藤川球児｢サヨナラ登板｣なしでメジャーへ…登録抹消もアニキ胴上げ！ブラゼル来年も日本で！

　藤川球児投手(32)が、今季中に戦列復帰せずにメジャーに挑戦する可能性が18日、浮上した。17日の練習中に右内転筋の張りを訴えたため、出場選手登録を抹消された。
　今季限りでの退団が決まったクレイグ・ブラゼル内野手(32)が18日、シーズン終了を待たずして米国に帰国した。関西空港で対応したＢ砲は今後、日本の他球団からのオファーを待つ。阪神での 3年半に感謝しながら、来季、対戦することがあれば｢リベンジという気持ちが出ると思う｣と熱く話した。
　猛虎再建！来季、阪神の２軍監督に就任する平田勝男氏(53＝野球評論家)が18日、甲子園球場のスタジアムツアーのガイドで参加し、チーム再建への熱い思いを口にした。若虎に対して｢実力不足｣｢金本の言葉をしっかり受け止めろ｣とゲキ。期待のまなざしを向ける25人の虎ファンを前に、早くも決意の所信表明。
　阪神で 2度のセ・リーグ優勝に貢献するなど活躍したロッテの今岡誠内野手(38＝打撃・守備コーチ兼任)が現役を引退することが18日、分かった。金本知憲外野手(44)はともに今季限りでユニホームを脱ぐことになり、｢これからは野球評論家として一緒にやっていきましょう。またゆっくり飯でもいきましょう｣と話した。
　19日のＤｅＮＡ戦(甲子園)はジェイソン・ウェイン・スタンリッジ投手(33)が先発する。｢勝つためにやっている。負けるのは、いつでもいい気分じゃないからね｣と必勝を誓った。記事をまとめてみました。

　藤川球児、今季中に戦列復帰せずにメジャーに挑戦する可能性が18日、浮上した。17日の練習中に右内転筋の張りを訴えたため、出場選手登録を抹消された。
　この日、兵庫・鳴尾浜で関係者と会談。｢ＣＳの可能性があれば、もちろんそれに向けて頑張るけど…。(金本の引退試合に)投げたいというのはない｣と万全でないままの復帰に消極的。今季終了後に、海外ＦＡ権を行使する意思を固めており、ファンへの｢サヨナラ登板｣がなくなるかもしれない。
　来季はＦＡで大リーグ挑戦を決意していることから、もう虎ファンは聖地で“火の玉ストレート”を見られない可能性が大。｢自分が 1軍にいなかったとしても、金本さんの雄姿を見たい｣。10月に予定されている偉大な先輩の引退試合には駆けつけることを明かした。
　どんな形でも最後の花道には駆けつける。秋雨が包んだ鳴尾浜で、藤川球児が再調整の一歩目を踏み出した。右内転筋の状態を見極めつつ、回復を優先する。だから残り少ない 1軍での登板を無理には求めない。ただ、一緒に戦ってきた先輩のラストマッチは必ず近くで見届ける。
　｢(引退試合で)投げたいというのはない。ただ、しっかりと、自分が 1軍にいなかったとしても、金本さんの雄姿を見たい｣


