●プロ野球は25日、｢１２球団代表者会議｣を開き、同日に 1都 3県と北海道の｢緊急事態宣言｣が解除されることを前提として、 6月19日の開幕を発表した。当面は無観客とする。 6月 2日から練習試合を 4カード行い、開幕に備える。斉藤惇コミッショナー(80)は開幕決定の意義を示した。 120試合の実施を目指すことになり、セ・リーグは日程確保のためにＣＳを中止する方針で、パ・リーグは短縮を検討している。交流戦、球宴の中止は決定しており、日本シリーズは11月21日からを予定する。公式戦の日程は後日発表される。開幕カードは巨人－阪神(東京ドーム)、ヤクルト－中日(神宮)、ＤｅＮＡ－広島(横浜)、西武－日本ハム(メットライフ)、ソフトバンク－ロッテ(ペイペイドーム)、オリックス－楽天(京セラ)が有力。選手の疲労による感染リスクを考慮し、 9回で打ち切って延長戦を行わない方式や、時間制限を設けて新しい延長回に進まない案も検討されている。
●矢野燿大監督(51)が25日、プロ野球の開幕が 6月19日に決まったことを受け、球団広報を通じてコメントした。阪神は今月23日から 1軍が甲子園で、 2軍が鳴尾浜で、投手と野手が同時間に練習を行う集合練習を行っている。｢新型コロナウイルス｣の感染拡大で開幕を延期していたプロ野球は25日、政府による緊急事態宣言の全面解除を受けてセ、パ両リーグ公式戦の開幕日を 6月19日に決めた。矢野燿大監督は球団を通じて｢コメントした。｢コロナ禍｣に沈んだ全国へ、虎が希望を届ける！！ようやく日本列島に球音が戻ってくる。｢６．１９｣のプロ野球開幕が正式決定。約 3カ月遅れで異例のシーズンとなるが、虎将の炎は燃え上がるばかりだ。この日は 3日目の集合練習。最高気温26度と熱気あふれる甲子園で、必須となったマスクをしながらグラウンドに立ち、時には外野スタンドから練習を見守った。 4月21日に政府から発出されていた｢緊急事態宣言｣が、ようやく全面解除となった。スポーツイベントは相次いで中止。高校野球は選抜に続き夏の甲子園も｢コロナ｣に奪われた。希望が次々と失われていく中、ようやく差し込んだ光。矢野虎が先頭に立って日本を盛り上げていく。
●阪神 2年目の近本光司外野手(25)が開幕日の正式決定を喜んだ。この日、自身のインスタグラムを更新し投稿。加えて、当面は無観客での試合になることにも言及し、大歓声の中でプレーできる日を楽しみにしていた。
●阪神の｢ドラフト６位・小川一平投手｣(22＝東海大九州)が25日、集合練習後にオンライン取材に応じた。支配下では唯一の大卒で、 3月は 1軍のオープン戦と練習試合で計 4試合に登板。 5回を 1失点に抑えてアピールしていた。現在は、甲子園での 1軍の集合練習に参加しており、開幕 1軍へ向けて力を込めた。最近は肉体改造にも着手し、入団時の体重の80キロから 3キロ増量させ自信をのぞかせた。球団の大卒新人投手が｢開幕１軍｣入りすれば、00年の吉野誠氏(42＝現球団スカウト)以来20年ぶりとなる。開幕は 6月19日に正式決定。メンバーに入れば、いずれはリベンジの舞台、東京ドームでの登板が巡ってくるはずだ。小川は東海大九州 2年時の17年、同球場で行われた｢大学選手権｣の天理大戦でリリーフ登板した。結果は 4回途中 2失点(自責 2)で、チームも 5－ 8で敗れた。敗戦投手にはならなかったが雪辱を誓った。｢開幕１軍｣の切符をつかみ、その思いを実現してみせる。
