた集中治療室(ICU)を出た。現在はそのまま一般病棟に移り、引き続き治療を受けている。

 救急車で搬送されて入院してから18日がたったこの日、主治医から説明を受けた家族ら関係者は「快方に向かっています。少しですが話ができるようになったということでした」と容体について語った。

 梨田氏は 3月25日に倦怠(けんたい)感を覚え、28日に発熱。30日に呼吸困難を訴え、病院で診察を受けた。31日に別の総合病院で「重度の肺炎」と診断され、さらに別の大阪府内の病院に入院して「PCR検査」を受けた。

 翌 4月 1日に陽性反応が出て新型コロナウイルス感染が判明。ICUでは人工呼吸器を装着し、24時間体制で治療が続いた。同じ症状で 3月29日に死去した志村けんさんがつけた体外式膜型人工肺(ECMO=エクモ)ではなかった。

 梨田昌孝氏

 初期症状が出るまでの梨田氏は体調もすぐれ、喫煙もせず健康状態を保っていた。 2月はプロ野球の各キャンプ地を巡り、 3月は練習試合で評論家活動を行うなど、開幕に向けての準備を進めるなど精力的だった。だが突然、“見えない敵”に襲われた。

 一時は重篤度が高く、予断を許さない病状が続いた。回復の兆しを見せたのは、入院から約2週間が経過してからで、14日に人工呼吸器を外した。手を握るしぐさを見せる日もあったという。

 この間、主治医からは「本人は頑張っている」と説明を受けるなど、手ごわいウイルスと闘っている様子が報告されていた。ここにきて病状が安定し、ICUを出ることを認められた。

 今後は時間をかけ、完治に向けての治療が続く。梨田氏の奇跡的な復活劇は、日本全国で「新型コロナウイルス」の脅威と闘う人々にとって、希望のともしびになりそうだ。

◇    ◇    ◇

▽梨田氏の所属事務所・トゥルーマサ社のコメント

 懸命な治療を続けてくださっております医療従事者の方々、また見守ってくださっているプロ野球関係各位、メディアの皆様、ファンの皆様には深く御礼申し上げます。本日に至るまで、弊社より十分な情報をお伝え出来ず、皆様に多大なご心配をおかけしましたことを心よりおわび申し上げます。このような状況下であったため、何とぞご理解を賜れますと幸いです。まだ梨田本人より直接皆様にメッセージをお届けすることはかないませんが、現在容体は安定しております。今後は一般病棟にて快方に向けて治療に専念いたしますので、引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

 岩貞祐太投手は故郷熊本に元気を与える。16年 4月14日に最大震度 7を計測した熊本地震から 4年がたった。甲子園での自主練習後、オンラインに応じ「毎回地元に帰るたびに、道がきれいになったり新しい家が建ったりして、復興しているなと思う」と笑顔。「熊本の皆さんが、不自由なく生活できるようになっているのはすごくうれしい。野球を通じて、貢献していきたい気持ちは変わらず持っています」と力強く語った。

 甲子園で自主練習を行う岩貞祐太投手=阪神甲子園球場 (阪神タイガース提供)

 岩貞は16年から熊本県へ支援金や野球道具の寄付を行い、今後も同様の社会貢献活動を継続する考え。プロ 7年目も故郷を思う気持ちは変わらない。

 活動休止期間中も、「家にいる時間がものすごい長いので。子供と一緒にディズニーのDVDを観たり、そういった時間が多かったですね。30分は集中して観ていました」と笑顔で振り返っていた。

 甲子園で自主練習を行う岩貞祐太投手=阪神甲子園球場 (阪神タイガース提供)

 今季、中継ぎでの起用も見込まれる岩貞祐太投手が17日、甲子園で自主練習を行い、元同僚を研究していたことを明かした。

 「高橋聡文さんは中継ぎで奪三振率も高く、そういう投球スタイルを勉強しようかなと思って」

 高橋氏は2016年、中日からFAで阪神に移籍し、翌17年には61試合に登板。通算 532試合はすべて救援で、「456回1/3」を投げて「457奪三振」。奪三振率は驚異の「9.00」だった。19年限りで引退した先輩は、同じ左腕。岩貞も「8.175」と三振を奪うタイプ。ダイナミックなフォームから緩急自在の投球で空を切らせた術は、まさに生きた教科書だった。