　アニキ・金本の引退試合には駆けつけることを明かした藤川球児

　守護神と主砲。ともに厳しいポジションを任され、チームの顔として阪神を支えてきた。戦友でもある偉大な先輩の最後のときは、甲子園に足を運ぶ。
　引退試合は10月 5日のヤクルト戦(甲子園)が有力だったが、この日、雨天中止になり、10月 8日以降に組み込まれる可能性が高いＤｅＮＡ戦も候補。約 3週間後だが、自身が 2軍調整中の場合でも甲子園に駆けつけ、可能な限りセレモニーに参加する。
　ただ一方で、タテジマ姿の球児がマウンドで躍動する姿は、もう見られない可能性が高い。右太ももの状態について、｢大きく痛めたわけではない｣と軽症を強調したが、今季中の 1軍復帰については｢クライマックス(シリーズ)の可能性があれば、それに向けて頑張ります｣と話すにとどめた。
　チームのＣＳ進出の可能性が完全消滅するのも時間の問題だ。最短でも 1軍昇格は10日後。その頃には消滅している可能性が高い。
　権田トレーナーは今後について｢早期にグラウンドでキャッチボールを行うことはないと思う。内転筋が単体で強く張ったのか、何らかの原因があるのか。原因のひとつが右ひざなのか。本人が不安視しているものを動きの中で明確にしたい。数日間は慎重に状態を判断していく｣と説明した。
　右内転筋と同時に、 6月に痛めた右ひざの状態も確認する。ＣＳ進出が消滅すれば、リハビリを急ぐ理由も消える。 1軍戦に登板する必要がないからだ。だが、鉄人のラストマッチには、甲子園に必ず足を運ぶ。
　右腕は今オフにＦＡ権を行使し、海外に挑戦する意向を固めている。タテジマ姿の藤川を見られるのは、｢背番号６｣の引退試合だけになるかもしれない。

　今季限りでの退団が決まったブラゼルが18日、シーズン終了を待たずして米国に帰国した。関西空港で対応したＢ砲は今後、日本の他球団からのオファーを待つ。阪神での 3年半に感謝しながら、来季、対戦することがあれば｢リベンジという気持ちが出ると思う｣と熱く話した。
　まだ32歳。熱い闘志は、まったく萎えていない。来季も日本で戦う。虎と戦う。ブラゼルは、｢まさかこの時期に帰るとは…。本当に残念。今のところ、球団と来季の話はしていない｣と話すと、前を向いた。
　｢阪神に戻って来られたらいいが、そうでなくても、日本の他のチームでやりたい。日本でプレーすることを第一に考えている。日本でやることに慣れているしね｣
　再来日への思い…。ただ現実的に、阪神の来季構想から漏れたゆえの途中帰国だ。来季、日本でユニホームを着るなら他球団。タテジマと対する。
　｢そうなれば、リベンジという気持ちが出ると思う。自分としては、心の中にまだまだ熱いものがある。阪神とやれば、そういうものを表に出してプレーしたい｣


　阪神への感謝とともに来季は虎へのリベンジを誓ったブラゼル

　きっぱり言い切った。｢素晴らしいチームに、素晴らしい仲間に恵まれた｣と感謝して止まない虎への“宣戦布告”。それは野球人としての血、『俺はまだまだできる』という強い自負だ。
　今季は98試合。 295打席ながら本塁打12はチーム最多。43打点も同 3位。｢あと 200打席あれば、それなりの数字を出せる自信はあった。自分は過去、夏場に数字を上げてきた。今年はその時期に、プレーする機会がなかなかもらえなかった。本塁打などは、チーム内の位置づけでは悪くはなかったし｣。言葉ににじむ無念の思い。ただ｢今さら言っても仕方ない。前向きに考えるよ｣と笑顔をのぞかせた。
　｢阪神ファンは、本当にすばらしかった。来季、どのチームでやるかわからないが、応援していただけたらと思う｣
　バース以来、久しい助っ人大砲として虎ファンを魅了した３年半。幾多の思いを胸に、愛着ある阪神との対戦が、Ｂ砲を再び燃えさせる。

　猛虎再建！来季、阪神の２軍監督に就任する平田勝男氏(53＝野球評論家)が18日、甲子園球場のスタジアムツアーのガイドで参加し、チーム再建への熱い思いを口にした。若虎に対して｢実力不足｣｢金本の言葉をしっかり受け止めろ｣とゲキ。期待のまなざしを向ける25人の虎ファンを前に、早くも決意の所信表明だ。
　自身の入閣については｢ノーコメント｣と明言を避けたが｢上本や大和も、まだ真のレギュラーにはなっていない。今、ファームで頑張ってる全員にチャンスがある｣と競争をあおった。｢金本の『若い時にもっと練習すれば良かった』という言葉が全て。それを胸に励んでもらいたい｣とアニキ・金本の12日の引退会見での言葉を引用し、早くも若手にエールを送った。