●阪神の新外国人ジャスティン・ボーア内野手(31＝前エンゼルス)が25日、阪神ファンに球団グッズを身につけて応援してほしいと呼びかけた。甲子園で行われた集合練習に参加。 6月19日に決定した無観客でのシーズン開幕に向け、虎党に熱烈応援をお願いをした。オープン戦が無観客だったこともあり、自身は甲子園で応援を受けたことがない。直接はかなわなくても、熱い虎党の声は選手の心に届き、背中を後押ししてくれる力となるはずだ。この日はフリー打撃などで汗を流した。 2、 3月の実戦では39打席長打なしに終わったが自信たっぷり。全国から響き渡る虎党の大声援を感じ、甲子園にドデカいアーチを描く。日本での晴れ舞台に立つ日が近づいてきた。今後は実戦感覚を養い、調整を進める。最高の準備を整え、開幕後にどでかい花火を打ち上げる。
●阪神ジャスティン・ボーア内野手、ジェリー・サンズ外野手(32)、ジェフリー・マルテ内野手(28)の助っ人トリオが、球団の公式YouTubeチャンネルで｢第 1回似顔絵コンテスト｣の結果を発表した。事前に 3人の似顔絵を募集し、それぞれが似ていると思う絵を選択した。マルテはあまりの応募の多さに｢GOOD！｣と、満面の笑みを浮かべながら入選の絵を発表。応募してくれたファンに謝意を示した。大賞に選ばれた人にはマルテのホームランボール、ボーアのバット、サンズのバッティング手袋がそれぞれサイン入りでプレゼントされる。
記事をまとめてみました。
プロ野球は25日、｢１２球団代表者会議｣を開き、同日に 1都 3県と北海道の｢緊急事態宣言｣が解除されることを前提として、 6月19日の開幕を発表した。当面は無観客とする。
6月 2日から練習試合を 4カード行い、開幕に備える。
斉藤コミッショナーは｢プロ野球開催は外出自粛などによる閉塞感に苦しんだ国民のみなさんを勇気づけ、野球以外のスポーツに開催の指針を示せれば」と開幕決定の意義を示した。
120試合の実施を目指すことになり、セ・リーグは日程確保のためにＣＳを中止する方針で、パ・リーグは短縮を検討している。交流戦、球宴の中止は決定しており、日本シリーズは11月21日からを予定する。
◆野球協約では 120試合は野球協約に明記されている。野球協約第17章｢試合｣の第 159条(ホーム・ゲームの最低数)に｢球団が行う年度連盟選手権試合のホーム・ゲームの数は、60試合を最低数とする｣と定められ、ビジター60試合との計 120試合が最低ラインとなっている。
日本プロ野球機構の旗
＜新型コロナウイルスを巡る経過＞
◆ 2月21日：日本野球機構(ＮＰＢ)と12球団が感染防止のため共通の対策実施を確認。 ◆ 26日：臨時の｢１２球団代表者会議｣でオープン戦の残り全72試合を無観客で実施すると決定。
◆ 3月 3日：Ｊリーグと連携し｢新型コロナウイルス対策連絡会議｣を設置、初会合を開いた。
◆ 9日：臨時の｢１２球団代表者会議｣を行い、20日に予定された開幕の延期決定。
◆ 12日：開幕を 4月10日以降とすると発表。
◆ 23日： 4月24日の開幕を目指すことを決定。
◆ 4月 3日：24日の開幕断念。開幕の日にちを設定せず白紙に。
◆ 17日： 5月中の開幕断念。交流戦の中止決定。
◆ 23日：開幕から当面の間は無観客試合とする方針固める。
◆ 5月11日： 6月後半に開幕を目指すことで一致。史上初のオールスターゲーム中止を決定。
◆ 22日：東京都が｢緊急事態宣言｣解除後の無観客試合を容認。
◆ 25日：｢緊急事態宣言｣が全国的に解除され、 6月19日の 1、 2軍同日開幕が決定。日本シリーズの11月21日開幕発表。
東京ドーム＝東京都文京区
日本野球機構(ＮＰＢ)は25日、オンライン形式で｢１２球団代表者会議｣を開き、｢新型コロナウイルス｣の感染拡大で大幅に延期していたセ、パ両リーグの公式戦とイースタン、ウエスタン両リーグの公式戦を 6月19日に開幕することを決めた。同 2－14日に練習試合を行い、開幕に備える。当初の開幕日は 3月20日で、約 3カ月遅れでの開幕となる。