 岩貞祐太投手=阪神甲子園球場

 オープン戦 3試合は、すべて救援で登板し、 6回無失点。「マウンドに上がるまでの(ブルペン投球の)球数を、極端に減らしていく練習もやった」。この日はランニング、ノックなどで体を動かし、来週中にはブルペンでの投球練習を再開する。「国全体が外出自粛という中で、まだまだ気を引き締めていかなければという思いが強い」と言葉に力を込めた。

 

 オンライン取材を受ける梅野隆太郎捕手=阪神甲子園球場

 梅野隆太郎捕手が甲子園での自主練習後、オンライン取材に応じ、選手会長としての心境を明かした。「福留さんもおっしゃっていたように、チームから(感染者が)出てしまったので、真摯(しんし)に受け止めないといけない」。藤浪ら 3選手が「新型コロナウイルス」に感染。15日に謝罪した福留に続き、神妙な面持ちで話した。「これから何で返せるかといったら、自分たちには野球しかない」と力を込めた。

 活動休止期間中の 3週間は自身の打撃動画だけでなく、自軍投手陣の映像を見ることに時間を割いた。「同じやられ方だけはしたくないのは常に考えている。自分たちがやれることを、準備の段階からやっていくことが大事じゃないかと思った」。例えば開幕投手に内定している西勇。昨季「10打数6安打」と苦戦した中日ビシエドとの対戦を見ながら、打たれた配球パターンを分析し、対策を探した。家の中でも女房役の心は忘れない。

 「ここまで家にいることは今までの人生で正直なかった」。活動休止期間中は、ゴミ捨てや掃除など、家事を手伝う機会も多かった。「家のことでやることって、意外と多い」。家事の難しさや大変さも実感する時間になった。

 「チームとして(感染者が)出ているので…。いろいろステップがあると思う。 1つ 1つ段階を踏んで、(ファンと)一緒に球場で会えるのを楽しみにして、自分たちもそれを目標に頑張っていきたい」。 9日には、選手会が賛同した「コロナ感染拡大防止」の活動基金に寄付。収束を願いながら、まだ見えぬ開幕へ準備を続ける。

▼昨季、西勇のビシエドへの被打率6割は、「10打席」以上で対戦した対24打者中ワースト。西勇は昨季の中日戦で「3勝1敗、防御率3.67」よ好投したが、ビシエドには全 4試合で安打を許した。

 梅野隆太郎捕手=阪神甲子園球場

 阪神は17日、甲子園と鳴尾浜で自主練習を行った。梅野隆太郎捕手は自宅待機期間中に動画で虎キラーを分析し、ID力の向上に励んだことを明かした。

 久々の甲子園のグラウンドに今一度、気を引き締めた。チームを引っ張る選手会長として。梅野が言葉を紡いだ。

 「福留さんもおっしゃっていたように、自チームから(感染者が)出たので、そこは真摯(しんし)に受け止めていかないといけない」

 自宅待機明けの15日、真っ先にオンライン会見した福留は、まず頭を下げた。梅野も思いは同じ。襟を正し、野球で恩返しをしていく。この日はキャッチボールや内野ノック、ティー打撃、最後は階段ダッシュで体をいじめ抜いた。

 約 3週間に及んだ自宅待機中は、こんなときだからこそできることに時間を割いた。動画を見てID力を向上させた。

 「捕手なので、昨年どうだったかというね。自分の振り返りより、全体を含めて見返すことが多かったかな」

 具体例として挙げたのは西勇と中日・ビシエドとの対戦だ。「同じやられ方だけはしたくない。例えば西さんがビシエドによくやられたので」。昨季は「10打数6安打」の「打率0.600」と打たれた。「策はあるのか、こういうときに同じパターンで打たれているな…とか。同じミスをしないことだけを心掛けた」。いざ開幕したとき、再び虎キラーにするわけにはいかない。西勇とビシエドの対戦を見直して、画面の前でシミュレーションを繰り返した。

 ビシエドだけではない。昨季は広島なら會澤や菊池涼、巨人では丸や亀井らにここぞというところで打たれた。各球団の難敵を封じてこそ、2005年以来のリーグ制覇に近づく。思うように動けない時間で、準備は着実に進めていた。

 「今は目の前の 1日 1日を充実したものにする。自分ができることをしっかりして、いつ全体練習になるのか分かりませんけど、段階を踏んで用意をしていきたい」

 体も動かせるようになった。仕込んだ知識を、現実のものにしていくときまで、扇の要は、できることを確実に仕上げていく。

 

※交流戦16年目で初の中止!岩貞が今後も熊本支援継続!大阪SOSに4500着「ポンチョ」無償提供2に続く!

 

 

 

 

 

 

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