　 2軍監督に招へいされる平田勝男氏

　雨が打ちつける甲子園の銀傘の下に、底抜けに明るく、軽妙なトークが響いた。猛虎再建のための若手育成へ。心構えは十二分にできている。スタジアムツアーに参加した平田氏が、ほとばしる思いを吐き出した。
　｢(来季は)みんなにチャンスがある。『もう来年は始まっている』という気持ちで、若い選手も中堅クラスもやってもらいたい｣
　この日、球団側が平田氏に検討していた主要ポストが 2軍監督であることが判明した。バックネット裏、観客席で行われた質疑応答でも若手育成への質問が続いた。
　30代の男性ファンに｢平田さんが期待しているタイガースの若手を、来季も見据えて教えてほしい｣と“直球”をぶつけられると、思わず言葉があふれ出た。


　若虎にゲキを飛ばした、スタジアムツアーで案内する平田勝男氏

　｢ 1軍に森田(来季 6年目)が上がってきているでしょ。チャンスって、プロ野球にはそう度々ない。つかむか、は日頃の練習で準備をしっかりしているかしていないかだから｣
　2007年からは、自らが 2軍監督として若手の指導にあたっていただけに、野球評論家として見守ったこの 2年、若虎たちの伸び悩みを歯がゆい思いで見つめた。
　｢みなさんは誰に期待しています？｣と逆に平田氏が問いかけると、20代の女性ファンは｢中谷！｣と、来季 3年目の大砲候補の名を挙げた。打力を買われて今季、捕手から外野に挑戦。春季キャンプでは 1軍に帯同し、 8月23日の中日戦(倉敷)でプロ初昇格＆初スタメンを果たした中谷を、引退が迫る鉄人の言葉を用いて鼓舞した。

　18日のブログで、【速 報】として掲載したように、阪神で 2度のセ・リーグ優勝に貢献するなど活躍した千葉ロッテマリーンズの今岡誠内野手(38＝打撃・守備コーチ兼任)が現役を引退することが18日、分かった。今岡が同日、球団を通じて発表した。2003年に首位打者、2005年は打点王に輝き、強い阪神の象徴だった強打者が、金本知憲外野手(44)とともに今季限りでユニホームを脱ぐことになった。


　 2008年、開幕戦で勝利し、金本知憲選手(右)とファンの声援に応える今岡誠選手

　今岡の引退を受け、アニキ・金本が球団を通じてコメントを発表した。｢03年は鈍足の今岡が 7月の時点で打率 3割 7分もあり、すごいなと思いました。アクロバティックで天才的なバッティングでした｣と振り返った後、初めて自身の引退後のビジョンに言及。｢これからは野球評論家として一緒にやっていきましょう。またゆっくり飯でもいきましょう｣と話した。金本は引退表明した12日の会見では今後は未定としていた。


　甲子園球場で調整を行ったスタンリッジ

　19日のＤｅＮＡ戦(甲子園)はスタンリッジが先発する。｢勝つためにやっている。負けるのは、いつでもいい気分じゃないからね｣と必勝を誓った。前回13日のヤクルト戦(甲子園)は 7回 1失点で 7勝目(11敗)。先発 3試合ぶりの白星だった。｢低めに投げることを意識した。低めにミスすることは問題ないから｣。制球重視で自身の連勝を目指す。

　藤川球児が｢サヨナラ登板｣なしでメジャーへ行くかも知れないし、ブラゼルは戦力外でアメリカに帰ってしまったし、アニキ。金本は既に退団発表しているし、ドンドン良い選手がいなくなってしまう…。
　元阪神のバッターだった、｢まこちゃん｣こと今岡誠選手は阪神から戦力外通告を受けて一度は引退をしたのかと思っていたら、千葉ロッテマリーンズに行っていたのに、今年一杯で完全に引退すると表明した。
　これでは、プロ野球人気が衰退してしまうのでは無いだろうか？と考えてはいけない。その分若手が頑張ってくれてきている。彼らをこれからは応援しようじゃないですか。
　ガンバレ！阪神！我らのタイガース！

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