政府はこの日、埼玉、千葉、東京、神奈川の首都圏 4都県と北海道で継続していた｢緊急事態宣言｣を全面解除することを決定。これを受け、準備を進めてきた最短 6月19日での開幕を決定した。レギュラーシーズンはセ、パ両リーグともに 120試合を予定。日本シリーズは11月21日に開幕する。クライマックスシリーズ(ＣＳ)の開催について、斉藤惇コミッショナーは｢まだ結論は出ていない｣としたが、セは開催を見送り、パは日程を短縮して実施の方向。
公式戦の日程は後日発表される。開幕カードは巨人－阪神(東京ドーム)、ヤクルト－中日(神宮)、ＤｅＮＡ－広島(横浜)、西武－日本ハム(メットライフ)、ソフトバンク－ロッテ(ペイペイドーム)、オリックス－楽天(京セラ)が有力。選手の疲労による感染リスクを考慮し、 9回で打ち切って延長戦を行わない方式や、時間制限を設けて新しい延長回に進まない案も検討されている。
斉藤コミッショナーは｢慎重に準備を進めることが何よりも重要だと思っている。ガイドラインに沿って、安全に試合を実施していきたい｣と語った。
23日、練習を前に選手の前で話す矢野燿大監督＝阪神甲子園球場 (阪神タイガース球団提供)
矢野燿大監督が25日、プロ野球の開幕が 6月19日に決まったことを受け、球団広報を通じてコメントした。
｢正式に開幕日も決まり、まずは残りの期間で、チームとして自信を持って臨める準備を精いっぱいやっていきます。しかし、まだ完全に新型コロナウイルスが終息したわけではないので、引き続きチームとして細心の注意を払っていきますし、みなさんと一緒にこの困難を乗り越え、僕たちタイガースの戦う姿で、みなさんに笑顔や元気を届けていきます｣
阪神は今月23日から 1軍が甲子園で、 2軍が鳴尾浜で、投手と野手が同時間に練習を行う集合練習を行っている。
外野席から練習を見守る矢野耀大監督。ファンに笑顔と希望を届けることを誓った＝阪神甲子園球場 (阪神タイガース球団提供)
｢新型コロナウイルス｣の感染拡大で開幕を延期していたプロ野球は25日、政府による｢緊急事態宣言｣の全面解除を受けてセ、パ両リーグ公式戦の開幕日を 6月19日に決めた。矢野燿大監督は球団を通じて｢みなさんと一緒にこの困難を乗り越え、みなさんに笑顔や元気を届けていきます｣とコメントした。｢コロナ禍｣に沈んだ全国へ、虎が希望を届ける！！
ようやく日本列島に球音が戻ってくる。｢６．１９｣のプロ野球開幕が正式決定。約 3カ月遅れで異例のシーズンとなるが、虎将の炎は燃え上がるばかりだ。矢野監督が思いを新たにした。
｢みなさんと一緒にこの困難を乗り越え、僕たちタイガースの戦う姿で、みなさんに笑顔や元気を届けていきます｣
この日は 3日目の集合練習。最高気温26度と熱気あふれる甲子園で、必須となったマスクをしながらグラウンドに立ち、時には外野スタンドから練習を見守った。練習終了後、｢臨時１２球団代表者会議｣が終わり、斉藤コミッショナーが会見で開幕を正式発表。本来ならシーズンの半分以上となる74試合消化後だった日程でのスタートも、野球をファンに届けられることが何よりだった。
4月21日に政府から発出されていた｢緊急事態宣言｣が、ようやく全面解除となった。｢外出自粛｣や｢営業自粛｣などが強いられる中、日本国民が終わりの見えない我慢の日々を乗り越えてきた。スポーツイベントは相次いで中止。高校野球は選抜に続き夏の甲子園も｢コロナ｣に奪われた。希望が次々と失われていく中、ようやく差し込んだ光。矢野虎が先頭に立って日本を盛り上げていく。
集合練習の円陣でマスクを外し、選手たちに語りかける矢野耀大監督＝阪神甲子園球場 (阪神タイガース球団提供)
｢まだ完全に新型コロナウイルスが収束したわけではないので、引き続きチームとして細心の注意を払っていきます｣
より注目が集まることもわかっている。｢新型コロナウイルス｣感染者が出たのは12球団で阪神だけ。シーズンを運営する上での75－80ページにわたるガイドラインが今後明らかにされる予定だが、グラウンド内外で模範となる行動に努めていく。
対戦カードなど日程の詳細発表は見送られたが、 120試合制となることも決定。日本シリーズの11月21日開幕も明らかにされた。交流戦や球宴もなくなっており、開幕すれば11月上旬までリーグ戦がノンストップで続く。凝縮された“短期決戦”となる上に、セ・リーグはクライマックスシリーズ(ＣＳ)中止の方向で議論が進んでいる。矢野監督が宣言通りに｢日本一｣を実現するためには、リーグ制覇が必要不可欠だ。
｢まずは残りの期間で、チームとして自信を持って臨める準備を精いっぱいやっていきます｣
チームは前日24日には初の実戦形式となるシート打撃を行っており、順調に調整中。今後は紅白戦も取り入れ、まずは来月 2日からの 4カード12試合が見込まれる練習試合に備える。当面は無観客開催だが、ようやく定まった｢６．１９｣まで、あと25日。矢野阪神が日本中を熱くさせるため、準備を整えていく。
近本光司外野手＝阪神甲子園球場 (2020年 3月)
阪神 2年目の近本光司外野手が開幕日の正式決定を喜んだ。
この日、自身のインスタグラムを更新し｢プロ野球、 6月19日開幕決定しましたね｣と笑顔の顔文字をつけて投稿。
加えて、当面は無観客での試合になることにも言及し｢当面は無観客ですが、あの歓声をもう 1度味わいたい｣と、大歓声の中でプレーできる日を楽しみにしていた。
阪神の｢ドラフト６位・小川一平投手｣(東海大九州)が25日、集合練習後にオンライン取材に応じた。
支配下では唯一の大卒で、 3月は 1軍のオープン戦と練習試合で計 4試合に登板。 5回を 1失点に抑えてアピールしていた。
現在は、甲子園での 1軍の集合練習に参加しており、開幕 1軍へ向けて｢真っすぐで押していける投手というのを前面に押し出してやっていきたい。そこをアピールできれば。このまま『開幕１軍』を目指して練習していけたらなと思う｣と力を込めた。
オンライン取材を受ける小川一平投手＝阪神甲子園球場
25日、甲子園でキャッチボールや投内連係などで汗を流した阪神｢Ｄ６位・小川｣(東海大九州)は開幕 1軍へ気合を入れた。｢上( 1軍)で練習できているので、このまま開幕 1軍を目指してどんどん練習していけたら｣。これまで実戦 4試合に中継ぎ登板し、｢防御率１．８０｣。最近は肉体改造にも着手し、入団時の体重の80キロから 3キロ増量させ｢前よりも球の質がよくなっているんじゃないかと思う｣と自信をのぞかせた。
練習する小川一平投手＝阪神甲子園球場 (阪神タイガース球団提供)
阪神ドラフト6位の小川一平投手(22)が25日、甲子園での集合練習後にオンライン取材に応じ、開幕 1軍入りへの決意を語った。
｢開幕 1軍への思いは、自分の中で日に日に大きくなってきています｣
小川は 3月11日のヤクルトとのオープン戦(神宮)で無失点デビューし、その後も 1軍に同行。だが、｢コロナ禍｣で開幕延期となり、開幕 1軍をかけた争いも一時中断を余儀なくされていた。自主練習期間は鳴尾浜で体を動かし、23日からは甲子園での集合練習に合流。｢上( 1軍)で練習できているので、このまま開幕 1軍を目指して練習していけたら｣。球団の大卒新人投手が｢開幕１軍｣入りすれば、00年の吉野誠氏(現球団スカウト)以来20年ぶりとなる。
笑顔でキャッチボールする小川一平投手＝阪神甲子園球場 (阪神タイガース球団提供)
開幕は 6月19日に正式決定。メンバーに入れば、いずれはリベンジの舞台、東京ドームでの登板が巡ってくるはずだ。小川は東海大九州 2年時の17年、同球場で行われた｢大学選手権｣の天理大戦でリリーフ登板した。結果は 4回途中 2失点(自責 2)で、チームも 5－ 8で敗れた。敗戦投手にはならなかったが｢負けている場所。悪いイメージをなくしていきたい｣と雪辱を誓った。｢開幕１軍｣の切符をつかみ、その思いを実現してみせる。
▼阪神の新人が｢開幕１軍｣入りすると、昨年の木浪聖也、近本光司に続いて 2年連続。投手となると、15年石崎剛以来、 5年ぶり。大学から直接プロ入りした投手に限ると、00年吉野誠(日大)以来、20年ぶり。
マウンドから投球する小川一平投手＝阪神甲子園球場 (阪神タイガース球団提供)
◆00年吉野誠氏の初登板
3月31日の開幕戦、横浜(現ＤｅＮＡ)戦(横浜)に、 1－ 5と劣勢の 5回裏からデビュー登板を果たした。 6回に味方が 5点を挙げ大逆転し、初勝利の権利を得る。ところがその裏、先頭の石井琢に 2塁打、続く波留の適時打で追いつかれるなどし、 1回 0/3で降板。｢やってやるぞ、と力が入ってしまいました｣と悔しさをにじませた。吉野はこの年、救援主体で34試合に登板。｢０勝４敗０セーブ、防御率３．９９｣という成績だった。
オンライン取材を受けるジャスティン・ボーア内野手＝阪神球団事務所
阪神の新外国人ジャスティン・ボーア内野手(前エンゼルス)が25日、阪神ファンに球団グッズを身につけて応援してほしいと呼びかけた。
この日、甲子園で行われた練習終了後にオンライン取材に応じた新助っ人は｢ファンのみなさんは球場に足を運ぶことは難しいと思います。テレビなどで試合をご覧になっていただく時はタイガースのユニホームや応援グッズを身にまとって応援してください｣とお願い。｢選手も応援グッズを身にまとって応援してくださっているファンのことを思いながら全力で戦います｣と約束した。
ジャスティン・ボーア内野手＝阪神甲子園球場 (阪神タイガース球団提供)
阪神のジャスティン・ボーア内野手が25日、甲子園で行われた集合練習に参加。 6月19日に決定した無観客でのシーズン開幕に向け、虎党に熱烈応援をお願いをした。
｢テレビなどでタイガースのユニホームや、応援グッズを身にまとっていただいて、応援してほしい｣
オープン戦が無観客だったこともあり、自身は甲子園で応援を受けたことがない。直接はかなわなくても、熱い虎党の声は選手の心に届き、背中を後押ししてくれる力となるはずだ。
この日はフリー打撃などで汗を流した。 2、 3月の実戦では39打席長打なしに終わったが｢自分の能力を信じていけば必ず(ホームランは)打てる｣と自信たっぷり。全国から響き渡る虎党の大声援を感じ、甲子園にドデカいアーチを描く。
練習で汗を流すジャスティン・ボーア内野手＝阪神甲子園球場 (阪神タイガース球団提供)
6・19！ 矢野阪神が開幕ダッシュや！ プロ野球は25日、｢１２球団代表者会議｣を開き、 6月19日の開幕を発表。当面は無観客で、 120試合の実施を目指すことになった。
矢野燿大監督は万全の状態にチームを仕上げることを約束。期待の新外国人ジャスティン・ボーア内野手も来日初アーチに自信をのぞかせ、開幕に照準を合わせた。
◇ ◇ ◇
開幕日が待ち遠しい。オンライン取材に応じたボーアが興奮まじりに語った。｢本当にシーズンが始まるんだなとうれしい気持ち。体もいい準備ができている。以前(活動休止前)のゲームに出ていた時の調整の段階。ゲームに出られる状態にあるよ｣。この日、｢１２球団代表者会議｣で、 6月19日の開幕が正式に決定。来日 1年目で先の見えない日々を送ってきたが、新助っ人は黙々と準備を進めていた。
ナインに話す矢野燿大監督＝阪神甲子園球場 (阪神タイガース球団提供)
｢４番｣候補の打撃はチーム浮沈の鍵を握る。｢メジャー通算９２発｣の実績があるが、来日から対外試合15試合、39打席でノーアーチ。待望の 1発への意欲を聞かれると迷いなく答えた。｢シーズンが始まって、自分の能力を信じていれば必ず打てると思っているよ。今はその時に向けて準備する段階。ぜひみなさんも、打てる状態を待っていていただきたい｣。来日 1号への自信をのぞかせた。
開幕日は決定したが、当面は無観客での試合が続く。ボーアは球場に足を運べないファンへ呼びかけた。｢テレビなどで試合をご覧になっていただく時は、しっかりとタイガースのユニホームや、応援グッズを身にまとっていただいて、応援していただいたら｣。続けて｢ファンのことを思いながら、全力で戦うよ。自分はそれに向かってしっかり準備したい｣と主砲の責任感をにじませた。
日本での晴れ舞台に立つ日が近づいてきた。｢ 1月下旬に日本に来てから、 4カ月たちました。シーズンが始まるという目標に向かってやってきた中、いったん足踏みはあったけど、本当にいい練習ができているよ｣。今後は実戦感覚を養い、調整を進める。最高の準備を整え、開幕後にどでかい花火を打ち上げる。
｢第１回似顔絵コンテスト｣結果発表 (阪神タイガース公式YouTubeから)
阪神ジャスティン・ボーア内野手、ジェリー・サンズ外野手、ジェフリー・マルテ内野手の助っ人トリオが、球団の公式YouTubeチャンネルで｢第 1回似顔絵コンテスト｣の結果を発表した。
事前に 3人の似顔絵を募集し、それぞれが似ていると思う絵を選択した。マルテはあまりの応募の多さに｢GOOD！｣と、満面の笑みを浮かべながら入選の絵を発表。｢本当に感謝の気持ちでいっぱいです｣と応募してくれたファンに謝意を示した。
｢第１回似顔絵コンテスト｣結果発表するジャスティン・ボーア内野手(右)と息子のジミー君 (阪神タイガース公式YouTubeから)
阪神は25日、 3月に募集した｢第１回似顔絵コンテスト｣の結果を球団公式ユーチューブで発表した。小学生以下を対象に、ジェフリー・マルテ内野手、ジャスティン・ボーア内野手、ジェリー・サンズ外野手の 3人の似顔絵を募集していた。 大賞に選ばれた人にはマルテのホームランボール、ボーアのバット、サンズのバッティング手袋がそれぞれサイン入りでプレゼントされる。大賞の選考終えて、マルテは｢もし、野球が好きならその夢を諦めることなく、これから先、いつもみなさんの目標とするところにいけるように願っています｣とメッセージを送った。
｢第１回似顔絵コンテスト｣の応募作品を審査するジェリー・サンズ外野手 (阪神タイガース公式YouTubeから)
ガンバレ！阪神！我らのタイガース！勝利を掴め！
多くの方と話をする中で、"楽しむからこそ実力が発揮できる"そして"笑うということには大きなパワーがある"ということを教えてもらいました。
これからの1年はグラウンドで苦しい時こそ笑って、楽しいときはもっと楽しく、でもしっかり勝つようなチームを作っていきます。
そして、僕たちが勝つことでファンの皆さんにも思いっきり笑ってもらい、思いっきり喜んでもらえるようなシーズンにすべく、「It's 勝笑 Time！オレがヤル」というスローガンにしました。
2020年 オープン戦 最終順位表
2020年 ＣＳ日程と 結果 (05月)
2020年 ＣＳ日程と 結果 (06月)
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